JPH05252758A - 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

電源装置、放電灯点灯装置および照明装置

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JPH05252758A
JPH05252758A JP4044070A JP4407092A JPH05252758A JP H05252758 A JPH05252758 A JP H05252758A JP 4044070 A JP4044070 A JP 4044070A JP 4407092 A JP4407092 A JP 4407092A JP H05252758 A JPH05252758 A JP H05252758A
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Tsutomu Kakiya
勉 垣谷
Keiichi Shimizu
恵一 清水
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】平滑化直流電圧の包絡線を持つ高周波電圧を負
荷回路に供給できながら、入力力率が高くかつ入力電流
波形の歪も小さい電源装置を提供すること。 【構成】整流装置100の出力端間に、互いに直列接続さ
れ交互にオン・オフして前記整流装置の出力電圧を高周
波でスイッチングする一対のスイッチング装置1、2それ
ぞれと直列するように一対のインダクタ3、4を前記一対
のスイッチング装置1、2の各々の非共通接続側に設けと
ともに、この一対のインダクタ3、4それぞれの非スイッ
チング装置側端部に整流電圧の極性と逆極性に一対の整
流素子5、6を設け、かつ、前記インダクタ3、4および前
記整流素子の各直列回路のそれぞれに並列的に前記スイ
ッチング装置1、2のオフ時に前記インダクタ3、4の蓄積
電力にて充電される一対のコンデンサ7、8を設け、前記
各コンデンサ7、8の電荷を負荷回路10に供給するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源電圧を整流し
た直流電圧から高周波電圧を発生するようにした電源装
置、放電灯点灯装置およびこの放電灯点灯装置を用いた
照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電圧から高周波電圧を発生す
るようにした電源装置として、第9図に示すものが提案
されている。このものにおいて、eは交流電源、100は整
流装置であり、110は前記整流装置100の出力電圧を高周
波電圧に変換するインバ−タである。第9図におけるイ
ンバ−タ110は、スイッチング装置111、112としての電
界効果トランジスタ、分圧用の一対のコンデンサ113、1
14および負荷回路115を有してなるものである。前記負
荷回路115は、インダクタ116、けい光ランプ117および
コンデンサ118を有してなるものである。前記インダク
タ116、けい光ランプ117およびコンデンサ118はスイッ
チング装置111、112の高周波のスイッチングに応じて直
列共振し、けい光ランプ117を始動、点灯するものであ
る。200は補助直流電源であって、前記整流装置100から
の出力電圧の瞬時値が所定値より低い谷部の期間に、前
記整流装置100に代わって前記インバ−タ110に直流電圧
を供給するものである。第9図のものは、コンデンサ20
1、ダイオ−ド202およびコンデンサ203の直列回路を前
記整流装置100の出力端間に設けるとともに、前記コン
デンサ201の放電回路を形成するダイオ−ド204を前記コ
ンデンサ201と直列に、また、前記コンデンサ203の放電
回路を形成するダイオ−ド205を前記コンデンサ203と直
列に、それぞれ設けたものである。なお、Fは高周波阻
止用のフィルタである。
【0003】この従来装置の作用を説明する。交流電源
eの出力電圧波形は第10図(a)に示すとおりであ
り、整流装置100の出力電圧波形は同図(b)となる。
インバ−タ110は、基本的にはこのような整流装置100の
出力電圧を供給されて作動し、たとえば20KHz以上の
高周波電圧を発生するのであるが、整流装置100からの
出力電圧の瞬時値が所定値より高い山部の期間には、整
流装置100からインバ−タ110に給電するとともに、整流
装置100の正側出力端−コンデンサ201−ダイオ−ド202
−コンデンサ203−整流装置100の負側出力端の経路で電
流が流れて前記コンデンサ201、203を充電する。そし
て、前記整流装置100からの出力電圧の瞬時値が所定値
より低い谷部の期間になると、すなわち、補助直流電源
200のコンデンサ201およびダイオ−ド204の直列回路の
両端電圧、または、コンデンサ203およびダイオ−ド205
の直列回路の両端電圧が前記整流装置100からの出力電
圧の瞬時値より高い期間になると、前記インバ−タ110
には前記補助直流電源200からコンデンサ201の電荷がダ
イオ−ド204を介して、また、コンデンサ203の電荷がダ
イオ−ド205を介して供給される。したがって、前記イ
ンバ−タ110への供給電圧波形は、第10図(c)のよ
うになる。また、整流装置100への入力電流波形は第1
0図(d)のようになる。
【0004】このように、インバ−タ110への入力電圧
が整流波形の谷部を埋めた疑似的に平滑した電圧となる
ため、インバ−タ110の高周波出力は整流しただけの脈
流電圧を供給された場合のように包絡線に一旦零電圧ま
で低下する部分を持たないことになる。したがって、負
荷がけい光ランプのような放電灯の場合、脈流電圧の1
サイクル毎に消弧して次のサイクルで再点弧するといっ
たことがなく、発光効率を高めることができるものであ
る。しかも、整流装置の出力端間に単に平滑コンデンサ
を設けただけのものに比し、入力力率を格段に向上でき
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、上述の
ように、入力力率をそれほど低下させることなく、ある
程度平滑された直流電圧をインバ−タに供給できるもの
である。
【0006】しかしながら、入力電流波形は第10図
(d)に示すように、歪波形であって、正弦波と異なり
かなり高調波成分を含んだものであった。これは、補助
直流電源からインバ−タに給電している期間は交流電源
からの入力電流が停止されること、脈流電圧の波高値近
傍では補助直流電源への充電電流が増え入力電流にピ−
クがあらわれることよる。このため、近時特に要求が高
まってきた低歪入力電流波形に適合し得ないものであ
る。なお、入力電流を歪ませる(高調波成分を含む)
と、交流電源に接続された他の機器に対する供給電圧を
歪ませるといった問題を呈する。
【0007】本発明は、このような従来装置の課題を解
決するためになされたもので、平滑化直流電圧を得られ
ながら、入力力率が高くかつ入力電流波形の歪も小さい
電源装置を提供することを目的とするものである。
【0008】また、本発明は、上記のように平滑化直流
電圧を入力でき、もって、零電位まで低下しない包絡線
を持った高周波電圧で放電灯を点灯できながら、入力力
率が高くかつ入力電流波形の歪も小さい放電灯点灯装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】さらに、本発明は、放電灯を効率よく点灯
でき、かつ、入力力率が高くかつ入力電流波形の歪も小
さい照明装置を提供することを目的とするものである。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに直列接続され交互にオン・オフして前記整流
装置の出力電圧を高周波でスイッチングする一対のスイ
ッチング装置それぞれと直列するように一対のインダク
タを前記一対のスイッチング装置の各々の非共通接続側
に設けとともに、この一対のインダクタそれぞれの非ス
イッチング装置側端部に整流電圧の極性と逆極性に一対
の整流素子を設け、かつ、前記インダクタおよび前記整
流素子の各直列回路のそれぞれに並列的に前記スイッチ
ング装置のオフ時に前記インダクタの蓄積電力にて充電
される一対のコンデンサを設け、前記各コンデンサの電
荷を負荷回路に供給するようにしたものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
ものに加えて、前記一対の整流素子を介して前記一対の
スイッチング装置および一対のインダクタの直列回路に
対して並列的に一対の第2のコンデンサを設け、前記ス
イッチング装置の中間および前記第2のコンデンサの中
間の間に負荷回路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
ものに加えて、前記各コンデンサの互いに極性の異なる
一端部間に設けられた一対の第3のコンデンサと、前記
各コンデンサの互いに極性の異なる他端部間に設けられ
た第2の整流素子とを具備し、前記スイッチング装置の
中間および前記第3の各コンデンサの中間に負荷回路を
設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の電源装置において、前記整流装置
の出力端間に、それぞれが直列でかつ中間を前記一対の
スイッチング装置の中間に接続された一対の第4のコン
デンサを設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれか1に記載の電源装置を用いて放電灯を付勢
するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】請求項6に記載の発明は、照明器具本体に
装着した放電灯を請求項5に記載の放電灯点灯装置にて
点灯するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明は、一対のスイッチング
装置のオン・オフにより負荷回路に高周波電圧を供給す
る一方、オンしているスイッチング装置に対応して直列
接続されたインダクタに蓄積された電力をそのスイッチ
ング装置がオフしている期間に整流装置を介してコンデ
ンサに充電する。これによって、前記コンデンサにはた
とえば昇圧された電圧が蓄積される。ついで、オフして
いたスイッチング装置が再度オンすると、前記コンデン
サの充電電荷がオンしたスイッチング装置を介して負荷
回路に供給される。このような動作が他方のスイッチン
グ装置およびこの他方のスイッチング装置に対応するイ
ンダクタ、コンデンサについても、しかも、整流電圧の
山部および谷部の全期間にわたって行われる。したがっ
て、負荷回路には整流電圧を(たとえば)昇圧した電圧
を高周波変換した電圧を供給でき、交流電源からの入力
電流は前記コンデンサの電圧によって停止されることが
ないため、休止区間がない正弦波に近似したものとな
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、基本的には請求
項1のものと同様な作用であるが、さらに、第2のコン
デンサを設けたので、この第2のコンデンサによって電
源投入時の突入電流を抑制できる。
【0019】請求項3に記載の発明は、第3のコンデン
サを設けたので、この第3のコンデンサによって電源投
入時の突入電流を抑制できる。請求項4に記載の発明
は、分圧用の第4の一対のコンデンサを設けているの
で、1個のスイッチング装置に印加される電圧を低減で
きる。
【0020】請求項5に記載の発明は、発光効率および
入力力率が高く、入力電流の高調波成分が少ない放電灯
点灯装置を提供できる。
【0021】請求項6に記載の発明は、発光効率および
入力力率が高く、入力電流の高調波成分が少ない照明装
置を提供できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を第1図を参照して
説明する。なお、第9図と同じ部分には同じ符号を付し
てある。1、2は互いに直列的に設けられたスイッチング
装置であり、交互にたとえば20KHz以上の高周波数でオ
フ・オフするものである。3、4はそれぞれ前記スイッチ
ング装置1、2と直列に設けられたインダクタである。
5、6は互いに直列的で前記整流装置100の出力電圧の極
正と逆極性で前記インダクタ3、4の非スイッチング装置
側に設けられた整流素子である。7は前記インダクタ3お
よび整流素子5に並列的に設けられたコンデンサであ
り、8は前記インダクタ4および整流素子6に並列的に設
けられたコンデンサである。なお、本発明において、直
列的あるいは並列的とは、中間に他の部品が介在してい
てもよいことを意味するものである。10は負荷回路で、
前記スイッチング装置1、2の中間と、前記整流素子5、6
の中間との間に設けられている。本実施例では、インダ
クタ11とけい光ランプ12およびコンデンサ13の並列回路
との直列回路からなるものである。前記インダクタ11お
よびコンデンサ13(必要に応じてけい光ランプ12も含め
て)は、前記スイッチング装置1、2のスイッチング周波
数に対して直列共振可能に設定されている。
【0023】また、本実施例において、前記整流装置10
0の出力端子間には一対の第4のコンデンサ15、16が設け
られて整流装置100の出力電圧を分圧するようにしてい
る。そして、コンデンサ15、16の中間を前記スイッチン
グ装置1、2の中間に接続している。17、18は逆流防止用
のダイオ−ドである。このように、整流装置100の電圧
を分圧することによって、前記スイッチング装置1、2に
加わる電圧値を小さくでき、それだけ耐圧の小さいすな
わち安価なスイッチング装置を用いることが可能であ
る。しかし、後述するように、交流電源電圧を整流した
電圧をそのままスイッチング装置に印加するようにして
もよいものである。
【0024】なお、本実施例において、前記スイッチン
グ装置1、2はいわゆる他励駆動されるもので、Cはその
ための駆動装置である。もちろん、自励駆動するように
してもよく、その場合の駆動手段も当業者であれば適宜
構成し得るものである。
【0025】つぎに、本実施例の作用を説明する。い
ま、スイッチング装置1がオンでスイッチング装置2がオ
フであると、第4のコンデンサ15の電荷がダイオ−ド17
−インダクタ3−スイッチング装置1の経路で放出され
る。また、第4のコンデンサ15の電圧低下にしたがっ
て、整流装置100からダイオ−ド17−インダクタ3−スイ
ッチング装置1−第4のコンデンサ16の経路で電流が流
れる。さらに、整流装置100から第4のコンデンサ15−
コンデンサ16に充電電流が流れる。
【0026】ついで、スイッチング装置1がオフしてス
イッチング装置2がオンすると、インダクタ3の蓄積電力
がコンデンサ7−整流素子5に放出されてコンデンサ7を
充電する。一方、スイッチング装置2側では、第4のコ
ンデンサ16の電荷がスイッチング装置2−インダクタ4−
ダイオ−ド18の経路で放出される。そして、第4のコン
デンサ16の電圧低下にしたがって、整流装置100から第
4のコンデンサ15−スイッチング装置2−インダクタ4−
ダイオ−ド18の経路で電流が流れる。さらに、整流装置
100から第4のコンデンサ15−コンデンサ16に充電電流
が流れる。
【0027】さらに、再度スイッチング装置1がオンで
スイッチング装置2がオフになると、スイッチング装置1
側では、前述と同様に電流が流れ、さらに、コンデンサ
7の電荷がスイッチング装置1−負荷回路10−コンデンサ
7の経路で放出される。一方、スイッチング装置2側で
は、インダクタ4の蓄積電力が整流素子6−コンデンサ8
の経路で放出され、コンデンサ8を充電する。
【0028】以下、同様な動作を繰返し、これによっ
て、負荷回路10にはコンデンサ7および8にて平滑された
直流電圧をスイッチングして高周波電圧が供給される。
【0029】そして、上述の説明から明かなように交流
電源からの入力電流には休止区間がなく、第2図(b)
に示すように正弦波に近似したものとなる。なお、入力
電流に若干含まれる高周波のリップル成分はフィルタF
にて除去される。第2図(a)は交流電源電圧、同図
(c)はコンデンサ7または8の電圧であり、同図中破線
は整流化脈流電圧を示すものである。
【0030】なお、コンデンサ7または8の電圧は第2図
(c)に示すように、整流化脈流電圧より高くなるよう
に設定するのが好ましいものである。このようにするこ
とによって、整流装置100からダイオ−ド17−インダク
タ3−コンデンサ7−コンデンサ8−インダクタ4−ダイオ
−ド18の経路でコンデンサ7、8の充電電流が流れること
がなく、入力電流を正弦波に近付けることができる。し
かしながら、本発明においては、許容できる範囲であれ
ば、前記充電電流が流れるようにしてもよいものであ
る。そして、コンデンサ7、8の電圧値をどのように設定
するかは、インダクタ3、4の容量、スイッチング周波数
等の設計にて変更可能である。
【0031】実施例においては、負荷回路10に印加され
る電圧は平滑された包絡線を持つものであるから、けい
光ランプ20の発光効率を高めることができる。
【0032】本実施例と第9図に示した従来技術との入
力電流中に含まれる高調波成分の含有率の比較を図3に
示す。なお、第1図および第9図とも交流電源電圧は20
0V、50Hz、スイッチング装置のスイッチング周波数は45
KHzであり、第9図のコンデンサ201、203が47μF、コン
デンサ113、114が0.22μFであり、第1図のインダクタ
3、4が0.9mH、コンデンサ7、8が68μF、コンデンサ15、
16が47nFである。第1図からも明かなように第1図のも
のは格段に高調波成分が低減している。
【0033】つぎに、本発明の第2の実施例を第3図を
参照して説明する。第1図と同じあるいは対応する部分
には同じ符号を付してある。本実施例においては、一対
の第2のコンデンサ20、21を整流素子5、6を介してスイ
ッチング装置1、2およびインダクタ3、4の直列回路と並
列的に設けている。そして、前記第2のコンデンサの2
0、21それぞれにはダイオード22、23を並列接続してい
る。また、本実施例の整流装置100'は交流電源eの一極
側とインダクタ3、4およびスイッチング装置1、2の直列
回路の一端側に介挿された整流器24と、同じく交流電源
eの一極側とインダクタ3、4およびスイッチング装置
1、2の直列回路の他端側に介挿された整流器25とからな
るものである。なお、前記交流電源eの他極側は前記ス
イッチング装置1、2の中間に接続されている。また、本
実施例においてはフィルタF'の構成が第1図のものと若
干異なるが作用は同等である。
【0034】本実施例の作用は、基本的には第1図のも
のと同様であるが、さらに加えて、電源投入時に突入電
流が流れようとするのを効果的に防止するものである。
すなわち、いま、一対の第2のコンデンサ20、21がない
として、電源eを投入すると、交流電源eからフィルタF'
を介して整流器24ーインダクタ3ーコンデンサ7ー負荷回
路10のコンデンサ13ー同じくインダクタ11に、あるいは
交流電源eからフィルタF'を介して負荷回路10のインダ
クタ11ー同じくコンデンサ13ーコンデンサ8ーインダク
タ4ー整流器eに突入電流が流れようとする。これに対し
て、前記第2のコンデンサ20、21を有していることによ
って、これら第2のコンデンサ20、21が限流インピ−ダ
ンス素子として作用することによって、前記突入電流を
有効に低減するものである。なお、前記ダイオード22、
23はバイパス用として作用するものである。
【0035】本実施例と第9図に示した従来技術との入
力電流中に含まれる高調波成分の含有率の比較を第5図
に示す。なお、第9図のものの条件は第3図に関して述
べた場合と同様であり、第4図のものは交流電源電圧が
200V、50Hz、スイッチング装置1、2のスイッチング周波
数が45KHz、インダクタ3、4が0.9mH、コンデンサ7、8が
68μF、コンデンサ20、21が0.33μFである。第5図から
も明かなように第5図のものは格段に高調波成分が低減
している。
【0036】第6図を参照して第3の実施例を説明す
る。本実施例においても第1図のものと同じあるいは対
応する部分には同じ符号を付してある。また、スイッチ
ング装置1、2の駆動手段は図示を省略してある。本実施
例は、コンデンサ7、8の電圧の極性が異なる一端側に第
3の一対のコンデンサ30、31を設けるとともに、前記コ
ンデンサ7、8の他端側にダイオ−ド32を設けたものであ
る。本実施例のものも、突入電流を低減できるものであ
る。そして、本実施例では、バイパス用のダイオ−ド32
を1個にできる点で第4図のものより優れている。
【0037】第7図は第4の実施例を示すものである。
第4図と同じあるいは対応する部分には、同じ符号を付
してある。本実施例は、コンデンサ7、8の両端電圧値が
上昇して所定値を越えると、スイッチング装置1、2を強
制的にオフないしはオンデュ−ティを低減させる保護手
段40を設けたものである。このような保護手段40は、電
圧検出部、比較部等にて構成し得るもので、当業者であ
れば適宜実施し得るものである。
【0038】本実施例は、たとえば放電灯12が装着され
ていないような場合(軽負荷時)でチョッパ作用により
コンデンサ7、8の電圧値が上昇すると、保護手段40がス
イッチング装置1、2を強制的にオフまたはオンデュ−テ
ィを低減させる。たとえば、スイッチング装置1、2をオ
フする。これに対して、保護手段40がないと、軽負荷に
もかかわらず、通常負荷時と同じデュ−ティでスイッチ
ング装置1、2をオン・オフすると、コンデンサ7、8の電
圧が過度に上昇してしまう虞がある。これに対して、本
実施例のものは、コンデンサ7、8の電圧値が過度に上昇
してスイッチング装置1、2を破壊したり、スイッチング
装置1、2として高耐圧のものが必要になったりすること
がない。
【0039】また、保護手段40がスイッチング装置1、2
のオンデュ−ティを低減させるようにしてもよい。
【0040】なお、保護手段はたとえばコンデンサの放
電電流値に応動するようにしてもよい。この場合は、変
流器等により放電電流値を検出するようにすればよい。
また、保護手段は要はスイッチング装置をオフないしオ
ンデュ−ティ低減可能であればよいものであり、当業者
であれば適宜変更して実施できるものである。
【0041】また、保護手段は、スイッチング装置のス
イッチング周波数を変化させることによって出力を低減
ないしは停止するものであったりしてもよい。そして、
それらの具体構成は当業者であれば適宜実施できるもの
である。
【0042】第8図は、本発明にかかる照明器具の一実
施例を示すものである。70は器具本体であり、この器具
本体70内に本発明による放電灯点灯装置71が設けられて
いる。72、72は放電灯で、前記放電灯点灯装置71にて点
灯されるものである。なお、第8図のものは、一例を示
すに過ぎず器具の形状、灯数等各種変更可能なことは言
うまでもないことである。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲にて変形
可能なものである。たとえば、負荷回路は放電灯を含む
ものの他、どのようなものであってもよい。そして、上
述した各種の実施例も相互に適宜組合せあるいは置換可
能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明は、スイッチング装置およびインダクタを介して、
あるいは第4のコンデンサを介して、整流装置の入力電
流は交流電源電圧波形の各半サイクルのほぼ全期間、連
続的に流れ、その波形は正弦波に近似したものとなり、
入力力率の向上を達成しながら、入力電流に含まれる高
調波成分を少なくできる。しかも、負荷回路への供給電
圧を平滑化した直流電圧とすることができる。、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて電源
投入時の突入電流を低減できる。
【0045】請求項3に記載の発明は、さらに、部品の
低減を図って安価に提供できる。
【0046】請求項4に記載の発明は、電源電圧を分圧
してスイッチング装置に加わる電圧を低減して耐圧の低
いスイッチング装置の使用が可能でそれだけ安価に提供
できる。
【0047】請求項5に記載の発明は、放電灯を脈流電
圧の1サイクル毎に消灯、再点弧を繰返すことなく連続
的に点灯して、発光効率を高めることができるものであ
る。
【0048】請求項6に記載の発明は、請求項6に記載
の発明と同様に発光効率が高い照明器具を提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図
【図2】図1の作用を示す電圧および電流波形図
【図3】図1のものと図9のものとの入力電流に含まれ
る高調波成分を比較する図
【図4】本発明の第2の実施例を示す回路図
【図5】図4のものと図9のものとの入力電流に含まれ
る高調波成分を比較する図
【図6】本発明の第3の実施例を示す回路図
【図7】本発明の第4の実施例を示す回路図
【図8】本発明にかかる照明器具の一例を簡略化して示
す平面図
【図9】従来技術を示す回路図
【図10】図9の作用を示す電圧および電流波形図
【符号の説明】
1,2…スイッチング装置、3,4…インダクタ、5、6…整流
素子、7、8…コンデンサ、10…負荷回路、12…放電灯、
15、16…第4のコンデンサ、20、21…第2のコンデン
サ、30、31…第3のコンデンサ、70…器具本体、100…
整流装置、e…交流電源、F、F'…高周波阻止フィル
タ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源電圧を整流する整流装置と;互い
    に直列接続されるとともに前記整流装置の出力端間に設
    けられ、交互にオン・オフして前記整流装置の出力電圧
    を高周波でスイッチングする一対のスイッチング装置
    と;この一対のスイッチング装置の各々の非共通接続側
    に設けられ、対応するスイッチング装置を流れる電流に
    応じて電力を蓄積する一対のインダクタと;互いに直列
    的でかつ前記各インダクタの非スイッチング装置側端部
    間に整流電圧の極性と逆極性の向きに設けられた一対の
    整流素子と;前記インダクタおよび前記整流素子の各直
    列回路のそれぞれに並列的に設けられ前記スイッチング
    装置のオフ時に前記インダクタの蓄積電力にて充電され
    る一対のコンデンサと;前記一対のスイッチング装置の
    中間および前記各整流素子の中間の間に設けられた負荷
    回路と;を具備したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】交流電源電圧を整流する整流装置と;互い
    に直列接続されるとともに前記整流装置の出力端間に設
    けられ、交互にオン・オフして前記整流装置の出力電圧
    を高周波でスイッチングする一対のスイッチング装置
    と;この一対のスイッチング装置の各々の非共通接続側
    に設けられ、対応するスイッチング装置を流れる電流に
    応じて電力を蓄積する一対のインダクタと;互いに直列
    的でかつ前記各インダクタの非スイッチング装置側端部
    間に整流電圧の極性と逆極性の向きに設けられた一対の
    整流素子と;前記インダクタおよび前記整流素子の各直
    列回路のそれぞれに並列的に設けられ前記スイッチング
    装置のオフ時に前記インダクタの蓄積電力にて充電され
    る一対のコンデンサと;前記一対の整流素子を介して前
    記一対のスイッチング装置および一対のインダクタの直
    列回路に対して並列的に設けられた第2のコンデンサ
    と;前記スイッチング装置の中間および前記第2のコン
    デンサの中間の間に設けられた負荷回路と;を具備した
    ことを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】交流電源電圧を整流する整流装置と;互い
    に直列接続されるとともに前記整流装置の出力端間に設
    けられ、交互にオン・オフして前記整流装置の出力電圧
    を高周波でスイッチングする一対のスイッチング装置
    と;この一対のスイッチング装置の各々の非共通接続側
    に設けられ、対応するスイッチング装置を流れる電流に
    応じて電力を蓄積する一対のインダクタと;互いに直列
    的でかつ前記各インダクタの非スイッチング装置側端部
    間に整流電圧の極性と逆極性の向きに設けられた一対の
    整流素子と;前記インダクタおよび前記整流素子の各直
    列回路のそれぞれに並列的に設けられ前記スイッチング
    装置のオフ時に前記インダクタの蓄積電力にて充電され
    る一対のコンデンサと;前記各コンデンサの互いに極性
    の異なる一端部間に設けられた一対の第3のコンデンサ
    と;前記各コンデンサの互いに極性の異なる他端部間に
    設けられた第2の整流素子と;前記スイッチング装置の
    中間および前記第3の各コンデンサの中間の間に設けら
    れた負荷回路と;を具備したことを特徴とする電源装
    置。
  4. 【請求項4】前記整流装置の出力端間に、それぞれが直
    列でかつ中間を前記一対のスイッチング装置の中間に接
    続された一対の第4のコンデンサを設けたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載の電源装置。
  5. 【請求項5】放電灯と;この放電灯を点灯する請求項1
    ないし4のいずれか1に記載の電源装置と;を具備した
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】照明器具本体と;この器具本体に設けられ
    た放電灯と;この放電灯を点灯する請求項5に記載の放
    電灯点灯装置と;を具備したことを特徴とする照明装
    置。
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