JPH0525197Y2 - - Google Patents

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JPH0525197Y2
JPH0525197Y2 JP15131288U JP15131288U JPH0525197Y2 JP H0525197 Y2 JPH0525197 Y2 JP H0525197Y2 JP 15131288 U JP15131288 U JP 15131288U JP 15131288 U JP15131288 U JP 15131288U JP H0525197 Y2 JPH0525197 Y2 JP H0525197Y2
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JP
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heat
heater lamp
casing
arc tube
insulating material
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱源にヒータランプを使用した調理
用の電気コンロに関するものである。
〔従来の技術〕
熱源にヒータランプを使用し、ケーシングの上
面を赤外線フイルター板が覆つた調理用の電気コ
ンロは、通電直後の速熱性に優れ、熱効率も良
く、清潔で高級感を出し易いので最近注目され、
既に実用化されている。かかる電気コンロは、鍋
などの加熱対象物の底面が円形をしたものが多い
ので、熱放射面を円形にし、熱放射面の下方の周
囲および底面に断熱材層を配置するとともに、複
数本の直管状ヒータランプを熱放射面の下方で平
面状に配置している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら前述した従来の電気コンロは、上
面の赤外線フイルター板をほぼ均一に加熱してい
るので、加熱対象物が小さい鍋等であるときには
熱効率が悪い問題点を有していた。すなわち、ガ
スコンロに見られるように、コンロの中心ほど放
射熱量の多い配熱分布を得る構造にはなつていな
いので、熱効率が悪くなるのである。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、コンロの中心ほど放射熱量の多い配熱
分布が得られて、小さい加熱対象物を加熱すると
きにも熱効率の高い電気コンロを提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の電気コンロは、上面に放熱用開口を有
するケーシングと、このケーシング内に配置され
たヒータランプと、このヒータランプの背面およ
び周囲を取り囲む断熱材層と、該ケーシングの放
熱用開口を覆う赤外線フイルター板とよりなる電
気コンロにおいて、前記ヒータランプは、棒状の
発光管を“く”の字状に折り曲げて、該発光管内
に配設されるフイラメントコイルが前記ケーシン
グの中心から放射線状に伸びるように複数本のヒ
ータランプを前記周囲を取り囲む断熱材層に保持
させたことを特徴とする。
そして、前記ヒータランプの断熱材層側の外表
面に軸線に沿つて白色のセラミツク層がコーテイ
ングした方が好ましい。
〔作用〕
ヒータランプの発光管を“く”の字状に折り曲
げ、発光管内に配設されるフイラメントコイルを
ケーシングの中心から放射線状に伸びるように複
数本のヒータランプを配設し、このヒータランプ
の端部を周囲に配設された断熱材層で保持させた
ので、配熱分布をコンロの中心ほど高くすること
がで、小さい加熱対象物も効率良く加熱すること
ができる。
また、ヒータランプの断熱材層側の外表面に軸
線に沿つて白色のセラミツク層をコーテイングす
れば、熱がこのセラミツク層で乱反射し、熱効率
が向上する。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体
的に説明する。
第1図は、“く”の字状にほぼ直角に曲げられ
た2本のヒータランプを配置した例を示す。ヒー
タランプ1は、内部にフイラメント3が配設さ
れ、このフイラメント3はリングアンカー4でほ
ぼ発光管2の管軸に沿つて保持されており、熱を
放射するフイラメントコイル部31と発光管の屈
曲された部分22に位置する接続部32とよりな
り、フイラメントコイル部31が放射線状に90°
間隔に伸びている。そしてフイラメント3は発光
管2の両端のピンチシール部21に埋設されたモ
リブデンよりなる金属箔33の一端側に接続さ
れ、この金属箔33の他端側には外部リード34
が接続されて外方に伸び出している。
ケーシング5は、第2図に示すように、側面お
よび下面が断熱材層51,52で覆われており、
上面に熱放射用開口53が形成され、この熱放射
用開口53は、結晶化ガラス板からなり、可視光
をカツトし、赤外線を透過させる赤外線フイルタ
ー板6で覆われている。そして、ヒータランプ1
が赤外線フイルター板6の下方に配置され、両端
のピンチシール部21は側面の断熱材層51の外
側に突出されている。また、発光管2の外表面の
下側半面には、その軸線方向に沿つて、便宜上斜
線で示す白色のセラミツク層23がコーテイング
されており、ヒータランプ1の熱がこのセラミツ
ク層23で乱反射して赤外線フイルター板6を透
過するので、熱効率が向上するようになつてい
る。
第3図は本考案の電気コンロの配熱分布を示す
が、図から明らかなように、コンロの中心ほど放
射熱量が高くなつており、あらゆる大きさの加熱
対象物に対して有効に熱が利用できるようになつ
ていることがわかる。
このように、ヒータランプ1の発光管を“く”
の字状に折り曲げて、熱を放射するフイラメント
コイル部31をコンロの中心より放射線状に伸び
るように配置したので、コンロの中心ほど放射熱
量の大きい配熱分布が得られ、あらゆる大きさの
加熱対象物を有効に加熱でき、ヒータランプ1の
下側半面に軸線に沿つてセラミツク層23を形成
すれば、さらに熱効率を向上させることができ
る。
尚、本考案は以上の実施例に限定されず種々変
更が可能であり、例えば、発光管2を“く”の字
状に折り曲げる角度を60°にして、ヒータランプ
1を3本用いても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の電気コンロは、
“く”の字状に折り曲げられたヒータランプを複
数本使用し、ヒータランプの熱放射部にあたるフ
イラメントコイル部をコンロの中心より放射線状
に伸びるように配置したので、コンロの中心ほど
放射熱量が大きい配熱分布とすることができ、
種々の大きさの加熱対象物を有効に加熱できて、
熱効率の高い調理用の電気コンロとすることがで
きる。
さらに、ヒータランプの外表面の下側半面に軸
線に沿つてセラミツク層よりなる反射膜を形成す
れば、さらに熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒータランプの配置を示す説明図、第
2図は本考案の断面図、第3図は本考案の配熱分
布図である。 1……ヒータランプ、2……発光管、21……
ピンチシール部、3……フイラメント、31……
フイラメントコイル部、32……接続部、33…
…金属箔、34……外部リード、4……リングア
ンカー、5……ケーシング、51,52……断熱
材層、53……熱放射用開口、6……赤外線フイ
ルター板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上面に放熱用開口を有するケーシングと、こ
    のケーシング内に配置されたヒータランプと、
    このヒータランプの背面および周囲を取り囲む
    断熱材層と、該ケーシングの放熱用開口を覆う
    赤外線フイルター板とよりなる電気コンロにお
    いて、 前記ヒータランプは、棒状の発光管を“く”
    の字状に折り曲げて、該発光管内に配設される
    フイラメントコイルが前記ケーシングの中心か
    ら放射線状に伸びるように複数本のヒータラン
    プを前記周囲を取り囲む断熱材層に保持させた
    ことを特徴とする電気コンロ。 2 前記ヒータランプの断熱材層側の外表面に軸
    線に沿つて白色のセラミツク層がコーテイング
    されたことを特徴とする請求項1記載の電気コ
    ンロ。
JP15131288U 1988-11-22 1988-11-22 Expired - Lifetime JPH0525197Y2 (ja)

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JPH0271987U JPH0271987U (ja) 1990-05-31
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JP5500511B2 (ja) * 2012-04-11 2014-05-21 ウシオ電機株式会社 加熱用フィラメントランプ
KR101651209B1 (ko) * 2014-09-01 2016-08-26 박재흔 이중 탄소히터를 가진 전기 레인지

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JPH0271987U (ja) 1990-05-31

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