JPH0321031Y2 - - Google Patents

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JPH0321031Y2
JPH0321031Y2 JP1986042289U JP4228986U JPH0321031Y2 JP H0321031 Y2 JPH0321031 Y2 JP H0321031Y2 JP 1986042289 U JP1986042289 U JP 1986042289U JP 4228986 U JP4228986 U JP 4228986U JP H0321031 Y2 JPH0321031 Y2 JP H0321031Y2
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far
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radiator
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、遠赤外線放射体に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
最近、遠赤外線放射体が加熱や乾燥の分野に広
く利用されつつある。とりわけ、遠赤外線は電磁
波であつて、放射によつて熱が伝達され、衣服類
によく吸収される優れた性質を有するためにスポ
ツト暖房器具用などの熱源に適している。
ところで、遠赤外線放射体は従来よりシーズヒ
ーターを放射板で覆ったものが多く利用されてい
るが、シーズヒーターは通電直後の温度の立上り
が遅いという問題点がある。このため、タングス
テンフイラメントをアルゴンなどの不活性ガスと
ともに透明石英管に封入した白熱電球を利用する
ことが考えられる。この白熱電球は、速熱性は優
れているが近赤外線の放射エネルギーが大きく、
衣服類では大部分が反射するために吸収効率が悪
い。そこで、石英管外壁にセラミツクを溶射した
り、遠赤外線放射塗料を塗布するなどして遠赤外
線放射層を形成することが試みられる。しかしな
がら、石英管外壁にこれらの遠赤外線放射層を形
成しても、石英ガラスとこれらの材料との密着性
が良好ではなく、ヒートサイクルによつて亀裂が
入ったり、少しの衝撃力が加われば剥離すること
がある。そして、この遠赤外線放射層の表面が粗
く、また、ムラが出来やすいためために、点灯し
たときに白熱電球が汚れているように見え、外観
上も好ましくないという問題点がある。
このため、石英管外壁に直接遠赤外線放射を形
成せずに、白熱電球を覆う遠赤外線放射体を別に
設けることが考えられるが、この遠赤外線放射体
を暖房器具などに取り付ける際に、専用の取付部
材が必要になつて構造が複雑になり、取付作業も
煩雑になる問題点がある。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、簡単な構造であつて取り扱い
易く、速熱性に優れ、遠赤外線放射層自体の耐久
性も良好な遠赤外線放射体を提供することを目的
とするものである。
〔考案の構成〕
本考案の遠赤外線放射体は、不活性ガスが封入
された管形白熱電球と、この白熱電球の両端の口
金に固定されて白熱電球を覆い、その表面に、長
波長域では放射率が高い遠赤外線放射層が形成さ
れた金属製放射板とよりなることを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体
的に説明する。
第1図は本考案実施例の斜視図、第2図はこれ
を取付けた状態の断面図であるが、図において、
白熱電球1は、管形の石英ガラス製封体11の内
部にアルゴンなどの不活性ガスとタングステンフ
イラメント12が封入されてなり、全長180mm、
外径10mmであつて、定格消費電力は400Wであ
る。封体11の両端は偏平な圧潰封止部13であ
り、これより外部リード線14が延びている。そ
して、この圧潰封止部13には口金2が取付けら
れている。
放射板3はアルミ板が断面円弧状に湾曲された
ものであり、両端の保持部31が口金2にかしめ
により固着されている。そして、その内部に白熱
電球1を受容してこれを取り囲んでいる。この放
射板3の断面形状は円弧状に限られるものではな
く、溝形やその他の形状を任意に選ぶことがで
き、更には分割型であつてもよい。そして、材質
もアルミには限られない。
放射板3の外表面には、第2図において便宜上
点線で示すように、遠赤外線放射層4が形成され
ている。この遠赤外線放射層4は、例えば、アル
ミナ、ジルコニア、チタニアなどのセラミツクを
単独で、あるいは混合したもの、更にはコバルト
鉄、マンガン、ニツケル、チタンなどの酸化物を
混合したものを、厚さが30〜200μm程度に溶射し
て形成されたものであり、長波長域では放射率が
高い性質を有する。放射率の高い波長巾を広くす
るときは前記の材料を混合して使用し、特定の波
長を強く放射させたいときはそれにあつた材料を
単独で使用するのがよい。
この遠赤外線放射層4はセラミツク溶射層には
限られず、遠赤外線放射塗料をスプレーなどで塗
布して焼付け乾燥してもよく、更には、放射板4
がアルミの場合には、陽極酸化皮膜を形成して遠
赤外線放射層4としてもよい。
かかる構成の遠赤外線放射体を反射板を兼ねる
基板5に複数本平行に取付ければ面状の放射体を
有する暖房器具とすることができる。ここで、放
射板3の端部が口金2に固定されて一体化してい
るので、放射板3を取り付けるための部材が不要
であり、取付作業もきわめて簡単である。
そして、白熱電球1を点灯すれば放射板3が加
熱されて直ちに昇温するが、その外表面に遠赤外
線放射層4が形成されているので、例えば波長が
4μm以上の遠赤外線が強く放射し、速熱性ととも
に優れた暖房特性が得られる。また、金属板上に
遠赤外線放射層4が形成されているので密着性が
よく、使用中に亀裂が生じたり剥離することがな
くて耐久性が優れている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の遠赤外線放射体
は、不活性ガスが封入された管形白熱電球と、こ
の白熱電球の両端の口金に固定されて白熱電球を
覆い、その表面に、長波長域では放射率が高い遠
赤外線放射層が形成された金属製放射板とよりな
ることを特徴とするので、簡単な構造であつて取
り扱い易く、速熱性に優れ、遠赤外線放射層自体
の耐久性も良好な遠赤外線放射体とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の斜視図、第2図はこれ
を取付けた状態の断面図である。 1……白熱電球、11……封体、12……フイ
ラメント、13……圧潰封止部、14……外部リ
ード線、3……放射板、4……遠赤外線放射層、
5……基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不活性ガスが封入された管形白熱電球と、この
    白熱電球の両端の口金に固定されて白熱電球を覆
    い、その表面に、長波長域では放射率が高い遠赤
    外線放射層が形成された金属製放射板とよりなる
    ことを特徴とする遠赤外線放射体。
JP1986042289U 1986-03-25 1986-03-25 Expired JPH0321031Y2 (ja)

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JP1986042289U JPH0321031Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JPS62155490U JPS62155490U (ja) 1987-10-02
JPH0321031Y2 true JPH0321031Y2 (ja) 1991-05-08

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243491B2 (ja) * 1978-03-23 1987-09-14 Eishin Kagaku Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243491U (ja) * 1985-09-05 1987-03-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243491B2 (ja) * 1978-03-23 1987-09-14 Eishin Kagaku Kk

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JPS62155490U (ja) 1987-10-02

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