JPH0525176Y2 - - Google Patents

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JPH0525176Y2
JPH0525176Y2 JP3526287U JP3526287U JPH0525176Y2 JP H0525176 Y2 JPH0525176 Y2 JP H0525176Y2 JP 3526287 U JP3526287 U JP 3526287U JP 3526287 U JP3526287 U JP 3526287U JP H0525176 Y2 JPH0525176 Y2 JP H0525176Y2
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copper
battery
iron
lead wire
nickel
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は正極に硫化鉄を用いる熱電池のリード
線に関するものであつて、軽量で大電流が流せる
熱電池を可能にするものである。
従来の技術 従来の熱電池の集電板と端子とを接続するリー
ド線としては、0.1mm程度の薄い鉄板又はニツケ
ル板などを用いるのが常であつた。
考案が解決しようとする問題点 熱電池は作動時、電池内温度を500℃程度まで
上げるため、リード線の温度も上昇し、常温に比
べ、電気伝導度が数倍悪くなる。他方、小型軽量
で低電圧、大電流で使用できる熱電池の要求が強
くなつている。このため、リード線に従来の鉄
板、ニツケル板を薄いまま使用すれば、リード線
での電圧降下が大きすぎて実用にならず、0.5mm
とか1mmといつた厚いリード線を用いると電圧降
下は小さくなるが、曲げにくく電池製作が困難に
なる。鉄板あるいはニツケル板に比べ電気伝導度
が約10倍も高い銅を単独でリード線に用いること
も考えられるが、銅は集電板あるいは電池端子と
接合するときのスポツト溶接が困難であり、また
熱電池の正極に用いている硫化鉄の分解によつて
生じるイオウ蒸気によつて容易に腐食され、リー
ド線が切断するおそれもあつた。
問題点を解決するための手段 本考案は硫化鉄を正極とする熱電池のリード線
として、銅の両側にイオウに対し耐食性があり、
かつスポツト溶接の容易な金属である、鉄、ニツ
ケルあるいはステンレスなどを張り付けた三層ク
ラツドメタルを用いたことを特徴とするものであ
り例えば80μ厚の銅の両面にそれぞれ10μ厚のス
テンレスを張り付けた厚さ0.1mmのクラツドメタ
ル等を用いることが望ましい。
作 用 500℃における金属の比抵抗は銅が5×10-6
Ω・cm、ニツケルが34×10-6Ω・cm、鉄が56×
10-6Ω・cmである。
本考案になる三層クラツドメタルのリード線の
場合、電流は中心の銅部分を流れ、集電板あるい
は電池端子とのスポツト溶接での接合部は銅の両
側に張り付けた鉄、ニツケルなどの金属部分とな
り、強固な接合が得られる。また、熱電池の作動
時、正極から発生するイオウ蒸気と銅とは、銅が
異種金属によつて被覆されているので、直接、接
触することがなく、銅が腐食されることもない。
実施例 本考案の実施例について図面を用いて説明す
る。1,1′は集電板で、0.1mm厚のニツケル板よ
りなつている。2,2′は電池端子であつて、ス
テンレス銅からなつている。リード線とスポツト
溶接する部分の厚みは0.3mmである。3,3′はリ
ード線であつて、幅10mm、厚み0.1mmで、10μステ
ンレス−80μ銅−10μステンレスの構成からなる
三層クラツドメタルを用いている。このリード線
は長さ5cmで、抵抗値は2×10-3Ωである。尚、
4がステンレス部分、5が銅の部分である。6は
セルで、硫化鉄より成る正極、セパレータ、リチ
ウム−アルミニウム合金より成る負極から構成さ
れている。7はセル6の間に配置した発熱剤であ
る。8は電池ケース、9は電池カバー、10は断
熱材である。11はスポツト溶接部分である。
上記実施例における幅10mm、厚さ0.1mm、長さ
5cmのリード線において、50Aの電流を流したと
きの電圧降下は、0.1Vとなる。これを従来のニ
ツケル板よりなるリード線で行なうと0.85Vとな
る。
考案の効果 以上のように、本考案においては大きな電流を
薄いリード線で流すことが出来、集電板及び端子
とのスポツト溶接も容易で、信頼性の高い小型軽
量で高性能な熱電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案熱電池の断面図、第2図は本考
案熱電池に用いるリード線付集電板の正面図、第
3図は本考案熱電池に用いるリード線の断面図で
ある。 1……集電板、2……電池端子、3……リード
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正極に硫化鉄を用いる熱電池において、集電板
    と電池端子とを接続するリード線として、ステン
    レス−銅−ステンレス、鉄−銅−鉄あるいはニツ
    ケル−銅−ニツケルの如く銅の両面に銅よりイオ
    ウに対する耐食性が良好で、かつ集電体および電
    池端子とのスポツト溶接が容易な金属を張り合せ
    た三層クラツドメタルを用いたことを特徴とする
    熱電池。
JP3526287U 1987-03-11 1987-03-11 Expired - Lifetime JPH0525176Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5958140B2 (ja) * 2012-07-20 2016-07-27 新日鐵住金株式会社 クラッド箔およびこれを用いる電池用活物質集電体、ならびにリチウムイオン二次電池の負極集電体の製造方法

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JPS63143858U (ja) 1988-09-21

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