JPH052505U - 電動車両用制動制御装置 - Google Patents

電動車両用制動制御装置

Info

Publication number
JPH052505U
JPH052505U JP3764192U JP3764192U JPH052505U JP H052505 U JPH052505 U JP H052505U JP 3764192 U JP3764192 U JP 3764192U JP 3764192 U JP3764192 U JP 3764192U JP H052505 U JPH052505 U JP H052505U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
accelerator
braking
motor
accelerator voltage
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3764192U
Other languages
English (en)
Inventor
亮 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP3764192U priority Critical patent/JPH052505U/ja
Publication of JPH052505U publication Critical patent/JPH052505U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセル操作中であってもエンジンに負荷を
かけることなく有効に制動モードに切り換え設定し得る
電動車両用制動制御装置を提供すること。 【構成】 スロットルの操作量に応じたアクセル電圧を
発生するアクセル電圧出力回路部20と、アクセル電圧
の大小に応じてモータに駆動力を発生させ又は当該モー
タに発電制動を行わせしめるモータ駆動制御部21と、
アクセル電圧の急激な変化を緩慢な変化に変換し出力す
るアクセル信号用積分回路22と、スロットルの近傍に
装備されたメカニカルブレーキ用操作子の操作量に応じ
て作動するブレーキスイッチ9とを有し、ブレーキスイ
ッチ9に、アクセル信号用積分回路22の動作を規制す
る抵抗接地回路10を接続する。ブレーキスイッチ9
は、メカニカルブレーキの制動動作に優先して動作する
優先動作機能を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電動車両用制動制御装置に係り、特に手動ブレーキ等のブレーキ信 号によってモータの発電制動における減速特性を制御し、これによって発電制動 を有効に作動させるようにした電動車両用制動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動車輌、特に台車等を牽引する牽引車に場合、牽引される台車の積荷等が転 倒したり落下したりするのを防止するために、スロースタート,スローストップ の機能を持たせることが必要である。 これに対して人為的操作により、速度制御用スロットルをゆっくり開けたり閉 じたりすることによって、このような運転状態を実現することは可能であるが、 実際問題として運転者の熟練度等の関係もあり、常に一定した操作を行うことは 困難である。 図3はスロットルの操作状態を示したものであって、同図(a)は急激な開閉 を行った場合におけるストットル操作量を示すアクセル電圧の時間的変化を示し 、同図(b)は緩やかに開閉を行った場合におけるアクセル電圧の時間的変化を 示している。 手動操作の場合は常に図3(b)のような緩やかな制御を行うことはできない ので、制御装置内に積分回路等を設けて、図3(a)のような急激な操作を行っ た場合でも、図3(b)のような緩やかな特性に変化させて制御を行うようにす ることが提案されており(例えば本出願人による実開昭59−119704号公 報参照)、これによって不熟練者でも円滑な発進,停止を行うことができるよう になり、また操作に神経を集中させなくても済むようになる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら上述のように積分回路等を用いて操作特性を緩やかにする方法で は、例えば急停止を必要とする場合に、スロットルを急速に閉じても操作信号が 残留するため、モータの駆動力は急激には低下しない。そのため、別に設けられ ているメカニカルブレーキを使用して、車体の制動を行うと同時に駆動力を発生 しているモータ自体に対しても制動をかけなければならず、メカニカルブレーキ に負担がかかるとともに、制動距離が延びることを避けられないという問題があ った。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とくに、アクセル操作中で あっても当該アクセル操作にかかるエンジン及びメカニカルブレーキに負荷をか けることなく有効に制動モードに切り換えて急制動状態を設定し得る電動車両用 制動制御装置を提供することを、その目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
本考案では、スロットルの操作量に応じて所定のアクセル電圧を発生するアク セル電圧出力回路部20と、このアクセル電圧出力回路部20から出力されるア クセル電圧の大小に応じてモータに駆動力を発生させ又は当該モータに発電制動 を行わせしめるモータ駆動制御部21と、このモータ駆動制御部21とアクセル 電圧出力回路部20との間に装備されアクセル電圧の急激な変化を緩慢な変化に 変換し出力するアクセル信号用積分回路22と、スロットルの近傍に装備された メカニカルブレーキ用操作子の操作量に応じて作動するブレーキスイッチ9とを 備えている。そして、ブレーキスイッチ9には、当該ブレーキスイッチ9の動作 と共に機能しアクセル信号用積分回路22の動作を規制する抵抗接地回路10を 直列接続すると共に、ブレーキスイッチ9が、メカニカルブレーキ用操作子の操 作過程にあってメカニカルブレーキの制動動作に優先して動作する優先動作機能 を備えている、という構成を採っている。これによって前述した目的を達成しよ うとするものである。
【0006】
【作用】
本考案では、メカニカルブレーキの動作時にこれと連動して動作するブレーキ スイッチ9によって抵抗接地回路10を接地又は非接地し、これによりアクセル 電圧の変化を緩やかにするために設けられている積分回路2の時定数を急激にし かもメカニカルブレーキに優先して小さくするようにしたので、ソフトストップ 機能を具えた電動車輌においても、発電制動による急制動をエンジンに過度の負 担をかけることなく成し得るようにした。
【0007】
【考案の実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基いて説明する。この図1において、符号1 はアクセル回路部20の要部をなし且つスロットルと連動するスロットルボリウ ムを示す。また、符号22は抵抗R,コンデンサCからなるアクセル信号用の積 分回路、符号3はコンパレータ、符号4は鋸歯状波発生器、符号5は排他的論理 和回路、符号6は切替スイッチ、符号7はインバータ、符号8はモータ、符号9 はメカニカルブレーキと連動して動作するブレーキスイッチ、符号10は抵抗接 地回路としての抵抗(r)である。また、符号21はモータ駆動制御部を示す。 このモータ駆動制御部21は、アクセル電圧出力回路部20から出力されるアク セル電圧の大小に応じてモータに駆動力を発生させ又は当該モータに発電制動を 行わせしめる機能を備えている。 また、図2は、図1の実施例における各部信号を示し、本考案の動作を説明す るものである。 図1において、スロットルボリウム1は、図示されないスロットルに結合され ていて、スロットルの操作に基づいて、スロットル操作量を示すアクセル電圧V acc を発生する。このアクセル電圧Vacc は、抵抗R,コンデンサCからなる積 分回路22の作用によりスロットル操作に基づく図2の波形(a)に示すような 時刻t1 における急激なアクセル電圧Vacc の変化があっても、図2の波形(b )に示すような緩やかな変化を示す信号電圧Vacc , に変換される。 コンパレータ3は信号電圧Vacc , と鋸歯状波発生器4の鋸歯状波信号とを比 較するとともに、その出力側を一定電圧Vacc にプルアップされることによって 、信号Vacc , が鋸歯状波電圧を上回ったときにハイレベルとなる出力を発生し 、これによって一定周期で断続するパルス幅の変化するパルス波形(チョッピン グ波形)からなるスイッチング信号Vs を発生する。一方、信号Vacc , が鋸歯 状波のピーク値を超えたときは、スイッチング信号Vs はハイレベルの連続信号 となり、また信号Vacc , が鋸歯状波のボトム値以下となったときは、スイッチ ング信号Vs はローレベルの連続信号となる。
【0008】 このスイッチング信号Vs は後述のようにモータの駆動力制御に用いられるも のであり、信号Vs がハイレベルの連続信号のときはモータは全力回転し、信号 Vs がローレベルの連続信号のときはモータは発電制動の状態となる。また、信 号Vs が断続パルスのときはモータはパルス幅に応じた駆動力を発生する。ここ で開ループ制御におけるこのような駆動信号発生方法は従来公知であり、本出願 人による特開昭60−91803号公報にも記載されている。 排他的論理和回路5は、切替スイッチ6を経て、前進のときローレベルとなり 、後進のときハイレベルとなる信号を与えられている。
【0009】 いま、前進の場合を考えると、スイッチング信号Vs は極性を変化することな く排他的論理和回路5を経てトランジスタTR1 に与えられるとともに、インバー タ7を経て極性反転してトランジスタTR2 に与えられる。
【0010】 一方、トランジスタTR4 は、切替スイッチ6を経てベースに正電圧を与えられ て、導通状態にある。従ってモータ8はスイッチング信号Vs がハイレベルのと きトランジスタTR1 ,TR4 がオンになって電源Vc から通電されて回転力を発生 し、スイッチング信号Vs がローレベルのときトランジスタTR2 ,TR4 がオンに なって発電制動状態となるので、スイッチング信号Vs の状態に応じて変化する 駆動力を発生し、または制動状態となる。
【0011】 また、後進のときは、スイッチング信号Vs は排他的論理和回路5を経て極性 を反転するとともに、切替スイッチ6を経てベースに正電圧を与えられ、これに よって、トランジスタTR3 が導通状態となる。従ってモータ8はスイッチング信 号Vs がハイレベルのときトランジスタTR2 ,TR3 がオンになって電源Vc から 通電されて逆方向の回転力を発生し、スイッチング信号Vs がローレベルのとき トランジスタTR1 ,TR3 がオンになって発電制動状態となるので、スイッチング 信号Vs の状態に変化する後進駆動力を発生し、または制動状態となる。
【0012】 いま図1の回路において、積分回路22におけるRCの時定数を大きくしてソ フトストップとした場合(本考案においては停止時に動作が特に重要であるので 、ソフトスタートに関する説明を省略する)、急停止時にスロットルを閉じてア クセル電圧Vacc を0にしても、信号電圧Vacc , は直ちに0とならず次第に減 少するある値を持ち、従ってモータ8は駆動力を発生している。 この状態でメカニカルブレーキをオンにすると、メカニカルブレーキ用レバー (またはペダル)に連動したブレーキスイッチ9がオンになる。これによって積 分回路22のコンデンサCに蓄積されていた電荷は抵抗接地回路10を経て放電 する。いまは抵抗接地回路10の値をrとしたとき、抵抗R>>rとすることに よって、コンデンサCの電荷は積分回路22の時定数より短い時間で放電し、ス イッチング信号Vs のパルス幅が小さくなって、急速に駆動力が減少するととも に発電制動がかけられるようになる。図2において、波形(c)は時刻t1 にお いてスロットルを閉じたのち、時刻t2 〜t3 においてメカニカルブレーキを1 回だけオンにした急制動の場合を示し、波形(d)はメカニカルブレーキをt2 〜t3 ,t4 〜t5 ,等において数回断続的にかけた緩制動の場合を示している 。
【0013】 従って、図1に示された実施例において、抵抗r,R,Cの値を適当に選択す ることによって、メカニカルブレーキの操作によって必要なとき急制動をかける ことができるとともに、軽く断続的にメカニカルブレーキを操作してブレーキス イッチ9を断続的にオンさせるようにした場合には、メカニカルブレーキを作動 させないで発電制動を断続的にかけることによって、緩やかに停止させるように することも可能である。
【0014】 ここで、このような機能をより効果的に発揮させるためには、メカニカルブレ ーキの操作によってブレーキが利き始めるのに先立って、ブレーキスイッチ9が 動作するように、メカニカルブレーキ操作において、ブレーキスイッチ9のオン とメカニカルブレーキの作動開始との間にある程度の遅れ、すなわち機械的遊び を持たせるようにすることが望ましい。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成され機能するので、これによると、メカニカルブレ ーキの制動動作に優先してブレーキスイッチが作動し、同時にこれを受けてモー タ駆動制御部が直ちに動作するように成っているので、アクセル操作中であって もエンジンに負荷をかけることなく有効に制動モード特に発電制動に切り換え設 定することが可能となり、エンジンにブレーキに伴う負荷をかけることなく必要 に応じていつでも急制動をかけることができるという従来にない実用的な電動車 両用制動制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示す回路図内の各部の信号の関係を示す
説明図である。
【図3】図3(a)はスロットル操作により生じるアク
セル電圧の変化を示す線図、図3(b)はアクセル信号
用積分回路の出力波形を示す線図である。
【符号の説明】
9 ブレーキスイッチ 10 抵抗接地回路 20 アクセル電圧出力回路部 21 モータ駆動制御部 22 アクセル信号用積分回路

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 スロットルの操作量に応じて所定のアク
    セル電圧を発生するアクセル電圧出力回路部20と、こ
    のアクセル電圧出力回路部20から出力されるアクセル
    電圧の大小に応じてモータに駆動力を発生させ又は当該
    モータに発電制動を行わせしめるモータ駆動制御部21
    と、このモータ駆動制御部21と前記アクセル電圧出力
    回路部20との間に装備され前記アクセル電圧の急激な
    変化を緩慢な変化に変換し出力するアクセル信号用積分
    回路22と、前記スロットルの近傍に装備されたメカニ
    カルブレーキ用操作子の操作量に応じて作動するブレー
    キスイッチ9とを備え、前記ブレーキスイッチ9に、当
    該ブレーキスイッチ9の動作と共に機能し前記アクセル
    信号用積分回路22の動作を規制する抵抗接地回路10
    を直列接続すると共に、前記ブレーキスイッチ9が、前
    記メカニカルブレーキ用操作子の操作過程にあって前記
    メカニカルブレーキの制動動作に優先して動作する優先
    動作機能を備えていることを特徴とした電動車両用制動
    制御装置。
JP3764192U 1992-05-08 1992-05-08 電動車両用制動制御装置 Withdrawn JPH052505U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3764192U JPH052505U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 電動車両用制動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3764192U JPH052505U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 電動車両用制動制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH052505U true JPH052505U (ja) 1993-01-14

Family

ID=12503283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3764192U Withdrawn JPH052505U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 電動車両用制動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052505U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52149221U (ja) * 1976-05-08 1977-11-12
JPS52149222U (ja) * 1976-05-08 1977-11-12
JP2014500419A (ja) * 2010-12-07 2014-01-09 ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー ハイブリッド建設機械用旋回制御システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52149221U (ja) * 1976-05-08 1977-11-12
JPS52149222U (ja) * 1976-05-08 1977-11-12
JPS5726348Y2 (ja) * 1976-05-08 1982-06-08
JP2014500419A (ja) * 2010-12-07 2014-01-09 ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー ハイブリッド建設機械用旋回制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5764009A (en) Motor control device in electric motor-operated vehicle
DE69308688T2 (de) Regelvorrichtung für elektrische Fahrzeuge
JPS6243403B2 (ja)
CA2306737C (en) Device for activating trailer electric wheel brakes
JPH052505U (ja) 電動車両用制動制御装置
JP3844596B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JPH0750802Y2 (ja) 電動車両用制動制御装置
EP1130758B1 (en) Four quadrant motor operation using dc bus current sensing
JPH0526882Y2 (ja)
US3944289A (en) Skid control system
JP3503210B2 (ja) 電動車両のモータ制御装置
JP3570289B2 (ja) モータ制御装置
US5064014A (en) Method of controlling power steering system
JPH0137935Y2 (ja)
JPH03253202A (ja) 電気自動車の駆動力制御装置
JPS6222817Y2 (ja)
JPH0727765Y2 (ja) 電動車両の始動装置
JPH0199410A (ja) 電動車輌用モータ制御装置
JP3345915B2 (ja) バッテリ車の走行制御装置
JP2729812B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JPH0739008A (ja) 車両用のチョッパ制御直流電動機の昇圧回生制動制御方法
JPS63114509A (ja) 電動車輌の制御方式
IES81042B2 (en) Clutch control system
JP3909114B2 (ja) 制動力保持装置
JPS60131004A (ja) 電動車の速度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19940120