JPH0525008U - パイプ用クリツプバンド - Google Patents

パイプ用クリツプバンド

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JPH0525008U
JPH0525008U JP7040891U JP7040891U JPH0525008U JP H0525008 U JPH0525008 U JP H0525008U JP 7040891 U JP7040891 U JP 7040891U JP 7040891 U JP7040891 U JP 7040891U JP H0525008 U JPH0525008 U JP H0525008U
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JP
Japan
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band
clip
pipe
clip band
pieces
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Pending
Application number
JP7040891U
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English (en)
Inventor
雅也 伊藤
秀樹 宮川
Original Assignee
後藤設備工業株式会社
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2本のパイプを固定するのに、簡単且つ強固
に行えしかも見映えを良好にし得るようにしたパイプ用
クリップバンドを提供する。 【構成】 把持すべきパイプの外径に応じた略半円形の
湾曲部13を有する一対のバンド片11,12の各一端
部を該各バンド片11,12が相互に開閉自在なる如く
ヒンジ結合し且つ各バンド片11,12の他端部同士を
固縛部材4で固縛し得るようにした第1クリップバンド
1と、該第1クリップバンド1と同様に構成した第2ク
リップバンド2とを備え、さらに前記第1クリップバン
ド1の一方のバンド片12の外面と前記第2クリップバ
ンド2の一方のバンド片21の外面とを接合させた状態
で、その接合させた各バンド片12,21同士を軸3で
相互に回動自在に枢着して前記第1クリップバンド1と
第2クリップバンド2とを一体化させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、段差をもって配設される2本のパイプを相互に固縛するためのパイ プ用クリップバンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば建物等の天井部に設けられる消火設備(スプリンクラー)には、多数本の 散水パイプが使用されている。図4及び図5には、この種の消火設備における従 来のパイプ支持構造の一例を示しているが、この従来例のパイプ支持構造では、 センタージョイント6から複数本の散水パイプ7,7・・を放射状に延出させて なる下段側パイプ群5と、該下段側パイプ群5の上部側において同じく散水パイ プ9,9,9をコ字形に配設してなる上段側パイプ群8とが相互に非固定状態で配 設されている。そして、該下段側パイプ群5と上段側パイプ群8とは、図4にお いて符号33又は同34で示すように天井面からそれぞれ吊り装置によって複数 箇所づつ個別に吊下げ支持されている。即ち、図5に示すように、下段側パイプ 群5の散水パイプ7は下段側用の吊り装置33で、又上段側パイプ群8の散水パ イプ9は上段側用の吊り装置34でそれぞれ天井面10から吊下げられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した消火設備において、下段側パイプ群5と上段側パイプ群8 とを相互に固定すると、下段側パイプ群5と上段側パイプ群8のいずれか一方の みを天井面10から吊り装置33で吊下げるだけで、該下段側パイプ群5と上段 側パイプ群8を同時に支持することができるが、従来では、下段側パイプ群5と 上段側パイプ群8とを簡単に且つ強固にしかも見映えよく固定させる手段がなか った。即ち、上下の各パイプ群5,8を相互に固定させるのに、上下のパイプ交 差箇所を溶接したり番線で固縛したりすることが考えられるが、溶接によって固 定する場合には両者の結合強度は大きくなるものの、設置現場に溶接装置を持ち 込む必要があるとともに溶接作業が面倒となるという問題があり、又、番線で固 縛する場合には見映えが悪く且つ番線では切断し易くなって確実性に欠けるとい う問題があった。
【0004】 本考案は、2本のパイプを固定するのに、簡単且つ強固に行えしかも見映えを 良好にし得るようにしたパイプ用クリップバンドを提供することを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のパイプ用クリップバンドは、把持すべきパイプの外径に応じた略半円 形の湾曲部を有する一対のバンド片の各一端部を該各バンド片が相互に開閉自在 なる如くヒンジ結合し且つ各バンド片の他端部同士を固縛部材で固縛し得るよう にした第1クリップバンドと、該第1クリップバンドと同様に把持すべきパイプ の外径に応じた略半円形の湾曲部を有する一対のバンド片の各一端部を該各バン ド片が相互に開閉自在なる如くヒンジ結合し且つ各バンド片の他端部同士を固縛 部材で固縛し得るようにした第2クリップバンドとを備え、さらに前記第1クリ ップバンドの一方のバンド片の外面と前記第2クリップバンドの一方のバンド片 の外面とを接合させた状態で、その接合させた各バンド片同士を軸で相互に回動 自在に枢着して前記第1クリップバンドと第2クリップバンドとを一体化させた ことを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案のパイプ用クリップバンドによれば、それぞれパイプを固縛できる第1 クリップバンドと第2クリップバンドとを一体化させているので、第1クリップ バンドと第2クリップバンドとでそれぞれパイプを固縛させることにより、該2 本のパイプを相互に固定させることがてきる。又、第1クリップバンド又は第2 クリップバンドでパイプを固縛する際には、各バンド片を開いて各湾曲部をパイ プの外側に嵌合させた後、各バンド片の反ヒンジ側端部同士を固縛部材(例えば ボルト及びナット)で固縛すればよい。さらに、第1クリップバンドと第2クリ ップバンドとは、相互に回動自在となっているので、該第1及び第2の各クリッ プバンドを2本のパイプのどのような交差角度にも対応させることができる。
【0007】
【考案の効果】
本考案のパイプ用クリップバンドでは、第1クリップバンドと第2クリップバ ンドとを一体化しているので、該第1クリップバンドと第2クリップバンドでそ れぞれパイプを固縛するだけで2本のパイプを相互に固定することができ、その パイプ固定作業が簡単に行えるとともに、両パイプを強固に固定でき、しかもク リップバンドによる固縛なので見映えが良好となるという効果がある。又、第1 クリップバンドと第2クリップバンドとが相互に回動自在となっているので、2 本のパイプがどのような角度で交差している場合にも第1及び第2の各クリップ バンドを確実に対応させることができるという効果もある。
【0008】
【実施例】
以下、図1ないし図3を参照して本考案の実施例を説明すると、図1に示す実 施例のパイプ用クリップバンドは、一対のバンド片11,12からなる第1クリ ップバンド1と、同じく一対のバンド片21,22からなる第2クリップバンド 2とを、該第1クリップバンド1と第2クリップバンド2とが相互に回動自在と なる如く軸3で枢着して構成されている。尚、この実施例では、第1クリップバ ンド1と第2クリップバンド2とは、それぞれ異なる外径のパイプ7,9を固縛 し得るようにするために、第1クリップバンド1の径より第2クリップバンド2 の径の方を大きくしているが、他の実施例では第1クリップバンド1と第2クリ ップバンドとを同径にすることもできる。
【0009】 第1クリップバンド1の各バンド片11,12は、それぞれ板金製で、把持す べきパイプ7の外径に応じた略半円形の湾曲部13を有し、且つ該湾曲部13の 一端部にヒンジ部を設けるとともに、湾曲部13におけるヒンジ部とは反対側の 端部に横向きの膨出片14を一体成形して成形している。各膨出片14,14に は、固縛部材4のボルト41を挿通させるための穴15,15が形成されている 。
【0010】 そして、この第1クリップバンド1は、各バンド片11,12のヒンジ部同士 をヒンジ17で結合して、該各バンド片11,12が相互に開閉自在なる如く構 成している。
【0011】 第2クリップバンド2は、湾曲部23の大きさが第1クリップバンド1の湾曲 部13よりも大きいだけで、その他は第1クリップバンド1と同様に構成されて いる。
【0012】 第1クリップバンド1と第2クリップバンド2とは、各側のそれぞれ一方のバ ンド片12,21の外面同士を接合させた状態で、その接合させたバンド片1
2, 21同士を軸3で枢着して、該第1クリップバンド1と第2クリップバンド2と が相互に回動し得るように一体化させている。
【0013】 第1クリップバンド1でパイプ7を固縛するには、各バンド片11,12を開 いた状態で両湾曲部13,13内に該パイプ7を嵌入させた後、両バンド片11, 12を閉じ、各穴15,15にボルト41を通してナット42で締付ければよい 。尚、第2クリップバンド2についても同様にしてパイプ9を固縛し得るように なっている。
【0014】 図1に示すパイプ用クリップバンドの使用例を図2及び図3を参照して説明す ると、図2及び図3の使用例では、このパイプ用クリップバンドを消火設備の下 段側パイプ群5と上段側パイプ群8との固定に使用している。
【0015】 図2及び図3において、下段側パイプ群5はセンタージョイント6から複数本 の散水パイプ7,7・・を放射状に延出させて形成している。又、上段側パイプ 群8は合計3本の散水パイプ9,9,9をコ字形に接続して形成している。尚、下 段側パイプ群5及び上段側パイプ群8には、必要時にそれぞれバルブ32を介し て給水管31から水が供給されるようになっている。
【0016】 下段側パイプ群5は、各散水パイプ7,7・・の適宜数箇所をそれぞれ吊り装 置33,33・・で吊下げ支持されている。上段側パイプ群8は、下段側の散水 パイプ7,7・・の上部に載置されており、下段側の散水パイプ7,7・・と上段 側の散水パイプ9,9,9とが複数箇所で交差している。
【0017】 そして、下段側の散水パイプ7と上段側の散水パイプ9との交差部をそれぞれ 符号X,X・・で示すようにパイプ用クリップバンドで固縛するのであるが、ま ず第1クリップバンド1又は第2クリップバンド2の一方(例えば第1クリップ バンド1)を、当該交差部から少し離れた位置において当該散水パイプ7(又は9 )に遊嵌させる。そして、他方のクリップバンド(例えば第2クリップバンド2) を開放させた状態で、このパイプ用クリップバンドを、先に遊嵌させた散水パイ プ7(又は9)に沿って交差部までスライドさせて、他方のクリップバンド2(又 は1)を当該散水パイプ9(又は7)の向きに合うように回動させた後に該散水パ イプに嵌合させ、その後で両クリップバンド1,2をそれぞれ固縛部材4,4(ボ ルト41とナット42)で固縛すれば上下両散水パイプ7,9の交差部をパイプ用 クリップバンドで固定することができる。順次同様にして各交差部をパイプ用ク リップバンドで固定する。
【0018】 このように、このパイプ用クリップバンドを使用したパイプ固定構造では、上 下2段のパイプ群5,8があっても、上下いずれかのパイプ群5(又は8)のみを 吊下げ支持するだけで両パイプ群5,8を支持することができる。又、このパイ プ用クリップバンドを使用すれば、両パイプの固定が簡単且つ強固に行え、しか も見映えが良好となる。
【0019】 尚、この実施例では、パイプ用クリップバンドを消火設備用のパイプを固定す るのに使用しているが、2本のパイプを固定するのであれば他の用途にも適用で きることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるパイプ用クリップバン
ドの斜視図である。
【図2】図1のパイプ用クリップバンドを使用して組付
た消火設備の底面図である。
【図3】図2のIIIーIII拡大断面図である。
【図4】従来の組付方法による消火設備の底面図であ
る。
【図5】図4のVーV断面図である。
【符号の説明】
1は第1クリップバンド、2は第2クリップバンド、3
は軸、4は固縛部材、11,12はバンド片、13は湾
曲部、17はヒンジ、21,22はバンド片、23は湾
曲部、27はヒンジである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持すべきパイプの外径に応じた略半円
    形の湾曲部(13)を有する一対のバンド片(11,12)
    の各一端部を該各バンド片(11,12)が相互に開閉自
    在なる如くヒンジ結合し且つ各バンド片(11,12)の
    他端部同士を固縛部材(4)で固縛し得るようにした第1
    クリップバンド(1)と、該第1クリップバンド(1)と同
    様に把持すべきパイプの外径に応じた略半円形の湾曲部
    (23)を有する一対のバンド片(21,22)の各一端部
    を該各バンド片(21,22)が相互に開閉自在なる如く
    ヒンジ結合し且つ各バンド片(21,22)の他端部同士
    を固縛部材(4)で固縛し得るようにした第2クリップバ
    ンド(2)とを備え、さらに前記第1クリップバンド(1)
    の一方のバンド片(12)の外面と前記第2クリップバン
    ド(2)の一方のバンド片(21)の外面とを接合させた状
    態で、その接合させた各バンド片(12,21)同士を軸
    (3)で相互に回動自在に枢着して前記第1クリップバン
    ド(1)と第2クリップバンド(2)とを一体化させたこと
    を特徴とするパイプ用クリップバンド。
JP7040891U 1991-09-03 1991-09-03 パイプ用クリツプバンド Pending JPH0525008U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50114012A (ja) * 1974-02-19 1975-09-06
JPS6212891U (ja) * 1985-07-09 1987-01-26

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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