JPH05249290A - 核燃料貯蔵体のフラックストラップ中性子吸収装置 - Google Patents
核燃料貯蔵体のフラックストラップ中性子吸収装置Info
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- JPH05249290A JPH05249290A JP4191552A JP19155292A JPH05249290A JP H05249290 A JPH05249290 A JP H05249290A JP 4191552 A JP4191552 A JP 4191552A JP 19155292 A JP19155292 A JP 19155292A JP H05249290 A JPH05249290 A JP H05249290A
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- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C19/00—Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
- G21C19/02—Details of handling arrangements
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- G21C19/00—Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
- G21C19/40—Arrangements for preventing occurrence of critical conditions, e.g. during storage
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- G—PHYSICS
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- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F5/00—Transportable or portable shielded containers
- G21F5/005—Containers for solid radioactive wastes, e.g. for ultimate disposal
- G21F5/008—Containers for fuel elements
- G21F5/012—Fuel element racks in the containers
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 核燃料貯蔵プール内において核燃料集合体貯
蔵缶の間に配置されていて、利用可能な燃料貯蔵スペー
スを最大にするためのフラックストラップ中性子吸収装
置を提供する。 【構成】 フラックストラップ中性子吸収装置54は、
間隔を置き隣接して配置されている貯蔵缶40の対向し
た側壁40Aの各々に沿って垂直方向に延び互いに間隔
を置いて位置した別々のポケット50と、各ポケット5
0内に設けられた熱中性子吸収材料のプレート48を有
する。プレート48は互いに間隔を置いて位置し、間に
高速中性子減速領域を画定する。装置54は、プレート
48と隣接の側壁40Aのポケット50との間で高速中
性子減速領域内に設けられた金属水素化物のスラブ60
と、高速中性子減速領域内に位置し金属水素化物のスラ
ブ60を収容するキャニスタ56とを更に有する。プレ
ートの熱中性子吸収材料は通常は炭化硼素である。
蔵缶の間に配置されていて、利用可能な燃料貯蔵スペー
スを最大にするためのフラックストラップ中性子吸収装
置を提供する。 【構成】 フラックストラップ中性子吸収装置54は、
間隔を置き隣接して配置されている貯蔵缶40の対向し
た側壁40Aの各々に沿って垂直方向に延び互いに間隔
を置いて位置した別々のポケット50と、各ポケット5
0内に設けられた熱中性子吸収材料のプレート48を有
する。プレート48は互いに間隔を置いて位置し、間に
高速中性子減速領域を画定する。装置54は、プレート
48と隣接の側壁40Aのポケット50との間で高速中
性子減速領域内に設けられた金属水素化物のスラブ60
と、高速中性子減速領域内に位置し金属水素化物のスラ
ブ60を収容するキャニスタ56とを更に有する。プレ
ートの熱中性子吸収材料は通常は炭化硼素である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に核燃料貯蔵/輸送
技術に関し、より詳細には、燃料貯蔵本体、例えば核燃
料輸送キャスクまたは燃料貯蔵設備の燃料貯蔵プールの
ための改良型フラックストラップ中性子吸収装置に関す
る。
技術に関し、より詳細には、燃料貯蔵本体、例えば核燃
料輸送キャスクまたは燃料貯蔵設備の燃料貯蔵プールの
ための改良型フラックストラップ中性子吸収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】燃料貯
蔵設備は原子力発電所における未使用の燃料集合体と使
用済み燃料集合体の両方の所内貯蔵を可能にする。燃料
貯蔵設備は、ステンレス鋼製ライナーを備えた鉄筋コン
クリート構造体であり、硼酸塩処理済みの原子炉補給水
で満たされた燃料ピットまたはプールを含む。横断面が
正方形であり間隔を置き且つ並置された列の状態で直立
した燃料貯蔵容器または缶が燃料貯蔵プール内で水中に
設けられている。燃料貯蔵缶は、多数本の燃料集合体、
例えば850本の燃料集合体を所定の位置で収容するよ
う設計されていて、燃料集合体は燃料貯蔵プール内で臨
界未満の列の状態に維持されるようになっている。
蔵設備は原子力発電所における未使用の燃料集合体と使
用済み燃料集合体の両方の所内貯蔵を可能にする。燃料
貯蔵設備は、ステンレス鋼製ライナーを備えた鉄筋コン
クリート構造体であり、硼酸塩処理済みの原子炉補給水
で満たされた燃料ピットまたはプールを含む。横断面が
正方形であり間隔を置き且つ並置された列の状態で直立
した燃料貯蔵容器または缶が燃料貯蔵プール内で水中に
設けられている。燃料貯蔵缶は、多数本の燃料集合体、
例えば850本の燃料集合体を所定の位置で収容するよ
う設計されていて、燃料集合体は燃料貯蔵プール内で臨
界未満の列の状態に維持されるようになっている。
【0003】一般に、スラブの形の中性子吸収体または
ポイズン、例えば炭化硼素が缶の側部に沿って垂直方向
に延びる狭いポケット内に設けられており、補給水が缶
の間の空間の残部を満たして燃料を臨界未満の状態に維
持するのに役立つ。高速中性子が燃料によって放出さ
れ、したがって、高速中性子を減速して吸収材料中によ
り効果的に吸収できるようにすることが望ましい。
ポイズン、例えば炭化硼素が缶の側部に沿って垂直方向
に延びる狭いポケット内に設けられており、補給水が缶
の間の空間の残部を満たして燃料を臨界未満の状態に維
持するのに役立つ。高速中性子が燃料によって放出さ
れ、したがって、高速中性子を減速して吸収材料中によ
り効果的に吸収できるようにすることが望ましい。
【0004】炭化硼素のスラブ及びこれらの間に存在す
る或る量の硼酸塩処理済み補給水は、貯蔵プール内で貯
蔵状態の燃料集合体の間のフラックストラップ中性子吸
収手段として役立つ。補給水は、スラブまたはプレート
の形の周囲の炭化硼素と共に高速中性子減速領域を形成
し、熱中性子吸収体となる。高速中性子は、熱中性子吸
収材料の炭化硼素性プレートの間の減速領域内に収容さ
れた水の中に入る。水中の水素原子はプレート間で高速
中性子を減速させ、これらがプレートの熱中性子吸収材
料によって吸収できるようにする。
る或る量の硼酸塩処理済み補給水は、貯蔵プール内で貯
蔵状態の燃料集合体の間のフラックストラップ中性子吸
収手段として役立つ。補給水は、スラブまたはプレート
の形の周囲の炭化硼素と共に高速中性子減速領域を形成
し、熱中性子吸収体となる。高速中性子は、熱中性子吸
収材料の炭化硼素性プレートの間の減速領域内に収容さ
れた水の中に入る。水中の水素原子はプレート間で高速
中性子を減速させ、これらがプレートの熱中性子吸収材
料によって吸収できるようにする。
【0005】複数のかかるフラックストラップ中性子吸
収装置が燃料集合体を収容している缶の間に位置してい
て燃料集合体の列を安全な運転停止時の臨界未満の状態
に保つのに役立っている。燃料貯蔵プールのスペースは
原子力発電所に固定されており且つ濃縮度の一層高い燃
料の貯蔵の要請がますます重要になっているので、燃料
貯蔵プールに貯蔵できる燃料の量を最大にする必要があ
る。その結果、燃料貯蔵プール内における貯蔵セル構造
体の容積を最少限に抑えることが重要である。0.1イ
ンチという僅かな寸法上の差は、臨界未満に関する要件
を満たすと共に貯蔵能力を最大限にし且つ材料に課され
る要件を極力少なくする上で設計者にとり重要である。
収装置が燃料集合体を収容している缶の間に位置してい
て燃料集合体の列を安全な運転停止時の臨界未満の状態
に保つのに役立っている。燃料貯蔵プールのスペースは
原子力発電所に固定されており且つ濃縮度の一層高い燃
料の貯蔵の要請がますます重要になっているので、燃料
貯蔵プールに貯蔵できる燃料の量を最大にする必要があ
る。その結果、燃料貯蔵プール内における貯蔵セル構造
体の容積を最少限に抑えることが重要である。0.1イ
ンチという僅かな寸法上の差は、臨界未満に関する要件
を満たすと共に貯蔵能力を最大限にし且つ材料に課され
る要件を極力少なくする上で設計者にとり重要である。
【0006】したがって、利用可能な燃料貯蔵スペース
を最大にするためのフラックストラップ中性子吸収装置
の設計改良が強く要望されている。
を最大にするためのフラックストラップ中性子吸収装置
の設計改良が強く要望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記要望を満
足するような設計の改良型フラックストラップ中性子吸
収装置を提供する。本発明のフラックストラップ中性子
吸収装置は、燃料貯蔵本体、例えば燃料貯蔵プールまた
は燃料輸送キャスクで用いられる高速中性子減速用の水
の一部を金属水素化物で置き換えている。フラックスト
ラップ中性子吸収装置の設計効率はトラップ領域におけ
る水素原子または他の質量の小さな元素による高速中性
子の減速の度合いに応じるので水素の密度が高ければ高
いほど設計効率はよくなる。或る種の金属水素化物は水
よりも水素密度が高く、かくしてフラックストラップ中
性子吸収装置の効率が増大することになる。かかる金属
水素化物を用いると、濃縮度の一層高い燃料の貯蔵が可
能になる。
足するような設計の改良型フラックストラップ中性子吸
収装置を提供する。本発明のフラックストラップ中性子
吸収装置は、燃料貯蔵本体、例えば燃料貯蔵プールまた
は燃料輸送キャスクで用いられる高速中性子減速用の水
の一部を金属水素化物で置き換えている。フラックスト
ラップ中性子吸収装置の設計効率はトラップ領域におけ
る水素原子または他の質量の小さな元素による高速中性
子の減速の度合いに応じるので水素の密度が高ければ高
いほど設計効率はよくなる。或る種の金属水素化物は水
よりも水素密度が高く、かくしてフラックストラップ中
性子吸収装置の効率が増大することになる。かかる金属
水素化物を用いると、濃縮度の一層高い燃料の貯蔵が可
能になる。
【0008】さらに、金属水素化物を用いると、水の温
度による水中の水素密度のばらつきがなくなる。水温が
上昇すると、水素容積密度は減少し、それにより吸収装
置の効率が低下する。ある設計例では、この効果は重要
な場合がある。
度による水中の水素密度のばらつきがなくなる。水温が
上昇すると、水素容積密度は減少し、それにより吸収装
置の効率が低下する。ある設計例では、この効果は重要
な場合がある。
【0009】したがって、本発明は核燃料貯蔵本体内に
おける上述の複数のフラックストラップ中性子吸収装置
に関する。燃料貯蔵本体は、ある量の高速中性子減速流
体及び流体内に沈められていて、間隔を置き且つ並置さ
れた列の状態で配置された複数の直立の貯蔵缶を含む。
各貯蔵缶は各燃料集合体を受け入れて貯蔵するよう互い
に連結された複数の側壁で構成されている。複数のフラ
ックストラップ中性子吸収装置は貯蔵缶の間で貯蔵本体
内に配置されている。
おける上述の複数のフラックストラップ中性子吸収装置
に関する。燃料貯蔵本体は、ある量の高速中性子減速流
体及び流体内に沈められていて、間隔を置き且つ並置さ
れた列の状態で配置された複数の直立の貯蔵缶を含む。
各貯蔵缶は各燃料集合体を受け入れて貯蔵するよう互い
に連結された複数の側壁で構成されている。複数のフラ
ックストラップ中性子吸収装置は貯蔵缶の間で貯蔵本体
内に配置されている。
【0010】本発明の一実施例では、各フラックストラ
ップ中性子吸収装置は、間隔を置いて配置された貯蔵缶
の隣接の側壁の各々の外部に沿って垂直方向に延びると
共にこれに取り付けられていて、隣接の側壁に沿って延
び且つ互いに間隔を置いて配置されたポケットをそれぞ
れ形成する別体のポケット形成手段と、ポケットの各々
の中に設けられていて、互いに間隔を置いて配置される
と共にあいだに高速中性子減速領域を画定する熱中性子
吸収材料の細長い平らなプレートと、熱中性子吸収材料
のプレートと隣接の側壁上の別体ポケット形成手段との
間で高速中性子減速領域内に設けられた金属水素化物の
スラブと、高速中性子減速領域内に設けられている金属
水素化物のスラブを収容していて、隣接の貯蔵缶の隣接
の側壁の少なくとも1つに連結されているキャニスタと
を有することを特徴とする。
ップ中性子吸収装置は、間隔を置いて配置された貯蔵缶
の隣接の側壁の各々の外部に沿って垂直方向に延びると
共にこれに取り付けられていて、隣接の側壁に沿って延
び且つ互いに間隔を置いて配置されたポケットをそれぞ
れ形成する別体のポケット形成手段と、ポケットの各々
の中に設けられていて、互いに間隔を置いて配置される
と共にあいだに高速中性子減速領域を画定する熱中性子
吸収材料の細長い平らなプレートと、熱中性子吸収材料
のプレートと隣接の側壁上の別体ポケット形成手段との
間で高速中性子減速領域内に設けられた金属水素化物の
スラブと、高速中性子減速領域内に設けられている金属
水素化物のスラブを収容していて、隣接の貯蔵缶の隣接
の側壁の少なくとも1つに連結されているキャニスタと
を有することを特徴とする。
【0011】本発明のもう1つの実施例では、各フラッ
クストラップ中性子吸収装置は、間隔を置いて配置され
た貯蔵缶の各隣接対と貯蔵缶の側壁のうちの隣接の1つ
との間に設けられていて、貯蔵缶の残りの側壁との間に
高速中性子減速領域を画定する熱中性子吸収材料の少な
くとも1つの細長い平らなプレートと、熱中性子吸収材
料のプレートと貯蔵缶の他方の側壁との間で高速中性子
減速領域内に配置された金属水素化物のスラブと、熱中
性子吸収材料のプレート及び金属水素化物のスラブを収
容したキャニスタとを有し、キャニスタは隣接の貯蔵缶
の隣接の側壁のうちの少なくとも1つに連結されてい
る。一形態では、隣接の貯蔵缶の隣接の側壁のうちの1
つに沿って垂直方向に延びると共にこれに取り付けられ
た手段は、側壁のうち前記1つに沿ってポケットを形成
し、熱中性子吸収材料で構成された第2の細長い平らな
プレートがポケット内に設けられている。
クストラップ中性子吸収装置は、間隔を置いて配置され
た貯蔵缶の各隣接対と貯蔵缶の側壁のうちの隣接の1つ
との間に設けられていて、貯蔵缶の残りの側壁との間に
高速中性子減速領域を画定する熱中性子吸収材料の少な
くとも1つの細長い平らなプレートと、熱中性子吸収材
料のプレートと貯蔵缶の他方の側壁との間で高速中性子
減速領域内に配置された金属水素化物のスラブと、熱中
性子吸収材料のプレート及び金属水素化物のスラブを収
容したキャニスタとを有し、キャニスタは隣接の貯蔵缶
の隣接の側壁のうちの少なくとも1つに連結されてい
る。一形態では、隣接の貯蔵缶の隣接の側壁のうちの1
つに沿って垂直方向に延びると共にこれに取り付けられ
た手段は、側壁のうち前記1つに沿ってポケットを形成
し、熱中性子吸収材料で構成された第2の細長い平らな
プレートがポケット内に設けられている。
【0012】フラックストラップ中性子吸収装置の両実
施例において、プレートの熱中性子吸収材料は好ましく
は炭化硼素である。好ましくは、スラブの金属水素化物
は水素化チタンである。変形例として、金属水素化物は
水素化ガドリニウム−チタンまたは希土類水素化物であ
るのが良い。
施例において、プレートの熱中性子吸収材料は好ましく
は炭化硼素である。好ましくは、スラブの金属水素化物
は水素化チタンである。変形例として、金属水素化物は
水素化ガドリニウム−チタンまたは希土類水素化物であ
るのが良い。
【0013】以下の詳細な説明を読むにあたり、添付の
図面を参照されたい。
図面を参照されたい。
【0014】
【実施例】今、図面を参照し、特に図1を参照すると、
全体を符号10で指示した従来型核燃料集合体が示され
ている。加圧水型原子炉(PWR)に用いられる形式の
ものであるため、従来型燃料集合体10は基本構成要素
として、原子炉(図示せず)の炉心領域内で下部炉心板
(図示せず)上に燃料集合体を支持するための下端部構
造体又は下部ノズル12と、下部ノズル12から上方へ
突出する複数本の長さ方向に延びる案内管又はシンブル
14とを含む。燃料集合体10は、案内シンブル14に
沿って軸方向に離隔した複数の横方向グリッド16と、
グリッド16によって横方向に間隔を置いて支持され、
整然と並んだ細長い燃料棒18とを更に有する。また、
燃料集合体10は、その中心に位置決めされた計装管2
0と、燃料集合体の諸部分を損傷させないで従来通りの
取り扱いが可能な一体的集合体を形成するよう案内シン
ブル14の上端部に着脱自在に取り付けられた上端部構
造体又は上部ノズル22とを有する。
全体を符号10で指示した従来型核燃料集合体が示され
ている。加圧水型原子炉(PWR)に用いられる形式の
ものであるため、従来型燃料集合体10は基本構成要素
として、原子炉(図示せず)の炉心領域内で下部炉心板
(図示せず)上に燃料集合体を支持するための下端部構
造体又は下部ノズル12と、下部ノズル12から上方へ
突出する複数本の長さ方向に延びる案内管又はシンブル
14とを含む。燃料集合体10は、案内シンブル14に
沿って軸方向に離隔した複数の横方向グリッド16と、
グリッド16によって横方向に間隔を置いて支持され、
整然と並んだ細長い燃料棒18とを更に有する。また、
燃料集合体10は、その中心に位置決めされた計装管2
0と、燃料集合体の諸部分を損傷させないで従来通りの
取り扱いが可能な一体的集合体を形成するよう案内シン
ブル14の上端部に着脱自在に取り付けられた上端部構
造体又は上部ノズル22とを有する。
【0015】上述のように、燃料集合体10内の列状の
燃料棒18は、燃料集合体の長さに沿って離隔配置され
たグリッド16により互いに間隔を置いた関係に保たれ
ている。各燃料棒18は核燃料ペレット24を含み、燃
料棒の両端は燃料棒を気密封止するための上部端栓26
及び下部端栓28で密閉されている。通常、ペレットを
燃料棒内に密な積重ね関係に保つためにプレナム・スプ
リング30が上部端栓26とペレット24との間に設け
られている。核分裂性物質で構成される燃料ペレット2
4は原子炉の核反応力を生じさせる原因となる。液体減
速材/冷却材、例えば、水又は硼素を含有した水が炉心
の燃料集合体を通って上方へ圧送される。その目的は、
炉心で生じた熱を取り出して有益な仕事を生じさせるこ
とにある。
燃料棒18は、燃料集合体の長さに沿って離隔配置され
たグリッド16により互いに間隔を置いた関係に保たれ
ている。各燃料棒18は核燃料ペレット24を含み、燃
料棒の両端は燃料棒を気密封止するための上部端栓26
及び下部端栓28で密閉されている。通常、ペレットを
燃料棒内に密な積重ね関係に保つためにプレナム・スプ
リング30が上部端栓26とペレット24との間に設け
られている。核分裂性物質で構成される燃料ペレット2
4は原子炉の核反応力を生じさせる原因となる。液体減
速材/冷却材、例えば、水又は硼素を含有した水が炉心
の燃料集合体を通って上方へ圧送される。その目的は、
炉心で生じた熱を取り出して有益な仕事を生じさせるこ
とにある。
【0016】図2及び図3を参照すると、未使用の燃料
が原子力発電所に受け入れられると、燃料集合体は原子
炉内に装荷されるまで、通常は発電所の原子炉施設内に
設置された燃料貯蔵設備の貯蔵プール32内で貯蔵され
る。あるいは、燃料ペレットの反応性の相当大きな割合
が使用済みになったとき、使用済燃料集合体を炉心から
取り出して貯蔵プール32内へ移す。
が原子力発電所に受け入れられると、燃料集合体は原子
炉内に装荷されるまで、通常は発電所の原子炉施設内に
設置された燃料貯蔵設備の貯蔵プール32内で貯蔵され
る。あるいは、燃料ペレットの反応性の相当大きな割合
が使用済みになったとき、使用済燃料集合体を炉心から
取り出して貯蔵プール32内へ移す。
【0017】図2及び図3で分かるように、燃料貯蔵プ
ール32は、上部が開いた、即ちオープントップのキャ
ビティ34Aを備えた鉄筋コンクリート製構造体34で
ある。キャビティ34内にはステンレス鋼製のライナー
36が施されている。内張されたキャビティ34Aは高
速中性子を減速させる、或いは遅くさせることのできる
流体、例えば硼酸塩処理済みの原子炉補給水38で満た
されている。ライナー36は、複数のほぼ垂直の側部3
6Aと水平の床36Bで構成されており、これら側部と
床は互いに連結されてボックス状の構造物が形成されて
いる。
ール32は、上部が開いた、即ちオープントップのキャ
ビティ34Aを備えた鉄筋コンクリート製構造体34で
ある。キャビティ34内にはステンレス鋼製のライナー
36が施されている。内張されたキャビティ34Aは高
速中性子を減速させる、或いは遅くさせることのできる
流体、例えば硼酸塩処理済みの原子炉補給水38で満た
されている。ライナー36は、複数のほぼ垂直の側部3
6Aと水平の床36Bで構成されており、これら側部と
床は互いに連結されてボックス状の構造物が形成されて
いる。
【0018】燃料貯蔵容器または缶40が、キャビティ
のライナー36の床36B上に桟橋のような態様で支持
された下部プラットホーム42上に直立状態で設けられ
ている。各貯蔵缶40は横断面が矩形であり、互いに剛
結された複数の側壁40Aによって構成されるオープン
トップを有している。各貯蔵缶40はまた、側壁40A
の下縁部に剛結された底壁40Bを有している。矩形の
ブレース44が貯蔵缶40の上方部分を包囲した状態で
ライナー36によって取り付けられており、缶40を補
給水38の表面38Aの下で間隔をおいて並置された列
の状態で保持するのに役立つ。かくして、直立列状に並
べられた貯蔵缶40は、所定の位置で多数本の燃料集合
体10(図1)を収容するよう設計されており、核燃料
集合体が燃料貯蔵プール32内で臨界未満の列の状態で
維持されるようになる。
のライナー36の床36B上に桟橋のような態様で支持
された下部プラットホーム42上に直立状態で設けられ
ている。各貯蔵缶40は横断面が矩形であり、互いに剛
結された複数の側壁40Aによって構成されるオープン
トップを有している。各貯蔵缶40はまた、側壁40A
の下縁部に剛結された底壁40Bを有している。矩形の
ブレース44が貯蔵缶40の上方部分を包囲した状態で
ライナー36によって取り付けられており、缶40を補
給水38の表面38Aの下で間隔をおいて並置された列
の状態で保持するのに役立つ。かくして、直立列状に並
べられた貯蔵缶40は、所定の位置で多数本の燃料集合
体10(図1)を収容するよう設計されており、核燃料
集合体が燃料貯蔵プール32内で臨界未満の列の状態で
維持されるようになる。
【0019】図2及び図3において、より詳細には、図
4及び図5で分かるように、燃料集合体を収容している
貯蔵缶40の相互間で貯蔵プール32内には、複数の従
来型フラックストラップ中性子吸収装置46が設けられ
ている。各フラックストラップ中性子吸収装置46は、
中性子吸収剤またはポイズン、例えば炭化硼素で作られ
た一対の細長い平らなスラブまたはプレート48及びこ
れらの間に位置した或る量の硼酸塩処理済み補給水38
の柱状体38Bを含む。各中性子吸収プレート48は代
表的には、各貯蔵缶40の側壁40Aの外部と貯蔵缶4
0の各側壁40Aに沿って垂直方向に延びる外側の細長
い被覆物52との間に構成される狭い隙間またはポケッ
ト50内に設けられると共にその周縁部に沿って缶の側
壁40Aに取り付けられている。外側被覆物52は好ま
しくは、金属、例えばステンレス鋼製の細長いシートま
たはプレートの形態をしており、好ましくはこれと同種
の材料で各貯蔵缶40の側壁40A及び底壁40Bを構
成する。補給水柱状体38Bは隣接の貯蔵缶40の外側
被覆物52の間の空間の残部を満たしている。
4及び図5で分かるように、燃料集合体を収容している
貯蔵缶40の相互間で貯蔵プール32内には、複数の従
来型フラックストラップ中性子吸収装置46が設けられ
ている。各フラックストラップ中性子吸収装置46は、
中性子吸収剤またはポイズン、例えば炭化硼素で作られ
た一対の細長い平らなスラブまたはプレート48及びこ
れらの間に位置した或る量の硼酸塩処理済み補給水38
の柱状体38Bを含む。各中性子吸収プレート48は代
表的には、各貯蔵缶40の側壁40Aの外部と貯蔵缶4
0の各側壁40Aに沿って垂直方向に延びる外側の細長
い被覆物52との間に構成される狭い隙間またはポケッ
ト50内に設けられると共にその周縁部に沿って缶の側
壁40Aに取り付けられている。外側被覆物52は好ま
しくは、金属、例えばステンレス鋼製の細長いシートま
たはプレートの形態をしており、好ましくはこれと同種
の材料で各貯蔵缶40の側壁40A及び底壁40Bを構
成する。補給水柱状体38Bは隣接の貯蔵缶40の外側
被覆物52の間の空間の残部を満たしている。
【0020】これら従来型中性フラックストラップ中性
子吸収装置46は、燃料を臨界未満の状態に保つのに役
立つ。貯蔵プール32にを満たす硼酸塩処理済み補給水
38内の柱状体38Bは、互いに間隔をおいた対をなす
隣接の貯蔵缶40の間に位置した高速中性子減速領域を
構成すると共にこれを占めている。高速中性子は貯蔵状
態の燃料によって放出され続け、したがってこれら高速
中性子を減速して吸収材料のプレート48内に一層効率
的に吸収できるようにすることが望ましい。高速中性子
は、熱中性子吸収材料の炭化硼素プレート48の間の減
速領域内に閉じ込められ、ここで、水38中の水素原子
は高速中性子をプレート48の間で減速し、したがって
高速中性子が熱中性子吸収材料によって吸収できるよう
にする。
子吸収装置46は、燃料を臨界未満の状態に保つのに役
立つ。貯蔵プール32にを満たす硼酸塩処理済み補給水
38内の柱状体38Bは、互いに間隔をおいた対をなす
隣接の貯蔵缶40の間に位置した高速中性子減速領域を
構成すると共にこれを占めている。高速中性子は貯蔵状
態の燃料によって放出され続け、したがってこれら高速
中性子を減速して吸収材料のプレート48内に一層効率
的に吸収できるようにすることが望ましい。高速中性子
は、熱中性子吸収材料の炭化硼素プレート48の間の減
速領域内に閉じ込められ、ここで、水38中の水素原子
は高速中性子をプレート48の間で減速し、したがって
高速中性子が熱中性子吸収材料によって吸収できるよう
にする。
【0021】次に、図6〜図9を参照すると、本発明の
2つの基本実施例としての改良型フラックストラップ中
性子吸収装置が示されている。各フラックストラップ中
性子吸収装置は、燃料貯蔵プール32内において、隣接
の貯蔵缶40の各対間の空間内で用いられており、主と
して、従来型フラックストラップ吸収装置46で従来用
いられている補給水38の一部に代えて金属水素化物を
利用している。
2つの基本実施例としての改良型フラックストラップ中
性子吸収装置が示されている。各フラックストラップ中
性子吸収装置は、燃料貯蔵プール32内において、隣接
の貯蔵缶40の各対間の空間内で用いられており、主と
して、従来型フラックストラップ吸収装置46で従来用
いられている補給水38の一部に代えて金属水素化物を
利用している。
【0022】図6及び図8を参照すると、全体を54で
示す一基本実施例としての改良型フラックストラップ中
性子吸収装置が示されている。改良型フラックストラッ
プ吸収装置54は、被覆物52と貯蔵缶の側壁40Aと
の間に構成されたポケット50内に位置した中性子吸収
プレート48を含み、この中性子吸収プレート48は図
4の従来型フラックストラップ吸収装置46におけるも
のと構造が実質的に同じである。中性子吸収プレート4
8は、上述のものと同一の材料、好ましくは炭化硼素で
形成される。
示す一基本実施例としての改良型フラックストラップ中
性子吸収装置が示されている。改良型フラックストラッ
プ吸収装置54は、被覆物52と貯蔵缶の側壁40Aと
の間に構成されたポケット50内に位置した中性子吸収
プレート48を含み、この中性子吸収プレート48は図
4の従来型フラックストラップ吸収装置46におけるも
のと構造が実質的に同じである。中性子吸収プレート4
8は、上述のものと同一の材料、好ましくは炭化硼素で
形成される。
【0023】しかしながら、改良型フラックストラップ
中性子吸収装置46は、補給水柱状体38Bを用いない
で、対向した側壁56A及びこれら側壁の間に延びてい
てこれらを互いに剛結する対向した横方向端壁56Bに
よって画定される矩形横断面の中空金属キャニスタ56
を用いている。キャニスタ56の側壁56Aの一方は、
その両側の垂直方向縁部から外方に互いに逆方向に延び
る横方向取付けフランジ58を有する。横方向取付けフ
ランジ58は、隣接の貯蔵缶40のうちの一方に設けら
れている被覆物52の互いに反対側に位置した垂直方向
縁部52Aに取り付けられている。キャニスタ56はそ
の互いに反対側に位置した上端部と下端部が閉鎖され、
先の実施例では補給水の柱状体38Bによって占有され
ていた隣接の貯蔵缶40の相互間の空間を占有してい
る。
中性子吸収装置46は、補給水柱状体38Bを用いない
で、対向した側壁56A及びこれら側壁の間に延びてい
てこれらを互いに剛結する対向した横方向端壁56Bに
よって画定される矩形横断面の中空金属キャニスタ56
を用いている。キャニスタ56の側壁56Aの一方は、
その両側の垂直方向縁部から外方に互いに逆方向に延び
る横方向取付けフランジ58を有する。横方向取付けフ
ランジ58は、隣接の貯蔵缶40のうちの一方に設けら
れている被覆物52の互いに反対側に位置した垂直方向
縁部52Aに取り付けられている。キャニスタ56はそ
の互いに反対側に位置した上端部と下端部が閉鎖され、
先の実施例では補給水の柱状体38Bによって占有され
ていた隣接の貯蔵缶40の相互間の空間を占有してい
る。
【0024】キャニスタ56は、高速中性子の減速効果
の点で補給水よりも一層優れた金属水素化物のスラブ6
0で満たされている。金属水素化物スラブ60はキャニ
スタ56の側壁56A及び端壁56Bに接触して配置さ
れている。図6及び図8に示す一実施例の変形例では、
各貯蔵缶40の4つの側壁のうち2つの隣接の側壁40
Aだけがそれぞれのキャニスタ56を取り付け、他の2
つの隣接の側壁40Aにはキャニスタが取り付けられて
いないということが注目されよう。図6において、缶4
0の他の2つの隣接の側壁40Aはそれぞれのキャニス
タ56によって当接状態にあり、これに対し図8では、
缶40の他の2つの隣接の側壁40Aはそれぞれのキャ
ニスタ56から間隔を置いて位置している。
の点で補給水よりも一層優れた金属水素化物のスラブ6
0で満たされている。金属水素化物スラブ60はキャニ
スタ56の側壁56A及び端壁56Bに接触して配置さ
れている。図6及び図8に示す一実施例の変形例では、
各貯蔵缶40の4つの側壁のうち2つの隣接の側壁40
Aだけがそれぞれのキャニスタ56を取り付け、他の2
つの隣接の側壁40Aにはキャニスタが取り付けられて
いないということが注目されよう。図6において、缶4
0の他の2つの隣接の側壁40Aはそれぞれのキャニス
タ56によって当接状態にあり、これに対し図8では、
缶40の他の2つの隣接の側壁40Aはそれぞれのキャ
ニスタ56から間隔を置いて位置している。
【0025】図6及び図8の基本実施例の2つの変形例
の間の主要な差異は、改良型フラックストラップ中性子
吸収装置54で置換された補給水38の量に関連してい
る。図6において、キャニスタ56のそれぞれの側壁5
6Aは、隣接の貯蔵缶40と接触状態にあって、フラッ
クストラップ中性子吸収装置54内には隙間がなく、か
くして水38が存在しないようになる。これとは対照的
に、図8ではキャニスタ56のそれぞれの側壁56A
は、隣接の貯蔵缶40に対して離隔関係に位置され、フ
ラックストラップ中性子吸収装置54内には隙間61が
あり、かくして水38が存在するようになる。また、図
8では、複数の、例えば、2つのスペーサ部材62が、
各キャニスタ56の側壁56Aのうちの1つと隣接の貯
蔵缶40のうちの1つとの間に配置されている。スペー
サ部材62は互いに間隔をおいて配置され、互いに軸方
向に延びてキャニスタの側壁56Aを一方の貯蔵缶40
から離隔させている。
の間の主要な差異は、改良型フラックストラップ中性子
吸収装置54で置換された補給水38の量に関連してい
る。図6において、キャニスタ56のそれぞれの側壁5
6Aは、隣接の貯蔵缶40と接触状態にあって、フラッ
クストラップ中性子吸収装置54内には隙間がなく、か
くして水38が存在しないようになる。これとは対照的
に、図8ではキャニスタ56のそれぞれの側壁56A
は、隣接の貯蔵缶40に対して離隔関係に位置され、フ
ラックストラップ中性子吸収装置54内には隙間61が
あり、かくして水38が存在するようになる。また、図
8では、複数の、例えば、2つのスペーサ部材62が、
各キャニスタ56の側壁56Aのうちの1つと隣接の貯
蔵缶40のうちの1つとの間に配置されている。スペー
サ部材62は互いに間隔をおいて配置され、互いに軸方
向に延びてキャニスタの側壁56Aを一方の貯蔵缶40
から離隔させている。
【0026】図7及び図9を参照すると、全体を64で
示すもう1つの実施例としての改良型フラックストラッ
プ中性子吸収装置が示されている。図6及び図8の一実
施例とは対照的に、図7及び図9の別の実施例は、少な
くとも1つの中性子吸収プレート66を貯蔵缶40の隣
接の対のうちの一方の側壁40Aに沿ってポケットのう
ちの1つから隣接の貯蔵缶40の対の間に位置するキャ
ニスタ68内へ再位置決めしている。プレート66はキ
ャニスタ68内の金属水素化物のスラブ70と並んで配
置されている。図7では、一中性子吸収プレート48は
被覆物52と隣接の貯蔵缶の他方の側壁40Aとの間に
構成されるポケット50内に位置したままであり、図4
の従来型フラックストラップ中性子吸収装置46及び図
6の改良型フラックストラップ中性子吸収装置と実質的
に同一の構造をしている。中性子吸収プレート66,4
8は上述のものと同一の材料、好ましくは炭化硼素によ
って形成されている。図9では、熱中性子吸収材料で作
られた一対のプレート66が金属水素化物のスラブ70
の両側でキャニスタ68内に設けられている。プレート
66及びスラブ70は互いに並んで接触した関係に且つ
キャニスタ68の側壁68A及び横方向端壁68Bと接
触状態で設けられている。
示すもう1つの実施例としての改良型フラックストラッ
プ中性子吸収装置が示されている。図6及び図8の一実
施例とは対照的に、図7及び図9の別の実施例は、少な
くとも1つの中性子吸収プレート66を貯蔵缶40の隣
接の対のうちの一方の側壁40Aに沿ってポケットのう
ちの1つから隣接の貯蔵缶40の対の間に位置するキャ
ニスタ68内へ再位置決めしている。プレート66はキ
ャニスタ68内の金属水素化物のスラブ70と並んで配
置されている。図7では、一中性子吸収プレート48は
被覆物52と隣接の貯蔵缶の他方の側壁40Aとの間に
構成されるポケット50内に位置したままであり、図4
の従来型フラックストラップ中性子吸収装置46及び図
6の改良型フラックストラップ中性子吸収装置と実質的
に同一の構造をしている。中性子吸収プレート66,4
8は上述のものと同一の材料、好ましくは炭化硼素によ
って形成されている。図9では、熱中性子吸収材料で作
られた一対のプレート66が金属水素化物のスラブ70
の両側でキャニスタ68内に設けられている。プレート
66及びスラブ70は互いに並んで接触した関係に且つ
キャニスタ68の側壁68A及び横方向端壁68Bと接
触状態で設けられている。
【0027】さらに、図7では、キャニスタ68の側壁
68Aは隣接の貯蔵缶40と接触状態に配置され、キャ
ニスタと隣接の貯蔵缶40との間には隙間がなく、それ
により高速中性子減速流体が存在しないようになってい
る。これとは対照的に、図9では、キャニスタ68の側
壁68Aは隣接の貯蔵缶40から間隔をおいて位置し、
キャニスタ68の側壁68Aの各々と隣接の貯蔵缶40
との間には隙間72が存在し、それにより高速中性子減
速流体が存在するようになっている。複数のスペーサ部
材74がキャニスタ68の側壁68Aと隣接の貯蔵缶4
0との間に位置すると共に、それに沿って軸方向に延び
ていてキャニスタの側壁を貯蔵缶から離隔させている。
かくして、置き換えられた補給水の量は図9の場合より
も図7のほうが多い。好ましくは、すべての実施例の金
属水素化物性スラブ60,70は、水の水素密度よりも
大きな水素密度の水素化チタンで構成されている。例え
ば、水素化チタンの水素密度は、同一量の水の水素密度
よりも約50%大きい(9.4E22原子/CC対6.
7E22原子/CC)。かくして、水素化チタンの量が
少なくても、多量の水と同一の中性子減速能力を発揮す
ることができ、それにより改良型フラックストラップ中
性子吸収装置54,64の全体的な寸法形状を小型にで
きる。典型的な設計の貯蔵プールについてなされた中性
子理論に基づく計算によれば、水ではなくて、金属水素
化物、例えば水素化チタン(TiH2)を用いると、セ
ル構造の寸法が約0.4インチ小さくすることができ、
スペースの著しい節約が得られた。
68Aは隣接の貯蔵缶40と接触状態に配置され、キャ
ニスタと隣接の貯蔵缶40との間には隙間がなく、それ
により高速中性子減速流体が存在しないようになってい
る。これとは対照的に、図9では、キャニスタ68の側
壁68Aは隣接の貯蔵缶40から間隔をおいて位置し、
キャニスタ68の側壁68Aの各々と隣接の貯蔵缶40
との間には隙間72が存在し、それにより高速中性子減
速流体が存在するようになっている。複数のスペーサ部
材74がキャニスタ68の側壁68Aと隣接の貯蔵缶4
0との間に位置すると共に、それに沿って軸方向に延び
ていてキャニスタの側壁を貯蔵缶から離隔させている。
かくして、置き換えられた補給水の量は図9の場合より
も図7のほうが多い。好ましくは、すべての実施例の金
属水素化物性スラブ60,70は、水の水素密度よりも
大きな水素密度の水素化チタンで構成されている。例え
ば、水素化チタンの水素密度は、同一量の水の水素密度
よりも約50%大きい(9.4E22原子/CC対6.
7E22原子/CC)。かくして、水素化チタンの量が
少なくても、多量の水と同一の中性子減速能力を発揮す
ることができ、それにより改良型フラックストラップ中
性子吸収装置54,64の全体的な寸法形状を小型にで
きる。典型的な設計の貯蔵プールについてなされた中性
子理論に基づく計算によれば、水ではなくて、金属水素
化物、例えば水素化チタン(TiH2)を用いると、セ
ル構造の寸法が約0.4インチ小さくすることができ、
スペースの著しい節約が得られた。
【0028】さらに、水素化チタンは安定の無腐食性の
材料である。水素の発生は、約300℃の温度に達する
までは生じない。この材料は、安定の強度及び延性を有
し、これは所要の製作工程を実施できる。他の金属水素
化物を用いることも可能である。例えば、それ自体が中
性子を吸収する金属を用いることは、改良型フラックス
トラップ中性子吸収装置の有効性を増すことになろう。
かかる材料は、水素化ガドリニウム−チタンまたは希土
類水素化物である。
材料である。水素の発生は、約300℃の温度に達する
までは生じない。この材料は、安定の強度及び延性を有
し、これは所要の製作工程を実施できる。他の金属水素
化物を用いることも可能である。例えば、それ自体が中
性子を吸収する金属を用いることは、改良型フラックス
トラップ中性子吸収装置の有効性を増すことになろう。
かかる材料は、水素化ガドリニウム−チタンまたは希土
類水素化物である。
【0029】本発明の原理は、小型のポータブル式貯蔵
プールである使用済み燃料輸送キャスクにも適用できる
ことは言うまでもない。
プールである使用済み燃料輸送キャスクにも適用できる
ことは言うまでもない。
【図1】燃料が使用済みの状態になった時に燃料貯蔵プ
ール内に貯蔵される従来型燃料集合体の部分断面部分短
縮部分切欠き側面図である。
ール内に貯蔵される従来型燃料集合体の部分断面部分短
縮部分切欠き側面図である。
【図2】燃料集合体が詰め込まれた複数の直立貯蔵缶及
び貯蔵缶の間の複数の従来型フラックストラップ中性子
吸収装置を含む従来型燃料貯蔵プールの平面図である。
び貯蔵缶の間の複数の従来型フラックストラップ中性子
吸収装置を含む従来型燃料貯蔵プールの平面図である。
【図3】図2の3−3線における従来型燃料貯蔵プール
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】図3の4−4線における対をなす隣接の貯蔵缶
の拡大部分横断面図であり、貯蔵缶の間に位置した従来
型フラックストラップ中性子吸収装置を詳細に示す図で
ある。
の拡大部分横断面図であり、貯蔵缶の間に位置した従来
型フラックストラップ中性子吸収装置を詳細に示す図で
ある。
【図5】貯蔵缶の側壁及びこれと関連した従来型フラッ
クストラップ中性子吸収装置の一部の拡大部分図であ
る。
クストラップ中性子吸収装置の一部の拡大部分図であ
る。
【図6】図4の横断面図と類似した横断面図であるが、
本発明による一実施例としてのフラックストラップ中性
子吸収装置を示す図である。
本発明による一実施例としてのフラックストラップ中性
子吸収装置を示す図である。
【図7】図6の横断面図と類似した横断面図であるが、
本発明による別の実施例としてのフラックストラップ中
性子吸収装置を示す図である。
本発明による別の実施例としてのフラックストラップ中
性子吸収装置を示す図である。
【図8】図7の横断面図と類似した横断面図であるが、
本発明による更に別の実施例としてのフラックストラッ
プ中性子吸収装置を示す図である。
本発明による更に別の実施例としてのフラックストラッ
プ中性子吸収装置を示す図である。
【図9】図8の横断面図と類似した横断面図であるが、
本発明の更に別の実施例としてのフラックストラップ中
性子吸収装置を示す図である。
本発明の更に別の実施例としてのフラックストラップ中
性子吸収装置を示す図である。
10 核燃料集合体 32 燃料貯蔵本体、例えば、燃料貯蔵プール 40 燃料貯蔵缶 40A,68A 側壁 48,66 熱中性子吸収材料のプレート 50 ポケット 54,64 フラックストラップ中性子吸収装置 56,68 キャニスタ 60,70 金属水素化物のスラブ 61,72 隙間 62,74 スペーサ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド ユージーン ミュラー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 ピッ ツバーグ バハマ ドライブ 5012
Claims (13)
- 【請求項1】 或る量の高速中性子減速流体と、前記流
体中に沈められていて、互いに間隔を置き且つ並置され
た列の状態で設けられており、各々が核燃料集合体を受
け入れて貯蔵するよう互いに連結された複数の側壁で構
成されている複数の直立の貯蔵缶とを含む核燃料貯蔵体
において、貯蔵缶の間で貯蔵体内に位置した複数のフラ
ックストラップ中性子吸収装置が各々、間隔を置いて配
置された貯蔵缶の隣接の側壁の各々の外部に沿って垂直
方向に延びると共にこれに取り付けられていて、隣接の
側壁に沿って延び且つ互いに間隔を置いて配置されたポ
ケットをそれぞれ形成する別体のポケット形成手段と、
ポケットの各々の中に設けられていて、互いに間隔を置
いて配置されると共にあいだに高速中性子減速領域を画
定する熱中性子吸収材料の細長い平らなプレートと、熱
中性子吸収材料のプレートと隣接の側壁上の別体ポケッ
ト形成手段との間で高速中性子減速領域内に設けられた
金属水素化物のスラブと、高速中性子減速領域内に設け
られている金属水素化物のスラブを収容していて、隣接
の貯蔵缶の隣接の側壁の少なくとも1つに連結されてい
るキャニスタとを有することを特徴とするフラックスト
ラップ中性子吸収装置。 - 【請求項2】 ポケット形成手段は、隣接の側壁の各々
に沿って垂直方向に延びると共に周囲が各側壁に取り付
けられた外側の細長い被覆物であることを特徴とする請
求項1のフラックストラップ中性子吸収装置。 - 【請求項3】 外側被覆物は金属製のプレートであるこ
とを特徴とする請求項2のフラックストラップ中性子吸
収装置。 - 【請求項4】 キャニスタは、一対の互いに間隔をおい
て位置した側壁と、側壁の間に延びていて側壁を互いに
剛結する一対の横方向端壁とで構成される横断面が矩形
の中空金属容器であることを特徴とする請求項1のフラ
ックストラップ中性子吸収装置。 - 【請求項5】 キャニスタは、側壁のうちの1つの互い
に反対側に位置した垂直方向縁部に取り付けられると共
に該縁部から外方に向かって互いに逆方向に延びる一対
の横方向取付けフランジを更に有し、横方向取付けフラ
ンジはそれぞれ対応関係にある被覆物の互いに反対側に
位置した垂直方向縁部に取り付けられていることを特徴
とする請求項4のフラックストラップ中性子吸収装置。 - 【請求項6】 キャニスタは金属水素化物のスラブによ
って満たされ、金属水素化物のスラブはキャニスタの側
壁及び横方向端壁と接触状態にあることを特徴とする請
求項4のフラックストラップ中性子吸収装置。 - 【請求項7】 キャニスタの側壁は隣接の貯蔵缶と接触
状態にあり、キャニスタと隣接の貯蔵缶との間には隙間
がなく、それにより高速中性子減速流体が存在しないよ
うになっていることを特徴とする請求項4のフラックス
トラップ中性子吸収装置。 - 【請求項8】 キャニスタの側壁は隣接の貯蔵缶から間
隔を置いて位置していて、キャニスタの側壁の各々と隣
接の貯蔵缶との間には隙間が存在し、それにより高速中
性子減速流体が存在するようになっていることを特徴と
する請求項4のフラックストラップ中性子吸収装置。 - 【請求項9】 キャニスタの側壁のうちの1つと隣接の
貯蔵缶のうちの1つとの間に設けられていて、これらに
沿って軸方向に延びキャニスタの側壁を前記貯蔵缶のう
ちの1つから離隔させている複数のスペーサ部材を更に
有することを特徴とする請求項4のフラックストラップ
中性子吸収装置。 - 【請求項10】 貯蔵缶の各々は側壁のうち4つを有
し、キャニスタのうちの4つは貯蔵缶の4つの側壁に隣
接してそれぞれ位置し、4つのキャニスタのうち2つは
貯蔵缶の4つの側壁のうちの2つの隣接の側壁によって
取り付けられ、4つのキャニスタのうち残りの2つは貯
蔵缶の2つの他の隣接の側壁と当接状態にあることを特
徴とする請求項1のフラックストラップ中性子吸収装
置。 - 【請求項11】 各貯蔵缶は側壁のうち4つを有し、キ
ャニスタのうち4つは貯蔵缶の4つの側壁に隣接してそ
れぞれ位置し、4つのキャニスタのうち2つは貯蔵缶の
4つの側壁のうち2つの隣接の側壁によって取り付けら
れ、4つのキャニスタのうち残りの2つは貯蔵缶の2つ
の他の隣接の側壁に対し間隔を置いた関係に配置されて
いることを特徴とする請求項1のフラックストラップ中
性子吸収装置。 - 【請求項12】 プレートを構成する熱中性子吸収材料
は炭化硼素であることを特徴とする請求項1のフラック
ストラップ中性子吸収装置。 - 【請求項13】 金属水素化物は水素化チタンであるこ
とを特徴とする請求項1のフラックストラップ中性子吸
収装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/723035 | 1991-06-28 | ||
US07/723,035 US5232657A (en) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | Metal hydride flux trap neutron absorber arrangement for a nuclear fuel storage body |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05249290A true JPH05249290A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=24904538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4191552A Withdrawn JPH05249290A (ja) | 1991-06-28 | 1992-06-25 | 核燃料貯蔵体のフラックストラップ中性子吸収装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5232657A (ja) |
EP (1) | EP0520438B1 (ja) |
JP (1) | JPH05249290A (ja) |
KR (1) | KR100306887B1 (ja) |
CA (1) | CA2072471C (ja) |
DE (1) | DE69210885T2 (ja) |
ES (1) | ES2087348T3 (ja) |
TW (1) | TW202515B (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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