JPH0524911Y2 - - Google Patents

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JPH0524911Y2
JPH0524911Y2 JP1982161803U JP16180382U JPH0524911Y2 JP H0524911 Y2 JPH0524911 Y2 JP H0524911Y2 JP 1982161803 U JP1982161803 U JP 1982161803U JP 16180382 U JP16180382 U JP 16180382U JP H0524911 Y2 JPH0524911 Y2 JP H0524911Y2
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  • Focusing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リモートコントロール可能な自動焦
点調節カメラに関するものである。
本願出願人は、自動焦点調節装置(特開昭58−
4108号)をすでに出願している。第1図を参照し
て、前記自動焦点調節装置を簡単に説明する。
前記発明は、焦点調節情報に基づいて、レンズ
101をモータ110により進退させて自動的焦
点調節を行う自動焦点調節装置である。
そしてこの装置はモータ駆動回路116と、多
数の受光層が前記対物レンズ101の光軸に直交
する面に配置されているセンサ111と、前記セ
ンサ111の受光層出力をA−D変換するA−D
変換113と、前記A−D変換113の出力を演
算して対物レンズの現在位置が合焦点位置に対し
てどれだけ離れているかという前記対物レンズの
制御予測値として演算する予測値演算器114
と、前記駆動回路により駆動されるレンズの移動
量を検出する移動量検出器107と、制御回路1
15とを含んでいる。
制御回路115の動作を第2図に示す流れ図を
参照して説明する。
前記制御回路115はAF起動信号によりセン
サ111を起動し(20)、前記A−D変換113
および予測値演算器114を作動させる(21,
22)。
そして前記予測値演算器114による予測値
(N)の演算を行わせる。
そこでまず、その予測値(N)が予め定めた許
容範囲内(No以内)か否かを判定させる(30)。
例えば演算された移動量の予測値(N)が零ま
たは零に近い値(N≦No)であればレンズ10
1は終点位置にあるものとみなして焦点調節を終
了する(31)。
前記条件を満足していないときは、モータ駆動
回路116を起動しモータ110を駆動する
(25)。
モータ110によるレンズ101の移動量は、
前記移動量検出器107により検出される(26)。
その検出値は制御回路115に刻々送り込まれ
ており、制御回路115はその検出値(N′)と
前記予測値(N)とを比較させ(27)、N≒N′に
なつたときにモータ駆動停止信号を発生してモー
タ110を停止(28)させる。
そして前記ステツプ(20),(21),(22)を行わ
せて、ステツプ(22)で得られた新しい予測値
(N)がステツプ(30)で零または零に近い値
(N≦No)であればレンズ101は終点位置にあ
るものとみなして焦点調節を終了する(31)。
すなわち、前記発明は予測値(N)とその予測
値(N)だけレンズ駆動し、レンズ駆動した結果
の評価の繰り返しにより、レンズの自動焦点調節
を行うものである。
このようにして合焦点位置が得られると、次は
シヤツタを開閉駆動させることになる。それに
は、合焦すると合焦信号により駆動するロツク部
材と、このロツク部材によりフツクが外れてシヤ
ツタをレリーズするレリーズ部材を設け、レンズ
鏡胴を機械的にロツクする前記ロツク部材の動き
によつて前記レリーズ部材のフツクを外し自動的
にシヤツタをレリーズする方式と、レリーズボタ
ンの前半の押し下げで焦点調節を行い、レリーズ
ボタンの後半の押し下げでシヤツタをレリーズす
る方式がある。
前者は合焦点後自動的にシヤツタが切れるため
初心者にとつて便利ではある。しかしながら、写
したい被写体に合焦した後、その被写体位置をず
らして構図を変更して撮影したいという要求があ
る。合焦点後自動的にシヤツタをレリーズする機
能を有したまま、写したい被写体に合焦した後、
その被写体位置をずらして構図を変更して撮影す
るという機能とを満足させるためには合焦しても
シヤツタが切れない方式を付加する必要がある。
すなわち、前記ロツク部材が駆動して前記レリー
ズ部材のフツクを外しても前記レリーズ部材が駆
動しないように係止するフオーカスロツクボタン
をレリーズボタンとは別に設け、そのボタンを押
して合焦した後、レリーズボタンを押してシヤツ
タを切る方式を採用する必要がある。
これに対して、後者はフオーカスロツクボタン
の代わりに、レリーズボタンの前半の押し下げで
焦点調節を行い、必要に応じて被写体の位置をず
らして構図を変更してレリーズボタンの後半の押
し下げを行い、シヤツタをレリーズすることがで
きるものであり、フオーカスロツクボタンを別に
設ける必要がない点で優れたものである。
この後者の方式は、特開昭57−161838号(A)、
特開昭57−154207号(B)等で知られている。こ
の(A)及び(B)はレリーズボタンの前半の押
し下げで閉成する第1スイツチによつて合焦点制
御を行い、後半の押し下げで閉成する第2スイツ
チによつてシヤツタレリーズ制御を行つているも
のである。
一方、カメラのシヤツタを遠隔制御する装置と
して、特開昭55−153924号(C)、特開昭53−
55023号(D)、実開昭57−115031号(E)等が知
られている。
前記(C)及び(D)は電気的にシヤツタ機構
を作動させるための装置であり、カメラから離れ
てリモコンスイツチを閉成することで電気的にシ
ヤツタ機構を作動させるものであり、これらを前
記(A)または(B)に適用した場合は、前記リ
モコンスイツチを前記第1スイツチ及び第2スイ
ツチに対応して2個設けて、この2個のスイツチ
を操作する必要があり、構造が複雑になるととも
に操作性に問題を有するものであつた。
また、前記(E)は機械的なケーブルレリーズ
を使用する装置であり、レリーズボタンの押し下
げで閉成するレリーズスイツチを外部からケーブ
ルレリーズを押圧することで閉成するものであ
り、これを前記(A)または(B)に適用した場
合は、押し下げ方向に並んだ2つのスイツチを閉
成するためにケーブルレリーズに長いレリーズス
トロークを設ける必要があり、これもまた操作性
に問題があつた。
上述した事情に鑑み、本考案の目的は前記のよ
うな焦点調節装置をモータドライブカメラに適用
して簡単な操作でリモートコントロールできる自
動焦点調節カメラを提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案によるリモ
ートコントロール可能な自動焦点調節カメラは、
対物レンズの現在位置から合焦点位置までレンズ
を移動するに要するレンズの移動量を予測値とし
て演算して出力する測距回路と、モータの回転に
よりカメラのレリーズ、巻上等の一連の動作を行
うカメラ駆動機構と、モータの回転により撮影レ
ンズを進退させるレンズ駆動機構と、レリーズボ
タンの半押しの状態である前半の押し下げで第1
レリーズ信号を発生する第1レリーズスイツチ
と、続くレリーズボタンの後半の押し下げで第2
レリーズ信号を発生する第2レリーズスイツチ
と、前記第1レリーズ信号により前記測距回路を
動作させ、前記レンズ駆動機構を動作させ、焦点
調節終了が確認されたことと前記第2レリーズ信
号の発生を条件に前記カメラ駆動機構を駆動して
シヤツタ動作、巻上動作を行わせる制御回路と、
前記第1レリーズスイツチの一端及び前記第2レ
リーズスイツチの一端から各々ダイオードを介し
て接続されたターミナル接点と、このターミナル
接点に絶縁物を介して設けられたターミナル本体
とで構成されたリモートコントロールターミナル
と、前記ターミナル本体と前記ターミナル接点間
に挿入接続され、前記ターミナル本体と接続する
プラグ本体と、この本体に絶縁物を介して設けら
れ、前記ターミナル接点に接続するプラグ接点
と、このプラグ接点と前記プラグ本体間に接続さ
れた一個の機械的スイツチとで構成されたリモー
トコントロール装置とから構成されている。
したがつて、前記リモートコントロールプラグ
本体を前記リモートコントロールターミナル本体
に挿入接続し、前記機械的スイツチの単一操作に
より、前記リモートコントロールターミナルを介
して前記第1及び第2レリーズスイツチの各々の
スイツチ間がバイパス接続され、レリーズボタン
を押し下げた場合と同じように前記第1及び第2
レリーズ信号を発生するものである。
以下図面等を参照して、本考案をさらに詳しく
説明する。第3図は本考案によるリモートコント
ロール可能な自動焦点調節カメラの実施例を説明
するための概略図である。
駆動モータ1はレンズ合焦駆動と、カメラ動作
駆動の両方に使用されるモータである。
このモータ1の出力軸であるピニオン2の回転
は減速歯車列3を経て歯車4まで伝達され、クラ
ツチギヤー5に連なりこれを駆動している。
このクラツチ歯車5は制御信号により電磁式ク
ラツチ6が、図上で上下に移動して動力伝達の切
り換えを行うものである。
図ではクラツチ歯車5は歯車7に結合され、モ
ータ1からの駆動力は歯車7,8を経て、カメラ
駆動機構9に伝達されている。カメラ駆動機構9
は、シヤツタ、フイルムの巻き上げ、ミラー駆
動、シヤツタレリーズを行う部分で公知の構成で
あり、自動焦点調節以外の電動カメラ動作を実行
する部分であると理解されたい。
この図の状態で電磁クラツチ6に信号が接続さ
れるとクラツチ歯車5は下方に移動させられ、ク
ラツチ歯車5は歯車7から離れ、レンズ駆動歯車
12と噛み合い、モータ1からの駆動力はレンズ
駆動系に切り替えられる。
スイツチ10はクラツチ歯車5が図中上側の状
態にあることを検出するスイツチ、スイツチ11
は下側にあることを検出するクラツチ位置検出ス
イツチであつてこれ等のスイツチはクラツチ情報
センサを形成しクラツチの状態を検出して出力す
る。
レンズ駆動歯車12の回転は歯車13〜20を
経てカメラのマウントのカツプリング34に伝達
され、レンズ側のカツプリング24に伝達され
る。主レンズ30はヘリコイド26を介して、レ
ンズ側カツプリング24に結合しており、前記歯
車25の回転で進退させられる。
前記主レンズ30を通過した光線はフアインダ
光路を兼ねるミラー31の中心の半透明部を通過
して補助ミラー32で光路を変えられミラーボツ
クスの底部に設置された測距用センサ33(第1
図に関連して説明したセンサ111に相当する。)
に導かれている。
測距用センサ33による焦点検出演算結果(予
測値)は前述のように、合焦までのパルス数
(N)として出力される。
前記予測値に対応するレンズ駆動量の検出は、
前記レンズ駆動系中の歯車20の回転量を歯車2
1,22を介して孔開き円盤28に取出し、この
円盤28の回転をLED29とホトトランジスタ
27により検出して後述する制御回路(CPU)
に入力し、前記予測値に達したときにモータ1を
停止させる信号を発生し一旦モータを停止させ、
測距用センサ33による再度の測定を行い目的の
移動が行われたことが確認されたときに焦点調節
完了を確認した出力を発生する。前記再確認がで
きなかつたときは、再度モータ1を駆動する。
第4図は、前記カメラのシステムブロツク図で
ある。
レリーズボタン50はスイツチ接点Ca,Cbか
らなる第1レリーズスイツチSW1及びスイツチ
接点Cb,Ccからなる第2レリーズスイツチSW
2からなるスイツチ51を操作するレリーズボタ
ンである。
中央のスイツチ接点Cbはカメラボデイにアー
ス接続されており、レリーズボタン50の半押し
の状態である前半の押し下げで第1レリーズスイ
ツチSW1のみの閉成、あるいは前半の押し下げ
に続く後半の押し下げで第1レリーズスイツチ
SW1、第2レリーズスイツチSW2の連続閉成
操作が可能である。
スイツチ接点CaおよびCcはそれぞれダイオー
ドD1およびD2を介してカメラボデイに設けら
れているリモートコントロールターミナル本体7
0の接点70Aに接続されている。リモートコン
トロールターミナル本体70の接点70Aは、絶
縁物70Bを介してリモートコントロールターミ
ナル本体70に支持されている。これらターミナ
ル本体70、接点70A及び絶縁物70Bでリモ
ートコントロールターミナルを構成している。
一方、リモートコントロールプラグ本体80の
接点80Aは、絶縁物80Bを介してリモートコ
ントロールプラグ本体80に支持され、リモート
コントロールプラグ本体80と接点80Aはスイ
ツチ80Cの閉成で短絡されるように構成されて
いる。これらプラグ本体80、接点80A、絶縁
物80B及びスイツチ80Cでリモートコントロ
ール装置を構成している。
リモートコントロール操作の際には、リモート
コントロールターミナル本体70にリモートコン
トロールプラグ本体80が接続され、リモートコ
ントロールプラグ本体80の接点80Aと前記リ
モートコントロールターミナル本体70の接点7
0Aが接続される。前記スイツチ80Cが短絡さ
れると、第1レリーズスイツチSW1と第2レリ
ーズスイツチSW2が、同時にダイオードD1及
びD2を介してボデイアースされ、前記レリーズ
ボタン50により第1レリーズスイツチSW1と
第2レリーズスイツチSW2を閉成したのと同じ
回路状態が形成される。
測光ブロツク53は良く知られている自動露出
決定のための測光ブロツク、AE回路54は前記
測光ブロツク53の測光出力と他の条件からシヤ
ツタ速度や絞り値を決定する回路である。
AE表示部60は前記AE回路54により決定さ
れた測光データを表示する表示部である。
パワーホールド部52は前記スイツチ54の
SW1が閉成されたとき(以下第1レリーズ信号
が発生されたとき)に前記AE回路54および測
距回路56の電源を保持する回路である。
前記測距回路56は第1図に関連して説明した
予測値演算回路114に相当する回路である。
測距回路56には前記測距用センサ33の出力
が接続されている。フオーカス表示部58は前記
測距回路56の出力を測距の可否と、測距可能の
場合は演算値(N)を合焦点、前ピン、後ピンに
分けて表示する表示部である。測距不能の原因
は、被写体自体がコントラストを持ち得ないとき
(例えば白壁)と照明が不足の場合があり、後者
の場合は両側の三角マークを比較的大きいデユー
テイで点滅し前者の場合は比較的小さいデユーテ
イで点滅して区別するようにしてある。
露出制御装置61は前記AE回路54の出力に
基づいて後幕を制御する電磁石を制御する回路で
ある。ゲート59はカメラの本来の機能を実行す
るためのモータ駆動の条件をきめるゲートであ
る。
次に前記カメラの動作をリモートコントロール
でない通常の動作から説明する。
前記リモートコントロールプラグ80が接続さ
れていないか、リモートコントロールプラグ80
が接続されていても前記リモートコントロールプ
ラグ80のスイツチ80cが閉成されていないと
きに通常の撮影が行われる。
レリーズボタン50を押してスイツチ51の
SW1がオンになり第1レリーズ信号を発生する
と、パワーホールド回路が動作させられて、回路
電源のホールド状態が形成される。これにより、
AE回路54が動作して、露出制御データが演算
され、フアインダ内のAE表示装置にデータの表
示がなされる。
また主として焦点検出に関与するCPU55お
よび測距装置が作動して前述したレンズの現在位
置からどれだけレンズを駆動すれば良いかと言う
予測値(N)の演算がなされる。このステツプは
第2図のステツプ(20)、(21)、(22)に相当す
る。
予測値(N)の演算が不可能なとき、例えば予
測不能の被写体であるときは、フオーカス表示部
58を点滅して、前述のような表示が行われる。
この場合は第3図に関連して説明したクラツチ6
をレンズ駆動側に動作させず、これ以上のシーケ
ンスの進行を行わない待機状態を形成する。
一方、測距可能な場合であつて、前記(N)が
(N>No)のときはクラツチ6には切り換え信号
が送出され、カメラ機構駆動側(Cの状態)にあ
つたクラツチ6をレンズ駆動側(Lの状態)、第
3図において上から下へ歯車5を移動させて、レ
ンズ駆動系に切り替える。
これにより、モータ1(第3図)の回転はレン
ズ30に伝達され、エンコーダ27,28,29
が前記(N)に相当する検出をするまでモータ1
が駆動される。
このステツプは第2図に示したステツプ(25)
に相当する。
これにより、レンズ30は合焦点方向に移動さ
せられ、エンコーダ27,28,29が前記
(N)の移動終了を検出したときに、モータ1を
停止させる。このステツプは前記第2図のステツ
プ(26)、(27)、(28)に相当する。
この状態でCPU55、測距回路56を動作さ
せて、前記第2図においてステツプ(20)、(21)、
(22)を実行させ新しく得られた予測値(N)が
予め定めた許容範囲内(No以内)か否かを判定
させる(30)。その結果適性なレンズ位置調整が
行われていれば、フオーカス表示部58の中心の
丸を点灯して焦点調節完了を表示するとともに、
クラツチ6には切り替え信号が送出され、レンズ
駆動側(Lの状態)にあつたクラツチ6をカメラ
機構駆動側(Cの状態)、第3図において下から
上へ歯車5を移動させて、カメラ駆動系に切り替
える。
適正なレンズ位置調整が行われていなければ、
前記切り替えは行われず再測距、再調整が行われ
る。第4図に示すレリーズボタン50の半押しの
状態、すなわちSW1のみをオンにし、第1レリ
ーズ信号のみを発生している状態では、前記レン
ズ駆動側(Lの状態)にあつたクラツチ6をカメ
ラ機構駆動側(Cの状態)に切り替えることによ
り所定のシーケンスを終了する。
すなわちピント状態を記憶(固定)することに
なる。このためレリーズボタンを半押しの状態
(SW1のみ閉成の状態)で合焦後、被写体位置
をずらすなどの構図を変更することができる。
また、この段階で再ピント調整を必要とする場
合はレリーズボタン50から指を離せばSW1が
オフとなり測距情報が全てクリアーされ、当初の
状態と同じ状態となる。
再度レリーズボタン50を押してSW1をオン
状態にすれば同じような動作を繰り返し、再測距
および再調整が行なわれる。
前記レンズ駆動側(Lの状態)にあつたクラツ
チ6をカメラ機構駆動側(Cの状態)に切り替え
ることにより所定のシーケンスを終了したのち
に、レリーズボタン50をさらに押し込み、SW
1とSW2がオン(第2レリーズ信号の発生)の
状態に形成されると、カメラ機構の動作のシーケ
ンスが実行される。
再び第4図において、ゲート59の入力端子に
は、焦点調節を完了した旨の合焦信号とクラツチ
6がガメラ側に切り替えられたことを示すクラツ
チ動作完了信号と、第2レリーズ信号の総てが揃
い、次のカメラ機構動作のシーケンスのモータ回
転スタート(200)の実行が開始される。
モータが回転スタート(200)すると絞り込
み動作を開始し(201)、ほぼ同時にミラー上昇動
作(202)が行われる。モータの回転に合わせて
絞り込みが完了し、ミラーの上昇が完了すると先
幕の緊定が解除されて先幕がスタート(203)し、
このスタート時点を露出の基準とするために図示
しないトリガSWが動作させられる。
AE回路54はすでに動作し適正露出量を得る
ためのデータは算出されているので、露出制御回
路61で後幕走行のタイミングがとられる。
すなわち適正露光が得られると、後幕保持マグ
ネツトがオフして後幕がスタート(204)し、シ
ヤツタ動作を完了する(205)。
この信号により、モータ1が再び始動し
(206)、ミラーの下降(207)、フイルムの巻き上
げ(208)、同時にシヤツタのチヤージ(209)が
行われる。
これにより、巻き上げ動作を完了すると
(300)、モータ1は停止させられ、カメラの撮影
の1動作を終了する。
ここで第1レリーズ信号が継続して出されてい
るかを判定し(301)、すなわち撮影者は連続撮影
をしようとしているか1シヨツトのみかを判断す
る。
撮影者がレリーズボタン50から指を離してし
まつている場合は1枚の撮影を意図しているもの
とみなして、電源保持を解き(303)、撮影動作を
終了する。
一方連続撮影のためにレリーズボタンが押し込
まれたままになつていると第1レリーズ信号は出
されたままであるため、測距情報をクリアー
(302)し、再び測距を開始し、前述の動作を再度
繰り返すこととなる。
次に、前記装置のリモートコントロール動作を
説明する。前述したように、レリーズボタン50
によつて第1レリーズスイツチSW1と第2レリ
ーズスイツチSW2を閉成することにより合焦
後、シヤツタが駆動し、巻き上げが行われ、カメ
ラ駆動機構の動作が完了して、1シーケンスが完
結するものである。したがつて、レリーズボタン
50の押し下げによらないでも第1レリーズスイ
ツチSW1と第2レリーズスイツチSW2を短絡
できればカメラを駆動することができるものであ
る。
リモートコントロールプラグ本体80のスイツ
チ80cが閉成されると、第1レリーズスイツチ
SW1及び第2レリーズスイツチSW2はダイオ
ードDI,D2を介してボデイアースされ、第1
レリーズ信号と第2レリーズ信号が同時に発生す
る。第1レリーズ信号の発生により、パワーホー
ルド回路52が動作させられて、回路電源のホー
ルド状態が形成される。
制御回路の一部を形成するゲート59に前記第
2レリーズ信号が接続されるゲート59には他の
信号、合焦信号、クラツチ動作完了信号が接続さ
れていないので出力は現われずカメラ機構の動作
は開始しない。
前記回路電源のホールドにより、AE回路54
が動作して、露出制御データが演算され、フアイ
ンダ内のAE表示装置にデータの表示がなされる。
また主として焦点検出に関与するCPU55およ
び測距装置が作動して前述したレンズの現在位置
からどれだけレンズを駆動すれば良いかと言う予
測値(N)の演算がなされる。このステツプは第
2図のステツプ(20)、(21)、(22)に相当する。
予測値(N)の演算が不可能なときの動作等は
前述した場合と異ならない。
測距可能な場合であつて、前記(N)が(N>
No)のときはクラツチ6には切り替え信号が送
出され、カメラ機構駆動側(Cの状態)にあつた
クラツチ6をレンズ駆動側(Lの状態)、第3図
において上から下へ歯車5を移動させて、レンズ
駆動系に切り替える。
これにより、モータ1(第3図)の回転はレン
ズ30に伝達され、エンコーダ27,28,2
9、が前記(N)に相当する検出をするまでモー
タ1が駆動される。
このステツプは第2図に示したステツプ(25)
に相当する。
これにより、レンズ30は合焦点方向に移動さ
せられ、エンコーダ27,28,29、が前記
(N)の移動終了を検出したときに、モータ1を
停止させる。このステツプは前記第2図のステツ
プ(26)、(27)、(28)に相当する。
この状態でCPU55、測距回路56を動作さ
せて前記ステツプ(20)、(21)、(22)を実行させ
新しく得られた予測値(N)が予め定めた許容範
囲内(No以内)か否かを判定させる(30)。その
結果適正なレンズ位置調整が行われていれば、フ
オーカス表示部58の中心の丸を点灯して焦点調
節完了を表示するとともに、クラツチ6には切り
替え信号が送出され、レンズ駆動側(Lの状態)
にあつたクラツチ6をカメラ機構駆動側(Cの状
態)、第3図において下から上へ歯車5を移動さ
せて、カメラ駆動系に切り替える。
適正なレンズ位置調整が行われていなければ、
前記切り替えは行われず再測距、再調整が判定の
結果が適正になるまで繰り返し行われることは前
述した所と異ならない。
前記レンズ駆動側(Lの状態)にあつたクラツ
チ6をカメラ機構駆動側(Cの状態)に切り替え
ると、クラツチ6からクラツチ動作完了信号がゲ
ート59に出力される。
ゲート59には、当初から第2レリーズ信号が
接続されているから、ゲート59からカメラ機構
を駆動する信号が出力され、カメラ機構の動作の
シーケンスが実行される。
モータが回転スタート(200)すると絞り込み
動作を開始し一連のカメラ機構の動作が行われ、
巻き上げ動作を完了すると(300)、モータ1は停
止させられ、カメラの撮影の1動作を終了するこ
とは前述したところと異ならない。
ここで第1レリーズ信号が継続して出されてい
るかを判定し(301)、すなわちリモートコントロ
ールで撮影者は連続撮影をしようとしているか1
シヨツトのみかを判断する。リモートコントロー
ルプラグのスイツチ80cがすでに開いていれ
ば、第1および第2レリーズ信号ともに消滅して
いるから、1枚の撮影を意図しているものとみな
して、電源保持を解き(303)、撮影動作を終了す
る。
一方リモートコントロールプラグのスイツチ8
0cが閉じていれば、第1レリーズ信号が出力さ
れているから、測距情報をクリアして(302)、再
び測距を開始し、当初からの動作を再度繰り返す
ことになる。
以上実施例について詳細に説明したが、この実
施例について、本考案の範囲内で種々の変形を施
すことができる。
例えば第2図に示したような精密なプログラム
によらず、予測値に向けて一回移動させる形式の
ものでも良い。またモータも必ずしも一個である
必要はない。
以上詳述したように、本考案によるカメラは、
レリーズボタンの前半の押し下げで第1レリーズ
信号を発生する第1レリーズスイツチの一端と、
レリーズボタンの後半の押し下げで第2レリーズ
信号を発生する第2レリーズスイツチの一端から
各々ダイオードを介して接続されたターミナル接
点と、このターミナル接点に絶縁物を介して設け
られたターミナル本体とで構成されたリモートコ
ントロールターミナルと、前記ターミナル本体と
前記ターミナル接点間に挿入接続され、前記ター
ミナル本体と接続するプラグ本体と、このプラグ
本体に絶縁物を介して設けられ、前記ターミナル
接点に接続するプラグ接点と、このプラグ接点と
前記プラグ本体間に接続された一個の機械的スイ
ツチとで構成されたリモートコントロール装置と
を備えているので、一個の機械的スイツチを具備
したリモートコントロールプラグ本体を前記リモ
ートコントロールターミナル本体に挿入接続し、
前記機械的スイツチの単一操作により、前記リモ
ートコントロールターミナルを介して前記第1及
び第2レリーズスイツチの各々のスイツチ間がバ
イパス接続され、前記第1及び第2レリーズ信号
を発生し、測距回路、レンズ駆動機構、シヤツ
タ、巻き上げ等の一連の動作を行なうことがで
き、簡単な構成で操作性の良いリモートコントロ
ール可能な自動焦点調節カメラを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置で利用する自動焦点調節の
原理を説明するブロツク図、第2図は前記ブロツ
ク図に係る装置の動作を説明するための流れ図で
ある。第3図は本考案によるリモートコントロー
ル可能な自動焦点調節カメラの概略図である。第
4図は本考案によるリモートコントロール可能な
自動焦点調節カメラの方法を実施するための自動
焦点調節カメラのシステムブロツク図である。 1……モータ、2……ピニオン、3……減速歯
車列、4……歯車、5……クラツチ歯車、6……
クラツチ、7〜8……カメラ側歯車、9……カメ
ラ駆動機構、10,11,51……スイツチ、1
2……レンズ駆動歯車、13〜20……レンズ駆
動側歯車、21,22……エンコーダ連結歯車、
23,24……結合軸、25……ヘリコイド駆動
歯車、26……ヘリコイド、27……ホトトラン
ジスタ、28……孔開き円盤、29……LED、
30……主レンズ、31……主ミラー、32……
副ミラー、33……測距用センサ、34……カツ
プリング、50……レリーズボタン、52……パ
ワーホールド部、53……測光ブロツク、54…
…AE回路、55……CPU、56……測距回路、
58……フオーカス表示部、59……ゲート、6
0……AE表示部、61……露出制御回路、70
……リモートコントロールターミナル本体、80
……リモートコントロールプラグ本体、D1,D
2……ダイオード、SW1……第1レリーズスイ
ツチ、SW2……第2レリーズスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 対物レンズの現在位置から合焦点位置までレン
    ズを移動するのに要するレンズの移動量を予測値
    として演算して出力する測距回路と、 モータの回転によりカメラのレリーズ、巻上等
    の一連の動作を行うカメラ駆動機構と、モータの
    回転により撮影レンズを進退させるレンズ駆動機
    構と、 レリーズボタンの前半の押し下げで第1レリー
    ズ信号を発生する第1レリーズスイツチと、 レリーズボタンの後半の押し下げで第2レリー
    ズ信号を発生する第2レリーズスイツチと、 前記第1レリーズ信号により前記測距回路を動
    作させ、前記レンズ駆動機構を動作させ、焦点調
    節終了が確認されたことと前記第2レリーズ信号
    の発生を条件に前記カメラ駆動機構を駆動してシ
    ヤツタ動作、巻上動作を行わせる制御回路と、 前記第1レリーズスイツチの一端及び前記第2
    レリーズスイツチの一端から各々ダイオードを介
    して接続されたターミナル接点と、このターミナ
    ル接点に絶縁物を介して設けられたターミナル本
    体とで構成されたリモートコントロールターミナ
    ルと、 前記ターミナル本体と前記ターミナル接点間に
    挿入接続され、前記ターミナル本体と接続するプ
    ラグ本体と、このプラグ本体に絶縁物を介して設
    けられ、前記ターミナル接点に接続するプラグ接
    点と、このプラグ接点と前記プラグ本体間に接続
    された一個の機械的スイツチとで構成されたリモ
    ートコントロール装置とを備え、 前記リモートコントロールプラグ本体を前記リ
    モートコントロールターミナル本体に挿入接続
    し、前記機械的スイツチの単一操作により、前記
    リモートコントロールターミナルを介して前記第
    1及び第2レリーズスイツチの各々のスイツチ間
    がバイパス接続され、前記第1及び第2レリーズ
    信号を発生することを特徴としたリモートコント
    ロール可能な自動焦点調節カメラ。
JP16180382U 1982-10-26 1982-10-26 リモ−トコントロ−ル可能な自動焦点調節カメラ Granted JPS5966235U (ja)

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JP2590898B2 (ja) * 1987-07-22 1997-03-12 ミノルタ株式会社 マイクロプリンタ

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