JPH05248921A - 燃料計の駆動回路 - Google Patents

燃料計の駆動回路

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JPH05248921A
JPH05248921A JP4486792A JP4486792A JPH05248921A JP H05248921 A JPH05248921 A JP H05248921A JP 4486792 A JP4486792 A JP 4486792A JP 4486792 A JP4486792 A JP 4486792A JP H05248921 A JPH05248921 A JP H05248921A
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voltage
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Kiyoshi Ichikawa
清志 市川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧が低下しても正確な燃料量の指示を
行えるようにする。 【構成】 電源電圧の低下に伴う第1の励磁コイルの磁
束減少量に対応して第2の励磁コイルの磁束は、第2の
励磁コイルに直列に接続した定電圧回路又は素子の作用
によって減少する。この第2の励磁コイルの磁束の減少
は、第1の励磁コイルの磁束と第2の励磁コイルの磁束
とを釣り合った状態に維持する。したがって、燃料計の
指針は、電源電圧が低下しても燃料タンク内の燃料量を
指示する指針の指示値に狂いを生じることなく正確に安
定した指示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に搭載する燃
料計の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車等に搭載して使用されてい
る燃料計の駆動回路は、図3に示す如き構成を有してい
る。この燃料計には、燃料タンクに残留する燃料の量を
検出する燃料センサ1が設けられている。この燃料セン
サ1は、図3に示す如く可変抵抗器で構成されており、
この可変抵抗器の摺動子は燃料タンクの内部に配置され
たフロート(図示されていない)に結合されている。そ
して、このフロートが燃料の量に応じて上下動すること
によって可変抵抗器の摺動子が移動し、可変抵抗器の抵
抗値が変化するように構成されている。このフロートの
上下動による可変抵抗器の抵抗値の変化は、例えば、図
4の特性図に示す如く、燃料量が多い時は小さく、少な
い時は大きくなるように設定されている。
【0003】燃料センサ1には、抵抗2を介してレギュ
レータ3で安定化された電源電圧Vccが印加されてい
る。これによって、燃料量に反比例した出力電圧Vsが
燃料センサ1と抵抗2との接続点から得られるように構
成されている。そして、この燃料センサ1の出力電圧V
sは抵抗3とコンデンサ4とによって構成されるダンパ
回路5に印加されている。このダンパ回路5は、自動車
が走行する際に生じる車体の振動等によって燃料計の表
示が細かく変化して表示値が短時間で揺動するのを防止
するために設けられているもので、抵抗3の値とコンデ
ンサ4の値とによって決定されるダンパ回路5の時定数
τは、燃料の量に関係なく一定値に固定されている。
【0004】このダンパ回路5の出力は、増幅器6で電
流および電圧を増幅された後、トランジスタ7でさらに
電流増幅され、燃料計の指針を変位させる励磁コイルユ
ニット8の第1の励磁コイル8Aに入力される。
【0005】励磁コイルユニット8は、図5に示す如
く、それぞれ90度ずつずれた方向の磁束φA,φB,
φCを発生する3つの励磁コイル8A,8B,8Cとか
ら構成されている。第1の励磁コイル8Aは、トランジ
スタ7のエミッタからの出力電流によって励磁され、第
2,第3の励磁コイル8B,8Cは、抵抗9及びレギュ
レータ3を介して常時供給される電源電圧Vccによっ
て、常時一定電流で励磁されるようになっている。そし
て、燃料計の指針は、磁束φA,φB,φCの合成ベク
トルの向きに変位するようになっている。
【0006】したがって、このように構成された駆動回
路においては、燃料センサ1の出力電圧はダンパ回路5
において時定数τで積分されることによって車両の振動
に伴う燃料センサ出力電圧の短時間での変動が吸収され
る。この後、増幅器6及びトランジスタ7で増幅されて
第1の励磁コイル8Aに印加される。したがって、燃料
が少なくなるほど燃料センサ1の出力電圧Vsが大きく
なり、出力電圧Vsが大きくなると励磁コイル11Aの
励磁電流が大きくなり、磁束φAが図5に示すように最
も大きくなる。そこで、燃料計の指針はE(空量)の指
示状態に駆動される。
【0007】また、燃料タンクに残留する燃料の量が1
/2程度の場合の励磁コイル11Aの励磁電流によって
生じる磁束は、燃料の量が満量のときに生じる磁束φA
の1/2のφA2に減少する。したがって、燃料計の指
針は1/2の指示状態に駆動される。しかしながら、燃
料タンクに残留する燃料の量が多いときは、第1の励磁
コイル8Aの励磁電流が小さくなって励磁コイル8Aに
よって発生する磁束が最小の磁束φA1に減少する。し
たがって、燃料計の指針はF(満量)の指示状態に駆動
される。
【0008】なお、図5中におけるφBCは、磁束φB
とφCとの合成磁束のベクトルを示すものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
駆動回路にあっては、第1の励磁コイル8Aは増幅器6
及びトランジスタ7を介して励磁し、第2及び第3の励
磁コイル8B、8Cは電源電圧によって一定電流で励磁
するようにしている。このため、電源電圧Vccが0V
付近まで低下すると、この電圧低下の影響が第2の励磁
コイル8B、第3の励磁コイル8Cよりも第1の励磁コ
イル8Aに大きく現れ、磁束φBと磁束φCの減少量に
比べて磁束φAの減少量が大きくなる。
【0010】すなわち、図6に示す如く、電源電圧Vc
cが低下すると、磁束φB、磁束φC及び磁束φAは全
て磁束φB′、磁束φC′及び磁束φA′で示すように
減少するが、磁束φA′は増幅器6及びトランジスタ7
の増幅率が関与していた分だけ磁束φBと磁束φCの減
少量に比べて大きく減少する。このため、例えば燃料が
少ない時に磁束φABCの向きであった磁束φB、磁束
φC及び磁束φAの合成ベクトルは破線の磁束φAB
C′で示す向きとなり、指針は燃料が少ないにもかかわ
らずF側にθだけ変位してしまう。この結果、運転者に
燃料が増加したと誤認させてしまうという問題点を有し
ている。
【0011】本発明は、電源電圧が低下しても正確な指
示を行うことのできる燃料計の駆動回路を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の燃料計の駆動回路においては、燃料タンク
の燃料量に応じて出力電圧が変化する燃料センサと、該
燃料センサの出力電流電圧を増幅する増幅器と、該増幅
器の出力電圧によって励磁される第1の励磁コイルと電
源電圧によって常時一定電流で励磁される第2の励磁コ
イルとによって構成される励磁コイルユニットとを備え
た燃料計の駆動回路において、第2の励磁コイルに直列
に、電源電圧の低下に伴う第1の励磁コイルの磁束減少
量に対応して第2の励磁コイルの磁束を減少させる定電
圧回路又は素子を接続したものである。
【0013】
【作用】電源電圧の低下に伴う第1の励磁コイルの磁束
減少量に対応して第2の励磁コイルの磁束は、第2の励
磁コイルに直列に接続した定電圧ダイオードの作用によ
って減少する。この第2の励磁コイルの磁束の減少は、
第1の励磁コイルの磁束と第2の励磁コイルの磁束とを
釣り合った状態に維持する。したがって、燃料計の指針
は、電源電圧が低下しても燃料タンク内の燃料量を指示
する指針の指示値に狂いを生じることなく正確に安定し
た指示を行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る燃料計の駆動回路の実施
例について説明する。図1には、本発明に係る燃料計の
駆動回路の一実施例が示されている。図1中、図3の従
来例と同一部分は同一記号で示してあり、その説明につ
いては省略する。
【0015】図において、図3に図示の従来例と異なる
点は、第2、第3の励磁コイル8B、8Cに直列に定電
圧ダイオード10を接続した点である。
【0016】この定電圧ダイオード10は、電源電圧V
ccが正常な値の時は、図2に示す如き大きさの磁束φ
B、磁束φCを第2の励磁コイル8B、第3の励磁コイ
ル8Cから発生させるような特性を持っている。また、
電源電圧Vccが0V付近まで低下した場合は、降服点
が移動し、電源電圧Vccの低下に伴う第1の励磁コイ
ル8Aの磁束減少量に対応して第2の励磁コイル8B、
第3の励磁コイル8Cの磁束φB、磁束φCを減少させ
るような電圧を出力する特性のものが選ばれている。
【0017】したがって、このように構成された駆動回
路にあっては、例えば燃料が少ない状態で、かつ電源電
圧Vccが正常な値のときは、図2に示すような大きさ
の磁束φA、磁束φB、磁束φCが第1の励磁コイル8
A、第2の励磁コイル8B、第3の励磁コイル8Cから
それぞれ発生され、燃料計の指針はE(空量)の状態を
正確に指示する。
【0018】しかし、電源電圧Vccが0V付近まで低
下した場合は、第1の励磁コイル8A、第2の励磁コイ
ル8B、第3の励磁コイル8Cからそれぞれ発生する磁
束φA、磁束φB、磁束φCが全て減少する。そして、
磁束φAは、ほとんど0になる。このとき、定電圧ダイ
オード10の降服点が移動し、定電圧ダイオード10の
出力電圧は、第1の励磁コイル8Aの磁束減少量に対応
して第2の励磁コイル8B、第3の励磁コイル8Cの磁
束φB、磁束φCを減少させるような電圧値となる。こ
れによって、第2の励磁コイル8B、第3の励磁コイル
8Cの磁束φB、磁束φCは、図2に図示の磁束φ
B′、磁束φC′に示す如く小さくなる。このため、こ
れらの励磁コイル8A、励磁コイル8B、励磁コイル8
Cから発生するそれぞれの磁束は、電源電圧Vccが低
下する前に発生していた各磁束と同様に釣り合った状態
となるか、あるいは図2に磁束φABC′で示すように
E側よりさらにθ0 だけ変位した合成ベクトルを持つも
のとなる。
【0019】これにより、指針は電源電圧が低下しても
F側に変位することはなくなり、燃料量に応じた正確な
指示を行うことができる。
【0020】なお、この実施例では、指針を180度の
範囲で変位させるために3つの励磁コイル8A、8B、
8Cを設けているが、90度の範囲で変位させる場合は
直列接続された励磁コイル8B、8Cのうち励磁コイル
8Cを削除すればよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、燃料タンクの燃料量に応じて出力電圧が変化
する燃料センサと、この燃料センサの出力電流電圧を増
幅する増幅器と、この増幅器の出力電圧によって励磁さ
れる第1の励磁コイルと電源電圧によって常時一定電流
で励磁される第2の励磁コイルとから成る励磁コイルユ
ニットとを備えた燃料計の駆動回路の第2の励磁コイル
に直列に、電源電圧の低下に伴う第1の励磁コイルの磁
束減少量に対応して第2の励磁コイルの磁束を減少させ
る定電圧回路又は素子を接続してあるため、電源電圧が
低下しても正確な指示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料計の駆動回路の実施例を示す
図である。
【図2】図1に図示の励磁コイルの磁束とその合成ベク
トルを示す説明図である。
【図3】従来の燃料計の駆動回路を示す回路図である。
【図4】図3に図示の燃料センサの特性を示す図であ
る。
【図5】図3に図示の従来回路において電源電圧が正常
な場合の励磁コイル磁束とその合成ベクトルを示す説明
図である。
【図6】図3に図示の従来回路において電源電圧が低下
した場合の励磁コイル磁束とその合成ベクトルを示す説
明図である。
【符号の説明】
1……………………………………………………………燃
料センサ 5……………………………………………………………ダ
ンパ回路 6……………………………………………………………増
幅器 7……………………………………………………………ト
ランジスタ 8……………………………………………………………励
磁コイルユニット 8A…………………………………………………………第
1の励磁コイル 8B…………………………………………………………第
2の励磁コイル 8C…………………………………………………………第
3の励磁コイル 10…………………………………………………………定
電圧ダイオード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの燃料量に応じて出力電圧が
    変化する燃料センサと、該燃料センサの出力電流電圧を
    増幅する増幅器と、該増幅器の出力電圧によって励磁さ
    れる第1の励磁コイルと電源電圧によって常時一定電流
    で励磁される第2の励磁コイルとによって構成される励
    磁コイルユニットとを備えた燃料計の駆動回路におい
    て、上記第2の励磁コイルに直列に、電源電圧の低下に
    伴う第1の励磁コイルの磁束減少量に対応して第2の励
    磁コイルの磁束を減少させる定電圧回路又は素子を接続
    したことを特徴とする燃料計の駆動回路。
JP4044867A 1992-03-02 1992-03-02 燃料計の駆動回路 Expired - Lifetime JP2650004B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6173904A (ja) * 1984-09-20 1986-04-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複心光フアイバおよびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6173904A (ja) * 1984-09-20 1986-04-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複心光フアイバおよびその製造方法

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