JPH0638554A - 超音波モータ駆動装置 - Google Patents
超音波モータ駆動装置Info
- Publication number
- JPH0638554A JPH0638554A JP4185488A JP18548892A JPH0638554A JP H0638554 A JPH0638554 A JP H0638554A JP 4185488 A JP4185488 A JP 4185488A JP 18548892 A JP18548892 A JP 18548892A JP H0638554 A JPH0638554 A JP H0638554A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- amplifier
- transformer
- motor
- compensator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型かつ安価な増幅器を用いて、超音波モー
タを安定かつ高精度に駆動するための駆動装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 変圧器2の1次側電流を電流検出器4により
検出し、検出した電流量を補償器5へ帰還してフィード
バックループを構成する。補償器5はモータ駆動用周波
信号指令と、電流検出器4で得られた電流情報より、増
幅器1への入力信号を決定する。
タを安定かつ高精度に駆動するための駆動装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 変圧器2の1次側電流を電流検出器4により
検出し、検出した電流量を補償器5へ帰還してフィード
バックループを構成する。補償器5はモータ駆動用周波
信号指令と、電流検出器4で得られた電流情報より、増
幅器1への入力信号を決定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、進行波型超音波モータ
の駆動装置に関するものである。
の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図2に示す。説明の簡素化
のため1相分(A相)についてのみ記す。モータ駆動用
周波信号は増幅器1により電流増幅され、変圧器2によ
って昇圧された後、超音波モータ3に印加されてモータ
駆動される。ここで変圧器2の巻き線比は、モータを駆
動するのに必要な電圧が2次側で得られるように選ばれ
る。
のため1相分(A相)についてのみ記す。モータ駆動用
周波信号は増幅器1により電流増幅され、変圧器2によ
って昇圧された後、超音波モータ3に印加されてモータ
駆動される。ここで変圧器2の巻き線比は、モータを駆
動するのに必要な電圧が2次側で得られるように選ばれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2の構成において、
増幅器1は変圧器2の2次側で流れる電流に対し、変圧
器2の巻き線比の2乗倍の電流を供給する必要がある。
このため、増幅器1は大型かつ高価なものにならざるを
得ない。
増幅器1は変圧器2の2次側で流れる電流に対し、変圧
器2の巻き線比の2乗倍の電流を供給する必要がある。
このため、増幅器1は大型かつ高価なものにならざるを
得ない。
【0004】これに対し、変圧器2の2次側自己インダ
クタンスと超音波モータのステータに貼り付けられた圧
電素子の静止容量とで、モータ駆動周波数にて共振する
回路を構成する方法がある。この場合、変圧器2の1次
側から見たインピーダンスが該周波数において高くな
り、供給すべき電流量が小さくてすむため、増幅器1を
小型かつ安価に構成できる。しかしながら2次側に共振
特性を持たせることは、系に安定限界極を与え安定性が
低下する結果となり、操作性を犠牲にすることになる。
モータ速度や、モータのセンサ電極から得られる情報を
使って安定化を図ることも考えられるが、系の応答性を
高めることは難しい。
クタンスと超音波モータのステータに貼り付けられた圧
電素子の静止容量とで、モータ駆動周波数にて共振する
回路を構成する方法がある。この場合、変圧器2の1次
側から見たインピーダンスが該周波数において高くな
り、供給すべき電流量が小さくてすむため、増幅器1を
小型かつ安価に構成できる。しかしながら2次側に共振
特性を持たせることは、系に安定限界極を与え安定性が
低下する結果となり、操作性を犠牲にすることになる。
モータ速度や、モータのセンサ電極から得られる情報を
使って安定化を図ることも考えられるが、系の応答性を
高めることは難しい。
【0005】本発明は、上記従来技術の欠点を解決する
ためになされたもので、小型かつ安価な増幅器を用い
て、超音波モータを安定かつ高精度に駆動するための駆
動装置を提供することを目的とする。
ためになされたもので、小型かつ安価な増幅器を用い
て、超音波モータを安定かつ高精度に駆動するための駆
動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するために手段および作用】本発明では、
変圧器1次側電流の検出装置を具備し、検出した電流量
を増幅器の入力段に帰還してフィードバックループを構
成する。これによって、モータ駆動系のダンピングを与
え、超音波モータを安定かつ高精度に駆動する装置を構
成することができる。
変圧器1次側電流の検出装置を具備し、検出した電流量
を増幅器の入力段に帰還してフィードバックループを構
成する。これによって、モータ駆動系のダンピングを与
え、超音波モータを安定かつ高精度に駆動する装置を構
成することができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。説明の簡素化
のために1相分(A相)についてのみ記す。図1におい
て、1は増幅器、2は変圧器、3は超音波モータ、4は
電流検出器、5は補償器である。モータ駆動用周波信号
指令と、電流検出器4で得られた電流情報より、補償器
5にて増幅器1への入力信号を決定する。信号は増幅器
1で増幅された後、変圧器2で昇圧されてモータ3に印
加される。電流検出器4は、変圧器2の1次側の電流を
検出し、補償器5に帰還してフィードバックループを構
成する。
のために1相分(A相)についてのみ記す。図1におい
て、1は増幅器、2は変圧器、3は超音波モータ、4は
電流検出器、5は補償器である。モータ駆動用周波信号
指令と、電流検出器4で得られた電流情報より、補償器
5にて増幅器1への入力信号を決定する。信号は増幅器
1で増幅された後、変圧器2で昇圧されてモータ3に印
加される。電流検出器4は、変圧器2の1次側の電流を
検出し、補償器5に帰還してフィードバックループを構
成する。
【0008】次に図3は、回路レベルで本実施例の動作
を説明するものである。変圧器2の一次側に直列に接続
された抵抗の両端の電位差を得ることで、変圧器2の一
次側に流れる電流量を検出し、補償器5へ帰還してい
る。補償器5では、モータ駆動用周波電圧指令と検出さ
れた電流量との差分をとり、フィルタを通して増幅器1
に与える。
を説明するものである。変圧器2の一次側に直列に接続
された抵抗の両端の電位差を得ることで、変圧器2の一
次側に流れる電流量を検出し、補償器5へ帰還してい
る。補償器5では、モータ駆動用周波電圧指令と検出さ
れた電流量との差分をとり、フィルタを通して増幅器1
に与える。
【0009】モータの負荷変動が生じた場合、これは変
圧器2に流れる電流として現われるため、これを電流検
出器4による検出してフィードバックすることで、モー
タ負荷変動の影響を迅速に抑えることができる。この安
定化によりモータ効率も向上する。また電流検出は1次
側で行うため、電流検出器4は通常用いられる素子を用
いて、安価かつ高精度のものとすることができる。
圧器2に流れる電流として現われるため、これを電流検
出器4による検出してフィードバックすることで、モー
タ負荷変動の影響を迅速に抑えることができる。この安
定化によりモータ効率も向上する。また電流検出は1次
側で行うため、電流検出器4は通常用いられる素子を用
いて、安価かつ高精度のものとすることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、小型かつ安価な素子を
用いて超音波モータ駆動系を安定化し、線形性を向上さ
せ、モータ効率を高めることができる。これによって、
超音波モータ駆動装置の小型化、超音波モータのアクチ
ュエータとしての高精度化の効果が得られる。
用いて超音波モータ駆動系を安定化し、線形性を向上さ
せ、モータ効率を高めることができる。これによって、
超音波モータ駆動装置の小型化、超音波モータのアクチ
ュエータとしての高精度化の効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例の構成図、
【図2】従来技術の説明図である、
【図3】本発明の一実施例の説明図である。
1…増幅器 2…変圧器 3…モータ 4…電流検出器 5…補償器。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動周波信号の増幅器と、増幅器の出力
電圧を昇圧する変圧器と、変圧器1次側の電流を検出す
る電流検出器と、補償器を備え、電流検出器で検出した
電流量を補償器に帰還し、該電流量を用いて増幅器を与
える操作量を決定することを特徴とする超音波モータ駆
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4185488A JPH0638554A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 超音波モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4185488A JPH0638554A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 超音波モータ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638554A true JPH0638554A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16171652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4185488A Pending JPH0638554A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 超音波モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638554A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100388195B1 (ko) * | 2000-12-11 | 2003-06-19 | 기아자동차주식회사 | 팬 모터의 과전류 방지 시스템 |
JP2007017288A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Honda Motor Co Ltd | 超音波疲労試験装置及び超音波疲労試験方法 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP4185488A patent/JPH0638554A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100388195B1 (ko) * | 2000-12-11 | 2003-06-19 | 기아자동차주식회사 | 팬 모터의 과전류 방지 시스템 |
JP2007017288A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Honda Motor Co Ltd | 超音波疲労試験装置及び超音波疲労試験方法 |
JP4480640B2 (ja) * | 2005-07-07 | 2010-06-16 | 本田技研工業株式会社 | 超音波疲労試験装置及び超音波疲労試験方法 |
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