JPH0524886Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、光フアイバ接続用アダプタに関する
ものである。

「従来の技術および考案が解決しようとする問題
点」 光フアイバは、光信号を伝送するために使用さ
れ、接続して使用されている。二つのシステムの
光フアイバ端末部がストレート状で同じ大きさで
あると、１個のアダプタを用いて接続できる。し
かし、二つのシステムの光フアイバ端末部の大き
さが異なることがある。この場合は、アダプタを
介してコネクタプラグに接続し、コネクタプラグ
から光フアイバを延ばし、さらに、その光フアイ
バ端末部に別のサイズのコネクタプラグを接続
し、そのコネクタプラグをアダプタに接続してか
ら他方のシステムの光フアイバ端末部を接続す
る。このようにすると、２個のアダプタ、２個の
コネクタプラグと接続する光フアイバとが必要に
なるため、複雑な構成となる。それで、大きさが
異なる光フアイバ端末部の接続に１個のアダプタ
を用いる試みがなされ、第３図に示すような一体
物のアダプタが用いられている。この一体物のア
ダプタは、機械加工あるいはモールドされてい
る。ところで、各光フアイバ端末部は、その中心
に極細径の光フアイバを位置させているため、光
フアイバ端末部を装着する内径形状は、高精度に
加工しなければ二つの光フアイバの接続ができな
くなる。この第３図に示すアダプタは、内径Ａと
内径Ｂの同心度が出しにくい。また、光フアイバ
端末部と外径との間〓による光フアイバ接続損失
も生じる。

「考案が解決しようとする手段」 そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、加工を
しやすくして精度を出しやすくコストを低減させ
るために、中心軸方向に光フアイバを埋設したフ
エルールの一端側に形成した小径部と、他端側に
形成した大径部とに、それぞれの径に合致した割
スリーブを外嵌めし、これら割スリーブの先端に
それぞれ径の異なる光フアイバ端末部を内嵌する
ようにしたものである。

「作用」 大きさの異なつた割スリーブにそれぞれ大きさ
の異なつた光フアイバ端末部を内嵌する。

「実施例」 第１図に示すように、中心軸方向に光フアイバ
１を埋設したフエルール２の一端側を小径部２ａ
に、他端側を大径部２ｂに形成し、小径部２ａに
は第２図に示すように軸方向に全長にわたりスリ
ツト３が入り弾性を有する割スリーブ４を外嵌め
し、大径部にも軸方向に全長にわたりスリツト３
が入り弾性を有するスリーブ５を外嵌めさせる。

それぞれの割スリーブ４，５の先端に光フアイ
バ端末部を内嵌する。割スリーブ４，５は弾性を
有するため光フアイバ端末部を〓間なく充分に把
持する。なお、割スリーブ４，５は光フアイバ端
末部を内嵌めしたときフエルール２より軸方向に
抜け出さないように適宜ストツパを設ける。

「考案の効果」 本考案は、上述のように、異なる孔を有するも
のより加工しやすい円筒形状を有するフエルール
に弾性を有する割スリーブを外嵌めするので、製
造がしやすい。割スリーブを用いることにより割
スリーブとフエルールの小径部および大径部との
〓間がなくせ、光フアイバ端末部と割スリーブと
の間〓が生じないことから高接続性能が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の具体的一実施例の縦断面図、
第２図は第１図の−縦断面図、第３図は従来
のアダプタの縦断面図である。 ２ａ……小径部、２ｂ……大径部、２……フエ
ルール、４，５……割スリーブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 中心軸方向に光フアイバを埋設したフエルール
   の一端側に形成した小径部と、他端側に形成した
   大径部とに、それぞれの径に合致した割スリーブ
   を外嵌めし、これら割スリーブの先端にそれぞれ
   径の異なる光フアイバ端末部を内嵌するようにし
   てなる光フアイバ接続用アダプタ。