JPH05248536A - 変速装置における過減速操作防止装置 - Google Patents

変速装置における過減速操作防止装置

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JPH05248536A
JPH05248536A JP5963692A JP5963692A JPH05248536A JP H05248536 A JPH05248536 A JP H05248536A JP 5963692 A JP5963692 A JP 5963692A JP 5963692 A JP5963692 A JP 5963692A JP H05248536 A JPH05248536 A JP H05248536A
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shift
deceleration
over
speed
rod
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JP5963692A
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Mikio Nakahara
幹男 中原
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Sanwa Seiki Ltd
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Sanwa Seiki Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】変速レバー1とトランスミッション7とを連係
する操作力伝達機構の適宜部位に、過減速側への変位を
制限する過減速操作制限手段A,Bを配設すると共に、
車速に応じて前記過減速操作制限手段を制御する制御手
段を備えたことを特徴とする変速装置における過減速操
作防止装置。 【効果】車速に応じて自動的に制御される前記過減速操
作制限手段の作用によって、走行速度Vに不適合な減速
操作は自動的に制限されるため、エンジンの回転数Nが
許容最大回転数Nmaxを超えるような過減速の誤操作
は構造的に防止され、過回転によるエンジンやクラッチ
等のパワートレインの損傷や、急激なエンジンブレーキ
による乗り心地や走行性の低下が予防される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の自動車に用いら
れている変速装置における変速操作ミス、特に高速走行
から減速する場合に起こし易い過減速の操作ミスを防止
するための過減速操作防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に用いられるトランスミッション
は、エンジンの出力を広い速度範囲にわたって有効利用
するため、ほぼ等比数列をなす多数の変速段をもってい
る。図6は、6段の変速段を有する場合の車速Vとエン
ジンの回転数Nとの関係を例示したものである。図中、
線1〜6は、それぞれ1速から6速における特性を示し
たもので、使用に適する通常使用範囲を示すエンジン回
転数Na〜Nmaxの範囲において、走行状態に応じて
変速段を選択しながら走行が行われる。ところで、自動
変速機構を備えない車両においては、前記変速段の選択
は、周知のように、運転席に配設された変速レバーを操
作して行われる。図7は、その手動の変速装置の要部を
例示した斜視図である。図中、1は変速レバーで、支持
部2を介して前後、左右に自由に回動し得るように支持
されている。この変速レバー1は、セレクトロッド3及
びシフトロッド4を介して、それぞれセレクトアーム5
及びシフトアーム6に接続され、トランスミッション7
のケース内に配設されたシフトセレクトレバー8の作動
を介して自由に変速操作が行えるように構成されてい
る。このシフトセレクトレバー8は、前記トランスミッ
ション7のケースに対して回転自在に支持され、かつ端
部に前記シフトアーム6が固着されたシフト作動用シャ
フト9に対して軸方向のみ摺動し得るように支持されて
いる。また、このシフトセレクトレバー8の上方部には
係合用凹部10が形成され、前記セレクトアーム5に連
結したセレクト作動用アーム11が常時係合している。
同時に、下方部には係合用凸部12が形成され、所定の
ギヤ間に配設された公知の各シンクロナイザにシフタス
リーブを介して連係している各ギヤシフタ13の係合用
凹部14が選択的に係合し得るように構成されている。
なお、図中、13a〜13dは全体としてのギヤシフタ
13を構成する各ギヤシフタを示したもので、それぞれ
13aは1,2速用、13bは3,4速用、13cは
5,6速用、13dはリバース用のギヤシフタを示す。
しかして、変速操作に際し、ニュートラルの状態におい
て、前記変速レバー1を左右に傾けると、その回動動作
が途中のリンク機構等を介して略直線運動に変換され、
前記セレクトロッド3を前後に作動する。これにより、
前記セレクトアーム5及びセレクト作動用アーム11が
回動し、前記シフトセレクトレバー8をシフト作動用シ
ャフト9に沿って摺動させ、その係合用凸部12を目標
のギヤシフタ、図7の場合、5,6速用のギヤシフタ1
3cの係合用凹部14に選択的に係合することになる。
次に、この係合状態において、前記変速レバー1を前後
に傾ければ、シフトロッド4が前後し、シフトアーム6
及びシフト作動用シャフト9を介して、前記シフトセレ
クトレバー8が前後に回動する。これにより、係合状態
にある前記ギヤシフタ13が前後に作動して、前記図示
しないシフタスリーブを介して前記シンクロナイザを作
動し、目標のギヤに連結して変速を完了することにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術は、運転者の熟練に頼り、本発明において問題の
対象とする高速走行から減速する場合に起こし易い過減
速の誤操作を防止するための誤操作防止手段に関しては
特段の配慮がなされていなかった。このため、正規の変
速操作が行われている間は問題がないものの、前記過減
速の誤操作が行われた場合には、エンジンが過回転状態
に陥り、エンジンやクラッチ等のパワートレインに損傷
を招いたり、それによる急激なエンジンブレーキにより
乗り心地や走行性を害するといった欠点があった。すな
わち、図6に示すように、例えば車速V5の走行状態に
おいて、6速から5速に減速すべきところ、誤って4速
以下に変速した場合には、エンジンの回転数Nが許容最
大回転数Nmaxを大幅に超えて、N4以上の過回転状
態に陥り、前記欠点を露呈することになった。本発明
は、このような事情に鑑み、運転者の熟練如何に関わら
ず、前記過減速の誤操作が構造的に防止される過減速操
作防止装置を提供することをその目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、前記変速レバーとトランスミッションとを
連係する操作力伝達機構の適宜部位に、過減速側への変
位を制限する過減速操作制限手段を配設すると共に、車
速に応じて前記過減速操作制限手段を制御する制御手段
を備えるという技術手段を採用した。また、前記過減速
操作制限手段の具体的な態様例として、少なくともセレ
クトロッドの適宜部位に過減速側への変位を制限する過
減速操作制限手段を配設したもの、セレクトロッド及び
シフトロッドの双方の適宜部位に過減速側への変位を制
限する過減速操作制限手段を配設し、これら双方の過減
速操作制限手段を車速に応じて組合せ制御するもの、シ
フトセレクトロッドの適宜部位に、捻れ方向に関する過
減速側への軸回転変位を制限する過減速操作制限手段
と、前後方向に関する過減速側への軸方向変位を制限す
る過減速操作制限手段とを配設し、これら双方の過減速
操作制限手段を車速に応じて組合せ制御するもの等の採
用が可能である。
【0005】
【作用】前記技術手段の採用により、車速に応じて自動
的に制御される前記過減速操作制限手段の作用によっ
て、走行速度に不適合な減速操作は自動的に制限される
ため、エンジンの回転数Nが許容最大回転数Nmaxを
超えるような前記過減速の誤操作は構造的に防止され
る。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施例
に関して説明する。図1は、本発明の実施例に関する全
体的な構成を示した概念図である。図中、15は後述す
る過減速操作制限手段A,Bを車速に応じて制御するマ
イクロコンピュータ、16は車速センサ、17は電磁駆
動回路をそれぞれ示し、セレクトロッド3及びシフトロ
ッド4の適宜部位に配設した前記過減速操作制限手段
A,Bを介して両ロッドの前後方向の変位を車速に応じ
て制限することにより、過減速の誤操作を防止するもの
である。なお、その余の構成に関しては、前記従来技術
と異なるところはない。
【0007】図2は、セレクトロッド3の適宜部位に配
設した前記過減速操作制限手段Aの具体例を示したもの
である。図中、18は前記セレクトロッド3に固着され
た段付きのストッパ部材、19は電磁アクチュエータ、
20はその作動子をそれぞれ示し、前記マイクロコンピ
ュータ15及び電磁駆動回路17を介して、該電磁アク
チュエータ19の作動子20が前記車速センサ16から
の検出車速Vに応じて基準状態(a)、第1突出状態
(b)及び第2突出状態(c)の3段階に制御されるよ
うに構成されている。しかして、いま仮に、図6の特性
図において車速V5以上で走行している場合を想定する
と、車速センサ16によりその車速が検出され、マイク
ロコンピュータ15による電磁駆動回路17の駆動制御
を介して電磁アクチュエータ19の作動子20が第2突
出状態(c)に制御される。したがって、これによりス
トッパ部材18の図中、左側面が前記作動子20に当接
して左方向、すなわちセレクトロッド3の過減速側への
変位が制限されるため、4速以下への過減速の誤操作は
防止されることになる。
【0008】図3は、シフトロッド4の適宜部位に配設
した前記過減速操作制限手段Bの具体例を示したもので
ある。図中、21は前記シフトロッド4に固着されたス
トッパ部材、22は電磁アクチュエータ、23はその作
動子をそれぞれ示し、前述の過減速操作制限手段Aの場
合と同様に、前記マイクロコンピュータ15及び電磁駆
動回路17を介して、該電磁アクチュエータ22の作動
子23が前記車速センサ16からの検出車速Vに応じて
基準状態(a)及び突出状態(b)の2段階に制御され
るように構成されている。この場合、5速、3速あるい
は1速側へのシフトが過減速にあたる車速Vでの走行状
態においては、前記作動子23が突出状態(b)に制御
され、これにより図中左方向、すなわちシフトロッド4
の過減速側への変位が制限されるため、過減速の誤操作
は防止されることになる。
【0009】このようにして、本実施例においては、車
速Vに応じて、セレクトロッド3の適宜部位に配設した
前記過減速操作制限手段Aと、シフトロッド4の適宜部
位に配設した前記過減速操作制限手段Bとを組合せ制御
することにより、過減速に関するきめ細かな誤操作の防
止が図れる。その組合せ制御の態様を以下に示す。 イ.V5を超えるとき 手段A 第2突出状態(c) 手段B 突出状態(b) ロ.V4を超えV5以下 第2突出状態(c) 基準状態(a) ハ.V3を超えV4以下 第1突出状態(b) 突出状態(b) ニ.V2を超えV3以下 第1突出状態(b) 基準状態(a) ホ.V1を超えV2以下 基準状態(a) 突出状態(b) ヘ.V1以下のとき 基準状態(a) 基準状態(a) しかして、イの制御態様においては、前記セレクトロッ
ド3及びシフトロッド4の減速側への操作が制限を受け
るため、5速以下への過減速が制限される。以下同様
に、ロの制御態様においては4速以下への過減速、ハの
制御態様においては3速以下への過減速、ニの制御態様
においては2速以下への過減速、ホの制御態様において
は1速への過減速がそれぞれ制限され、ヘの制御態様に
おいては制限が全て解除される。なお、ここまでの説明
においては、よりきめ細かい制御を目指し、あらゆる制
御態様を想定したが、例えば過減速の誤操作が最も大き
な問題となる高速走行時における4速、3速側へのセレ
クト上の誤操作を防止するだけでも大きな効用がある。
このような観点から、過減速側への変位を制限する前記
過減速操作制限手段として、セレクトロッド3の適宜部
位にのみ単純なストッパ部材を付設して、前記4速、3
速側への誤セレクト操作による過減速のみを防止する
等、必要な制御態様に応じて種々の構成が選択可能であ
る。
【0010】ところで、前記変速レバー1とトランスミ
ッション7とを連係する操作力伝達機構としては、前述
のように、主要リンク部の要素として、セレクトロッド
3及びシフトロッド4の2本のロッドを用いる2ロッド
タイプのもののほかに、1本のロッドを段階的に捻る方
向に軸回転することにより前記ギヤシフタ13a〜13
cのセレクト用として用いると同時に、前後に往復動さ
せることによりシフト用としても用いる1ロッドタイプ
のものが知られている。前記実施例の説明においては、
2ロッドタイプのものに本発明の過減速操作防止装置を
適用した場合に関して説明したが、以下に同本発明装置
を1ロッドタイプのものに適用した他の実施例に関して
説明する。
【0011】図4は、前記1ロッドタイプに適用した他
の実施例の要部を示した縦断面図である。図中、24は
シフト及びセレクト操作力伝達用のシフトセレクトロッ
ド、25は該シフトセレクトロッド24に固着された段
付きのストッパ部材、26は該段付きストッパ部材25
に形成された段部に対応して配設された作動子27を有
する電磁アクチュエータをそれぞれ示し、前述の実施例
の場合と同様、この電磁アクチュエータ26の作動子2
7が、前記マイクロコンピュータ15による電磁駆動回
路17の駆動制御を介して、車速Vに応じて基準状態
(a)、第1突出状態(b)又は第2突出状態(c)に
制御され、過減速に陥る側へのセレクト操作を制限する
ように構成されている。
【0012】図5は、同じく1ロッドタイプに適用した
他の実施例を示したもので、レイアウト上の理由等か
ら、前記シフトセレクトロッド24における捻り方向の
セレクト動作を反転レバーを用いて方向転換した上で前
記トランスミッション7内のシフトセレクトレバー8に
伝達する場合に適用した実施例の要部を示した概略図で
ある。図中、28は反転レバーを示したもので、前記ト
ランスミッション7のケース等に固定された支持金具2
9に固着された支軸30に回動自在に枢着され、その両
端部には前記シフトセレクトロッド24側に連係する連
結用ロッド31と前記シフトセレクトレバー8側に連係
する連結用ロッド32が回動自在に枢着されている。こ
の反転レバー28によって、前記シフトセレクトロッド
24における捻り方向のセレクト動作が反転された上、
前記トランスミッション7内のシフトセレクトレバー8
に伝達されることになる。また、図中、33は作動子3
4を有する電磁アクチュエータで、前記反転レバー28
の一端部に形成された段部35に対応して配設され、前
述と同様、前記マイクロコンピュータ15による電磁駆
動回路17の駆動制御を介して、車速Vに応じて基準状
態(a)、第1突出状態(b)又は第2突出状態(c)
に制御され、過減速に陥る側へのセレクト操作を制限す
るように構成されている。なお、以上の図4及び図5に
図示した他の実施例において、前記シフトセレクトロッ
ド24の適宜部位に、その前後方向のシフト操作に対応
して、前記シフトロッド4の適宜部位に配設したストッ
パ部材21及び電磁アクチュエータ22からなる前記過
減速操作制限手段Bと同様の、過減速操作制限手段を配
設して、このシフト操作に関する過減速操作防止手段と
前記各セレクト操作に関する過減速操作防止手段とを組
合せ制御することにより、前述と同様のきめ細かい制御
態様が設定できることはいうまでもない。また、以上の
説明においては、過減速側への変位を制限する前記過減
速操作制限手段においてストッパ部材と係合する作動子
の駆動手段として、電磁アクチュエータを用いた場合を
例示したが、これに替えて流体アクチュエータやステッ
プモータ、各種のサーボ機構、送りねじ機構等の駆動手
段の使用が可能である。さらに、リバース用のギヤシフ
タ13dへの誤操作防止も含めて、所定車速以上ではそ
の操作が制限されるように構成することも可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基いて次の効果
を得ることができる。 (1)車速に応じて過減速の誤操作が自動的に制限され
るので、エンジンの回転数Nが許容最大回転数Nmax
を超えるような誤操作は構造的に防止される。 (2)したがって、過回転によるエンジンやクラッチ等
のパワートレインの損傷や、急激なエンジンブレーキに
よる乗り心地や走行性の低下を予防できる。 (3)シフト操作に関する過減速操作防止手段と前記各
セレクト操作に関する過減速操作防止手段とを組合せ制
御することにより、よりきめの細かい制御態様が設定で
きる。 (4)構成が簡素なため、トラブルが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の全体的な構成を示した要部
概念図である。
【図2】 同実施例における過減速操作制限手段Aの要
部構成図である。
【図3】 同実施例における過減速操作制限手段Bの要
部構成図である。
【図4】 他の実施例における過減速操作制限手段の要
部構成図である。
【図5】 他の実施例における過減速操作制限手段の要
部構成図である。
【図6】 車速V−エンジン回転数Nに関する特性図で
ある。
【図7】 従来の手動変速機構の要部を示した概略斜視
図である。
【符号の説明】
1‥‥変速レバー 2‥‥支持部 3‥‥セレクトロッド 4‥‥シフトロッド 5‥‥セレクトアーム 6‥‥シフトアーム 7‥‥トランスミッション 8‥‥シフトセレク
トレバー 9‥‥シフト作動用シャフト 10‥‥係合用凹部 11‥‥セレクト作動用アーム 12‥‥係合用凸部 13‥‥ギヤシフタ 14‥‥係合用凹部 15‥‥マイクロコンピュータ 16‥‥車速センサ 17‥‥電磁駆動回路 18‥‥段付きスト
ッパ部材 19‥‥電磁アクチュエータ 20‥‥作動子 21‥‥ストッパ部材 22‥‥電磁アクチ
ュエータ 23‥‥作動子 24‥‥シフトセレ
クトロッド 25‥‥段付きストッパ部材 26‥‥電磁アクチ
ュエータ 27‥‥作動子 28‥‥反転レバー 29‥‥支持金具 30‥‥支軸 31‥‥連結用ロッド 32‥‥連結用ロッ
ド 33‥‥電磁アクチュエータ 34‥‥作動子 35‥‥段部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1…変速レバー,2…支持部,3…セレクトロッド,4
…シフトロッド,5…セレクトアーム,6…シフトアー
ム,7…トランスミッション,8…シフトセレクトレバ
ー,9…シフト作動用シャフト,10…係合用凹部,1
1…セレクト作動用アーム,12…係合用凸部,13…
ギヤシフタ,14…係合用凹部,15…マイクロコンピ
ュータ,16…車速センサ,17…電磁駆動回路,18
…段付きストッパ部材,19…電磁アクチュエータ,2
0…作動子,21…ストッパ部材,22…電磁アクチュ
エータ,23…作動子,24…シフトセレクトロッド,
25…段付きストッパ部材,26…電磁アクチュエー
タ,27…作動子,28…反転レバー,29…支持金
具,30…支軸,31…連結用ロッド,32…連結用ロ
ッド,33…電磁アクチュエータ,34…作動子,35
…段部
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】このようにして、本実施例においては、車
速Vに応じて、セレクトロッド3の適宜部位に配設した
前記過減速操作制限手段Aと、シフトロッド4の適宜部
位に配設した前記過減速操作制限手段Bとを組合せ制御
することにより、過減速に関するきめ細かな誤操作の防
止が図れる。その組合せ制御の態様を以下の表1に示
す。
【表1】 しかして、イの制御態様においては、前記セレクトロッ
ド3及びシフトロッド4の減速側への操作が制限を受け
るため、5速以下への過減速が制限される。以下同様
に、ロの制御態様においては4速以下への過減速、ハの
制御態様においては3速以下への過減速、ニの制御態様
においては2速以下への過減速、ホの制御態様において
は1速への過減速がそれぞれ制限され、ヘの制御態様に
おいては制限が全て解除される。なお、ここまでの説明
においては、よりきめ細かい制御を目指し、あらゆる制
御態様を想定したが、例えば過減速の誤操作が最も大き
な問題となる高速走行時における4速、3速側へのセレ
クト上の誤操作を防止するだけでも大きな効用がある。
このような観点から、過減速側への変位を制限する前記
過減速操作制限手段として、セレクトロッド3の適宜部
位にのみ単純なストッパ部材を付設して、前記4速、3
速側への誤セレクト操作による過減速のみを防止する
等、必要な制御態様に応じて種々の構成が選択可能であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速レバーによりトランスミッションに
    おけるギヤチェンジ操作を行う変速装置において、前記
    変速レバーとトランスミッションとを連係する操作力伝
    達機構の適宜部位に、過減速側への変位を制限する過減
    速操作制限手段を配設すると共に、車速に応じて前記過
    減速操作制限手段を制御する制御手段を備えたことを特
    徴とする変速装置における過減速操作防止装置。
  2. 【請求項2】 少なくともセレクトロッドの適宜部位に
    過減速側への変位を制限する過減速操作制限手段を配設
    した請求項1記載の変速装置における過減速操作防止装
    置。
  3. 【請求項3】 セレクトロッド及びシフトロッドの双方
    の適宜部位に過減速側への変位を制限する過減速操作制
    限手段を配設し、これら双方の過減速操作制限手段を車
    速に応じて組合せ制御した請求項1記載の変速装置にお
    ける過減速操作防止装置。
  4. 【請求項4】 シフトセレクトロッドの適宜部位に、捻
    れ方向に関する過減速側への軸回転変位を制限する過減
    速操作制限手段と、前後方向に関する過減速側への軸方
    向変位を制限する過減速操作制限手段とを配設し、これ
    ら双方の過減速操作制限手段を車速に応じて組合せ制御
    した請求項1記載の変速装置における過減速操作防止装
    置。
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