JPH0524741U - 屋根板の取付構造 - Google Patents
屋根板の取付構造Info
- Publication number
- JPH0524741U JPH0524741U JP7350191U JP7350191U JPH0524741U JP H0524741 U JPH0524741 U JP H0524741U JP 7350191 U JP7350191 U JP 7350191U JP 7350191 U JP7350191 U JP 7350191U JP H0524741 U JPH0524741 U JP H0524741U
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根板を所定間隔に容易に揃えて施工できる
ようにする。 【構成】 金属屋根板1の側端縁に立ち上がり片2を設
けると共に立ち上がり片2の上端部に結合片3を設け
る。屋根構造材4の上に固定されるタイトフレーム5の
下端部の外側に下位置決め片6を突設する。タイトフレ
ーム5の上端部に両側端に上位置決め片8を設けた受け
金具7を取り付ける。屋根構造材4の上に配設した屋根
板1の立ち上がり片2の下端部の外面をタイトフレーム
5の下位置決め片6に当接させると共に、結合片3を上
位置決め片8間にはめ込んで受け金具7の上面に載置す
る。ねじ具9を結合片3から受け金具7を通してタイト
フレーム5にねじ込んで結合片3をタイトフレーム5に
結合させる。下位置決め片6に対する立ち上がり片2の
当接によって屋根板1の位置決めができる。また上位置
決め片8間への結合片3のはめ込みによって結合片3の
位置決めができる。
ようにする。 【構成】 金属屋根板1の側端縁に立ち上がり片2を設
けると共に立ち上がり片2の上端部に結合片3を設け
る。屋根構造材4の上に固定されるタイトフレーム5の
下端部の外側に下位置決め片6を突設する。タイトフレ
ーム5の上端部に両側端に上位置決め片8を設けた受け
金具7を取り付ける。屋根構造材4の上に配設した屋根
板1の立ち上がり片2の下端部の外面をタイトフレーム
5の下位置決め片6に当接させると共に、結合片3を上
位置決め片8間にはめ込んで受け金具7の上面に載置す
る。ねじ具9を結合片3から受け金具7を通してタイト
フレーム5にねじ込んで結合片3をタイトフレーム5に
結合させる。下位置決め片6に対する立ち上がり片2の
当接によって屋根板1の位置決めができる。また上位置
決め片8間への結合片3のはめ込みによって結合片3の
位置決めができる。
Description
【0001】
本考案は、瓦棒葺屋根における屋根板の取付構造に関するものである。
【0002】
図4は、鋼板など金属板で形成される屋根板1を用いて施工される瓦棒葺屋根 の一例を示すものであり、屋根板1はその両側端縁にそれぞれ立ち上がり片2, 2を屈曲して設けると共に各立ち上がり片2の上端部に結合片3を外側方へ延出 して設けることによって形成してあり、屋根板1の下面には断熱材13が積層し てある。また母屋等の屋根構造材4の上には下向き開口の略コ字形のタイトフレ ーム5が所定間隔で固定してある。
【0003】 そして屋根板1を取付け施工するにあたっては、隣合うタイトフレーム5間に おいて屋根構造材4の上に屋根板1を配設してタイトフレーム5の上に結合片3 を重ねると共に同様にして屋根構造材4の上に配設した他の屋根板1の結合片3 をこの結合片3の上に重ね、この上に必要に応じて固定金具14を重ねた後に、 固定金具14から結合片3を通してタイトフレーム5にセルフドリリングスクリ ュー等で形成されるねじ具9をねじ込むことによってタイトフレーム5に結合片 3を固定する。このようにしてタイトフレーム5によって屋根板1を屋根構造材 4に取り付けることができるものである。さらに、各屋根板1の立ち上がり片2 を覆うように立ち上がり片2の外側に瓦棒キャップ10を取着して瓦棒部が形成 される。
【0004】
上記のように屋根板1をタイトフレーム5で取り付けるにあたって、屋根構造 材4の上に固定するタイトフレーム5の間隔に合わせて屋根板1の取付け間隔も 所定間隔に揃えることができるのである。しかしながら、隣合うタイトフレーム 5間に屋根板1を配置する際に図4のイ矢印のように屋根板1は左右に位置ずれ するおそれがあり、また屋根板1の立ち上がり片2の傾斜角度に誤差があると結 合片3はタイトフレーム5の上端で図4のロ矢印のように左右に位置ずれするお それがあり、このように位置ずれした状態でねじ具9によって屋根板1をタイト フレーム5に固定すると、屋根板1の間隔が不揃えになった状態で取付け施工が なされたり、さらに立ち上がり片2に取り付けられる瓦棒キャップ10の間隔が 不揃えになったりするおそれがある。従って屋根板1の取付け間隔をタイトフレ ーム5の間隔に合わせて所定間隔に揃えるということは容易ではなく、所定間隔 に揃えて屋根板1を取付け施工することが困難であるという問題があった。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、屋根板を所定間隔に容易に揃 えて施工することができる屋根板の取付構造を提供することを目的とするもので ある。
【0006】
本考案に係る屋根板の取付構造は、金属板で形成される屋根板1の側端縁に立 ち上がり片2を設けると共に立ち上がり片2の上端部に下向きに凸曲して形成さ れる結合片3を外側方へ延出して設け、屋根構造材4の上に固定されるタイトフ レーム5の下端部の外側に下位置決め片6を突設し、タイトフレーム5の上端部 に受け金具7を取り付けると共に受け金具7の両側端にそれぞれ上位置決め片8 を上方へ突出して設け、屋根構造材4の上に配設した屋根板1の立ち上がり片2 の下端部の外面をタイトフレーム5の下位置決め片6に当接させると共に、屋根 板1の結合片3を上位置決め片8間にはめ込んで受け金具7の上面に載置し、ね じ具9を結合片3から受け金具7を通してタイトフレーム5にねじ込んで結合片 3をタイトフレーム5に結合させて成ることを特徴とするものである。
【0007】
屋根構造材4の上に固定されるタイトフレーム5の下端部の外側に下位置決め 片6を突設し、屋根構造材4の上に配設した屋根板1の立ち上がり片2の下端部 の外面をタイトフレーム5の下位置決め片6に当接させるようにしているために 、下位置決め片6に対する立ち上がり片2の当接によって屋根構造材4上での屋 根板1の位置決めを容易におこなうことができる。またタイトフレーム5の上端 部に受け金具7を取り付けると共に受け金具7の両側端にそれぞれ上位置決め片 8を上方へ突出して設け、屋根板1の下向きに凸曲して形成される結合片3を上 位置決め片8間にはめ込んで受け金具7の上面に載置させるようにしているため に、上位置決め片8間への結合片3のはめ込みによって結合片3の位置決めを容 易におこなうことができる。このためにタイトフレーム5を基準にして屋根板1 の間隔を容易に揃えることができる。
【0008】
以下本考案を実施例によって詳述する。 屋根板1は鋼板など金属板を折曲加工して作成されるものであり、その両側端 縁には立ち上がり片2が斜め外方へ向けて上方へ突出するように屈曲形成してあ り、各立ち上がり片2の上端に折り返し突部15を屈曲すると共に折り返し突部 15から結合片3が外方へ向けて延出して設けてある。結合片3は下向きに凸曲 するように断面形状を上向き開口の略コ字形に屈曲形成してある。また上記各立 ち上がり片2の下部には内方へ開口するように断面略C字状に屈曲した嵌合凹溝 16が形成してある。この屋根板1の下面には発泡ウレタン樹脂等で形成される 断熱材13が全面に亘って積層してあるが、結合片3の部分では断熱材14は切 除するようにしてある。
【0009】 タイトフレーム5は金属板を屈曲加工して、下向きに開口する略コ字形に形成 されるものであり、両下端に固着片17を外方へ突出させて設けると共に各固着 片17の先端に下位置決め片6が上方へ突出するように屈曲して延設してある。 また、受け金具7は略正方形の金属板を加工して作成されるものであり、図3に 示すように、四辺の端縁の各中央部に下方へ切り起こし屈曲して係止片18を設 けると共に対向する二辺の端縁に係止片18の両側において斜め外方へ向けて上 方に切り起こし屈曲することによって上位置決め片8を設けてある。受け金具7 の中央部には通孔19がプレス加工して設けてある。
【0010】 屋根を施工するにあたっては、まず母屋など屋根構造材4の上にタイトフレー ム5を固定する。先端にドリルが設けられたセルフドリリングスクリューなどで 形成されるねじ具20を用いて、タイトフレーム5の固着片17から屋根構造材 4にねじ具20をねじ込むことによって、屋根構造材4の上にタイトフレーム5 を固定することができる。このタイトフレーム5は軒や棟と平行な方向で屋根構 造材1に一定間隔で複数個固定されるものであり、隣合う各タイトフレーム5の 間隔は、この隣合うタイトフレーム5の対向する下位置決め片6間の間隔が屋根 板1の両側の立ち上がり片2,2の下端部間の距離寸法とほぼ等しい距離になる ように設定されるものである。次にこのタイトフレーム5の上端に受け金具7を 乗せてセットする。受け金具7には四辺に係止片18が下側へ突出させて設けて あるために、この係止片18がタイトフレーム5の上端部の四辺に係止され、位 置ずれすることなくタイトフレーム5の上端に受け金具7をセットすることがで きる。この受け金具7はタイトフレーム5の上端に予め溶接等して一体化してお いてもよい。
【0011】 この後に、隣合うタイトフレーム5間において屋根構造材4の上に屋根板1を 配置する。このとき屋根板1の立ち上がり片2の下端部の外面が図1に示すよう にタイトフレーム5の下位置決め片6に断熱材13を介して当接されることによ って、屋根板1の屋根構造材4上での位置決めがなされ、屋根板1が左右に位置 ずれすることがなくなる。そしてこの屋根板1の結合片3をタイトフレーム5の 上端の受け金具7の上に載置する。このとき、結合片3を受け金具7の両側の上 位置決め片8間にはめ込むようにして受け金具7の上に結合片3を載置するもの であり、タイトフレーム5上での結合片3の位置決めがなされる。従って立ち上 がり片2の傾斜角度に誤差があっても、上位置決め片8間に結合片3がはまり込 むように立ち上がり片2の傾斜を矯正することによって、立ち上がり片2の角度 の誤差を修正することができるものである。同様にして他の屋根板1を屋根構造 材4の上に配設すると共にこの他の屋根板1の結合片3を上記結合片3の上に重 ねる。次に、この結合片3の上に固定金具14を重ねる。固定金具14は両側部 に係合曲片21を屈曲して設けることによって形成されるものであり、隣合う各 屋根板1の立ち上がり片2の上端の折り返し突部15にこの係合曲片21を係合 させた状態で結合片3の上に重ねるものである。そして、セルフドリリングスク リュー等で形成されるねじ具9を固定金具14から結合片3,3にねじ込むと共 に受け金具7の通孔19に通し、さらにタイトフレーム5にこのねじ具9をねじ 込むことによって、ねじ具9で結合片3をタイトフレーム5に固定する。このよ うにタイトフレーム5に結合片3を固定することによって図2のように屋根板1 を屋根構造材4に取り付けることができるものである。
【0012】 また、瓦棒キャップ10は鋼板等の金属板を断面半円形状に屈曲して形成され るものであり、その両側端縁には内側に略円形に折り返し屈曲して嵌合突条22 が設けてある。この瓦棒キャップ10を隣合う各屋根板1の立ち上がり片2,2 を覆うように被嵌して、各立ち上がり片2の嵌合凹溝16に嵌合突条22を瓦棒 キャップ10の弾性力で嵌合させることによって、立ち上がり片2,2の外側に 瓦棒キャップ10を取着し、瓦棒部を形成するものである。隣合う屋根板1間の 防水はこの瓦棒キャップ10で確保することができる。
【0013】
上記のように本考案は、金属板で形成される屋根板の側端縁に立ち上がり片を 設け、屋根構造材の上に固定されるタイトフレームの下端部の外側に下位置決め 片を突設し、屋根構造材の上に配設した屋根板の立ち上がり片の下端部の外面を タイトフレームの下位置決め片に当接させるようにしたので、下位置決め片に対 する立ち上がり片の当接によって屋根構造材上での屋根板の位置決めを容易にお こなうことができると共に、しかも屋根板の立ち上がり片の上端部に下向きに凸 曲して形成される結合片を外側方へ延出して設け、タイトフレームの上端部に受 け金具を取り付けると共に受け金具の両側端にそれぞれ上位置決め片を上方へ突 出して設け、屋根板の結合片を上位置決め片間にはめ込んで受け金具の上面に載 置するようにしたので、上位置決め片間への結合片のはめ込みによって結合片の 位置決めを容易におこなうことができるものであり、屋根板及びその結合片をそ れぞれタイトフレームを基準に位置決めして位置ずれを防ぐことができるもので あって、屋根板を所定間隔に容易に揃えて施工することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の一部の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の縮小した断面図である。
【図3】本考案の一実施例に用いる受け金具を示すもの
であり、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図、
(c)は一部切欠側面図である。
であり、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図、
(c)は一部切欠側面図である。
【図4】従来例の縮小した断面図である。
1 屋根板 2 立ち上がり片 3 結合片 4 屋根構造材 5 タイトフレーム 6 下位置決め片 7 受け金具 8 上位置決め片 9 ねじ具 10 瓦棒キャップ
Claims (2)
- 【請求項1】 金属板で形成される屋根板の側端縁に立
ち上がり片を設けると共に立ち上がり片の上端部に下向
きに凸曲して形成される結合片を外側方へ延出して設
け、屋根構造材の上に固定されるタイトフレームの下端
部の外側に下位置決め片を突設し、タイトフレームの上
端部に受け金具を取り付けると共に受け金具の両側端に
それぞれ上位置決め片を上方へ突出して設け、屋根構造
材の上に配設した屋根板の立ち上がり片の下端部の外面
をタイトフレームの下位置決め片に当接させると共に、
屋根板の結合片を上位置決め片間にはめ込んで受け金具
の上面に載置し、ねじ具を結合片から受け金具を通して
タイトフレームにねじ込んで結合片をタイトフレームに
結合させて成る屋根板の取付構造。 - 【請求項2】 屋根板の立ち上がり片を覆うように立ち
上がり片の外側に瓦棒キャップを取着して成ることを特
徴とする請求項1に記載の屋根板の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7350191U JP2500027Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 屋根板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7350191U JP2500027Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 屋根板の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524741U true JPH0524741U (ja) | 1993-03-30 |
JP2500027Y2 JP2500027Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13520069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7350191U Expired - Lifetime JP2500027Y2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 屋根板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500027Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP7350191U patent/JP2500027Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2500027Y2 (ja) | 1996-06-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960116 |