JPH05246482A - 環境を危険にさらす物質を運搬し貯蔵する方法ならびに装置 - Google Patents
環境を危険にさらす物質を運搬し貯蔵する方法ならびに装置Info
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- JPH05246482A JPH05246482A JP3044851A JP4485191A JPH05246482A JP H05246482 A JPH05246482 A JP H05246482A JP 3044851 A JP3044851 A JP 3044851A JP 4485191 A JP4485191 A JP 4485191A JP H05246482 A JPH05246482 A JP H05246482A
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- B65D88/54—Large containers characterised by means facilitating filling or emptying
- B65D88/58—Large containers characterised by means facilitating filling or emptying by displacement of walls
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- B65D88/62—Large containers characterised by means facilitating filling or emptying by displacement of walls of internal walls the walls being deformable
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B25/00—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
- B63B25/02—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods
- B63B2025/022—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods comprising flexible receptacles for bulk cargo, e.g. bladders for liquid cargo inserted in tanks
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Refuse Collection And Transfer (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、環境にとって危険な、液状あるい
は流動性の物質を、安全に運搬し、かつ貯蔵することを
目的とする。 【構成】 運搬用の堅固でかつ水密の容器２の内部空間
は、水密でかつ柔軟なタンク１によって、一以上の積込
み室と一以上の補充室とに区分けされており、これらの
何れか一方には例えば石油が満たされ、他方には容器２
が一杯になるまで水が満たされる。各積込み室と補充室
の内部空間は、充満用及び排出用の管路６，７によって
互いに連結される。管路６，７は外部の吸引及び圧縮装
置に接続され、石油を排出すれば、その分柔軟なタンク
１の容積が減少する。
は流動性の物質を、安全に運搬し、かつ貯蔵することを
目的とする。 【構成】 運搬用の堅固でかつ水密の容器２の内部空間
は、水密でかつ柔軟なタンク１によって、一以上の積込
み室と一以上の補充室とに区分けされており、これらの
何れか一方には例えば石油が満たされ、他方には容器２
が一杯になるまで水が満たされる。各積込み室と補充室
の内部空間は、充満用及び排出用の管路６，７によって
互いに連結される。管路６，７は外部の吸引及び圧縮装
置に接続され、石油を排出すれば、その分柔軟なタンク
１の容積が減少する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、環境を危険にさらす液
状の、あるいは粉末状の物質を運搬し、かつ貯蔵する方
法ならびにこの方法を利用するための装置に関する。本
発明は、例えば海上および陸上交通においてならびに固
定した陸上施設において、石油ならびにその誘導物を運
搬し、かつ貯蔵するような、環境を危険にさらす液状
の、あるいは粉末状の物質を運搬し、かつ貯蔵する方法
ならびにこの方法を利用するための装置に関する。
状の、あるいは粉末状の物質を運搬し、かつ貯蔵する方
法ならびにこの方法を利用するための装置に関する。本
発明は、例えば海上および陸上交通においてならびに固
定した陸上施設において、石油ならびにその誘導物を運
搬し、かつ貯蔵するような、環境を危険にさらす液状
の、あるいは粉末状の物質を運搬し、かつ貯蔵する方法
ならびにこの方法を利用するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】石油およびその誘導物の大部分は、海上
運搬船、タンクもしくは貨物船（Produktschiffen)によ
って、特に国際間の商取引で運搬される。これらの滞留
物質の運搬および貯蔵についての安全性を強化するため
に、様々の方法が利用されて、石油が周囲に流出しない
ようにしたり、あるいは少なくともこれらの流出の破滅
的結果を制約しようとしている。周知のタンカーは、船
体部内に、十分に積み荷に堪え得る容器が収納されるよ
うに建造されている。これは構造上、船の積み荷全体が
横および縦方向の隔壁によって区分けされるようにして
解決されている。この周知のタンカーでは、従って、滞
留物質は塗装によってのみ保護された容器の鋼鉄製外殻
と直接に接触する。
運搬船、タンクもしくは貨物船（Produktschiffen)によ
って、特に国際間の商取引で運搬される。これらの滞留
物質の運搬および貯蔵についての安全性を強化するため
に、様々の方法が利用されて、石油が周囲に流出しない
ようにしたり、あるいは少なくともこれらの流出の破滅
的結果を制約しようとしている。周知のタンカーは、船
体部内に、十分に積み荷に堪え得る容器が収納されるよ
うに建造されている。これは構造上、船の積み荷全体が
横および縦方向の隔壁によって区分けされるようにして
解決されている。この周知のタンカーでは、従って、滞
留物質は塗装によってのみ保護された容器の鋼鉄製外殻
と直接に接触する。
【０００３】容器は配管機構を介して充満される。該容
器は目的港において、二次配管機構を介して、再び空に
され、そして帰路の前に少なくとも容器の一部分は、水
バラストを積み込むために、入念に洗われることになっ
ている。これらのすべては、二重底部の管道あるいは天
井部に配置されている技術的設備を高度に利用する必要
がある。この機構には多くの欠点がある。この容器の小
室は非常に大きいので、例えば海損による外殻の損傷の
ために、通例、最大規模の環境災害の結果を招く、周知
のように、損害を制限できる可能性は限りがある。
器は目的港において、二次配管機構を介して、再び空に
され、そして帰路の前に少なくとも容器の一部分は、水
バラストを積み込むために、入念に洗われることになっ
ている。これらのすべては、二重底部の管道あるいは天
井部に配置されている技術的設備を高度に利用する必要
がある。この機構には多くの欠点がある。この容器の小
室は非常に大きいので、例えば海損による外殻の損傷の
ために、通例、最大規模の環境災害の結果を招く、周知
のように、損害を制限できる可能性は限りがある。
【０００４】その他になお引用しなければならないこと
に充満されていない容器の小室において、気化の結果、
可燃性ガスが生じ、それは対応する換気装置を通って周
辺の空気中に出て、空気の酸素と共に爆発性ガスを形成
する。容器を空にする際に、容器の小室の空気は、それ
とは逆に吸引され、従って容器内には爆発性ガス混合物
が発生する。
に充満されていない容器の小室において、気化の結果、
可燃性ガスが生じ、それは対応する換気装置を通って周
辺の空気中に出て、空気の酸素と共に爆発性ガスを形成
する。容器を空にする際に、容器の小室の空気は、それ
とは逆に吸引され、従って容器内には爆発性ガス混合物
が発生する。
【０００５】次に、容器を洗浄する際に生ずる多量の汚
水は洗浄されなければならない。この洗浄された容器の
小室には、次いで、帰路のための水バラストが満たされ
る。その他の構造では、いわゆるバラスト容器が具備さ
れているだけであるが、そのために運搬量が制限され
る。
水は洗浄されなければならない。この洗浄された容器の
小室には、次いで、帰路のための水バラストが満たされ
る。その他の構造では、いわゆるバラスト容器が具備さ
れているだけであるが、そのために運搬量が制限され
る。
【０００６】ドイツ特許第13 77 475 号から周知のよう
に、液体を運搬するために、コンテナ内に折り畳みでき
る容器が組み込まれている。このコンテは安定した側壁
および固定床部を有するラーメン構造から成り、一方、
上部ふたは内部の水平な折り畳み可能容器の一部となっ
ている。内部アコーディオン状折り畳み可能容器は、下
方からコンテナへ達する配管機構を介して充満される
が、この場合、充満中、上部台は液体表面に浮上し、そ
して該面によって高くされる。
に、液体を運搬するために、コンテナ内に折り畳みでき
る容器が組み込まれている。このコンテは安定した側壁
および固定床部を有するラーメン構造から成り、一方、
上部ふたは内部の水平な折り畳み可能容器の一部となっ
ている。内部アコーディオン状折り畳み可能容器は、下
方からコンテナへ達する配管機構を介して充満される
が、この場合、充満中、上部台は液体表面に浮上し、そ
して該面によって高くされる。
【０００７】内部容器の可撓な、折り畳み可能な壁は液
体圧によって、固定したコンテナ壁に押しつけられる。
上部台は周囲を取り巻くパッキン（Blahdichtung) によ
ってその上端位置に固定され、それによって折り畳み式
壁とコンテナ壁間の空間もまた水密にされる。従って複
数の、異なる液体の運搬は周知の容器によっては不可能
である。
体圧によって、固定したコンテナ壁に押しつけられる。
上部台は周囲を取り巻くパッキン（Blahdichtung) によ
ってその上端位置に固定され、それによって折り畳み式
壁とコンテナ壁間の空間もまた水密にされる。従って複
数の、異なる液体の運搬は周知の容器によっては不可能
である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記の欠点により、そ
の技術的装備に基づくタンカーによる今日の通例の石油
運搬方法は高価であり、かつそれ以上になお、環境およ
びタンカーの乗組員にとって危険であることを示してい
る。本発明に従って、石油を運搬するための方法ならび
に装置を、主として、海損による石油の海中への流出を
制限し、そしてそれによる環境汚染を防止するように改
善することによってこの問題の解決に到達する。
の技術的装備に基づくタンカーによる今日の通例の石油
運搬方法は高価であり、かつそれ以上になお、環境およ
びタンカーの乗組員にとって危険であることを示してい
る。本発明に従って、石油を運搬するための方法ならび
に装置を、主として、海損による石油の海中への流出を
制限し、そしてそれによる環境汚染を防止するように改
善することによってこの問題の解決に到達する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この問題は発明に従っ
て、方法的には次のようにして解決される。すなわち、
運搬容器の内部空間は、柔軟な、可変量を備えるタンク
によって、積み込み部分と外側補充部分とに区分けさ
れ、そして積み込み部分は液状のあるいは流動性の物質
で満たされ、そして外側補充部分は少なくとも部分的に
水で満たされるか、あるいは外側補充部分は液状のある
いは流動性の物質で満たされ、そして積み込み部分は水
で満たされる。
て、方法的には次のようにして解決される。すなわち、
運搬容器の内部空間は、柔軟な、可変量を備えるタンク
によって、積み込み部分と外側補充部分とに区分けさ
れ、そして積み込み部分は液状のあるいは流動性の物質
で満たされ、そして外側補充部分は少なくとも部分的に
水で満たされるか、あるいは外側補充部分は液状のある
いは流動性の物質で満たされ、そして積み込み部分は水
で満たされる。
【００１０】本発明による方法の次の特徴は、容器の補
充部分が先ず、水バラストを入れられ、次いで積み込み
部分に液状あるいは流動性の滞留物質が詰め込まれそし
て余分の水は外部へ排出される、ということにある。発
明によるその他の特徴は、液状あるいは流動性の滞留物
質は容器の補充部分に水を圧縮することによって、容器
の積み込み部分から吐き出される、ということにある。
充部分が先ず、水バラストを入れられ、次いで積み込み
部分に液状あるいは流動性の滞留物質が詰め込まれそし
て余分の水は外部へ排出される、ということにある。発
明によるその他の特徴は、液状あるいは流動性の滞留物
質は容器の補充部分に水を圧縮することによって、容器
の積み込み部分から吐き出される、ということにある。
【００１１】少なくとも１つの堅固で、水密の運搬容器
を含み、その内部空間に可変容積を有する水密の、柔軟
なタンクが組み込まている装置の分野においての本発明
の技術的解決は、装置内部空間が積み込みと放出用の配
管機構によって相互に連結されており、そして容器外側
の接続は吸引および／または圧縮装置と連結可能になっ
ているということにある。可変容積の柔軟なタンクは、
その上方およひ下方横断面がＶ形となっており、その先
端部は向き合い、そしてその自由端は一組の腕木によっ
て相互に連結されている。従って可変容積の柔軟なタン
クは、その断面外形の折り畳んだ縁の領域で支えられて
いる。
を含み、その内部空間に可変容積を有する水密の、柔軟
なタンクが組み込まている装置の分野においての本発明
の技術的解決は、装置内部空間が積み込みと放出用の配
管機構によって相互に連結されており、そして容器外側
の接続は吸引および／または圧縮装置と連結可能になっ
ているということにある。可変容積の柔軟なタンクは、
その上方およひ下方横断面がＶ形となっており、その先
端部は向き合い、そしてその自由端は一組の腕木によっ
て相互に連結されている。従って可変容積の柔軟なタン
クは、その断面外形の折り畳んだ縁の領域で支えられて
いる。
【００１２】本発明の次の特徴は、タンクが牽引手段お
よび取付け具によって、容器天井部に移動可能に吊るさ
れており、そして容器の垂直および水平壁の少なくとも
一部分は孔の空いた金属被膜が張ってあり、そしてこの
孔の空いた金属被膜は容器壁と平行に、かつ一定の距離
を置いて配置されている、ということである。本発明の
なお他の特徴は、柔軟なタンクには通し階段口が装備さ
れている、ということにある。柔軟なタンクの垂直壁が
アコーデオン胴部の形態に形成され、そして配管機構に
よって容器に連結しこの際、柔軟な管路がこの容器の上
部ふたに吊るされている場合、そのような解決も可能で
ある。
よび取付け具によって、容器天井部に移動可能に吊るさ
れており、そして容器の垂直および水平壁の少なくとも
一部分は孔の空いた金属被膜が張ってあり、そしてこの
孔の空いた金属被膜は容器壁と平行に、かつ一定の距離
を置いて配置されている、ということである。本発明の
なお他の特徴は、柔軟なタンクには通し階段口が装備さ
れている、ということにある。柔軟なタンクの垂直壁が
アコーデオン胴部の形態に形成され、そして配管機構に
よって容器に連結しこの際、柔軟な管路がこの容器の上
部ふたに吊るされている場合、そのような解決も可能で
ある。
【００１３】本発明の本質は、本発明による方法ならび
に装置が、液状のおよび流動性の滞留物質を海上および
陸上で運搬する際に、大きな安全性を保証する、という
ことにある。容器の外殻が破損しても、水密の、柔軟な
タンクから外へ石油が出ることはないが、それはこの外
殻は非常に堅い材料から製造されており、従って水密が
保たれるからである。衝突およひ外殻が大きく変形する
場合には、柔軟なタンクもまた、破裂することもあり得
るが、鋼鉄製容器の変形部内のみである。この場合、石
油の比較的小部分を即座に海損タンクにポンプで移すこ
とができる。
に装置が、液状のおよび流動性の滞留物質を海上および
陸上で運搬する際に、大きな安全性を保証する、という
ことにある。容器の外殻が破損しても、水密の、柔軟な
タンクから外へ石油が出ることはないが、それはこの外
殻は非常に堅い材料から製造されており、従って水密が
保たれるからである。衝突およひ外殻が大きく変形する
場合には、柔軟なタンクもまた、破裂することもあり得
るが、鋼鉄製容器の変形部内のみである。この場合、石
油の比較的小部分を即座に海損タンクにポンプで移すこ
とができる。
【００１４】発明のなお別の利点は、積み込みおよび放
出中に、石油スモッグをほぼ完全に防止することであ
る。発明による方法ならびに該方法を実行するための装
置による石油の積み込みおよび放出は、空の容器空間に
おいて、ここに水バラストが入っているので、気化産物
が発生できないという特徴がある。発明のなお別の利点
は、容器の洗浄および蒸発は不必要であり、それによっ
て汚染水が生じることはない、ということにある。発明
のなお別の利点は、いわゆる空いたバラスト容器、従っ
てバラストを積み込み、かつ運搬するためにだけ予定さ
れている容器を除去できることにある。
出中に、石油スモッグをほぼ完全に防止することであ
る。発明による方法ならびに該方法を実行するための装
置による石油の積み込みおよび放出は、空の容器空間に
おいて、ここに水バラストが入っているので、気化産物
が発生できないという特徴がある。発明のなお別の利点
は、容器の洗浄および蒸発は不必要であり、それによっ
て汚染水が生じることはない、ということにある。発明
のなお別の利点は、いわゆる空いたバラスト容器、従っ
てバラストを積み込み、かつ運搬するためにだけ予定さ
れている容器を除去できることにある。
【００１５】
【実施例】次いで、図面を参照して本発明の方法の幾つ
かの実施例を詳細に説明する。図１〜図４において、本
発明の第１の実施例が示される。図１はタンカーの船腹
部の断面図を示しており、横および縦方向閉塞堰３およ
び４によって船腹を区分けすることから形成されている
３個の容器２がタンカーの船腹の幅全体にわたって配置
され、かつ該容器の内部空間は弁１５によって周囲と結
合している。各容器の内部空間において、柔軟なタンク
１は可変容積を有するようになっており、該タンクは容
器の内部空間全体を積み込み部分Ｌおよび補充部分Ｎに
区分けする。柔軟なタンク１の内部空間は配管機構６お
よび７（次の図に示される）によって結合され、容器の
外側に置かれた接続部は石油の吸引および圧縮装置と結
合している。
かの実施例を詳細に説明する。図１〜図４において、本
発明の第１の実施例が示される。図１はタンカーの船腹
部の断面図を示しており、横および縦方向閉塞堰３およ
び４によって船腹を区分けすることから形成されている
３個の容器２がタンカーの船腹の幅全体にわたって配置
され、かつ該容器の内部空間は弁１５によって周囲と結
合している。各容器の内部空間において、柔軟なタンク
１は可変容積を有するようになっており、該タンクは容
器の内部空間全体を積み込み部分Ｌおよび補充部分Ｎに
区分けする。柔軟なタンク１の内部空間は配管機構６お
よび７（次の図に示される）によって結合され、容器の
外側に置かれた接続部は石油の吸引および圧縮装置と結
合している。
【００１６】柔軟なタンク１は、船腹の二重床１４を通
っている管路６によって下部と連結している。タンク１
は取付け具１０の牽引手段９を介して容器２の天井部に
上から吊るされている。垂直側壁５および縦方向閉鎖堰
４の表面は孔の空いた金属被膜８が貼ってある。該孔空
き金属被膜は側壁から一定の距離に置かれている。この
方法で、例えば側壁５と孔空き金属被膜８間に、一定の
水準まで水Ｗを満たされた空間が形成される。この水は
また容器の残余部分および柔軟なタンク１の間の周囲空
間をも満たしている。この柔軟なタンク１は、図４で見
られるように、断面が類似の２個のＶ字形をしており、
その先端は向かい合わせになっており、かつその脚部末
端は相互に連結している。放出中、タンクの自動式かつ
正確な折り畳み動作を容易にするために、それらは形状
記憶して形成され、補強された縁部１２を有する。タン
ク縁の上部では補強用機１３が牽引手段９に固定されて
いる。柔軟なタンクを技術的に実行可能にし、同時に以
後の整備あるいは維持補修を確実にするために、該タン
クは、タンクの側壁に装備されている入り口１１を備え
ている。
っている管路６によって下部と連結している。タンク１
は取付け具１０の牽引手段９を介して容器２の天井部に
上から吊るされている。垂直側壁５および縦方向閉鎖堰
４の表面は孔の空いた金属被膜８が貼ってある。該孔空
き金属被膜は側壁から一定の距離に置かれている。この
方法で、例えば側壁５と孔空き金属被膜８間に、一定の
水準まで水Ｗを満たされた空間が形成される。この水は
また容器の残余部分および柔軟なタンク１の間の周囲空
間をも満たしている。この柔軟なタンク１は、図４で見
られるように、断面が類似の２個のＶ字形をしており、
その先端は向かい合わせになっており、かつその脚部末
端は相互に連結している。放出中、タンクの自動式かつ
正確な折り畳み動作を容易にするために、それらは形状
記憶して形成され、補強された縁部１２を有する。タン
ク縁の上部では補強用機１３が牽引手段９に固定されて
いる。柔軟なタンクを技術的に実行可能にし、同時に以
後の整備あるいは維持補修を確実にするために、該タン
クは、タンクの側壁に装備されている入り口１１を備え
ている。
【００１７】図５、図６および図７の第２の実施例にお
いて、前述の実施例と異なる本質的特徴は、硬い容器２
の内部において、柔軟なタンク１６が異なる構造を備え
ていることである。これらタンクはアコーデオン胴部の
形状をした垂直壁を有し、そして前例におけるように、
管路６を介して容器床部と結合し、かつこれら管路はタ
ンク７の内部空間を、石油の吸引もしくは圧縮装置に連
結する。柔軟なタンク１６の内部空間は同様に相互に連
結しているが、その上部ふたによって柔軟な管路１７と
連結し、該管路は必要に応じて換気装置に、あるいはま
た吸引または圧縮装置に接続することができる。柔軟な
タンク１６を満たす間、その高さは、そのようなタンク
の横断面が比較的僅かづつ減少する際に、連続的に増加
する。
いて、前述の実施例と異なる本質的特徴は、硬い容器２
の内部において、柔軟なタンク１６が異なる構造を備え
ていることである。これらタンクはアコーデオン胴部の
形状をした垂直壁を有し、そして前例におけるように、
管路６を介して容器床部と結合し、かつこれら管路はタ
ンク７の内部空間を、石油の吸引もしくは圧縮装置に連
結する。柔軟なタンク１６の内部空間は同様に相互に連
結しているが、その上部ふたによって柔軟な管路１７と
連結し、該管路は必要に応じて換気装置に、あるいはま
た吸引または圧縮装置に接続することができる。柔軟な
タンク１６を満たす間、その高さは、そのようなタンク
の横断面が比較的僅かづつ減少する際に、連続的に増加
する。
【００１８】例として石油を使用し、かつ発明による装
置によって、環境にとって危険な液状および流動性の滞
留物質を運搬する方法は下記の通りである。柔軟なタン
ク１の壁によって容器の内部空間を２つの部分、積み込
みおよび補充部分に２等分し、この場合、２つの部分は
その周囲で相互にかつ相対して密閉されている。石油を
積み込むために、柔軟なタンク１の内部空間は、配管装
置６を介して石油を充満される。配管機構７は、この場
合、ガスおよびスモッグ残留物をタンクの内部空間から
排出するための管路の役割りをする。
置によって、環境にとって危険な液状および流動性の滞
留物質を運搬する方法は下記の通りである。柔軟なタン
ク１の壁によって容器の内部空間を２つの部分、積み込
みおよび補充部分に２等分し、この場合、２つの部分は
その周囲で相互にかつ相対して密閉されている。石油を
積み込むために、柔軟なタンク１の内部空間は、配管装
置６を介して石油を充満される。配管機構７は、この場
合、ガスおよびスモッグ残留物をタンクの内部空間から
排出するための管路の役割りをする。
【００１９】タンクの充満中、水位Ｗは高くなり、そし
て容器２のすべての空の小室は開かれた弁１５によって
満たされる。タンク１が満たされると、次いで必要な場
合には、容器２のすべての空室が完全に一杯になるま
で、水位が補充される。従って運搬中、柔軟なタンク１
内の石油は、タンク壁、タンク間の防水被膜、および閉
鎖堰と舷側によって周囲から隔離され、また、これらの
閉鎖堰と舷側から形成される容器２の鋼鉄壁によって周
囲から隔離される。
て容器２のすべての空の小室は開かれた弁１５によって
満たされる。タンク１が満たされると、次いで必要な場
合には、容器２のすべての空室が完全に一杯になるま
で、水位が補充される。従って運搬中、柔軟なタンク１
内の石油は、タンク壁、タンク間の防水被膜、および閉
鎖堰と舷側によって周囲から隔離され、また、これらの
閉鎖堰と舷側から形成される容器２の鋼鉄壁によって周
囲から隔離される。
【００２０】容器を空にすることは、管路７および開い
た弁１５によって、柔軟なタンクの石油を吸引して行わ
れ、その最終段階では、タンク１は自動圧縮される。第
２の実施例において、石油の少なくとも一部分は、管路
６の弁を開け、そして容器２の水を圧縮することによっ
て、空けられる。柔軟なタンク１から石油を完全に搾り
出した後、容器２を満たす水は、タンカーの帰路では、
必要なバラストを形成する。柔軟なタンクに石油を再度
充満する間、余分の水は弁１５を介して、容器２の内部
空間から外へ流出する。
た弁１５によって、柔軟なタンクの石油を吸引して行わ
れ、その最終段階では、タンク１は自動圧縮される。第
２の実施例において、石油の少なくとも一部分は、管路
６の弁を開け、そして容器２の水を圧縮することによっ
て、空けられる。柔軟なタンク１から石油を完全に搾り
出した後、容器２を満たす水は、タンカーの帰路では、
必要なバラストを形成する。柔軟なタンクに石油を再度
充満する間、余分の水は弁１５を介して、容器２の内部
空間から外へ流出する。
【００２１】第２の実施例を使用する結果、爆発性混合
物の発生を排除する水を、容器２内の柔軟なタンク１の
周囲空間に、常に、確実に満たしておくことができる。
従って、特に燃えやすいあるいは何らかで危険な滞留物
質の運搬にこの実施例を使用する場合、大きいエネルギ
ーを採用するにもかかわらず、この実行は特に有利であ
る。そのほかさらに、上述の装置は海上でも、陸上でも
同様に十分利用することができる。陸上での利用分野に
は、例えば車輌に積まれる運搬容器において、かつ固定
施設、精油所、積み替え基地および船倉等においても同
様に、石油を運搬し、かつ保管することが含まれる。
物の発生を排除する水を、容器２内の柔軟なタンク１の
周囲空間に、常に、確実に満たしておくことができる。
従って、特に燃えやすいあるいは何らかで危険な滞留物
質の運搬にこの実施例を使用する場合、大きいエネルギ
ーを採用するにもかかわらず、この実行は特に有利であ
る。そのほかさらに、上述の装置は海上でも、陸上でも
同様に十分利用することができる。陸上での利用分野に
は、例えば車輌に積まれる運搬容器において、かつ固定
施設、精油所、積み替え基地および船倉等においても同
様に、石油を運搬し、かつ保管することが含まれる。
【図１】タンカー船腹内に組み込まれた柔軟なタンクを
備える容器をタンカーの船腹断面図で示す。
備える容器をタンカーの船腹断面図で示す。
【図２】図１と同じ容器であるが、柔軟なタンクが充満
状態であり、かつ配管機構を付加されている。
状態であり、かつ配管機構を付加されている。
【図３】図２と同じ容器であるが、線Ｂ−Ｂに沿った水
平面で示される。
平面で示される。
【図４】柔軟なタンクを図１の線Ａ−Ａに沿った断面図
で示す。
で示す。
【図５】柔軟なタンクを組み込まれた堅固な容器を上か
ら見た、本発明の別の実施例を示す。
ら見た、本発明の別の実施例を示す。
【図６】堅固な容器の内部空間を、図５の線Ｃ−Ｃに沿
った垂直面による断面図で示す。
った垂直面による断面図で示す。
【図７】堅固な容器の内部空間を、図５の線Ｄ−Ｄに沿
った垂直面による断面図で示す。
った垂直面による断面図で示す。
１ 柔軟なタンク ２ 容器 ３，４ 閉鎖堰 ５ 側壁 ６，７ 配管機構 ８ 孔空き金属被膜 ９ 牽引手段 １０ 取付け具 １４ 二重床 １５ 弁
フロントページの続き (72)発明者 イエルツイ ソボチンスキ ポーランド国 シチエチン、カーエス ア ナスタージ、ヌマー 13、ヴオーヌング 10
Claims (9)
- 【請求項１】 運搬容器（２）の内部空間は柔軟な、可
変容積を備えているタンク（１）によって積み込み部分
（Ｌ）と外側補充部分（Ｎ）とに区分けされており、積
み込み部分は液状あるいは流動性の物質で満たされ、そ
して外側補充部分は少なくとも部分的に水で満たされ
る、あるいは外側補充部分（Ｎ）は液状あるいは流動性
の物質で満たされ、そして積み込み部分（Ｌ）は水で満
たされることを特徴とする、堅固な運搬容器に積み込ま
れ、かつ該容器で運搬される環境を危険にさらす、液状
あるいは粉末状の物質を運搬し、かつ貯蔵する方法。 - 【請求項２】 容器（２）の補充部分（Ｎ）が先ず水バ
ラストで満たされ、次いで液状あるいは流動性の滞留物
質が積み込み部分（Ｌ）に圧縮され、それによって余剰
水は外に排出されることを特徴とする請求項１記載の方
法。 - 【請求項３】 液状あるいは流動性の滞留物質は容器
（２）の積み込み部分（Ｌ）から、容器の補充部分
（Ｎ）へ水を圧縮することによって放出されることを特
徴とする、請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 運搬容器（２）の内部空間は積込みおよ
び放出のための配管機構（６）および（７）によって、
相互に結合しており、そして該容器の外側接続部は吸引
および／または圧縮装置と結合していることを特徴とす
る、その内部空間において可変容積を有する水密、かつ
柔軟なタンク（１）が組込まれた、少なくとも１つの堅
固で水密な運搬容器（２）を含む、請求項１記載の方法
を実行する装置。 - 【請求項５】 可変容器の柔軟なタンク（１）はその上
部および下部の断面外形がＶ字形を示し、その先端は向
い合って位置し、そしてその自由端は１組の腕木によっ
て相互によって連結していることを特徴とする、請求項
４記載の装置。 - 【請求項６】 可変容器の柔軟なタンクはその断面外形
の折り畳んだ縁の領域で補強されていることを特徴とす
る、前述の請求項４又は５記載の装置。 - 【請求項７】 タンク（１）は牽引手段（９）および取
付け具（１０）によって移動可能に容器天井に吊るされ
ており、そして容器（２）の垂直および水平壁の少なく
とも１部分は孔の空いた金属被膜（８）を貼られてお
り、そして該孔の空いた金属被膜に容器の壁に平行にか
つ一定の距離で配置されていることを特徴とする、前述
の請求項４から６の何れかに記載の装置。 - 【請求項８】 柔軟なタンク（１）は通し階段口（１
１）を装備されていることを特徴とする、前述の請求項
４から７の何れかに記載の装置。 - 【請求項９】 柔軟なタンク（１６）の垂直壁はアコー
デオン胴部の形状に形成され、かつ配管機構（６）およ
び（７）によって容器（２）と結合されており、この場
合、柔軟な管路（１７）は該容器の上部ふたに吊るされ
ていることを特徴とする、前述の請求項４から８の何れ
かに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4007512A DE4007512A1 (de) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | Transport- und aufbewahrungsweise der fuer die umwelt gefaehrlichen fluessigen oder lockeren staugueter sowie eine vorrichtung zum transport und zur aufbewahrung dieser staugueter |
| DE40075125 | 1990-03-09 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246482A true JPH05246482A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=6401811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3044851A Withdrawn JPH05246482A (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-11 | 環境を危険にさらす物質を運搬し貯蔵する方法ならびに装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0445676B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05246482A (ja) |
| AT (1) | ATE105819T1 (ja) |
| DE (2) | DE4007512A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4138507A1 (de) * | 1991-11-23 | 1993-05-27 | Ieper Ind Nv | Vorrichtung fuer den transport und/oder die aufbewahrung von stueckgut |
| DE4341977C2 (de) * | 1993-12-09 | 1996-03-28 | Arnold Prof Dip Wietrzichowski | Bauteil aus gefaltetem Flachmaterial und Anwendung |
| WO2016097729A1 (en) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | Exagenica Research Limited | Compressible fluid storage apparatus |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1451872A (fr) * | 1965-10-29 | 1966-01-07 | Procédé et appareil pour décharger une matière de récipients | |
| GB1377475A (en) * | 1971-10-03 | 1974-12-18 | Kassravi M R Y | Expansible vessels |
| DE2538798A1 (de) * | 1975-09-01 | 1977-03-10 | Albert Adams | Behaelter zum transport von substanzen mit fahrzeugen |
| DE2811047A1 (de) * | 1978-03-14 | 1979-09-20 | Sumitomo Electric Industries | Behaelter zum lagern und/oder transportieren von zwei verschiedenen fluessigkeiten |
| DE3323775A1 (de) * | 1983-07-01 | 1985-01-03 | Helmut Dr Dipl Chem Braun | Vorrichtung zum wechselweisen transport bzw. lagerung verschiedenartiger fluessigkeiten |
| FR2564439A1 (fr) * | 1984-05-16 | 1985-11-22 | Faure Pierre | Cuve pour le transport successif de deux liquides differents tels que l'eau et le petrole |
-
1990
- 1990-03-09 DE DE4007512A patent/DE4007512A1/de active Granted
-
1991
- 1991-03-02 EP EP91103151A patent/EP0445676B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-02 DE DE59101626T patent/DE59101626D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-02 AT AT91103151T patent/ATE105819T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-03-11 JP JP3044851A patent/JPH05246482A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ATE105819T1 (de) | 1994-06-15 |
| DE59101626D1 (de) | 1994-06-23 |
| EP0445676A1 (de) | 1991-09-11 |
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| DE4007512A1 (de) | 1991-09-12 |
| DE4007512C2 (ja) | 1992-02-27 |
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