JPH05246300A - 乗員保護装置 - Google Patents
乗員保護装置Info
- Publication number
- JPH05246300A JPH05246300A JP4083087A JP8308792A JPH05246300A JP H05246300 A JPH05246300 A JP H05246300A JP 4083087 A JP4083087 A JP 4083087A JP 8308792 A JP8308792 A JP 8308792A JP H05246300 A JPH05246300 A JP H05246300A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- occupant
- collision
- data
- distance
- signal
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗員の着座姿勢を加味して、スクイブ着火タ
イミングを決定できる乗員保護装置を提供すること、 【構成】 ハンドル位置データa、座高データc、スラ
イドデータbおよびリクライニングデータβは、L値演
算手段14に入力する。L値演算手段14は、運転者の
肩(または、頭部)からハンドルまでの距離Lを下記の
式を用いて演算する。 L=c・cos β+b−D−a 演算結果は、遅延量決定手段15に送られる。遅延量決
定手段15は、前記距離Lの値に基づいて、衝突判定装
置16から出力される衝突信号を遅延する時間を決定す
る。遅延手段16はスクイブ着火信号aを出力する。以
上の結果、スクイブ着火信号aは運転者の着座姿勢に応
じた最適のタイミングで出力することになり、運転者を
保護することができる。
イミングを決定できる乗員保護装置を提供すること、 【構成】 ハンドル位置データa、座高データc、スラ
イドデータbおよびリクライニングデータβは、L値演
算手段14に入力する。L値演算手段14は、運転者の
肩(または、頭部)からハンドルまでの距離Lを下記の
式を用いて演算する。 L=c・cos β+b−D−a 演算結果は、遅延量決定手段15に送られる。遅延量決
定手段15は、前記距離Lの値に基づいて、衝突判定装
置16から出力される衝突信号を遅延する時間を決定す
る。遅延手段16はスクイブ着火信号aを出力する。以
上の結果、スクイブ着火信号aは運転者の着座姿勢に応
じた最適のタイミングで出力することになり、運転者を
保護することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は乗員保護装置に関し、
特に、乗員の着座姿勢を、スクイブ着火タイミングの決
定要素に含めた乗員保護装置に関する。
特に、乗員の着座姿勢を、スクイブ着火タイミングの決
定要素に含めた乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアハッグ等の乗員保護装置を備えた車
輌等の乗員保護装置(SRS)は、車輌等の加速度を検
出する加速度センサと、該センサの出力信号を用いて当
該車輌等の衝突判定を行う衝突検出手段と、該衝突検出
手段の出力信号により起動されるエアバッグ装置等を備
えている。
輌等の乗員保護装置(SRS)は、車輌等の加速度を検
出する加速度センサと、該センサの出力信号を用いて当
該車輌等の衝突判定を行う衝突検出手段と、該衝突検出
手段の出力信号により起動されるエアバッグ装置等を備
えている。
【0003】このような乗員保護システムの衝突判定
は、例えば特開平3−214531号公報に記載されて
いる。
は、例えば特開平3−214531号公報に記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の乗員保護装置
は、前記衝突検出手段によりエアバッグを膨らませる必
要のある衝突であると判定されると、スクイブ着火信号
を出力しエアバッグを膨らませるものであった。
は、前記衝突検出手段によりエアバッグを膨らませる必
要のある衝突であると判定されると、スクイブ着火信号
を出力しエアバッグを膨らませるものであった。
【0005】本発明の目的は、乗員の着座姿勢を加味し
て、スクイブ着火タイミングを決定できる乗員保護装置
を提供することにある。
て、スクイブ着火タイミングを決定できる乗員保護装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、車輌に搭載された加速度センサの出力信
号から衝突を判定する衝突判定装置と、乗員の着座姿勢
から、該乗員の頭部又は肩部からハンドルまでの距離L
を求める演算手段と、前記衝突判定装置から出力された
衝突信号を、前記距離Lに応じて遅延したスクイブ着火
信号を発生する手段とを具備した点に特徴がある。
に、本発明は、車輌に搭載された加速度センサの出力信
号から衝突を判定する衝突判定装置と、乗員の着座姿勢
から、該乗員の頭部又は肩部からハンドルまでの距離L
を求める演算手段と、前記衝突判定装置から出力された
衝突信号を、前記距離Lに応じて遅延したスクイブ着火
信号を発生する手段とを具備した点に特徴がある。
【0007】
【作用】本発明によれば、乗員の頭部又は肩部からハン
ドルまでの距離Lに応じて、衝突信号を遅延するように
したので、乗員の着座姿勢を、スクイブ着火信号の発生
タイミングの決定に反映することができる。
ドルまでの距離Lに応じて、衝突信号を遅延するように
したので、乗員の着座姿勢を、スクイブ着火信号の発生
タイミングの決定に反映することができる。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図2は、本発明のハード構成の概略を示すブロ
ック図である。
明する。図2は、本発明のハード構成の概略を示すブロ
ック図である。
【0009】図において、1は車輌に搭載された加速度
センサ、2は運転者が座席を前後にスライドさせた量を
検出するスライドセンサ、3は座席の背もたれの傾斜角
度を検出するリクライニング角センサである。
センサ、2は運転者が座席を前後にスライドさせた量を
検出するスライドセンサ、3は座席の背もたれの傾斜角
度を検出するリクライニング角センサである。
【0010】4はCPUであり、前記加速度センサ1か
ら出力された加速度信号g、スライドセンサ2によって
検出されたスライド信号、リクライニング角センサ3に
よって検出されたリクライニング角信号は、該CPU4
のA/Dポートを経てCPU4に読込まれる。また、C
PU4の内部メモリには、ハンドル位置データや、座席
の背もたれの長さデータ等が予め記憶されており、CP
U4は前記各信号およびデータに基づいて、スクイブ着
火タイミングを決定する。
ら出力された加速度信号g、スライドセンサ2によって
検出されたスライド信号、リクライニング角センサ3に
よって検出されたリクライニング角信号は、該CPU4
のA/Dポートを経てCPU4に読込まれる。また、C
PU4の内部メモリには、ハンドル位置データや、座席
の背もたれの長さデータ等が予め記憶されており、CP
U4は前記各信号およびデータに基づいて、スクイブ着
火タイミングを決定する。
【0011】CPU4から出力されたスクイブ着火信号
sはスイッチ5に入力し、これをオンにする。スイッチ
5がオンにされると、スクイブ6に着火電流が流れ、ス
クイブ6は一瞬にして爆発する。この結果、図示されて
いないエアバッグは瞬間的に膨脹し、乗員を保護する。
sはスイッチ5に入力し、これをオンにする。スイッチ
5がオンにされると、スクイブ6に着火電流が流れ、ス
クイブ6は一瞬にして爆発する。この結果、図示されて
いないエアバッグは瞬間的に膨脹し、乗員を保護する。
【0012】次に、図1および図3を参照して、前記C
PU4の動作を説明する。図1は、本発明の一実施例の
機能ブロック図である。また、図3は後述する各データ
を説明する図である。
PU4の動作を説明する。図1は、本発明の一実施例の
機能ブロック図である。また、図3は後述する各データ
を説明する図である。
【0013】CPU4の内部メモリに記憶されたハンド
ル位置データaおよび座高データc、並びに、前記スラ
イドセンサ2およびリクライニング角センサ3によって
検出されたスライドデータbおよびリクライニングデー
タβは、L値演算手段14に入力する。ここに、前記各
データa、c、b、βは、図3に示されているそれぞれ
の値である。
ル位置データaおよび座高データc、並びに、前記スラ
イドセンサ2およびリクライニング角センサ3によって
検出されたスライドデータbおよびリクライニングデー
タβは、L値演算手段14に入力する。ここに、前記各
データa、c、b、βは、図3に示されているそれぞれ
の値である。
【0014】L値演算手段14は、図3の運転者の肩
(または、頭部)からハンドルまでの距離Lを下記の式
を用いて演算する。
(または、頭部)からハンドルまでの距離Lを下記の式
を用いて演算する。
【0015】L=c・cos β+b−D−a 演算結果は、遅延量決定手段15に送られる。遅延量決
定手段15は、前記距離Lの値に対応する遅延量のテー
ブルを有している。その一例を、図4に示す。例えば、
距離Lが正常着座位置L1 〜L2 の時には遅延量0、該
正常着座位置より大きいL2 〜L3 の時には遅延量をΔ
tm秒、L3 〜L4 の時には遅延量を2Δtm秒、……
というように遅延量を決定する。
定手段15は、前記距離Lの値に対応する遅延量のテー
ブルを有している。その一例を、図4に示す。例えば、
距離Lが正常着座位置L1 〜L2 の時には遅延量0、該
正常着座位置より大きいL2 〜L3 の時には遅延量をΔ
tm秒、L3 〜L4 の時には遅延量を2Δtm秒、……
というように遅延量を決定する。
【0016】一方、車輌に搭載された加速度センサ1の
出力信号は衝突判定装置16に入力され、通常の方法に
より衝突の判定をされる。衝突と判定されると、衝突信
号が衝突判定装置16から遅延手段17に出力される。
遅延手段17は入力してきた衝突信号を前記遅延量だけ
遅延し、スクイブ着火信号aとして、前記スイッチ5
(図2参照)に出力する。
出力信号は衝突判定装置16に入力され、通常の方法に
より衝突の判定をされる。衝突と判定されると、衝突信
号が衝突判定装置16から遅延手段17に出力される。
遅延手段17は入力してきた衝突信号を前記遅延量だけ
遅延し、スクイブ着火信号aとして、前記スイッチ5
(図2参照)に出力する。
【0017】以上の結果、スクイブ着火信号sは運転者
の着座姿勢に応じた最適のタイミングで出力することに
なり、運転者を保護することができる。なお、スクイブ
着火信号sの最適のタイミングは、エアバッグが膨らみ
終り、収縮が始まった時に、運転者の顔面がエアバッグ
に当たるのが、最も効果的とされている。
の着座姿勢に応じた最適のタイミングで出力することに
なり、運転者を保護することができる。なお、スクイブ
着火信号sの最適のタイミングは、エアバッグが膨らみ
終り、収縮が始まった時に、運転者の顔面がエアバッグ
に当たるのが、最も効果的とされている。
【0018】以上の実施例では、説明を簡単にするため
に、ハンドル位置データa、座高データc、スライドデ
ータbおよびリクライニングデータβから前記距離Lを
算出したが、本発明はこれに限定されることなく、着座
姿勢に関する他の要素を加味してもよいことは勿論であ
る。
に、ハンドル位置データa、座高データc、スライドデ
ータbおよびリクライニングデータβから前記距離Lを
算出したが、本発明はこれに限定されることなく、着座
姿勢に関する他の要素を加味してもよいことは勿論であ
る。
【0019】なお、前記の説明は運転者の保護に着目し
て説明したが、本発明はこれに限定されず、運転者の隣
の席(助手席)に座っている乗員の保護にも適用できる
ことは明らかである。この場合には、ハンドルまでの距
離を、例えばフロントガラスまでの距離とすればよい。
て説明したが、本発明はこれに限定されず、運転者の隣
の席(助手席)に座っている乗員の保護にも適用できる
ことは明らかである。この場合には、ハンドルまでの距
離を、例えばフロントガラスまでの距離とすればよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、運転者の着座姿勢を、スクイブ着火信号の出
力タイミングの決定に加味させることができるという効
果がある。
によれば、運転者の着座姿勢を、スクイブ着火信号の出
力タイミングの決定に加味させることができるという効
果がある。
【図1】 本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図2】 本発明のハード構成の概略を示すブロック図
である。
である。
【図3】 運転者の着座姿勢を示す図である。
【図4】 L値に基づいて、衝突信号の遅延量を決める
テーブルを示す図である。
テーブルを示す図である。
1…加速度センサ、14…L値演算手段、15…遅延量
決定手段、16…衝突判定装置、17…遅延手段。
決定手段、16…衝突判定装置、17…遅延手段。
Claims (3)
- 【請求項1】車輌に搭載された加速度センサの出力信号
から衝突を判定する衝突判定装置と、 乗員の着座姿勢
から、該乗員の頭部又は肩部からハンドルまでの距離L
を求める演算手段と、 前記衝突判定装置から出力された衝突信号を、前記距離
Lに応じて遅延したスクイブ着火信号を発生する手段と
を具備したことを特徴とする乗員保護装置。 - 【請求項2】前記演算手段は、ハンドル位置データを
a、座高データをc、スライドデータをbおよびリクラ
イニングデータをβとした時、下式により、乗員の頭部
又は肩部からハンドルまでの距離Lを求めることを特徴
とする請求項1記載の乗員保護装置。 L=c・cos β+b−D−a - 【請求項3】前記衝突信号の遅延量は、前記距離Lが大
になるほど、大きくしたことを特徴とする請求項1記載
の乗員保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083087A JPH05246300A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4083087A JPH05246300A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 乗員保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05246300A true JPH05246300A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13792406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4083087A Pending JPH05246300A (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05246300A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995018028A1 (en) * | 1993-12-29 | 1995-07-06 | Sensor Technology Co., Ltd. | Operation judgement system for an occupant protection device for a front passenger seat |
JP2017087848A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | エアバッグ装置 |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP4083087A patent/JPH05246300A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995018028A1 (en) * | 1993-12-29 | 1995-07-06 | Sensor Technology Co., Ltd. | Operation judgement system for an occupant protection device for a front passenger seat |
JP2017087848A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | トヨタ自動車株式会社 | エアバッグ装置 |
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