JPH05245453A - 洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

洗浄方法及び洗浄装置

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JPH05245453A
JPH05245453A JP4940792A JP4940792A JPH05245453A JP H05245453 A JPH05245453 A JP H05245453A JP 4940792 A JP4940792 A JP 4940792A JP 4940792 A JP4940792 A JP 4940792A JP H05245453 A JPH05245453 A JP H05245453A
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JP
Japan
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cleaning
cleaning liquid
cleaning tank
cleaned
liquid
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JP4940792A
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English (en)
Inventor
Katsuji Tsutsumi
勝次 堤
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TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食器などに強固に付着した汚れも効率的に洗
浄する。 【構成】 洗浄液31中に洗浄液31と同等又はそれ以
上の比重の軟質樹脂又は弾性体から成る粒状体32を容
積比で略50%以上混合した混合液を洗浄槽1内に収容
し、この洗浄槽1に振動モータ5にて振動を付与した状
態で被洗浄物33を洗浄槽1内に投入し、洗浄液31中
で浮動状態で振動する粒状体32にて効率的に洗浄す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄などに好適に
利用できる洗浄方法及び洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄機においては、食器棚や
食器籠に支持した食器に向けて洗浄液を噴射して洗浄す
る方式が一般的である。
【0003】これに対して特開平3−202037号公
報には、洗浄液を収納するケース内に食器を支持した食
器棚を収容し、洗浄液には質量の異なった粒子を混入す
るとともに、洗浄液の攪拌機と、洗浄液を振動させる振
動機と、粒子を所定位置に捕捉する捕捉器と、洗浄液の
加熱器とを設けた食器洗浄機が開示されている。この食
器洗浄機においては、洗浄液を攪拌機で攪拌することに
より洗浄液を流動させ、洗浄液の流動によって洗浄液と
質量の異なった粒子を食器に接触させて食器に付着した
汚れを取り除くものであり、かつ洗浄液と粒子を振動さ
せることにより食器に付着した小さな汚れを取り除くよ
うにし、さらに洗浄液の排出時に粒子を捕捉することに
より汚れと粒子を分離するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、食器に向け
て洗浄液を噴射する方式では食器に強固に固着した汚れ
を確実に取り除くことができないという問題があった。
【0005】一方、上記公報に開示された方式の食器洗
浄機でも、洗浄液の攪拌による流動速度は噴射の場合と
異なって小さくかつ粒子の充填量も限られるため、この
洗浄液の流動に伴って粒子を食器に接触させても洗浄効
率は低く、また振動機で洗浄液を振動させることにより
洗浄効果が向上するように考えられるが、食器を傷付け
たりしないように軟質樹脂や弾性体の粒子を用いた場合
には洗浄液の振動がこの粒子によって吸収されてしまい
十分にその効果を発揮できず、更に洗浄液の攪拌によっ
て粒子が食器に対して接触する確率を高めるために粒子
の混合率を高くしても今度は洗浄液の攪拌が困難になる
ため洗浄効率の向上には寄与できず、かつ振動機による
洗浄液の振動も粒子によって殆ど吸収されてしまうた
め、結局のところ食器の汚れを効率的に取り除くことは
できないという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、食器
などを効率的に洗浄することができる洗浄方法及び洗浄
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄方法は、洗
浄液中に洗浄液と同等又はそれ以上の比重の軟質樹脂又
は弾性体から成る粒状体を容積比で略50%以上、好適
には略100%、場合にはよっては数100%混合した
混合液を洗浄槽内に収容し、この洗浄槽に振動を付与し
た状態で被洗浄物を洗浄槽内に投入することを特徴とす
る。
【0008】又、本発明の洗浄装置は、洗浄液中に洗浄
液と同等又はそれ以上の比重の軟質樹脂又は弾性体から
成る粒状体を混合した混合液を収容した洗浄槽と、この
洗浄槽に振動を付与する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の洗浄方法及び洗浄装置によれば、洗浄
槽内の洗浄液中に軟質樹脂又は弾性体の粒状体を容積比
で50%以上充填した状態で、洗浄槽を振動させること
により、洗浄槽の全体から洗浄液および粒状体に振動が
伝達され、弾性のある粒状体が大量に充填されていても
粒状体を確実に振動させることができ、その結果粒状体
は洗浄液中で浮動するとともに互いに極めて近接しかつ
ほぼ均等に分散した状態で振動している状態となり、従
ってこの洗浄液と粒状体の混合液中に被洗浄物を投入す
ることにより被洗浄物に粒状体が激しく頻繁に摩擦接触
し、効率的に洗浄することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例の洗浄装置について図
1を参照して説明する。
【0011】図1において、1は洗浄槽で、その両側面
から突設された支軸2a、2bが軸受3a、3bを介し
てU字状の枠体からなる振動枠4の上端部に揺動自在に
支持されている。振動枠4の底面又は適当箇所には振動
モータ5が取付けられ、かつこの振動枠4の四隅部が弾
性体から成る振動吸収体6を介してベース7上に支持さ
れている。
【0012】一方の支軸2aは軸受3aを貫通して突出
し、振動吸収タイプの軸継手8を介して揺動駆動軸9に
連結されている。揺動駆動軸9はベース7上に立設され
た架台10上の一対の軸受11a、11bにて回転自在
に支持され、その一端に歯付きプーリ12が取付けられ
ている。この歯付きプーリ12と減速機15の出力軸に
取付けられた歯付きプーリ13とが歯付きベルト14に
て連結されている。又、減速機15は高始動・高加速ト
ルク特性を持つ高抵抗かご形モータから成る駆動モータ
16に連結されている。さらに、この駆動モータ16は
大きな制動力が得られる直流発電制動機能を備えてお
り、起動・逆転・停止を頻繁に行なって洗浄槽1を揺動
させることができる。17は洗浄槽1の揺動角を検出す
るための近接センサで、揺動駆動軸9に固定された揺動
レバー18の先端部に取付けられており、架台10上に
取付けられた被検出円弧板19を検出することにより揺
動角を検出するように構成されている。
【0013】洗浄槽1内には洗浄液31は通過し粒状体
32は捕捉する網容器21が配置され、さらにその内側
に被洗浄物33を収容保持するとともに粒状体21が自
由に流動する大きさの目を有する網籠22が配置されて
いる。これら網容器21及び網籠22は洗浄槽1の上部
開口から着脱自在に装着されている。又、網籠22は被
洗浄物33が互いに衝突することがないように各被洗浄
物33を分離して保持するように複数の収容部23に区
画され、網籠23の上端両側には把手24が設けられて
いる。洗浄槽1の底部には洗浄液20を排出する排出口
25が設けられている。
【0014】洗浄槽1内には洗浄液31と粒状体32が
容積比で1:0.5以上、好適には略1:1、場合によ
っては1:2〜5の割合で混合した混合液が収容され
る。洗浄液31としては、水又は温水だけでもよいが、
界面活性剤やその他の洗剤等を混合したものを用いると
洗浄力が向上する。粒状体32としては、食器等の被洗
浄物を傷付けないように直径数mmのゴムや軟質合成樹脂
製の球体が好適であり、高吸水性合成樹脂製やスポンジ
製の粒状体も好適に使用でき、場合によってはこれらに
研磨材等を含有させたものを用いてもよい。
【0015】次に、以上の構成による食器の洗浄動作を
説明する。上記のように網容器21を配置した洗浄槽1
内に洗浄液31と軟質樹脂又は弾性体の粒状体32の混
合物を収容し、振動モータ5を駆動して600〜360
0/分の振動数で洗浄槽1全体を振動させた状態で、各
収容部23に被洗浄物33を収容した網籠22を洗浄槽
1内に挿入して設置する。粒状体32の量が少ない場合
には振動させる前に予め網籠22を設置してもよい。そ
の後、駆動モータ16を正逆回転駆動させ、減速機15
を介して洗浄槽1を揺動させる。
【0016】すると、洗浄槽1の全体から洗浄液31お
よび粒状体32に振動が伝達されるため、弾性のある粒
状体32が大量に混合されていても洗浄液31及び粒状
体32の全体に確実に振動が伝達され、粒状体32は洗
浄液31中で浮動状態となって振動し、更に洗浄槽1が
揺動することにより浮動状態で振動している粒状体32
が洗浄液31とともに大きく流動するため、粒状体32
を確実に振動させかつ流動させることができる。その結
果、粒状体32は洗浄槽1内で互いに近接しかつほぼ均
等に分散した状態で振動しながら流動している状態とな
る。かくして、被洗浄物33に強固に付着した汚れも振
動状態の粒状体32が激しくかつ次々と頻繁に摩擦接触
するため速やかにかつ確実に取り除かれ、効率的に洗浄
することができ、さらに洗浄槽1の揺動によって洗浄液
31及び粒状体32が大きく流動するため、被洗浄物3
3が図示したジョッキのように凹部がある場合でもその
内部の汚れも速やかに除去することができる。
【0017】被洗浄物33の洗浄が終了すると、駆動モ
ータ16を停止して洗浄槽1の揺動を止めた後、把手2
4を持って網籠22を洗浄槽1から引き上げることによ
って被洗浄物33を簡単に取り出すことができ、次の未
洗浄の被洗浄物33を収容した網籠22を装着すること
によって引き続き洗浄を行うことができる。勿論、一つ
づつ別個に被洗浄物33を取り出し、未洗浄の被洗浄物
33を投入するようにしてもよい。
【0018】洗浄液31及び粒状体32の汚れがひどく
なった場合には、洗浄槽1から網容器21を取り出すこ
とによって粒状体32を洗浄液31から分離して取り出
すことができ、この粒状体32は別途に洗浄する。ま
た、洗浄槽1内の汚れた洗浄液31は排出口25から排
出する。そして、洗浄槽1に新しい洗浄液31を注入す
るとともに、洗浄した粒状体32を収容した網容器22
を設置することによって洗浄作業を再開でき、簡単に洗
浄作業を継続できる。
【0019】上記実施例では、洗浄槽1を駆動モータ1
6で揺動させるようにした例を示したが、図2に示す実
施例のように、洗浄槽1を振動吸収体6を介してベース
7上に支持し、この洗浄槽1の底部又は適当箇所に振動
モータ5を取付け、洗浄槽1を直接振動させ、揺動は行
わないようにしてもよい。
【0020】この実施例の場合には、洗浄槽1を揺動さ
せて洗浄液31及び粒状体32を大きく流動させるもの
ではないので、上記第1実施例に比して洗浄時間は多少
多くかかるが、特に図示した皿など、凹部を有しない被
洗浄物33の場合には汚れが残るようなことはなく、実
用に耐えるものである。又、この実施例では被洗浄物3
3が大きく移動して互いに衝突する恐れがないので、仕
切りを設けていない網籠26を用いている。
【0021】
【発明の効果】本発明の洗浄方法及び装置によれば、洗
浄槽内の洗浄液中に軟質樹脂又は弾性体の粒状体を容積
比で50%以上充填した状態で、洗浄槽を振動させるこ
とにより、洗浄槽の全体から洗浄液および粒状体に振動
が伝達され、弾性のある粒状体が大量に充填されていて
も粒状体を確実に振動させることができ、その結果粒状
体は洗浄液中で浮動状態でかつ互いに極めて近接しかつ
ほぼ均等に分散して振動している状態となり、従ってこ
の洗浄液と粒状体の混合液中に被洗浄物を投入すること
により効率的に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の洗浄装置の縦断正面図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例の洗浄装置の縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 洗浄槽 5 振動モータ 31 洗浄液 32 粒状体 33 被洗浄物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液中に洗浄液と同等又はそれ以上の
    比重の軟質樹脂又は弾性体から成る粒状体を容積比で略
    50%以上混合した混合液を洗浄槽内に収容し、この洗
    浄槽に振動を付与した状態で被洗浄物を洗浄槽内に投入
    することを特徴とする洗浄方法。
  2. 【請求項2】 洗浄液中に洗浄液と同等又はそれ以上の
    比重の軟質樹脂又は弾性体から成る粒状体を混合した混
    合液を収容した洗浄槽と、この洗浄槽に振動を付与する
    手段とを備えたことを特徴とする洗浄装置。
JP4940792A 1992-03-06 1992-03-06 洗浄方法及び洗浄装置 Pending JPH05245453A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087235A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Toshiaki Sugawara コイン洗浄殺菌装置、コイン洗浄殺菌方法、及びそれに用いるコイン洗浄殺菌媒体
JP2010012417A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Mitsubishi Materials Techno Corp 洗浄装置及び洗浄方法
JP2010097123A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Takayanagi:Kk 被処理体におけるラベルの剥離方法及びその装置
CN114308862A (zh) * 2021-12-21 2022-04-12 亳州市贡药饮片厂 一种中药材炮制清洗装置

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