JPH05244546A - 映像時間情報収集装置 - Google Patents

映像時間情報収集装置

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Publication number
JPH05244546A
JPH05244546A JP4078883A JP7888392A JPH05244546A JP H05244546 A JPH05244546 A JP H05244546A JP 4078883 A JP4078883 A JP 4078883A JP 7888392 A JP7888392 A JP 7888392A JP H05244546 A JPH05244546 A JP H05244546A
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JP
Japan
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time information
signal
video
generating means
code
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Pending
Application number
JP4078883A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Watanabe
剛志 渡邉
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F T SHOJI KK
Original Assignee
F T SHOJI KK
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオソフトの時間符号、音声信号、キャプ
ションコード等を利用し、字幕や参考音声をビデオソフ
トに付加するタイミングに就いての情報(映出経過時間
情報)を収集する。 【構成】 ビデオソフトの先頭部分からの経過時間情報
(TT、TA、TC)を発生する時間情報発生手段(1
1等)と、字幕、参考音声信号等を再生するタイミング
を表わす信号(TR等)を発生する信号発生手段(12
〜15等)と、該タイミング信号が供給されたとき前記
映出経過時間情報を読取る時間情報読取手段16と、該
読取られた時間情報を蓄積する情報蓄積手段46等を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像時間情報収集装置に
関し、詳しくは種々の付加情報、例えば台詞や解説の字
幕、参考となる音声等をビデオソフト(映像作品)の映
出に合せて再生等する為に必要なタイミング情報を収集
する為の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオソフト(映像作品)の普及は目覚
しい。映画、演劇その他種々の範疇のものが、また種々
の言語のものが市場に出されている。このビデオソフト
映出に合せ、台詞や解説の字幕、参考となる音声等が付
加されると、視聴者の理解、感動が深まる。例えば外国
語のビデオソフトに日本語の翻訳字幕が映出されると、
格好の外国語教材になり、内容の理解も深まる。台詞、
周囲の音の解説等の字幕、例えば「遠くに鶯の声が聞こ
える」等の字幕が付加されていれば耳の不自由な人に有
用である。教育や訓練用のビデオソフトに、解説文や参
考となる音声情報(動物の鳴き声、機械の異常音等)を
付加されれば、教育効果が向上する。演劇、演奏等のビ
デオソフトにこのような情報が付加されれば、観者はよ
り大きな感動を覚える。
【0003】台詞や解説の字幕の表示、参考音声の再生
等は、従来の技術で実現できる。例えば字幕用文字コー
ドをフレキシブルディスク等に格納しておき、これを場
面の移り変りに合わせ順次映出すれば良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、字幕や音声
に対し、登場人物の口の動き、場面の移り変り等のタイ
ミングが合致していないと見ていて違和感がある。字
幕、音声等をタイミング良く映出、再生等する為には、
そのビデオソフトの登場人物の発声タイミング、場面の
移り変り等のタイミングを的確に記録する必要が有る。
従来この様なデータを記録する装置は存在しなかった。
この為教育の現場や企業等に於て、台詞や解説文の字幕
の付加、参考となる音声の付加というようなことは行な
われていなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、映出
経過時間情報を発生する時間情報発生手段と、付加情報
再生タイミング信号を発生する信号発生手段と、該タイ
ミング信号が供給されたとき前記映出経過時間情報を読
取る時間情報読取手段と、該読取られた時間情報を蓄積
する情報蓄積手段とを用い、上記課題の解決を図る。
【0006】
【作用】時間情報発生手段は映出経過時間情報を発生す
る。例えばCAVディスクやCLVディスクに含まれる
時間に関する符号を複号することにより、或いは所定レ
ベルの音声信号が検出された時点を基点として計時する
ことにより、或いはキャプションコードが最初に検出さ
れた時点を基点として計時することにより、映出経過時
間情報を発生する。信号発生手段は字幕や音声等の付加
情報の再生タイミング信号を発生する。例えば所定レベ
ル以上の音声信号が検出されたとき、或いは使用者がキ
ーを押下したとき、或いはキャプションコードのデータ
ビットの何れかが1になったとき、付加情報再生タイミ
ング信号を発生する。時間情報読取手段は該タイミング
信号が供給されたとき前記時間情報発生手段が発生して
いる映出経過時間情報を読取る。該読取られた時間情報
は例えばフレキシブルディスク等の情報蓄積手段に蓄積
される。使用者はこの情報に基いて、字幕の映出タイミ
ング、音声信号の再生タイミング等の設定、字幕の文字
コード入力、音声信号の処理等、付加情報についての編
集作業を行なう。以後、字幕の映出、音声の再生等を総
称して「付加情報の再生」という。
【0007】
【実施例】以下本発明の詳細を図示実施例に基いて説明
する。最初に概要を説明する。所望の時点で付加情報を
再生するには、先ず経過時間を表わす情報(映出経過時
間情報)が必要である。経過時間は、単純には映像信号
VSのリーダ部先頭を基点として計時すれば良いように
見える。(リーダ部とは、ビデオソフトの最初の同期信
号のみ或いはフラットな映像のみからなる部分をい
う。)しかし同一のビデオソフトでも、それが納められ
ている媒体(テープ、光ディスク等)、ダビング機の特
性、ダビングの工程等の違いに依り、リーダ部の長さが
異なる。従ってリーダ部の先頭からの計時を基にして付
加情報の再生時点を決めると、時点の同一性が保てな
い。
【0008】本実施例の時間情報発生手段は、これらに
影響されない映出経過時間情報を発生する。種々のビデ
オソフトに対応できるように、本実施例では3つの時間
情報発生手段を設けた。第1の時間情報発生手段は時間
符号デコーダ11である。時間に関する符号が映像信号
VSに含まれているとき、時間符号デコーダ11はこれ
を復号し、映出経過時間についての情報を発生する。時
間に関する符号は、CAVディスク及びCLVディスク
の映像信号VSに含まれている。時間符号デコーダ11
はこれらを複号して時間情報STを発生する。
【0009】第2の時間情報発生手段は帯域濾波器1
2、レベル検出器13、積分回路14、単安定マルチバ
イブレータ15、中央処理装置16及びタイマA(1
7)である。これら12〜15の各ブロックは、所定の
帯域の、且つ所定レベル以上の音声信号ASが検出され
たときトリガ信号TRを発生する。最初のトリガ信号T
Rが供給されたとき、タイマA(17)はCPU16に
依って起動される。そしてこの時点から計時を開始し、
映出経過時間情報SAを発生する。人の話声のスペクト
ラムは所定帯域に集中する。本実施例では帯域の限定と
レベル(信号強度)の限定に依って登場人物の発声を捉
え、その最初のものを計時開始の動機とする。なお最初
に捉えられたものが人の声以外のものであっても構わな
い。帯域、レベルが限定された音声信号ASの出現の時
点は、同じビデオソフトであれば媒体、ダビング装置の
相違に拘らず一定だからである。なお中央処理装置は以
後「CPU]と略して称す。図面にもそのように表記す
る。以後の説明に於て括弧書きを付したものも同様とす
る。
【0010】第3の時間情報発生手段はキャプションデ
コーダ19、CPU16及びタイマC(18)である。
キャプションコードCCが映像信号VS中に含まれてい
る場合、キャプションデコーダ19はこれを検出する。
キャプションコードCCは21番のラインに付加されて
いる(図2)。ビデオテープ再生の当初は21番のライ
ンに何も信号が表われない(図2(A))。この状態で
はキャプションデコーダ19は何も出力しない。ある時
点から21番のラインに図2(B)の様なキャプション
コードCCが表われる。このときキャプションコードデ
コーダ19は全部のビットが0の文字コードを出力す
る。CPU16はこの文字コードが最初に供給された時
点、即ち最初のキャプションコードCCが検出された時
点でタイマC(18)を起動する。タイマC(18)は
計時を開始し、映出経過時間情報SCを発生する。
【0011】時間に関する符号や音声信号AS及びキャ
プションコードCCは何れも映像信号VSと一体のもの
であり、その出現時点は媒体やダビング装置の特性の影
響を受けない。従ってこれらを基準とすれば映出経過時
間の基点を一義的に規定することが出来る。
【0012】次に付加情報を再生すべき個々の時点につ
いて、その時点の映出経過時間情報を読取る為、読取り
動機(付加情報再生タイミング信号)を与える手段(信
号発生手段)が必要である。本実施例装置では多様性を
持たせるため、3つの信号発生手段を設けた。第1の信
号発生手段は帯域濾波器12、レベル検出器13、積分
回路14、単安定マルチバイブレータ15及びCPU1
6である。これらの回路は前述の第2の時間情報発生手
段としても用いられており、登場人物の発声の都度トリ
ガ信号TRを出力する。台詞の字幕は登場人物の発声タ
イミングに併せて映出する。発声時点に関する情報が収
集できるように、このトリガ信号TRを付加情報再生タ
イミング信号としても利用する。第2の信号発生手段
は、キーボード20のキー21である。解説文の字幕や
参考となる音声信号AS等の再生タイミングは画面の内
容に応じて定めることが多い。そこで装置使用者が押下
するキー21を以て信号発生手段とし、その押下時点を
記録して後の編集の用に供す。
【0013】第3の信号発生手段はキャプションデコー
ダ19及びCPU16である。これらは第3の時間情報
発生手段の構成要素でもある。テープのリーダ部及び字
幕の無いところでは、キャプションコードCCのデータ
ビットDBは0である(図2(A))。字幕を映出すべ
き場面に来ると、字幕の文字を表わすべくデータビット
DBの一部又は全部が1になる(図2(C))。なおS
Tはスタートビット、SPはストップビット、PBはパ
リティビットである。数字はライン(走査線)番号であ
る。CPU16は,何れかのデータビットDBが1にな
った瞬間を検知する。ここではCPU16が信号発生手
段として機能する。
【0014】次に本実施例装置の詳細を説明する。図1
に於て、31はビデオテープで、ビデオソフトが記録さ
れている。32はビデオテープレコーダ(VTR)で、
前記ビデオテープ31を再生する。33はビデオディス
クで、ビデオソフトが記録されている。34はビデオデ
ィスクプレーヤで、前記ビデオディスク33を再生す
る。35は字幕付加部で、供給された字幕文字コードZ
Cの字幕を映像信号VSに重畳する。
【0015】11は前述の時間符号デコーダである。C
AVディスクから読み出される映像信号VSの場合、ラ
イン280,281にチャプターナンバーが、ライン1
7,18にピクチャーナンバーが含まれている。時間符
号デコーダ11はこれらを複号して映出経過時間情報S
Tを発生する。CLVディスクから読み出されるVSの
場合、ライン281にチャプターナンバーが、ライン1
7,18にタイムナンバーが、そしてライン16にCL
Vピクチャーナンバーが含まれている。時間符号デコー
ダ11はこれらを複号して映出経過時間情報STを発生
する。
【0016】19は前述のキャプションデコーダであ
る。なおキャプションコードCCのデコード手順につい
ては既に知られている。説明を省略する。12は前述の
帯域濾波器で、ビデオテープレコーダ32又はビデオデ
ィスクプレーや34から供給される音声信号ASのう
ち、例えば300〜1000ヘルツの成分のみを通過さ
せる。周波数帯域は人の話声を検出しやすい幅に設定す
る。13は前述のレベル検出器で、前記帯域濾波器12
の出力信号PSが所定レベルを越えたとき検出信号DT
を発生する。ビデオソフトの特性に合せ得るよう検出レ
ベルを変更できるようにしておくと良い。14は前述の
積分回路で、検出信号DTが所定時間、例えば丁度0.
5秒継続したとき、出力信号ISを発生する。15は前
述の単安定マルチバイブレータで、出力信号ISの立上
がりで付加情報再生タイミング信号たるTRをCPU1
6に供給する。積分回路14は信号DTの継続時間を判
断するものであるから、ソフトウェアタイマー等を用い
ても良い。
【0017】36はモニタで、前記字幕付加部35から
供給される字幕付映像信号VJの映出と、音声信号AS
の再生を行なう。16は前述のCPUで、リードオンリ
メモリ(ROM)41に格納されたプログラムに従い、
ランダムアクセスメモリ(RAM)42を使用して各処
理を実行する。20は前述のキーボードで、押下された
キー21に割付られているコードを発生する。17は前
述のタイマAで、音声信号ASが最初に検出された時点
から計時を開始し、そのときからの映出経過時間情報S
Aを発生する。18は前述のタイマBで、キャプション
コードCCが最初に検出された時点から計時を開始し、
そのときからの映出経過時間情報SCを発生する。43
はプリンタで、CPU16から供給されるデータを用紙
44に印字出力する。45はフレキシブルディスクドラ
イブ(FDD)で、フレキシブルディスク(FD)46
の読み書きを行なう。
【0018】残りの各図を参照して本実施例装置動作の
詳細を説明する。先ず電源(不図示)を投入する。これ
に応動してCPU16は図3に示す初期設定を実行す
る。先ず変数nに1、変数Mに0を代入する(ステップ
S1)。nはデータに付される番号(蓄積番号)の変数
で、初期値1である。図6〜図9に示される蓄積データ
上ではNNで表わされる。Mは映出経過時間情報の読取
り動機を表わす1バイトの変数で、音声信号ASを動機
とするときはビット2を1にする(M=04H。Hは1
6進数であることを表わす。以下同じ。但し前後の関係
から理解できるときは表記省略)。キー21押下を動機
とするときはビット1を1にする(M=02H)。キャ
プションコードCCのデータビットDBの変化を動機と
するときはビット0を1にする(M=01H)。変数M
は蓄積データ上はMMで表わされる(図6、図7)。な
お「変数」「ステップ」の語は以後省略する。
【0019】更に各フラグFA、FC、FDを0にする
(S1)。フラグFAは音声信号ASの最初のものを判
別するのに使用される。これでタイマA(17)を起動
する(前述)。フラグFCはキャプションコードCCの
最初のものを判別するのに使用される。これでタイマC
(18)を起動する(前述)。フラグFDはキャプショ
ンコードCCのデータビットDBが全て0の状態から何
れかが1の状態に変化したことを捉えるのに使用され
る。これでキャプションコードCCに何らかの文字コー
ドが出現したことを検出する。このとき各映出経過時間
情報ST、SA、SCが読取られる。
【0020】次にCPU16はタイマA(17)、タイ
マC(18)をリセットする(S2)。タイマA(1
7)、タイマC(18)はリセットされると、FFFF
FFFHを出力した状態で停止する。そしてCPU16
から起動信号が供給されたとき計時を開始する。タイマ
A(17)、タイマC(18)の出力信号の各桁の単位
は、最初の1桁が時間単位、次の2桁が分単位、次の2
桁が秒単位、最後の2桁が10ミリ秒単位である。次い
でCPU16はホールト(HALT)状態になる(S
3)。
【0021】電源投入に次いで、映出経過時間情報を収
集したいビデオテープ31又はビデオディスク33を、
VTR32又はビデオディスクプレーヤ34に装架し再
生する。再生が開始されると、そのビデオソフトの音声
信号ASが帯域濾波器12、レベル検出器13、積分回
路14及び単安定マルチバイブレータ15で検出され
る。キャプションコードCCが付されている場合はキャ
プションデコーダ19によりそれが検出される。時間符
号が付加されている場合は時間符号デコーダ11に依っ
て検出される。
【0022】キャプションデコーダ19、単安定マルチ
バイブレータ15又はキー21が発生する付加情報再生
タイミング信号CC、TR又はKSは、割込みの形でC
PU16に供給される。これらの信号が供給されるとC
PU16はS3のホールト状態を抜けて図4及び図5の
割込み処理を行なう。この処理に於てCPU16は先ず
そのときの割込み信号の種類を判別する(S11、S1
6)。音声信号ASの入力であるときはS12に進みフ
ラグFAを検査する。最初の音声信号ASの入力である
とき(答「いいえ」)、このフラグFAを1にし、タイ
マA(17)を起動し、Mのビット2を1にする(S1
3〜S15)。そしてS31に進む。
【0023】割込みの動機がキャプションコードCCで
ある場合はS16からS17に進む。ここでフラグFC
を検査する。最初の入力であるとき(答「いいえ」)、
フラグFCを1にし、タイマC(18)を起動し、Mの
ビット0を1にする(S18〜S20)。そしてS31
に進む。キャプションコードCCについて、2回目以降
はS21からS25の処理が行なわれる。登場人物の台
詞がある部分ではこれに対応してキャプションコードC
CのデータビットDBに字幕用文字コードが出現する。
この為文字コードが続く間、データビットDBは0で無
くなる。S21からS25のステップは、この一連の文
字コードの最初のものが検出された時点でのみ映出経過
時間情報が記録されるように、フラグFDによりデータ
ビットDBの連続性を検査する。
【0024】先ずデータビットDBの内容を検査する
(S21)。データビットDBが0のときは字幕が無い
とき、即ち登場人物の台詞が無い部分である。データビ
ットDBが0であったことを示すフラグFDを0にし、
ホールト状態に戻る(S24、S25)。データビット
DBが0の間はこの処理を繰返す。字幕が映出される場
面になるとデータビットDBが0でなくなる。この場合
はS21からS22に進む。それ迄文字コードが無けれ
ばここでの答は「はい」である。そこでFDを1にした
後(S23)、S20に進む。一連の文字コードの次の
ものが検出されたとき、最初のものでFD=1とされて
いるのでS22での答が「いいえ」となる。従って又ホ
ールトに戻る(S25)。これにより字幕の文字コード
が続く間は映出経過時間情報ST、SA又はSCは記録
されない。一連の文字コードが終るとデータビットDB
は0に戻る。この場合S21からS24に進み、FDは
0に戻される。
【0025】割込みの動機が音声信号ASでもキャプシ
ョンコードCCでもない場合はキー21からの信号KS
入力による割込みである。この場合S16からS26に
進み、Mのビット1を1にしてS31に進む。
【0026】本実施例では所定帯域、所定レベルの音声
信号ASの検出、キャプションコードCCのデータビッ
トDBの変化、キー21の押下(信号KS)の何れかの
動機で、そのときの各映出経過時間情報ST、SA、S
C及び動機Mを読取り、RAM42に設けたファイルに
蓄積する。S31〜S36でこの処理を行なう。ファイ
ルに格納する為に、バッファに各データ用の領域が確保
される。データMの格納用としてMM、同じくSA用に
AT、SC用にCT、ST用にTT、n用にNNが確保
される。S31〜S35ではこれらの領域にそのときの
各変数の内容を書込む。その内容はRAM42のファイ
ルに追加される(S36)。なお本実施例の場合、積分
回路14で0.5秒の遅れが出る。そこでS32ではS
Aから0.5秒減算したものをATにセットしている。
【0027】データの蓄積例を図6、図7に示す。図6
では最初の記録(NN=1)の動機が音声信号AS(M
M=04)である。このときタイマA(17)が起動さ
れ、AT=0000050Hが記録される。TT=00
11324Hが記録されているのはこのビデオソフトに
時間に関する符号が含まれていることを表わす。CT=
FFFFFFFHが記録されているのは、このビデオソ
フトにキャプションコードCCが付加されていないこと
を示す。図7の例ではキャプションコードCCが最初の
記録(NN=01)の動機になっている。従ってこのと
きタイマC(18)が起動され、CT=0000000
Hが記録される。AT=FFFFFFFHが記録される
ているのは、この時点でまだ最初の音声信号ASが検出
されていないことを示す。TT=FFFFFFFHが記
録されているのはこのビデオソフトに時間に関する符号
が含まれていないことを示す。CT=FFFFFFFH
が記録されているのはこのビデオソフトにキャプション
コードCCが付加されていないことを示す。
【0028】S36の処理が終了したら2つ目のデータ
の蓄積に備える。先ずM=0HとしてMの各ビットを0
に戻す。nをインクリメントする。そしてホールトの状
態になる(S37〜S39)。以後所定の音声信号A
S、キャプション信号CC或いはキー21の信号KSが
供給される度に図4及び図5に示す処理が繰返される。
音声信号ASについては2回目以降のとき、FAが1に
なっているため、S12に続けてS15が実行される。
【0029】このようにしてビデオソフト再生中の各動
機CC、TR、KSによる映出経過時間情報ST、S
A、SCの記録が行なわれる。図6及び図7はこれらデ
ータの蓄積例の先頭部分である。このデータはビデオソ
フトの再生中、順次、用紙44に印字出力され、またF
D46に格納される。なお一旦RAM42に蓄積してお
き再生終了後印字或いは格納を行なっても良い。印字出
力例を図8及び図9に示す。図8は図6に、図9は図7
に対応している。データがFFFFFFFHのものは印
字しない(図8「キャプションコードCCに準拠した経
過時間情報」、図9「時間符号に対応した経過時間情
報」)。このようにすると当該ビデオソフトにそれらの
情報が無いことが一見して判る。また動機MMは対応す
る欄に1を印字することに依って表わす。こうするとそ
の蓄積番号の映出経過時間情報TT(ST)、TA(S
A)、TC(SC)の記録動機が一瞥して理解できる。
【0030】これらのデータを基に付加情報についての
編集を行なう。例えば英語のビデオソフトに日本語字幕
を付加する場合、先ずビデオテープ31又はビデオディ
スク33を再生し、映出経過時間情報ST、SA、SC
を記録する。図6(図8)のデータを得たとする。この
例ではビデオソフトに時間符号が付加されている。これ
を映出経過時間の基準にする。音声信号ASを動機にす
る、即ちMM=04Hである記録データを抽出し、印字
出力する(図10ATA)。当該ビデオソフトをもう一
度再生し、ポーズボタン等を使用しながら、各時点AT
Aに対応する英語の台詞を記録する(図10EC)。
英語の台詞ECを日本語に翻訳する(図10JC)。各
時点ATAのデータと各日本語字幕のデータJCを組に
してFD46に格納する。ビデオソフト再生時、時間符
号デコーダ11から供給される信号STを映出経過時間
情報の基準とし、FD46に格納されたデータが示す時
点(ATA)になったら、その時点で映出されるべき文
字コードJCを読み出し、字幕文字コードZCとして字
幕付加部35に供給する。これにより英語の台詞に合せ
日本語の字幕がモニタ36に映出される。
【0031】なお上記字幕映出例では記録された時点
(ATA)をその儘用いた。例えば全体に字幕の出現を
0.3秒遅くするとか、個々の台詞についてその出現タ
イミングを修正するというように、この蓄積データを基
に、付加情報の再生タイミングは出来る限り整合させ
る。本実施例では3つの動機(付加情報再生タイミング
信号)CC、TR、KSに関し、3つの映出経過時間情
報ST、SA、SCを収集した。動機及び収集する映出
経過時間情報の数は任意である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では信号発
生手段が発生する付加情報再生タイミング信号を動機と
し、時間情報発生手段が発生する映出経過時間情報を、
時間情報読取手段が読取り、情報蓄積手段に蓄積するよ
うにした。従ってこのデータに基いて、字幕や参考音等
の付加情報を的確なタイミングで再生することが出来る
ようになる。耳の不自由な人の福祉の増進、教育効果、
娯楽性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】キャプションコードの詳細を示す線図である。
【図3】実施例装置の初期設定の手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】実施例装置の主たる処理手順(その1)を示す
フローチャートである。
【図5】実施例装置の主たる処理手順(その2)を示す
フローチャートである。
【図6】情報の蓄積例1を示す線図である。
【図7】情報の蓄積例2を示す線図である。
【図8】情報の印字出力例1を示す線図である。
【図9】情報の印字出力例2を示す線図である。
【図10】情報の印字出力例3を示す線図である。
【符号の説明】
11 時間情報発生手段 12〜15,16,17 時間情報発生手段 19,16,18 時間情報発生手段 12〜15,16 信号発生手段 19,16 信号発生手段 21 信号発生手段 16 時間情報読取り手段 42 情報蓄積手段 46 情報蓄積手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映出経過時間情報を発生する時間情報発生
    手段と、 付加情報再生タイミング信号を発生する信号発生手段
    と、 該タイミング信号が供給されたとき前記映出経過時間情
    報を読取る時間情報読取手段と、 該読取られた時間情報を蓄積する情報蓄積手段とを備え
    たことを特徴とする映像時間情報収集装置。
  2. 【請求項2】 映像信号に含まれる時間符号を復号する
    ことにより、時間情報発生手段が映出経過時間情報を発
    生することを特徴とする請求項1記載の映像時間情報収
    集装置。
  3. 【請求項3】 所定帯域の周波数成分を有し、その強度
    が所定値以上である信号が音声信号中に最初に出現した
    ときを基点として計時を開始することにより時間情報発
    生手段が映出経過時間情報を発生することを特徴とする
    請求項1記載の映像時間情報収集装置。
  4. 【請求項4】 キャプションコードに係る信号が映像信
    号中に最初に出現したときを基点として計時を開始する
    ことにより時間情報発生手段が映出経過時間情報を発生
    することを特徴とする請求項1記載の映像時間情報収集
    装置。
  5. 【請求項5】 所定帯域の周波数成分を有し、その強度
    が所定値以上である信号が音声信号中に出現したのに応
    動して、信号発生手段が付加情報再生タイミング信号を
    発生することを特徴とする請求項1記載の映像時間情報
    収集装置。
  6. 【請求項6】 キャプションコードに係る信号が変化し
    たのに応動して、信号発生手段が付加情報再生タイミン
    グ信号を発生することを特徴とする請求項1記載の映像
    時間情報収集装置。
  7. 【請求項7】 使用者によって押下されたとき、信号発
    生手段が付加情報再生タイミング信号を発生することを
    特徴とする請求項1記載の映像時間情報収集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6185364B1 (en) 1997-08-29 2001-02-06 Nec Corporation Image and sound reproducing device
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