JPH05244521A

JPH05244521A - テレビジョン受像機

Info

Publication number: JPH05244521A
Application number: JP7625692A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Nagata; 俊之永田; Tsuyoshi Nagata; 強志永田; Hiromitsu Okuno; 浩光奥野
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1992-02-26
Filing date: 1992-02-26
Publication date: 1993-09-21

Abstract

(57)【要約】【目的】外部入力機器の選択時の操作性を向上する。【構成】外部入力機器に割当られたキーを有する操作
部７と、前記キーに設定された制御情報を保持する記憶
部５と、前記キーの操作により受像機本体２の電源スイ
ッチを自己投入する電源投入手段（制御部４）と、前記
キーの操作により制御情報から外部入力機器に対応する
受像機本体２の入力モードを識別して切換える入力切換
手段（制御部４）とを備え、ワンタッチ操作を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、外部入力機器からの映
像入力を画面再生する機能を備えたテレビジョン受像機
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、テレビジョン受像機は受像機本体
又はリモートコントロール（以下リモコンという）送信
器の操作部に、選局用のポジションキー（数字キー）及
び受像機本体の電源スイッチ（主スイッチ）のオン，オ
フ用の電源キー等の各種の専用キーを有する。

【０００３】そして、各ポジションキーは選局プリセッ
ト操作により、地上波（ＵＨＦ／ＶＨＦ）放送，ＣＡＴ
Ｖ放送，衛星放送等の各チャンネルに書換自在に割当て
られる。また、受像機本体の不揮発性メモリ構成の記憶
部に、制御情報として、各ポジションキーに対してはそ
れぞれに割当てられたチャンネル情報が書換自在に保持
され、各専用キーに対してはそれぞれに割当てられた電
源投入情報等の固有情報が保持される。

【０００４】そして、受像機を使用する場合、通常は電
源スイッチがオフして受像機が待機モード（スタンバイ
モード）になっているため、まず、電源キーを押して電
源スイッチを投入する。このとき、受像機本体の入力モ
ードは例えば内蔵チューナを用いる地上波放送のモード
にプリセットされる。

【０００５】つぎに、内蔵チューナを用いた地上波放
送，ＣＡＴＶ放送，衛星放送等のテレビ放送の選択であ
れば、操作部の所望チャンネルのポジションキーを押
す。このとき、当該ポジションキーに対応して記憶部に
保持されたチャンネル情報等に基づき、入力モードが所
望チャンネルの放送のモードに切換えられるとともに当
該放送に対応する内蔵チューナの選局制御が行われる。

【０００６】一方、受像機本体の各外部入力端子（映像
入力端子）に接続されたビデオテープカセット（以下Ｖ
ＣＲという），有料放送のディスクランブラ等の外部入
力機器の選択であれば、操作部に設けられたビデオ１，
ビデオ２，…等と呼ばれる外部入力端子毎の専用キー又
は外部入力端子のトグル切換用の専用キーを押す。この
とき、当該専用キーに対応して記憶部に保持された固有
情報に基づき、受像機本体の映像入力が切換わり、入力
モードが選択された外部入力機器のモードに切換わる。

【０００７】なお、専用キーがトグル切換用のキーであ
れば、このキーを押す毎に入力モードがビデオ１，ビデ
オ２，…に順に切換わる。また、外部入力機器を選択す
るときは、受像機の電源スイッチの投入，入力モードの
切換えだけでなく、外部入力機器の操作も行われる。

【０００８】ところで、この種テレビジョン受像機に
は、操作性を向上するため、操作部の各ポジションキー
の操作により電源スイッチを自動的に投入して入力モー
ドを切換え、電源キーの操作を省けるようにしたものも
ある。

【０００９】また、ＶＣＲ再生の操作性を向上するた
め、再生時に再生の表示信号を外部出力する特殊なＶＣ
Ｒ（専用ＶＣＲ）と組合せて使用される特別なテレビジ
ョン受像機（専用受像機）も考案されている。

【００１０】この専用受像機においては、前記表示信号
に対応する特別な制御情報（固有情報）が受像機本体の
記憶部に予め保持され、スタンバイモードで前記表示信
号が入力されると、自動的に電源スイッチが投入されて
入力モードが専用ＶＣＲのモードに切換わる。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】前記従来のテレビジョ
ン受像機の場合、外部入力機器を選択する際に、電源ス
イッチ投入のキー操作と入力モード切換えのキー操作と
を要し、操作性が悪い問題点がある。

【００１２】そして、外部入力機器をＶＣＲとすると、
受像機の電源スイッチの投入，入力モードの切換えだけ
でなく、ＶＣＲのテープローディング等の操作も要する
ため、受像機のキー操作を極力少なくして全体の操作性
を向上することが商品価値等の面から極めて重要であ
る。なお、各ポジションキーの操作によりテレビ放送選
択時に電源スイッチを自己投入する場合も、外部入力機
器を選択する際は電源スイッチ投入のキー操作と入力モ
ード切換えのキー操作とを要する。

【００１３】一方、専用ＶＣＲと組合わせて使用される
前記の専用受像機の場合、専用ＶＣＲの選択時は受像機
のキー操作が省けて操作性が向上するが、他の外部入力
機器については、それらの選択時に電源スイッチ投入の
キー操作と入力モード切換えのキー操作とを要する。

【００１４】そのため、汎用性がなく、使用者の既買入
のＶＣＲ等を外部入力機器とする一般的な使用状態では
操作性が全く向上しない。本発明は、どのような外部入
力機器に対してもその選択時の操作性を向上するように
したテレビジョン受像機を提供することを目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のテレビジョン受像機においては、外部入
力機器に割当られたキーを有する操作部と、前記キーに
設定された制御情報を保持する記憶部と、前記キーの操
作により受像機本体の電源スイッチを自己投入する電源
投入手段と、前記キーの操作により制御情報から外部入
力機器に対応する受像機本体の入力モードを識別して切
換える入力切換手段とを備える。

【００１６】

【作用】前記のように構成された本発明のテレビジョン
受像機の場合、外部入力機器の選択時、操作部の外部入
力機器に割当てられたキーを押すと、電源投入手段，入
力切換手段により受像機本体の電源スイッチの自己投入
及び入力モードの切換えが自動的に行われ、いわゆるワ
ンタッチ操作で操作が終了する。

【００１７】そして、外部入力機器からの信号，例えば
ＶＣＲの再生中の表示信号等を利用しないため、どのよ
うな外部機器についてもその選択時の操作がワンタッチ
で終了する。

【００１８】

【実施例】１実施例について、図１ないし図４を参照し
て説明する。受像機の全体構成を示した図１において、
１はリモコン送信器、２は受像機本体、３はリモコン受
信器、４はマイクロコンピュータ構成の制御部であり、
電源投入手段，入力切換手段を形成する。５は不揮発性
メモリ構成の記憶部、６は受信，再生等の回路部であ
る。

【００１９】また、回路部６の一部の構成を示した図２
において、７はＵＨＦ，ＶＨＦの地上波放送及びＣＡＴ
Ｖ放送受信用のＵ／Ｖチューナ回路、８は衛星放送受信
用の衛星チューナ回路、９はＮＯ．１，ＮＯ．２，…，
ＮＯ．ｎのＮ個の外部入力回路であり、それぞれ外部入
力端子（映像入力端子）を有する。１０は入力モード切
換用の第１切換スイッチであり、Ｎ個の接点ｃ₁，
ｃ₂，…，ｃ_nが各外部入力回路９それぞれに接続され
ている。１１は入力モード切換用の第２切換スイッチで
あり、３接点ａ，ｂ，ｃがチューナ回路７，８，切換ス
イッチ１０の切換片それぞれに接続されている。１２は
切換スイッチ１１の切換片の信号を入力とする信号処理
回路である。

【００２０】そして、リモコン送信器１は例えば従来の
操作部からビデオ１，ビデオ２等の専用キー，すなわち
入力モードの切換えに用いる専用キーを省いた操作部７
を有し、ポジションキー等の操作により、赤外線の操作
信号（キー信号）をリモコン受信器２に送信する。

【００２１】さらに、受信器２の受信信号に基づき、制
御部４は各キーに対応して記憶部５に保持された制御情
報を読出し、この情報に応じた制御信号を本体２の電源
スイッチ（図示せず），回路部６等に供給し、電源スイ
ッチの投入，入力モードの切換え等を行う。

【００２２】ところで、記憶部５に保持される制御情報
は図３に示すように８ビットＢ₀，Ｂ₁，…，Ｂ₇で構
成される。そして、この制御情報を各放送のチャンネル
情報とするだけでなく、各外部入力回路９の外部入力端
子に接続された外部入力機器の情報としても用いる。

【００２３】そのため、上位の２ビットＢ₇，Ｂ₆は入
力の識別，すなわち地上波（ＵＨＦ／ＶＨＦ）放送
（０，０），ＣＡＴＶ放送（０，１），衛星放送（＝
１，０）及び外部入力機器（１，１）の識別に割当てら
れる。また、残りの６ビットＢ₅〜Ｂ₀は各放送のチャ
ンネルデータ及び各外部入力回路９の外部入力端子の識
別データに割当てられる。

【００２４】なお、地上波放送は１〜６２チャンネル，
ＣＡＴＶ放送は１３〜６３チャンネル，衛星放送は１〜
１５の奇数チャンネルであるため、それらのチャンネル
識別は６ビットＢ₅〜Ｂ₀で十分である。また、外部入
力機器についても、最大６４の識別が可能であるため、
６ビットＢ₅〜Ｂ₀で十分である。

【００２５】そして、記憶部５は例えば上位２ビットＢ
₇，Ｂ₆で決まる４入力それぞれの６４種類の制御情報
等が書込まれたＲＯＭ領域，この領域を操作部７の各ポ
ジションキー等によりアクセスするためのキー割当情報
及び各放送の選局情報等が書換自在に書込まれるＲＡＭ
領域を備える。

【００２６】一方、操作部７の各ポジションキーを利用
して入力モードの切換えを行うため、例えば選局プリセ
ット操作により、各ポジションキーのうちのチャンネル
選択に用いられない空いている各キーが外部入力機器に
割当てられる。

【００２７】すなわち、周知の選局プリセット操作と同
様の操作により、各ポジションキーにつき、地上波放
送，ＣＡＴＶ放送，衛星放送，外部入力機器の別とチャ
ンネル又は外部入力端子の番号とが選択的に指定され
る。

【００２８】この指定に基づく制御部４のプリセット制
御により、記憶部５の前記ＲＡＭ領域に、各制御情報を
アクセスするアドレスが各ポジションキーのキー割当情
報として書換自在に書込まれ、チャンネル選択に用いら
れない空きのポジションキーが外部入力機器に割当てら
れる。なお、チャンネル選択に用いられるポジションキ
ーについては、選局プリセット操作により、指定された
チャンネルの選局情報も前記ＲＡＭ領域に書込まれる。

【００２９】さらに、操作部７の各ポジションキーの操
作に基づき、制御部４によりつぎの（ａ）〜（ｃ）の各
制御を行うため、前記ＲＯＭ領域に図４のポジションキ
ー制御プログラムが予め書込まれる。（ａ）いずれかのポジションキーが押されたときに受
像機本体２がスタンバイモードであれば、本体２の電源
スイッチを自己投入する。（ｂ）押されたキーに応じて受像機本体２の入力モー
ドを切換える。（ｃ）各放送のチャンネル選択であれば選局制御を行
う。

【００３０】つぎに、ＮＯ．１の外部入力回路９の外部
入力端子に接続されたＶＣＲを再生する場合について説
明する。

【００３１】この場合、ＶＣＲについては、従来と同
様、テープローディング等の再生に必要な操作が行われ
るが、テレビジョン受像機については、操作部７のＶＣ
Ｒに割当てられたポジションキーのワンタッチ操作のみ
が行われる。

【００３２】そして、このポジションキーの操作信号に
基づくリモコン受信器２の受信信号が制御部４に供給さ
れると、制御部４において、ポジションキーフラグが１
に立上るとともに、図４の制御プログラムが割込み状態
で実行される。

【００３３】なお、ポジションキー以外のキーが押され
たときは、当該キーに応じた制御プログラムを前記ＲＯ
Ｍ領域から読出して実行するため、ポジションキーフラ
グは０に保持される。

【００３４】そして、ポジションキーフラグが１である
ことを確認すると、受像機本体２がスタンバイモードか
否かを判定し、スタンバイモードであれば電源スイッチ
の投入処理に移行し、電源投入手段によって受像機本体
２の電源スイッチを自己投入する。

【００３５】つぎに、ポジションキーフラグを０に戻し
て以降のキー入力に備えるとともに、操作信号に対応す
る制御情報，すなわち押されたポジションキーに対応す
る前記ＲＯＭ領域の制御情報の上位２ビットＢ₇，Ｂ₆
を１０進数表記のＭＢ２として読出し、その内容から選
択された入力の第１判別を行う。なお、Ｂ₇，Ｂ₆＝
０，０はＭＢ₂＝０，Ｂ₇，Ｂ₆＝０，１はＭＢ₂＝
１，Ｂ₇，Ｂ₆＝１，０はＭＢ₂＝２，Ｂ₇，Ｂ₆＝
１，１はＭＢ₂＝３である。

【００３６】そして、このＶＣＲの制御情報はＢ₇，Ｂ
₆，…，Ｂ₀＝１，１，０，０，０，０，０，１のＮ
Ｏ．１の外部入力端子の情報であり、ＭＢ₂＝３となる
ため、制御部４は外部入力機器の選択を判別する。

【００３７】さらに、残りの６ビットＢ₅〜Ｂ₀に基づ
く第２判別により、ＮＯ．１の外部入力端子の外部入力
機器であることを判別してＮＯ．１の外部入力端子，す
なわちＶＣＲの入力モードを識別すると、外部入力切換
えに移行し、入力切換手段により第１，第２切換スイッ
チ１０，１１の切換えの制御信号を形成する。

【００３８】そして、この制御信号により第１切換スイ
ッチ１０が接点ｃ₁に切換わるとともに第２切換スイッ
チ１１が接点ｃに切換わり、ＮＯ．１の外部入力回路９
が信号処理回路１２に接続されて受像機本体２の入力モ
ードが自動的にＮＯ．１の外部入力端子の映像信号を選
択するＶＣＲのモードに切換わる。なお、第１，第２切
換スイッチ１０，１１の切換えが終了すると、図４の制
御プログラムの割込みが終了し、制御部４は割込み前の
元の主制御プログラムを実行する。

【００３９】したがって、ポジションキーのワンタッチ
操作により、受像機の電源スイッチの投入及び入力モー
ドのＶＣＲへの切換えが行われてＶＣＲの画面再生が始
まり、操作性が著しく向上する。

【００４０】そして、外部入力機器からの特別な信号を
用いることなく受像機のみで処理するため、どのような
外部入力機器に対しても適用できる。しかも、チャンネ
ル選択に用いられない空きのポジションキーを利用する
ため、外部入力機器毎に専用キーを用意する必要がな
く、リモコン送信器１の小型化等が図れる。

【００４１】ところで、地上波放送等の各放送のチャン
ネル選択の場合は、ＭＢ２の内容判別に基づき、制御部
４がつぎのように制御する。すなわち、ＭＢ２＝０，
１，２のときは、いずれも内蔵チューナを用いたテレビ
放送の選択であるため、制御部４は選局制御に移行し、
制御情報の残りの６ビットＢ₅〜Ｂ₀からチャンネルを
判別してそのチャンネルのプリセットされた選局情報を
読出す。

【００４２】そして、ＭＢ２＝０，１の地上波放送，Ｃ
ＡＴＶ放送であれば、制御部４の選局情報によりチュー
ナ回路７のチャンネル切換え等の選局制御が行われる。
また、ＭＢ２＝２の衛星放送であれば、制御部４の選局
情報によりチューナ回路８の選局制御が行われる。

【００４３】さらに、チューナ回路７又は８の選局制御
が終了すると、制御部４の入力切換手段により第２切換
スイッチ１１がＭＢ２の０，１，２に応じて接点ａ，
ａ，ｂに切換えられ、受像機本体２の入力モードが各放
送のモードに切換わる。そして、各部の構成，制御情報
の構成等は実施例に限定されるものでなく、例えば第
１，第２切換スイッチ１０，１１を用いる代わりに１個
の切換スイッチを用いてもよい。

【００４４】また、前記実施例ではリモコン送信器１の
操作部７により外部入力機器の選択を行う場合について
説明したが、受像機本体２の操作部（図示せず）により
外部入力機器の選択を行う場合にも適用できるのは勿論
である。

【００４５】さらに、前記実施例では操作部７の空きの
ポジションキーを外部入力機器の選択に利用したが、外
部入力機器選択用の専用キーを設け、この専用キーのワ
ンタッチ操作で行えるようにしてもよい。

【００４６】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。外部入力機
器の選択時、操作部７の外部入力機器に割当てられたキ
ーを押すと、電源投入手段，入力切換手段により受像機
本体２の電源スイッチの自己投入及び入力モードの切換
えが自動的に行われ、いわゆるワンタッチ操作で操作が
終了する。

【００４７】そして、外部入力機器からの信号，例えば
ＶＣＲの再生中の表示信号等を利用しないため、どのよ
うな外部入力機器についてもその選択時の操作がワンタ
ッチで終了し、操作性が著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のテレビジョン受像機の１実施例の全体
ブロック図である。

【図２】図１の一部の詳細なブロック図である。

【図３】図１の制御情報の説明図である。

【図４】図１の動作説明用のフローチャートである。

【符号の説明】

２受像機本体４制御部５記憶部７操作部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】外部入力機器に割当られたキーを有する
操作部と、前記キーに設定された制御情報を保持する記憶部と、前記キーの操作により受像機本体の電源スイッチを自己
投入する電源投入手段と、前記キーの操作により前記制御情報から前記外部入力機
器に対応する前記受像機本体の入力モードを識別して切
換える入力切換手段とを備えたことを特徴とするテレビ
ジョン受像機。