JPH0524428U - 自動車用シートのウオームの軸振れ防止構造 - Google Patents
自動車用シートのウオームの軸振れ防止構造Info
- Publication number
- JPH0524428U JPH0524428U JP8232091U JP8232091U JPH0524428U JP H0524428 U JPH0524428 U JP H0524428U JP 8232091 U JP8232091 U JP 8232091U JP 8232091 U JP8232091 U JP 8232091U JP H0524428 U JPH0524428 U JP H0524428U
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- Japan
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- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用シートにおいて、ウォームの軸振れ
を防止する。 【構成】 ウォーム7を一方のブッシュ8方向に押圧す
る押圧部材12を設ける。この押圧部材12の押圧力に
より、ウォーム7のスラスト方向及びラジアル方向の軸
振れが抑制される。
を防止する。 【構成】 ウォーム7を一方のブッシュ8方向に押圧す
る押圧部材12を設ける。この押圧部材12の押圧力に
より、ウォーム7のスラスト方向及びラジアル方向の軸
振れが抑制される。
Description
【0001】
本考案は、自動車用シートのウォームの軸振れ防止構造に関する。
【0002】
従来、自動車用シート、例えばパワーシートとしては、図2及び図3に示すよ うに、スライダー1でシート2を支持し、該シート2側に取付けたねじ軸3に連 結したウォームホイール4を、モータで駆動されるウォーム7で回転させて、ス ライドナット6に螺合するねじ軸3の回転により、上記シート2を前後進させる ようにしたものがある。
【0003】 上記ウォーム7は、両端の軸部7a,7bがケーシング5に圧入したショート ブッシュ8とロングブッシュ9でそれぞれ支持されている。該ウォーム7の基軸 部7b側にはツバ部7cを設けて、該ツバ部7cとケーシング5との間にワッシ ャ10を介設している。
【0004】
しかしながら、ウォーム7の軸部7a,7bと各ブッシュ8,9、あるいは各 ブッシュ8,9とケーシング5の圧入孔等のように、部品精度や加工精度のばら つきに起因して、ウォーム7がスラスト方向やラジアル方向に軸振れし、振動や 異音が発生するという問題があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、自動車用シートにおいて、ウォームの振動や異音を 有効に防止できる軸振れ防止構造を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案は、シートに取付けたねじ軸に連結したウ ォームホイールを、モータで駆動されるウォームで回転させて、スライドナット に螺合するねじ軸の回転によりシートの各所を前後または上下動させる自動車用 シートにおいて、 上記ウォームは、両端の軸部がブッシュでそれぞれ支持され、該ウォームを一 方のブッシュ方向に押圧する押圧部材が設けられていることを特徴としている。
【0007】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。なお、図2以下の従来技 術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0008】 図1に示すように、ウォーム7の基軸部7b側に設けたツバ部7cとケーシン グ5の内壁面との間に、2枚のワッシャ11,11を介設して、該ワッシャ11 ,11の間に、軸方向の押圧力を有するウェーブワッシャ12を設ける。該ウェ ーブワッシャ12は、金属製ばね板を波状に折曲したものである。なお、ウェー ブワッシャ12に代えて、同様な軸方向の押圧力を有するラバー製ワッシャまた はバネ座金を設けても良い。
【0009】 また、上記ウォーム7の先軸部7aの先端面には凹部7dを設けて、該凹部7 dに、上記ショートブッシュ8の内底面に当接するボール13を嵌入する。なお 、ボール13に代えて、上記ウォーム7の先軸部7aの先端面に半球状の凸部を 形成しても良い。上記ボール13がショートブッシュ8の内底面に当接すると、 この内底面のボール当接部分に、ボール13の当接力で自然にくぼみが形成され て、ボール13がくぼみでセンタリングされる。
【0010】 さらに、上記ウォーム7に、クロムメッキ、ニッケルメッキ、タクトライドボ ンデ処理、樹脂コーティング等の表面処理を施す。さらにまた、上記ショートブ ッシュ8の外周面に、軸方向のローレット加工を施して、ケーシング5の圧入孔 にローレット部を圧入するか、またはショートブッシュ8の外周面に切欠きを形 成し、ケーシング5の圧入孔5も対応する形状からなる、つれ回り防止形状とす る。
【0011】 上記構成であれば、上記ウェーブワッシャ12により、ウォーム7がショート ブッシュ8方向に押圧され、先軸部7aのボール13がショートブッシュ8の内 底面に当接する。該ウェーブワッシャ12の押圧力でウォーム7のスラスト方向 及びラジアル方向の軸振れが抑制され、振動や異音が発生しにくくなる。また、 上記ボール13がショートブッシュ8の内底面に形成されたくぼみに嵌入するこ とで、ボール13、つまりウォーム7がセンタリングされるので、この点からも 軸振れが抑制される。
【0012】 さらに、上記ウォーム7に表面処理を施すことにより、ウォームホイール4と の摩擦係数が下がり、伝達効率が向上するので、この点からも軸振れが抑制され る。さらにまた、上記ショートブッシュ8にローレット加工を施すことにより、 ショートブッシュ8の回転(つれ回り)が阻止されるので、この点からも軸振れ が抑制される。
【0013】 これら各軸振れ対策を組合わせれば、ウォーム7の軸振れが大幅に抑制され、 振動や異音がより発生しにくくなる。なお、上記各軸振れ対策をウォームホイー ル4に適用することも可能である。なおまた、上記実施例では、シート2を前後 動させるためのウォーム7であったが、シート2を上下動させるリフター等のウ ォームにも適用できることは言うまでもない。
【0014】
以上の説明からも明らかなように、本考案のウォームの軸振れ防止構造は、ウ ォームを一方のブッシュ方向に押圧する押圧部材を設けたものである。したがっ て、この押圧部材の押圧力により、ウォームのスラスト方向及びラジアル方向の 軸振れが有効に抑制され、振動や異音が発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のミッション部分の断面図
【図2】 従来のミッション部分の断面図
【図3】 自動車用パワーシートの側面図
1…スライダー、2…シート、3…ねじ軸、4…ウォー
ムホイール、5…ケーシング、6…スライドナット、7
…ウォーム、8,9…ブッシュ、11,11…ワッシ
ャ、12…ウェーブワッシャ(押圧部材)、13…ボー
ル。
ムホイール、5…ケーシング、6…スライドナット、7
…ウォーム、8,9…ブッシュ、11,11…ワッシ
ャ、12…ウェーブワッシャ(押圧部材)、13…ボー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 千▲柄▼ 一義 広島県安芸郡府中町新地1番14号 デルタ 工業株式会社内 (72)考案者 賀谷 幸弘 広島県呉市警固屋9丁目2番28号 シグマ 株式会社内 (72)考案者 奥田 康孝 広島県呉市警固屋9丁目2番28号 シグマ 株式会社内 (72)考案者 高橋 淳 兵庫県加西市上野町235 大洋精機株式会 社内
Claims (1)
- 【請求項1】 シートに取付けたねじ軸に連結したウォ
ームホイールを、モータで駆動されるウォームで回転さ
せて、スライドナットに螺合するねじ軸の回転によりシ
ートの各所を前後または上下動させる自動車用シートに
おいて、上記ウォームは、両端の軸部がブッシュでそれ
ぞれ支持され、該ウォームを一方のブッシュ方向に押圧
する押圧部材が設けられていることを特徴とする自動車
用シートのウォームの軸振れ防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8232091U JPH0524428U (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 自動車用シートのウオームの軸振れ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8232091U JPH0524428U (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 自動車用シートのウオームの軸振れ防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524428U true JPH0524428U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=13771278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8232091U Pending JPH0524428U (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 自動車用シートのウオームの軸振れ防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524428U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010515612A (ja) * | 2007-01-04 | 2010-05-13 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 動力化されたトラックシステム用のトランスミッション |
JP2010536593A (ja) * | 2007-08-31 | 2010-12-02 | ロェーム ゲーエムベーハー | ドリルチャック |
CN114007900A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-02-01 | 恺博座椅机械部件有限公司 | 纵向调节器、车辆座椅 |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP8232091U patent/JPH0524428U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010515612A (ja) * | 2007-01-04 | 2010-05-13 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 動力化されたトラックシステム用のトランスミッション |
JP2010536593A (ja) * | 2007-08-31 | 2010-12-02 | ロェーム ゲーエムベーハー | ドリルチャック |
CN114007900A (zh) * | 2019-06-14 | 2022-02-01 | 恺博座椅机械部件有限公司 | 纵向调节器、车辆座椅 |
CN114007900B (zh) * | 2019-06-14 | 2023-09-22 | 恺博座椅机械部件有限公司 | 纵向调节器、车辆座椅 |
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