JPH05244022A - カード型電子チューナ - Google Patents

カード型電子チューナ

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Publication number
JPH05244022A
JPH05244022A JP4333492A JP4333492A JPH05244022A JP H05244022 A JPH05244022 A JP H05244022A JP 4333492 A JP4333492 A JP 4333492A JP 4333492 A JP4333492 A JP 4333492A JP H05244022 A JPH05244022 A JP H05244022A
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JP
Japan
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circuit board
tuner
insert member
frame
upper cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4333492A
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English (en)
Inventor
Katsuo Ito
勝男 伊藤
Kazunori Kinoshita
一則 木下
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時、チューナを必要としないパーソナルコ
ンピュータのような機器において、テレビジョンの映像
および音声を受信したいときにのみ、本体に装着して、
受信を可能とする、外付けの電子チューナを得る。 【構成】 カード型のケース2内に、チューナ回路部、
チャンネル制御回路部および復調回路部を構成するプリ
ント回路基板6を内蔵し、プリント回路基板6に対する
信号の入出力を行なうコネクタ8を、ケース2の1つの
辺に沿って配置する。ケース2を構成するフレーム3
は、金属からなるインサート部材とこれをインサートし
てモールドされた樹脂部とからなり、インサート部材
は、回路基板6上のアースランドおよび上カバー4に電
気的に接触するように、樹脂部から一部露出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子チューナに関す
るもので、特に、このような電子チューナの形態の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機は、チューナを必要
とし、このようなチューナとして、最近では、電子チュ
ーナが広く用いられている。電子チューナは、多くの場
合、UHFおよびVHFの両信号を選択的にチューニン
グするためのチューナ回路部およびチャンネル制御回路
部を備えている。
【0003】このような電子チューナは、テレビジョン
受像機の本体内に内蔵される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、一般に使用され
ている映像表示機能を有する機器として、上述したテレ
ビジョン受像機の他、たとえば、ディスプレイを備える
パーソナルコンピュータのような映像機器、情報機器な
どがある。当然のことながら、これらの映像機器または
情報機器には、チューナが内蔵されていないため、テレ
ビジョン放送を受信して、その映像および音声を出力す
ることができない。
【0005】しかしながら、これらの映像機器および情
報機器は、チューナさえ備えればテレビジョン受像機と
しても用いるのに十分な機能を既に備えている場合が多
い。したがって、これら映像機器または情報機器を、必
要に応じてテレビジョン受像機としても用いることがで
きるようにされていると、これら機器の用途を広げるこ
とができ、その結果、商品価値を高めることができる。
【0006】それゆえに、この発明は、上述のような要
望を電子チューナの構造を改良することにより満たそう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、上述した
技術的課題を解決するため、カード型電子チューナが提
供される。
【0008】このカード型電子チューナは、カード型の
ケースと、前記ケース内に収納されるチューナ回路部、
チャンネル制御回路部および復調回路部を構成する回路
基板と、前記回路基板に電気的に接続され、かつ前記ケ
ースの1つの辺に沿って配置されるコネクタとを備え
る。
【0009】また、上述のケースは、前記回路基板を位
置決めするフレーム、および前記回路基板の上面を覆う
ように前記フレームに取付けられる導電性の上カバーを
備える。また、フレームは、金属からなるインサート部
材とこのインサート部材をインサートしてモールドされ
た樹脂部とからなり、インサート部材は、回路基板上の
アースランドおよび上カバーにそれぞれ電気的に接触す
るように、前記樹脂部から一部露出している。
【0010】
【作用】この発明によれば、受信に必要な周辺回路も含
めて電子チューナに必要な回路が、カード型のケースに
収納されるとともに、信号の入出力は、コネクタを介し
て行なうことができる。
【0011】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、たとえ
ばICメモリーカードのように、全体としてカード型と
された電子チューナが得られる。このようなカード型電
子チューナは、保管および携帯が容易であり、また、種
々の映像機器または情報機器のためのオプション付属品
として取り扱うのに適している。そのため、たとえば映
像機器または情報機器におけるテレビジョン受像機とし
ての機能のように、常時使用しない機能をこれら機器の
本体内に収納する必要がないので、このような機器の寸
法および重量が増すことを防止できる。
【0012】また、この発明によるカード型電子チュー
ナには、受信に必要な周辺回路も含めてチューナにとっ
て必要な回路をすべて備えており、かつ、信号の入出力
がコネクタを介して行なえるようにされているので、必
要なときに、たとえば映像機器または情報機器の本体に
装着することにより、これらをテレビジョン受像機とし
て機能させることができる。この場合、映像機器または
情報機器の本体には、当該カード型電子チューナを装着
できる、たとえばスロットを設けておき、このスロット
に関連して、カード型電子チューナに設けられるコネク
タと対をなすコネクタを設けておけばよい。なお、この
ようなスロットを、他の機能カードと共用できるように
しておけば、たとえばスイッチによる切換えにより、複
数のオプション機能を1つの機器に対して与えることが
容易になる。
【0013】また、ケースに備えるフレームは、インサ
ートモールドによって得られ、金属からなるインサート
部材とインサート部材を覆う樹脂部とから構成されるの
で、美観に優れるとともに、その美観の耐久性にも優
れ、また、薄型化および軽量化を可能にしながら、剛性
を高めることができる。
【0014】また、金属からなるインサート部材は、樹
脂部から一部露出して、回路基板上のアースランドおよ
び上カバーにそれぞれ電気的に接触するので、アース接
続を確実に行なうことができるとともに、シールド性を
高めることができる。
【0015】
【実施例】図1に、この発明の一実施例によるカード型
電子チューナ1の外観が斜視図で示されている。図2
は、図1の線II−IIに沿う拡大断面図である。図3
は、カード型電子チューナ1内に与えられる電気回路を
示すブロック図である。
【0016】カード型電子チューナ1は、カード型のケ
ース2を備える。ケース2は、フレーム3、フレーム3
の上面開口を閉じる上カバー4、およびフレーム3の下
面開口を閉じる下カバー5を備える。このようなケース
2は、好ましくは、汎用されているICメモリーカード
と実質的に同じ寸法にされる。
【0017】このようなケース2内には、回路基板が収
納される。回路基板は、この実施例では、プリント回路
基板6を備える。プリント回路基板6には、たとえば、
厚さ0.5mmのガラスエポキシ基板で構成される両面
配線タイプのものが用いられる。プリント回路基板6の
上面には、所要の電子部品7およびコネクタ8が表面実
装される。プリント回路基板6の下面には、上面の配線
とスルーホールを介して電気的に接続される、所要の配
線およびアース配線が設けられている。プリント回路基
板6の下面は、図示しないが、絶縁膜で覆われる。
【0018】なお、プリント回路基板6は、その材質が
たとえばセラミックであってもよく、また、多層の構造
を有するものであってもよい。また、下カバー5および
上カバー4の各外面は、適宜、印刷等を施すための面と
して使用することができる。
【0019】前述のように、プリント回路基板6に表面
実装されたコネクタ8は、ソケットタイプとされ、ケー
ス2のたとえば短辺に沿って配置される。
【0020】図2に示した電子部品7に代表されるよう
に、プリント回路基板6上には、種々の回路が構成され
る。このプリント回路基板6上に構成される回路が、図
3に示されている。
【0021】図3を参照して、プリント回路基板6上に
構成される回路は、大別して、チューナ回路部9、チャ
ンネル制御回路部10および復調回路部11を備える。
また、チューナ回路部9は、VHF回路部12およびU
HF回路部13を備える。
【0022】U/V信号入力端子14から入力されたU
HF/VHF信号は、分配器15によって分配され、対
応の回路部12または13に入力される。これら回路部
12および13は、それぞれ、バンドパスフィルタ16
および17、増幅器18および19、ならびにバンドパ
スフィルタ20および21を備える。
【0023】チャンネル制御回路部10は、チャンネル
制御回路22を備え、チャンネル制御回路22の出力
は、局部発振回路23および24に入力される。一方の
局部発振回路24から出力される局部発振信号は、混合
回路25において、UHF回路部13のバンドパスフィ
ルタ21から出力される高周波信号と混合され、次い
で、混合/増幅回路26において、増幅される。他方、
局部発振回路23から出力される局部発振信号は、混合
/増幅回路26において、VHF回路部12のバンドパ
スフィルタ20から出力される高周波信号と混合され
る。
【0024】混合/増幅回路26から出力される中間周
波信号は、バンドパスフィルタ27を通して、復調回路
部11に備える増幅器28に入力される。増幅器28に
よって増幅された信号は、弾性表面波フィルタ29を介
して復調回路30に入力される。復調回路30において
は、映像信号がAM検波され、また音声信号がFM検波
されることによって、映像信号および音声信号に復調さ
れ、それぞれ、映像信号出力端子31および音声信号出
力端子32に与えられる。また、復調回路30からは、
同期信号出力端子33に同期信号が与えられる。
【0025】さらに、前述したプリント回路基板6に
は、その上に構成される全体の回路に電源電圧を供給す
るための電源電圧端子34、チャンネル制御回路部10
にチューニング電圧を供給するためのチューニング電圧
端子35、チャンネル制御回路部10にクロック信号、
データ信号およびイネーブル信号をそれぞれ与えるため
のクロック端子36、データ端子37およびイネーブル
端子35、ならびにアース端子39が形成されている。
【0026】このようにプリント回路基板6上に形成さ
れる端子14,31〜39は、それぞれ、コネクタ8に
備える対応の接点に電気的に接続される。
【0027】上述したチューナ回路部9、チャンネル制
御回路部10および復調回路部11は、それぞれ、図1
において破線で区画した第1の領域40、第2の領域4
1および第3の領域42に配置される。第1の領域40
におけるチューナ回路部9に含まれるVHF回路部12
およびUHF回路部13の位置関係は、任意に変更する
ことができる。
【0028】図2に示すように、プリント回路基板6
は、フレーム3によって位置決めされ、上カバー4およ
び下カバー5は、プリント回路基板6の上面および下面
をそれぞれ覆うようにフレーム3に取付けられている。
上カバー4および下カバー5は、たとえばステンレス鋼
のような金属板からなり、それによって、それぞれ導電
性が与えられる。
【0029】上カバー4は、単独で図4ないし図6に示
されている。ここで、図4は平面図であり、図5は図4
の上方から示した図であり、図6は図4の右方から示し
た図である。上カバー4は、その両側縁部において複数
の爪43および一方端部において爪43aを形成してい
る。これら爪43および43aは、図6によく示されて
いるように、それぞれ、互いに同じ方向に向くL字状を
なしている。爪43および43aは、たとえば、上カバ
ー4を構成する金属板の一部を折曲げることによって形
成される。
【0030】また、上カバー4の一方端縁部には、取付
片44が形成される。取付片44には、穴45が設けら
れる。なお、取付片44は、前述した爪43および43
aとともに、後述するように、上カバー4をフレーム3
に取付けるために用いられる。
【0031】図7ないし図14は、フレーム3の構造を
説明するためのものである。ここで、図7は、フレーム
3の上面図であり、図8は、同じく下面図である。ま
た、図12、図13および図14は、それぞれ、図8の
線XII−XII、線XIII−XIIIおよび線XI
V−XIVに沿う断面図である。
【0032】フレーム3は、金属からなるインサート部
材46とこのインサート部材46をインサートしてモー
ルドされた樹脂部47とからなる。インサート部材46
は、単独で図9に示されている。
【0033】インサート部材46は、たとえば、金属板
をプレスすることによって得られるもので、用いる金属
は、強度、比重、シールド性、熱膨張係数などを考慮し
て適宜選択される。たとえば、アルミニウムがインサー
ト部材46を構成する金属として有利に用いられる。ま
た、インサート部材46には、防錆および導電性等を考
慮して、めっき、スパッタ等の表面処理が施されてもよ
い。
【0034】樹脂部47を構成する樹脂としては、好ま
しくは、ガラス繊維で強化された樹脂が用いられ、この
ような樹脂から、強度、薄肉成形性などを考慮し適宜選
択される。樹脂部47を構成する樹脂としては、たとえ
ば、LCP(液晶ポリマー)、PA(ポリアミド)系ポ
リマーアロイ等が好適である。
【0035】インサート部材46は、プリント回路基板
6上のアースランドおよび上カバー4にそれぞれ電気的
に接触するように、樹脂部47から一部露出している。
この露出の状態は、図12ないし図14の各断面図にも
表われているが、特に図10および図11によく示され
ている。図10および図11は、それぞれ、前述した図
7および図8に対応しており、これら図10および図1
1において、ハッチングを施した領域が、インサート部
材46の露出部分を示している。なお、通常、インサー
トモールドにおいては、インサート部材を金型内の定位
置に保持する目的のピンが使用され、ピンによって保持
された部分は、インサート部材が露出する結果となる。
したがって、ピンによる保持部分と電気的接触部分とを
兼ねるようにピンを配置すれば、余分な露出部分を回避
することができ、強度等が維持できるので好都合であ
る。
【0036】インサート部材46の図10に示した露出
部分は、上カバー4に電気的に接触し、図11に示した
露出部分は、プリント回路基板6のアースランドに電気
的に接触する。また、図11に示した露出部分の一部
は、プリント回路基板6に設けられたスルーホールを介
して下カバー5にも電気的に接続される。
【0037】このようなフレーム3は、さらに以下のよ
うな構成を備えている。まず、フレーム3には、格子4
8が形成される。格子48は、プリント回路基板6上の
電子部品7や配線パターン(アースランドを除く。)に
接触したり異常に接近したりしないように、その位置お
よび肉厚が選定されている。格子48によって規定され
る空間は、プリント回路基板6上の電子部品7を配置す
る空間であると同時に、これら電子部品7の特定のもの
に対して調整作業を行なうための空間として利用され
る。格子48は、また、フレーム3の軽量化を図りなが
らも所定の強度を与えるとともに、上カバー4が内方へ
窪むことを阻止するための当接面をも与える。
【0038】格子48の一部は、シールド隔壁49とし
ても機能する。このシールド隔壁49は、金属からなる
インサート部材46によって、そのシールド機能が与え
られる。シールド隔壁49は、プリント回路基板6上で
構成されるチューナ回路部9、チャンネル制御回路部1
0および復調回路部11がそれぞれ配置される図1に示
した第1の領域40、第2の領域41および第3の領域
43を区画するように延びている。シールド隔壁49内
に位置するインサート部材46は、前述したように露出
しており、プリント回路基板6上のアースランドに電気
的に接触するようにされている。これによって、チュー
ナ回路部9、チャンネル制御回路部10および復調回路
部11が、互いに他のものに対してシールドされる。
【0039】フレーム3には、また、プリント回路基板
6をねじ止めするための複数のねじ穴50a〜50eが
設けられる。これらねじ穴50a〜50eの数および位
置は、必要に応じて、任意に変更することができる。こ
れらねじ穴50a〜50eにおいては、そこに螺合され
るねじが、インサート部材46および樹脂部47の双方
に噛み合うようにされるのが好ましい。これによって、
強固なねじ止めを実現することができる。また、ねじ穴
50a〜50eの各々におけるインサート部材46の部
分は、バーリング穴とすることが好ましい。これらねじ
穴50a〜50eのすべてまたは一部に螺合されるねじ
は、プリント回路基板6だけでなく、下カバー5をフレ
ーム3に固定するために用いられてもよい。なお、下カ
バー5は、上述したねじ止めによるのではなく、接着、
粘着等の方法によってフレーム3に固定されてもよい。
また、下カバー5は、フレーム3と一体に形成されて
も、プリント回路基板6の一部をもって与えられてもよ
い。
【0040】また、インサート部材46と樹脂部47と
の間でリベット止めと同様の効果を与え、界面剥離を防
止するため、たとえば図14に示されているように、イ
ンサート部材46と樹脂部47とが層状に重なっている
箇所において、インサート部材46に凹部51が設けら
れる。また、同様の目的で、図14に示されているよう
に、樹脂部47がインサート部材46をサンドイッチし
ている箇所において、インサート部材46には、貫通孔
52が設けられる。
【0041】また、インサート部材46には、たとえば
図13に示されているように、ビード53が設けられ、
補強が図られている。
【0042】また、図12に示すように、樹脂部47に
は、傾斜面54が形成されている。傾斜面54は、樹脂
部47の成形において、インサート部材46が金型に案
内されることを容易にするため、金型に傾斜面を設けた
結果もたらされたものである。
【0043】また、図12に示されているように、樹脂
部47から露出したインサート部材46の端面には、複
数の微小突起55が設けられる。これら微小突起55
は、プリント回路基板6のアースランドを与える銅また
は半田等に食い込ませることにより、プリント回路基板
6とインサート部材46とのアース接続の確実性を高め
るためのものである。
【0044】また、図14等に示された突起56は、プ
リント回路基板6に当接し、プリント回路基板6とフレ
ーム3の格子48との間の空間の寸法を一定に保つこと
によって、外力が加わっても、プリント回路基板6が窪
まないようにする。このような突起56の数および位置
は、必要に応じて、任意に変更することができる。
【0045】また、フレーム3には、前述した上カバー
4の複数の爪43および43aを係合させる複数の嵌合
部57および57aが形成される。これらのうち、嵌合
部57は、高い強度を得るため、図10および図11に
示されているように、金属からなるインサート部材46
によって与えられる。また、フレーム3には、上カバー
4をフレーム3の厚みの範囲内に収めるための凹部58
が形成される。さらに、フレーム3の一方端縁部には、
上カバー4の取付片44を受け入れる凹部59が設けら
れる。この凹部59には、取付片44に設けられた穴4
5と位置合わせされて、ねじ穴(図示せず)が設けられ
る。
【0046】また、フレーム3に備える樹脂部47は、
フレーム3の美観を向上し、絶縁性を与え、軽量化を図
ることを主たる機能としているが、上述した美観の向上
に関して、樹脂部47は、そのデザインを比較的自在に
変更することができる。したがって、樹脂部47に対し
て、着色を施したり、表面模様を施したりするのもよ
い。
【0047】なお、図示の実施例では、インサート部材
46は、フレーム3のほぼ全域にわたって埋め込まれた
が、このようなインサート部材のフレームに埋め込まれ
る領域は、フレームのほぼ全域でなくてもよく、必要と
する強度、シールド性、重量等を勘案して決定されれば
よい。インサート部材46の厚みについても、同様に、
強度、シールド性、重量等を勘案して決定される。
【0048】フレーム3に対して上カバー4を取付ける
ための操作が、図15に示されている。まず、図15
(a)に示すように、爪43が対応の嵌合部57のほぼ
真上に位置するように上カバー4がフレーム3に対して
位置合わせされる。次いで、図15(b)に示すよう
に、爪43の各々が、対応の嵌合部57内に受入れられ
るように、上カバー4が形成する面に直交する方向に爪
43が嵌合部57内に挿入される。次いで、図15
(c)に示すように、上カバー4がフレーム3に対して
矢印60方向に移動される。これによって、爪43は、
上カバー4が形成する面に平行な方向へ移動し、嵌合部
57への係合が完了する。なお、図15には図示しない
が、爪43aの嵌合部57aへの係合も同時に達成され
る。
【0049】上述したような操作における図15(b)
に示した段階から図15(c)に示した段階に至る間
は、上カバー4の終端部は、図15(b)に示されるよ
うに、凹部58の端部壁に乗り上げ、緩やかに撓められ
た状態となっている。しかしながら、図15(c)に示
すように、爪43の嵌合部57への係合が完了した時点
では、上カバー4が有する弾性により、その終端部も凹
部58内に収まる。したがって、上カバー4は、フレー
ム3に対して、前後、左右、および上下の各方向への動
きが規制され、安定した取付状態を実現することができ
る。
【0050】また、図15(c)の状態とされたとき、
上カバー4の後方端に形成された取付片44が、凹部5
9(図7)に受け入れられる。この状態で、取付片44
の穴45を通して、ねじ(図示せず)をフレーム3に螺
合させることにより、上カバー4がフレーム3にさらに
確実に固定される。
【0051】このようにして得られたカード型電子チュ
ーナ1において、フレーム3のインサート部材46は、
樹脂部47からの露出部分でプリント回路基板6上のア
ースランドおよび上カバー4に電気的に接触し、かつ、
プリント回路基板6のスルーホールを介して、インサー
ト部材46と下カバー5とが電気的に接続されるので、
チューナとして必要なシールド性および高周波アース通
電性を満足させることができる。
【0052】上述した実施例では、図示されなかった
が、受信アンテナが、このようなカード型電子チューナ
1に外付けまたは内蔵により設けられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるカード型電子チュー
ナ1の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う拡大断面図である。
【図3】図2に示したプリント回路基板6上に構成され
る電気回路を示すブロック図である。
【図4】上カバー4を単独で示す平面図である。
【図5】上カバー4の一部を図4の上方から示した図で
ある。
【図6】上カバー4を図4の右方から示した図である。
【図7】フレーム3を単独で示す上面図である。
【図8】フレーム3を単独で示す下面図である。
【図9】フレーム3に埋め込まれるインサート部材46
を単独で示す下面図である。
【図10】図7に対応する図であって、インサート部材
46の露出状態を示す図である。
【図11】図8に対応する図であって、インサート部材
46の露出状態を示す図である。
【図12】図8の線XII−XIIに沿う断面図であ
る。
【図13】図8の線XIII−XIIIに沿う断面図で
ある。
【図14】図8の線XIV−XIVに沿う断面図であ
る。
【図15】上カバー4をフレーム3に取付けるための手
順を示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
1 カード型電子チューナ 2 ケース 3 フレーム 4 上カバー 6 プリント回路基板 7 電子部品 8 コネクタ 9 チューナ回路部 10 チャンネル制御回路部 11 復調回路部 12 VHF回路部 13 UHF回路部 46 インサート部材 47 樹脂部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード型のケースと、 前記ケース内に収納される、チューナ回路部、チャンネ
    ル制御回路部および復調回路部を構成する回路基板と、 前記回路基板に電気的に接続され、かつ前記ケースの1
    つの辺に沿って配置されるコネクタとを備え、 前記ケースは、前記回路基板を位置決めするフレーム、
    および前記回路基板の上面を覆うように前記フレームに
    取付けられる導電性の上カバーを備え、 前記フレームは、金属からなるインサート部材と前記イ
    ンサート部材をインサートしてモールドされた樹脂部と
    からなり、前記インサート部材は、前記回路基板上のア
    ースランドおよび上カバーにそれぞれ電気的に接触する
    ように、前記樹脂部から一部露出している、 カード型電子チューナ。
JP4333492A 1992-02-28 1992-02-28 カード型電子チューナ Withdrawn JPH05244022A (ja)

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JP4333492A JPH05244022A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 カード型電子チューナ

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JP4333492A JPH05244022A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 カード型電子チューナ

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JP2013115231A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Kojima Press Industry Co Ltd 電磁波シールドカバー
CN103986481A (zh) * 2014-04-08 2014-08-13 上海工程技术大学 Usb无线信号接收器和usb接口

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