JPH052439Y2 - - Google Patents

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JPH052439Y2
JPH052439Y2 JP1988098950U JP9895088U JPH052439Y2 JP H052439 Y2 JPH052439 Y2 JP H052439Y2 JP 1988098950 U JP1988098950 U JP 1988098950U JP 9895088 U JP9895088 U JP 9895088U JP H052439 Y2 JPH052439 Y2 JP H052439Y2
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cut
tape
adhesive tape
cut line
cut end
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、段ボール箱の封緘用接着テープを
剥す際に便利なテープ封緘構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の段ボール箱は、第4図及び第5図に示す
ように、対向する側壁21と対向する端壁22と
によつて角筒形胴部を形成し、側壁21の上縁に
連設した蓋フラツプ23を折込み突合せその上
に、接着テープ24を貼着して封緘がなされてい
る。また底面も同じように、対の底フラツプを折
込み接着テープで接合されている。
この接着テープ24は、両端切断端を蓋フラツ
プより多少長目に突出させ、これを屈曲し端壁2
2に貼着してある。
ところで、こうして封緘された段ボール箱を開
封する際に接着テープを剥しやすくするため、第
5図に示すように、接着テープ24の端を内側に
折返して粘着層をなくし遊離状態のつまみ部25
を設けることが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この接着テープの端につまみ部を設
けることは、梱包作業中に一々行わなければなら
ずかなり手間がかかる問題点があつた。
この考案は、このような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、封緘の
能率がよく容易に封緘ができると共に、接着テー
プの端部をつかみやすく、容易に接着テープを剥
すことができる段ボール箱のテープ封緘構造を提
供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案における
段ボール箱のテープ封緘構造は、貼着するテープ
の切断端が位置する段ボール箱の壁面に、少なく
ともその表層ライナを貫通し且つ屈曲した所要形
状の切目線を設け、前記テープ切断端をこの切目
線の上に貼着すると共に切目線の屈曲部をテープ
切断端から突出させ、前記切目線の屈曲部の接着
テープ切断端と面しない部分の外周辺中芯を押潰
したものである。
〔作用〕
このように構成された段ボール箱のテープ封緘
構造においては、開封に際して接着テープの切断
端から突出している切目線の屈曲部に指先を掛
け、接着テープ側に引張るとそこに段ボール箱の
壁面から遊離する舌片が形成される(第3図参
照)。
この舌片を引張り上げると段ボール箱の表層が
剥れるのに伴つて接着テープの端が遊離してテー
プの端部をつかむことができ、容易に接着テープ
を剥がすことができる。また切目線の屈曲部の接
着テープ切断端と面しない部分の外周辺中芯を押
潰してあるので、舌片が形成しやすい。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、この考案の実施例を示し、
対向する広幅の側壁1と対向する狭幅の端壁2と
により角筒形胴部が形成され、各側壁1の上縁に
折込時突合う蓋フラツプ3が、また各端壁2の上
縁に蓋フラツプ3の下方へ折込み重合する折込片
(図示省略)がそれぞれ連設され、底面にも天面
と同じように、対向する底フラツプ及び対向する
折込片が連設されて直方体状段ボール箱が形成さ
れている。
端壁2の中央上端部の貼着する封緘用接着テー
プ4の切断端に対応する位置に、中央部を屈曲部
として略U字形切目線5が段ボール素材の表層ラ
イナ6(第2図及び第3図参照)に設けられてい
る。
前記端壁2の中央上端部に設けたU字形切目線
5で上下に分割された下部に、表層から押圧して
中芯7を押潰し、表面に凹所10が設けられ、切
目線5に手掛用段差11が形成されている。
なお、切目線5を入れる際、表層ライナ6に接
合してある中芯及び裏面ライナに切り目が達して
もよいが、裏面側に達するとほこりの進入、箱体
強度の劣化等の問題を含むこととなる。
この段ボール箱は、品物を入れて封緘する場
合、接着テープの切断端がU字形切目線5の略中
央部即ち屈曲部の上方になるように長さを設定し
切断貼着する。
次にこれを開封する場合は、接着テープ4の切
断端から出ている切目線5の屈曲部下側の手掛用
段差11に指先を掛けて、第3図に示すように、
切目線で囲まれている部分の表層をつまんで引張
り上げて中芯7から剥してここに舌片8を形成
し、この舌片8を更に引張ることにより接着テー
プの切断端を容易に剥すことができる。
〔考案の効果〕
この考案は、上述の通り構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
請求項1の段ボール箱のテープ封緘構造におい
ては、剥すべき接着テープの切断端に舌片形成用
切目線があり、切目線を手掛りに舌片を形成し、
段ボールの表層が容易に剥され、これにより表層
に貼着された接着テープの切断端を容易に剥すこ
とができる。
また、切目線に段差があるので、表層の剥離操
作が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す斜視図、第
2図及び第3図は同上の要部斜視図及び要部拡大
縦断面図、第4図及び第5図は従来例を示す斜視
図及び要部正面図である。 2,22……端壁、4,24……接着テープ、
5……切目線、6……表層ライナ、7……中芯、
8……舌片、10……凹所、11……段差。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 段ボール箱の蓋フラツプを含む壁面に接着テー
    プを貼着して封緘を行う段ボール箱のテープ封緘
    構造において、貼着する接着テープの切断端が位
    置する段ボール箱の壁面に、少なくともその表層
    ライナを貫通し且つ屈曲した所要形状の切目線を
    設け、前記テープ切断端をこの切目線の上に貼着
    すると共に切目線の屈曲部をテープ切断端から突
    出させ、前記切目線の屈曲部の接着テープ切断端
    と面しない部分の外周辺中芯を押潰したことを特
    徴とする段ボール箱のテープ封緘構造。
JP1988098950U 1988-07-26 1988-07-26 Expired - Lifetime JPH052439Y2 (ja)

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JP1988098950U JPH052439Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26

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JP1988098950U JPH052439Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26

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JPH0219727U JPH0219727U (ja) 1990-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6045391B2 (ja) * 2013-02-22 2016-12-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 段ボール箱の開封構造及び段ボール箱

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5739310U (ja) * 1980-08-18 1982-03-03

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