JPH052435U - 温度補償型水晶発振器 - Google Patents

温度補償型水晶発振器

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JPH052435U
JPH052435U JP5578491U JP5578491U JPH052435U JP H052435 U JPH052435 U JP H052435U JP 5578491 U JP5578491 U JP 5578491U JP 5578491 U JP5578491 U JP 5578491U JP H052435 U JPH052435 U JP H052435U
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JP
Japan
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switch
inverter
crystal oscillator
switched capacitor
temperature
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Pending
Application number
JP5578491U
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English (en)
Inventor
保宏 桜井
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH052435U publication Critical patent/JPH052435U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 開信号13に接続する第1のスイッチ15
と、温度信号12に接続する第2のスイッチ17と、こ
の第1のスイッチ15と第2のスイッチ17とに接続す
るスイッチトキャパシタ回路11と、第1のスイッチ1
5と第2のスイッチ17との制御を行う第1のインバー
タ19と第2のインバータ21と、この第1のインバー
タ19の制御を行う時間計測回路29とを備え、水晶発
振器の電源投入時から一定時間の間、スイッチトキャパ
シタ回路11内のスイッチの全部あるいは一部を開状態
とし、その後スイッチトキャパシタ回路11のスイッチ
の制御を温度信号12に切り替える。 【効果】 電源投入時の発振インバータに加わる負荷が
軽いので、発振インバータを小さくすることができ、ス
イッチトキャパシタ回路を用いた温度補償型水晶発振器
の消費電流を減少させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスイッチトキャパシタ回路を用いる温度補償型水晶発振器の構成に関 する。
【0002】
【従来の技術】
近年自動車電話や携帯電話などの移動体通信と呼ばれる分野の発展はめざまし い。それにともないこれらの通信機器に対する小型化、軽量化の要求は益々強く なってきている。移動体通信機器の小型化、軽量化を達成するためには、抵抗や トランジスタなどの個別部品をできる限り集積回路化することによって部品点数 を削減することが有効である。
【0003】 移動体通信機器の主要部品である温度補償型水晶発振器に対しても小型化の要 求が強まっており、その集積回路化を進める一つの手段としてスイッチトキャパ シタ回路を用いることが、たとえば下記の文献にて報告されている。
【0004】 電子通信学会技術研究報告 US82ー6 p.41〜48 「ディジタル制 御形TCXOの一構成法」 宇野 武彦 1982年
【0005】 以下図面を用いて従来のスイッチトキャパシタ回路を用いた温度補償型水晶発 振器の構成を説明する。図2は従来のスイッチトキャパシタ回路を用いた温度補 償型水晶発振器を示す回路図であり、温度信号12は回路ブロックとして表して いる。
【0006】 図2に示すように、水晶振動子1と発振インバータ3と帰還抵抗5とを並列に 接続し、それらの接続点と電源との間にコンデンサ7、9と、容量とスイッチと を複数列設けたスイッチトキャパシタ回路11とをそれぞれ接続している。スイ ッチトキャパシタ回路11を構成する各スイッチは、温度信号12によって開閉 動作が制御され、スイッチトキャパシタ回路11を構成する各スイッチの開閉動 作によって全体の容量値を変化させて、水晶発振器における発振周波数の温度補 償がなされている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図2を用いて説明した従来のスイッチトキャパシタ回路11を 用いた温度補償型水晶発振器おいては、いかなる温度においても電源投入時に発 振の起動が確実に行われるようにするため、発振インバータ3を大きくせざるを 得ない。その結果、水晶発振器の消費電流が多くなるという問題がある。
【0008】 本考案の目的は上記課題点を解決し、スイッチトキャパシタ回路を用いて集積 回路化した温度補償型水晶発振器の消費電流を減少させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案における温度補償型水晶発振器は、下記記載の 構成とする。
【0010】 開信号に接続する第1のスイッチと、温度信号に接続する第2のスイッチと、 これら第1のスイッチと第2のスイッチとに接続するスイッチトキャパシタ回路 と、第1のスイッチと第2のスイッチとの制御を行う第1のインバータと第2の インバータと、この第1のインバータの制御を行う時間計測回路とを備え、水晶 発振器の電源投入時から一定時間のあいだ、開信号によりスイッチトキャパシタ 回路を構成するスイッチの全部あるいは一部を開状態とし、その後、このスイッ チトキャパシタ回路内のスイッチの制御を温度信号に切り替えることを特徴とし ている。
【0011】
【作用】
本考案においては、水晶発振器の電源投入時にスイッチトキャパシタ回路を構 成するスイッチの全部あるいは一部を開状態とすることにより、発振インバータ に加わる負荷を減らして、発振の起動を容易にしている。このため発振インバー タを小さくすることが可能となり、集積回路化した温度補償型水晶発振器の消費 電流を減少させることができる。
【0012】
【実施例】
以下図面を用いて本考案の一実施例を詳述する。図1は本考案の温度補償型水 晶発振器を抵抗とコンデンサとの時定数を利用した時間計測回路によって実現し た一実施例であり、図2と同一要素には同一番号を付し説明を省略する。ただし 図1において、開信号13、および温度信号12は回路ブロックとして表してい る。
【0013】 図1に示すように、スイッチトキャパシタ回路11を構成するスイッチに接続 する第1のスイッチ15と、第2のスイッチ17とを設ける。さらに、この第1 のスイッチ15は開信号13に接続し、第2のスイッチ17は温度信号12に接 続する。この第1のスイッチ15と第2のスイッチ17とにより、スイッチトキ ャパシタ回路11を構成するスイッチの開閉動作の制御を行う。
【0014】 第1のスイッチ15と第2のスイッチ17とには、第1のインバータ19と、 第2のインバータ21とを接続し、この第1のインバータ19と第2のインバー タ21とにより、第1のスイッチ15と第2のスイッチ17との制御を行う。さ らに、第1のインバータ19と第2のインバータ21とは、第1のスイッチ15 と第2のスイッチ17とのいずれか一方が閉状態のとき、他方は開状態となるよ う接続している。第2のインバータ21の動作の制御は、第1のインバータ19 が行い、第1のインバータ19の動作の制御は、抵抗23とコンデンサ25とで 構成する時間計測回路29が行う。
【0015】 次に図1に示す本考案の温度補償型水晶発振器の動作を説明する。以下の説明 においては、高い方の電源の電位をレベルハイ、低い方の電源の電位をレベルロ ーと呼ぶことにする。
【0016】 抵抗23とコンデンサ25との接続点27の電位は、電源投入時はコンデンサ 25のインピーダンスが抵抗23のインピーダンスよりも低いためにレベルハイ となる。しかしその後、抵抗23とコンデンサ25との接続点27の電位は、抵 抗23とコンデンサ25の大きさの積の時定数でもってしだいにレベルローに移 る。
【0017】 この接続点27が第1のインバータ19の入力であるから、第1のインバータ 19の出力は、電源投入時はレベルローであり、一定時間後にはレベルハイに移 る。一方第2のインバータ21は、第1のインバータ19と逆の動作をするから 、第2のインバータ21の出力は、電源投入時はレベルハイであり、一定時間後 にはレベルローに移る。
【0018】 第1のスイッチ15、第2のスイッチ17と、第1のインバータ19、第2の インバータ21との接続は、下記のように行う。 第1のインバータ19の出力がレベルローのとき第1のスイッチ15が閉、第 1のインバータ19の出力がレベルハイのとき第1のスイッチ15が開となるよ うに接続する。さらに第2のインバータ21の出力がレベルローのとき第2のス イッチ17が閉、第2のインバータ21の出力がレベルハイのとき第2のスイッ チ17が開となるように接続しておく。
【0019】 すると前述のように、電源投入時においては、第1のインバータ19の出力が レベルロー、第2のインバータ21の出力がレベルハイであるから、水晶発振器 の電源投入時は第1のスイッチ15は閉、第2のスイッチ17は開となる。水晶 発振器の電源投入時から一定時間後、これら第1のインバータ19と第2のイン バータ21との出力が反転すると、電源投入時とは逆に、第1のスイッチ15は 開、第2のスイッチ17は閉となる。
【0020】 第1のスイッチ15は、スイッチトキャパシタ回路11を構成するスイッチの 開信号13に、また第2のスイッチ17は、温度信号12にそれぞれ接続してい る。したがって、水晶発振器の電源投入後ある一定時間までは、スイッチトキャ パシタ回路11は開信号13で制御され、一定時間後からは温度信号12で制御 される。
【0021】 図2に示す従来例においては、スイッチトキャパシタ回路11を構成するスイ ッチが全部閉状態になるような温度で、水晶発振器の電源が投入される可能性が あるため、最大負荷でも発振が起動するように発振インバータ3を大きくせざる を得なかった。しかし図1に示す本考案の温度補償型水晶発振器においては、い かなる温度で電源が投入されても、スイッチトキャパシタ回路11のスイッチは 開状態で立ち上がるから、最も負荷が軽い状態で発振が起動するため、発振イン バータ3は小さくて良い。したがって、温度補償型水晶発振器の消費電流を減ら すことができるのである。
【0022】 また図1の実施例においては、スイッチトキャパシタ回路11のスイッチの全 部を電源投入時から一定時間のあいだ開状態としたが、水晶発振器の発振起動性 に影響しない範囲であれば、数ビット程度開状態にしないスイッチトキャパシタ 回路11のスイッチが残ったとしても、本考案の目的は達せられる。すなわちス イッチトキャパシタ回路11を構成するスイッチのうち、その一部を水晶発振器 の電源投入時に開状態とすればよい。
【0023】 上述の説明において、一定時間とは、水晶発振器の電源が投入されてから発振 が安定するまでの時間よりも多少長い時間のことである。この一定時間は、水晶 振動子の基本周波数によってその時間は異なる。たとえば移動体通信用の水晶発 振器であれば、普通は12.8MHzなどのいわゆる10メガ帯の水晶振動子が 用いられ、これは10msec以内で発振がほぼ安定するから、一定時間とは数 10msec程度の時間である。
【0024】 図1の実施例においては、時間計測回路29を抵抗23とコンデンサ25との 大きさの積、いわゆるCRの時定数で作ったが、所望の時間が得られるものであ ればどのような手段でもよい。たとえば水晶発振器の出力を分周回路に導いて時 間を計測し、この分周回路の出力をラッチ回路に入力すれば、電源投入後最初に 分周回路がカウントアップした時点でのみ電位が変化する信号を作ることができ る。
【0025】
【考案の効果】
以上の説明のように、本考案の温度補償型水晶発振器においては、スイッチト キャパシタ回路を構成する各スイッチを電源投入時から一定時間のあいだ開状態 とする回路を設けることにより、水晶発振器の発振インバータを小さくすること ができる。これによりスイッチトキャパシタ回路を用いた温度補償型水晶発振器 の消費電流を減少させることが可能となり、その効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における温度補償型水晶発振
器を示す回路図である。
【図2】従来例における温度補償型水晶発振器を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子 3 発振インバータ 11 スイッチトキャパシタ回路 12 温度信号 13 開信号 15 第1のスイッチ 17 第2のスイッチ 19 第1のインバータ 21 第2のインバータ 29 時間計測回路

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 開信号に接続する第1のスイッチと、温
    度信号に接続する第2のスイッチと、該第1のスイッチ
    と第2のスイッチとに接続するスイッチトキャパシタ回
    路と、前記第1のスイッチと第2のスイッチとの制御を
    行う第1のインバータと第2のインバータと、該第1の
    インバータの制御を行う時間計測回路とを備え、水晶発
    振器の電源投入時から一定時間の間、前記スイッチトキ
    ャパシタ回路内のスイッチの全部あるいは一部を開状態
    とし、その後前記スイッチトキャパシタ回路内のスイッ
    チの制御を温度信号に切り替えることを特徴とする温度
    補償型水晶発振器。
JP5578491U 1991-06-21 1991-06-21 温度補償型水晶発振器 Pending JPH052435U (ja)

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ID=13008529

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004079895A1 (ja) * 2003-03-06 2004-09-16 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. 水晶発振回路

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247669A (en) * 1975-10-14 1977-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Crystal oscillation circuit
JPH025605A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Citizen Watch Co Ltd 温度補償型発振器
JPH0276304A (ja) * 1988-09-13 1990-03-15 New Japan Radio Co Ltd 水晶発振回路

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