JPH05243182A - スパッタ装置 - Google Patents

スパッタ装置

Info

Publication number
JPH05243182A
JPH05243182A JP4541092A JP4541092A JPH05243182A JP H05243182 A JPH05243182 A JP H05243182A JP 4541092 A JP4541092 A JP 4541092A JP 4541092 A JP4541092 A JP 4541092A JP H05243182 A JPH05243182 A JP H05243182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
film
sputtering apparatus
particles
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4541092A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Iwama
竜治 岩間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4541092A priority Critical patent/JPH05243182A/ja
Publication of JPH05243182A publication Critical patent/JPH05243182A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパッタ装置のシャッタの構造の改良に関
し、シャッタの厚みを増すことなく、簡単且つ容易にシ
ャッタの変形と成膜用金属のパーティクルの発生とを防
止することが可能となるスパッタ装置の提供を目的とす
る。 【構成】 真空チャンバ1内のウエーハステージ2に載
置した被処理基板12の表面に、ターゲット3から飛来し
た成膜用粒子を付着させて被膜を形成させ、この成膜用
粒子防着用のシャッタ7をこのターゲット3とこの被処
理基板12の間に備えるスパッタ装置において、このシャ
ッタ7のこのターゲット3と対向する面に、線からなる
カバー7aを具備するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタ装置のシャッ
タの構造の改良に関するものである。近年の半導体装置
の配線材料としてはアルミニウム合金或いはチタン,タ
ングステン等の金属が用いられており、半導体基板の表
面にこれらの金属からなる配線層を形成するのにはスパ
ッタ装置が用いられているが、今後の半導体装置の高集
積化に伴う微細化に対して、スパッタ装置の真空チャン
バの側壁やシャッタの表面から発生する成膜用金属のパ
ーティクルを極力減少させなければならない。
【0002】また、シャッタが変形すると、スパッタ装
置の信頼性の高い稼働を行うことができなくなるので、
シャッタの変形を防止することが必要である。以上のよ
うな状況から、シャッタの変形と、成膜用金属のパーテ
ィクルの発生とを防止することが可能なスパッタ装置が
要望されている。
【0003】
【従来の技術】従来のスパッタ装置について図4により
詳細に説明する。図4は従来のスパッタ装置を示す図で
ある。
【0004】従来のスパッタ装置は図4に示すように、
排気口61a を備えた真空チャンバ61の上部のバッキング
プレート64に固着されている成膜用粒子の供給源、ター
ゲット63の周囲に配設したガス供給管66のガス噴出口66
a から反応ガスを噴出し、真空チャンバ61内のウエーハ
ステージ62に載置した被処理基板12の表面に、ターゲッ
ト63から飛来した成膜用粒子を付着させて被膜を形成し
ており、成膜用粒子防着用のシャッタ67をターゲット63
とこの被処理基板12の間に備えている。
【0005】スパッタ装置の電源装置65は図示のように
アノードが真空チャンバ61に、カソードがバッキングプ
レート64に接続されている。ターゲット63から成膜用粒
子が安定した状態で放射される場合以外に、ターゲット
63から放射される成膜用粒子が被処理基板12に付着する
のを防止するため、ターゲット63と被処理基板12との間
には、ターゲット63から飛来する成膜用粒子防着用のチ
タンからなる板状のシャッタ67が回転機構部68を中心と
して回転可能に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のス
パッタ装置においては、シャッタが板状のチタンからな
るため、図5に示すようにシャッタ67のターゲットと対
向する面には成膜用金属の粒子が連続して堆積して堆積
物が形成され、シャッタ67が熱により変形してスパッタ
装置の信頼性の高い稼働を行わせることが困難になると
いう問題点があり、またチタンとシャッタに堆積したタ
ーゲットを形成する金属の熱膨張係数に差異があるた
め、このパーティクル付着時の温度と非稼働時の温度の
差により熱収縮した場合に、この堆積した粒子がシャッ
タの表面から剥離してパーティクルとなり、飛散して真
空チャンバ内で塵埃になって被処理基板に付着するとい
う問題点があった。
【0007】本発明は以上のような状況からシャッタの
厚みを増すことなく、簡単且つ容易にシャッタの変形と
成膜用金属のパーティクルの発生とを防止することが可
能となるスパッタ装置の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスパッタ装置
は、真空チャンバ内のウエーハステージに載置した被処
理基板の表面に、成膜用粒子の供給源から飛来した成膜
用粒子を付着させて被膜を形成させ、この成膜用粒子防
着用のシャッタをこの成膜用粒子の供給源とこの被処理
基板の間に備えるスパッタ装置において、このシャッタ
のこの成膜用粒子の供給源と対向する面に、線からなる
カバーを具備するか、或いは線からなるカバーをこのシ
ャッタとの間にスペーサを介して設けるか、或いはこの
シャッタの成膜用粒子の供給源と対向する面に、このシ
ャッタとの間に隙間を設けて張設され、連続しておりか
つ中間で接触しない高い抵抗値を有する抵抗体と、この
抵抗体の両端に電圧を印加する電源と、このシャッタの
温度を検知する温度センサー及び温度制御装置とを具備
するように構成する。
【0009】
【作用】即ち本発明においては、シャッタのこの成膜用
粒子の供給源と対向する面に線からなるカバーを具備す
るか、或いは線からなるカバーをこのシャッタとの間に
スペーサを介して設けるから、成膜用粒子の供給源から
飛来した成膜用粒子はシャッタの表面に付着する前に、
図1(b) 或いは図2(b) に示すこれらの線からなるカバ
ー7a或いは27a に非連続に付着するので、シャッタ7或
いは27に成膜用金属層が連続して形成されなくなり、シ
ャッタ7或いは27にストレスが生じなくなる。
【0010】また、連続した抵抗体に電圧を印加し、温
度制御を行ってシャッタの温度を一定に保っているか
ら、シャッタの温度を非稼働時においても稼働時と同じ
温度に保っておくことが可能となるので、温度低下によ
り生じる熱収縮がなくなり、シャッタに付着した成膜用
粒子が剥離してパーティクルとなり真空チャンバ内に飛
散するのを防止することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下図1〜図3により本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は本発明による第1の実施例の
スパッタ装置を示す図、図2は本発明による第2の実施
例のスパッタ装置を示す図、図3は本発明による第3の
実施例のスパッタ装置の主要部を示す図である。
【0012】図1(a)に示す第1の実施例のスパッタ装
置においては、全体の構成は図4(a)の従来のスパッタ
装置と同様であるが、この第1の実施例ではチタンから
なるシャッタ7のターゲット3と対向する面に、図1
(b) に示すようにチタンからなる直径2mmの線を格子状
にシャッタ7の表面に密着して形成したカバー7aを設け
ている。
【0013】このようにシャッタ7の表面にカバー7aを
設けているから、ターゲット3から飛来した成膜用粒子
はこのカバー7aに分断されて付着するのでシャッタ7及
びカバー7aの温度が低下した場合においても、従来のよ
うに堆積物が連続して形成される場合に比して熱収縮に
より発生する歪みが減少し、シャッタ7の変形を防止す
ることが可能となり、堆積物がパーティクルとなるのを
防止することが可能となる。
【0014】図2(a)に示す第2の実施例のスパッタ装
置においても、全体の構成は図4(a)の従来のスパッタ
装置と同様であるが、この第2の実施例ではチタンから
なるシャッタ27のターゲット23と対向する面に、図2
(b) に示すようにチタンからなる直径2mmの線をチタン
からなるスペーサ27b を介してシャッタ27との間に2mm
の隙間を設けて格子状に形成したカバー27a を設けてい
る。
【0015】このようにシャッタ27の表面にカバー27a
を設けているから、ターゲット23から飛来した成膜用粒
子はこのカバー27a にまず分断されて付着するので、シ
ャッタ27及びカバー27a の温度が低下した場合において
も、熱収縮により発生する歪みが第1の実施例よりも更
に減少し、シャッタ27の変形を防止することが可能とな
り、堆積物がパーティクルとなるのを防止することが可
能となる。
【0016】図3(a) に主要部の側面図を示す第3の実
施例のスパッタ装置においても、全体の構成は図4(a)
の従来のスパッタ装置と同様であるが、この第3の実施
例ではシャッタ47のターゲット43と対向する面に、図3
(b) に示すようにチタンからなるシャッタ47に植立した
アルミナからなる柱により張設した抵抗体47a 、例えば
タングステン線に電源9により電圧を印加して1〜5ア
ンペアの電流を流してタングステン線及びシャッタ47を
加熱し、シャッタ47に固定した温度センサー10によりシ
ャッタ47の温度を検知し、温度制御装置11を用いてこの
シャッタ47の温度を 250℃に制御している。この温度で
膜厚が約 900μm の窒化チタン(TiN)を堆積すると図
3(c) に示すようになる。
【0017】このようにシャッタ47の表面に抵抗体47a
を張設し、電圧を印加して加熱し、シャッタ47の温度を
制御して一定の温度に保持しておくと、ターゲット43か
ら飛来した成膜用粒子はシャッタ47に付着するが、スパ
ッタ装置を稼働していない場合においても、シャッタ47
の温度が低下しないので、熱収縮により歪みが発生する
ことがなくなり、シャッタ47の変形を防止することが可
能となる。
【0018】第3の実施例においてはタングステン線を
用いたが、線の替わりにタングステンリボンを用いるこ
とも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば極めて簡単なシャッタの構造の改良により、シ
ャッタに形成される堆積物によるシャッタの変形や堆積
物のパーティクルによる障害を防止することが可能とな
る利点があり、著しい経済的及び、信頼性向上の効果が
期待できるスパッタ装置の提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1の実施例のスパッタ装置を
示す図、
【図2】 本発明による第2の実施例のスパッタ装置を
示す図、
【図3】 本発明による第3の実施例のスパッタ装置の
主要部を示す図、
【図4】 従来のスパッタ装置を示す図、
【図5】 従来のスパッタ装置の問題点を示す図、
【符号の説明】
1,21は真空チャンバ、 1a,21aは排気口、 2,22,42はウエーハステージ、 3,23,43はターゲット 4,24はバッキングプレート、 5,25は電源装置、 6,26はガス供給管、 6a,26aはガス噴出口、 7,27,47はシャッタ、 7a,27aはカバー、 27bはスペーサ、 47aは抵抗体、 8,28,48は回転機構部、 9は電源、 10は温度センサー、 11は温度制御装置、 12は被処理基板、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバ(1) 内のウエーハステージ
    (2) に載置した被処理基板(12)の表面に、成膜用粒子の
    供給源(3) から飛来した成膜用粒子を付着させて被膜を
    形成させ、前記成膜用粒子防着用のシャッタ(7) を前記
    成膜用粒子の供給源(3) と前記被処理基板(12)の間に備
    えるスパッタ装置において、 前記シャッタ(7) の前記成膜用粒子の供給源(3) と対向
    する面に、線からなるカバー(7a)を具備することを特徴
    とするスパッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッタの前記成膜用粒子の供給源
    と対向する面に、線からなるカバーを、前記シャッタと
    の間にスペーサを介して設けたことを特徴とする請求項
    1記載のスパッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタの前記成膜用粒子の供給源
    と対向する面に、前記シャッタとの間に隙間を設けて張
    設され、連続しておりかつ中間で接触しない高い抵抗値
    を有する抵抗体と、 該抵抗体(47a) の両端に電圧を印加する電源(9) と、 を具備することを特徴とする請求項1または2記載のス
    パッタ装置。
JP4541092A 1992-03-03 1992-03-03 スパッタ装置 Withdrawn JPH05243182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4541092A JPH05243182A (ja) 1992-03-03 1992-03-03 スパッタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4541092A JPH05243182A (ja) 1992-03-03 1992-03-03 スパッタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05243182A true JPH05243182A (ja) 1993-09-21

Family

ID=12718490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4541092A Withdrawn JPH05243182A (ja) 1992-03-03 1992-03-03 スパッタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05243182A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046246A1 (en) * 2001-11-27 2003-06-05 Nec Corporation Device and method for vacuum film formation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046246A1 (en) * 2001-11-27 2003-06-05 Nec Corporation Device and method for vacuum film formation
US7462244B2 (en) 2001-11-27 2008-12-09 Nec Corporation Device and method for vacuum film formation

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4933063A (en) Sputtering device
KR101067104B1 (ko) 성막 장치, 전자 디바이스의 제조 방법
JP2671835B2 (ja) スパッタ装置とその装置を用いた半導体装置の製造方法
JPS63162854A (ja) 金属膜形成方法
KR20130099137A (ko) 유전체 성막 장치 및 유전체 성막 방법
JPH05243182A (ja) スパッタ装置
JP2894279B2 (ja) 金属薄膜形成方法
JP5636433B2 (ja) 誘電体薄膜の成膜方法
JP2967784B2 (ja) 堆積膜形成方法及びその装置
JPS63162861A (ja) 薄膜堆積装置
JPH04268065A (ja) スパッタ成膜装置
JPH08277461A (ja) スパッタリング装置および誘電体膜の成膜方法
JP2566101B2 (ja) スパッタ装置
JPH11100665A (ja) スパッタリング装置
JP5978072B2 (ja) 絶縁膜の形成方法
JP2681466B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2759983B2 (ja) 金属薄膜の付着方法
JP3529308B2 (ja) スパッタ装置及びスパッタ方法
JP5137332B2 (ja) 成膜装置の運転方法
JP4378017B2 (ja) 光ディスク用スパッタ装置
JP3369632B2 (ja) サーマルプリントヘッドとその製造方法
JP2869982B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3407518B2 (ja) マグネトロンスパッタリング用Tiターゲット
JP3824443B2 (ja) スパッタ装置
JP3134520B2 (ja) 成膜装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518