JPH0524290U - 平行開閉チヤツク - Google Patents

平行開閉チヤツク

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JPH0524290U
JPH0524290U JP8103091U JP8103091U JPH0524290U JP H0524290 U JPH0524290 U JP H0524290U JP 8103091 U JP8103091 U JP 8103091U JP 8103091 U JP8103091 U JP 8103091U JP H0524290 U JPH0524290 U JP H0524290U
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pair
rack
piston
piston rod
racks
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JP8103091U
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橋 康一郎 石
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストロークが大きくかつ寿命の長い平行開閉
チャックを提供する。 【構成】 ボディ1のラック孔2,2及びシリンダ孔
3,3に挿入したラック2a,2b及びピストンロッド
11a,11bの往復動を、軸受8,・・と12,・・
によって案内させ、ラック2aとピストンロッド11a
にフィンガ16aを、ラック2bとピストンロッド11
bにフィンガ16bをそれぞれ取付け、これらのピスト
ンロッドを、ラックとピニオン4の噛合により同期させ
て相互に反対方向に移動させる。また、各ピストンロッ
ドには、クリップ14,14によってピストン13をフ
ローティング状態で取付ける。 【効果】 ラックとピストンロッドを軸受により両端で
支持したので、フィンガのストロークを大きくしても、
これらのこじりがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、産業用ロボット等のアームに取付けて使用される平行開閉チャック に関するものであり、特に詳しくは、フィンガのストロークを大きくできる平行 開閉チャックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一対のフィンガを平行状態で開閉させる平行開閉チャックは、特に例示するま でもなく既に知られている。 しかしながら、公知の平行開閉チャックは、フィンガのストロークを大きく すると、フィンガの支持部分にこじりが生じて摩耗が大きくなるために、チャッ クの寿命が短いという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、フィンガのストロークを大きくしても寿命 が長い平行開閉チャックを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の平行開閉チャックは、ボディと、該ボディ の軸方向に略平行に貫設した一対のラック孔及びシリンダ孔と、上記ラック孔に 対向させて挿入した一対のラックと、これらのラックに噛合するピニオンと、上 記シリンダ孔を通る一対のピストンロッドと、これらのシリンダ孔の開口を閉鎖 するロッドカバーと、各ピストンロッドに取付けたピストンと、一対のラック孔 の軸方向両側及び各ロッドカバーに装着した上記一対のラック及びピストンロッ ドの往復動を案内する軸受と、一対のラック及びピストンロッドの一組並びにこ れらの他の組に個別に取付られた一対のフィンガとを備えていることを特徴とし ている。
【0005】 また、同様の課題を解決するため、ピストンを、ピストンロッドに嵌着させた クリップによってピストンロッドにフローティング状態に取付けたことを特徴と している。
【0006】
【作用】
ピストンで区画されたシリンダ孔に圧力流体を給排すると、一対のピストンロ ッドが、ラックとピニオンの噛合により同期して相互に反対方向に摺動するので 、一対のフィンガが、開放方向または閉鎖方向に移動する。 この場合、一対のラック及びピストンロッドは、ラック孔の両端及びロッドカ バーに装着された軸受で案内されて摺動するために、ピストンロッドを長くして フィンガのストロークを大きくしても、ラックやピストンロッドにこじりが作用 しないので、その摩耗が小さくて平行開閉チャックの寿命を長くすることができ る。
【0007】 また、ピストンが、クリップによってピストンロッドにフローティング状態で 取付けられているので、ピストンの摺動が滑らかで摩耗が小さく、これによって も平行開閉チャックの寿命を長くすることができる。
【0008】
【実施例】
図は本考案の実施例を示し、この平行開閉チャックのボディ1は、上方に一対 のラック孔2,2が、下方に一対のシリンダ孔3,3が、いずれもボディ1の軸 方向に略平行に貫設されている。上記ラック孔2,2に対向させて配設したラッ ク2a,2bはピニオン4に噛合し、該ピニオンの軸5は、ボディ1と該ボディ 1に取付けたピニオンカバー6とに形設した凹部7,7によって回転可能に支承 され、ラック2a,2bは、ラック孔2,2の軸方向両端に装着した軸受8,・ ・によって軸方向の摺動が案内される。
【0009】 上記シリンダ孔3,3は、両側の拡径部に嵌着させたロッドカバー10,・・ によって閉鎖され、これらのシリンダ孔3,3に挿入したピストンロッド11a ,11bは、上記ロッドカバー10,・・に装着した軸受12,・・によって軸 方向の摺動が案内される。また、これらのシリンダ孔内を摺動するピストン13 ,13(一個のみ図示)は、各ピストンロッドの溝に嵌着させた欠円状のクリッ プ14,14(図6参照)によって、ピストンロッドに軸方向の推力のみが伝達 されるように、フローティング状態で取付けられている。
【0010】 ワーク(図示省略)を把持するフィンガ16aと16bは、ボディ1の軸方向 両側に配設され、フィンガ16aは、対角位置にあるラック2aとピストンロッ ド11aの一端にナット17,17で取付けられるとともに、他のラック2bと ピストンロッド11bが遊挿する貫通孔18,18を備え、フィンガ16bは、 ラック2bとピストンロッド11bの一端にナット17,17で取付けられると ともに、ラック2aとピストンロッド11aが遊挿する貫通孔18,18を備え ている。また、フィンガ16bには、ボディ1に取付けたストッパ19(図5参 照)に当接して、フィンガ16a,16bのストロークを調節するアジャストボ ルト20が螺着されている。 図中の符号22,・・はロッドカバー10に設けたダンパ、23,・・はピス トンで区画されたシリンダ孔3,3の一方または双方に圧力流体を給排するポー トである。
【0011】 上記実施例は、ポート23,・・から、ピストン13で区画されたシリンダ孔 3の一方または双方に圧力流体を給排すると、ラック2a,2bとピニオン4と の噛合により、ピストンロッド11aと11bが同期して相互に反対方向に移動 するので、フィンガ16aと16bが開放方向または閉鎖方向に移動する。 この場合、ラック2a,2bが軸受8,・・によって、ピストンロッド11a ,11bが軸受12,・・によって移動が案内されるために、これらの軸方向長 さを長くしてフィンガ16a,16bのストロークを大きくしてもこじりが作用 しないので、平行開閉チャックの寿命を長くすることができる。また、ピストン 13,13を、ピストンロッド11a,11bにフローティング状態に取付けた ことにより、ピストン13,13の摺動が滑らかで摩耗が小さく、これによって も平行開閉チャックの寿命を長くすることができる。
【0012】 さらに、フィンガ16aと16bを、それぞれ対角位置にあるラック及びピス トンロッド2a,11aと2b,11bとに取付けたために、フィンガ16a, 16bに作用する駆動力が一側に偏よらないので、フィンガ16aと16bは平 行状態を保って移動する。
【0013】
【考案の効果】
本考案の平行開閉チャックは、一対のフィンガを同期させて駆動する一対のピ ストンロッド及びラックの往復動を、ラック孔の両側及びシリンダ孔を閉鎖する 2個のロッドカバーに装着した軸受で案内ですることによって、ピストンロッド 等にこじりが作用しないので、フィンガのストロークを大きくしてもチャックの 寿命を長くすることができる。 また、ピストンを、ピストンロッドにフローティング状態に取付けたので、ピ ストンの摺動が滑らかで摩耗が小さく、これによってもチャックの寿命を長くす ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図である。
【図2】要部の横断面図である。
【図3】ピストン等を省略した縦断側面図である。
【図4】側面図である。
【図5】平面図である。
【図6】クリップの斜視図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 ラック孔 2a,2b ラック 3 シリンダ孔 4 ピニオン 8,12 軸受 10 ロッドカバー 11a,11b ピストンロッド 13 ピストン 14 クリップ 16a,16b フィンガ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、該ボディの軸方向に略平行に
    貫設した一対のラック孔及びシリンダ孔と、上記ラック
    孔に対向させて挿入した一対のラックと、これらのラッ
    クに噛合するピニオンと、上記シリンダ孔を通る一対の
    ピストンロッドと、これらのシリンダ孔の開口を閉鎖す
    るロッドカバーと、各ピストンロッドに取付けたピスト
    ンと、一対のラック孔の軸方向両側及び各ロッドカバー
    に装着した上記一対のラック及びピストンロッドの往復
    動を案内する軸受と、一対のラック及びピストンロッド
    の一組並びにこれらの他の組に個別に取付られた一対の
    フィンガとを備えている、 ことを特徴とする平行開閉チャック。
  2. 【請求項2】 ピストンを、ピストンロッドに嵌着させ
    たクリップによってピストンロッドにフローティング状
    態に取付けた、 ことを特徴とする請求項1に記載した平行開閉チャッ
    ク。
JP1991081030U 1991-09-10 1991-09-10 平行開閉チャック Expired - Lifetime JP2607324Y2 (ja)

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JP2015147257A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 Smc株式会社 開閉チャック

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