JPH05242830A - 陰極線管装置 - Google Patents
陰極線管装置Info
- Publication number
- JPH05242830A JPH05242830A JP4371092A JP4371092A JPH05242830A JP H05242830 A JPH05242830 A JP H05242830A JP 4371092 A JP4371092 A JP 4371092A JP 4371092 A JP4371092 A JP 4371092A JP H05242830 A JPH05242830 A JP H05242830A
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- JP
- Japan
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- neck
- electric field
- deflection yoke
- cone
- funnel
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向ヨークからフェースパネル部を透過して
前方へ放射される交番電界を低減できる陰極線管装置を
得る。 【構成】 ネック部１ａからコーン部１ｂにかけて導電
膜６と導通し電界シールド面を構成する導電手段８を形
成する。導電手段８上に、偏向ヨークと電気的絶縁を行
うための絶縁手段９を形成する。導電手段８をアースす
ることにより、導電手段８は０ボルトの等電位面とな
る。偏向ヨークの前面領域に電界シールド面が形成さ
れ、ファンネル部１及びフェースパネル部２を透過して
フェースパネル部２前面に放射される交番電界が低減さ
れる。導電手段８上に形成された絶縁手段９により偏向
ヨークのコイル部と導電手段８とが電気的に絶縁され、
放電等が生じることはない。導電手段８がネックシール
ラインに至らないため、電界集中が生じにくい。
前方へ放射される交番電界を低減できる陰極線管装置を
得る。 【構成】 ネック部１ａからコーン部１ｂにかけて導電
膜６と導通し電界シールド面を構成する導電手段８を形
成する。導電手段８上に、偏向ヨークと電気的絶縁を行
うための絶縁手段９を形成する。導電手段８をアースす
ることにより、導電手段８は０ボルトの等電位面とな
る。偏向ヨークの前面領域に電界シールド面が形成さ
れ、ファンネル部１及びフェースパネル部２を透過して
フェースパネル部２前面に放射される交番電界が低減さ
れる。導電手段８上に形成された絶縁手段９により偏向
ヨークのコイル部と導電手段８とが電気的に絶縁され、
放電等が生じることはない。導電手段８がネックシール
ラインに至らないため、電界集中が生じにくい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、陰極線管装置に関
し、特にその偏向ヨークから放射される交番電界の低減
を図った陰極線管装置に関するものである。
し、特にその偏向ヨークから放射される交番電界の低減
を図った陰極線管装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来の陰極線管装置の構成を示
す図である。
す図である。
【０００３】陰極線管装置１３は、図３に示すように、
内部に電子銃３が封止されたネック部１ａ，その外表面
の一部に静電容量付加のために接地された導電膜６が設
けられかつ高圧アノードボタン１ｄを有するファンネル
本体部１ｃ，及びネック部１ａとファンネル本体部１ｃ
とを接続するコーン部１ｂから構成されるファンネル部
１を備えており、ファンネル部１はフェースパネル部２
にフリット封止されている。導電膜６は黒鉛を塗布する
ことにより形成されている。１ｅはネック部１ａとコー
ン部１ｂとのつなぎ目部分であり、ネックシールライン
と呼ばれる。この部分では、ガラス肉厚が他の部分より
やや薄くなっている。
内部に電子銃３が封止されたネック部１ａ，その外表面
の一部に静電容量付加のために接地された導電膜６が設
けられかつ高圧アノードボタン１ｄを有するファンネル
本体部１ｃ，及びネック部１ａとファンネル本体部１ｃ
とを接続するコーン部１ｂから構成されるファンネル部
１を備えており、ファンネル部１はフェースパネル部２
にフリット封止されている。導電膜６は黒鉛を塗布する
ことにより形成されている。１ｅはネック部１ａとコー
ン部１ｂとのつなぎ目部分であり、ネックシールライン
と呼ばれる。この部分では、ガラス肉厚が他の部分より
やや薄くなっている。
【０００４】また、フェースパネル部２の側面には防爆
性を保証する防爆バンド４が巻回して配置されており、
防爆バンド４の四隅には、図示しない筐体に陰極線管装
置１３を懸架するための掛止部が４ａが一体に設けられ
ている。更に、高圧アノードボタン１ｄの周囲には、絶
縁のためのシリコン樹脂膜５が形成されている。
性を保証する防爆バンド４が巻回して配置されており、
防爆バンド４の四隅には、図示しない筐体に陰極線管装
置１３を懸架するための掛止部が４ａが一体に設けられ
ている。更に、高圧アノードボタン１ｄの周囲には、絶
縁のためのシリコン樹脂膜５が形成されている。
【０００５】また、図４に示すように、電子銃３から射
出される電子ビームを偏向するため、陰極線管装置１３
のネック部１ａからコーン部１ｂにかけて、偏向ヨーク
７が外嵌される。偏向ヨーク７は、図５に示すように、
水平偏向コイル７ａ、垂直偏向コイル７ｂ、及び偏向ヨ
ーク本体部７ｃから構成されている。
出される電子ビームを偏向するため、陰極線管装置１３
のネック部１ａからコーン部１ｂにかけて、偏向ヨーク
７が外嵌される。偏向ヨーク７は、図５に示すように、
水平偏向コイル７ａ、垂直偏向コイル７ｂ、及び偏向ヨ
ーク本体部７ｃから構成されている。
【０００６】次に動作について説明する。
【０００７】ネック部１ａに封止された電子銃３から電
子ビームが射出されると、射出された電子ビームは偏向
ヨーク７の水平偏向コイル７ａ、垂直偏向コイル７ｂに
より水平、垂直方向に所定量偏向されてフェースパネル
部２の内面に形成されている蛍光膜上を走査し、所望の
画像を映出する。このときの偏向の振れ幅はアノードボ
タン１ｄに印加される電圧の平方根に反比例している。
子ビームが射出されると、射出された電子ビームは偏向
ヨーク７の水平偏向コイル７ａ、垂直偏向コイル７ｂに
より水平、垂直方向に所定量偏向されてフェースパネル
部２の内面に形成されている蛍光膜上を走査し、所望の
画像を映出する。このときの偏向の振れ幅はアノードボ
タン１ｄに印加される電圧の平方根に反比例している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】従来の陰極線管装置
は、以上のように構成されており、偏向ヨークで電子ビ
ームを偏向する際に、偏向ヨークを中心に放射状に人体
に有害であるとされる交番電界が発生し、この交番電界
がファンネル部及びフェースパネル部を透過して陰極線
管装置の前方へ放射されてしまうという問題点があっ
た。
は、以上のように構成されており、偏向ヨークで電子ビ
ームを偏向する際に、偏向ヨークを中心に放射状に人体
に有害であるとされる交番電界が発生し、この交番電界
がファンネル部及びフェースパネル部を透過して陰極線
管装置の前方へ放射されてしまうという問題点があっ
た。
【０００９】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、偏向ヨークから発生しかつフェ
ースパネル部を透過して前方へ放射される交番電界を低
減できる陰極線管装置を得ることを目的としている。
ためになされたもので、偏向ヨークから発生しかつフェ
ースパネル部を透過して前方へ放射される交番電界を低
減できる陰極線管装置を得ることを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明に係る陰極線管
装置は、内部に電子銃が封止されたネック部，その外表
面の一部に静電容量付加のために接地された導電膜が設
けられたファンネル本体部，及びネック部とファンネル
本体部とを接続するコーン部を有するファンネル部と、
内面に蛍光面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置
されたフェースパネル部と、コーン部からネック部にか
けて嵌挿され電子銃から射出された電子ビームを偏向す
る偏向ヨークと、ファンネル部を透過してフェースパネ
ル部前面に放射される偏向ヨークの交番電界を低減する
ようコーン部からネック部にかけての所定領域に設けら
れた交番電界低減手段と、を備えることを特徴とするも
のである。
装置は、内部に電子銃が封止されたネック部，その外表
面の一部に静電容量付加のために接地された導電膜が設
けられたファンネル本体部，及びネック部とファンネル
本体部とを接続するコーン部を有するファンネル部と、
内面に蛍光面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置
されたフェースパネル部と、コーン部からネック部にか
けて嵌挿され電子銃から射出された電子ビームを偏向す
る偏向ヨークと、ファンネル部を透過してフェースパネ
ル部前面に放射される偏向ヨークの交番電界を低減する
ようコーン部からネック部にかけての所定領域に設けら
れた交番電界低減手段と、を備えることを特徴とするも
のである。
【００１１】また、この発明に係る陰極線管装置は、内
部に電子銃が封止されたネック部，その外表面の一部に
静電容量付加のために接地された導電膜が設けられたフ
ァンネル本体部，及びネック部とファンネル本体部とを
接続するコーン部を有するファンネル部と、コーン部か
らネック部にかけて嵌挿されかつ電子銃から射出された
電子ビームを偏向する偏向ヨークと、コーン部からネッ
ク部にかけての所定領域に形成され設置された導電手段
と、導電手段上に形成され、偏向ヨークと電気的絶縁を
保つための絶縁手段と、を備え、ファンネル部を透過し
てフェースパネル部前面に放射される偏向ヨークの交番
電界を低減することを特徴とするものである。
部に電子銃が封止されたネック部，その外表面の一部に
静電容量付加のために接地された導電膜が設けられたフ
ァンネル本体部，及びネック部とファンネル本体部とを
接続するコーン部を有するファンネル部と、コーン部か
らネック部にかけて嵌挿されかつ電子銃から射出された
電子ビームを偏向する偏向ヨークと、コーン部からネッ
ク部にかけての所定領域に形成され設置された導電手段
と、導電手段上に形成され、偏向ヨークと電気的絶縁を
保つための絶縁手段と、を備え、ファンネル部を透過し
てフェースパネル部前面に放射される偏向ヨークの交番
電界を低減することを特徴とするものである。
【００１２】更に、この発明に係る陰極線管装置は、内
面に蛍光面膜を有しかつ前記ネック部と対抗する位置に
配置されたフェースパネル部と、少くとも水平コイルを
含み、コーン部からネック部にかけて嵌挿されかつ電子
銃から射出された電子ビームを偏向する偏向ヨークと、
コーン部外表面のうち水平コイル開口径より大きな径を
有する部位からネック部とコーン部の継ぎ目に至らない
部位にかけて形成され設置された導電手段と、導電手段
上に形成され偏向ヨークと電気的絶縁を保つための絶縁
手段と、を備え、ファンネル部を透過してフェースパネ
ル部前面に放射される偏向ヨークの交番電界を低減する
ことを特徴とするものである。
面に蛍光面膜を有しかつ前記ネック部と対抗する位置に
配置されたフェースパネル部と、少くとも水平コイルを
含み、コーン部からネック部にかけて嵌挿されかつ電子
銃から射出された電子ビームを偏向する偏向ヨークと、
コーン部外表面のうち水平コイル開口径より大きな径を
有する部位からネック部とコーン部の継ぎ目に至らない
部位にかけて形成され設置された導電手段と、導電手段
上に形成され偏向ヨークと電気的絶縁を保つための絶縁
手段と、を備え、ファンネル部を透過してフェースパネ
ル部前面に放射される偏向ヨークの交番電界を低減する
ことを特徴とするものである。
【００１３】
【作用】本発明の請求項１においては、偏向ヨークから
放射状に発生する電界のうち、ファンネル部を透過して
フェースパネル部前面に放射される交番電界が、交番電
界低減手段により低減される。従って、一般に人体に有
害とされる交番電界のフェースパネル部前面からの放射
量が低減することとなる。
放射状に発生する電界のうち、ファンネル部を透過して
フェースパネル部前面に放射される交番電界が、交番電
界低減手段により低減される。従って、一般に人体に有
害とされる交番電界のフェースパネル部前面からの放射
量が低減することとなる。
【００１４】また、本発明の請求項２においては、接地
された導電手段によりフェースパネル部前面から放射さ
れる交番電界が低減されると共に、絶縁手段により偏向
ヨークとの電気的絶縁が確保される。
された導電手段によりフェースパネル部前面から放射さ
れる交番電界が低減されると共に、絶縁手段により偏向
ヨークとの電気的絶縁が確保される。
【００１５】さらに、本発明の請求項３においては、導
電手段によりコーン部上に０ボルトの等電位面、すなわ
ち電界シールド面が形成される。従って、フェースパネ
ル部前面から放射される電界がこのシールド面により低
減され、さらに、絶縁手段を設けることにより請求項２
と同様に電気的絶縁が確保される。加えて、ネックシー
ルラインへの電界集中が防止される。
電手段によりコーン部上に０ボルトの等電位面、すなわ
ち電界シールド面が形成される。従って、フェースパネ
ル部前面から放射される電界がこのシールド面により低
減され、さらに、絶縁手段を設けることにより請求項２
と同様に電気的絶縁が確保される。加えて、ネックシー
ルラインへの電界集中が防止される。
【００１６】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を用いて説明
する。なお、従来と同様又は相当の部材には同一の符号
を付し、説明を省略する。
する。なお、従来と同様又は相当の部材には同一の符号
を付し、説明を省略する。
【００１７】本発明の一実施例に係る陰極線管装置１３
においては、ネック部１ａからコーン部１ｂにかけて導
電膜６と電気的に接続しかつ電界シールド面を構成する
導電手段８が形成されている。導電手段８は接地されて
おり、さらに偏向ヨーク７の開口部前面を覆っている。
導電手段８は、図３に示されるネックシールライン１ｅ
には至らないように形成されている。更に、導電手段８
上には偏向ヨーク７と導電手段８とを電気的に絶縁する
絶縁手段９が形成されており、導電手段８により後述の
ように交番電界が低減され、絶縁手段９により絶縁性が
得られる。偏向ヨーク７は、図２に示すように、陰極線
管装置１３のネック部１ａからコーン部１ｂにかけて、
外嵌される。
においては、ネック部１ａからコーン部１ｂにかけて導
電膜６と電気的に接続しかつ電界シールド面を構成する
導電手段８が形成されている。導電手段８は接地されて
おり、さらに偏向ヨーク７の開口部前面を覆っている。
導電手段８は、図３に示されるネックシールライン１ｅ
には至らないように形成されている。更に、導電手段８
上には偏向ヨーク７と導電手段８とを電気的に絶縁する
絶縁手段９が形成されており、導電手段８により後述の
ように交番電界が低減され、絶縁手段９により絶縁性が
得られる。偏向ヨーク７は、図２に示すように、陰極線
管装置１３のネック部１ａからコーン部１ｂにかけて、
外嵌される。
【００１８】次に、本実施例の動作のうち特徴的な部分
について説明する。
について説明する。
【００１９】本実施例では、アースすることにより、導
電手段８が０ボルトの等電位面となる。更に、導電手段
８と導電膜６とが導通していることにより、偏向ヨーク
７の前面領域に電界シールド効果を持つ電界シールド面
が形成され、ファンネル部１及びフェースパネル部２を
透過してフェースパネル部２前面に放射される交番電界
が４０％程度低減される。また、導電手段８上に形成さ
れた絶縁手段９により偏向ヨーク７のコイル部と導電手
段８とを電気的に絶縁しており、放電等が生じることは
ない。
電手段８が０ボルトの等電位面となる。更に、導電手段
８と導電膜６とが導通していることにより、偏向ヨーク
７の前面領域に電界シールド効果を持つ電界シールド面
が形成され、ファンネル部１及びフェースパネル部２を
透過してフェースパネル部２前面に放射される交番電界
が４０％程度低減される。また、導電手段８上に形成さ
れた絶縁手段９により偏向ヨーク７のコイル部と導電手
段８とを電気的に絶縁しており、放電等が生じることは
ない。
【００２０】さらに、本実施例においては、導電手段８
がネックシールライン１ｅに至らないように形成されて
いる。ネックシールライン１ｅは、ガラスの肉厚が薄く
強度が弱い部分であり、この部分に電界が集中した場合
には陰極線管装置の信頼性維持が問題となる。本実施例
では、このネックシールライン１ｅが比較的電気抵抗が
大きい状態に保たれるため、電界の集中による陰極線管
の信頼性低下が防止され、信頼性が維持向上する。
がネックシールライン１ｅに至らないように形成されて
いる。ネックシールライン１ｅは、ガラスの肉厚が薄く
強度が弱い部分であり、この部分に電界が集中した場合
には陰極線管装置の信頼性維持が問題となる。本実施例
では、このネックシールライン１ｅが比較的電気抵抗が
大きい状態に保たれるため、電界の集中による陰極線管
の信頼性低下が防止され、信頼性が維持向上する。
【００２１】なお、本発明は、導電手段８の材料及び形
成方法により限定されるものではなく、正常に作用すれ
ばよい。同様に、本発明は、絶縁手段９の材料及び形成
方法（塗布、蒸着、別設、シール貼着等）により限定さ
れるものではなく、正常に作用すればよい。
成方法により限定されるものではなく、正常に作用すれ
ばよい。同様に、本発明は、絶縁手段９の材料及び形成
方法（塗布、蒸着、別設、シール貼着等）により限定さ
れるものではなく、正常に作用すればよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項１
によれば、偏向ヨークから放射状に放射される交番電界
のうちファンネル部を貫通してフェースパネル部前面か
ら放射される交番電界が、交番電界低減手段により低減
されるため、より人体に影響が少なく安全性の高い陰極
線管装置を実現することができる。
によれば、偏向ヨークから放射状に放射される交番電界
のうちファンネル部を貫通してフェースパネル部前面か
ら放射される交番電界が、交番電界低減手段により低減
されるため、より人体に影響が少なく安全性の高い陰極
線管装置を実現することができる。
【００２３】また、本発明の請求項２によれば、導電手
段により前記交番電界の低減を実現することができ、か
つ絶縁手段により偏向ヨークと導電手段とが絶縁される
ため正常な動作が確保される。この結果、請求項１の効
果に加え、絶縁性維持向上という効果をも得ることがで
きる。
段により前記交番電界の低減を実現することができ、か
つ絶縁手段により偏向ヨークと導電手段とが絶縁される
ため正常な動作が確保される。この結果、請求項１の効
果に加え、絶縁性維持向上という効果をも得ることがで
きる。
【００２４】そして、本発明の請求項３によれば、導電
手段を形成する部位を、コーン部外表面において水平コ
イル開口径より大きな径を有する部位からネック部とコ
ーン部のつなぎ目部分に至らない部位までとしたため、
肉厚が薄く強度の弱いネックシールライン部における電
気抵抗が大きい状態に保たれ、電界が抵抗値の低い部分
へ集中する減少を防ぐことができ、信頼性をより高くす
ることができる。
手段を形成する部位を、コーン部外表面において水平コ
イル開口径より大きな径を有する部位からネック部とコ
ーン部のつなぎ目部分に至らない部位までとしたため、
肉厚が薄く強度の弱いネックシールライン部における電
気抵抗が大きい状態に保たれ、電界が抵抗値の低い部分
へ集中する減少を防ぐことができ、信頼性をより高くす
ることができる。
【図１】本発明の一実施例に係る陰極線管装置の構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図２】本実施例に係る陰極線管装置の構成を示す側面
図である。
図である。
【図３】従来例に係る陰極線管装置の構成を示す側面図
である。
である。
【図４】従来例に係る陰極線管装置の構成を示す側面図
である。
である。
【図５】一般的な偏向ヨークを示す斜視図である。
１ ファンネル部 １ａ ネック部 １ｂ コーン部 １ｃ ファンネル本体部 １ｅ ネックシールライン ２ フェースパネル部 ３ 電子銃 ６ 導電膜 ７ 偏向ヨーク ８ 導電手段 ９ 絶縁手段 １３ 陰極線管装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年７月１０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項２
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項３
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】また、フェースパネル部２の側面には防爆
性を保証する防爆バンド４が巻回して配置されており、
防爆バンド４の四隅には、図示しない筐体に陰極線管装
置１３を懸架するための掛止部４ａが一体に設けられて
いる。更に、高圧アノードボタン１ｄの周囲には、絶縁
のためのシリコン樹脂膜５が形成されている。
性を保証する防爆バンド４が巻回して配置されており、
防爆バンド４の四隅には、図示しない筐体に陰極線管装
置１３を懸架するための掛止部４ａが一体に設けられて
いる。更に、高圧アノードボタン１ｄの周囲には、絶縁
のためのシリコン樹脂膜５が形成されている。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】また、この発明に係る陰極線管装置は、内
部に電子銃が封止されたネック部，その外表面の一部に
静電容量付加のために接地された導電膜が設けられたフ
ァンネル本体部，及びネック部とファンネル本体部とを
接続するコーン部を有するファンネル部と、内面に蛍光
面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置されたフェ
ースパネル部と、コーン部からネック部にかけて嵌挿さ
れかつ電子銃から射出された電子ビームを偏向する偏向
ヨークと、コーン部からネック部にかけての所定領域に
形成され接地された導電手段と、導電手段上に形成さ
れ、偏向ヨークと電気的絶縁を保つための絶縁手段と、
を備え、ファンネル部を透過してフェースパネル部前面
に放射される偏向ヨークの交番電界を低減することを特
徴とするものである。
部に電子銃が封止されたネック部，その外表面の一部に
静電容量付加のために接地された導電膜が設けられたフ
ァンネル本体部，及びネック部とファンネル本体部とを
接続するコーン部を有するファンネル部と、内面に蛍光
面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置されたフェ
ースパネル部と、コーン部からネック部にかけて嵌挿さ
れかつ電子銃から射出された電子ビームを偏向する偏向
ヨークと、コーン部からネック部にかけての所定領域に
形成され接地された導電手段と、導電手段上に形成さ
れ、偏向ヨークと電気的絶縁を保つための絶縁手段と、
を備え、ファンネル部を透過してフェースパネル部前面
に放射される偏向ヨークの交番電界を低減することを特
徴とするものである。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１２】更に、この発明に係る陰極線管装置は、内
部に電子銃が封止されたネック部、その外表面の一部に
静電容量付加のために接地された導電膜が設けられたフ
ァンネル本体部、及びネック部とファンネル本体部とを
接続するコーン部を有するファンネル部と、内面に蛍光
面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置されたフェ
ースパネル部と、少くとも水平コイルを含み、コーン部
からネック部にかけて嵌挿されかつ電子銃から射出され
た電子ビームを偏向する偏向ヨークと、コーン部外表面
のうち水平コイル開口径より大きな径を有する部位から
ネック部とコーン部の継ぎ目に至らない部位にかけて形
成され接地された導電手段と、導電手段上に形成され偏
向ヨークと電気的絶縁を保つための絶縁手段と、を備
え、ファンネル部を透過してフェースパネル部前面に放
射される偏向ヨークの交番電界を低減することを特徴と
するものである。
部に電子銃が封止されたネック部、その外表面の一部に
静電容量付加のために接地された導電膜が設けられたフ
ァンネル本体部、及びネック部とファンネル本体部とを
接続するコーン部を有するファンネル部と、内面に蛍光
面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置されたフェ
ースパネル部と、少くとも水平コイルを含み、コーン部
からネック部にかけて嵌挿されかつ電子銃から射出され
た電子ビームを偏向する偏向ヨークと、コーン部外表面
のうち水平コイル開口径より大きな径を有する部位から
ネック部とコーン部の継ぎ目に至らない部位にかけて形
成され接地された導電手段と、導電手段上に形成され偏
向ヨークと電気的絶縁を保つための絶縁手段と、を備
え、ファンネル部を透過してフェースパネル部前面に放
射される偏向ヨークの交番電界を低減することを特徴と
するものである。
Claims (3)
- 【請求項１】 内部に電子銃が封止されたネック部，そ
の外表面の一部に静電容量付加のために接地された導電
膜が設けられたファンネル本体部，及びネック部とファ
ンネル本体部とを接続するコーン部を有するファンネル
部と、 内面に蛍光面膜を有しかつ電子銃と対抗する位置に配置
されたフェースパネル部と、 コーン部からネック部にかけて嵌挿され電子銃から射出
された電子ビームを偏向する偏向ヨークと、 ファンネル部を透過してフェースパネル部前面に放射さ
れる偏向ヨークの交番電界を低減するようコーン部から
ネック部にかけての所定領域に設けられた交番電界低減
手段と、 を備えることを特徴とする陰極線管装置。 - 【請求項２】 内部に電子銃が封止されたネック部，そ
の外表面の一部に静電容量付加のために接地された導電
膜が設けられたファンネル本体部，及びネック部とファ
ンネル本体部とを接続するコーン部を有するファンネル
部と、 コーン部からネック部にかけて嵌挿されかつ電子銃から
射出された電子ビームを偏向する偏向ヨークと、 コーン部からネック部にかけての所定領域に形成され設
置された導電手段と、 導電手段上に形成され、偏向ヨークと電気的絶縁を保つ
ための絶縁手段と、 を備え、ファンネル部を透過してフェースパネル部前面
に放射される偏向ヨークの交番電界を低減することを特
徴とする陰極線管装置。 - 【請求項３】 内面に蛍光面膜を有しかつ前記ネック部
と対抗する位置に配置されたフェースパネル部と、 少くとも水平コイルを含み、コーン部からネック部にか
けて嵌挿されかつ電子銃から射出された電子ビームを偏
向する偏向ヨークと、 コーン部外表面のうち水平コイル開口径より大きな径を
有する部位からネック部とコーン部の継ぎ目に至らない
部位にかけて形成され設置された導電手段と、 導電手段上に形成され偏向ヨークと電気的絶縁を保つた
めの絶縁手段と、 を備え、ファンネル部を透過してフェースパネル部前面
に放射される偏向ヨークの交番電界を低減することを特
徴とする陰極線管装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4371092A JPH05242830A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 陰極線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4371092A JPH05242830A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 陰極線管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05242830A true JPH05242830A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12671367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4371092A Pending JPH05242830A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 陰極線管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05242830A (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4371092A patent/JPH05242830A/ja active Pending
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