JPH0524280U - 釘押え治具 - Google Patents

釘押え治具

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JPH0524280U
JPH0524280U JP8006591U JP8006591U JPH0524280U JP H0524280 U JPH0524280 U JP H0524280U JP 8006591 U JP8006591 U JP 8006591U JP 8006591 U JP8006591 U JP 8006591U JP H0524280 U JPH0524280 U JP H0524280U
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JP
Japan
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nail
holding
nailing
hand
nails
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Withdrawn
Application number
JP8006591U
Other languages
English (en)
Inventor
由佳子 村岸
Original Assignee
ミサワホーム株式会社
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Publication date
Application filed by ミサワホーム株式会社 filed Critical ミサワホーム株式会社
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Publication of JPH0524280U publication Critical patent/JPH0524280U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンマーなどによる手動の釘打ち作業を行う
場合において、釘を掴んだ手を差し入れることのできな
い狭小部分での釘打ち作業を容易に行うことができる釘
押え治具を提供すること。 【構成】 グリップ部12から伸長する釘保持部14を
形成しその釘保持部14先端部にて磁力により1または
複数の釘を吸着味保持可能とした。そして、釘保持部1
4は、少なくとも1または複数の釘を保持可能な細幅に
形成した。これによって、釘を掴んだ状態で手を差し入
れることのできない奥まった場所や細溝内への釘打ち作
業を容易に行うことが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ハンマーにより釘打ちを行うに際し、釘を打ち込み位置にて保持す るための釘押え治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
釘をハンマーにて打ち込む作業を行う場合、作業者は通常図6に示すように釘 10を手で掴み、打込み位置に釘10の先端を設定してハンマーによる打込み作 業を行っている。
【0003】 このような手動による釘打ち作業においては、釘10を手によって保持してい るが何らかの治具を用いて保持することができれば、ハンマーによる打込み作業 がより容易なものと考えられる。例えば、実開昭61−134859号公報に「 釘打ち装置付ドライバー」が開示されており、この考案では、金属板の端部に種 々の大きさの半円形状の凹部を形成し、その凹部に磁石を設置し、その部分で各 種の釘を保持できるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、手動によりハンマーによる釘打ち作業を行う場合、釘10を手 によって掴んで釘打ちを行うためには、釘打ち位置まで手を移動させる必要があ る。従って、その釘打ち位置に手を移動させることのできるスペースが必要とな る。
【0005】 すなわち、図6に示した手の幅Wだけの空間が必要となり、この幅はほぼ使用 者の手の甲の幅の寸法となる。
【0006】 従って、図7に示したように単なる平面上に釘を打つのではなく、同図(A) のようなやや奥まった位置Aに釘打ちを行う必要がある場合、同図(B)に示す ように手がその奥まった位置まで入らないことがあり、その場合には、釘打ちが 困難となる。
【0007】 また、上記実開昭61−134859号公報に示された「釘打ち装置付ドライ バー」においては、単に金属板の端部に釘を保持することができるようにしたの みで、上記のような奥まった位置に釘を打つための構成は何ら施されていない。 従って、この装置によっても上記奥まった位置に釘を的確に打つことは困難であ る。
【0008】 考案の目的 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は手を差 し入れることのできない狭い場所への手動による釘打ち作業を容易に行うことの できる釘押え治具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る釘押え治具は、人間の手の甲の幅より も狭い領域に釘打ちを行う際に使用する治具であって、使用者が把持可能なグリ ップ部と、該グリップ部から伸長した先端部にて、前記領域の幅よりも小さい外 形幅を有し、1または複数の釘を磁力にて吸着保持する釘保持部と、を含み、前 記釘保持部のその伸長方向と直交する方向の幅は、少なくとも1または複数の釘 を保持可能な細幅としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成の釘押え治具によれば、グリップ部から伸長した釘保持部は、磁力を 有しており、その磁力にて1または複数の釘を吸着保持することができる。
【0011】 また、その釘保持部は、すくなくとも1又は複数の釘を保持可能な範囲で、で きる限り細幅に形成されていることから、釘を掴んだ状態で手を差し入れること のできない狭い領域までこの釘保持部を挿入することができる。すなわち、作業 者はグリップ部を把持した状態で釘保持部の先端側をその狭い領域に差し入れる ことが可能である。そして、同じくハンマーをその狭い領域に差し入れた状態で 打込み作業を行うことができる。
【0012】 このように、作業者は一方の手で釘押え治具のグリップを把持して釘を打込み 位置に設置することができ、さらに他方の手にハンマーを持ちそのハンマーによ って打込み作業を行うことができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。
【0014】 図1は本考案の第1の実施例を示している。
【0015】 本実施例の構成は、グリップ部12から伸張する釘保持部14が形成されその 釘保持部14の先端部に複数(本実施例では4本)の釘を保持できる構成とされ ている。
【0016】 すなわち、釘保持部14の一端14aの部分を中空構造とし、この中空部から リング状の金属ベルト16を突出させ、そのベルト16内に円筒状の釘装着ピー ス18が締結保持されている。
【0017】 図2は、この釘装着ピース18の斜視図を示しており、この釘装着ピース18 は、磁力を有する部材にて構成されその外径は標準的な人間の手の甲の幅よりも 小さく形成されている。そして、図示のように両端部にフランジ20が形成され 、そのフランジ間にベルト16が装着される。そして、釘装着ピース18には4 個の釘装着穴22が貫通形成されており、この釘装着穴22は、相連通する大円 形部22aと小円形部22bとから構成されている。すなわち、釘打ちを開始す る時点では、小円形部22bの部分に釘10を装填しておき、最初にハンマーに よる頭打ちを行った後、釘10の頭部10aを大円形部22a側から通して釘押 え治具を取り外すことができるようにしている。
【0018】 従って、この釘押え治具に釘を装填した状態である程度釘打ちを行い、その後 この釘押え治具を取り外した状態で釘10を最後まで打ち込むことが可能である 。
【0019】 なお、ベルト16によって形成されるリングの大きさは、釘装着ピース18の フランジ部20の径よりも小さいが、装着状態で釘装着ピース18を回転できる ことが好ましい。
【0020】 従って、作業者は予め4本の釘を釘装着ピース18の釘装着穴に設置しておき 、順次釘装着ピース18を適切な位置まで回転させて釘打ち作業を行うことが可 能である。
【0021】 このように、本実施例によれば釘10を掴んだ状態で手を差し入れることので きない場所であってもハンマー及びこの釘押え治具を挿入することのできる幅が あればその位置で釘打ち作業を行うことができる。
【0022】 図3は本考案の第2の実施例を示しており、本実施例の特徴的事項は、グリッ プ部12から左右両方に釘保持部14を伸長させたことであり、一方の釘保持部 14aは、その先端部近傍でほぼ直角に屈曲され、その先端面24の部分に釘1 0の頭部10a側を保持することのできる凹部26が形成されている。
【0023】 また、他方の釘保持部14b側は、屈曲させることなく伸長され、同じくその 先端面28には釘10の頭部10aを保持するための凹部30が形成されている 。
【0024】 なお、本実施例の釘保持部14も磁力を有する部材にて構成されており、釘1 0をそれぞれの凹部26及び30にて安定して吸着保持することが可能である。
【0025】 さらに、本実施例の釘押え治具では、ハンマーを打撃するハンマー打込み部3 2がその屈曲部の外側位置にそれぞれ2箇所(32a、32b)形成されている 。
【0026】 本実施例の屈曲された側の釘保持部14bでは、上記図7(A)に示したよう な奥まった位置への釘打ち作業を行う場合にその先端側を挿入して容易に釘打ち 作業を行うことができ、また他方の釘保持部14b側を用いることによって、図 4に示したような長尺の溝34内への釘打ちを容易に行うことができる。すなわ ち、一方の側の釘保持部14aでは、グリップ部12を把持した状態で長尺溝3 4内に手を差し入れることができないので、その釘保持部14a側を溝内に差し 入れることが困難であるが、他方の釘保持部14b側は直進する部分の長さが長 いので、容易にその釘保持部側を挿入することができ、打込み部32bをハンマ ーによって打撃することにより容易に釘打ち作業を開始することができる。
【0027】 次に、図5は本考案の第3の実施例を示しており、本実施例の特徴的事項は、 グリップ部12から伸長する釘保持部の先端部に断面半円形状の柱体部36を形 成し、その外周部に同一又は種々の大きさの凹部38を形成しこの凹部38に釘 を装填するようにしている。すなわち、この柱体部36も磁力を有する部材にて 構成しており、その凹部38に釘を容易に吸着保持させることができる。なお、 この針保持部の最大径も、標準的な人間の手の甲の幅より小さくなっている。
【0028】 本実施例の機能は、図1に示した実施例の機能とほぼ同様であり、手を差し入 れることのできない奥まった位置への釘打ち作業を容易に行うことが可能である 。
【0029】 なお、本考案は、上記各実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内 において種々の変形が可能である。例えば、図1及び図5に示した実施例におい て、グリップ部12は直進伸長するものに限定されるものではなく屈曲させて形 成することも可能であり、そのような屈曲形状とした場合、長尺の細溝内に釘打 ち作業を行う場合、釘保持部を容易にその細溝内に差し入れることが可能となる 。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る釘押え治具によれば、釘を掴んだ状態で手 を差し入れることのできない奥まった部分や細溝内に釘保持部を容易に差し入れ ることができる。従って、作業者は他方の手によって把持したハンマーによりそ れらの箇所において釘打ち作業を容易に開始することができる。
【0031】 これによって、手動による釘打ち作業の作業性が高められ、迅速かつ正確な釘 打ち作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す概略斜視図であ
る。
【図2】第1の実施例に用いた釘装着ピースの斜視図で
ある。
【図3】第2の実施例の構成説明図である。
【図4】第2の実施例の機能を示す説明図である。
【図5】第3の実施例を示す概略斜視図である。
【図6】従来の釘打ち作業を示す説明図である。
【図7】(A)及び(B)は従来の釘打ち作業の問題点
を示す説明図である。
【符号の説明】
12 グリップ部 14 釘保持部 16 ベルト 18 釘装着ピース 22 釘装着穴 26,30 釘保持用の凹部 32 打込み部 36 断面半円形状の柱体部 38 釘保持用の凹部
MH010402

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間の手の甲の幅よりも狭い領域に釘打
    ちを行う際に使用する治具であって、 使用者が把持可能なグリップ部と、 該グリップ部から伸長した先端部にて、前記領域の幅よ
    りも小さい外形幅を有し、1または複数の釘を磁力にて
    吸着保持する釘保持部と、 を含むことを特徴とする釘押え治具。
JP8006591U 1991-09-05 1991-09-05 釘押え治具 Withdrawn JPH0524280U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8006591U JPH0524280U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 釘押え治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8006591U JPH0524280U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 釘押え治具

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Publication Number Publication Date
JPH0524280U true JPH0524280U (ja) 1993-03-30

Family

ID=13707831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8006591U Withdrawn JPH0524280U (ja) 1991-09-05 1991-09-05 釘押え治具

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JP (1) JPH0524280U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107866780A (zh) * 2017-12-25 2018-04-03 夏邦皓 一种钉钉子辅助器
CN113276066A (zh) * 2021-05-12 2021-08-20 李其辉 一种辅助凿钉的五金工具

Cited By (3)

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CN107866780A (zh) * 2017-12-25 2018-04-03 夏邦皓 一种钉钉子辅助器
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Effective date: 19951130