JPH05242403A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH05242403A
JPH05242403A JP31166492A JP31166492A JPH05242403A JP H05242403 A JPH05242403 A JP H05242403A JP 31166492 A JP31166492 A JP 31166492A JP 31166492 A JP31166492 A JP 31166492A JP H05242403 A JPH05242403 A JP H05242403A
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magnetic
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Takeshi Nakao
武司 仲尾
Yutaka Akiba
豊 秋庭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光磁気記録装置にかかり、特に、小
さな起磁力で記録、再生時に必要な補助外部磁場を印加
することができる小型の電磁コイルを備えた光磁気記録
装置を提供することを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するために、磁性記録膜を有
する記録媒体と上記記録媒体に絞り込みレンズによって
集束された光ビームを照射する光ヘッドと、上記記録媒
体を挾んで上記絞り込みレンズに対向して配置されてい
る磁場印加手段とからなる光磁気記録装置において、上
記絞り込みレンズと上記記録媒体との間に磁性体からな
る平板を設ける。 【効果】 本発明の構成により、電磁コイルで発生する
磁場を光スポットの絞り込まれる位置付近に容易に集中
させることができるので、磁場のエネルギー密度が高く
なるために、少ない起磁力で必要な磁場強度を得ること
ができ、電磁コイルの小型化、低電力化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録装置に係
り、特に小さな起磁力,小型の電磁コイルで記録,消去
時に必要な補助外部磁場を印加することができる光磁気
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、光磁気記録装置の外部磁場印加
方式としては、「アモルファス,スインフィルム ディ
スク フォー マグネトオプティカルメモリ」“Amorph
ous thin film disk for magneto optical memory”SPI
E Vol 329 pp208 Optical Disc Technology
1982記載の方式を挙げることができる。この装置は
図9に示すように記録、再生光学系11と電磁コイル1
0から構成されており、電磁コイル10はディスク1を
挾んで絞り込みレンズ5と対向させて設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この装置における外部
磁場印加方式では図10に示すように電磁コイル10が
磁心101に巻線102を巻いたのみ、あるいは巻線の
みの形状をしているため、磁力線分布103は広い空間
に広がってしまい、ディスク上の記録膜100に印加さ
れる外部磁場HEX の効率が悪く、必要な磁場強度を得る
ために大きな起磁力が必要となる。これは電磁コイルを
小型化,低電力化する上で問題であった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、従来の外部磁場印加方式
における上述の如き問題を解消し、小さな起磁力で必要
な磁場強度が得られる小型かつ低電力の外部磁場印加方
式を採用した光磁気記録装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、電磁コイ
ルに対向させて磁性体を配置することによって、光スポ
ットが絞り込まれるディスク面上付近に磁場を集中さ
せ、さらに電磁コイルの磁心材料を巻線の外側にも配置
することによって、達成される。
【0006】
【作用】電磁コイルに対向させて磁性体を配置すると、
該電磁コイルで発生した磁場は該磁性体上に集中する。
さらに、該電磁コイル巻線の外側に磁心材料を配置し、
巻線を磁心材料中に埋め込んだ形状をとると、磁場が分
布する空間が少なくなるため、磁場の発生効率が向上
し、小さな起磁力でも大きな磁場を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、実施例とともに本発明を説明する。
【0008】図1は本発明の光磁気記録装置の基本構成
を示した図である。図1において、1は光磁気ディスク
であり、磁気光学効果を持つ垂直磁化膜を有している。
半導体レーザ2から出射された光はコリメートレンズ3
によって平行光束に変換され、ビームスプリッタ4を介
して、絞り込みレンズ5に入射させ、ディスク1上に微
小スポットを形成する。絞り込みレンズ5はディスク1
の上下振れに追従して上下されるようにボイスコイル6
に取り付けられている。ディスク1からの反射光は、絞
り込みレンズを5を通ってビームスプリッタ4によって
分離され、検光子7に導かれる。検光子7は、或る特定
の偏光面の光のみを通過させる性質を有している。した
がってディスク1上の垂直磁化の上下方向に対応して、
偏光面の回転した光は、この検光子7によって、光量変
化に変換される。この後、レンズ8により光検出器9に
集光され、電気信号に変換される。
【0009】情報を記録するには、半導体レーザ2を、
情報信号に対応して変調し、ディスク1上の垂直磁化膜
の温度を局所的に、キュリー温度以上に加熱し、磁化を
失なったところへ、外部から、記録磁場を印加して行
う。消去は、外部磁場の方向を記録とは逆にして行う。
外部磁場は、電磁コイル10により発生する。さらに、
電磁コイルに対向させて磁性体17が配置されている。
図1は本発明の一実施例であり、電磁コイル形状および
磁性体の配置としては、後述する種々の構成をとること
ができる。
【0010】光ヘッド11は、情報の記録位置に、光ス
ポットを位置付けるためにディスクの半径方向に移動で
きるようになっている。この移動距離、あるいは現在位
置は、モワレスケール13等によって知ることができ
る。図1の例では、透過形スケールの場合を示してお
り、発光源12と、光検知器14によりモワレスケール
13を挾み込み、スケールのパターン数を計数すること
により位置を認識する。15は、計数回路である。計数
回路15によって現在の光スポットの位置を知ることに
より、ドライブ回路16を動作させ、光ヘッドを所望の
位置に移動させる。
【0011】本実施例では電磁コイル10の設置方法に
ついて特に図示していないが、例えば、ディスクカバー
の裏面に固定設置するか、または可動式アームに設置
し、ディスク着脱時には、邪魔にならないようにディス
クの上面から外へ移動できるようにしておくのが良い。
【0012】さて、図2を用いて電磁コイル10の構成
を詳しく説明する。電磁コイル10は例えばフェライ
ト、鉄などの磁心101と巻線102から構成されてい
る。図10に示すような従来の電磁コイル形状では、磁
力線の分布する空間が広く、コイルに電流を流すことに
よって得られる磁場のエネルギーが広い空間に分散して
しまうため、ディスク上の記録膜に印加される磁場強度
は小さい。同一の起磁力でより大きな磁場強度を得るた
めには磁力線の分布する空間を少なくする必要がある。
ディスクに対して垂直方向の磁場成分Hexを減少させ
ることなく、磁力線分布の空間を少なくするためには、
図2(a)に示すように巻線の周囲を磁心で囲む構造を
とればよい。これにより、磁力線の分布する空間は同図
のように小さくなるため、磁場のエネルギー密度が増加
し、小さな起磁力、あるいは小さな駆動電流で必要な強
度の磁場を得ることができる。さらに、磁心先端部分を
鋭がらせることによってその部分に磁場を集中させる構
造として同図(b)〜(d)なども考えられる。
【0013】次に図3を用いて電磁コイルと磁性体の配
置について詳しく説明する。これは絞り込みレンズ5の
鏡筒502を磁性体で形成した場合である。この時電磁
コイル2で発生した磁場は絞り込みレンズの鏡筒502
に集中させるため記録膜100に印加される磁場のディ
スク面に垂直方向成分の強度は、レンズ鏡筒が磁性体で
ない場合よりも大きくなる。
【0014】図4に電磁コイルと磁性体の配置に関する
他の例を示す。これは絞り込みレンズ501上に例えば
塗布あるいは蒸着などによって磁性体層17を形成した
例である。例えば光透過性をもった強磁性の多成分ガラ
スをレンズ表面に塗布してもよい。また光透過性のない
強磁性体の場合は同図(b)のようにレンズのふちに蒸
着することによって磁性体層を形成することができる。
【0015】図5に電磁コイルと磁性体の配置に関する
さらに他の例を示す。これは絞り込みレンズ501自体
を例えば前述の、光透過性のある強磁性多成分ガラスを
用いて形成した例である。
【0016】図6に電磁コイルと磁性体の配置に関する
さらに別の例を示す。これは絞り込みレンズアクチュエ
ータの上ぶた部分601を磁性体で形成した例である。
この場合、上ぶたに磁性体を、例えば塗布あるいは蒸着
などの方法によって形成させても良い。この構成を用い
れば、絞り込みレンズを動かすためにアクチュエータ内
部に設置されている磁石からの漏れ磁場を遮蔽すること
もできる。
【0017】図7に電磁コイルと磁性体の配置に関する
さらに他の例を示す。これは記録膜100を挟んで電磁
コイル10と対向する側のディスク面に透明な磁性体層
17を形成した例である。またこの場合強磁性体層17
は記録膜100に接していてもかまわない。さらに、デ
ィスク基板自体を透明な強磁性体で形成しても良い。
【0018】以上の説明では、電磁コイルの大きさにつ
いては何ら制限を加えていないが、以下に示すようにデ
ィスク半径方向に細長に構成を用いてもかまわない。
【0019】図8(a)は光磁気記録装置をディスク1
の面に垂直な方向から見た図である。ディスク半径方向
に細長い電磁コイル10を、ディスク1を挟んで絞り込
みレンズ5と対向させて配置する。同図(b)は断面A
A′を示している。電磁コイル10の半径方向の長さL
は、記録領域すなわち絞り込みレンズの移動領域全体に
均一な磁場が印加される様な長さである。また同図
(c)は断面BB′を示しており、電磁コイルの幅l
は、スポットが絞り込まれる位置におれるBB′方向の
磁場強度が均一になる様に選定される。以上の様な構成
をとることにより、絞り込みレンズの移動の伴ない電磁
コイルを移動させる必要がなくなり、光ヘッドの高速ア
クセスが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、記
録膜を挟んで電磁コイルと対向する位置に強磁性体が配
置されているため、電磁コイルで発生する磁場が光スポ
ットの絞り込まれる位置付近に集中する。さらに、電磁
コイルの巻線外側にも磁心材料を設置することによっ
て、磁場の分布する空間が小さくなり、磁場のエネルギ
ー密度が高くなるために、少ない起磁力で必要な磁場強
度を得ることができ、外部磁場発生用電磁コイルの小型
化、低電力化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】図1における電磁コイルの形状を示す図であ
る。
【図3】図1における磁性体の設置方法を示す図であ
る。
【図4】図1における磁性体の設置方法を示す図であ
る。
【図5】図1における磁性体の設置方法を示す図であ
る。
【図6】図1における磁性体の設置方法を示す図であ
る。
【図7】図1における磁性体の設置方法を示す図であ
る。
【図8】図1における電磁コイル設置方法の一例を示す
図である。
【図9】従来の光磁気記録装置における外部磁場印加方
式を示す図である。
【図10】図9における電磁コイルの磁力線分布を示す
図である。
【符号の説明】
1…ディスク、2…半導体レーザ、3…絞り込みレン
ズ、6…アクチュエータ、10…電磁コイル、17…磁
性体、100…記録膜、101…磁心、102…巻線、
103…磁力線、502…鏡、601…アクチュエータ
上ぶた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性記録膜を有する記録媒体と上記記録媒
    体に絞り込みレンズによって集束された光ビームを照射
    する光ヘッドと、上記記録媒体を挾んで上記絞り込みレ
    ンズに対向して配置されている磁場印加手段とからなる
    光磁気記録装置において、上記絞り込みレンズと上記記
    録媒体との間に磁性体からなる平板を有することを特徴
    とする光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】上記平板は、上記光ヘッドの上記記録媒体
    に対向する面のふたの一部であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の光磁気記録装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233351A (ja) * 1985-08-02 1987-02-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光磁気記録再生装置
JPS6262453A (ja) * 1985-09-13 1987-03-19 Canon Inc 光磁気情報装置

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