JPH05242101A - 作業管理システム - Google Patents

作業管理システム

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JPH05242101A
JPH05242101A JP4324292A JP4324292A JPH05242101A JP H05242101 A JPH05242101 A JP H05242101A JP 4324292 A JP4324292 A JP 4324292A JP 4324292 A JP4324292 A JP 4324292A JP H05242101 A JPH05242101 A JP H05242101A
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JP
Japan
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work
data
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instruction
work instruction
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JP4324292A
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English (en)
Inventor
Masahiro Watanabe
正浩 渡辺
Hideaki Matoba
秀彰 的場
Tetsuji Segawa
哲司 瀬川
Akira Sugimoto
暁 杉本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の作業者に対して作業者数に応じた作業
配分を行ってグラフィック作業指示を行い、これを投入
計画、動態管理、倉庫/搬送管理といった機能と連動し
て機能させること。 【構成】 イメージデータと作業及びそのコメントとを
登録する作業指示画面データ編集機構6と、作業配分/
手順決定機構8と、作業者に対して作業指示を行う作業
指示表示機構22等の組合せによって、作業者数と各作
業のSTから複数の作業者に対する作業配分を決定し、
それに動的に対応して各作業者に対してグラフィック作
業指示を行う。さらに、ワーク認識装置21、動態管理
機構35、投入計画機構34、入出庫管理/倉庫制御機
構54、配膳指示装置55等を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業管理システムに係
り、特に、立体的な組立て/加工作業に対するグラフィ
ックスを用いた組立作業指示や進度管理を行う作業管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種グラフィックスを用いた組立作業
指示を行う作業管理システムに関連する従来技術として
は、特開平3−136752号公報が挙げられる。この
先願においては、製品のイメージ図と作業指示用コメン
トとを対応させて記憶させ、作業の進行に合わせてコメ
ントと組立図上の対応する点の色を変えて表示し、作業
の指示と、作業中断時の作業再開箇所を表示するように
している
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記先願に開
示された従来技術は、作業者一人で行なう作業に対して
作業を指示しようとする技術であり、多数の作業者に対
して作業を割り当てて、それに対応する作業指示を動的
に生成することはできない。そのため、例えば流れ作業
のラインに並んだ作業者に対して、作業者数の変更に応
じて、個々の作業者に対する作業の割当てを動的に決め
てそれに対応した作業指示データを生成し、各作業者の
前に置かれた作業指示端末にオンラインで送り、作業指
示を行うということができなかった。また、上記従来技
術では、表示する作業指示データの指定方法については
考慮されておらず、流れてきたワークの型式情報等を読
み取って、それに対応した作業指示情報を自動的に選択
し、表示することができなかった。
【0004】また、上記従来技術では製品のイメージ図
が静的なものであったので、作業の進行につれて製品の
イメージが大きく変わるような複雑な組立のような作業
には、対応できなかった。例えば、2つの部品を組み合
わせる作業に対して、その組合せ前の状態のイメージ図
と部品の組込方向を表示し、次に、組込後の状態のイメ
ージ図を作業の進行に合わせて表示しながら、作業指示
を行うということができなかった。更に、進度管理、部
品の入出庫、ワークの搬送との統合といったことについ
ても考慮がなされていなかった。
【0005】本発明は、従来技術のもつ上記問題点に鑑
みてなされたもので、 (1)CADデータまたは、部品の写真を組み合わせた
イメージデータを表示し、作業の進行につれてコメント
と製品イメージを変化させ、作業指示を行うシステム。 (2)作業者数と各作業の標準作業時間(以下STと称
す)から複数の作業者に対する作業配分を決定し、それ
に対応した作業指示データを動的に生成して各作業ステ
ーションに送り作業指示を行う作業管理システム。 (3)ワークをバーコード、ICカードなどで認識し、
自動的にワークの型式に対応した作業指示を行う作業管
理システム。 (4)動態管理機能をもち、生産実績に基づいて作業配
分/手順を決定するための情報を更新する作業管理シス
テム。 (5)生産日程情報と生産実績情報とに基づいて投入計
画を行う作業管理システム。 (6)投入計画に基づき倉庫の入出庫、搬送を制御し、
配膳作業者に作業指示を行う作業管理システム。 を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の手段
によって達成される。 1.作業の進行につれてコメントと製品イメージを変化
させ、作業指示を行うために、CADデータ乃至、写真
入力装置のうち少なくとも一方よりのデータを組み合わ
せたイメージデータと、作業及びそのコメントとを登録
し作業指示データとして出力する作業指示画面データ編
集手段を設ける。 2.作業者数と各作業のSTから複数の作業者に対する
作業配分を決定し、それに対応した作業指示データを動
的に生成して各作業ステーションに送り作業指示を行う
ために、作業間の先行関係を登録する制約登録手段と、
作業者数と各作業のSTから作業配分を決定する、作業
配分/手順決定手段と、前記決定された作業指示データ
を作業配分/手順に従って各作業指示装置に対して分配
する作業指示データ配送手段と、この配送されたデータ
に基づき作業者に対して作業指示を行う作業指示表示手
段とを設ける。 3.自動的にワークの型式に対応した作業指示を行い、
更に、生産実績に基づいて作業配分/手順を決定するた
めの情報を更新するために、ワークに装着されたバーコ
ード、ICカードなどを読み取るワーク認識手段を各作
業ステーションに設け、ワーク認識手段によって得られ
た情報を処理する動態管理手段を設ける。 4.生産日程情報と生産実績情報に基づいて投入計画を
立て、それに基づいてワークの投入・作業指示を行うた
めに、投入計画手段を設ける。 5.投入計画に基づき倉庫の入出庫、搬送を制御し、配
膳作業者に作業指示を行うために、入出庫計画手段、部
品搬送の計画を行う搬送計画手段、入出庫管理/倉庫制
御手段構、配膳作業者に対して配膳物の型式、形状、配
膳位置を示す配膳指示手段を設ける。
【0007】
【作用】
1.作業指示データ作成者は作業指示画面データ編集手
段を用いて、CADデータまたは写真入力装置のうち少
なくとも一方よりのデータより作成した、部品イメージ
または部分組立てイメージを組み合わせてイメージデー
タを作成し、作業及び組立て方向等を示す矢印等の補助
図形とそのコメントを組み合わせて登録し、作業指示デ
ータを作成する。さらに、制約登録手段によって作業間
の先行関係と各作業のSTを上記作業指示データに登録
する。
【0008】2.作業配分/手順決定手段は、投入計画
情報から作業者数が与えられると制約登録手段で登録さ
れた作業間の先行関係と各作業のSTから各作業者に対
する作業配分と作業手順を動的に決定する。作業指示デ
ータ配送手段は、前記決定された作業指示データを作業
配分/手順に従って各作業指示手段に対して分配する。
作業指示表示手段は各作業者の前に置かれ、前記配送さ
れたデータに基づき作業者に対する作業指示をイメージ
データを用いて表示し、作業の進行につれてコメントと
製品イメージを変化させて指示を行う。
【0009】3.ワーク認識手段はワークの型式情報お
よびID情報を読み取って、この情報を作業指示データ
配送手段に通信回線を介して送る。作業指示データ配送
手段がワークの型式に対応した作業指示データを作業指
示表示手段に通信回線を介して送ると、作業指示表示手
段が自動的にワークの型式に対応した作業指示を行う。
作業指示データ配送手段は、ワーク認識手段より受け取
ったワークの型式情報およびID情報を、動態管理手段
に対しても伝える。動態管理手段は生産実績情報として
各ワークに対する各作業者の作業時間を蓄え、作業配分
/手順決定手段において使用する各作業のST情報を修
正する。この修正されたST情報を用いて、作業配分/
手順決定手段が現状に適応した作業配分を行う。
【0010】4.投入計画手段は、生産日程情報のうち
対象ショップの毎日の各機種の生産台数に関する計画を
読み取って、毎日の中の投入順序に関する投入計画を行
い投入計画情報を出力し、これに基づいたワークの投入
・作業指示を行う。また投入計画手段は生産実績情報の
進捗データを見ながら、投入計画情報に対して実績にず
れが生じていれば、投入計画情報に対して修正を加え
る。
【0011】5.入出庫計画手段は投入計画情報をもと
にこれに同期化した部品倉庫の入出庫計画/配膳計画を
行う。搬送計画手段は部品倉庫の入出庫計画に同期した
部品搬送の計画を行う。入出庫管理/倉庫制御手段は入
出庫計画をもとに入出庫管理を行い在庫/倉庫管理情報
を書換え、さらに自動倉庫の場合には倉庫制御を行う。
配膳指示手段は入出庫計画に基づいて、配膳作業者に対
して配膳物の型式、形状、配膳位置をグラフィックスを
用いて示す。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図1〜図6に示した実施例に
よって説明する。図1は、本実施例に係る作業管理シス
テムの機能ブロック図であり、同図において、4は作業
指示サーバ装置、20…は作業指示装置、30は生産管
理装置、36はライン制御装置、50は倉庫管理装置、
55は配膳指示装置である。作業指示サーバ装置4は、
CAD情報2乃至、写真入力装置3のうち少なくとも一
方よりのデータを組み合わせたイメージデータと、作業
及びそのコメントを登録し作業指示データ5として出力
する作業指示画面データ編集機構6と、作業者数と各作
業のSTから複数の作業者に対する作業配分を決定し、
それに対応した作業指示データを動的に生成して各作業
ステーションに送って作業指示を行うために、製造情報
1を参照しながら作業間の先行関係を登録する制約登録
機構7と、作業者数と各作業のSTから各作業者に対す
る作業配分を決定する作業配分/手順決定機構8と、上
記決定された作業指示データを作業配分/手順に従って
各作業指示装置20に対して通信回線を通じて分配する
作業指示データ配送機構9とを含む構成となっている。
【0013】また、作業指示装置20は各作業ステーシ
ョンに設けられ、作業指示サーバ装置4から配送された
データに基づき作業者に対して作業指示を行う作業指示
表示機構22と、ワークに装着されたバーコード7、も
しくはICカードなどのデータキャリアから型式情報/
ID情報を読み取り、前記作業指示データ配送機構9に
通知するワーク認識装置21とを含む構成となってい
る。
【0014】また、生産管理装置30は、ワークの型式
情報/ID情報を前記作業指示データ配送機構9から受
け取り、生産実績情報33を更新し、前記作業配分/手
順決定機構8で使用する各作業のSTデータを更新する
動態管理機構35と、生産日程情報31のうち対象ショ
ップの毎日の各機種の生産台数に関する計画と生産実績
情報33とに基づいて毎日の中の各機種の投入順序に関
する計画を立てて投入計画情報32を出力し、生産実績
情報33の進捗データを見ながら、投入計画情報に対し
て実績にずれが生じていれば、投入計画情報32に対し
て修正を加える投入計画機構34とを含む構成となって
いる。
【0015】また、倉庫管理装置50は、上記した投入
計画情報32に基づき倉庫の入出庫の計画を行う入出庫
計画機構52と、部品搬送の計画を行う搬送計画機構5
3と、入出庫管理/倉庫制御機構54と、これら倉庫管
理装置50のための管理情報である在庫/倉庫管理情報
51とを含む構成となっている。
【0016】なお、配膳指示装置55は、倉庫管理装置
50からの出力に基づき、配膳作業者に対して、配膳物
の型式、形状、配膳位置を示す情報を表示する。また、
ライン制御装置36は、作業指示サーバ装置4の出力に
基づき、各ラインを制御する。
【0017】次に、本実施例の作業管理システムの動作
を、図1に併せて図2の作業管理システムの機器構成な
どを示す説明図と図3の動作流れ図によって説明する。
生産管理装置30中の投入計画機構34において、生産
日程情報31から投入スケジューリングを行い投入計画
情報32を出力する(図3のステップ201)。倉庫管
理装置50では、投入計画情報32に従い入出庫計画を
行い、在庫/倉庫管理情報51に書き込む。入出庫管理
/倉庫制御機構54は、在庫/倉庫管理情報51に従っ
て、入出庫管理と、更に自動倉庫の場合は自動倉庫の制
御を行い、更に配膳指示装置55を利用して、配膳作業
者に対する配膳部品の指示、キット配膳の場合は更に部
品パレット中の配膳位置の指示を行う。このとき、配膳
指示装置55は配膳部品の外観図や部品パレット中の配
膳位置をグラフィック表示してもよい(図3のステップ
202)。更にこのとき、ワークのID情報/型式情報
と、場合によってはこれに加えて搬送計画機構53が計
画した搬送経路情報を、搬送台車またはパレット81や
サイド箱82に取り付けられたICカード83などのデ
ータキャリアに書き込むか、またはバーコード等に印刷
してパレット81やサイド箱82に貼り付けるかする
(図3のステップ203)。
【0018】搬送装置は、搬送経路情報に従い倉庫から
各ラインに搬送を行う(図3のステップ204)。搬送
経路情報はデータキャリアから読みだすか、または、デ
ータキャリアやバーコードのワークID情報から搬送計
画機構53中のデータを検索して得る。このとき、作業
可能なラインが複数あれば動的に行き先ラインを変更し
ても良い(図3のステップ205)。各ラインはライン
制御装置36が制御しており、パレットやサイド箱を受
け取るとバッファ84に貯めておき、パレット81とサ
イド箱82が揃ったものからラインに投入する。このと
き、作業配分/手順決定機構8からラインバランシング
処理をした結果の作業配分データを得て、それに従って
サイド箱の行き先作業ステーションに従ってサイド箱を
制御する(図3のステップ206)。作業指示サーバ装
置4の作業指示データ配送機構9は、ワーク認識装置2
1からワークの型式/ID情報を得るとそれに対応した
作業指示データを各作業指示装置20に対して送る。こ
のとき、作業配分/手順決定機構8によって決定された
作業配分情報に従って、各作業指示装置20に送られる
作業指示データは分配される(図3のステップ20
7)。各組立てステーションの作業指示装置20では、
ワーク認識装置21からワークの到着を検出すると、作
業指示データ5の組立てイメージデータとコメントデー
タを合成して、表示作業者に対して、作業指示を行う
(図3のステップ208)。作業者が作業の進展に伴
い、フットスイッチまたはタッチパネル等を利用して次
の作業に対する作業指示を要求すると、作業指示装置2
0は製品イメージの更新と点滅/ズーム、コメント更新
を行う(図3のステップ209)。このときフットスイ
ッチまたはタッチパネル等を使用する代わりに画面の変
化をタイマー等で制御しても良い。上記作業指示は検査
作業や加工作業にも適用できるが、検査作業に対する作
業指示装置20の場合は、検査手順をグラフィックスで
表示するほかにその検査結果を作業指示装置20を利用
して入力しても良い。ICカード83等を利用している
場合は作業指示装置20がこれに検査結果を書き込む
(図3のステップ210)。各作業指示装置20によっ
て収集された作業の進捗状況は、生産管理装置30の動
態管理機構35に送られて生産実績情報として蓄えら
れ、投入計画機構34の投入スケジューリングにフィー
ドバックされる(図3のステップ211)。
【0019】次に、図4を用いて、とくに作業指示サー
バ装置4と作業指示装置20の動作について述べる。本
実施例のシステムでは組立てなどの作業の過程をイメー
ジデータで示すため、組み立て対象部品の斜視図または
透視図または写真イメージといった形状データを得て、
これを組み合わせることが必要である。対象部品の斜視
図または透視図を得るための方法としては、3次元CA
D情報91を利用するか、2次元→3次元変換装置93
によって2次元CAD情報92の部品の3面図を3次元
CAD情報に変換して利用するか、簡易3次元CAD装
置94によって作業指示図用の簡略化した3次元CAD
情報を入力するかのいずれかを使い分ける。対象部品の
写真イメージを写真入力装置3によって入力するための
方法としては、写真をイメージスキャナで読み込んだ
り、TVカメラから直接入力したり、手書きの見取り図
面をスキャナで読み込むなどの方法がある。入力した写
真イメージデータは、背景切出し/線画抽出機構95に
よって必要に応じて背景から部品を切りだし、階調画像
データのままでは見にくいときには線画抽出処理を行
う。
【0020】作業指示画面データ編集機構6では、上記
で得られた形状データを組み合わせて、単位作業に対応
した作業指示画面の単位となる部品図または部分組立図
を配置する(101)。更に、単位作業に対応した、コ
メントと組立方向などを示す矢印などの補助線を書き加
えて(102)、作業指示データ5として登録する。次
に制約登録機構7において、単位作業間の先行関係を有
向グラフとして入力する。ここで有向グラフとは、単位
作業をノード、作業間の先行関係を矢印のアークで示し
たものである。更に制約登録機構7では、必ず一人の作
業者によってまとめて行われなければならない単位作業
の組を、作業群として登録する。作業群の登録のしかた
は、例えば、対応する単位作業を示すノードを曲線で囲
むことによって登録する(103)。またこのとき、製
造情報1より先行関係データが得られる場合には、これ
を使用しても良い。更に、作業指示画面データ編集機構
6では単位作業毎の標準作業時間(ST)を登録する
(104)。このときも、製造情報1より単位作業毎の
作業時間データが得られる場合には、これを使用しても
良い。更に作業者毎に作業の能率を管理したい場合に
は、作業指示画面データ編集機構6で、単位作業毎のS
Tに対する補正項として作業者能率を登録する(10
5)。
【0021】作業配分/手順決定機構8では、作業指示
サーバ装置4の操作者が作業者数と投入機種を入力する
か、または、投入計画情報32が生産管理装置30から
得られると(106)、各作業者の作業時間(タクトタ
イム)が均等になるように単位作業の各作業者への配分
と作業順序を決定するというラインバランシング処理を
行う(107)。この結果を人手で確認して修正するす
ることも可能である(108)。更に、各作業者に前の
作業者の作業のチェックをさせたいときには、前ステー
ションの作業チェック指示項目データを自動生成するこ
ともできる(109)。
【0022】作業指示データ配送機構9では、ワーク認
識装置21からワークのID情報/型式情報が通知され
ると、作業配分/手順決定機構8で決定された作業配分
情報に従って、作業者に対応した作業指示データ5を作
業指示装置20に通信回線を通じて送る。
【0023】作業指示表示機構22では、送られた作業
指示データ5の部品形状データ、矢印などのグラフィッ
ク、コメントを合成して表示して、作業の進捗に合わせ
て表示するグラフィック、コメントデータを変化させた
り、点滅させたりする。更に、作業者の要求に応じて拡
大を行うこともできる。
【0024】次に図5を用いて、本実施例の作業指示装
置20の表示画面例について説明する。図5の(a)に
示すように、作業指示装置20の作業指示表示機構22
の表示画面上には、先ず部品twa12とpw230の
形状データに重ねて、部品名257と組付け方向を示す
矢印259と組付け方法に関するコメント258とが表
示されている。ここで、画面上部にメニュー部251〜
256があり、例えばタッチパネルを使って作業者が画
面に触れるとメニューの機能を選択できる。タッチパネ
ルの代わりに、マウス、キーボード、あるいは、音声認
識等装置なども使用できることは当業者には自明であ
る。ここで例えば、メニューのうちから次作業252を
選択すると、次に行うべき作業の指示画面が図5の
(b)に示すように現れる。ここでは、次作業というメ
ニューを選ぶことによって次の作業指示画面を呼び出し
たが、この機能は頻繁に使う機能なので、作業者の作業
を妨げないように、フットペダルを踏むと次の画面に移
るか、タイマーで一定時間経過すると自動的に次の作業
指示画面に移るようにすることも可能である。
【0025】また、図5の(b)において、拡大表示し
たい部品260をタッチパネルで選択してから拡大25
7というメニューを選択すると、図5の(c)のように
選択個所260(この例ではppq86)を拡大表示し
て、作業者の作業指示理解を補助することができる。も
う1度、拡大メニュー257を選択すると拡大表示は元
に戻る。
【0026】ここでほかのメニューについて説明する
と、前作業メニュー251はひとつ前の作業の指示画面
に戻るためのもので、欠品/不良メニュー253は部品
に欠品/不良があった場合に作業指示サーバ装置4に通
知するためのもので、中断メニュー254は作業者が作
業を一時中断する際に作業中断を作業指示サーバ装置4
を介して動態管理機構35に通知して、動態管理機構3
5がSTや作業者能率を管理する際に利用する。ヘルプ
メニュー256が選択されるとヘルプウィンドウが現
れ、単位作業に毎に登録された詳細説明データと作業中
のワークの型式データ受注データなどがヘルプウィンド
ウ中に出力される。
【0027】次に図6を用いて、本実施例に必要な作業
指示データ5について、図5に示した作業指示画面用の
データを例にとって説明する。図6に示すように、作業
指示画面データ301は、各単位作業を区別するための
単位作業ID,単位作業名,画像/CADデータ302
中のデータ格納位置を示す表示形状データ番号,3次元
CADデータを表示する際の透視変換をするための視点
位置を示す視点データ,矢印などの補助線の描画情報で
あるグラフィックデータ,コメント258を格納したコ
メントデータ,ヘルプメニュー255選択時のコメント
データを格納した詳細説明データからなる。表示形状デ
ータ302は、表示形状データを他から区別するための
表示形状データ番号が1個と、表示する各部品の個数分
の位置・姿勢データと部品名の組からなる。部品名によ
って、各部品の実際の形状データである画像/CADデ
ータ303を検索して、位置・姿勢データに従って作業
指示表示機構22上の移動、回転された位置に各部品形
状を表示する。作業先行関係データ304は、各単位作
業間の作業先行関係を例えば有向グラフを表現するため
の隣接行列を用いて表す。この例では作業1から2,3
から2,2から4,4から5,4から6の間に先行関係
があるので、行列要素(1,2),(3,2),(2,
4),(4,5),(4,6)が1になっている。作業
群データ305は、一人の作業者によって作業される作
業の対に対応する行列要素が1になっている。STデー
タ306は、各単位作業毎のSTデータを格納してい
る。作業者能率データ307は各作業者毎STの補正値
である能率データを格納している。能率データが1より
大きければその作業者の作業能率は標準より高く、1よ
り小さければその作業者の作業能率は標準より低いこと
を表している。以上説明した要素から作業指示データ5
は構成される。
【0028】なお上記した例では、表示形状データを各
部品の位置・形状データと画像/CADデータの対の組
合せとして構成しておき、この合成表示は作業指示表示
機構22において行うためのデータ構成となっている
が、このほかに例えば、この表示形状データを予め作業
指示サーバ装置4で合成して作業指示画面1シーン分の
画像データとしたものを、表示形状データ302の代わ
りに作業指示データ5の一部として保持しておき、作業
指示表示機構22ではこの画像データの形で表示形状を
受けとって、グラフィックデータ・コメントデータと合
成して表示するように構成することも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載されるような効果を奏する。 1)CADデータまたは、部品の写真を組み合わせたイ
メージデータを表示し、作業の進行につれてコメントと
製品イメージを変化させ作業指示を行うことによって、
とくに多品種小ロット流し生産に対して、作業指示図面
の配布の手間が不要となり、組立て/加工作業者にとっ
ても理解しやすく、効率的な作業が行える。
【0030】2)作業者数と各作業のSTから複数の作
業者に対する作業配分を決定し、それに対応した作業指
示データを動的に生成して通信回線を介して、各作業ス
テーションに送り作業指示を行うことにより、複数の作
業者に対して、作業者数の変動に即応した、最適な作業
指示を行うことができる。
【0031】3)ワークをバーコード、ICカードなど
で認識し、自動的にワークの型式に対応した作業指示を
行うことによって、とくに多品種小ロット流し生産の場
合のように生産機種が頻繁に切り替わるような場合に、
作業指示データの選択の手間が不要となり作業能率が向
上する。
【0032】4)動態管理機能をもち、生産実績に基づ
いて作業配分/手順を決定するための作業ごとのST情
報を更新することにより、現実に合った作業配分を決定
できる。
【0033】5)生産日程情報と生産実績情報に基づい
て投入計画を行い、それに基づいて組立て/加工作業者
に対しての作業指示、倉庫の入出庫・搬送を制御し、配
膳作業者に作業指示を行うことにより、投入計画と作業
指示、動態管理、倉庫管理を統合して扱うことが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業管理システムの機能
ブロックを示す説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る作業管理システムにおけ
る機器構成などを示す説明図である。
【図3】本発明の実施例に係る作業管理システムによる
制御フローを示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に係る作業管理システムにおけ
る作業指示サーバ装置の1例の詳細を示す説明図であ
る。
【図5】本発明の実施例に係る作業管理システムにおけ
る作業指示装置の表示画面上の表示の1例を示す説明図
である。
【図6】本発明の実施例による作業指示データの1例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 製造情報 2 CAD情報 3 写真入力装置 4 作業指示サーバ装置 5 作業指示データ 6 作業指示画面データ編集機構 7 制約登録機構 8 作業配分/手順決定機構 9 作業指示データ配送機構 20 作業指示装置 21 ワーク認識装置 22 作業指示表示機構 30 生産管理装置 31 生産日程情報 32 投入計画情報 33 生産実績情報 34 投入計画機構 35 動態管理機構 50 倉庫管理装置 51 在庫/倉庫管理情報 52 入出庫計画機構 53 搬送計画機構 54 入出庫管理/倉庫制御機構 55 配膳指示装置 81 パレット 82 サイド箱 83 ICカード 91 3次元CAD情報 92 2次元CAD情報 93 2次元→3次元変換装置 94 簡易3次元CAD装置 95 背景切出し/線画抽出機構 301 作業指示画面データ 302 表示形状データ 303 画像/CADデータ 304 作業先行関係データ 305 作業群データ 306 STデータ 307 作業者能率データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 暁 千葉県習志野市東習志野七丁目1番地1号 株式会社日立製作所習志野工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAD情報乃至写真入力装置のうち少な
    くとも一方よりのデータを組み合わせたイメージデータ
    と、作業及びそのコメントとを登録し作業指示データと
    して出力する作業指示画面データ編集手段と、 作業間の先行関係を登録する制約登録手段と、 作業者数と各作業の標準作業時間(ST)から作業配分
    を決定する、作業配分/手順決定手段と、 前記決定された作業指示データを作業配分/手順に従っ
    て各作業指示装置に対して分配する作業指示データ配送
    手段と、 前記配送されたデータに基づき作業者に対して作業指示
    を行う作業指示表示手段とを備え、 複数の作業者に対する作業指示をイメージデータを用い
    て行うことを特徴とする作業管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、ワーク認識手段
    がワークの型式情報を読み取って、前記作業指示データ
    配送機構に送ることにより、ワークの型式に対応した作
    業指示を表示することを特徴とする作業管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、前記ワーク認識
    手段がワークのID情報を読み取って、動態管理手段に
    通信回線を介して送ることにより、生産実績情報として
    蓄え、前記作業配分/手順決定機構において使用する各
    作業の標準作業時間(ST)情報を修正することによ
    り、動態管理を行うとともに、現状に適応した作業配分
    を行うことを特徴とする作業管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項2乃至3記載において、生産日程
    情報をもとに投入計画を行って投入計画情報を出力し、
    これに基づいた作業指示を行うことを特徴とする作業管
    理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、前記投入計画情
    報をもとに部品倉庫の入出庫計画を行う入出庫計画手段
    と、部品搬送の計画を行う搬送計画手段と、入出庫計画
    をもとに入出庫管理を行い自動倉庫の場合にはさらに倉
    庫制御を行う入出庫管理/倉庫制御手段と、配膳作業者
    に対して配膳物の型式、形状、配膳位置を示す配膳指示
    手段とを備えたことを特徴とする作業管理システム。
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