JPH05241861A - オペレーティングシステムの空きメモリ管理方式 - Google Patents

オペレーティングシステムの空きメモリ管理方式

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Publication number
JPH05241861A
JPH05241861A JP7827092A JP7827092A JPH05241861A JP H05241861 A JPH05241861 A JP H05241861A JP 7827092 A JP7827092 A JP 7827092A JP 7827092 A JP7827092 A JP 7827092A JP H05241861 A JPH05241861 A JP H05241861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
free memory
task
lending
memory
size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7827092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafusa Kashiyado
昌房 樫宿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7827092A priority Critical patent/JPH05241861A/ja
Publication of JPH05241861A publication Critical patent/JPH05241861A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急性に応じて適切に空きメモリの貸与を行
なうことのできる空きメモリ管理方式を提供する。 【構成】 タスクから要求があった時点で要求されたサ
イズのメモリを自己の管理下の空きメモリ2から貸与す
るオペレーティングシステムの空きモリ管理方式におい
て、空きメモリ2のサイズを記録しておく管理テーブル
3と、各タスク4A,4Bの優先度を記録したタスクテ
ーブル5と、管理テーブル3を参照し、メモリ貸与の結
果、残る空きメモリ2のサイズが一定値以上であれば貸
与可能とし、一定値より小さい場合は、タスクの優先度
を判定し、優先度の高さがある値以上であれば貸与可能
とし、優先度がそれより小さければ貸与不可とするメモ
リ貸与判定手段6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機のオペレー
ティングシステムにおける空きメモリ管理方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】複数のタスクを並行して動作させる機構
(マルチタスク)を有するオペレーティングシステムで
は、一般に、自己の管理下に空きメモリと呼ばれる未使
用のメモリエリアを有しており、タスクからの要求があ
った時点で要求されたサイズのメモリを空きメモリから
貸与するようにしている。
【0003】図2は、従来におけるオペレーティングシ
ステムの空きメモリ管理方式の構成例を示したものであ
る。いま、例えばタスク24Aから空きメモリ22の貸
与要求がオペレーティングシステム21に対してなされ
ると、オペレーティングシステム21は空きメモリ管理
テーブル23を検索する。なお、空きメモリ管理テーブ
ル23には、現在貸与可能な空きメモリのサイズ、現在
貸与可能な空きメモリのアドレス、その他の属性等がデ
ータとして記録してある。
【0004】オペレーティングシステム21は、空きメ
モリ管理テーブル23を検索することにより、タスク2
4Aに対して要求されたサイズの空きメモリ22が貸与
可能であるか否かを判断する。貸与が可能な場合は、空
きメモリ管理テーブル23の現在貸与可能な空きメモリ
22のサイズのデータを貸与したサイズ分だけ減らした
値に書き換え、現在貸与可能な空きメモリ22のアドレ
スを貸与したサイズ分だけずらした値に書き換え、書き
換え前の現在貸与可能な空きメモリのアドレスをタスク
24Aに通知することにより、空きメモリ22の使用権
を与える。いったん貸与された空きメモリ22は、タス
ク24Aの管理下に置かれ、タスク24Aからの返却要
求があるまでオペレーティングシステム21が使用する
ことはない。
【0005】ついで、タスク24Bから同様に空きメモ
リ22の貸与要求があったとする。この場合、空きメモ
リ管理テーブル23の検索の結果、要求されたサイズの
空きメモリ22が貸与できないと判断したとする。この
場合は、オペレーティングシステム21は、タスク24
Bを待ち状態にし、要求されたサイズの空きメモリ22
が確保できるまでタスク24Bの実行を行なわないよう
にする。
【0006】その後、空きメモリ22の返却要求がオペ
レーティングシステム21に対してされると、空きメモ
リ管理テーブル23のデータを貸与前の状態に戻し、次
いで、タスク24Bに対して前述と同様にメモリを貸与
し、タスク24Bの待ち状態を解除して実行させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空きメモリ管理
方式は、上述したように構成され動作するものであり、
充分なサイズの空きメモリが存在する場合には問題はな
いが、空きメモリのサイズが限られたものである場合、
貸与するメモリが不足してしまうことが多く、その場合
は後から空きメモリの貸与要求をしたタスクは待ち状態
にされて処理を進めることができなくなるため、それが
システムの異常に対処するための処理であるような緊急
を要する処理のタスクである場合、予定した時間内に緊
急の処理が行なえなくなる恐れがあるという欠点があっ
た。
【0008】本発明は上記の点に鑑み提案されたもので
あり、その目的とするところは、緊急性に応じて適切に
空きメモリの貸与を行なうことのできる空きメモリ管理
方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、タスクから要求があった時点で要求された
サイズのメモリを自己の管理下の空きメモリから貸与す
るオペレーティングシステムの空きモリ管理方式におい
て、前記空きメモリのサイズを記録しておく管理テーブ
ルと、前記各タスクの優先度を記録したタスクテーブル
と、前記管理テーブルを参照し、メモリ貸与の結果、残
る空きメモリのサイズが一定値以上であれば貸与可能と
し、一定値より小さい場合は、タスクの優先度を判定
し、優先度の高さがある値以上であれば貸与可能とし、
優先度がそれより小さければ貸与不可とするメモリ貸与
判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1は本発明の空きメモリ管理方式の一実施
例を示す構成図である。図1において、本実施例はオペ
レーティングシステム1と、空きメモリ2と、空きメモ
リ管理テーブル3と、タスクテーブル5と、メモリ貸与
判定部6とから構成され、4A,4Bは必要に応じて空
きメモリ2の貸与および返却を要求するタスクである。
なお、タスクの数は図示した数に限定されない。
【0011】次に、空きメモリの管理動作を説明する。
いま、例えばタスク4Aから空きメモリ2の貸与要求が
オペレーティングシステム1に対してなされると、オペ
レーティングシステム1は、メモリ貸与判定部6に要求
のあったタスクのIDと、要求されたメモリのサイズと
を渡し、メモリ貸与が可能か否かの判定要求を出す。
【0012】判定要求を受けたメモリ貸与判定部6は、
渡されたタスクIDからタスクテーブル5を検索し、要
求のあったタスク4Aの優先度を検出する。また、空き
メモリ管理テーブル3を検索し、現在貸与可能な空きメ
モリのサイズを検出する。ここで、メモリ貸与判定部6
は、以下の規則に従い、メモリ貸与が可能か否かを判定
する。 メモリ貸与の結果、残る空きメモリのサイズが0よ
り大きいある一定値以上であれば、「貸与可能」。 メモリ貸与の結果、残る空きメモリのサイズが0よ
り大きいある一定値より小さい場合は、タスクの優先度
を判定し、優先度の高さがある値以上であれば「貸与可
能」。逆に、優先度がそれより小さければ、「貸与不
可」。
【0013】ここでは、タスク4Aの優先度が低いた
め、「貸与不可」の判定を下したとする。メモリ貸与判
定部6はこの判定結果をオペレーティングシステム1に
通知する。オペレーティングシステム1は、メモリ貸与
判定部6から、「貸与不可」の判定結果が通知されたた
め、タスク4Aを待ち状態にし、要求されたサイズの空
きメモリ2が確保できるまでタスク4Aの実行を行なわ
ないようにする。
【0014】次いで、タスク4Bから同様に空きメモリ
の貸与要求があったとする。この場合も同様に、メモリ
貸与判定部6に判定要求が出され、前述の規則に従って
貸与可能か否かの判断が下される。
【0015】ここでは、タスク4Bの優先度が高く、
「貸与可能」の判定が下されたとする。この判定の通知
を受けて、オペレーティングシステム1は、空きメモリ
管理テーブル3の現在貸与可能な空きメモリのサイズの
データを貸与したサイズ分だけ減らした値に書き換え、
現在貸与可能な空きメモリのアドレスを貸与したサイズ
分だけずらした値に書き換え、書き換え前の現在貸与可
能な空きメモリのアドレスをタスク4Bに通知すること
により、空きメモリ2の使用権を与える。
【0016】その後、空きメモリ2の返却要求がオペレ
ーティングシステム1に対してされると、空きメモリ管
理テーブル3のデータを貸与前の状態に戻す。ここでは
すでにタスク4A,4B以外のタスク(図示せず)から
もメモリが返却されており、タスク4Bに貸与できる充
分な空きメモリ2があるとすると、タスク4Bに対して
前述と同様にメモリを貸与し、タスク4Bの待ち状態を
解除して実行させる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空きメモ
リ管理方式にあっては、緊急を要し優先度の高いタスク
に対する空きメモリを常に一定サイズ以上残しておくよ
うにしているので、緊急の処理の実行を遅らせてしまう
ことを防止でき、緊急性に応じて適切に空きメモリの貸
与を行なうことができる。すなわち、緊急な処理に対し
ては一定時間内に処理を終了できることが保証されるこ
とになり、その結果、より信頼性の高いシステムとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による空きメモリ管理方式
の構成を示すブロック図である。
【図2】 従来の空きメモリ管理方式の例を示す構成ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 オペレーティングシステム 2 空きメモリ 3 空きメモリ管理テーブル 4A,4B タスク 5 タスクテーブル 6 メモリ貸与判定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タスクから要求があった時点で要求され
    たサイズのメモリを自己の管理下の空きメモリから貸与
    するオペレーティングシステムの空きモリ管理方式にお
    いて、 前記空きメモリのサイズを記録しておく管理テーブル
    と、 前記各タスクの優先度を記録したタスクテーブルと、 前記管理テーブルを参照し、メモリ貸与の結果、残る空
    きメモリのサイズが一定値以上であれば貸与可能とし、
    一定値より小さい場合は、タスクの優先度を判定し、優
    先度の高さがある値以上であれば貸与可能とし、優先度
    がそれより小さければ貸与不可とするメモリ貸与判定手
    段とを備えたことを特徴とするオペレーティングシステ
    ムの空きモリ管理方式。
JP7827092A 1992-02-28 1992-02-28 オペレーティングシステムの空きメモリ管理方式 Pending JPH05241861A (ja)

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JP7827092A JPH05241861A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 オペレーティングシステムの空きメモリ管理方式

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JP7827092A JPH05241861A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 オペレーティングシステムの空きメモリ管理方式

Publications (1)

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JPH05241861A true JPH05241861A (ja) 1993-09-21

Family

ID=13657296

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7827092A Pending JPH05241861A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 オペレーティングシステムの空きメモリ管理方式

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JP (1) JPH05241861A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263308A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Nec Software Ltd メモリ割り当て管理方式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263308A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Nec Software Ltd メモリ割り当て管理方式

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