JPH0524176U - スポツト溶接用電極検査装置 - Google Patents
スポツト溶接用電極検査装置Info
- Publication number
- JPH0524176U JPH0524176U JP6962391U JP6962391U JPH0524176U JP H0524176 U JPH0524176 U JP H0524176U JP 6962391 U JP6962391 U JP 6962391U JP 6962391 U JP6962391 U JP 6962391U JP H0524176 U JPH0524176 U JP H0524176U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- polishing
- motor
- cutter
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案の目的は、研磨された電極の状態を研磨
の時点で検査して溶接不良を未然に防止できるスポット
溶接用電極検査装置を得ることにある。 【構成】本考案は、上下一対に配置されている電極を挿
入され、先端を嵌入できる形状とされている電極研磨用
カッタ4と、この電極研磨用カッタ4を回転駆動するモ
−タ6と、駆動モ−タ6に接続され、モ−タの回転子電
流を検知した検出信号を入力されると共に、表示部8を
接続されている制御部1Aとを備え、制御部1Aは、上
記カッタ4による電極先端の研磨状態に応じて変化する
モ−タ6への回転負荷に対する電流変化を検出し、この
電流変化あるいは電流値が所定値に達した時点で上記電
極の研磨が良好に行われたことを判断して表示するよう
になっていることを特徴としている。
の時点で検査して溶接不良を未然に防止できるスポット
溶接用電極検査装置を得ることにある。 【構成】本考案は、上下一対に配置されている電極を挿
入され、先端を嵌入できる形状とされている電極研磨用
カッタ4と、この電極研磨用カッタ4を回転駆動するモ
−タ6と、駆動モ−タ6に接続され、モ−タの回転子電
流を検知した検出信号を入力されると共に、表示部8を
接続されている制御部1Aとを備え、制御部1Aは、上
記カッタ4による電極先端の研磨状態に応じて変化する
モ−タ6への回転負荷に対する電流変化を検出し、この
電流変化あるいは電流値が所定値に達した時点で上記電
極の研磨が良好に行われたことを判断して表示するよう
になっていることを特徴としている。
Description
【0001】
本考案は、スポット溶接用電極検査装置に関し、さらに詳しくは、電極の研磨 時に研磨状態の良否を検査するための装置に関する。
【0002】
周知のように、スポット溶接機にあっては、スポット電極の先端径が広がると 、電流密度が低下してしまい、所定のジュ−ル熱を得ることができなくなり、結 果として溶接不良を来すことがあった。 そこで、従来では、スポット打点数によって、このような先端径が大きくなり すぎたスポット電極を研磨することが行われている。
【0003】 すなわち、上述した電極の研磨に用いられる装置は、例えば、図4に示すよう に、スポット溶接機AにおけるクランパA1およびロケ−タA2にそれぞれ装着 されているスポット電極Bに対して、ホルダC1に装填されて各電極を挿入でき る形状を設定されているカッタCを対向当接させ、このカッタCをベルトDを介 して駆動モ−タEにより回転駆動することで、電極Bを研磨するようになってい る。
【0004】
しかしながら、上述した電極の研磨においては、例えば、自動研磨機に電極を 装着し、研磨開始から所定時間経過したことを基準として先端径が所定の寸法に あると判断していたために、実際には電極先端の径が所定寸法にないものも研磨 が終了した時点で再度スポット溶接機に装着されてしまい、結果として、上述し た所定のジュ−ル熱の発生が得られない場合があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、上述した従来の電極研磨における問題に鑑み、研磨 された電極の状態を研磨の時点で検査して溶接不良を未然に防止できるスポット 溶接用電極検査装置を得ることにある。
【0006】
この目的を達成するため、本考案は、研磨後のスポット溶接用電極の先端形状 を検査するための装置であって、上下一対に配置されている電極を挿入され、先 端を嵌入できる形状とされている電極研磨用カッタと、上記電極研磨用カッタを 回転駆動するモ−タと、上記モ−タに接続され、モ−タの回転子電流を検知した 検出信号を入力されると共に、表示部を接続されている制御部とを備え、上記制 御部は、上記カッタによる電極先端の研磨状態に応じて変化するモ−タへの回転 負荷に対する電流変化を検出し、この電流変化が所定値に達した時点で上記電極 の研磨が良好に行われたことを判断して表示するようになっていることを特徴と している。
【0007】 また本考案は、制御部が、カッタによる電極の研磨が進行したときに生じるカ ッタと電極とのあいだの接触抵抗の増加に応じたモ−タの回転負荷の増加による 電流値の上昇量が所定値に達したときに研磨が完了したことを判断するようにな っていることを特徴としている。
【0008】
本考案によれば、カッタ−の回転駆動に用いられるモ−タの回転子電流の変化 に応じて回転負荷の変化を検出し、この回転負荷が研磨完了に相当するものであ る場合に、その表示を行う。
【0009】
以下、図1乃至図3において、本考案実施例の詳細を説明する。
【0010】 図1は、本考案実施例によるスポット溶接用電極検査装置1の要部構成を示す 模式図であり、同図において、スポット溶接用電極検査装置1は、図4に示した 電極研磨装置2に付設されている。 すなわち、電極研磨装置2は、スポット溶接機3の各電極に対向してそれら電 極を挿入できる形状のカッタ4を備えており、このカッタ4は、ベルト5を介し て駆動モ−タ6により回転駆動されるようになっている。
【0011】 一方、上述したスポット溶接用電極検査装置1は制御部1Aを主要部として備 えており、この制御部1Aは、その入力側に、図2に示すように駆動モ−タ6の 回転子電流を検知する電流センサ7が接続されており、また、出力側には、研磨 完了を表示する表示部8が接続してある。 上述した制御部1Aにあっては、図2に示すように、電流源駆動による速度制 御を行う構成とされており、駆動モ−タ6からの回転子電流を基準駆動電流と比 較することでその差を求め、差に応じた駆動電流を調整して駆動モ−タ6に出力 するようになっている。
【0012】 従って、上述した制御部1Aにおいては、図3に示すように、電極の先端形状 がラウンド状をなしていない場合、つまり、電極の一部がカッタ4に接触してい るだけの場合(図3(A)参照)とラウンド状に研磨された場合、つまり、電極の先 端全周がカッタ4に接触している場合(図3(B)参照)とでカッタ4と電極との間 の接触抵抗が変化することによる電流値の変化に応じて研磨の進行状況を判別で きるようにされており、入力される電流値を基にした比較器での差が所定値に達 したときを研磨終了と判断して、そのことを表示部8に出力する。なお、図3に おいて矢印はカッタ4の回転方向を示している。
【0013】 本実施例は以上のような構成であるから、いま、研磨に供される電極がカッタ 4にセットされると、駆動モ−タ6が作動してカッタ4による研磨が開始される 。 そして、研磨が進行していくに従い、図3に示したような電極とカッタ4との 間の接触状況が変化すると、その変化に応じた回転負荷の変動に伴い、具体的に は、接触抵抗が大きくなるに従い、駆動モ−タ6からの回転子電流が高くなり、 比較された際の差が大きくなり、その差が所定値に達した時点で表示部8に対し て研磨が終了したことを表示すべき信号を出力される。 従って、研磨を行うオペレ−タは、表示がされた時点で駆動モ−タ6の回転を 停止し、電極からカッタ4を取り外すことができる。
【0014】 なお、上述した実施例では、制御部1Aにおいて、電流検知センサからの回転 子電流を取り込み、この電流値を基準電流値と比較した場合の差を研磨完了の際 の判断に用いた場合を説明したが、これに限らず、回転子電流を直接用い、この 電流値を電流計等により検出し、その値が所定値に達した時点を研磨完了とする ようにしてもよい。
【0015】
以上のように本考案によれば、研磨されたスポット溶接用電極の状態を、その 電極の研磨時に判定することができるので、研磨不足による溶接不良の発生を未 然に防止することが可能になる。
【図1】本考案実施例によるスポット溶接用電極検査装
置の要部構成を示す模式図である。
置の要部構成を示す模式図である。
【図2】図1に示した装置の要部構成における制御部の
機能を説明するためのモデル図である。
機能を説明するためのモデル図である。
【図3】図1に示した装置の作用を説明するための一部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図4】従来の電極研磨装置の概略を説明するための模
式図である。
式図である。
1 スポット溶接用電極検査装置 1A 制御部 2 電極研磨装置 3 スポット溶接機 4 カッタ 6 カッタ駆動用モ−タ 7 電流検出センサ 8 表示部
Claims (2)
- 【請求項1】研磨後のスポット溶接用電極の先端形状を
検査するための装置であって、 上下一対に配置されている電極を挿入され、先端を嵌入
できる形状とされている電極研磨用カッタと、 上記電極研磨用カッタを回転駆動するモ−タと、 上記モ−タに接続され、モ−タの回転子電流を検知した
検出信号を入力されると共に、表示部を接続されている
制御部とを備え、 上記制御部は、上記カッタによる電極先端の研磨状態に
応じて変化するモ−タへの回転負荷に対する電流変化を
検出し、この電流変化あるいは電流値が所定値に達した
時点で上記電極の研磨が良好に行われたことを判断して
表示するようになっていることを特徴とするスポット溶
接用電極検査装置。 - 【請求項2】請求項1記載のスポット溶接用電極検査装
置において、制御部は、カッタによる電極の研磨が進行
したときに生じるカッタと電極とのあいだの接触抵抗の
増加に応じたモ−タの回転負荷の増加による電流値の上
昇量が所定値に達したときに研磨が完了したことを判断
するようになっているスポット溶接用電極検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6962391U JPH0524176U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | スポツト溶接用電極検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6962391U JPH0524176U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | スポツト溶接用電極検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524176U true JPH0524176U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=13408186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6962391U Pending JPH0524176U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | スポツト溶接用電極検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524176U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140133947A (ko) * | 2012-11-20 | 2014-11-20 | 가부시키가이샤 교쿠토 | 전극 팁의 연마방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281279A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Dengensha Mfg Co Ltd | 抵抗溶接用電極チツプ整形方法及び装置 |
JPS62130778A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-13 | Dengensha Mfg Co Ltd | スポツト溶接機用制御装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP6962391U patent/JPH0524176U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281279A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Dengensha Mfg Co Ltd | 抵抗溶接用電極チツプ整形方法及び装置 |
JPS62130778A (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-13 | Dengensha Mfg Co Ltd | スポツト溶接機用制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140133947A (ko) * | 2012-11-20 | 2014-11-20 | 가부시키가이샤 교쿠토 | 전극 팁의 연마방법 |
US10016835B2 (en) | 2012-11-20 | 2018-07-10 | Kyokutoh Co., Ltd | Method for grinding electrode tip |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6719609B2 (en) | Eyeglass lens processing apparatus | |
KR101698388B1 (ko) | 스팟용접용 전극 팁 확인 장치 | |
JP6489889B2 (ja) | 表面加工装置 | |
JPH0524176U (ja) | スポツト溶接用電極検査装置 | |
JPH0985601A (ja) | 溶接鋼管内面の補修溶接部の仕上げ方法 | |
CN207779674U (zh) | 螺纹自动检测回丝机 | |
KR101941642B1 (ko) | 면취기에 장착되는 파이프 길이 검사 장치 | |
JP2667679B2 (ja) | 等速継手の検査装置 | |
CN213210374U (zh) | 一种旋转控制装置及首件检测机 | |
CN213210371U (zh) | 一种飞针检测装置 | |
JP2009082950A (ja) | 摩擦攪拌接合システム及び摩擦攪拌接合方法 | |
JP2806243B2 (ja) | 管とリングの自動溶接装置 | |
KR850001987Y1 (ko) | 로울드 마운팅아이를 베이스캡에 용접하기 위한 자동 용접자동장치 | |
JP3510083B2 (ja) | 研削装置 | |
KR20070037134A (ko) | 용접팁 연마장치의 제어방법 | |
JPH06122082A (ja) | スポット溶接用電極の研摩方法 | |
JPH0760445A (ja) | 薄板金属盤の外周溶接装置、及びこれに用いる自動追従方法とその装置、並びに溶接状態良否判定方法 | |
KR20150145597A (ko) | 스팟용접 전극 팁 연마 확인 장치 | |
JPH056032Y2 (ja) | ||
JPH06335818A (ja) | 溶接ワイヤ切断装置 | |
JPH0875895A (ja) | 燃料棒周溶接装置 | |
KR102533509B1 (ko) | 용접비드 자동 그라인딩 로봇 및 그 방법 | |
JP2591809Y2 (ja) | ディファレンシャル装置の打痕判別装置 | |
JP3736193B2 (ja) | 抵抗溶接方法 | |
JP4088491B2 (ja) | ドリルの自動研磨加工装置およびその方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970506 |