JPH052414B2 - - Google Patents

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JPH052414B2
JPH052414B2 JP6188985A JP6188985A JPH052414B2 JP H052414 B2 JPH052414 B2 JP H052414B2 JP 6188985 A JP6188985 A JP 6188985A JP 6188985 A JP6188985 A JP 6188985A JP H052414 B2 JPH052414 B2 JP H052414B2
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JP
Japan
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adhesive
panel
hemming
outer panel
strip
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6188985A
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English (en)
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JPS61222643A (ja
Inventor
Akihiro Hatayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cemedine Co Ltd
Original Assignee
Cemedine Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61222643A publication Critical patent/JPS61222643A/ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は自動車部品の組み立て、詳細にはド
ア、フード、トランク等におけるインナパネルと
アウタパネルのヘミング加工に用いる接着物に関
するものである。
<従来の技術> インナパネルとアウタパネル間の隙間又はパネ
ル切断面における錆の発生及び塵くずの堆積は、
美感のみならず強度の低下等において好ましくな
い。
この対策としては、アウタパネルとインナパネ
ル間に液状接着剤を塗布する方法等が施されてい
るが、塗布量が均一でなく、塗布位置により作業
が困難であるという欠点の他に、過剰塗布された
接着剤が食み出して圧締機を汚す欠点がある。ま
た、この場合でも各パネル間又はパネル切断面の
部位に接着剤を塗布することが難しく、実際には
接着剤によるヘミング加工の他に、別途切断面を
粘稠な塩化ビニルを主成分とするプラスチゾルで
塗布して防錆加工を施しているのが現状である。
さらに、このプラスチゾルの塗布も、自動車部
品、例えばドア、フード、トランク等の取付後に
施すようになつているために、インナパネルとア
ウタパネル間又はドア、フード、トランク等の取
付箇所等において、十分な塗布が行えない不都合
を有する。
一方、インナパネルとアウタパネルを帯状に成
形された接着物を用いて接合することも考えられ
ているが、まずパネルに防錆上油が塗布されてい
るために表面が滑つて取り付けが難しく、接着物
が有機系組成物のため弾力性があつて、折り曲げ
後に復元して取付けが困難となり、かつ単なる帯
状のためインナパネルとアウタパネル間又は各パ
ネル切断面を防錆することができなかつた。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、上記欠点を解消すべくなされたもの
で、その目的はアウタパネルとインナパネル間の
ヘミング部に塵くずの堆積を防止すると共に、パ
ネル切断面の部位に接着物を被覆して切断面から
の錆を防止するヘミング加工用の接着物を提供せ
んとする。本発明の他の目的は、インナパネルと
アウタパネルを巻き締めする前に、脱落又は位置
ずれすることなく、インナパネル又はアウタパネ
ルに確実に保持できるようにした保形性を有する
接着物を提供せんとする。さらに本発明の上記以
外の目的は、アウタパネルの先端部を被うように
外観上美しく成形するヘミング加工に用いる接着
物を提供せんとする。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、上記目的を解決するためになされた
もので、その要旨は自動車用部品におけるアウタ
パネルとインナパネルをヘミング加工する際に用
いる帯状接着物において、接着物の帯状部に金属
性の塑性保形部材を内蔵すると共に、帯状部の少
なくとも一方の縁部に帯状部より大なる厚肉部を
形成してなる自動車用部品のヘミング加工に用い
る接着物にある。
本発明に用いる上記接着物は、その形態が帯状
部の一縁部に帯状部よりなる厚肉部を形成し、帯
状部の内部には長尺の金属製の塑性保形部材が内
蔵されている。ここで厚肉部は、帯状部の少なく
とも一縁部が帯状部の肉厚より厚肉であればよ
く、厚肉部の形状が断面球状、楕円、多角形等の
他、いかなるものにも限定されない。この長尺の
接着物は、接着物化合物を押出成形機により押し
出されるもの、すなわち押し出しと同時に押出口
の手前から挿入した金属製の塑性保形部材を内蔵
した接着物、又は2つの帯状接着物間に金属製の
塑性保形部材を挟持したものを巻き取つたもの等
が考えられる。また、接着物としては、主成分が
エポキシ系、アクリル系、ポリエステル系、ウレ
タン系、塩化ビニル系、シリコン系又はポリアミ
ド系等から選ばれる低重合体から高重合体のいず
れでもよく、かつこれらに自動車組み立て工程で
塗装される塗料の焼き付け炉で硬化するという接
着物としての機能が発揮されればよいが、一般的
には自動車部品であるフード、トランク、ドアの
アウタパネルとインナパネルの接合のために、耐
振動耐久性及び全体剛性を確保するためにエポキ
シ樹脂が選ばれ、その硬化剤として例えばジアミ
ノジフエニルスルホン、ジアミノジフエニルメタ
ン、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒド
ロフタル酸、ポリカルボン酸無水物、三フツ化ホ
ウ素モノエチルアミノ錯塩、ジシアンジアミド、
メラミン、ベンズイミダゾール、N−N−ジメチ
ルユリア、アジピン酸、ジヒドラシド等の一つ又
はこれらの組み合わせが考えられる。さらに、接
着物には、上記の他に、巻き締め時に圧締機を汚
さないように合成ゴム及び無機系充填剤、必要に
より導電性添加剤を加えることができる。この合
成ゴムとしては、上記接着物の主成分と相容性が
良いもの、例えば主成分にエポキシ樹脂を選択し
た場合はニトリルゴムが最良である。また、上記
無機系充填剤は、上記主成分の樹脂と合成ゴムの
組合せにおいてパテ状にならない場合、あるいは
パテ状になつても柔らかすぎた場合、圧締機を汚
す程に粘着がある場合等に必要量添加するもので
あるが、一般的なものとして炭酸カルシウム、ク
レー、タルク、シリカ、炭酸マグネシウム、亜鉛
粉、鉄粉、アルミ粉等が上げられる。さらに、上
記導電添加剤はインナパネルとアウタパネル間に
おいて、接着物に導電性を与えて下塗の塗料をよ
く電着するために使用するもので、カーボン、グ
ラフアイト、各種金属粉がある。
本発明に使用する金属製の塑性保形部材は、成
形治具等により接着物をインナパネル又はアウタ
パネルに取り付けた場合に、容易に移動又は脱落
することがないよう確実に取り付けうるものであ
ることが最大のねらいであるが、この他運搬、梱
包及び開梱作業時等において形崩れしないように
する目的をも合せ有する。この目的のために、金
属製の塑性保形部材として、鉄、銅、アルミニウ
ム、錫、亜鉛の単体、及びその合金として例えば
ステンレス、真鍮、ハンダ、トタン、ブリキ、ジ
ユラルミン等が考えられるが、このうちから特に
弾性があまりなく塑性変形し易いもの、接触によ
る電気腐蝕が生じないもの、接着物の反応に影響
の少ないもの、その他加工容易性及び入手容易性
等を考慮して選択される。
なお、前記ダンベル断面状の接着物は、全体が
同一色の場合はもちろん、美感上厚肉部を白色、
赤色、緑色、青色等にすることも可能である。
<実施例> 第1図イは中央の帯状部3の少なくとも一方の
内側縁部を帯状部3の肉厚より大きくした厚肉部
1を有し、かつ帯状部3内に金属製の塑性保形部
材4を内蔵した接着物Aの斜視図であり、長さ方
向に一定寸法で切断したもの、又は予め巻き取つ
たもの、或いは押出機の押出口から直接押し出さ
れたものを含む。第1図ロは、帯状部3の両側縁
部、即ち内側縁部と反対の外側縁部にも厚肉部2
を設けたものである。第2図は、第1図イ,ロの
接着物Aを用いて、インナパネル6とアウタパネ
ル5とを巻き締めてヘミング加工した断面図であ
る。
上記第1図ロを用いて第2図のようにヘミング
加工するには、まず第3図のように成型治具8を
用いてイ,ロ,ハによつてインナパネル6の先端
部に接着物を確実に取り付け、ついでニ,ホ,ヘ
の順にプレス機9でプレスして厚肉部1をアウタ
パネル5とインナパネル6の内側接合端部Nに位
置させ、同部分に接着物を充填して水分、塵くず
等が侵入しないようにしている。また、プレス機
9で巻き締めにより、接着物Aの一部がアウタパ
ネルの切断面7の箇所に食み出すが、この食み出
し部分を補うものとして厚肉部2があり、これら
の突出部を成形治具10で線状に成形してインナ
パネル6とアウタパネル5の外側接合端部Mにお
いてアウタパネルの切断部7を被うようにしてい
る(第3図ト)。接着物の帯状部3には金属性の
塑性保形部材として金網又は金属性薄板が内蔵さ
れているが、巾方向の長さは、アウタパネル5と
インナパネル6とを内外側において巻き締めする
巾、例えば第2図におけるYの2倍以上X+Y以
下に相当し、厚さは各パネル間を充填するに充分
な量であればよい。
一方、第4図は第1図イを用いて第2図のよう
にヘミング加工する場合を示し、形成治具8′を
用いて第4図イのように接着物AをL字形に曲
げ、ついでロによつてアウタパネル5の内側に接
着物Aを取り付け、ついでニ,ホにより、前記第
3図ヘ,トと同様にしてニ,ホでヘミングする。
この場合の内側接合端部Nは接着物Aの厚肉部1
に相当するが、外側接合端部Mはプレス機9のプ
レスによる接着物の食み出しにより成形する。な
お、第3図では第1図ロの接着物Aを用い、第4
図では第1図イの接着物Aを用いているが、接着
物をこの逆で使用してもよい。
<発明の効果> 上記本発明を用いてアウタパネルとインナパネ
ルをヘミング加工するに際し、まず帯状の接着物
Aは内部に金属性の塑性保形部材が内蔵している
ので、変形後の保形が確実となり、ヘミング加工
前に接着物の弾性又はパネル表面の防錆油によつ
てインナパネルの切断面である先端部やアウタパ
ネルの内側から離脱することがない。
また、本発明では帯状部の縁部に帯状部の肉厚
より大なる厚肉部を形成しているので、手の入ら
ないインナパネルとアウタパネルの内側接合端部
Nに接着物Aを十分に充填でき、この間における
塵くずの堆積や錆を防止することができ、かつ接
着物に導電添加剤を使用することにより電着塗装
を十分に行なうことができる。
さらに、外側接合端部Mによりアウタパネルの
切断面に防錆処理を施しているので、パネルをド
ア、フード、トランク等に用いてもヒンジ等で接
合した箇所をプラスチゾルで防錆処理できないと
いつた欠点を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロは本発明接着物の一部斜視図、第
2図は本発明でインナパネルとアウタパネルをヘ
ミング加工された状態を示す一部断面図、第3図
は本発明である第1図 ロを用いた場合のヘミン
グ加工例を示す説明図、第4図は本発明第1図イ
を用いた場合のヘミング加工例を示す説明図であ
る。 A……接着物、1……接着物の厚肉部、3……
接着物の帯状部、4……金属性の塑性保形部材、
5……アウタパネル、6……インナパネル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用部品におけるアウタパネルとインナ
    パネルをヘミング加工する際に用いる帯状接着物
    において、接着物の帯状部に金属性の塑性保形部
    材を内蔵すると共に、帯状部の少なくとも一方の
    縁部に帯状部より大なる厚肉部を形成してなる自
    動車用部品のヘミング加工に用いる接着物。 2 厚肉部を帯状部の両縁部に形成してなる特許
    請求の範囲第1項に記載の自動車用部品のヘミン
    グ加工に用いる接着物。
JP6188985A 1985-03-28 1985-03-28 自動車用部品のヘミング加工に用いる接着物 Granted JPS61222643A (ja)

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JPS61222643A JPS61222643A (ja) 1986-10-03
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KR100471224B1 (ko) * 2002-05-09 2005-03-08 현대자동차주식회사 헤밍 실런트 도포장치
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