JPH0524146B2 - - Google Patents

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JPH0524146B2
JPH0524146B2 JP5406491A JP5406491A JPH0524146B2 JP H0524146 B2 JPH0524146 B2 JP H0524146B2 JP 5406491 A JP5406491 A JP 5406491A JP 5406491 A JP5406491 A JP 5406491A JP H0524146 B2 JPH0524146 B2 JP H0524146B2
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acid
disulfonic acid
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disulfonic
mol
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Hiroki Fujii
Yukio Izumi
Nobuyori Shibamoto
Kazusaku Aramatsu
Hiromichi Kitano
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Sugai Chemical Industry Co Ltd
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Sugai Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は改良された1−
アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3・6−ジ
スルホン酸(以下、H酸という)の工業的製造法
に関する。更に詳しくは、ナフタレン−2・7−
ジスルホン酸から、ニトロ化、還元、加水分解の
各工程を経て合成されるH酸の製造法の工業的に
改良された方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 H酸は著名な染料中間体で、特
に直接、或いは酸性染料等のアゾ系染料の最も重
要な中間物の一つであり、現在、世界各国で多量
生産され、同時にこれらH酸の製造に関する技術
改良もさかんにおこなわれ、更には研究報告或い
は特許出願を多数おこなわれている。 しかしながら、これらH酸の製造方法、或いは
改良方法についての文献はナフタレン−1・3・
6−トリスルホン酸のニトロ化、還元、アルカリ
加水分解の工程を経る方法についてだけであり、
ナフタレン−2・7−ジスルホン酸からのH酸製
造法についての最近の公知文献は皆無である、と
言つても過言ではない。 ナフタレン−2・7−ジスルホン酸からのH酸
製造方法についての公知文献は、ナフタレン−
2・7−ジスルホン酸ジカリウム塩から18モル倍
量の濃硫酸中、0℃乃至5℃の範囲で1.08モル比
の硝酸(混酸)でモノニトロ化し、次いで硝酸カ
リウム1.44モル比を加え、80℃乃至90℃で1乃至
2時間加熱撹拌し、得られた1・8−ジニトロナ
フタレン−3・6−ジスルホン酸を鉄粉及び硝酸
を用いて、還元し、対応する1・8−ジアミノナ
フタレン−3・6−ジスルホン酸を得(DRP.A.
O.1430)、更に1・8−ジアミノナフタレン−
3・6−ジスルホン酸を約等モルの硫酸を含む10
%硫酸水溶液に加え、約6時間110℃乃至120℃で
加熱後、放冷することによつて針状微黄色のH酸
アンモニウム塩が得られる(DRP67062)、との
記載があるが、該方法における品質、収率等の記
載はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明者等の
該方法についての追試結果によれば、異性体を多
量に含んだH酸が得られ、このままでは使用に耐
えない品質であり、又、収率的にも満足し得ない
ものであつた。 これらの状況から、本発明者等はすでに完成し
た2・7ナフタレンジスルホン酸の製法(特開昭
56−77254号)によつて得られる高純度2・7−
ナフタレンジスルホン酸を用いて、H酸を製造す
る工業的製造方法の研究に着手し、鋭意検討をか
さねた結果、本発明を完成したもので、本発明は
経済的であると共に高純度のH酸を高収率で得ら
れる方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解
決するため、本発明者らが鋭意検討したところ、
2・7−ナフタレンジスルホン酸を用い、混酸で
ジニトロ化反応をおこなう場合、モノニトロ化物
からジニトロ化物へ反応が進行するに際し、中間
化合物を経由して進行することを見出し、且つ該
中間化合物が系内に存在する場合、反応系内の粘
性増加を抑制することを見い出した。これらの性
質を巧みに利用することにより、反応溶媒として
用いられている硫酸溶媒の使用を半減させること
に成功した。 本発明者等は更に研究を進め、上記の方法よつ
て、高収率で得られる高品質の1・8−ジニトロ
ナフタレン−3・6−ジスルホン酸を用いての還
元工程及び加水分解工程についても鋭意検討を加
えた結果、各工程においても、成る限定された条
件でのみ反応をおこなうことにより、最終的に高
収率で高品質のH酸を合成することに成功した。
【0005】 本発明は上記の知見に基づいてなされ
たもので、更に具体的に述べるならば、ナフタレ
ンのスルホン化反応によつて得たナフタレン−
2・7−ジスルホン酸を硫酸の存在下、ニトロ化
剤を作用させ、1・8−ジニトロナフタレン−
3・6−ジスルホン酸を得、次いで鉄粉を用いて
還元し、1・8−ジアミノナフタレン−3・6−
ジスルホン酸を得、更に加水分解によつてH酸を
製造する方法において、(1)ナフタレン−2・7−
ジスルホン酸を硫酸溶媒中、硝酸又は混酸でニト
ロ化し、1・8−ジニトロナフタレン−3・6−
ジスルホン酸を製造する工程において、反応が1
−ニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸から
1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホ
ン酸へ進行する時点における反応系内条件とし
て、脱水値が5乃至27、反応温度が−20℃乃至40
℃、反応溶媒としての硫酸を1−ニトロナフタレ
ン−3・6−ジスルホン酸1モルに対し、6モル
乃至15モルの条件下、硝酸又は混酸でニトロ化さ
れ、且つニトロ化剤滴下終了後、1−ニトロナフ
タレン−3・6−ジスルホン酸が検出されなくな
つてから、水中に排出し、硫酸濃度が80%以下に
希釈された状態で、0.5時間以上昇温・熟成しジ
ニトロ化反応を完成させる工程。 (2) 該ジニトロ化反応工程で得た1・8−ジニ
トロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を、電解
質として塩化アンモニウムを0.2乃至3.0(モル/
リツトル−水)含む水溶液中で、鉄粉を用いて80
℃以上の温度で還元反応をおこなう工程。 (3) 該還元工程で得た1・8−ジアミノナフタ
レン−3・6−ジスルホン酸1モル当り、15重量
%乃至50重量%の硫酸又は塩酸溶液1モル以上を
使用し、100℃乃至沸点で加水分解をおこなう工
程。 の三工程を少くとも含むH三の製造法である。
【0006】 上記の構成からなる本発明について、
更に詳細に述べるならば、ジニトロ化工程におい
て脱水値[脱水値=(反応最終系内硫酸重量)/
(反応最終系内水分重量)]が5以下では未反応物
が多く残存し、その結果最終H酸の品質悪化を招
き、12以上では選択性が若干上昇するが、廃酸量
の増大等、経済的に大きな効果は望めない。又、
反応温度については−20℃以下では反応系内の粘
性が増加し、溶媒としての硫酸量を増加させなけ
れば反応マスの系外へ取出しが困難となり、経済
性を損う。又、40℃以上では硝酸の分解、蒸発に
よる損失が大きく、そのために過剰の硝酸を必要
とし、又、異常反応による不明成分の増加を招
き、好ましい結果は得られない。 以上のような理由により、本発明の限定された
諸条件内でニトロ化反応を行なうことにより、溶
媒としての硫酸量を公知文献記載の方法と比較し
て、半減し得る効果を得、同時に高品質な1・8
−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を
高収率で得られるという効果を発現する。
【0007】 しかしながら、これらの効果は該反応
条件内での反応においても、通常のジニトロ化反
応の如く、ジニトロ化の終了時点迄、反応を進行
させた場合には発現されず、むしろ反応系内はジ
ニトロ化終点付近では高粘性マスとなり、反応系
外への排出も困難となり、又、異常反応も進行し
て、そのために経済的に多大の損失を招くことに
なる。 本発明の他の特徴は上述した如く、モノニトロ
体よりジニトロ体に反応が進行するに際し、中間
化合物を経由し、該中間化合物の存在する反応系
内の粘性は低いという事実、更には該中間化合物
は希釈された硫酸溶液においても、加熱すること
により、容易に目的物である1・8−ジニトロナ
フタレン−3・6−ジスルホン酸に反応が進むこ
とを見い出したことにより、次工程で好ましくな
い原因となる1−ニトロナフタレン−3・6−ジ
スルホン酸が反応系内に存在しなくなつた時点
で、反応マスを水中に排出し、50℃以上、好まし
くは80℃以上に温度を高め、同温度で0.5時間以
上、好ましくは1時間以上保つことにより、溶媒
としての硫酸使用量を公知文献として比較して、
半減した状態においても、高収率で高品質な1・
8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸
を得ることができる、という上述した効果が発現
されるのである。又、熟成時間は該中間化合物の
ジニトロ体への転移速度は速く、中間化合物が消
失すれば、それ以上の加熱は意味を有さない。 又、硫酸の希釈濃度は低くともジニトロ体への
中間化合物からの転移は進行するが、廃酸の再利
用等を考慮した場合、系内の異常反応は進行せ
ず、転移反応のみが進行する濃度、即ち、80%以
下の濃度で、実際的には可及的高濃度が好まし
い。
【0008】 該ニトロ化工程で得た1・8−ジニト
ロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を鉄粉で還
元する場合、電解質として塩化アンモニア水溶液
を用いるが、該濃度を0.2(モル/リツトル−水)
以下の濃度では反応も遅く、生産性が悪く、実際
的ではない。又、3.0(モル/リツトル−水)以上
は加えることの効果が生じない。本発明者等は後
述する如く、他の電解質の種類及び該濃度におけ
る効果を種々検討したが、塩化アンモニウムの該
濃度範囲に調整することによつてのみ、高収率で
還元をおこなうことができた。
【0009】 これらの還元工程で得られた1・8−
ジアミノナフタレン−3・6−ジスルホン酸をモ
ノ加水分解によつてH酸を製造する場合、文献記
載の如く低濃度によ加水分解反応は、本発明者等
の研究によれば、10%程度のクロモトローブ酸の
生成を抑制することができず、本発明の記載条件
によつてのみ、加水分解反応をおこなわせること
によつて、予想以上の高収率、且つ高品質のH酸
を製造することができる。 以上、本発明内容について詳細に説明してきた
如く、各工程における製品の品質の善し悪しが最
終製品であるH酸の品質及び収率を左右する。
【0010】
【発明の効果】 本発明は、ナフタレン−2・7
−ジスルホン酸を原料として用い、特定の条件下
でニトロ化、還元、加水分解の各工程をおこなう
H酸の製造法であり、高純度のH酸を高収率で得
ることがでる。また、ジニトロ化工程における硫
酸使用量の低減など、H酸製造工程の経済性、操
作性を著しく改良することができる。
【0011】
【実施例】 本発明を更に詳細に説明するため、
以下に実施例をあげて説明するが、本発明の範囲
はこれら実施例のみに限定されるものではない。 実施例 1 95.69%の硫酸1024.2g(10モル)中に1モル
の2・7−ナフタレンジスルホン酸が溶解した溶
液(脱水値12)に調整し、冷却後、99%硝酸70g
を0〜3℃の範囲で1時間を要して滴下し、同温
度で1時間撹拌し、次いで99%硝酸70gを同温度
で1時間を要して滴下、後更に3時間同温度に制
御しながら撹拌反応をおこない、1−ニトロナフ
タレン−3・6−ジスルホン酸の消失を液体クロ
マトグラフイーで確認した。 この時点でこの液体クロマトグラムから、中間
化合物7.4%、1・8−ジニトロナフタレン−
3・6−ジスルホン酸84.4%を含有していたこと
を確認した。 該反応マスを水935.7g中に排出し、硫酸濃度
を50%に希釈し、90℃乃至95℃の範囲で約2時間
同温度で保温撹拌を続けた。 冷却後、液体クロマトグラフイーで分析した結
果、目的物である1・8−ジニトロナフタレン−
3・6−ジスルホン酸の収率は91.7%であつた。 常法に準じて、上記の1・8−ジニトロナフタ
レン−3・6−ジスルホン酸溶液に48%水酸化ナ
トリウム液191.7gを加えて結晶を析出させ、
1・8−ジニトロナフタレン−3・6−ジスルホ
ン酸ジナトリウム塩を得た。なお、液体クロマト
グラフイー及び原子吸光分析によりジナトリウム
塩であることを確認した。
【0012】 実施例 2 96.21%の硫酸71.50g中に2・7−ナフタレン
ジスルホン酸0.105モルが溶解した溶液に調整し、
15℃に冷却後、98%硫酸/99%硝酸=1/1(重
量比で)の混酸29.46gの1/2を15℃±2℃に反応
系内を制御しながら1時間を要して滴下、次いで
同温度で1時間撹拌した後、残りの混酸を1時間
要して、同温度で滴下、滴下後、同温度で更に1
時間保温撹拌した(硫酸モル比8.07、脱水値12)。 液体クロマトグラフイーで分析した結果、中間
化合物5.7%、1・8−ジニトロナフタレン−
3・6−ジスルホン酸87.6%を含み、1−ニトロ
ナフタレン−3・6−ジスルホン酸を含まないこ
とを確認した。 該反応マスを水28.73g中に排出(硫酸濃度70
%)し、90℃に昇温、90℃乃至95℃の範囲で3時
間保温撹拌した。 液体クロマトグラフイーで分析した結果、目的
物である1・8−ジニトロナフタレン−3・6−
ジスルホン酸は89.2%含有し、中間化合物は含ま
れていなかつた。
【0013】 実施例 3〜18 実施例1及び実施例2に準じ、硝酸又は混酸で
ニトロ化おこない、各条件を変えて該方法を実施
した。結果は以下の表1に示した。
【0014】 ■■■ 亀の甲 [0091] ■■■
【0015】 実施例 9 水1リツトル中に塩化アンモニウム0.4モルを
加え、更に鉄粉376.65gを加え、撹拌しながら98
℃に昇温、98℃〜100℃で38分保温撹拌した。 次いで実施例1で得た1・8−ジニトロナフタ
レン−3・6−ジスルホン酸ジナトリウム塩
422.3gを沸点下、1時間を要して投入、更に同
温度で1時間撹拌し、後70℃に冷却、鉄粉を分
離、1・8−ジアミノナフタレン−3・6−ジス
ルホン酸ジナトリウム塩0.965モルを含んだ溶液
1070gを得た。 該溶液107gを水で42.5%に調整した硫酸178g
と混合すると、1・8−ジアミノナフタレン−
3・6−ジスルホン酸モノナトリウム塩が析出し
たが、懸濁状態で30分を要して120℃迄昇温、120
±2℃で17.5時間加熱撹拌した。 後、3時間を要して30迄放冷、析出したH酸モ
ノナトリウム塩を分取、水洗後100℃で10時間乾
燥し、1・8−ジアミノナフタレン−3・6−ジ
スルホン酸モノナトリウム塩3.0%を含んだH酸
モノナトリウム塩を、1・8−ジニトロナフタレ
ン−3・6−ジスルホン酸に対して88.6%の収率
で得た。
【0016】 実施例 10 実施例9で得た還元液107gに35%塩酸60.37g
を加えると、1・8−ジアミノナフタレン−3・
6−ジスルホン酸モノナトリウム塩が析出する
が、そのまま懸濁状態で撹拌しながら、30分を要
して115℃まで昇温、115±2℃で20時間保温撹拌
した。後3時間放冷し30℃になつたとき、析出し
ているH酸モノナトリウム塩を分取し、20mlの水
で水洗、乾燥し、1・8−ジアミノナフタレン−
3・6−ジスルホン酸モノナトリウム塩2.2%を
含むH酸モノナトリウム塩をジニトロ体に対し、
90%の収率で得た。
【0017】 実施例 11 塩化アンモニウム溶液の濃度を変化させた以外
は、実施例9に準じて還元工程をおこない、表2
に示される結果を得た。 ■■■ 亀の甲 [0092] ■■■
【0018】 実施例 12〜19 使用した硫酸及び塩酸の濃度、温度及び時間を
変化させ、実施例9、10に準じて加水分解反応を
おこなつた。 その結果を表3に示す。
【0019】 ■■■ 亀の甲 [0093] ■■■
【0020】 参考例 1 電解質種を塩化アンモニウムに代えて、硫酸、
塩酸、酢酸、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム
等を用い、還元条件を検討したが、いずれの場合
にも93%以上の1・8−ジアミノナフタレン−
3・6−ジスルホン酸を得ることができず、還元
反応は或る程度進行するが、工業的でないと判断
した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナフタレンのスルホン化反応によ
    つて得たナフタレン−2,7−ジスルホン酸を硫
    酸の存在下、ニトロ化剤を作用させ、1・8−ジ
    ニトロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を得、
    次いで鉄粉を用いて還元し、1・8−ジアミノナ
    フタレン−3・6−ジスルホン酸を得、更に加水
    分解によつて、1−アミノ−8−ヒドロキシナフ
    タレン−3・6ジスルホン酸を製造する方法にお
    いて、 (1) ナフタレン−2・7−ジスルホン酸を硫酸溶
    媒中、硝酸又は混酸でニトロ化し、1・8−ジニ
    トロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を製造す
    る工程において、反応が1−ニトロナフタレン−
    3・6−ジスルホン酸から1・8−ジニトロナフ
    タレン−3・6−ジスルホン酸へ進行する時点に
    おける反応系内条件として、脱水値が5乃至27、
    反応温度が−20℃乃至40℃、反応溶媒としての硫
    酸を1−ニトロナフタレン−3・6−ジスルホン
    酸1モルに対し、6モル乃至15モルの条件下、硝
    酸又は混酸でニトロ化され、且つニトロ化剤滴下
    終了後、1−ニトロナフタレン−3・6−ジスル
    ホン酸が検出されなくなつてから、水中に排出
    し、硫酸濃度が80%以下に希釈された状態で0.5
    時間以上昇温・熟成しジニトロ化反応を完成させ
    る工程。 (2) 該ジニトロ化反応工程で得た1・8−ジニト
    ロナフタレン−3・6−ジスルホン酸を、電解質
    として塩化アンモニウムを0.2乃至3.0(モル/リ
    ツトル−水)含む水溶液中で、鉄粉を用いて80℃
    以上の温度で還元反応をおこなう工程。 (3) 該還元工程で得た1・8−ジアミノナフタレ
    ン−3・6−ジスルホン酸1モル当り、15重量%
    乃至50重量%の硫酸又は塩酸溶液1モル以上を使
    用し、100℃乃至沸点で加水分解をおこなう工程。 の三工程を少なくとも含む1−アミノ−8−ヒド
    ロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸の製造
    法。
JP5406491A 1991-02-25 1991-02-25 1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3・6−ジスルホン酸の製造法 Granted JPH04210954A (ja)

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