JPH0524143U - 連続鋳造機における蒸気排出装置 - Google Patents

連続鋳造機における蒸気排出装置

Info

Publication number
JPH0524143U
JPH0524143U JP8036391U JP8036391U JPH0524143U JP H0524143 U JPH0524143 U JP H0524143U JP 8036391 U JP8036391 U JP 8036391U JP 8036391 U JP8036391 U JP 8036391U JP H0524143 U JPH0524143 U JP H0524143U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuous casting
casting machine
pinch roll
discharge device
upper frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8036391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2503083Y2 (ja
Inventor
英敏 木村
克典 神田
秀幸 長崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
Priority to JP8036391U priority Critical patent/JP2503083Y2/ja
Publication of JPH0524143U publication Critical patent/JPH0524143U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503083Y2 publication Critical patent/JP2503083Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、縦ビーム方式のピンチロール帯
を有する連続鋳造機において、蛇腹により省スペースの
冷却室を形成した蒸気排出装置を提供する。 【構成】 縦ビーム方式のピンチロール帯を有する連続
鋳造機において、縦ビーム2間に配置され、上下に移動
調整可能としたピンチロールの上ロール軸受け箱7A
と、上フレーム3との間に形成される面積可変隙間部1
0を蛇腹8にてシールし、縦ビーム2および上フレーム
3で囲まれる空間内に形成された冷却室11を密閉化し
た連続鋳造機の蒸気排出装置である。 【効果】 ピンチロール帯の大規模な改造や機器類を変
更することなく蒸気排出装置の冷却室を密閉化し、蒸気
を外部に漏洩せず完全排出を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、縦ビーム方式のピンチロール帯を有する連続鋳造機における蒸気 排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
連続鋳造機における蒸気排出装置は、鋳造鋼片の冷却時に発生する蒸気を屋外 に排出する装置であり、その目的とするところは、モールド周辺での発生蒸気の 結露水に起因する水蒸気爆発の防止,作業性改善および設備の故障防止にあり、 連続鋳造機において発生蒸気の完全排出は必須の条件である。
【0003】 このため従来から、(1)大型の冷却室を備えて、この室内にピンチロール部 分を配置して完全密閉化し、発生蒸気をブロワーで吸引して排出する実開昭59 −58561号公報に開示された方法、(2)ピンチロール帯の側面に冷却室を 設けて、発生蒸気をピンチロール帯の側面からブロワーにて吸引し排出する方法 があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこれら従来の方法では、ピンチロール帯の側面に大きなスペース を必要とし、狭いスペースで縦ビーム方式のピンチロール帯を有する連続鋳造機 を計画する場合に、その適用は困難であった。
【0005】 本考案は上記課題を解決し、蛇腹を使用することにより大きなスペースを必要 とすることなく冷却室を形成した連続鋳造機における蒸気排出装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フレーム上に鋳造方向に一定間隔で縦ビームを配置し、該縦ビーム の頂部を上フレームで連結した縦ビーム方式のピンチロール帯を有する連続鋳造 機の、前記ピンチロール帯の隣接する2本の縦ビーム間に配置され、上下に移動 調整可能としたピンチロールの上ロール軸受け箱と、前記上フレームとの間に形 成される面積可変隙間部を蛇腹にてシールし、縦ビームおよび上フレームで囲ま れる空間内に形成された冷却室を密閉化したことを特徴とする連続鋳造機におけ る蒸気排出装置である。
【0007】
【作用】
本考案は、新たに大きなスペースを必要とする冷却室を設けることなく、ビー ム,ロール昇降装置で構成されるピンチロール帯で大気開放となっている箇所、 特にロール昇降に伴い隙間面積が変化する箇所に対し、耐熱性かつ耐湿性を有し 屈曲性に優れた蛇腹を取り付け、隙間部をシールすることでピンチロール帯の内 部に冷却室を形成し、外部への蒸気漏洩を防止する構造としたものである。
【0008】 縦ビーム方式のピンチロール帯を有する連続鋳造機では、鋳造する鋳片の厚み 設定に応じて上下ロールの間隔をスペーサーブロックの厚み調整機構にて調整す るために、上フレームと上ロールとの隙間の断面積は一定とはならない。またこ の方式の連続鋳造機は、ダミーバーの通過時に上ロールが昇降するために、上フ レームと上ロールとの隙間の断面積が大きく変動する。
【0009】 この時、上フレームと上ロール間は蛇腹にて連結されているので、この隙間の 変動に応じて蛇腹が伸縮し、常にシールが保たれるために、機内で発生した蒸気 は蛇腹にてシールされ、外部に漏洩することはない。またこの蛇腹は耐熱性を有 し、屈曲性に優れた材質を用いることにより、厳しい条件下でもシール機能の低 下はない。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1は、連続鋳造機における縦ビーム方式ピンチロール帯の正面図、図2は側 面図である。
【0012】 1はベースフレームであり、該フレーム上には一定間隔で縦ビーム2が配置さ れている。3は上フレームであり、縦ビーム2の頂部を連結している。
【0013】 一定間隔で配置された縦ビーム2の間には、下部よりそれぞれ下ロール5およ び下ロール軸受け箱5A,上ロール7および上ロール軸受け箱7Aならびに該ロ ール7を上下に移動調整しかつ圧下する鋳片圧下用シリンダー4が配置され、ま た下ロール軸受け箱5Aと上ロール軸受け箱7Aとの間には、鋳造する鋳片9の 厚み設定に応じて上下ロール7,5の間隔を調整するスペーサーブロック6が挿 着されている。
【0014】 上フレーム3と上ロール軸受け箱7Aとの間には、スペーサーブロック6の厚 み調整分と、上ロール7の上下動による可変隙間部10が形成される。8は蛇腹 であり、この蛇腹8により上ロール7の上下動などによってもこの可変隙間部1 0を完全にシールされるように、上フレーム3と上ロール軸受け箱7Aによって 上下端が固定され、内部には冷却室11が形成される。
【0015】 このように可変隙間部10は蛇腹8により完全にシールされ、冷却室11は常 に密閉されるので、鋳造条件の変更により上ロール7が昇降した場合でも蛇腹8 が伸縮して、ピンチロール帯内で発生した蒸気は外部に漏洩することはない。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、狭いスペースに設置されている連 続鋳造用ピンチロール帯において、大規模な改造や、また周辺に配置された駆動 装置や計測機器などの移動困難な機器類を変更することなく、蒸気排出装置の冷 却室を密閉化することができ、発生した蒸気は外部に漏洩することはなく、完全 排出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造機における縦ビーム方式ピンチロール
帯の正面図である。
【図2】図1のピンチロール帯の側面図である。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2 縦ビーム 3 上フレーム 4 鋳片圧下用シリンダー 5 下ロール 5A 下ロール軸受け箱 6 スペーサーブロック 7 上ロール 7A 上ロール軸受け箱 8 蛇腹 9 鋳片 10 可変隙間部 11 冷却室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長崎 秀幸 北九州市戸畑区大字中原46の59 日鐵プラ ント設計株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム上に鋳造方向に一定間隔で縦ビ
    ームを配置し、該縦ビームの頂部を上フレームで連結し
    た縦ビーム方式のピンチロール帯を有する連続鋳造機
    の、前記ピンチロール帯の隣接する2本の縦ビーム間に
    配置され、上下に移動調整可能としたピンチロールの上
    ロール軸受け箱と、前記上フレームとの間に形成される
    面積可変隙間部を蛇腹にてシールし、縦ビームおよび上
    フレームで囲まれる空間内に形成された冷却室を密閉化
    したことを特徴とする連続鋳造機における蒸気排出装
    置。
JP8036391U 1991-09-09 1991-09-09 連続鋳造機における蒸気排出装置 Expired - Lifetime JP2503083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036391U JP2503083Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 連続鋳造機における蒸気排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036391U JP2503083Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 連続鋳造機における蒸気排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524143U true JPH0524143U (ja) 1993-03-30
JP2503083Y2 JP2503083Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=13716179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8036391U Expired - Lifetime JP2503083Y2 (ja) 1991-09-09 1991-09-09 連続鋳造機における蒸気排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503083Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104162639A (zh) * 2013-05-16 2014-11-26 新日铁住金工程技术株式会社 轻压下装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2503083Y2 (ja) 1996-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20070086457A (ko) 강을 수평으로 연속 주조하는 장치
US3228071A (en) Continuous-casting mold
CA2171377A1 (en) Billet guiding unit of a continuous casting plant for thin slabs
JPH0524143U (ja) 連続鋳造機における蒸気排出装置
JPH06297111A (ja) 双ロール式薄板連続鋳造機の雰囲気ガスシール装置
JPH0381048A (ja) 金属の連続鋳造用の、プレートで構成されたインゴットモールド
SE7900366L (sv) Kylanordning for platvalsemnen
JPS6012257A (ja) ビ−ムブランク連続鋳造鋳型
RU99111067A (ru) Направляющий сегмент для заготовок в установках для отливки слябов
JPH081284A (ja) 双ロール式連続鋳造方法および装置
US3326657A (en) Enclosure means in a glass sheet drawing apparatus
PT1074321E (pt) Dispositivo destinado a regular a evacuacao do ar e dos gases do interior de moldes de fundicao
JPS61150760A (ja) 溶融金属の連続鋳造機
US4664174A (en) Twin-belt continuous caster
JPS611455A (ja) 連続鋳造装置
KR100949735B1 (ko) 쌍롤식 박판주조기의 주편 복사열 차단장치
DE69202776D1 (de) Kokille zum Stranggiessen metallischer Produkte.
JPH0139714Y2 (ja)
JPH0337819B2 (ja)
ATE184226T1 (de) Gussformoberfläche für eine metallstranggiesskokille mit beweglichen wänden
KR20030018691A (ko) 쌍롤식 연속박판주조공정에서 주편 에지 미응고 방지 방법
JPH0715657Y2 (ja) 連続鋳造設備の振動鋳型
JPH05311440A (ja) 真空シール装置
JPH03291148A (ja) 鋳片引抜き用ダミーバー及び連続鋳造方法
JPH0671397A (ja) 連続鋳造におけるロール間隔設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960206