JPH05241123A - 画像情報合成方法及び装置 - Google Patents

画像情報合成方法及び装置

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JPH05241123A
JPH05241123A JP4078403A JP7840392A JPH05241123A JP H05241123 A JPH05241123 A JP H05241123A JP 4078403 A JP4078403 A JP 4078403A JP 7840392 A JP7840392 A JP 7840392A JP H05241123 A JPH05241123 A JP H05241123A
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computer
half mirror
screen
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JP4078403A
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Akiyoshi Yamamura
明義 山村
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的処理による画像合成のための専用の装
置を用いずに安価且つ簡便に実画像とコンピュータ画像
とを合成することができる画像情報合成方法及び装置を
提供する。 【構成】 使用者の視界上で、CG作成用コンピュータ
90から出力されるコンピュータ画像をテレビカメラ1
20で撮影される実画像に合成する方法であって、前記
使用者の視線上にハーフミラー50を配置し、前記使用
者の視線上で、前記ハーフミラー50を挟んで前記使用
者とは反対側にスクリーン140を配置し、前記ハーフ
ミラー50とスクリーン140との一方に前記実画像を
表示させ、前記ハーフミラー50とスクリーン140と
の他方に前記コンピュータ画像を表示させるようにした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラで撮像し
た実画像とコンピュータグラフィック装置により作成さ
れたコンピュータ画像とを合成する方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビル等の建設予定地における竣
工後の風景を映像で表示する場合には、そのビルの竣工
予定のビル等の画像をコンピュータグラフィック(以
下、CGと略記する)で作成し、建設予定地の風景をテ
レビカメラで撮影して、この2つの画像を合成するのが
一般であり、このようなテレビカメラで撮影した実画像
とCGで作成したコンピュータ画像との合成は、例えば
シミュレーションゲーム機等その他の分野でも広く行わ
れている。そして従来、テレビカメラで撮影した実画像
とCGで作成したコンピュータ画像との合成は、前記コ
ンピュータ画像のデータにクロマキ処理を施して背景部
分のデータの消去を行い、テレビカメラで撮影した実画
像を一旦RGB変換してこのRGB変換された実画像の
データにクロマキ処理されたコンピュータ画像のデータ
を重ねる等の電気的処理により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像合成方法では、実画像をRGB変換したり
RGB変換された実画像にコンピュータ画像を電気的処
理により合成するための専用の装置が必要となり、コス
トや装置構成的に不利であるという不具合があった。本
発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、電気的処
理による画像合成のための専用の装置を用いずに安価且
つ簡便に実画像とコンピュータ画像とを合成することが
できる画像情報合成方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、使用者の視界上で、コンピュータグラフィ
ック装置から出力されるコンピュータ画像をテレビカメ
ラで撮影される実画像に合成する方法であって、前記使
用者の視線上にハーフミラーを配置し、前記使用者の視
線上で、前記ハーフミラーを挟んで前記使用者とは反対
側にスクリーンを配置し、前記ハーフミラーとスクリー
ンとの一方に前記実画像を表示させ、前記ハーフミラー
とスクリーンとの他方に前記コンピュータ画像を表示さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0005】また、本発明は、前記使用者の頭部の向き
及び位置の変化をセンサで検出し、前記センサの検出結
果に基づいて、前記テレビカメラの撮影領域と前記コン
ピュータ画像の出力領域との少なくとも一方を変化させ
るようにしたことを特徴とする。
【0006】さらに、本発明は、使用者の視線上に配置
されたハーフミラーと、前記使用者の頭部に装着され、
前記ハーフミラーを前記位置に保持する保持手段と、前
記使用者の頭部の向き及び位置を検出するセンサと、前
記センサの検出結果に基づいて、前記使用者の頭部の向
き及び位置に対応した部分のコンピュータ画像を出力す
るコンピュータグラフィック装置と、前記使用者の頭部
の向き及び位置に対応した所定の撮像領域を撮影するテ
レビカメラと、前記保持手段に保持され、前記コンピュ
ータグラフィック装置から出力されるコンピュータ画像
とテレビカメラで撮影される撮影画像とのうち一方の画
像を表示して前記ハーフミラーに投影する画像表示装置
と、前記使用者の視線上で、前記ハーフミラーを挟んで
前記使用者とは反対側に配置され、前記コンピュータグ
ラフィック装置から出力されるコンピュータ画像とテレ
ビカメラで撮影される撮影画像とのうち他方の画像を表
示するスクリーンとを備えることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による画像情報合成装置
の表示部分の概略構成を示す側面図、図2は図1中のA
矢視図である。図1において10は保持手段としてのベ
ースマウントであり、図3に示すようにヘルメットMや
ヘッドバンド(図示せず)等に取着されて使用者の頭部
Hに装着されるものである。図1に示すようにこのベー
スマウント10の上面11には、前記ヘルメットMやヘ
ッドバンド等を使用者の頭部Hに装着した際に使用者の
両眼Eの視線上に位置して使用者の前方を指向するよう
に、画像表示装置としての液晶表示装置30,30が、
使用者の視線方向Lにスライド可能なスライドフレーム
20を介して左右に1つずつ倒立状態で配設されてい
る。さらに、前記スライドフレーム20より前方のベー
スマウント10には、図1及び図2に示すように2つの
透過窓15,15が設けられており、各透過窓15には
フレネルレンズ60が嵌着されている。
【0008】また、図1及び図2に示すように前記ベー
スマウント10の上面11には反射ミラー40が、2つ
の透過窓15に臨み、且つベースマウント10に対して
45°の傾きをなすように設けられている。一方、図1
に示すようにベースマウント10の下面13に取着され
たL字片14には、スクリーンとしてのハーフミラー5
0が、2つの透過窓15に臨むと共に前記ベースマウン
ト10に対して45°の傾きをなし、且つ前記反射ミラ
ー40に対して90°の傾きをなして使用者の眼Eの視
線上に位置するように取着されている。
【0009】さらに、図1に示すように前記ハーフミラ
ー50の、使用者の眼E側とは反対の面には保持片51
が取着されており、この保持片51によって、反射ミラ
ー40で反射されてハーフミラー50に投影される画像
の輝度を調節するための偏光ガラス70が、使用者の視
線上に位置するように着脱可能に保持されている。そし
て、使用者の眼Eの視線上で、ハーフミラー50を挟ん
で使用者とは反対側には、後述するCG作成用コンピュ
ータ90から出力されるコンピュータ画像を表示するス
クリーン140が配置されている。
【0010】尚、前記ヘルメットMには図3に示すよう
に、例えばGPS衛星からの電波を受信する受信器や地
磁気センサ、ジャイロ等からなり、ヘルメットMを装着
した使用者の頭部Hの向き及び位置を検出するためのセ
ンサ80が設けられており、このセンサ80は後述する
CG作成用コンピュータ90の座標設定部91に有線又
は無線で接続されている。
【0011】次に、前記左右の液晶表示装置30,30
にて映像を表示するための構成の一例を図3に基づいて
説明する。図3において31は、NTSC方式による映
像信号を受信して前記液晶表示装置30に表示させる受
信部であり、空中線32を介して例えば極超短波(UH
F)帯域のNTSC方式による映像信号を受信するチュ
ーナー(図示せず)を備えている。尚、本実施例では左
右の液晶表示装置30,30に対応して、互いに異なる
周波数の映像信号を受信する2組のチューナーが受信部
31内に設けられている。
【0012】また、図3において33は、前記受信部3
1に対応して2つ設けられる送信部であり、各送信部3
3は互いに異なる周波数で前記受信部31内のチューナ
ーへの送信を行う。また、各送信部33には夫々、略々
同一の領域を指向性を異ならせて撮像する2台のテレビ
カメラ102が1台ずつ接続されており、この2台のテ
レビカメラ102は、使用者から離れた位置に設けられ
た雲台100に載置されている。
【0013】そして、前記雲台100には、テレビカメ
ラ102,102の指向方向及び位置を3次元方向に変
位させるための、例えば歯車群とこれら歯車群を回転駆
動するモータ(いずれも図示せず)等や、雲台100を
走行且つ回転可能に保持するXYZ軸等からなる駆動装
置101が設けられており、さらに、2台のテレビカメ
ラ102,102の指向方向及び位置を検出するため
の、前記センサ80と同様の構成によるセンサ103が
設けられていて、該センサ103は後述するCG作成用
コンピュータ90の座標設定部94に有線又は無線で接
続されている。
【0014】一方、前記スクリーン140にて表示され
るコンピュータ画像を出力するコンピュータグラフィッ
ク装置としてのCG作成用コンピュータ90には、図3
に示すように、前記センサ80,103の検出結果に基
づいて、使用者の頭部Hや2台のテレビカメラ102,
102の向き及び位置を表わす座標値を設定する座標設
定部91,94が設けられている。この座標設定部9
1,94にて設定された2つの座標値は座標比較部95
にて比較され、この比較結果に基づいて座標比較部95
は、前記テレビカメラ102,102の指向方向及び位
置が使用者の頭部Hの向き及び位置の変位に追従して変
位するように、前記駆動装置101の駆動を制御するた
めの制御信号を生成し、駆動装置101に出力する。
【0015】また、CG作成用コンピュータ90は図3
に示すように、コンピュータ画像のデータを保持するC
Gデータ保持部96と、座標設定部94にて設定された
座標値に基づいて、前記CGデータ保持部96に保持さ
れたコンピュータ画像のデータからスクリーン140に
出力する表示領域のデータを抽出し、且つ、抽出された
領域のコンピュータ画像の向き及び大きさを、テレビカ
メラ102,102の指向方向及び位置、ひいては使用
者の頭部Hの向き及び位置に対応したものに変換すると
共に、その変換されたコンピュータ画像を、使用者の左
右の眼Eに対応するように、左右に少し指向性をずらし
た2つのコンピュータ画像に変換し、この2つのコンピ
ュータ画像を所定間隔おきに交互に出力する画像変換部
92と、変換されたコンピュータ画像のデータから、背
景(バックグランド)部分のデータを消去する背景消去
部93とを備えている。
【0016】このため、例えば使用者の頭部Hの向き乃
至眼Eの視線が上下或は左右に動くと、これに呼応して
上下或は左右方向にスクロールしたコンピュータ画像が
画像変換部92から出力され、使用者の頭部Hが前後方
向に動くと、これに呼応して拡大或は縮小したコンピュ
ータ画像が画像変換部92から出力されて、この出力さ
れたコンピュータ画像から背景部分が背景消去部93に
て消去されてCG作成用コンピュータ90の外部に出力
される。また、例えば使用者の頭部Hの向き乃至眼Eの
視線が上下或は左右に動くと、座標設定部91にて設定
される座標値が変化するので、これに呼応して座標比較
部95が駆動装置101の駆動を制御する制御信号を生
成、出力し、2つのテレビカメラ102の指向方向が使
用者の頭部Hの向きの動きに追従して上下或は左右方向
に変化する。
【0017】尚、前記座標設定部91,94には、使用
者の頭部Hの向き及び位置によらず任意にコンピュータ
画像や実画像の表示領域を設定するための、例えばマウ
スやトラックボール等からなる座標変更装置97が接続
されており、この座標変更装置97には、テレビカメラ
102の指向方向を変えてハーフミラー50に投影され
る実画像の表示領域を任意に設定するか、スクリーン1
40に表示されるコンピュータ画像の抽出領域、向き、
大きさを任意に設定するか、或はその両方であるかを指
定するスイッチ(不図示)が付設されている。
【0018】そして、実画像が指定されて座標変更装置
97が操作された場合には、前記センサ80の検出結果
に基づいて設定される座標値がキャンセルされて、その
操作に応じた新たな座標値が座標設定部91にて設定さ
れ、この新たな座標値に基づいて座標比較部95から出
力される制御信号によって、2つのテレビカメラ102
の指向方向が所望の状態に変更されて、ハーフミラー5
0に投影される実画像の表示領域が所望の領域に変化す
る。
【0019】また、コンピュータ画像が指定されて座標
変更装置97が操作された場合には、前記センサ103
の検出結果に基づいて設定される座標値がキャンセルさ
れて、その操作に応じた新たな座標値が座標設定部94
にて設定され、この新たな座標値に基づいてコンピュー
タ画像の抽出領域、向き、大きさの変換が画像変換部9
2で行われ、スクリーン140に表示されるコンピュー
タ画像の表示領域、向き、大きさが座標変更装置97の
操作に応じて変化する。
【0020】このように構成された本実施例の画像情報
合成装置では、2つのテレビカメラ102からの左眼用
と右眼用の撮影画像の信号が送信部33から極超短波で
空中に送信され、空中線32を介して受信部31で受信
される。そして、受信された映像信号による左眼用と右
眼用の互いに指向性が異なる撮影画像がそれぞれ左右の
液晶表示装置30に倒立状態で表示され、液晶表示装置
30に倒立状態で表示された撮影画像はそれぞれ反射ミ
ラー40にて反射され、ハーフミラー50上に正立状態
で投影される。一方、CG作成用コンピュータ90から
交互に出力される左眼用と右眼用のコンピュータ画像は
スクリーン140に表示される。
【0021】この場合、使用者の頭部Hの向き及び位置
が動くと、それに応じてセンサ80,103の検出結果
や座標設定部91,94にて設定される座標値が変り、
コンピュータ画像が座標変換部92にて上下左右方向に
スクロールされ或は拡大縮小されると共に、テレビカメ
ラ102の指向方向が頭部Hの動きに追従して変位する
ので、液晶表示装置30に表示されてハーフミラー50
上に投影される実画像やスクリーン140に表示される
コンピュータ画像の領域が、使用者の頭部Hの向き及び
位置、つまり眼Eの視線及び視野の変化に追従して変化
する。
【0022】また、ハーフミラー50上に投影される合
成画像の大きさはフレネルレンズ60により拡大され、
ハーフミラー50上に投影される左眼用と右眼用の合成
画像があたかも使用者の前方例えば1〜5m先にあるよ
うに使用者に視認される。尚、ハーフミラー50上に投
影される合成画像の輝度は、偏光ガラス70の偏光度を
任意に選択して保持片51に保持させることにより所望
の輝度に設定することができる。また、左右の液晶表示
装置30,30にて表示されてハーフミラー50上に投
影される実画像の焦点距離は、前記スライドフレーム2
0をベースマウント10に対して前記視線方向Lへ移動
させることにより適宜調整される。
【0023】このような構成の画像情報合成装置では、
テレビカメラ102で撮影した実画像が使用者の眼Eの
視線上に配置されたハーフミラー50に投影され、この
ハーフミラー50の向う側の視線上に配置されたスクリ
ーン140にCG作成用コンピュータ90にて作成され
たコンピュータ画像が表示されるので、ハーフミラー5
0を通してスクリーン140に表示されたコンピュータ
画像を見ることにより、コンピュータ画像を実画像に重
ねて見ることができ、これら2つの画像を天気的に合成
処理する専用の装置を用いることなく安価且つ簡便に合
成された画像を見ることができる。
【0024】また、左右の眼Eでハーフミラー50を目
視する使用者の頭部Hの向き及び位置が変って視線の向
きや視界が変わると、その変化に追従してコンピュータ
画像やテレビカメラ102の撮影画像が変化するので、
使用者の眼Eの視線が変わっても、その視線に応じた領
域の実画像とコンピュータ画像とを重ねて見ることがで
きる。しかも、左右の液晶表示装置30,30には、使
用者の左右の眼Eに対応して互いに若干向きをずらした
撮影画像が表示され、スクリーン140には、使用者の
左右の眼Eに対応するように、左右に少し指向性をずら
した2つのコンピュータ画像が所定間隔おきに交互に表
示されるので、左右の眼Eでハーフミラー50やその向
こうのスクリーン140を目視した使用者は、実画像、
コンピュータ画像共に立体的な3次元映像として見るこ
とができ、より臨場感を増加させることができる。
【0025】尚、本実施例では、CG作成用コンピュー
タ90から交互に出力される、互いに指向性が若干ずれ
た同一部分の2つのコンピュータ画像をスクリーン14
0で表示させ、2つのテレビカメラ102,102で撮
影された実画像を2つの液晶表示装置30,30にて表
示させる構成としたが、液晶表示装置やテレビカメラ受
信部のチューナー、送信部を各1組と、且つCG作成用
コンピュータ90から単一のコンピュータ画像を出力さ
せて、所謂モノラル映像を表示するものとしてもよい。
【0026】また、前記2つのコンピュータ画像を2つ
のCG作成用コンピュータから個別に出力させ、この2
つのコンピュータ画像をスクリーン140に同時に表示
させるようにしてもよく、2つのテレビカメラ102,
102で撮影された実画像を、座標変換部92による2
つのコンピュータ画像の切り換えのタイミングに同期さ
せて所定間隔おきに切り換えて交互に出力させ、この交
互に出力される2つのテレビカメラ102,102の撮
影画像を単一の液晶表示装置30にて表示させるように
してもよい。
【0027】さらに、2つのテレビカメラ102,10
2で撮影された互いに指向性が異なる2つの実画像を重
畳して単一の液晶表示装置30に表示させ、この重畳さ
れた実画像をレンティキュラレンズ(図示せず)により
2つの画像に分割してハーフミラー50に投影させるよ
うにしてもよい。このような構成によっても、使用者は
コンピュータ画像や実画像を立体的な映像として視認す
ることができる。
【0028】尚、本実施例では液晶表示装置30を倒立
状態で配設し、反射ミラー40で反射させた後にハーフ
ミラー50上に映像を投影する構成としたが、映像を左
右反転させた像で表示する液晶表示装置を用いる場合に
は、反射ミラーを省略して液晶表示装置から直接ハーフ
ミラー上に投影する構成としてもよく、液晶表示装置3
0を2つ設ける場合には、これに対応して反射ミラー4
0及びハーフミラー50を2つずつ設けてもよい。ま
た、前記ベースマウント10に設けた透過窓15にフレ
ネルレンズ60を嵌着するものとしたが、該フレネルレ
ンズ60を省略してもよく、スライドフレーム20はベ
ースマウント10に対して前記視線方向Lへ移動可能で
なくてもよく、テレビカメラ102で撮影した実画像を
無線伝送するものとしたが、テレビカメラ102から有
線で直接液晶表示装置30に接続してもよい。
【0029】さらに、画像表示装置としては小型ブラウ
ン管やその他の表示装置を用いてもよいが、上記実施例
のように液晶表示装置30を用いれば、小型ブラウン管
やその他の表示装置に比べて重量を軽量化することがで
き、長時間使用した場合の使用者の疲労度を軽減するこ
とが可能となる。加えて、上記実施例ではスクリーンと
してコンピュータ画像を直接表示するものを用いたが、
コンピュータ画像を表示する装置と、該装置に表示され
たコンピュータ画像が投影される投影幕等からなる構成
のものであってもよい。
【0030】また、上記実施例では、画像変換部92に
てコンピュータ画像の向き及び大きさを使用者の頭部H
の向き及び位置に対応したものに変換する際に、テレビ
カメラ102,102の指向方向及び位置を検出するセ
ンサ103の検出結果に基づいて変換を行うものとした
が、使用者の頭部Hの向き及び位置を検出するセンサ8
0の検出結果に基づいて変換を行うようにしてもよく、
テレビカメラをヘルメットMの側部に取り付けて雲台1
00や駆動装置101、及び駆動装置101の制御用の
構成を省略するようにしてもよい。さらに、ハーフミラ
ー50に投影される画像とスクリーン140に表示され
る画像とを逆とし、コンピュータ画像をハーフミラー5
0に投影させ、実画像をスクリーン140に表示させる
ようにしてもよく、実画像は例えばビデオ再生装置から
出力される画像であってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用者の視界上で、コンピュータグラフィック装置から出
力されるコンピュータ画像をテレビカメラで撮影される
実画像に合成する方法であって、前記使用者の視線上に
ハーフミラーを配置し、前記使用者の視線上で、前記ハ
ーフミラーを挟んで前記使用者とは反対側にスクリーン
を配置し、前記ハーフミラーとスクリーンとの一方に前
記実画像を表示させ、前記ハーフミラーとスクリーンと
の他方に前記コンピュータ画像を表示させるようにした
ので、電気的処理による画像合成のための専用の装置を
用いずに実画像とコンピュータ画像とを合成することが
でき、画像の合成処理を安価且つ簡便に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像情報合成装置の表
示部分の概略構成を示す側面図である。
【図2】図1中のA矢視図である。
【図3】本発明の一実施例による画像情報合成装置の概
略構成を一部ブロックにて示す説明図である。
【符号の説明】
10 ベースマウント(保持手段) 30 液晶表示装置(画像表示装置) 50 ハーフミラー 80 センサ 90 CG作成用コンピュータ(コンピュータグラフィ
ック装置) 102 テレビカメラ 140 スクリーン E 眼 H 頭部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の視界上で、コンピュータグラフ
    ィック装置から出力されるコンピュータ画像をテレビカ
    メラで撮影される実画像に合成する方法であって、 前記使用者の視線上にハーフミラーを配置し、 前記使用者の視線上で、前記ハーフミラーを挟んで前記
    使用者とは反対側にスクリーンを配置し、 前記ハーフミラーとスクリーンとの一方に前記実画像を
    表示させ、 前記ハーフミラーとスクリーンとの他方に前記コンピュ
    ータ画像を表示させるようにした、 ことを特徴とする画像情報合成方法。
  2. 【請求項2】 前記使用者の頭部の向き及び位置の変化
    をセンサで検出し、前記センサの検出結果に基づいて、
    前記テレビカメラの撮影領域と前記コンピュータ画像の
    出力領域との少なくとも一方を変化させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像情報合成方法。
  3. 【請求項3】 使用者の視線上に配置されたハーフミラ
    ーと、 前記使用者の頭部に装着され、前記ハーフミラーを前記
    位置に保持する保持手段と、 前記使用者の頭部の向き及び位置を検出するセンサと、
    前記センサの検出結果に基づいて、前記使用者の頭部の
    向き及び位置に対応した部分のコンピュータ画像を出力
    するコンピュータグラフィック装置と、 前記使用者の頭部の向き及び位置に対応した所定の撮像
    領域を撮影するテレビカメラと、 前記保持手段に保持され、前記コンピュータグラフィッ
    ク装置から出力されるコンピュータ画像とテレビカメラ
    で撮影される撮影画像とのうち一方の画像を表示して前
    記ハーフミラーに投影する画像表示装置と、 前記使用者の視線上で、前記ハーフミラーを挟んで前記
    使用者とは反対側に配置され、前記コンピュータグラフ
    ィック装置から出力されるコンピュータ画像とテレビカ
    メラで撮影される撮影画像とのうち他方の画像を表示す
    るスクリーンと、 を備えることを特徴とする画像情報合成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11161190A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Seiko Epson Corp 頭部装着型表示装置
JP2010231290A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 頭部運動による入力装置及び方法

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