JPH0524089U

JPH0524089U - ゲーム用組さいころ

Info

Publication number: JPH0524089U
Application number: JP9637791U
Authority: JP
Inventors: 明雄清水
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-09-12
Filing date: 1991-09-12
Publication date: 1993-03-30

Abstract

(57)【要約】【目的】複数個のさいころを振り落して最上面にあら
われた表示を読みとり、ルーレットに似たゲームおよび
その他種々のゲームを行うことができるようにする。【構成】正多面体に形成した複数個のさいころを一組
とし、該さいころの表面に数字または文字等を表示し、
且つ適宜彩色を施す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、複数個のさいころを振り落して、さいころの最上面にあらわれた数字や文字などによって勝敗を決めるようにしたゲーム用組さいころに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のゲーム用さいころは主としてすごろくゲームに使用するものであり、すごろくを使用せず、さいころのみで正常なゲームを行うものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はすごろくを使用せず、さいころのみによりルーレットに似たゲームを行うことができるばかりでなく、正常で且つ娯楽性に富んだゲームを簡単に行うことができるゲーム用組さいころを提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

複数個のさいころを振り落して最上面にあらわれた数字または文字等により勝負を決めるゲームを行うべく、正多面体に形成したさいころの表面に適宜な数字または文字、図形等を適宜に表示し、該さいころの複数個を一組として構成したゲーム用組さいころである。

【０００５】

【作用】

複数個で構成された一組のさいころを手で持ち、振り落してさいころの最上面にあらわれた数字や文字を読み取り、その数字の合計数や文字などの組合せにより勝敗を決めるようにする。

【０００６】

【実施例】

図面に基づいて本考案の各実施例を説明する。図１に示す第１実施例のものは、２個のさいころを一組とした組さいころであって、さいころ本体１の形状は正六面体、すなわち六面が同一正方形の立方体であって、白色の合成樹脂により形成されており、その表面には算用数字とも称されているアラビア数字２が黒色で表示されている。その表示の詳細は次のとおりである。すなわち１個のさいころの六面には１，２，３，４，５，６の数字が表示され、他の１個のさいころの六面のうち五面には６，１２，１８，２４，３０の数字が表示され、残る一面は無表示となっている。なお字の表示方法は特に限定しないが、本例においては、字の線が凹面となるようにし、その凹面を黒色に彩色してある。この組さいころを使ってゲームをする場合は、２個のさいころを持って振り落すのであるが、振り落された２個のさいころの最上面に表われた二つの数字を合計すると、１から３６までの３６とおりの数字が出る機会があるが、ルーレットのようにその中の一つの数字を当りとしたり、または数字によって等級を決めておくなど、その他取り決めによって種々の遊びをすることができる。

【０００７】図示しないが第２実施例のものは、同じく複数個のさいころを一組とし、さいころの形状も正多面体の立方体であるが、異なる点は、さいころを形成する立方体に彩色を施したことである。本例においては、一個のさいころを赤色、他の一個のさいころを黒色とし、数字は白字としたものである。なお彩色の方法は特に限定しないが、本例のものは赤色と黒色の合成樹脂を使用したものである。

【０００８】図２に示す第３実施例のものは、５個のさいころを一組とし、さいころ本体１Ａの形状は第１実施例のものと同一の正六面体であるが、表示が異なっている。すなわち六面のうち五面に１，２，３，４，５の数字２Ａが表示されていることは５個のさいころ全てが同一であるが、しかし残る一面はそれぞれ異なる英字が表示されている。すなわちＢＡ，Ｒ，ＣＥ，ＬＯ，ＮＡと表示されており、全部揃うとバルセロナと読むことができる。なお第１実施例と同様にさいころは白色で字は黒色である。このさいころでゲームをする場合は、５個のさいころを持って振り落し、ＢＡ，Ｒ，ＣＥ，ＬＯ，ＮＡの文字が全部最上面に出たら満点としたり、また１，２，３，４，５の数字が揃うと何点としたり、その他１の数字が５個揃うと何点というように最上面に出た５個の表示の状態により種々の取り決めをすることができる。なお英文字は、この他にＡ，Ｔ，ＬＡ，Ｎ，ＴＡなどとしてもよく、自由に選ぶことができ、またさいころを振るのは一度でなく２〜３回に分けて振ってもよい。さらにまた第２実施例のように、さいころにいろいろな彩色を施してもよい。

【０００９】図３に示す第４実施例のものは、さいころ本体１Ｂの形状が正十二面体、すなわち十二面が同一の正五角形となった立方体によって形成されており、５個のさいころを一組とし、前述のように白色の合成樹脂により形成されている。また１個のさいころの１２面のうち１１面には、それぞれ０から１０までの数字２Ｂ、すなわち０，１，２，３，４，５，６，７，８，９，１０が表示されており、これは５個のさいころの１１面が同一の表示であるが残る一面はそれぞれ異なる。すなわち残る一面には、それぞれＢＡ，Ｒ，ＣＥ，ＬＯ，ＮＡと英文字３Ｂが表示されており、バルセロナと読むことができる。この組さいころでゲームをする場合は、５個のさいころを一回か又は２〜３回に分けて振り落して最上面に出た数字の状態により得点を競うことができる。例えば全部７が揃うと何点、オール１０は何点、又はＢＡ，Ｒ，ＣＥ，ＬＯ，ＮＡと出れば最高点とし、さらにまた１，２，３，４，５と出れば何点、６，７，８，９，１０と出れば何点にするなどと取り決めをすることができるばかりでなく、さらにまたオール偶数、オール奇数は何点にするなどと種々の取り決めを行うことができ、種々のゲームをすることができる。さらにまた本例のさいころにおいては、例えば５個のさいころをそれぞれ赤、緑、黒、黄、青などと彩色をすれば美麗となる。またＢＡ，Ｒ，ＣＥ，ＬＯ，ＮＡの代わりにＡ，Ｔ，ＬＡ，Ｎ，ＴＡと入れることも出来るし、さらにこの部分は、はがすことも可能なシールにしておくと、他のゲームに必要な文字、図形などのシールを適宜に張り替えて、よりおもしろいゲームをすることも出来る。

【００１０】図４に示す第５実施例のものは、第４実施例と同じくさいころ本体１Ｃの形状が正十二面体となったさいころ４個を一組としたものであるが、その表示が異なっている。例えば４個のさいころをＡ，Ｂ，Ｃ，Ｄと区別すれば、Ａのさいころは１２面のうち１０面に１，２，３，４，５，６，７，８，９，１０の数字２Ｃを表示し、１１面目にはＯＮＣＥＭＯＲＥ、残る１面にはＯＵＴの英文字３Ｃを表示する。またＢのさいころには、１２面のうちの１０面に０，１１，２０，３０，４０，５０，６０，７０，８０，９０と表示し、１１面目にはＯＮＣＥＭＯＲＥと表示し、さらに１２面目にはＯＵＴと表示する。またＣのさいころの１０面には０，１００，２００，３００・・・・９００と表示し、残る２面のうち１１面目にはＯＮＣＥＭＯＲＥ、１２面目にはＯＵＴと表示する。さらにまたＤのさいころの１０面には０，１０００，２０００，３０００，・・・・９０００と表示し、残る２面のうち１１面目にはＯＮＣＥＭＯＲＥ、１２面目にはＯＵＴと表示する。この組さいころでゲームをする場合は、上記の第４実施例のものとほぼ同様に種々の取り決めを行なって種々のゲームをすることができる。例えば４個のさいころを振って出た数字が、Ａのさいころは７、Ｂは７０、Ｃは７００、Ｄは７０００となって、その合計が７７７７となると大当りで何点としたり、さらにまた予め任意に設定した数字、例えば１９９１に最も近い数字を出した者は何点などと決めてもよい。またＯＮＣＥＭＯＲＥが出た場合は、もう一度振り直しを行ない、またＯＵＴが出た場合は負けとなり振り直しができないなどとしてもよい。なおこの組さいころの場合には、Ａのさいころが１０、Ｂが９０、Ｃが９００、Ｄが９０００と出た場合には合計１０，０００となり、これを万点の得点とし、万点ゲームと名付けることもできる。さらにまたこの組さいころも第４実施例と同様に赤、緑、黄、青色などと彩色すれば美麗となる。

【００１１】なお本考案のゲーム用組さいころの１個の大きさは特に限定しないが、手に持って振り落すことが容易に行ない得るような大きさとするのが望ましい。またさいころの表面に表示する数字や文字は、本案の実施例に示した以外のものでもよく、またさいころに彩色する色の選択も自由である。さらにまたさいころに表示する数字の代わりに小さな花やハート形等の図形によって数を表示することもできる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のゲーム用組さいころは、ルーレットに似たゲームを正しく簡単に行うことができるばかりでなく、その他正常で且つ娯楽性に富んだ種々のゲームを容易に行うことができる利点がある。またさいころの表面には、日頃見馴れているアラビア数字や文字などが表示してあるので、数の計算が容易となり、文字の意味が理解し易い特長がある。またさいころに彩色すれば美観を呈し、ゲームの娯楽性を一段と高め、快適にゲームを行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の第３実施例を示す斜視図である。

【図３】本考案の第４実施例を示す斜視図である。

【図４】本考案の第５実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１，１Ａ，１Ｂ，１Ｃ・・・さいころ本体２，２Ａ，２Ｂ，２Ｃ・・・数字３，３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・英文字

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数個のさいころを振り落して最上面に
あらわれた数字または文字等により勝敗を決めるゲーム
を行うべく、正多面体に形成したさいころの表面に適宜
な数字または文字等を適宜に表示し、該さいころの複数
個を一組として構成したことを特徴とするゲーム用組さ
いころ。
【請求項２】さいころを形成する立方体に彩色を施し
た請求項１のゲーム用組さいころ。
【請求項３】さいころを形成する立方体を正六面体と
した請求項１および請求項２のゲーム用組さいころ。
【請求項４】さいころを形成する立方体を正十二面体
とした請求項１および請求項２のゲーム用組さいころ。