JPH0524073A - 中子交換ロボツト - Google Patents

中子交換ロボツト

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JPH0524073A
JPH0524073A JP3886091A JP3886091A JPH0524073A JP H0524073 A JPH0524073 A JP H0524073A JP 3886091 A JP3886091 A JP 3886091A JP 3886091 A JP3886091 A JP 3886091A JP H0524073 A JPH0524073 A JP H0524073A
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Zenji Inaba
善治 稲葉
Susumu Ito
進 伊藤
Takayuki Taira
尊之 平
Kikuo Watanabe
菊夫 渡辺
Akira Koketsu
晃 纐纈
Toshio Matsukura
利夫 松倉
Kaoru Maeda
薫 前田
Hiroshi Yonekubo
広志 米久保
Kenji Haga
健二 芳賀
Kazunari Tokuda
一成 徳田
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Olympus Corp
Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1756Handling of moulds or mould parts, e.g. mould exchanging means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 中子交換を行う成形機において、中子交換の
自動化を手軽に行える中子交換ロボット2を提供するこ
と。 【構成】 中子交換ロボット2を、プラテン上に固定さ
れる機台とこれに対し移動が可能なアームおよびその先
端に設けられたハンド11で構成する。機台8の定位置
に交換用中子を収容する中子収容部14を形成する。ハ
ンド11の移動領域を該中子収容部14と上記プラテン
に取り付けられた母型における中子装着孔を含むものと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形機など金型
を使用する成形機において、金型の中子を交換するため
に使用する中子交換ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機など金型を使用する成形機で
は、予定された数量の製品が成形されると次の成形製品
のために金型が交換される。少品種の製品をそれぞれ多
量に成形する場合には、金型全体が交換されるが、小さ
なギアやホイールあるいはレンズなど、小形・多品種の
製品をそれぞれ少量ずつ成形するような場合には、金型
交換の能率や金型の価格上から、金型を母型とこれに交
換可能に装着されて使用される複数の中子で構成し、必
要に応じ中子のみを交換して使用している。
【0003】そして、このような中子を交換しつつ連続
して行う成形作業を自動化する観点から、複数の中子を
中子ストッカーに収容すると共に中子ストッカーから中
子を取りだして母型の中子装着孔に取り付けたり、ある
いはその逆の作業を行う中子交換ロボットの利用が試み
られている。しかし、この場合に、成形機、中子ストッ
カーおよびロボットは相互に別体であるために、自動化
のためにこれらを組み合わせるとき、位置関係など相互
間の調整に非常に手間取ることがある。特に、ロボット
と中子ストッカーについては、ロボットが比較的自由度
の低い直交座標型であるとそのハンドの位置と中子の位
置関係を正確に定めねばならないので、その位置の割り
出しと維持のための固定作業に手間を要する。また、別
置きの中子ストッカーやロボットは成形機の周辺に配置
されて他の機器の作動やオペレータの邪魔になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、中子交換
を行う成形機において、中子交換の自動化を手軽に行え
る中子交換ロボットの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】中子交換ロボットを、成
形機のプラテン上に固定される機台とこれに対し移動が
可能なアームおよびその先端にハンドを備えた構造とす
る。
【0006】機台の定位置に交換用中子を収容する中子
収容部を形成する。
【0007】上記ハンドの移動領域を上記中子収容部と
プラテンに取り付けられた母型の中子装着孔を含むもの
とする。
【0008】
【作用】中子交換ロボットの機台における定位置に、交
換用中子を収容する中子収容部を形成した構成は、ハン
ドと中子収容部との位置関係を固定する。
【0009】
【実施例】実施例として射出成形機の場合を示す。
【0010】図1は固定プラテン1の部分を示し、その
上面に中子交換ロボット2が取り付けられている。
【0011】固定プラテン1には固定側金型3aが取り
付けられ、この金型3aは母型4aとその中子装着孔5
aに取り付けられた固定側中子6a(図2)からなる。
なお、図1では固定側中子6aに可動側中子6bが一体
に結合された状態で取り付けられており、外部には可動
側中子6bが見えている。
【0012】可動側金型3bは可動プラテン7に取り付
けられ、母型4aとその装着孔5bに装着された可動側
の中子6bとで構成される(図3,図5)。いずれの金
型3も母型4(a,b)に金型温調機構を備えている。
【0013】中子交換ロボット2は、機台8、第1アー
ム9、第2アーム10およびハンド11を備え、ステー
12で、機台8の長手方向を左右方向として固定プラテ
ン1の上面に固定されている。機台8は前方のレール部
13と後方の中子収容部14に形成され、レール部13
の内部にボールねじ・ナット機構15が該レール部13
の長手方向(左右)に軸架され、サーボモータ16で駆
動されるようになっている。一方、中子収容部14は4
個(複数個)の中子収容穴17と一個の吸着用具18が
納められる吸着用具穴19を備える。中子収容部14に
は温調液が導入されたり、あるいは電熱ヒーターなどに
より中子収容穴17の周辺が温度調節されている。
【0014】中子収容穴17、吸着用具穴19はいずれ
も孔を半割りにした形状で、一体に結合された中子6
(図2)を固定側中子6aを前方として前後方向に寝か
せた形で1/3程度が嵌まり込むようにして収容する。
これらはレール部13の長手方向へ一列に形成されてい
ると共に、それぞれの収容穴は内部に係合突部20(図
9)が設けられて、納められる中子6の姿勢が一定とな
るようにされている。また、ハンド11の開閉爪30
(後述)が開いた状態で上下に移動するための空間21
が両側部に設けられている。
【0015】第1アーム9は、機台8に対し水平面で直
交する方向、即ち、前後方向に配置され、前部の蟻溝構
造でレール部13を摺動可能に握持し、かつ、レール部
13の内部に配置され、サーボモータ16で駆動される
ボールねじ・ナット機構15のボールナット22と結合
されている。したがって、第1アーム9はサーボモータ
16が駆動されるとレール13に沿って左右に移動す
る。機台8のほぼ中央で中子装着孔5aの直上に当たる
位置には第1アーム9の存在を検出するセンサーSd
(図4)が配置されている。
【0016】第1アーム9には、第2アーム10が垂直
方向に配置される。第2アーム10は、摺動駒23とシ
リンダー装置24からなり、摺動駒23は第1アーム9
を蟻溝構造で前後方向へ摺動可能に握持し、第1アーム
9の内部に配置されたボールネジ・ナット機構25で
A,B,C位置(図5)に移動される構造となってお
り、それぞれの位置に位置検出センサーSa,Sb,S
c(図6)が設けられている。摺動駒23の上部にはシ
リンダー装置24が前後方向の軸26で回動自在に軸支
されている。符号27はボールねじ・ナット機構25を
駆動するサーボモータである。シリンダー装置24はエ
アシリンダー28とピストン29からなり、エアシリン
ダー28はサーボモータ30で垂直位置からほぼ水平位
置まで(図4)回動可能とされ、ピストン29の先端に
はハンド11が把持面を前後方向として取り付けられて
いる。ハンド11は、2指(2本の開閉爪31)を備え
たグリップ式求心把持型のものでエア圧で作動される。
開閉爪31の前面と下面にはタッチセンサーSf,Sb
が配置され、また、開閉31が中子6を握持すると握持
完了信号をNC装置に発する握持センサーSgを備え
る。
【0017】ハンド11のホームポジションは、第1ア
ーム9が機台8の左端(手前の反対側)にあって第2ア
ーム10がA位置にあり、かつ、シリンダー装置24が
上端U位置まで収縮した位置である。なお、シリンダー
装置24が上端まで収縮されたとき、ハンド11の下面
は中子収容部14に納められた中子6の上端より高く、
逆にシリンダー装置24が下端まで伸長したとき、ハン
ド11の握持個所は母型4aの中子装着孔5aの位置と
対向する。シリンダー装置24が上端まで収縮された位
置および下端まで伸長された位置は検出スイッチSu,
SL で検出される。結局ハンド11は、移動領域を該中
子収容部14と固定プラテン1に取り付けられた母型4
aにおける中子装着孔5aを含むものとしている。
【0018】中子6(図2)は、固定側中子6aと可動
側中子6bからなる。固定側中子6aは全体として円板
形で、前面に姿勢を一定に維持する(収納時)ための切
欠き32を、また、両側面に係合溝33aを備え、後面
はパーティング面PLとされている。可動側中子6bは
全体として2段となった円柱形で上記の固定側中子6a
の外径に等しい前部34とこれより小径の後部35を備
え、前部34と後部35の境界はフランジ状の肩面36
となっている。また、前部34の前面はパーティング面
PLとされ、両側面には係合溝33bが形成されてい
る。可動側のパーティング面PLには前方に向けて嵌合
突起37が設けられ、固定側のパーティング面PLには
対応する位置に嵌合穴38が設けられている。符号39
は成形キャビティ(図2)、符号40はエジェクトピン
(図3)で、可動側中子6bの中心に配置されている。
【0019】吸着用具18(図10)は、可動側中子6
bと同じ寸法の外形で前部34´と後部35´を備え、
前面に多数の小径吸着盤41が集合した吸着部を備え
る。また、吸着用具穴19は中子収容穴17の可動側中
子に相当する部分とされている。吸着用具18には真空
ポンプにつながる真空付与チューブ42が常時接続され
ている。
【0020】固定側母型4aおよび可動側母型4bに
は、図3のように係合ピン43(a,b)を備えたエア
アクチュエータ44(a,b)、ソレノイド45を備え
た電磁弁46(a,b)および中子6(a,b)の存在
を検出する検出スイッチSs(a,b)からなる係合機
構47(a,b)が形成されている。係合ピン43
(a,b)は先端が上記の中子6(a,b)の係合溝3
3(a,b)に嵌入して中子6を係合するもので、戻し
ばね48により常時、係合方向に付勢されている。ソレ
ノイド45(a,b)は射出成形機が備えたNC装置
(数値制御装置)によりON、OFF作動されるもの
で、ONされたとき電磁弁46(a,b)を状態(1)
とし、これを介してエアアクチュエータ44(a,b)
にエアを供給し、係合ピン43(a,b)を中子6
(a,b)の係合溝33(a,b)から退避させる。そ
して、ソレノイド45(a,b)がOFFのとき、電磁
弁46(a,b)は戻しばね49(a,b)により常
時、状態(2)に戻され、エアアクチュエータ44
(a,b)に対するエア供給が遮断されると共にこれか
らエアが解放される構造となっている。
【0021】この金型3(a,b)を装着した射出成形
機は電動式など通常のもので、上記のようにNC装置を
備え、金型3の温度調節、型の開閉、樹脂の計量、射出
およびその他の射出成形過程が従来どおりに制御される
と共に、NC装置には操作盤から指定できる中子交換モ
ードを有し、ソレノイド45(a,b)の付勢、消勢、
ボールねじ・ナット機構15,25の駆動および中子交
換作動の一部として、可動プラテン7を前後に移動する
などの中子交換手順を指令するシーケンスプログラム、
および成形プランに基づいた中子6の使用順序などのデ
ータがプログラマブルマシンコントローラー(PMC)
と管理制御部(NC)との共有RAMに格納されてい
る。
【0022】今回の中子6を使用した成形が予定の量を
終了すると、操作盤から中子交換を指令することによ
り、中子交換作動が次のように行われる。なお、この場
合の初期状態は、中子交換ロボット2の中子収納穴17
(a,b)に3個の予備中子6を収容すると共に吸着用
具穴19に吸着用具18が納められている。予備中子6
は成形作業予定(計画)に合わせてあらかじめ選択され
た予備の固定側および可動側の中子6(a,b)を嵌合
突起37と嵌合孔38で一体に結合したものである。母
型4(a,b)にはそれぞれ今回使用の中子6a,6b
が装着されている。なお、上記の中子収容部14には今
回使用の中子6(a,b)が収納されていた収容穴17
が空席のまま残されている。
【0023】中子交換指令により、まず、可動プラテン
7が前進されて固定側および可動側の金型3(a,b)
が金型タッチ状態とされた後(図8)、可動側の係合機
構47bが作動される。即ち、可動側金型3bにおける
ソレノイド45bが付勢され、電磁弁46bを介してエ
アアクチュエータ44bにエアが供給されて係合ピン4
3bが可動側中子6bの係合溝33bから後退し、可動
側母型4bと可動側中子6bとの係合を解除する。
【0024】なお、この際、NC装置内部では、PMC
用CPUとNC用CPUを中心にしてこれら相互間およ
びこれらと共有RAM、入出力回路間などで確認などの
信号や指令の授受、あるいはデータの出し入れが行われ
るが、NC装置内部の処理自体に特徴はないのでこの点
の説明は省略する。また、以下、同様に各部の作動を中
心に説明する。
【0025】ついで、可動プラテン7が型開き位置まで
後退される。可動側中子6bは固定側中子6aに嵌合突
起37で一体に組み付けられているので、これにより可
動側中子6bは可動側母型4bの中子装着孔5bから抜
かれて固定側に残留する(図7)。
【0026】可動プラテン7が型開き位置にあることを
確認して、ボールねじ・ナット機構25が伸長され、摺
動駒23がシリンダー装置24を収縮したまま、後方の
B位置に移動される。同時にボールねじ・ナット機構1
5により第1アーム9が機台8上を右(手前)に中央の
中子交換位置D(図4)まで移動される。ついで、シリ
ンダー装置24が伸長されてピストン29によりハンド
11が下方に移動され、さらに、第2アーム10が若干
前進されて開閉爪31の前面が可動側中子6bにおける
肩面36に当接されるとタッチセンサーSfが作動して
その信号により開閉爪31が可動側中子6bの後部35
を握持する。
【0027】握持センサーSgからの握持完了信号に基
づいてNC装置は係合機構47aを駆動する。即ち、ソ
レノイド45aが付勢されて電磁弁46aを状態(2)
としエアアクチュエータ44aを駆動し、係合ピン43
aを係合溝33aから後退させる。
【0028】第2アーム10の摺動駒23がB位置から
さらにC位置まで後進されて、握持した中子6が固定プ
ラテン1の中子装着孔5aから引き抜かれる。検出スイ
ッチScの位置検出により引き抜き完了が検出されると
シリンダー装置24は収縮して抜き出した中子6を持ち
上げ、ついで、ボールねじ・ナット機構25により、A
位置に前進される。さらに、ボールねじ・ナット機構1
5が駆動されて、第1アーム9が第2アーム10と共に
中子収容部14上を左右方向に移動され、把持した中子
6を空席の中子収容穴17の直上とする。
【0029】空席の中子収容穴17の位置は前回の中子
交換作動の時NC装置の共有RAMに記憶されており、
NC装置はボールねじ・ナット機構15の駆動に際し、
検出スイッチSuにより上記したシリンダー装置24の
収縮完了が確認されると、PMC用CPUが共有RAM
から空席の中子収容穴17の位置を読みだし、そのデー
タと第1アーム9の現在位置(中央の中子交換位置)の
データをNC用CPUに伝え、NC用CPUでハンド1
1の位置を空席の中子収容穴17の位置とするのに必要
な第1アーム9の必要移動量を算出し、その値に基づい
たパルスをサーボ回路に分配する。
【0030】第1アーム9の移動完了信号でシリンダー
装置24が伸長され、中子6を直下の中子収容穴17に
はめ込む。開閉爪31の先端下面が空間21を下降して
底部に到達すると開閉爪下面のタツチセンサーSbから
の信号によって、シリンダー装置24の下降が停止する
と共に、ハンド11の開閉爪31が開かれ、中子6が中
子収容穴17中に解放される。中子6は固定側中子6a
の前面下部に形成した切欠き20と中子収容穴17の対
応する個所における係合突部20により、常に同じ姿勢
で収容穴17に納まる。係合突部20はどの中子収容穴
17にも設けられている。
【0031】握持センサーSgのOFF信号によってシ
リンダー装置24は上端まで移動し、ついで第1アーム
9が左端まで移動してハンド11がホームポジションに
達して停止する。これにより、これまで使用してきた中
子6の回収および収納が終了する。
【0032】NC装置はついで、プログラムに従い共有
RAMのデータから次に使用する中子6が収納されてい
る中子収納穴17の位置を読みだし、上記と同様にNC
装置内部の処理をして第1アーム9を移動し、ハンド1
1をホームポジションから目的とする新しい中子6の位
置とし、シリンダー装置24を伸長してハンド11を下
降し、中子収容穴17内の中子6を可動側中子6bの後
部35において握持する。
【0033】シリンダー装置24が収縮して中子6を中
子収容穴17から引き出す。ついで、第1アーム9がD
位置に向かって移動すると共に、第2アーム10がA位
置からC位置に移動され、その位置でシリンダー装置2
4が下端まで伸長される。検出スイッチSL により下端
までの伸長が確認されると、第2アーム10がB位置ま
で前進され、把持していた中子6の固定側中子6aが固
定側母型4aの中子装着孔5aに装着される(図6)。
【0034】検出スイッチSsaの作動が確認されると
係合機構47aにおけるソレノイド45aが消勢されて
電磁弁46aを介してエアアクチュエータ44aのエア
が解放され、戻りばね48aによって係合ピン43aが
突出し、装着された固定側中子6aを母型4aに固定す
る。また、同時に上記検出スイッチSsaの作動を信号
として、ハンド11の開閉爪31が開かれて中子6が解
放される。ついで、握持センサーSgのOFF信号を確
認してシリンダー装置24が収縮し、ハンド11がその
位置から上端まで上昇され、ついで、第2アーム10が
前方に、かつ、第1アーム9が左に移動してハンド11
をホームポジション位置に戻す。可動側中子6bは嵌合
突起37が固定側中子6aの嵌合孔38に嵌合している
ことにより、固定側中子6aと共に固定側母型4aのパ
ーティング面に取り付いている(図7)。
【0035】検出スイッチSuがONであることを確認
して、可動プラテン7が金型タッチ位置まで前進され
る。同時に可動側の係合機構47bが駆動されて固定側
の場合と同様にして可動側の係合ピン43bが可動側の
中子装着孔5bから退避される。したがって、可動側母
型4bが固定側母型4aに金型タッチ状態とされると、
固定側母型4aのパーティング面に残留された可動側中
子6bは可動側母型4bの中子収納孔5bへスムーズに
収納される(図8)。
【0036】検出スイッチSsbがON作動し、これを
信号にしてソレノイド45bが消勢され、上記と同様に
して係合ピン43bが可動側中子4bの係合溝33bに
係合し、可動側母型4bに可動側中子6bが固定され
る。そして、可動プラテン7が可動側中子6bを固定側
中子6aから引き離しつつ後退され、固定プラテン1、
可動プラテン7のそれぞれに新しい中子6(a,b)が
装着が装着された状態とする。これにより新しい中子6
(a,b)の装着が終了する。
【0037】この様にして、中子6の新旧交換が完了す
る。オペレーターは操作盤からの操作によって中子交換
モードを解消し、射出成形機を通常の射出成形作動に復
帰させる。なお、今回の中子6を中子収容部14に回収
するだけであれば、上記した作動のほぼ前半となり、新
規に中子6を装着するだけであれば上記した作動のほぼ
後半となる。
【0038】中子交換ロボット2はまた、通常の射出成
形作動において成形製品の取り出しロボットとしての機
能をも有し、次のように作動する。即ち、まず、上記の
ようにして、中子交換あるいは中子6の装着が完了し、
中子交換モードが解消されると、NC装置によって中子
交換ロボット2が再び駆動され、ハンド11がホームポ
ジションから機台8の右端における吸着用具穴19の位
置に移動し、下降して吸着用具18を後部35´の位置
で握持し上端位置まで持ち上げる。ついで、第1アーム
9が機台8中央のD位置に移動すると共に第2アーム1
0がB位置に移動して待機する射出成形が稼働すると、
その成形サイクルにおいて型開き後、シリンダー装置2
4が下端まで伸長し、第2アーム9が若干前方に移動し
て成形製品を吸着盤41に吸着する。
【0039】第2アーム9が上記の分だけ若干後退して
製品を成形キャビティ39から取り出した後、吸着盤4
1の吸着を解いて製品を落下させ、下部の製品箱に収容
する。製品箱が射出成形機の側方に配置されている場合
には、上記のように製品を取り出した後、シリンダー装
置24が上端まで収縮し、サーボモータ30によって、
軸26(図1)を中心にしてシリンダー装置24がほぼ
水平位置にまで回動され(図4、破線)、ついで、シリ
ンダー装置24が伸長されて製品を製品箱の位置まで搬
送した後に吸着が解除される。
【0040】以上は一実施例である。中子交換ロボツト
は可動プラテンの上面に設けることもある。さらに、中
子交換ロボットの各アーム、ハンドの駆動はエア圧など
流体圧を利用するもの、サーボモータを利用するボール
ネジ・ナット機構などのいずれでもよい。サーボモータ
を利用するボールねじ・ナット機構による場合、各アー
ム、ハンドの位置などは、センサーで検出する代わりに
プログラム上で設定値として記憶させておくこともあ
る。上記の実施例で使用しているエアアクチュエータは
電磁的なソレノイドで置き換えることが可能である。ま
た、中子交換ロボットに備える中子収納穴は機台の定位
置に形成されればよく、さらに、4個に限らない。
【0041】
【発明の効果】中子交換ロボットが予備用の中子を収容
する中子ストッカーの機能を備えているので、母型とこ
れに交換可能に装着される複数の中子を備えた金型を使
用する射出成形機において、中子交換ロボットをプラテ
ン上に装着するだけで、中子交換の自動化を簡単に行え
る。しかも、その際、ロボットにおけるハンドと中子の
収納位置との関係など面倒な調整が不要となり、中子交
換の自動化に伴う作業が簡便になる。
【0042】中子交換ロボット自体が中子収納部を備え
るので、射出成形機周辺に中子交換装置のための余分な
スペースを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定プラテンの部分を示す斜視図。
【図2】中子の斜視図。
【図3】機構的に示した平面図、一部を省略している。
【図4】側面図、一部を断面とし、また、一部省略して
いる。
【図5】簡略に示す正面図。
【図6】簡略に示す正面図。
【図7】簡略に示す正面図。
【図8】簡略に示す正面図。
【図9】中子収容穴を示す平面図。
【符号の説明】
2 中子交換ロボット 4 母型 6 中子 8 機台 9 第1アーム 10 第2アーム 11 ハンド 14 中子収容部 17 中子収容穴 18 吸着用具 19 把持装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】可動側金型3bは可動プラテン7に取り付
けられ、母型4とその装着孔5bに装着された可動側
の中子6bとで構成される(図3,図5)。いずれの金
型3も母型4(a,b)に金型温調機構を備えている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】第2アーム10の摺動駒23がB位置から
さらにC位置まで後進されて、持した中子6が固定プ
ラテン1の中子装着孔5aから引き抜かれる。検出スイ
ッチScの位置検出により引き抜き完了が検出されると
シリンダー装置24は収縮して抜き出した中子6を持ち
上げ、ついで、ボールねじ・ナット機構25により、A
位置に前進される。さらに、ボールねじ・ナット機構1
5が駆動されて、第1アーム9が第2アーム10と共に
中子収容部14上を左右方向に移動され、把持した中子
6を空席の中子収容穴17の直上とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 進 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 フアナツク株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 平 尊之 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 フアナツク株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 渡辺 菊夫 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 フアナツク株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 纐纈 晃 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 フアナツク株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 松倉 利夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 前田 薫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 米久保 広志 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 芳賀 健二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 徳田 一成 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プラテン上に固定される機台とこれに対
    し移動が可能なアームおよびその先端に設けられたハン
    ドを備え、機台の定位置に交換用中子を収容する中子収
    容部が形成され、上記ハンドの移動領域を該中子収容部
    と上記プラテンに取り付けられた母型における中子装着
    孔を含むものとしてあることを特徴とした中子交換ロボ
    ット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6296472B1 (en) 1996-09-20 2001-10-02 Fanuc Ltd. Injection molding machine
JP2003088946A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Toyota Industries Corp ダイカスト装置および中子引き抜き方法
CN111775390A (zh) * 2020-07-14 2020-10-16 漳州市吉盛精密模具有限公司 一种手表配件精密成型模具

Cited By (4)

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CN111775390A (zh) * 2020-07-14 2020-10-16 漳州市吉盛精密模具有限公司 一种手表配件精密成型模具
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