JPH05240280A - フードダンパ - Google Patents

フードダンパ

Info

Publication number
JPH05240280A
JPH05240280A JP4317892A JP4317892A JPH05240280A JP H05240280 A JPH05240280 A JP H05240280A JP 4317892 A JP4317892 A JP 4317892A JP 4317892 A JP4317892 A JP 4317892A JP H05240280 A JPH05240280 A JP H05240280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic member
hood
opening
hole
engine hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4317892A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Yahagi
俊彦 谷萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP4317892A priority Critical patent/JPH05240280A/ja
Publication of JPH05240280A publication Critical patent/JPH05240280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Dampers (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉体の閉時における弾性部材の倒れを防止
して、該弾性部材の所望の低ばね特性を得る。 【構成】 フードリッジ2aに有する取付孔5の孔縁5
aに取り付けられて、エンジンフート4の開閉時の衝撃
を緩和するフードダンパ11において、螺旋溝14の下
端部位が取付孔5に取り付けられ、内部軸線方向に挿通
孔15を有する細長いラバー製の弾性部材12と、前記
挿通孔15内に挿通された上端側フランジ部17が頭部
12a内に固定され、かつ下端部16aが取付孔5位置
よりも下方に延出した芯材13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンフード
の閉時等の衝撃を緩和するフードダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車の例えばエンジンフードの
閉時にその衝撃を緩和すると共に、走行時におけるエン
ジンフード等の振動を吸収して車内騒音を低減させるた
めに、種々のフードダンパが提供されている。
【0003】即ち、このフードダンパ1は、例えば図5
及び図6に示すように車体2の開口部3を開閉するエン
ジンフード4との間に介装され、フードリッジ2aの前
端部に有する取付孔5の孔縁5aに取り付けられた本体
6と、該本体6の頭部6aに接着された外表部7とから
構成されている。前記本体6は、比較的硬質なラバーで
形成され、これによって主としてエンジンフード4の閉
時における衝撃を緩和するするようになっている。一
方、外表部7は、本体6よりも柔軟なラバーで形成さ
れ、これによってばね反力を小さくして主として車両走
行中のエンジンフード4等の振動吸収を行うようになっ
ている(特開昭58−146739号公報等参照)。
【0004】また、フードダンパ1の他の従来例として
は、例えば図7に示すように全体がラバーによって上下
方向へ細長く形成されていると共に、その頭部1aの下
部外周面に螺旋溝1bが形成されており、該螺旋溝1b
の下端部がフードリッジ2aの取付孔5の孔縁5aに取
り付けられるようになっている。そして、フードダンパ
1を細長く形成することによって、ばね反力を低下させ
てエンジンフード4等の車両振動を効果的に吸収して車
内騒音の低減化を図っている(特開昭59−6157号
公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前者の従来
例にあっては、硬質な本体6の頭部6a上面に柔軟な外
表部7を接着するようになっているため、エンジンフー
ド4の開閉に伴う強い衝撃の繰り返しや長期的な車両の
振動等に起因して頭部6aから外表部7が剥離する惧れ
がある。
【0006】一方、後者の従来例にあっては、前者の従
来例のような剥離現象の発生は全く起こらないものの、
低ばね特性を得るために全体を細長く形成しているた
め、図7に示すようにエンジンフード4の閉時の強い衝
撃つまり圧縮作用によって直立姿勢が維持できず頭部1
a側が前方へ倒れ込んで座屈してしまう。この結果、所
望のばね反力が得られず、車両の振動を効果的に吸収で
きないばかりか、耐久性が著しく低下し、亀裂や破損を
招来する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の実
情に鑑みて案出されたもので、車体あるいは車体開口部
を開閉する開閉体のいずれか一方に有する取付孔に取り
付けられて、前記開閉体の閉時の衝撃を緩和するフード
ダンパにおいて、基端部が前記取付孔に取り付けられ、
内部軸方向に挿通孔を有する細長い弾性部材と、前記挿
通孔内に挿通された一端部が弾性部材の先端部内に固定
され、かつ他端部が前記取付孔位置よりも延出した芯材
を備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】前記構成の本発明によれば、例えばエンジンフ
ードの閉時に先端部に強い圧縮力が作用して、全体が圧
縮変形すると共に、一方側に倒れ込もうとすると、前記
圧縮変形に伴い下降した芯材が挿通孔の内周面を介して
弾性部材の倒れを確実に規制する。これによって、弾性
部材の直立姿勢が維持され、該弾性部材による所望の低
ばね特性が維持できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて詳
述する。尚、各実施例は、従来例と同様にエンジンフー
ドが開閉する車体のフードリッジの前端部に取り付けら
れたものを示しており、従来と共通の構成個所には同一
の符号を付して説明する。即ち、このフードダンパ11
は、図1に示すようにラバーで一体に形成された弾性部
材12と、該弾性部材12の内部に設けられた芯材13
とから主として構成されている。
【0010】前記弾性部材12は、上下方向へ細長い略
円柱状に形成され、先端部たる頭部12aの下部外周面
にばね反力を低くする螺旋溝14が形成されていると共
に、内部軸線方向に挿通孔15が上下に貫通形成されて
いる。また、弾性部材12は、基端部たる螺旋溝14の
下側部位がフードリッジ2aに形成された段差状の取付
孔5の孔縁5aに取り付けられている。
【0011】前記挿通孔15内に配置された芯材13
は、硬質の合成樹脂材からなり、前記挿通孔15の内径
より十分に小さい丸棒状本体16の上端にフランジ部1
7が一体に設けられている。本体16は、フランジ部1
7から下方の長さが挿通孔15の下端縁15aまで延設
されて、下端部16aが取付孔5の孔縁5aよりも下方
に位置している。フランジ部17は、外周部17aが挿
通孔15の頭部12a付近に位置する段差部15bに埋
設状態に固定されている。
【0012】したがって、この実施例によれば、エンジ
ンフード4が閉じられると、図1の一点鎖線で示すよう
にその衝撃により頭部12aに強い圧縮力が作用して弾
性部材12の孔縁5a付近から上部全体が圧縮変形する
と共に、前方側に倒れ込もうとすると、弾性部材12の
圧縮変形に伴い下降した芯材13の本体16が挿通孔1
5の内周面15cに当接しつつ孔縁5aを介して弾性部
材12の倒れ(座屈)を確実に規制する。これにより、
弾性部材12の直立姿勢が維持され、該弾性部材12に
よる所望の低ばね特性が得られる。この結果、エンジン
フード4の閉時における衝撃が緩和されると共に、車両
走行中の車体振動を効果的に吸収でき、車室内騒音を低
減できる。
【0013】しかも、弾性部材12は、芯材13によっ
て常時直立姿勢が維持されることから、該弾性部材12
の耐久性が向上し、長期の使用が可能になる。
【0014】図2は本発明の第2実施例を示し、第1実
施例のフードダンパ11の構成を前提として、弾性部材
22の外径を若干大きくすると共に、螺旋溝24の内周
部に螺旋状のノッチ部28を形成し、低ばね特性を一層
向上させるようにした。これによって、振動吸収作用が
さらに向上する。
【0015】図3は本発明の第3実施例を示し、弾性部
材32が頭部32aから下端部32bに亘って漸次拡開
テーパ状に形成されていると共に、最下端部に取付孔5
の孔縁5aに嵌着する嵌着部38が設けられている。ま
た、弾性部材32の内部挿通孔35内に嵌着部38の下
端縁38aまで延びた芯材33が挿通固定されている。
【0016】したがって、この実施例によれば、弾性部
材32の下端部32b側の大径形状によってエンジンフ
ード4の閉時における強い衝撃を十分に吸収できると共
に、特に頭部32a付近の細径形状によって低いばね特
性が確保できる。
【0017】図4は本発明の第4実施例を示し、この実
施例では、均一径の頭部4aを有する弾性部材42の下
端部に、大径なストッパ部49が一体に形成されてい
る。また、このストッパ部49の上端内周には、円筒状
の変形吸収溝50が形成されている。尚、弾性部材42
の内部には、挿通孔45及び芯材43が設けられている
ことは勿論のこと、最下端部に第3実施例と同様な嵌着
部48が設けられている。
【0018】したがって、この実施例によれば、弾性部
材42の頭部42a側で変形吸収溝50を介して低ばね
特性が得られると共に、エンジンフード4を強く閉じた
際にはストッパ部49によってそれ以上の圧縮変形が規
制され、つまりストッパとして機能するため、衝撃を効
果的に吸収できる。また、嵌着部48によって孔縁5a
への嵌着作業が容易になる。
【0019】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば芯材を金属製で形成することも可能であ
り、また、芯材本体の外周面にテフロンコート等の滑り
剤をコーティングして挿通孔の内周面との摺動摩擦抵抗
を低下させることも可能である。これによって、弾性部
材の圧縮変形時の座屈を一層効果的に防止できる。
【0020】また、本発明は、エンジンフードばかりで
なく、他のドア等の開閉体などにも適用できると共に、
エンジンフード側に直接取り付けることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るフードダンパによれば、開閉体の閉時において圧縮
変形した弾性部材の倒れ(座屈)を芯材によって確実に
規制でき、これによって、弾性部材の直立姿勢が維持で
きる。このため、斯かる弾性部材によって所望のばね特
性が得られ、衝撃が緩和できることは勿論のこと、低ば
ね特性が得られ効果的な振動吸収作用が得られる。しか
も、弾性部材は、芯材によって耐久性が向上し、長期使
用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す縦断面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す縦断面図。
【図4】本発明の第4実施例を示す縦断面図。
【図5】フードダンパが適用される位置を示す車両のフ
ロント側斜視図。
【図6】従来のフードダンパを示す縦断面図。
【図7】他の従来のフードダンパを示す縦断面図。
【符号の説明】
2…車体、2a…フードリッジ、4…エンジンフード
(開閉体)、5…取付孔、5a…孔縁、11…フードダ
ンパ、12,22,32,42…弾性部材、12a,2
2a,32a,42a…頭部(先端部)、13,23,
33,43…芯材、15,25,35,45…挿通孔、
17,27,37,47…フランジ部(一端部)、16
a,26a,36a,46a…下端部(他端部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体あるいは車体開口部を開閉する開閉
    体のいずれか一方に有する取付孔に取り付けられて、前
    記開閉体の閉時の衝撃を緩和するフードダンパにおい
    て、基端部が前記取付孔に取り付けられ、内部軸方向に
    挿通孔を有する細長い弾性部材と、前記挿通孔内に挿通
    された一端部が弾性部材の先端部内に固定され、かつ他
    端部が前記取付孔位置よりも延出した芯材を備えたこと
    を特徴とするフードダンパ。
JP4317892A 1992-02-28 1992-02-28 フードダンパ Pending JPH05240280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317892A JPH05240280A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 フードダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317892A JPH05240280A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 フードダンパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05240280A true JPH05240280A (ja) 1993-09-17

Family

ID=12656637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4317892A Pending JPH05240280A (ja) 1992-02-28 1992-02-28 フードダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05240280A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07119891A (ja) * 1993-10-20 1995-05-12 Fujitsu Ltd ゴム足
CN103821862A (zh) * 2012-11-15 2014-05-28 日产自动车株式会社 橡胶缓冲器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07119891A (ja) * 1993-10-20 1995-05-12 Fujitsu Ltd ゴム足
CN103821862A (zh) * 2012-11-15 2014-05-28 日产自动车株式会社 橡胶缓冲器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4218807A (en) Door stop
US6672634B2 (en) Door latch striker
WO2006057150A1 (ja) 緩衝クリップ
JP2001193778A (ja) エアダンパー
JP2003202043A (ja) 緩衝クリップ
JPH05240280A (ja) フードダンパ
JPS5813767B2 (ja) コイルばね用座
US6106037A (en) Door latch striker
US5630256A (en) Buffer clip
US4498696A (en) Bumper for automotive vehicles
JP5031394B2 (ja) クッションクリップ
US20070006419A1 (en) Doorstop
JPS5828139Y2 (ja) 自動車用ドアチエツク装置
WO2017126169A1 (ja) ダンパー装置
US5904386A (en) Bumper protector
JPS6115322Y2 (ja)
JPH0136697Y2 (ja)
JPH0741484Y2 (ja) 野球・ソフトボール用金属製バット
JPS631737Y2 (ja)
CN220451653U (zh) 用于行李箱盖的缓冲器和配备有该缓冲器的车辆
JP3017951U (ja) 釣竿用栓体
CN210977034U (zh) 一种汽车尾门拉杆防爆结构
US1781475A (en) Ice pick
JPS5921300Y2 (ja) 付加マスを具備した重ね板ばね
KR970020864A (ko) 자동차의 오버슬램 범퍼