JPH0524011A - 水硬性無機質成形体の製造方法 - Google Patents
水硬性無機質成形体の製造方法Info
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- JPH0524011A JPH0524011A JP3179289A JP17928991A JPH0524011A JP H0524011 A JPH0524011 A JP H0524011A JP 3179289 A JP3179289 A JP 3179289A JP 17928991 A JP17928991 A JP 17928991A JP H0524011 A JPH0524011 A JP H0524011A
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- Japan
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- hydraulic inorganic
- weight
- parts
- foam
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
- C04B38/08—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by adding porous substances
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低圧成形が可能で発泡材など軽量の骨材を破
壊することのない、表面の平滑性に優れ、耐凍結融解性
等の耐久性に優れた水硬性無機質成形体の製造方法を提
供する。 【構成】 水硬性無機物質100重量部、比重が0.0
01〜1の発泡体粒子20〜400重量部、及び水20
〜100重量部が含まれる組成物を混合し、振動押圧成
形することを特徴とする水硬性無機質成形体の製造方
法。
壊することのない、表面の平滑性に優れ、耐凍結融解性
等の耐久性に優れた水硬性無機質成形体の製造方法を提
供する。 【構成】 水硬性無機物質100重量部、比重が0.0
01〜1の発泡体粒子20〜400重量部、及び水20
〜100重量部が含まれる組成物を混合し、振動押圧成
形することを特徴とする水硬性無機質成形体の製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水硬性無機質成形体の
製造方法に関し、特に、軽量で耐久性に優れた水硬性無
機質成形体の製造方法に関する。
製造方法に関し、特に、軽量で耐久性に優れた水硬性無
機質成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートを始めとするセメントモル
タルは優れた圧縮強度を示すため、種々の構造材に使用
されている。しかし、セメントモルタルは比重が高いの
で、大型パネルのような成形体に使用する場合には軽量
化を図る必要がある。従来、コンクリートの軽量化を図
る方法としては、発泡材など軽量の骨材を混入添加し、
押出成形や押圧成形で成形体を得る方法、又は、粉末状
の珪酸質原料とセメントなどの石灰質原料を主原料とし
て、これにアルミニウム粉等の発泡剤を添加した混合物
を型枠に流し込んで、発生する水素ガスによって発泡
し、作られた成形体を硬化後切断し、高温高圧蒸気養生
したもの(以下ALCという)が知られている。これら
は、化学反応を利用して気泡を形成させるものであるか
ら、独立気泡の形成は難しいため、耐凍害性等の耐久性
が著しく悪く、又、気泡の大きさも一定でないので成形
体の強度や比重のばらつきが大きいという欠点があっ
た。
タルは優れた圧縮強度を示すため、種々の構造材に使用
されている。しかし、セメントモルタルは比重が高いの
で、大型パネルのような成形体に使用する場合には軽量
化を図る必要がある。従来、コンクリートの軽量化を図
る方法としては、発泡材など軽量の骨材を混入添加し、
押出成形や押圧成形で成形体を得る方法、又は、粉末状
の珪酸質原料とセメントなどの石灰質原料を主原料とし
て、これにアルミニウム粉等の発泡剤を添加した混合物
を型枠に流し込んで、発生する水素ガスによって発泡
し、作られた成形体を硬化後切断し、高温高圧蒸気養生
したもの(以下ALCという)が知られている。これら
は、化学反応を利用して気泡を形成させるものであるか
ら、独立気泡の形成は難しいため、耐凍害性等の耐久性
が著しく悪く、又、気泡の大きさも一定でないので成形
体の強度や比重のばらつきが大きいという欠点があっ
た。
【0003】このため、特開昭57−170859号公
報に開示されているように、モルタル成形原料中の水分
量を減少させることにより、ALCパネル内の絶乾嵩比
重の差を最大1%以内とし、成形体の強度や比重のばら
つきを減少させるなどの方法が採られていた。
報に開示されているように、モルタル成形原料中の水分
量を減少させることにより、ALCパネル内の絶乾嵩比
重の差を最大1%以内とし、成形体の強度や比重のばら
つきを減少させるなどの方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
57−170859号公報の方法によると、成形体の強
度や比重のばらつきは減少するものの、化学反応を利用
して気泡を形成させるものであることにはかわらないた
め、独立気泡の形成は難しく、耐凍害性等の耐久性はほ
とんど改善されなかった。又、発泡材など軽量の骨材を
混入添加し、押出成形や押圧成形で成形体を得る方法で
は、成形時の圧力により発泡体が破壊され、圧縮強度の
低い無機系発泡体を使用は難しく、又、高圧縮可能な有
機系の発泡体を用いた場合には、賦形後に発泡体が弾性
回復するため、表面の平滑性を失うなどの欠点があっ
た。
57−170859号公報の方法によると、成形体の強
度や比重のばらつきは減少するものの、化学反応を利用
して気泡を形成させるものであることにはかわらないた
め、独立気泡の形成は難しく、耐凍害性等の耐久性はほ
とんど改善されなかった。又、発泡材など軽量の骨材を
混入添加し、押出成形や押圧成形で成形体を得る方法で
は、成形時の圧力により発泡体が破壊され、圧縮強度の
低い無機系発泡体を使用は難しく、又、高圧縮可能な有
機系の発泡体を用いた場合には、賦形後に発泡体が弾性
回復するため、表面の平滑性を失うなどの欠点があっ
た。
【0005】本発明の目的は上記の課題を解決し、低圧
成形が可能で発泡材など軽量の骨材を破壊することのな
い、表面の平滑性に優れ、耐凍結融解性等の耐久性に優
れた水硬性無機質成形体の製造方法を提供することにあ
る。
成形が可能で発泡材など軽量の骨材を破壊することのな
い、表面の平滑性に優れ、耐凍結融解性等の耐久性に優
れた水硬性無機質成形体の製造方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において用いられ
る水硬性無機物質は、水で練ったとき硬化性を示す無機
物質ならば特に限定されず、たとえば普通ポルトランド
セメント、特殊ポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、ロ─マンセメント等の単味セメント、耐酸セメン
ト、耐火セメント、水ガラスセメント等の特殊セメン
ト、石膏、石灰、マグネシアセメント等の気硬性セメン
トなどがあげられ、特に、強度、耐水性の点で、ポルト
ランドセメント、アルミナセメントが好適に使用され
る。
る水硬性無機物質は、水で練ったとき硬化性を示す無機
物質ならば特に限定されず、たとえば普通ポルトランド
セメント、特殊ポルトランドセメント、アルミナセメン
ト、ロ─マンセメント等の単味セメント、耐酸セメン
ト、耐火セメント、水ガラスセメント等の特殊セメン
ト、石膏、石灰、マグネシアセメント等の気硬性セメン
トなどがあげられ、特に、強度、耐水性の点で、ポルト
ランドセメント、アルミナセメントが好適に使用され
る。
【0007】本発明において用いられる発泡体粒子は、
比重が0.001未満の発泡倍率のものは製造すること
が非常に困難であり、成形体の機械的強度の低下を招
き、又、1を超えると軽量化の効果が得られないため
0.001〜1に限定され、好ましくは0.01〜0.
7である。上記発泡体の材質は水に溶解せず、水硬性無
機物質の硬化反応を阻害しないものならば特に限定され
ず、たとえば、フライアッシュバル─ン、シラスバル─
ン、ガラスバル─ン、発泡焼生粘土等の無機質天然発泡
体であってもよいし、ポリスチレンビ─ズ、ポリ塩化ビ
ニリデンバル─ン、ポリプロピレンバル─ン、フェノ─
ルバル─ン、発泡ポリウレタンの粉砕品等の有機合成樹
脂発泡体であってもよいし、さらに、樹脂廃棄物熱分解
品を使用してもよい。
比重が0.001未満の発泡倍率のものは製造すること
が非常に困難であり、成形体の機械的強度の低下を招
き、又、1を超えると軽量化の効果が得られないため
0.001〜1に限定され、好ましくは0.01〜0.
7である。上記発泡体の材質は水に溶解せず、水硬性無
機物質の硬化反応を阻害しないものならば特に限定され
ず、たとえば、フライアッシュバル─ン、シラスバル─
ン、ガラスバル─ン、発泡焼生粘土等の無機質天然発泡
体であってもよいし、ポリスチレンビ─ズ、ポリ塩化ビ
ニリデンバル─ン、ポリプロピレンバル─ン、フェノ─
ルバル─ン、発泡ポリウレタンの粉砕品等の有機合成樹
脂発泡体であってもよいし、さらに、樹脂廃棄物熱分解
品を使用してもよい。
【0008】又、上記発泡体粒子として独立気泡のもの
を添加させれば、成形体中に形成される気泡も独立気泡
となり、凍結融解性に優れた軽量成形体を得ることが可
能となる。上記発泡体は単独で使用されてもよいし、2
種以上併用されてもよい。上記発泡体の粒径は略0.0
1〜10mmのものが好適に使用できる。上記発泡体の
添加量は水硬性無機物質100重量部に対し20重量部
未満では軽量化の効果が得られず、発泡体の添加量が4
00重量部を越えると機械的強度が低下するため、20
〜400重量部に限定され、好ましくは30〜200重
量部である。
を添加させれば、成形体中に形成される気泡も独立気泡
となり、凍結融解性に優れた軽量成形体を得ることが可
能となる。上記発泡体は単独で使用されてもよいし、2
種以上併用されてもよい。上記発泡体の粒径は略0.0
1〜10mmのものが好適に使用できる。上記発泡体の
添加量は水硬性無機物質100重量部に対し20重量部
未満では軽量化の効果が得られず、発泡体の添加量が4
00重量部を越えると機械的強度が低下するため、20
〜400重量部に限定され、好ましくは30〜200重
量部である。
【0009】本発明において用いられる水の量は、水硬
性無機物質100重量部に対し、20重量部未満では水
硬性無機物質の硬化が十分になされず、又、100重量
部を超えると得られる成形体の機械的強度が低下するた
め、20〜100重量部に限定され、好ましくは25〜
50重量部である。
性無機物質100重量部に対し、20重量部未満では水
硬性無機物質の硬化が十分になされず、又、100重量
部を超えると得られる成形体の機械的強度が低下するた
め、20〜100重量部に限定され、好ましくは25〜
50重量部である。
【0010】本発明において、さらに必要に応じて、水
に溶解せず、水硬性無機物質の硬化反応を阻害せず、本
発明の製造方法で使用されるあらゆる構成材料の作用を
著しく阻害しない、たとえば珪砂、川砂等のセメントモ
ルタル用骨材、フライアッシュ、シリカフラワ─、シリ
カフュ─ム、ベントナイト、高炉スラグ等の混合セメン
ト用混合材、セピオライト、ウォラストナイト、炭酸カ
ルシウム、マイカ等の天然鉱物などの無機質充填材が添
加されてもよい。上記無機充填材の添加量は200重量
部を超えると得られる成形体の強度が低下するため、2
00重量部以下が好ましい。
に溶解せず、水硬性無機物質の硬化反応を阻害せず、本
発明の製造方法で使用されるあらゆる構成材料の作用を
著しく阻害しない、たとえば珪砂、川砂等のセメントモ
ルタル用骨材、フライアッシュ、シリカフラワ─、シリ
カフュ─ム、ベントナイト、高炉スラグ等の混合セメン
ト用混合材、セピオライト、ウォラストナイト、炭酸カ
ルシウム、マイカ等の天然鉱物などの無機質充填材が添
加されてもよい。上記無機充填材の添加量は200重量
部を超えると得られる成形体の強度が低下するため、2
00重量部以下が好ましい。
【0011】又、必要により、ビニロン、ポリアミド、
ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維、ガラス繊
維、樹脂被覆ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等の
補強繊維が添加されてもよい。上記補強繊維の添加量は
20重量部を超えると、繊維の交絡によりファイバ─ボ
─ルが形成され、得られる成形体の強度が低下するため
20重量部以下が好ましい。
ポリエステル、ポリプロピレン等の合成繊維、ガラス繊
維、樹脂被覆ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等の
補強繊維が添加されてもよい。上記補強繊維の添加量は
20重量部を超えると、繊維の交絡によりファイバ─ボ
─ルが形成され、得られる成形体の強度が低下するため
20重量部以下が好ましい。
【0012】又、必要に応じてメチルセルロ─ス、ヒド
ロキシメチルセルロ─ス、ヒドロキシエチルセルロ─
ス、カルボキシメチルセルロ─ス、ヒドロキシプロピル
メチルセルロ─ス等のセルロ─スエ─テル、ポリビニル
アルコ─ル、ポリアクリル酸など水溶性高分子物質が添
加されてもよい。上記水溶性高分子物質は、添加量が5
重量部を超えると得られる成形体の耐水性が低下するた
め、5重量部以下が好ましい。
ロキシメチルセルロ─ス、ヒドロキシエチルセルロ─
ス、カルボキシメチルセルロ─ス、ヒドロキシプロピル
メチルセルロ─ス等のセルロ─スエ─テル、ポリビニル
アルコ─ル、ポリアクリル酸など水溶性高分子物質が添
加されてもよい。上記水溶性高分子物質は、添加量が5
重量部を超えると得られる成形体の耐水性が低下するた
め、5重量部以下が好ましい。
【0013】本発明の製造方法はまず、上記水硬性無機
物質100重量部、比重が0.01〜1の発泡体粒子2
0〜400重量部、及び水20〜100重量部が含まれ
る組成物に必要に応じ、上記無機質充填材、補強繊維、
水溶性高分子物質等を添加して混合する。
物質100重量部、比重が0.01〜1の発泡体粒子2
0〜400重量部、及び水20〜100重量部が含まれ
る組成物に必要に応じ、上記無機質充填材、補強繊維、
水溶性高分子物質等を添加して混合する。
【0014】次に、上記混合物を振動押圧成形するので
あるが、上記振動押圧成形は、上記混合物を所望の製品
形状を有する押圧金型内に供給し、金型を振動させなが
ら押圧成形するものである。
あるが、上記振動押圧成形は、上記混合物を所望の製品
形状を有する押圧金型内に供給し、金型を振動させなが
ら押圧成形するものである。
【0015】上記押圧金型は、従来公知の押圧金型に従
来公知の振動子を取り付けたもので、押圧金型及び押圧
金型内に供給された混合物に3次元方向に微震動を与え
るものであり、混合物に効果的な揺変性を与えるために
は、押圧金型に1〜500μmの振幅で100〜10,
000Hzの振動数を与えることが好ましい。このよう
な成形方法には、たとえば、昭和63年度愛知県常滑窯
業技術センタ─研究成果報告書に記載されているよう
な、振動プレス成形機が使用できる。
来公知の振動子を取り付けたもので、押圧金型及び押圧
金型内に供給された混合物に3次元方向に微震動を与え
るものであり、混合物に効果的な揺変性を与えるために
は、押圧金型に1〜500μmの振幅で100〜10,
000Hzの振動数を与えることが好ましい。このよう
な成形方法には、たとえば、昭和63年度愛知県常滑窯
業技術センタ─研究成果報告書に記載されているよう
な、振動プレス成形機が使用できる。
【0016】本発明の製造方法で得られた水硬性無機質
成形体は、水硬性無機物質としてたとえば石膏のように
硬化速度の速いものを用いれば、成形中、たとえば押圧
成形の際に加熱することにより、成形と同時に硬化させ
ることもでき、又、得られた成形体を時間をかけて自然
養生を行ってもかまわないが、硬化反応の遅いたとえば
ポルトランドセメントのような水硬性無機物質を使用す
る場合には、成形体を加熱、加湿するなど、従来公知の
方法により養生を行うことにより、硬化反応を促進で
き、機械的物性を向上することができるのは言うまでも
ない。
成形体は、水硬性無機物質としてたとえば石膏のように
硬化速度の速いものを用いれば、成形中、たとえば押圧
成形の際に加熱することにより、成形と同時に硬化させ
ることもでき、又、得られた成形体を時間をかけて自然
養生を行ってもかまわないが、硬化反応の遅いたとえば
ポルトランドセメントのような水硬性無機物質を使用す
る場合には、成形体を加熱、加湿するなど、従来公知の
方法により養生を行うことにより、硬化反応を促進で
き、機械的物性を向上することができるのは言うまでも
ない。
【0017】
【実施例】本発明の詳細を実施例をもってさらに詳しく
説明する。 実施例1〜10 表1に示す所定量の普通ポルトランドセメント、フライ
アッシュバル─ン(比重0.7)、比重0.3のガラス
バル─ン(旭硝子社製、商品名;セルスタ─Z─3
6)、発泡ウレタン(比重0.2のものを約3mm角に
粉砕したもの)、比重0.025のスチレンビ─ズ(積
水化成品社製、商品名;HN40、)、フェノ─ルバル
─ン(比重0.3)、ウォラストナイト(土屋カオリン
社製、商品名;ケモリットA─60)、太さ2デニ─
ル、長さ6mmのビニロン繊維、水を10リットルのミ
キサ─(アイリッヒ社製、商品名;アイリッヒミキサ─
RV02)に入れて約4分間混合し、得られた混合物を
振動プレス成形機(アサヒエンジニアリング社製、商品
名;SA─50)により、所定の圧力で、振動数1,0
00Hz、振幅約10μで成形し、板状の成形体を得
た。
説明する。 実施例1〜10 表1に示す所定量の普通ポルトランドセメント、フライ
アッシュバル─ン(比重0.7)、比重0.3のガラス
バル─ン(旭硝子社製、商品名;セルスタ─Z─3
6)、発泡ウレタン(比重0.2のものを約3mm角に
粉砕したもの)、比重0.025のスチレンビ─ズ(積
水化成品社製、商品名;HN40、)、フェノ─ルバル
─ン(比重0.3)、ウォラストナイト(土屋カオリン
社製、商品名;ケモリットA─60)、太さ2デニ─
ル、長さ6mmのビニロン繊維、水を10リットルのミ
キサ─(アイリッヒ社製、商品名;アイリッヒミキサ─
RV02)に入れて約4分間混合し、得られた混合物を
振動プレス成形機(アサヒエンジニアリング社製、商品
名;SA─50)により、所定の圧力で、振動数1,0
00Hz、振幅約10μで成形し、板状の成形体を得
た。
【0018】比較例1、2 表1に示す所定量の配合からなる組成物を実施例1と同
様にして混合物を得、土練機で混練し、所定の圧力で真
空押出機で押出成形し、板状の成形体を得た。
様にして混合物を得、土練機で混練し、所定の圧力で真
空押出機で押出成形し、板状の成形体を得た。
【0019】比較例3、4 表1に示す所定量の配合からなる組成物を実施例1と同
様にして混合物を得、プレス成形機により所定の圧力で
成形し、板状の成形体を得た。
様にして混合物を得、プレス成形機により所定の圧力で
成形し、板状の成形体を得た。
【0020】比較例5 表1に示す実施例1で使用した所定量の普通ポルトラン
ドセメント、ウォラストナイト、ビニロン繊維、水に金
属アルミニウム粉末0.2重量部を加えて、混合し型に
注入後、オ─トクレ─ブ中で発泡、硬化し、板状の成形
体を得た。
ドセメント、ウォラストナイト、ビニロン繊維、水に金
属アルミニウム粉末0.2重量部を加えて、混合し型に
注入後、オ─トクレ─ブ中で発泡、硬化し、板状の成形
体を得た。
【0021】以上、得られた実施例1〜10、比較例1
〜4の成形体を60℃、90%RHにおいて6時間養生
し、比較例5の成形体とともに切断して試験片を得、以
下の試験に供した。以上の結果を表1に併せ示した。
〜4の成形体を60℃、90%RHにおいて6時間養生
し、比較例5の成形体とともに切断して試験片を得、以
下の試験に供した。以上の結果を表1に併せ示した。
【0022】
【表1】
【0023】物性評価 成形体比重 得られた成形体を直方体に切断し、寸法及び、重量を測
定して、比重を計算した。 曲げ強度 得られた成形体の曲げ強度を、JIS A 1408の
方法に準じて測定した。 表面平滑性 得られた成形体の表面を目視で観察し、下記の判定基準
により表面平滑性を評価した。
定して、比重を計算した。 曲げ強度 得られた成形体の曲げ強度を、JIS A 1408の
方法に準じて測定した。 表面平滑性 得られた成形体の表面を目視で観察し、下記の判定基準
により表面平滑性を評価した。
【0024】○:平滑なもの ×:発泡体の形状が観察されるもの。 凍結融解性 得られた成形体を、ASTM C 666Aの方法に準
じて凍結融解試験を行い、割れの発生したサイクル数を
示した。
じて凍結融解試験を行い、割れの発生したサイクル数を
示した。
【0025】
【発明の効果】本発明の水硬性無機質成形体の製造方法
は、水硬性無機物質に、特定量の比重が1以下の発泡
体、水からなる組成物を混合した後、振動押圧成形する
ものであり、押圧金型に3次元の微震動を与えながら押
圧成形するため、混練物に効果的な揺変性を与え、流動
性が大幅に向上するため、従来の押圧成形に比較して1
/5〜1/10の圧力で成形が可能となるものである。
従って、添加された発泡体を破壊することなしに、成形
を行うことが可能となり、良好な表面性の軽量成形体を
得ることが可能となる。
は、水硬性無機物質に、特定量の比重が1以下の発泡
体、水からなる組成物を混合した後、振動押圧成形する
ものであり、押圧金型に3次元の微震動を与えながら押
圧成形するため、混練物に効果的な揺変性を与え、流動
性が大幅に向上するため、従来の押圧成形に比較して1
/5〜1/10の圧力で成形が可能となるものである。
従って、添加された発泡体を破壊することなしに、成形
を行うことが可能となり、良好な表面性の軽量成形体を
得ることが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 38/08 C 7202−4G //(C04B 28/02 16:08)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水硬性無機物質100重量部、比重が
0.001〜1の発泡体粒子20〜400重量部、及び
水20〜100重量部が含まれる組成物を混合し、振動
押圧成形することを特徴とする水硬性無機質成形体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3179289A JPH0524011A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 水硬性無機質成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3179289A JPH0524011A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 水硬性無機質成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524011A true JPH0524011A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16063227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3179289A Pending JPH0524011A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 水硬性無機質成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524011A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255269A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Kikusui Chemical Industries Co Ltd | 耐震スリット材及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3179289A patent/JPH0524011A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255269A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Kikusui Chemical Industries Co Ltd | 耐震スリット材及びその製造方法 |
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