JPH052398U - 点火プラグ - Google Patents
点火プラグInfo
- Publication number
- JPH052398U JPH052398U JP5720391U JP5720391U JPH052398U JP H052398 U JPH052398 U JP H052398U JP 5720391 U JP5720391 U JP 5720391U JP 5720391 U JP5720391 U JP 5720391U JP H052398 U JPH052398 U JP H052398U
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- JP
- Japan
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- coil
- electrode
- spark plug
- electrode gap
- oxygen
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 着火性のよい点火プラグを提供する。
【構成】 点火プラグ１の中心電極２と外側電極９との
間に、両電極２、９に対し絶縁してコイル７を配設し、
コイル７への通電により電極間隙１０付近に磁界を生じ
させる。
間に、両電極２、９に対し絶縁してコイル７を配設し、
コイル７への通電により電極間隙１０付近に磁界を生じ
させる。
Description
【０００１】
本考案は、とくに内燃エンジン用の点火プラグの構造に関する。
【０００２】
エンジンの燃焼シリンダには，シリンダ内の燃料を燃焼させるために種々の点 火装置が用いられるが、シリンダ内における燃料と空気との混合気の温度が非常 に低かったり、燃料と空気との混合比がよくなかったときには、着火性が大幅に 低下するため、従来の点火プラグではどのような条件下でも必ず着火するとは限 らず、時には失火する場合があった。
【０００３】
このため、着火性の良い点火プラグの出現が望まれていた。
【０００４】
本考案にかかる点火プラグは、電極と絶縁され電極間隙に隣接して設けられた コイル及び同コイルに直流電気を流す電源を有し、上記コイルへの直流電気によ り生じた磁界によって上記電極間隙の付近に酸素を吸引するように構成されてい る。
【０００５】
従って、コイルへの通電により電極間隙の付近に酸素が吸引されて酸素成分が 高くなっているとき、電極間隙に火花放電が行われると、電極間隙付近の混合気 は容易に着火してエンジンが稼動することができる。
【０００６】
以下、図示の実施例について具体的に説明する。 点火プラグ１の中心電極２を囲む絶縁体３の外面には絶縁性コーティング４が 施されており、外方から絶縁体３の内部を通って絶縁性コーティング４の孔部５ にまで達する導線６が絶縁性コーティング４の外周面に巻かれたコイル７に接続 され、コイル７の外側方に位置する絶縁体８の先端には外側電極９が固定されて いて、中心電極２と外側電極９との間に電極間隙１０が形成されている。 中心電極２及び外側電極９に対して絶縁されているコイル７には、図示しない 電源から導線６を通じて直流電気が供給され、電極間隙１０の付近に負の磁界を 生じさせている。
【０００７】 一方、酸素ガスは窒素ガスや炭酸ガス等の気体に比較してきわめて強い正の常 磁性を持ち、強い磁界に引きつけられてその部分の酸素分圧が上昇する性質があ る。 すなわち、一般に上昇分圧ΔＰは次の式で求められる。 ΔＰ＝１／２・Ｈ・Ｈ・Ｘ・Ｃ ただし、Ｈ：磁界の強さ Ｘ：酸素の磁化率 Ｃ：酸素の濃度
【０００８】 従って、上記点火プラグ１をガソリンエンジンの燃焼シリンダに装着すると、 コイル７に供給された直流電気により電極間隙１０付近に生じた磁界によって、 燃焼シリンダ内に吸入された混合気中の酸素成分が電極間隙１０付近に引き寄せ られ、電極間隙１０付近の酸素分圧が上昇する。 このため、電極間隙１０付近の混合気が着火しやすくなっているので、圧縮行 程の終了近くで電極間隙１０に火花放電を行わせると、低温下でもエンジンを容 易に始動させることができる。 なお、コイル７への通電はエンジンの吸入行程のみ、あるいは吸入行程と圧縮 行程のみとし、爆発行程と排気行程にはコイル７への電流を遮断することにより 、エネルギ効率をあげることもできる。
【０００９】
【考案の効果】 本考案にかかる点火プラグを装着したガソリンエンジンの燃焼シリンダにおい ては、電極間隙の付近に混合気中の酸素が吸引されて酸素成分が高くなっている ため、低温下でも燃焼シリンダ内の燃料が着火しやすくなっているので、エンジ ンが容易に始動することができる。
【図１】本考案の一実施例における要部縦断面図。
１ 点火プラグ ２ 中心電極 ３ 絶縁体 ６ 導線 ７ コイル ９ 外側電極 １０ 電極間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 真一郎 東京都港区芝五丁目33番８号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 渡辺 幹二 東京都港区芝五丁目33番８号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 電極と絶縁され電極間隙に隣接して設け
られたコイル及び同コイルに直流電気を流す電源を有
し、上記コイルへの直流電気により生じた磁界によって
上記電極間隙の付近に酸素を吸引するように構成された
点火プラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5720391U JPH052398U (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 点火プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5720391U JPH052398U (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 点火プラグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH052398U true JPH052398U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13048943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5720391U Withdrawn JPH052398U (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 点火プラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH052398U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101507092B1 (ko) * | 2013-09-24 | 2015-03-31 | 서울대학교산학협력단 | 자기장 유도 코일이 구비된 점화 플러그 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP5720391U patent/JPH052398U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101507092B1 (ko) * | 2013-09-24 | 2015-03-31 | 서울대학교산학협력단 | 자기장 유도 코일이 구비된 점화 플러그 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |