JPH05239219A - ホウ素で変性されたヒドロポリシラザンポリマーの生成方法 - Google Patents

ホウ素で変性されたヒドロポリシラザンポリマーの生成方法

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JPH05239219A
JPH05239219A JP4340278A JP34027892A JPH05239219A JP H05239219 A JPH05239219 A JP H05239219A JP 4340278 A JP4340278 A JP 4340278A JP 34027892 A JP34027892 A JP 34027892A JP H05239219 A JPH05239219 A JP H05239219A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホウ素で変性された新規なヒドロポリシラザ
ンポリマーの調製方法を提供する。 【構成】 本発明の方法は、ヒドロポリシラザンポリマ
ーをホウ素で変性されたヒドロポリシラザンポリマーを
生成するのに十分な時間ボランと反応させることを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホウ素で変性されたヒ
ドロポリシラザンポリマーを調製する方法に関する。こ
の方法は、所望のポリマーを生成するのに十分な時間ヒ
ドロポリシラザンポリマーをボランと反応させることを
含む。本発明はまた、この方法により製造される新規な
ポリマーにも関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】種々の
ポリシラザンオリゴマー、環状化合物、樹脂及び線状ポ
リマーが当該技術分野で知られている。一般に、そのよ
うなポリマーは、ケイ素原子と窒素原子とが交互に並ぶ
主鎖を有することを特徴とする。1985年9月10日
発行の米国特許第4540803号明細書においてCa
nnadyは、HSiN3 原子団及びR3 SiNH原子
団の存在によって形成される三次元構造を持つ新しいク
ラスのシラザンポリマー(ヒドロポリシラザン)を記載
した。この独特の構造は、そのようなポリマーに種々の
セラミック材料の生成において望ましい物理的性質を与
えた。
【0003】ホウ素で変性されたポリシラザンポリマー
及びそれらを調製する種々の方法も、当該技術分野にお
いて知られている。例えば、Funayamaらの米国
特許第5030744号明細書は、次の反復単位
【0004】
【化1】
【0005】を有するポリシラザンをホウ素化合物と反
応させてホウ素で変性されたポリシラザンを生成するこ
とを記載している。しかしながら、この参考文献に記載
されたポリシラザンは、それらがおおむね線状あるいは
環状であるのに、本発明のものは上記のCannady
のたくさん枝分かれした三次元ポリマーであるという点
で、本発明の特許請求の範囲に記載されたものと相違す
る。更に、ホウ素はこの参考文献ではポリシラザンを架
橋させてそれらの分子量を増大させるために使用される
のに対し、本発明においてはホウ素は単にヒドロポリシ
ラザンポリマーにBH2 基を付加するために使用され
る。
【0006】同じように、欧州特許第364323号明
細書、Niebylskiの米国特許第4910173
号明細書、そしてSeyferthら,J. Am. Ceram.
Soc.73, 2131-2133 (1990) は、ホウ素で変性されたポ
リシラザンポリマーを生成する他のいろいろな方法を記
載している。これらの参考文献は、ポリシラザンを、そ
れぞれトリハロゲンボラン、ボロキシン又はボランと反
応させることを教示する。とは言うものの、上述のFu
nayamaの米国特許明細書の場合のように、これら
の参考文献は本発明のポリシラザンを記載していない。
【0007】従って、従来技術で記載されていないこと
は、本明細書の特許請求の範囲に記載された特定のポリ
マーを変性するためにボランを用いるということであ
る。本発明の発明者は、そのようなポリマーは当該技術
分野で知られているものよりも優れた性質を有すること
を発見した。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】本発明は、
ホウ素で変性されたヒドロポリシラザンポリマーを生成
する方法に関する。この方法は、R3 SiNH−含有ヒ
ドロポリシラザンポリマーをホウ素で変性されたヒドロ
ポリシラザンポリマーを生成するのに十分な時間ボラン
と反応させることを含む。本発明で使用されるR3 Si
NH−含有ヒドロポリシラザンポリマーは、不活性の、
本質的に無水の雰囲気において、トリクロロシランとジ
シラザンとを副成される揮発性生成物を蒸留しながら2
5〜300℃の範囲の温度で接触且つ反応させることか
らなる方法で生成され、ここで、上記のジシラザンは一
般式(R3 Si)2 NHを有し、この式のRはビニル
基、水素、フェニル基及び炭素原子数1〜3のアルキル
基からなる群より選ばれる。
【0009】本発明はまた、この方法により製造された
新規なポリマーにも関する。
【0010】本発明は、この明細書の特許請求の範囲に
記載されるヒドロポリシラザンポリマーを変性するため
にボランを使用してそれらのホウ素変性誘導体を生成す
ることができるという発見に基づいている。この反応を
行う方法は、次のように表すことができる。
【0011】
【化2】
【0012】この反応は、本発明の非常に樹脂状の、枝
分かれしたポリマーをそれらの構造を破壊することなく
上記のように変性させることができるかどうかは知られ
ていなかった(立体障害のような問題のために)ので、
思いも寄らないものであった。更に、この反応がポリマ
ー分子量の明らかな増大なしに起こるであろうというこ
とは思いも寄らぬことであった。これはポリマーの架橋
が起こらなかったことを指示している。
【0013】ここで有用であるヒドロポリシラザンポリ
マーは、1985年9月10日発行のCannadyの
米国特許第4540803号明細書に記載されているも
のである。これらのポリマーは、不活性の本質的に無水
の雰囲気中で25〜300℃の範囲の温度においてトリ
クロロシランを揮発性副生物を蒸留しながらジシラザン
と接触及び反応させることを含む方法で調製される。こ
の方法で使用されるジシラザンは式(R3 Si)2 NH
を有し、この式のRはビニル基、水素、フェニル基及び
炭素原子数1〜3のアルキル基からなる群から選択され
る。
【0014】上記のトリクロロシランは、該トリクロロ
シランの塩素の全てと反応するのに十分なジシラザンで
処理される。これは通常は、トリクロロシランの塩素含
有量を基準にして等モルの量、すなわちトリクロロシラ
ン1モル当たりジシラザン3モルである。
【0015】上記のCannadyの発明で用いられる
ジシラザンは式(R3 Si)2 NHを有し、この式のR
はビニル基、水素、炭素原子数1〜3のアルキル基又は
フェニル基である。このように、R基は水素、メチル
基、エチル基、プロピル基、ビニル基及びフェニル基か
らなる群より独立に選択される。適当なジシラザンの例
には、((CH3 3 Si)2 NH,(C6 5 (CH
3 2 Si)NH,((C6 5 2 CH3 Si)2
H,(CH2 =CH(CH3 2 Si)2 NH,(CH
2 =CH(CH3 )C6 5 Si)2 NH,(CH2
CH(C6 5 2 Si)2 NH,(CH2 =CH(C
2 5 2 Si)2 NH,(H(CH3 2 Si)2
H、及び(CH2 =CH(C6 5 )C2 5 Si)2
NHが含まれる。
【0016】Cannadyの発明の殊に好ましい態様
は、トリクロロシランとヘキサメチルジシラザンとの反
応を伴う。それによって製造されるポリマー、トリメチ
ルシリルヒドロポリシラザンは、有益なプレセラミック
特性を持つことが示されている。
【0017】上記の反応物は不活性の本質的に無水の雰
囲気で一緒にされる。不活性というのは、反応がアルゴ
ン、窒素又はヘリウムのような不活性ガスのブランケッ
ト下で行われることを意味する。本質的に無水というの
は、反応は好ましくは完全に無水の雰囲気中で行われる
けれども、微量の湿分は許容することができる、という
ことを意味する。
【0018】反応物を互いに接触させると、アミノ化合
物が生成される。反応物は初期の反応熱を最小限に保つ
ようにして一緒にするのが好ましい。加熱を続けると追
加のアミノ化合物が生成され、更に加熱すると反応混合
物からR3 SiClが蒸留されて、シラザンポリマーが
生成される。最良の結果を得るためには、加熱する速度
を約1℃/min 未満の速度に制御すべきである。約0.
5℃/min 以下の加熱速度が好ましい。反応温度が上昇
するにつれて、より多くの縮合が起こり、そして混合物
から蒸留されずに連鎖停止剤として働く残留R3 Si−
で枝分かれが起こる。この制御は、反応を任意の時点で
停止させてほとんどどのような所望粘度を得るのも可能
にする。反応のための所望の温度範囲は25〜300℃
であり、125〜275℃の範囲の温度がより好まし
い。反応に要する時間は、使用する温度と得ようとする
ポリマー粘度とに依存する。
【0019】上記のポリマーの生成後、所望のホウ素変
性ヒドロポリシラザンポリマーを製造するためそれをボ
ランと反応させる。一般に、本発明では任意のボラン源
を使用することができる。そのようなボラン源は当該技
術分野でよく知られており、商業的にたやすく入手でき
る。例えば、ボランはAldrich Chemical Co.から種々の
ルイス塩基との錯体として入手可能である。これらに
は、種々のアミン、例えばピリジン、ブチルアミン又は
ジエチルアミンのようなものとのボラン錯体、メチルス
ルフィドのようなスルフィド類との錯体、トリフェニル
ホスフィンのようなホスフィン類との錯体、そしてテト
ラヒドロフランのようなエーテル類との錯体が含められ
る。どのようなボラン源を使用してもよいとは言うもの
の、本発明の発明者はボラン−テトラヒドロフラン錯体
を用いるのが都合よいことを見いだしている。
【0020】この反応で使用されるボランの量は、一般
に、ヒドロポリシラザンポリマー100g当たりボラン
約0.01当量より多い量である。大過剰を使用しても
よいとは言え、通常はヒドロポリシラザンポリマー10
0g当たりボラン約0.01〜約1当量の範囲の量を使
用する。ヒドロポリシラザンポリマー100g当たりボ
ラン約0.05〜約0.5当量の範囲の量が好ましい。
【0021】ヒドロポリシラザンポリマーとボランとの
反応は、一般に反応を促進するため溶媒中で行われる。
ここで使用することができる溶媒には、ボラン錯体、ヒ
ドロポリシラザンポリマー及びボラン変性ヒドロポリシ
ラザンポリマーのいずれにも不利な影響を及ぼさずにこ
れらの種のための溶媒として働くいずれのものも含めら
れる。そのような溶媒の例には、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、オクタン等の如きアルカンや、テトラヒドロ
フランのようなエーテルや、あるいはベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の如き芳香族炭化水素が含まれる。一般
に、反応でボラン−テトラヒドロフラン錯体を使用する
場合には、テトラヒドロフランを、又は芳香族炭化水素
との混合物を、溶媒として使用するのが好都合である。
【0022】ヒドロポリシラザンとボランとの反応は、
そのポリマーとボランとを適当な反応容器中で単に混合
することで行われる。この反応は任意の適当な温度又は
圧力において任意の都合よい雰囲気中で行うことができ
る。とは言え、簡単のために、それは一般には不活性雰
囲気下に大気圧において室温で行う。一般に発熱が起こ
るので、ヒドロポリシラザンとボランを混合する際に
は、ポリマーの溶液にボランをゆっくりと加えて発熱を
制御することがしばしば好ましい。この混合物の攪拌を
続けると(例えば1〜24時間)、所望のポリマーがで
きる。
【0023】上記の反応で生成されたホウ素変性ヒドロ
ポリシラザンポリマーは、その後単に溶液から回収され
る。加熱及び/又は真空下での溶媒の簡単な蒸発あるい
はストリッピングといったような多数の方法が当該技術
分野で知られており、ここで有効である。
【0024】上記の方法で生成された結果のポリマー
は、ホウ素が窒素に結合していることを除いて前駆ポリ
マーと同様である。このようにして、ホウ素変性ヒドロ
ポリシラザンポリマーは、前駆ポリマーと同様の、分子
量、Tg及び溶解度といったようなポリマー特性を有
し、ホウ素が与える追加の利点(すなわち不融性)を持
つ。ポリマーの変性は、2400cm-1と1350cm-1
にそれぞれB−H及びB−Nと特定することができる新
しい吸光度(ヒドロポリシラザンと比べた場合)を示
す。
【0025】本発明の方法はポリマーを容易に不融性に
するのに殊に有益である。そのような不融性は、セラミ
ックマトリックス複合材料といったような用途において
重要であり、またポリマー自体これらの分野で特に有用
なことが分っている。ここでポリマーを不融性にする方
法は一般に、ポリマーを約100℃より高い温度に単に
加熱することを必要とする。次式の反応が起こる。
【0026】
【化3】
【0027】この反応は、2400cm-1のバンド(B−
H)の消失と1350cm-1のバンド(B−N)の強度の
上昇を示すIRデータにより確認されている。
【0028】
【実施例】当業者が本発明をより容易に理解することが
できるように、限定を目的としない下記の例を提供す
る。
【0029】以下の例において、FTIRデータはPerk
in Elmerシリーズ1600分光計により記録され、ゲル
浸透クロマトグラフィー(GPC)データは、モデル6
00Eシステム制御器、モデル490UV及びモデル4
10示差屈折計検出器を装備したWaters GPC
により得(値は全部ポリスチレンに相関する)、TMA
データはDu Pont 940熱機械分析器(TM
A)により記録され、DSCデータはDuPont 9
10示差走査熱量計(DSC)により記録され、TGA
データはDuPont熱重量分析器(TGA)により記
録され、これらはいずれもIBM PS/2モデル50
Z計算機にインタフェースで接続されていて、また炭
素、水素及び窒素の分析はControl Equipment Corporat
ion の240−EX元素分析器により行い、ホウ素とケ
イ素は、ケイ素物質とホウ素物質をケイ素及びホウ素の
可溶性形態に変え、そして溶質を原子吸光分光測定によ
って全ケイ素及びホウ素について分析することからなる
溶解(fusion)技術により測定し、そして炉での
焼成は全て、Eurotherm温度制御器を備えたA
stro黒鉛炉で行った。この炉には、900℃より高
い温度を監視するためIrcon Modeline Plus 光学高温計
を取付けた。
【0030】例1〜3 Ar入口、オーバーヘッドスターラー及び添加漏斗を備
えた3リットルの三つ口フラスコに、トリメチルシリル
ヒドロポリシラザンポリマーの50%固形分トルエン溶
液1500g(すなわちポリマー750g)をアルゴン
下で入れた(このヒドロポリシラザンポリマーは米国特
許第4540803号明細書の例1の方法で作った)。
添加漏斗に1.0MのBH3 −テトラヒドロフラン錯体
(Aldrich Chemical Co.より入手した)を450ml入れ
た。このボラン溶液を上記のヒドロポリシラザン溶液に
2時間かけて加え、その結果穏やかな発熱があり、また
ガスが発生した。結果として得られた溶液を16時間か
き混ぜ、次いで真空中で60℃において揮発分を取除い
た。脆い固体が得られた。上記と同じようにして更に二
つのポリマー試料を調製した。これらのポリマーの特性
を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】例4〜8 Ar入口、オーバーヘッドスターラー及び添加漏斗を備
えた5リットルの三つ口フラスコに、400gのトルエ
ンと、トリメチルシリルヒドロポリシラザンポリマーの
60%固形分トルエン溶液1760g(すなわちポリマ
ー1060g)をアルゴン下で入れた(このヒドロポリ
シラザンポリマーは米国特許第4540803号明細書
の例1の方法で作った)。添加漏斗に1.0MのBH3
−テトラヒドロフラン錯体(Aldrich Chemical Co.より
入手した)を1600ml入れた。種々の量のボラン溶液
(表2に示す)を上記のヒドロポリシラザン溶液に4時
間かけて加え、その結果穏やかな発熱があり、またガス
が発生した。結果として得られた溶液を16時間かき混
ぜ、次いで真空中で60℃において揮発分を取除いた。
脆い固体が得られた。
【0033】上述の操作をボラン/ヒドロポリシラザン
比をいろいろにして繰り返した。これらのポリマーの特
性を表2に示す。
【0034】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R3 SiNH−含有ヒドロポリシラザン
    ポリマーをホウ素で変性されたヒドロポリシラザンポリ
    マーを生成するのに十分な時間ボランと反応させること
    を含み、該R3 SiNH−含有ヒドロポリシラザンポリ
    マーは不活性の、本質的に無水の雰囲気において、トリ
    クロロシランとジシラザンとを、副成される揮発性生成
    物を蒸留しながら25〜300℃の範囲の温度で接触且
    つ反応させることからなる方法で生成されるものであ
    り、上記のジシラザンは一般式(R3 Si)2 NHを有
    する(この式のRはビニル基、水素、フェニル基及び炭
    素原子数1〜3のアルキル基からなる群より選ばれ
    る)、ホウ素で変性されたヒドロポリシラザンポリマー
    の生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法により製造されたホ
    ウ素変性ヒドロポリシラザンポリマー。
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