JPH0523914U - シートベルト用バツクル - Google Patents
シートベルト用バツクルInfo
- Publication number
- JPH0523914U JPH0523914U JP901491U JP901491U JPH0523914U JP H0523914 U JPH0523914 U JP H0523914U JP 901491 U JP901491 U JP 901491U JP 901491 U JP901491 U JP 901491U JP H0523914 U JPH0523914 U JP H0523914U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckle
- support cover
- seat belt
- buckle body
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Buckles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】外部からの衝撃力を吸収して異音を減ずること
ができるサポートカバーを備えたシートベルト用バック
ルを提供する。 【構成】サポートカバーとバックル本体との間に空隙を
設けることにより、サポートカバーがバックル内方に弾
性変形して外部からの衝撃力を吸収できるように構成し
た。該サポートカバーのダンパー効果により衝撃音が小
さくなる。
ができるサポートカバーを備えたシートベルト用バック
ルを提供する。 【構成】サポートカバーとバックル本体との間に空隙を
設けることにより、サポートカバーがバックル内方に弾
性変形して外部からの衝撃力を吸収できるように構成し
た。該サポートカバーのダンパー効果により衝撃音が小
さくなる。
Description
【0001】
本考案は自動車用シートベルトのバックルに関し、特にバックルの周囲がサポ ートカバーにより包囲されているシートベルト用バックルの改良に関するもので ある。
【0002】
通常、車両の乗員等を座席に安全に保持するためのシートベルトとしては、一 端を車体に固定して乗員の腰に掛け渡すウエビングと、該ウエビングに係合され たタングプレートを係着するバックルとからなる二点式シートベルト装置や、一 端部がリトラクター(巻取り装置)に係止され、他端部がスルーアンカを通って センターピラーの下端部にボルトによって軸支されたアンカープレートに係止さ れる連続ウェビングと、該連続ウェビングの中間部に配設されたスルータングを 係着するバックルとからなる三点式シートベルト装置等がある。
【0003】 上記の如きバックル本体は、バックルベースと、タングプレートをバックルベ ースの一端部に着脱するための施錠機構と、該施錠機構を包囲するバックルカバ ーとから成る。前記バックルベースは他端をウエビング、ブラケット或いはワイ ヤ等を介して車体に固定されており、車両衝突時にウエビングに作用する引っ張 り荷重を車体に伝える。また、前記施錠機構はタングプレートのバックルベース への着脱を自在にし、シートベルトの装着及び解放を容易成らしめるものである 。
【0004】 例えば、図4に示すようにバックル12は、シート15の内側方で車体17にボルト 14によって一端を固定されたワイヤ13の他端に固着されており、連続ウェビング の中間部に配設された図示しないスルータングを係着することによって、乗員16 をシート15に保持する。更に、前記バックル12の保護を目的として、図5に示す ようにバックル本体21の周囲を樹脂製のサポートカバー20により覆ったものがあ る。該サポートカバー20は、タングプレート挿入口22及び押しボタン23を除くバ ックル本体21のほぼ全周囲を覆っており、バックル本体21が車体の一部と接触し て傷等を生じるのを防止している。
【0005】 又、例えば図7に示すように、バックル24がシート15内側方の車体17にボルト 14によって固定されたアンカープレート11に一端を係着された固定ウェビング9 の他端に係着される場合、バックル本体25が常にシート15側方の適当な高さに保 持されていることがシートベルトの脱着に好都合である。そこで、タングプレー ト挿入口22及び押しボタン23を除くバックル本体25のほぼ全周囲を樹脂製のサポ ートカバー26で覆うと共に、該サポートカバー26をアンカープレート11まで延ば して固定ウェビング9も一体に覆うことにより、バックル本体25を自立させてシ ートベルトの装着を簡易化した自立式のバックルがある。
【0006】
しかしながら、図6の部分断面図に示したように、上記の如きサポートカバー 20はバックル本体21に密着するように形成されており、外部からの衝撃音を伝え やすい構造を有しているので、バックル12が車両走行時に車体の一部と接触して ガタガタと衝撃音を生じるといった問題がある。これは、自立式のバックル24に おけるサポートカバー26についても同様である。
【0007】 即ち、本考案の目的は上記課題を解消することにあり、外部からの衝撃力を吸 収して異音を減ずることができるサポートカバーを備えたシートベルト用バック ルを提供することである。
【0008】
本考案の上記目的は、シートベルトを着脱する際にタングプレートを受けて各 構成ベルトを連結・解離するためのバックル本体と、少なくとも前記バックル本 体を覆う合成樹脂製のサポートカバーとを有するシートベルト用バックルにおい て、前記サポートカバーと前記バックル本体との間に空隙を設け、サポートカバ ーがバックル内方に弾性変形可能に構成されていることを特徴とするシートベル ト用バックルにより達成される。
【0009】
サポートカバーとバックル本体との間に空隙を設けたので、バックルに外部か ら衝撃が加わった際に、サポートカバーがバックル内方に弾性変形して衝撃力を 吸収し、衝撃音を小さくできる。
【0010】
以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1に示すバックル1は、図5に示した従来のバックル12と同様にシート15の 内側方で車体17にボルト14によって一端を固定されたワイヤ13の他端に固着され たバックル本体4と、該バックル本体4の周囲を覆う樹脂製の例えばポリ塩化ビ ニル等のサポートカバー2とから成り、連続ウェビングの中間部に配設された図 示しないスルータングを係着することによって、乗員16をシート15に保持する。
【0011】 更に、前記サポートカバー2は、バックル本体4の上部面との間に空隙3を有 するように形成されている。そこで、例えば図2に示すように、車体17の一部に バックル1が衝突しても、サポートカバー2がバックル内方に弾性変形して衝撃 力を吸収するので、ダンパー効果により衝撃音を小さくすることができる。
【0012】 従って、上記バックル1はバックル本体4が車体の一部と接触することにより 生じる傷や異音を防止することができる。 図3に示す本考案の他の実施例によれば、バックル5は、図7に示した従来の 自立式バックル24と同様に、シート15内側方の車体17にボルト14によって固定さ れたアンカープレート11に一端を係着された固定ウェビング9の他端に係着され たバックル本体8と、該バックル本体8の周囲と共にアンカープレート11の端部 を含む固定ウェビング9をも一体に覆うサポートカバー6とから成り、バックル 本体8を自立させてシートベルトの装着を簡易化したものである。
【0013】 前記サポートカバー6は、バックル本体8の上部面との間に空隙7を有するよ うに形成されており、上記実施例のバックル1と同様に、車体等の一部にバック ル5が衝突しても、サポートカバー6がバックル内方に弾性変形して衝撃力を吸 収するので、ダンパー効果により衝撃音を小さくすることができる。
【0014】 尚、上記各実施例のサポートカバー2,6は、各々のバックル本体4,8の上 部面との間に各空隙3,7を構成するように形成されているが、本考案はこれに 限定されるものではなく、バックル本体の側面や底面との間に空隙を有するよう に形成しても良い。また、バックルの形状もプッシュボタン式バックルに限らず 、スライドボタン式バックルでも良いことは勿論である。
【0015】
即ち、本考案によれば、バックルに外部から衝撃が加わった際の衝撃力を吸収 して異音の発生を防止することができるサポートカバーを備えたシートベルト用 バックルを提供できる。
【図1】本考案の一実施例に基づくシートベルト用バッ
クルの部分断面図である。
クルの部分断面図である。
【図2】図1に示したシートベルト用バックルの衝撃吸
収状態を示す部分断面図である。
収状態を示す部分断面図である。
【図3】本考案の他の実施例に基づく自立式のシートベ
ルト用バックルの部分断面図である。
ルト用バックルの部分断面図である。
【図4】シートベルト用バックルの取付け状態を示す説
明図である。
明図である。
【図5】従来のシートベルト用バックルの部分破断斜視
図である。
図である。
【図6】図5に示したシートベルト用バックルの部分断
面図である。
面図である。
【図7】従来の自立式のシートベルト用バックルの部分
破断斜視図である。
破断斜視図である。
1 バックル 2 サポートカバー 3 空隙 4 バックル本体 5 バックル 6 サポートカバー 7 空隙 8 バックル本体 9 固定ウェビング 11 アンカープレート 12 バックル 13 ワイヤ 14 ボルト 15 シート 16 乗員 17 車体 20 サポートカバー 21 バックル本体 22 タングプレート挿入口 23 押しボタン 24 バックル 25 バックル本体 26 サポートカバー
Claims (1)
- 【請求項1】 シートベルトを着脱する際にタングプレ
ートを受けて各構成ベルトを連結・解離するためのバッ
クル本体と、少なくとも前記バックル本体を覆う合成樹
脂製のサポートカバーとを有するシートベルト用バック
ルにおいて、前記サポートカバーと前記バックル本体と
の間に空隙を設け、サポートカバーがバックル内方に弾
性変形可能に構成されていることを特徴とするシートベ
ルト用バックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP901491U JPH0523914U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | シートベルト用バツクル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP901491U JPH0523914U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | シートベルト用バツクル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523914U true JPH0523914U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=11708803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP901491U Pending JPH0523914U (ja) | 1991-02-26 | 1991-02-26 | シートベルト用バツクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523914U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008540220A (ja) * | 2005-05-12 | 2008-11-20 | キャロル ミルミキディス イモージェン | シートベルトバックル用安全装置 |
JP2011105149A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Tachi S Co Ltd | 自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造 |
JP2018154254A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用フラップ装置 |
-
1991
- 1991-02-26 JP JP901491U patent/JPH0523914U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008540220A (ja) * | 2005-05-12 | 2008-11-20 | キャロル ミルミキディス イモージェン | シートベルトバックル用安全装置 |
JP2011105149A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Tachi S Co Ltd | 自動車のリア・シートに用いるバックル落込み防止構造 |
JP2018154254A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用フラップ装置 |
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