JPH05238991A - ペンタン−1,5−ジアミンの製法 - Google Patents

ペンタン−1,5−ジアミンの製法

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JPH05238991A
JPH05238991A JP4233593A JP23359392A JPH05238991A JP H05238991 A JPH05238991 A JP H05238991A JP 4233593 A JP4233593 A JP 4233593A JP 23359392 A JP23359392 A JP 23359392A JP H05238991 A JPH05238991 A JP H05238991A
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cycloalkyl
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JP4233593A
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Tom Witzel
ヴィッツェル トム
Eberhard Fuchs
フクス エーベルハルト
Franz Merger
メルガー フランツ
Claus-Ulrich Priester
プリースター クラウス−ウルリッヒ
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BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/44Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers
    • C07C209/48Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of carboxylic acids or esters thereof in presence of ammonia or amines, or by reduction of nitriles, carboxylic acid amides, imines or imino-ethers by reduction of nitriles

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 γ−シアノケトンから高収率で脂肪族ペンタ
ン−1,5−ジアミンを製造する方法及び低揮発性、強
力な不斉性を有するペンタン−1,5−ジアミンを提供
する。 【構成】 空間的に相互に分離された2個の反応室中
で、 a)第1反応室中で、一般式II:のγ−シアノケトン
と過剰のアンモニアとを、酸性不均一系触媒に接して、
20〜150℃の温度及び15〜500バールの圧力で
反応させ、 b)生じた反応生成物を、第2反応室中で、過剰のアン
モニアの存在で、コバルト−、ニッケル−、ルテニウム
−、パラジウム触媒及び/又は他の貴金属含有触媒に接
して、場合によっては塩基性成分を用いて又は塩基性又
は中性の担体上で、50〜180℃の温度及び30〜5
00バールの圧力で水素添加することにより、一般式I
のペンタン−1,5−ジアミンを製造する。 一般式IとIIの化合物の具体例には、それぞれ1,5
−ヘキサンジアミンと5−オキソ−ヘキサンニトリルが
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、γ−シアノケトンから
脂肪族ペンタン−1,5−ジアミンを製造する新規方法
並びに新規ペンタン−1,5−ジアミンに関する。
【0002】
【従来の技術】Chem.Ber.3387〜3389
(1966)から、5−オキソカプロニトリルからの1,
5−ジアミノヘキサンの製造は公知である。これによれ
ば、オキシムの中間段階を介してのみ1,5−ジアミノ
ヘキサンを得ており、ここでは、まず、無水の炭酸ナト
リウムの存在で、5−オキソカプロニトリルを塩酸ヒド
ロキシルアミンと反応させて、5−オキシイミノカプロ
ニトリルにし、引続きこれを、リチウムアルミニウムヒ
ドリドを用いて還元して、ジアミンにしており、全収率
は、42%である。著者の記載によれば、5−オキソ−
カプロニトリルの直接的アミノ化性水素化により、閉環
生成物2−メチルピペリジンが生じる。
【0003】γ−シアノケトンのアミノ化性水素化の際
の閉環によりピペリジンにする場合の根本的問題は、H
ouben−Weyl,11/1巻、357〜359頁
中に記載されている。
【0004】欧州特許(EP−A)第42119号明細
書には、公知水素化触媒の存在で、アンモニア及び水素
を用いて、場合により更に還元可能な基を有していてよ
いオキソ化合物から、1級のモノ−及びジ−アミンを製
造する方法が記載されており、ここでは、水素化触媒の
存在でのアンモニア及び水素との反応の前に、オキソ化
合物を、10〜200℃の温度及び1〜300バールの
圧力で、イミン形成触媒としてのアンモニウム形の無機
又は有機イオン交換体の存在で、アンモニアと予備反応
させている。この方法の使用は、もっぱら、3−シアノ
−3,5,5−トリメチル−シクロヘキサノン(イソホ
ロンニトリル)及び2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリドン(トリアセトンアミン)のアミノ化性水素
化の例に記載されている。イソホロンニトリルのアミノ
化性水素化の際に、有機イオン交換体レワタイト(Le
watit)SPR120の使用により、この触媒添加
されなかった方法に比べて、イミノ化時に僅かな収率改
良が得られる(欧州特許第42119号比較例3におけ
る収率90.3%と、レワタイトSPR120を用いる
場合の収率93.9〜94.7%とを参照)。
【0005】従来、工業的に実施しうる条件下でかつ経
済的に満足しうる収率で、開放鎖γ−シアノケトンを相
応する開放鎖ペンタン−1,5−ジアミンに変じること
のできる方法は提供されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、前記の欠点を除いたペンタン−1,5−ジアミンを
製造する方法、殊に、工業的に実施しうる条件下でγ−
シアノケトンから、工業的に満足しうる収率もしくは空
時収率で、ペンタン−1,5−ジアミンを製造する方法
を見つけること及び公知1,5−ヘキサンジアミンに比
べて高い置換度の新規ペンタン−1,5−ジアミンを製
造することである。
【0007】
【課題を解決する手段】従って、一般式I:
【0008】
【化4】
【0009】[式中R1は、1〜4個のヘテロ環式基、
2〜C8−カルボアルコキシ、カルボキシ、C1〜C8
アルキルアミノ及び/又はヒドロキシによって置換され
ていてもよいC1〜C20−アルキル基、C2〜C20−アル
ケニル基、C3〜C20−シクロアルキル基、C4〜C20
シクロアルキル−アルキル基、C4〜C20−アルキル−
シクロアルキル基、C2〜C20−アルコキシアルキル
基、C2〜C8−アルコキシカルボニル基、C1〜C20
ハロゲンアルキル基、アリール基、C7〜C20−アラル
キル基、C7〜C20−アルキルアリール基を表わし、R2
及びR3は相互に無関係に、水素、1〜4個のヘテロ環
式基、C2〜C8−カルボアルコキシ、カルボキシ、C1
〜C8−アルキルアミノ及び/又はヒドロキシ基で置換
されていてもよいC1〜C20−アルキル基、C2〜C20
アルケニル基、C3〜C20−シクロアルキル基、C4〜C
20−シクロアルキル−アルキル基、C4〜C20−アルキ
ル−シクロアルキル基、C2〜C20−アルコキシアルキ
ル基、C2〜C8−アルコキシカルボニル基、C1〜C20
−ハロゲンアルキル基、アリール基、C7〜C20−アラ
ルキル基、C7〜C20−アルキルアリール基を表わすか
又は一緒になって、1〜5個のC1〜C4−アルキル基で
置換されていてよいC4〜C7−アルキレン鎖を表わす]
のペンタン−1,5−ジアミンを、一般式II:
【0010】
【化5】
【0011】[式中置換基R1、R2及びR3は前記のも
のを表わす]のγ−シアノケトンから、前記条件下で製
造する改良された新規方法が得られ、この方法は、空間
的に相互に分離された2個の反応室中で、 a)第1反応室中で、式IIのシアノケトンと過剰のア
ンモニアとを、酸性の不均一系触媒に接して、20〜1
50℃の温度及び15〜500バールの圧力で反応さ
せ、 b)生じた反応生成物を、第2反応室中で、過剰のアン
モニアの存在で、コバルト−、ニッケル−、ルテニウム
−、パラジウム−及び/又は他の貴金属含有触媒に接し
て、場合によっては、塩基性成分を用いるか又は塩基性
又は中性の担体上で、50〜180℃の温度及び30〜
500バールの圧力で水素化することより成る。
【0012】更に、一般式I′:
【0013】
【化6】
【0014】[式中R1'は、1〜4個のヘテロ環式基、
2〜C8−カルボアルコキシ、カルボキシ、C1〜C8
アルキルアミノ及び/又はヒドロキシによって置換され
ていてもよいC1〜C20−アルキル基、C2〜C20−アル
ケニル基、C2〜C20−アルキニル基、C3〜C20−シク
ロアルキル基、C4〜C20−シクロアルキル−アルキル
基、C4〜C20−アルキル−シクロアルキル基、C2〜C
20−アルコキシアルキル基、C2〜C8−アルコキシカル
ボニル基、C1〜C20−ハロゲンアルキル基、アリール
基、C7〜C20−アラルキル基、C7〜C20−アルキルア
リール基を表わし、R2'及びR3'は相互に無関係に、水
素、1〜4個のヘテロ環式基、C2〜C8−カルボアルコ
キシ、カルボキシ、C1〜C8−アルキルアミノ及び/又
はヒドロキシ基で置換されていてもよいC1〜C20−ア
ルキル基、C2〜C20−アルケニル基、C2〜C20−アル
キニル基、C3〜C20−シクロアルキル基、C4〜C20
シクロアルキル−アルキル基、C4〜C20−アルキル−
シクロアルキル基、C2〜C20−アルコキシアルキル
基、C2〜C8−アルコキシカルボニル基、C1〜C20
ハロゲンアルキル基、アリール基、C7〜C20−アラル
キル基、C7〜C20−アルキルアリール基を表わすか又
は一緒になって、1〜5個のC1〜C4−アルキル基で置
換されていてよいC4〜C7−アルキレン鎖を表わす、但
し、R2'とR3'が同時に水素である場合にはR1'はメチ
ルであってはならない]の新規ペンタン−1,5−ジア
ミンに関する。
【0015】本発明の方法は、次のように、空間的に相
互に分離された2個の反応室中で実施することができ
る: a)第1反応器中で、γ−シアノケトンを過剰のアンモ
ニアと反応させる。この際、15〜500バール特に3
0〜350バールの圧力及び20〜150℃特に30〜
100℃の温度に保持する。縮合を酸性不均一系触媒の
存在で実施する。
【0016】酸性不均一系触媒としては、ルイス酸−又
はブレンステッド酸−特性を有する金属化合物例えば、
酸化アルミニウム、二酸化珪素、二酸化チタン、二酸化
ジルコニウム、更に燐酸塩例えば燐酸アルミニウム又は
珪酸塩例えば無定形又は結晶のアルミノ珪酸塩が好適で
ある。酸化アルミニウム、二酸化チタン、二酸化ジルコ
ニウム及び二酸化珪素殊に酸化アルミニウム及び二酸化
チタンを使用するのが有利である。触媒の酸度は、場合
により、ハロゲン化物のドーピングにより高めることが
できる。例えば、ハロゲンドーピングされた触媒例えば
酸化アルミニウム上のクロリド又は二酸化チタン上のク
ロリドも使用できる。
【0017】酸性不均一系触媒に接してのγ−シアノケ
トンの変換時に、触媒1kg及び1時間当り、シアノケ
トン0.01〜10kg有利に0.05〜7kg特に有
利に0.1〜5kgの触媒装荷率を使用する。シアノケ
トン1モル当り強制的ではないが、NH3 5〜500モ
ル有利に10〜400モル特に有利に20〜300モル
を使用するのが有利である。γ−シアノケトンとアンモ
ニアとの反応は、不活性溶剤例えばアルコール又はテト
ラヒドロフランの存在で行なうこともできる。
【0018】γ−シアノケトンの変換は、非連続的に実
施できるが、連続的に、例えば加圧容器中で又は加圧容
器カスケード中で実施するのが有利である。特に有利な
実施形によれば、γ−シアノケトン及びNH3を、中に
触媒が固定床の形で配置されている反応管に通す。
【0019】b)こうして得られた生成物に、第2の反
応工程で、水素3〜10000モル当量特に4〜500
特に有利に4.5〜200モル当量を用いて、場合によ
っては、更にアンモニアの装入の後に、接触的水素化を
行なう。
【0020】水素化は、液体アンモニア中で実施するの
が有利である。工程1で使用されたγ−シアノケトン1
モル当り、NH3 5〜500モル、有利に10〜400
モル、特に有利に20〜300モルを使用する。このN
3−分は、場合によってはNH3の供給により所望の値
まで高めることができる。
【0021】一般に、50〜180℃有利に60〜16
0℃特に有利に70〜140℃の温度及び30〜500
バール、有利に50〜350バール特に有利に70〜3
00バールの圧力で水素添加する。
【0022】触媒装荷率は、0.01〜5kg/(kg
×h)、有利に0.02〜2.5特に有利に0.05〜
2kg/(kg×h)の範囲にあるのが有利である。
【0023】水素化の際に、原則的に、ニッケル、コバ
ルト、鉄、銅、ルテニウム、パラジウム又は周期律表第
VIII副族の貴金属を含有するすべての水素化触媒を
使用することができる。ルテニウム−、コバルト−又は
ニッケル−触媒を使用するのが有利である。特に、ルテ
ニウム−及びコバルト−触媒が有利である。触媒活性金
属は、完全触媒として又は担体上で使用することができ
る。このような担体としては、例えば酸化アルミニウ
ム、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム又は酸化マグネ
シウム/酸化アルミニウムがこれに該当し、特に水素化
触媒を塩基性成分例えばアルカリ金属又はアルカリ土類
金属の酸化物又は水酸化物と共に使用するのが有利であ
る。塩基性成分としては、特にアルカリ金属の酸化物も
しくは水酸化物例えばナトリウムの酸化物又は水酸化物
が有利である。塩基性成分は、場合によっては水素化工
程の間に例えば、水中のアルカリ金属−又はアルカリ土
類金属−水酸化物の溶液として供給することができる。
【0024】水素化時に、コバルト、ニッケル又はルテ
ニウムを塩基性成分と共に使用するのが特に有利であ
る。
【0025】反応を連続的に例えば耐圧性撹拌容器中
で、又は撹拌容器カスケード中で実施するのが有利であ
る。
【0026】特に有利な1実施例では、反応管を使用
し、その中に、水素化物をタンク法又は流動法で固定配
置された触媒床上から導入する。
【0027】方法a)及びb)は、同様に、イミノ化触
媒及び水素化触媒が、その中に2個の分けられた層で配
置されている1反応器中で実施することができる。この
場合には、イミノ化を、水素の存在下で実施するのが有
利である。
【0028】水素化の後に過剰のアンモニアを、場合に
よっては加圧下に分離する。こうして得られたペンタン
−1,5−ジアミンは、分別蒸溜により単離することが
できる。置換されたピペリジンは、副産物として少ない
量でのみ生じる。
【0029】この方法の出発物質は、例えばケトンとア
クリロニトリルから入手されるγ−シアノケトンであ
る。
【0030】本発明方法は、これにより、γ−シアノケ
トンを高い収率及び空時収率でペンタン−1,5−ジア
ミンに変換することを可能とする。
【0031】化合物I及びII中の置換基R1、R2及び
3は次のものを意味する: R1、R2、R3 −非分枝又は分枝C1〜C20−アルキル、有利に、C1
8−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、s−ブ
チル、t−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、s
−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピ
ル、n−ヘキシル、イソ−ヘキシル、s−ヘキシル、n
−ヘプチル、イソ−ヘプチル、n−オクチル及びイソ−
オクチル、特に有利にC1〜C4−アルキル例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチ
ル、イソ−ブチル、s−ブチル及びt−ブチル; −1〜4個の、特に1〜3個の、特に1〜2個のヘテロ
環式基例えばピリジルで及び/又はC2〜C8−カルボア
ルコキシ、カルボキシ、C1〜C8−アルキルアミノ及び
/又はヒドロキシで置換された、有利にヘテロアリール
特に有利にピリジルで置換された非分枝又は分枝C1
20−アルキル; −C2〜C20−アルケニル、有利に、C2〜C8−アルケ
ニル、特に有利にC2〜C4−アルケニル例えばビニル、
1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニ
ル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−
メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニ
ル、1−メチル−2−プロペニル及び2−メチル−2−
プロペニル; −C3〜C20−シクロアルキル、有利にC3〜C8−シク
ロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシ
クロオクチル特に有利に、シクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシル及びシクロオクチル; −C4〜C20−シクロアルキル−アルキル、有利にC4
12−シクロアルキル−アルキル特に有利にC4〜C8
シクロ−アルキル−アルキル例えばシクロペンチルメチ
ル及びシクロヘキシルメチル; −C4〜C20−アルキル−シクロアルキル、有利にC4
12−アルキル−シクロアルキル特に有利にC4〜C8
アルキル−シクロアルキル例えばメチル−シクロペンチ
ル及びメチル−シクロヘキシル; −C1〜C20−アルコキシアルキル、有利にC1〜C8
アルコキシアルキル、特に有利にC1〜C5−アルコキシ
アルキル例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、n
−プロポキシメチル、イソ−プロポキシメチル、n−ブ
トキシメチル、イソ−ブトキシメチル、s−ブトキシメ
チル、t−ブトキシメチル及び1−メトキシ−エチル; −C1〜C20−ハロゲンアルキル有利にC1〜C8−ハロ
ゲンアルキル、特に有利にC1〜C4−フルオル−及び/
又はクロルアルキル例えばフルオルメチル、ジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロ
メチル及びトリクロロメチル; −アリール例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチ
ル、1−アンスリル、2−アンスリル及び9−アンスリ
ル有利にフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル特に
有利にフェニル; −C7〜C20−アラルキル有利にC7〜C12−フェニルア
ルキル例えばベンジル、1−フェネチル、2−フェネチ
ル、1−フェニル−プロピル、2−フェニル−プロピ
ル、3−フェニル−プロピル、1−フェニル−ブチル、
2−フェニル−ブチル、3−フェニル−ブチル及び4−
フェニル−ブチル、特に有利にベンジル、1−フェネチ
ル及び2−フェネチル; −C7〜C20−アルキルアリール、有利にC7〜C12−ア
ルキルフェニル、例えば2−メチルフェニル、3−メチ
ルフェニル、4−メチルフェニル、2,4−ジメチル−
フェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチ
ルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメ
チルフェニル、2,3,4−トリメチルフェニル、2,
3,5−トリメチルフェニル、2,3,6−トリメチル
フェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−エチ
ルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニ
ル、2−n−プロピルフェニル、3−n−プロピルフェ
ニル及び4−n−プロピルフェニル; −C2〜C8−アルコキシカルボニル、有利にC1〜C4
アルコキシカルボニル特に有利にメトキシ−及びエトキ
シカルボニル。
【0032】R2及びR3は付加的に相互に無関係に、 −水素 −一緒になって、場合により、5個までのC1〜C4−ア
ルキル基で置換されていてよい環式又は非環式のC1
7−アルキレン鎖例えば=CH2、=CH−CH3、=
C(CH32、−CH2−CH2−CH2−、−(CH2
4−、−(CH25−、−(CH26−。
【0033】化合物I′中の置換基R1'〜R3'は、化合
物I中の置換基R1〜R3と同じものを表わすが、R2'
3'が水素である場合にはR1'はメチルではない。
【0034】一般式IIの有利なγ−シアノケトンは、
例えば次のものである:5−オキソヘキサンニトリル
(アセトンから)、4−メチル−5−オキソ−ヘキサン
ニトリル(メチルエチルケトンから)、4−メチル−5
−オキソ−ヘプタンニトリル(ジエチルケトンから)、
4−エチル−5−オキソ−ヘキサンニトリル(メチルプ
ロピルケトンから)、4,4−ジメチル−5−オキソ−
ヘキサンニトリル(メチルイソプロピルケトンから)、
4,4−ジメチル−5−オキソ−ヘプタンニトリル(エ
チルイソプロピルケトンから)、4,4,5−トリメチ
ル−5−オキソ−ヘプタンニトリル(ジイソプロピルケ
トンから)、4−イソプロピル−5−オキソ−ヘキサン
ニトリル(メチルイソブチルケトンから)、4−イソプ
ロペニル−5−オキソ−ヘキサンニトリル、4−イソプ
ロピリデン−5−オキソ−ヘキサンニトリル(メチルイ
ソブテニルケトンから)、6,6−ジメチル−5−オキ
ソ−ヘプタンニトリル(ピナコロンから)、4−デシル
−5−オキソ−ヘキサンニトリル(メチルウンデシルケ
トンから)、4−(3−メチル−ブチル)−5−オキソ
−ヘキサンニトリル(6−メチル−2−ヘプタノンか
ら)、4−イソ−ブチル−5−オキソ−ヘキサンニトリ
ル(5−メチル−2−ヘキサノンから)、4−ブチル−
5−オキソ−ヘキサンニトリル(2−ヘプタノンか
ら)、4−(2−メチル−ブチル)−5−オキソ−ヘキ
サンニトリル(5−メチル−2−ヘプタノンから)、5
−フェニル−5−オキソ−ペンタンニトリル(アセトフ
ェノンから)、4−ベンジル−5−オキソ−ヘキサンニ
トリル(4−フェニル−2−ブタノンから)、4,6−
ジフェニル−5−オキソ−ヘキサンニトリル(ジベンジ
ルケトンから)、1−アセチル−1−シアンエチル−シ
クロヘキサン(シクロヘキシルメチルケトンから)、1
−アセチル−1−シアンエチル−シクロプロパン(シク
ロプロピルメチルケトンから)、4,4−ジメトキシ−
5−オキソ−ヘキサンニトリル(メチルグリオキサール
ジメチルアセタールから)、4−メトキシ−5−オキソ
−ヘキサンニトリル(メトキシアセトンから)、5−ピ
リジル−5−オキソ−ペンタンニトリル(アセチルピリ
ジンから)、5−メトキシカルボニル−5−オキソ−ペ
ンタンニトリル(焦性ブドウ酸メチルエステルから)、
4−メトキシカルボニル−5−オキソ−ヘキサンニトリ
ル(アセト酢酸エステルから)。
【0035】式I及びI′の有利なペンタン−1,5−
ジアミンは、次のものである:ヘキサン−1,5−ジア
ミン、4−メチル−ヘキサン−1,5−ジアミン、4−
メチル−ヘプタン−1,5−ジアミン、4−エチル−ヘ
キサン−1,5−ジアミン、4,4−ジメチル−ヘキサ
ン−1,5−ジアミン、4,4−ジメチル−ヘプタン−
1,5−ジアミン、4,4,6−トリメチル−ヘプタン
−1,5−ジアミン、4−イソプロピル−ヘキサン−
1,5−ジアミン、6,6−ジメチル−ヘプタン−1,
5−ジアミン、4−デシル−ヘキサン−1,5−ジアミ
ン、4−(3−メチル−ブチル)−ヘキサン−1,5−
ジアミン、4−イソ−ブチル−ヘキサン−1,5−ジア
ミン、4−ブチル−ヘキサン−1,5−ジアミン、4−
(2−メチル−ブチル)−ヘキサン−1,5−ジアミ
ン、1−フェニル−ペンタン−1,5−ジアミン、4−
ベンジル−ヘキサン−1,5−ジアミン、4,6−ジフ
ェニル−ヘキサン−1,5−ジアミン、1−(1−アミ
ノエチル)−1−(3−アミノプロピル)−シクロヘキ
サン、1−(1−アミノエチル)−1−(3−アミノプ
ロピル)−シクロプロパン、4,4−ジメトキシ−ヘキ
サン−1,5−ジアミン、4−メトキシ−ヘキサン−
1,5−ジアミン、5−ピリジル−ペンタン−1,5−
ジアミン、5−メトキシカルボニル−ペンタン−1,5
−ジアミン、4−メトキシカルボニル−ヘキサン−1,
5−ジアミン。
【0036】本発明のジアミンは、低い揮発性及び強力
な不斉性(アミノ官能基の異なる反応性)に依る高い置
換度に基づき、公知の1,5−ヘキサンジアミンに比べ
て優れている。従って、特に、例えばエポキシド用の成
分(硬化剤)として、かつポリアミド用の成分としての
ジアミンの容易な加工性及び未反応のジアミンによる僅
かな臭気付着性並びにそれから製造しうるジイソシアネ
ートをもたらす。
【0037】
【実施例】
例 1 垂直反応管(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱
二重ジャケット)に、1.2mm−ロープ状のβ−酸化
アルミニウム上のルテニウム3%を有する触媒(β−酸
化アルミニウムに硝酸ルテニウム水溶液を穿孔含浸し
て、120℃で加熱することにより触媒を製造)90.
1g(87ml)を充填した。触媒を、還元のために、
100バールで、水素150Nl/hの導入と同時に、
温度を段階的に7時間かかって100℃から200℃に
高めた後に、220℃で9時間保持した。
【0038】水素化反応器の前に接続された反応管(直
径16mm、充填高さ50cm、油加熱二重ジャケッ
ト)(これは1.5mm−ロープ状の二酸化チタン(A
natas)65.3g(100ml)が充填されてい
る)に、250バールの圧力及び80℃の温度で、毎
時、5−オキソ−ヘキサンニトリル(純度97.7%)
20.5g及び液体アンモニア240gをポンプ導入し
た。流出物を、引続き、250バールの圧力及び110
℃の温度で、水素化反応器へ下から上へ、水素100N
/lの同時導入下に導入した。常圧まで放圧の後に、N
3を溜去し、水素化流出物を定量ガスクロマトグラフ
ィにより分析すると、87%の1,5−ヘキサンジアミ
ンの収率が得られ、2−メチルピペリジンの収率は8%
であった。
【0039】例 2 垂直反応管(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱
二重ジャケット)に、1〜1.5mm−砕石状の塩基性
コバルト完全触媒(Mn23 5%、Na2O1.4%を
有するCoO)177g(100ml)を充填した。触
媒の還元のために、100バールで、水素150Nl/
hの導入と同時に、23時間かかって温度を段階的に1
00℃から300℃まで高め、次いで330℃で30時
間保持した。
【0040】水素化反応器の前に接続された、反応管
(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱二重ジャケ
ット)(これには1.5mm−ロープ状のγ−酸化アル
ミニウム70.0g(100ml)が充填されている)
に、250バールの圧力及び80℃の温度で、下から上
へ毎時、5−オキソ−ヘキサンニトリル(純度97.7
%)20.5g及び液体アンモニア100gをポンプ導
入した。引続き、水素100Nl/hを導入し、前接続
されたイミノ化反応器からの流出物を、250バールの
圧力及び110℃の温度で、水素化反応器に、下から上
方へ導入した。常圧まで放圧の後に、アンモニアを溜去
した。水素化流出物のガスクロマトグラフィ分析によれ
ば、1,5−ヘキサンジアミンの収率は96%であり、
2−メチルピペリジンは2%の収率で生じた。
【0041】例 3 垂直反応器(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱
二重ジャケット)に、1〜1.5mm砕石状の塩基性コ
バルト−完全触媒(Mn23 5%、Na2O1.4%を
有するCoO)176.7g(100ml)を充填し、
例2におけると同様に還元した。
【0042】水素化反応器の前に接続された反応管(直
径16mm、充填高さ20cm、油加熱二重ジャケッ
ト)(これに1.5mm−ロープ状の二酸化チタン(A
natas)25.4g(40ml)を充填した)に、
250バールの圧力、80℃の温度で、下から上方に、
毎時、5−オキソ−ヘキサンニトリル(純度97.7
%)20.5g及び液体アンモニア340gをポンプ導
入した。引続き、水素100Nl/hを供給し、前接続
されたイミノ化反応器からの流出物を、250バールの
圧力及び110℃の温度で、水素化反応器に下から上方
に供給した。常圧まで放圧の後に、アンモニアを溜去
し、75時間からの水素化流出物を、30cm充填体カ
ラム(3mmガラスリング)を通す分別蒸溜により分離
した。1,5−ヘキサンジアミン1400gが得られ、
これは89%の収率に相当した。
【0043】例 4 垂直反応管(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱
二重ジャケット)に、1〜1.5mm−ロープ状の塩基
性コバルト−完全触媒(Mn23 5%、Na2O 1.
4%を有するCoO)177g(100ml)を充填
し、例2におけると同様に還元した。
【0044】水素化反応器の前に接続された反応管(直
径0.16mm、充填高さ50cm、油加熱二重ジャケ
ット)(これには1.5mm−ロープ状の二酸化チタン
(Anatas)63.5g(100ml)が充填され
ている)に、250バールの圧力及び80℃の温度で、
毎時、下から上方に、4,4−ジメチル−5−オキソ−
ヘキサンニトリル(純度97.2%)21g及び液体ア
ンモニア180gをポンプ導入した。引続き、水素10
0Nl/hを供給し、前接続されたイミノ化反応器から
の流出物を、250バールの圧力及び110℃の温度
で、下から上方に水素化反応器に供給した。常圧まで放
圧の後に、アンモニアを溜去した。24時間からの流出
物を、30cm充填塔(3mmガラスリング)を通す分
別蒸溜により分離した。無色液体としての4,4−ジメ
チル−1,5−ヘキサンジアミン(沸点90℃/3mバ
ール)445gが得られ、これは88%の収率に相当し
た。
【0045】例 5 垂直反応管(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱
二重ジャケット)に、1〜1.5mm−ロープ状の塩基
性コバルト−完全触媒(Mn23 5%、Na2O 1.
4%を有するCoO)177g(100ml)を充填
し、例2におけると同様に還元した。
【0046】水素化反応器の前に接続された反応管(直
径16mm、充填高さ50cm、油加熱二重ジャケッ
ト)(これには1.5mm−ロープ状の二酸化チタン
(Anatas)63.5g(100ml)が充填され
ている)に、250バールの圧力及び80℃の温度で、
毎時、下から上方に、4,4−ジメチル−5−オキソ−
ヘキサンニトリル(純度97.2%)10g及び液体ア
ンモニア195gをポンプ導入した。引続き、水素10
0Nl/hを供給し、前接続されたイミノ化反応器から
の流出物を、250バールの圧力及び110℃の温度
で、水素化反応器に下から上方に供給した。常圧まで放
圧の後に、アンモニアを溜去し、水素化流出物をガスク
ロマトグラフィにより定量分析すると、93.0%の収
率で4,4−ジメチル−1,5−ヘキサンジアミンが、
かつ4.5%の収率で2,3,3−トリメチル−ピペリ
ジンが生じた。
【0047】例 6 垂直反応管(直径16mm、充填高さ50cm、油加熱
二重ジャケット)に、1〜1.5mm−砕石状の塩基性
コバルト−完全触媒(Mn23 5%、Na2O1.4%
を有するCoO)177g(100ml)を充填し、例
2におけると同様に還元した。水素化反応器の前に接続
された反応管(直径16mm、充填高さ50cm、油加
熱二重ジャケット)(これには、1.5mm−ロープ状
の二酸化チタン(Anatas)63.5g(100m
l)が充填されている)に、250バールの圧力及び8
0℃の温度で、毎時、下から上方へ、4−イソプロピル
−5−オキソ−ヘキサンニトリル(純度95.7%)1
0g及び液体アンモニア115gをポンプ導入した。引
続き、水素100Nl/hを供給し、前接続されたイミ
ノ化反応器からの流出物を、250バールの圧力及び1
10℃の温度でこの水素化反応器に下から上方に供給し
た。常圧まで放圧の後に、アンモニアを溜去し、72時
間からの流出物を、30cm充填体塔(3mmガラスリ
ング)を介しての分別蒸溜により分離した。無色液体
(沸点80℃/1mバール)としての4−イソプロピル
−1,5−ヘキサンジアミン640gが得られ、これは
90%の収率に相当した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 [式中Rは、1〜4個のヘテロ環式基、C〜C
カルボアルコキシ、カルボキシ、C〜C−アルキル
アミノ及び/又はヒドロキシによって置換されていても
よいC〜C20−アルキル基、C〜C20一アルケ
ニル基、C〜C20−シクロアルキル基、C〜C
20−シクロアルキル−アルキル基、C〜C20−ア
ルキル−シクロアルキル基、C〜C20−アルコキシ
アルキル基、C〜C−アルコキシカルボニル基、C
〜C20−ハロゲンアルキル基、アリール基、C
20−アラルキル基、C〜C20−アルキルアリー
ル基を表わし、R及びRは相互に無関係に、水素、
1〜4個のヘテロ環式基、C〜C−カルボアルコキ
シ、カルボキシ、C〜C−アルキルアミノ及び/又
はヒドロキシ基で置換されていてもよいC〜C20
アルキル基、C〜C20−アルケニル基、C〜C
20−シクロアルキル基、C〜C20−シクロアルキ
ル−アルキル基、C〜C20−アルキル−シクロアル
キル基、C〜C20−アルコキシアルキル基、C
−アルコキシカルボニル基、C〜C20−ハロゲ
ンアルキル基、アリール基、C〜C20−アラルキル
基、C〜C20−アルキルアリール基を表わすか又は
一緒になって、1〜5個のC〜C−アルキル基で置
換されていてよいC〜C−アルキレン鎖を表わす]
のペンタン−1,5−ジアミンを、一般式II
【化2】 [式中置換基R、R及びRは前記のものを表わ
す]のγ−シアノケトンから 製造する場合に、2個の
空間的に相互に分離された反応室中で、 a)第1反応室中で、式IIのシアノケトンと過剰のア
ンモニアとを、酸性の不均一系触媒に接して、20〜1
50℃の温度及び15〜500バールの圧力で反応さ
せ、 b)生じた反応生成物を、第2反応室中で、過剰のアン
モニアの存在で、コバルト−、ニッケル−、ルテニウム
−、パラジウム−触媒及び/又は他の貴金属含有触媒に
接して、場合によっては、塩基性成分を用いるか又は塩
基性又は中性の担体上で、水素を用いて、50〜180
℃の温度及び30〜500バールの圧力で水素化するこ
とを特徴とする、ペンタン−1,5−ジアミンの製法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】[式中置換基R、R及びRは前記の
ものを表わす]のγ−シアノケトンから前記条件下で製
造する改良された新規方法が得られ、この方法は、空間
的に相互に分離された2個の反応室中で、 a)第1反応室中で、式IIのシアノケトンと過剰のア
ンモニアとを、酸性の不均一系触媒に接して、20〜1
50℃の温度及び15〜500バールの圧力で反応さ
せ、 b)生じた反応生成物を、第2反応室中で、過剰のアン
モニアの存在で、コバルト−、ニッケル−、ルテニウム
−、パラジウム−及び/又は他の貴金属含有触媒に接し
て、場合によっては、塩基性成分を用いるか又は塩基性
又は中性の担体上で、水素を用いて、50〜180℃の
温度及び30〜500バールの圧力で水素化することよ
り成る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 27/125 7038−4G 27/18 7038−4G C07B 61/00 300 (72)発明者 エーベルハルト フクス ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン フランケンフェルスシュトラーセ 13 (72)発明者 フランツ メルガー ドイツ連邦共和国 フランケンタール マ ックス−スレフォークト−シュトラーセ 25 (72)発明者 クラウス−ウルリッヒ プリースター ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン バナーター シュトラーセ 4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I: 【化1】 [式中R1は、1〜4個のヘテロ環式基、C2〜C8−カ
    ルボアルコキシ、カルボキシ、C1〜C8−アルキルアミ
    ノ及び/又はヒドロキシによって置換されていてもよい
    1〜C20−アルキル基、C2〜C20−アルケニル基、C
    3〜C20−シクロアルキル基、C4〜C20−シクロアルキ
    ル−アルキル基、C4〜C20−アルキル−シクロアルキ
    ル基、C2〜C20−アルコキシアルキル基、C2〜C8
    アルコキシカルボニル基、C1〜C20−ハロゲンアルキ
    ル基、アリール基、C7〜C20−アラルキル基、C7〜C
    20−アルキルアリール基を表わし、R2及びR3は相互に
    無関係に、水素、1〜4個のヘテロ環式基、C2〜C8
    カルボアルコキシ、カルボキシ、C1〜C8−アルキルア
    ミノ及び/又はヒドロキシ基で置換されていてもよいC
    1〜C20−アルキル基、C2〜C20−アルケニル基、C3
    〜C20−シクロアルキル基、C4〜C20−シクロアルキ
    ル−アルキル基、C4〜C20−アルキル−シクロアルキ
    ル基、C2〜C20−アルコキシアルキル基、C2〜C8
    アルコキシカルボニル基、C1〜C20−ハロゲンアルキ
    ル基、アリール基、C7〜C20−アラルキル基、C7〜C
    20−アルキルアリール基を表わすか又は一緒になって、
    1〜5個のC1〜C4−アルキル基で置換されていてよい
    4〜C7−アルキレン鎖を表わす]のペンタン−1,5
    −ジアミンを、一般式II 【化2】 [式中置換基R1、R2及びR3は前記のものを表わす]
    のγ−シアノケトンから製造する場合に、2個の空間的
    に相互に分離された反応室中で、 a)第1反応室中で、式IIのシアノケトンと過剰のア
    ンモニアとを、酸性の不均一系触媒に接して、20〜1
    50℃の温度及び15〜500バールの圧力で反応さ
    せ、 b)生じた反応生成物を、第2反応室中で、過剰のアン
    モニアの存在で、コバルト−、ニッケル−、ルテニウム
    −、パラジウム−触媒及び/又は他の貴金属含有触媒に
    接して、場合によっては、塩基性成分を用いるか又は塩
    基性又は中性の担体上で、50〜180℃の温度及び3
    0〜500バールの圧力で水素化することを特徴とす
    る、ペンタン−1,5−ジアミンの製法。
  2. 【請求項2】 一般式I′: 【化3】 [式中R1'は、1〜4個のヘテロ環式基、C2〜C8−カ
    ルボアルコキシ、カルボキシ、C1〜C8−アルキルアミ
    ノ及び/又はヒドロキシによって置換されていてもよい
    1〜C20−アルキル基、C2〜C20−アルケニル基、C
    2〜C20−アルキニル、C3〜C20−シクロアルキル基、
    4〜C20−シクロアルキル−アルキル基、C4〜C20
    アルキル−シクロアルキル基、C2〜C20−アルコキシ
    アルキル基、C2〜C8−アルコキシカルボニル基、C1
    〜C20−ハロゲンアルキル基、アリール基、C7〜C20
    −アラルキル基、C7〜C20−アルキルアリール基を表
    わし、R2'及びR3'は相互に無関係に、水素、1〜4個
    のヘテロ環式基、C2〜C8−カルボアルコキシ、カルボ
    キシ、C1〜C8−アルキルアミノ及び/又はヒドロキシ
    基で置換されていてもよいC1〜C20−アルキル基、C2
    〜C20−アルケニル基、C2〜C20−アルキニル基、C3
    〜C20−シクロアルキル基、C4〜C20−シクロアルキ
    ル−アルキル基、C4〜C20−アルキル−シクロアルキ
    ル基、C2〜C20−アルコキシアルキル基、C2〜C8
    アルコキシカルボニル基、C1〜C20−ハロゲンアルキ
    ル基、アリール基、C7〜C20−アラルキル基、C7〜C
    20−アルキルアリール基を表わすか又は一緒になって、
    1〜5個のC1〜C4−アルキル基で置換されていてよい
    4〜C7−アルキレン鎖を表わし、但し、R2'とR3'
    同時に水素である場合にはR1'はメチルを表わさないも
    のとする]のペンタン−1,5−ジアミン。
JP4233593A 1991-09-04 1992-09-01 ペンタン−1,5−ジアミンの製法 Withdrawn JPH05238991A (ja)

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