JPH0523893Y2 - - Google Patents

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JPH0523893Y2
JPH0523893Y2 JP1989030985U JP3098589U JPH0523893Y2 JP H0523893 Y2 JPH0523893 Y2 JP H0523893Y2 JP 1989030985 U JP1989030985 U JP 1989030985U JP 3098589 U JP3098589 U JP 3098589U JP H0523893 Y2 JPH0523893 Y2 JP H0523893Y2
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valve
valve body
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axial
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は上水道や下水道等の管路の途中に対
しこの管路を開閉するために設置される仕切弁に
関する。
[従来の技術] 従来の仕切弁では例えば弁箱内の弁室を開閉す
る弁体を厚さが数ミリ程度の弾性材層によつて全
面的に被覆し、この弾性材層が被覆された弁体の
先端縁付近を弁箱の内壁面に凹設された溝内に圧
挿して弁室を閉止していた。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の仕切弁の場合には前記弾性材層の層
厚が薄く、圧縮変形量が制限され、また、弁体の
進動端付近で前記弾性材層が弁座に摺動するた
め、弾性材層の摩耗が早められて弁室に対するシ
ール効果が経時的に低下する問題点や、弁体を弾
性材層で被覆してあるので弁体の製作コストがア
ツプする問題点があつた。
本考案は上記問題点を解消することを課題とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の仕切弁は、本体部とこの本体部に直交
状に接合された分岐部とを有する弁箱の内壁面に
凹設された取付溝内には前記本体部の内壁面の下
半部に沿つて半円環状に湾曲した縦断面形状を有
するラジアルシール部と、前記本体部と前記分岐
部との接合部の内壁面の上半部に沿つて半円環状
に湾曲した正面形状をそれぞれ有し、間隔が下方
から上方へ漸増するように前記本体部の軸方向へ
離れて並設された1対のアキシヤルシール部とが
連接された弾性材の弁座を嵌込むとともに、前記
弁箱内に上下動可能に装入された弁体の下半部に
は前記本体部の内壁面の下半部に沿つて円弧面状
に湾曲した形状を有し、前記弁体の下動時に前記
ラジアルシール部を前記本体部の半径方向へ押圧
して圧縮変形させるシール端面を形成し、前記弁
体の上半部をその厚さが上方から下方へ漸減する
くさび形状に形成して、前記弁体の上半部にはこ
の弁体をその厚さ方向に2等分する垂直面からの
距離が下方から上方へ漸増するように傾斜した状
態で前記接合部の内壁面の上半部に沿つて半円環
状に湾曲した正面形状をそれぞれ有し、前記弁体
の下動時に前記両アキシヤルシール部が押し拡げ
られるように前記両アキシヤルシール部を前記軸
方向へ押圧して同様に圧縮変形させる1対の側シ
ール面を形成した構成を有する。
(作用) 弁箱内に装入された弁体が下動すると、弁箱の
本体部の内壁面の下半部に沿つて半円環状に湾曲
された正面形状を有するラジアルシール部と、弁
箱の接合部の内壁面の上半部に沿つて半円環状に
湾曲された正面形状を有し、間隔が下方から上方
へ漸増するように前記本体部の軸方向へ離れて並
設された1対のアキシヤルシール部とを有し、弁
箱の内壁面に凹設された取付溝内に嵌合された弁
座の前記ラジアルシール部が前記弁体の下半部に
形成されたシール端面によつて前記本体部の半径
方向へ押圧されて圧縮変形するとともに、前記両
アキシヤルシール部が前記弁体の上半部に形成さ
れた1対の側シール面によつて前記軸方向へそれ
ぞれ押圧されて圧縮変形し、前記弁箱内が密封さ
れる。
(考案の効果) 本考案は前記したように構成したことによつ
て、弁体の下動時には弁座のラジアルシール部お
よび両アキシヤルシール部が弁体の押圧力によつ
て同時に圧縮変形して弁座全体の圧縮変形量が増
大するので、弁座と弁体との間のシール効果を著
しく強化して仕切弁の止水効果を高めることがで
きる。
また、弁体が下動端付近で弁座に接離するだけ
で、弁体が上下動する途中では弁体が弁座に摺動
しないので、弁座の損耗や抑制して弁座のシール
効果を経時的に確保することができる。
とくに、弁体の下動時に弁体の上半部が弁座の
両アキシヤルシール部間へくさび状に喰い込んで
両アキシヤルシール部を圧縮変形させるので、両
アキシヤルシール部および前記両側シール面によ
る前記本体部の軸方向に対するシール効果を著し
く高めることができる。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
上下水道等の管路Kを開閉するために管路Kの
途中に設置された仕切弁Vにおいて、弁箱1は管
路Kに対し同心状に連結されて管路Kの途中に接
続された本体部1aと、弁箱1内に形成された弁
室2を開弁する弁体3を装入するための分岐部1
bとがT形状に連接されて形成されている。分岐
部1bの左右の内壁面には横断面がコ形状の左右
1対のガイド突条4がそれぞれ分岐部1bの軸心
に沿つて並行状に突出形成されるとともに、分岐
部1bの外端には軸受部5が同心状に連結されて
いる。
軸受部5には弁体3を進退動操作するための操
作軸6が、その軸方向への移動が規制されてシー
ルされた状態で貫挿されて回転可能に支持され、
この操作軸6の上端部付近は軸受部5外へ突出さ
れ、この上端部には図示しない操作用のハンドル
に嵌挿される角柱状の軸端6aが形成される一
方、軸受部6内及び分岐部1b内に挿通された操
作軸6の下部付近にはねじ部6bが形成されてい
る。
弁体3の中心部には操作軸6のねじ部6bを挿
入するために上方開放の逃げ孔7が垂直状に形成
されるとともに、弁体3の上端部には逃げ孔7に
連通された左右1対の嵌合孔8が貫設され、この
両嵌合孔8内には操作軸6のねじ部6bに螺嵌さ
れたナツト9が回り止め及び抜け止めされた状態
で係入されている。弁体3の上下方向の中央部付
近の左右端部にそれぞれ突出形成された左右1対
の突片10には断面がコ形状で弁箱1の両ガイド
突条4に対しそれぞれスライド可能に係合された
係合溝11がそれぞれ垂直方向に沿つて凹設され
ている。
操作軸6を正逆に回転操作したときにはナツト
9を螺進及び螺退させ、弁体3をガイド突条4で
案内してナツト9とともに操作軸6の軸方向へ進
退動させることができる。
弁体3の下半部3aには弁箱1の本体部1a内
壁面1cの下半部に沿つて円弧面状に湾曲された
形状を有するシール端面12が弁体3の下側半周
面にわたつて形成されるとともに、弁体3の上半
部3bの前側面および後側面には弁体3をその厚
さ方向に2等分する垂直面からの距離が下方から
上方へ漸増するように傾斜した状態で、弁箱1の
本体部1aと分岐部1bとの接合部1dの内壁面
の上半部に沿つて半円環状に湾曲した正面形状を
それぞれ有する1対の側シール面13が前記垂直
面を中心として対称状に形成され、弁体3の上半
部3bは厚さが上方から下方へ漸減するくさび形
状に形成されている。
弁箱1の本体部1aの軸方向の中央部で内壁面
1cの下半部と、接合部1dの両側内壁面1eの
上半部とにわたつて凹設された取付溝14内には
ゴム等の弾性材で弾性圧変形可能に形成された弁
座15が埋込み状に嵌込まれている。
弁座15の下半部には弁箱1の本体部1aの内
壁面1cの下半部に沿つて半円環状に湾曲した縦
断面形状を有し、軸方向の長さが下方から上方へ
漸増するラジアルシール部15aが形成されてい
る。
弁座15の上半部には弁箱1の接合部1dの内
壁面の上半部に沿つて半円環状に湾曲した正面形
状をそれぞれ有し、間隔が下方から上方へ漸増す
るように軸方向へ離れて並設された1対のアキシ
ヤルシール部15bが形成され、両アキシヤルシ
ール部15bの下端はラジアルシール部15aの
両上端縁にそれぞれ連接されている。
弁体3が下動端へ下動すると、弁座15のラジ
アルシール部15aが弁体3のシール端面12に
よつて本体部1aの半径方向へ押圧されて圧縮変
形するとともに、弁体3の上半部3bが弁座3の
両アキシヤルシール部15b間にくさび状に喰い
込み、両アキシヤルシール部15bが弁体3の両
側シール面13によつて両アキシヤルシール部1
5bを押し拡げる軸方向へ押圧されて同様に圧縮
変形し、弁箱1内の弁室2が密封される。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効
果を説明する。
本例では本体部1aとこの本体部1aに直交状
に接合された分岐部1bとを有する弁箱1の内壁
面に凹設された取付溝14内には本体部1aの内
壁面の下半部に沿つて半円環状に湾曲した縦断面
形状を有するラジアルシール部15aと、本体部
1aと分岐部1bとの接合部1dの内壁面の上半
部に沿つて半円環状に湾曲した正面形状をそれぞ
れ有し、間隔が下方から上方へ漸増するように本
体部1aの軸方向へ離れて並設された1対のアキ
シヤルシール部15bとが連接された弾性材の弁
座15を嵌込むとともに、弁箱1内に上下動可能
に装入された弁体3の下半部には本体部1aの内
壁面の下半部に沿つて円弧面状に湾曲した形状を
有し、弁体3の下動時にラジアルシール部15a
を本体部1aの半径方向へ押圧して圧縮変形させ
るシール端面12を形成し、弁体3の上半部をそ
の厚さが上方から下方へ漸減するくさび形状に形
成して、弁体3の上半部にはこの弁体3をその厚
さ方向に2等分する垂直面からの距離が下方から
上方へ漸増するように傾斜した状態で前記接合部
1dの内壁面の上半部に沿つて半円環状に湾曲し
た正面形状をそれぞれ有し、弁体3の下動時に両
アキシヤルシール部15bが押し拡げられるよう
に両アキシヤルシール部15bを本体部1aの軸
方向へ押圧して同様に圧縮変形させる1対の側シ
ール面13を形成してある。
このため、弁座15が弁体3によつて加圧され
たときの弁座15の圧縮変形量が増大して弁座1
5の弾性圧縮変形挙動によつて弁室2の密封効果
を高め得るとともに、弁座15の摩耗を抑制して
弁座15の弾性回復機能及び初期形態を経時的に
確保することができるので、シール機構の耐久性
を高めて弁室2に対する止水機能を経時的に確保
し得る効果がある。
また、仕切弁Vのシール機構を簡略化及びコン
パクト化し得るとともに、弁体3の製作コストを
低減して弁機構全体のコストを節減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は仕切弁の側断面図、第2図は同じく半正面断面
図、第3図は弁座の斜視図である。 1……弁箱、2……弁室、3……弁体、12…
…シール端面、13……側シール面、15……弁
座、15a……ラジアルシール部、15b……ア
キシヤルシール部、V……仕切弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体部とこの本体部に直交状に接合された分岐
    部とを有する弁箱の内壁面に凹設された取付溝内
    には前記本体部の内壁面の下半部に沿つて半円環
    状に湾曲した縦断面形状を有するラジアルシール
    部と、前記本体部と前記分岐部との接合部の内壁
    面の上半部に沿つて半円環状に湾曲した正面形状
    をそれぞれ有し、間隔が下方から上方へ漸増する
    ように前記本体部の軸方向へ離れて並設された1
    対のアキシヤルシール部とが連接された弾性材の
    弁座を嵌込むとともに、前記弁箱内に上下動可能
    に装入された弁体の下半部には前記本体部の内壁
    面の下半部に沿つて円弧面状に湾曲した形状を有
    し、前記弁体の下動時に前記ラジアルシール部を
    前記本体部の半径方向へ押圧して圧縮変形させる
    シール端面を形成し、前記弁体の上半部をその厚
    さが上方から下方へ漸減するくさび形状に形成し
    て、前記弁体の上半部にはこの弁体をその厚さ方
    向に2等分する垂直面からの距離が下方から上方
    へ漸増するように傾斜した状態で前記接合部の内
    壁面の上半部に沿つて半円環状に湾曲した正面形
    状をそれぞれ有し、前記弁体の下動時に前記両ア
    キシヤルシール部が押し拡げられるように前記両
    アキシヤルシール部を前記軸方向へ押圧して同様
    に圧縮変形させる1対の側シール面を形成したこ
    とを特徴とする仕切弁。
JP1989030985U 1989-03-17 1989-03-17 Expired - Lifetime JPH0523893Y2 (ja)

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