JPH0523886B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0523886B2
JPH0523886B2 JP24586786A JP24586786A JPH0523886B2 JP H0523886 B2 JPH0523886 B2 JP H0523886B2 JP 24586786 A JP24586786 A JP 24586786A JP 24586786 A JP24586786 A JP 24586786A JP H0523886 B2 JPH0523886 B2 JP H0523886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reamer
cutting edge
drill
cutting
straight line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24586786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6399123A (ja
Inventor
Koichiro Wakihira
Michitaka Katsuta
Masayasu Hino
Tomokichi Kosaka
Toshio Sasayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP24586786A priority Critical patent/JPS6399123A/ja
Publication of JPS6399123A publication Critical patent/JPS6399123A/ja
Publication of JPH0523886B2 publication Critical patent/JPH0523886B2/ja
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  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ドリル部を有するリーマに係り、特
に、そのドリル部の切刃が再研削作業の容易な切
刃形状を有するリーマに関するものである。
【従来の技術】 従来の穴あけ加工では、ドリルで下穴を穿孔加
工した後にリーマで仕上げ加工を行なつている。
しかしながら、この工程ではドリルおよびリーマ
の2種類の工具を使用するので、作業時間が長く
なり、工具費用も大きくなるという問題があつ
た。この問題を解決するものとして、第5図に示
すように、上記下穴の穿孔加工を行なうドリル部
5と仕上げ加工を行なうリーマ部10とが一体に
構成されたリーマ11が開発されている。このリ
ーマ11によれば、上記二種類の加工を一の工具
で行なうことができ、加工時間が短縮されるとと
もに工具費用の軽減も達成しうる。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、一般に切削工具にあつては、材質の
剛性および脆性と切削抵抗との相対的な関係に基
づいて生じる切損や切刃のチツピングの問題があ
る。上述のようなリーマにおいても、ドリル部5
の切刃のチツピングは下穴の精度を損ない、ひい
てはリーマ部10による仕上げ加工の精度にも影
響を及ぼす結果になる。 例えば、ドリルに関しては、特公昭61−30745
号公報や特公昭58−18163号公報に、切削抵抗を
小さくして切刃のチツピングを防止するために、
切刃の端面直視形状をそれぞれ特定の曲線により
形成する技術が開示されているが、これら曲線に
よつて切刃が形成されたドリルにあつても、その
寿命のばらつきは大きく、その主要原因はチツピ
ングにあると考えられる。このチツピングが生じ
る原因の一つは、切刃が湾曲していることに起因
しており、この切刃が湾曲していると切刃に微小
面取りを施すホーニング加工が難しく、従来では
ハンドラツパと呼ばれる工具を用いる手作業によ
つてそのホーニング加工が行なわれていたが、切
刃が湾曲しているとその仕上がり精度は作業者の
熟練度に依存する度合が大きく、その結果仕上が
り精度の“ばらつき”が生じている。したがつ
て、切削性能が安定せず、また、寿命の“ばらつ
き”を生じる原因ともなつている。 特にドリルの場合には、切刃にチツピングが生
じるとこれを再研削によつて再生して用いるが、
切刃を精密な曲線形状に仕上げることは極めて高
度な技術を要する。特に中心部の切刃すなわちチ
ゼル刃が湾曲形状に形成されていては刃立研削が
難しく、特別な専用工作機械が必要となる。 また、チゼル刃とその外周側に連続して溝部に
延在する切刃との連続部分における形状が滑らか
に変化していないため、この部分に切削抵抗が集
中してチツピングが生じやすい。 本発明は上述のごとき問題点に鑑み、これらを
有効に解決すべく創案されたものである。したが
つてその目的は、一般に工具鋼製の場合は勿論、
超硬合金製の場合であつても、ドリル部の切損を
十分に防止しうる強度と、ドリル部の切刃の十分
な切れ味と、切刃のホーニング加工および再研削
加工が容易であり且つチツピングの生じにくい切
刃形状のドリル部を備えて仕上げ精度の高いリー
マを提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
本発明に係るリーマは、従来技術の問題点を解
決し、目的を達成するために以下のような構成を
備えている。 すなわち、リーマ部の先端にドリル部を形成し
てなるリーマにおいて、ドリル部の軸方向端面に
形成される切刃の端面直視形状に関して、溝部に
形成される切刃と、心厚部にシンニングによつて
形成されるチゼル刃とがそれぞれ直線状に形成さ
れている。切刃の最外周端の点とドリル部の軸心
とを通る直線に対して、切刃の直線がなす角は該
リーマの回転方向へ−5゜以上+5゜以下である。心
厚部の直径寸法はドリル部直径の0.25倍以上0.4
倍以下である。チゼル刃は、その軸方向すくい角
が−5゜以上+5゜以下であり、且つその先端心残し
寸法は、ドリル直径の0倍以上0.1倍以下である。 なお、本発明のリーマは、一般に工具鋼製リー
マにおいても十分有効であるが、特にリーマを超
硬合金で製作する場合には、その材質の脆さを克
服する技術として甚だ有効である。
【作用】
本発明に係るドリルは、従来技術の問題点を解
決し、目的を達成するために以下のように作用す
る。 すなわち、ドリル部の軸方向端面に形成される
切刃の端面直視形状に関して、溝部に形成される
切刃と、心厚部にシンニングによつて形成される
チゼル刃とがそれぞれ直線状に形成されているの
で、切刃のホーニング加工および再研削加工が工
具を直線的に移動させるだけの操作によつて行な
え、かつ切削抵抗が一箇所に集中することがなく
切刃全体にわたつて略均等に分散される。 切刃の再外周端の点とドリル部の軸心とを通る
直線に対して、切刃の直線がなす角をリーマの回
転方向へ−5゜以上+5゜以下とすることによつて、
切刃の径方向のすくい角が所定の範囲内に抑えら
れるので、切削抵抗も小さく抑えられ、切刃の十
分な切れ味が確保される。 心厚部の直径寸法がドリル直径部の0.25倍以上
0.4倍以下で十分に大きくされているので、ドリ
ル部の曲げ剛性および捩れ剛性が高められ、特に
超硬合金等の脆い材質により製造される場合の切
損を防止し、重切削をも可能ならしめる。 チゼル刃は、その軸方向すくい角を−5゜以上+
5゜以下とすることによつて、チゼル刃の強度を損
なわずにその切れ味が確保される。また、ドリル
部直径の0倍以上0.1倍以下の先端心残し寸法の
心残し部を形成することによつて、チゼル刃先端
の必要な強度、すなわち切削条件に応じてチゼル
ポイントの圧壊を防止しうる強度が確保され、さ
らにはドリル部の食いつき性を高めて先端の歩行
現象をなくし、心のずれをなくす。すなわち、ド
リル部によつて所定の位置で精度よく穴あけが行
なえるため、その後にリーマ部がその下穴の内周
面を切削する際に、リーマ部の各切刃がバランス
良く切削を行なうことができ、リーマ部による仕
上げ精度も向上する。
【実施例】
以下に本発明の好適一実施例について第1図な
いし第4図を参照して説明する。 第1図は本発明に係るリーマのドリル部の切刃
を端面側から直視して示す平面図である。 図中1は心厚部、2はランド部、3は溝部であ
る。溝部3に形成される切刃4の直線もしくは曲
線は、ドリル部5の直径、捩れ角、心厚および先
端角によつて決定されるが、本実施例のリーマ1
1のドリル部5の切刃4は、その最外周点の点
Poからドリル5の軸心Oに向かつて直線状に形
成されている。すなわち、切刃4の最外周端の点
Poと軸心Oを通る直線Lに対して、切刃4の直
線がリーマ11の回転方向(図中矢印Aで示す)
へなす角αを向心度と定義すると、本実施例では
向心度が0゜に設定されている。しかし、本発明の
リーマはこれに限定されるものではなく、第2図
または第3図示に示すように、ドリル部5の切刃
4の向心度が±5゜の範囲内で設定されていればよ
い。 スマツジングで示す部分6はシンニングによつ
て削り落とされた部分であり、7はこのシンニン
グによつて形成されたチゼル刃である。このチゼ
ル刃7も切刃4の最内周端の点Piから軸心Oに向
かつて直線状に形成されている。 心厚部1の直径寸法Cは、ドリル部直径Dの
0.25倍以上0.4倍以下の範囲内に設定されている。 第4図は、第1図の−線矢視断面図である
が、チゼル刃7の軸方向のすくい角θは−5゜以上
+5゜以下の範囲内に設定されている。 第1図ないし第3図に図示した実施例では、シ
ンニング時にチゼルポイント部8を削り残して形
成される心残し部の寸法がであるが、切削条件に
応じてチゼルポイント部8の圧壊を防止できる剛
性を持たせるため、ドリル部直径Dの0倍以上
0.1倍以下の範囲内でその心残し部が形成されて
もよい。 なお、ドリル部5の軸心Oに対して点対称な直
線切刃4,7によつて削り出される切り屑は、外
周部で削り出される切り屑と内周部で削り出され
る切り屑との周速差が大きいためブレイクされや
すく、切り屑の排出性を高める。
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明によ
れば次のごとき優れた効果が発揮される。 すなわち、ドリル部の切刃が略一直線に形成さ
れるのでそのホーニング加工が容易であり、加工
精度の“ばらつき”も少なくなつて工具寿命が平
均化され、極端に寿命の短いものがなくなる。ま
た、再研削も容易に行なえ、ユーザーが行なうこ
とも可能となる。さらに、チツピングの生じやす
い箇所がなくなるので全体にチツピング発生率が
低くなり、工具寿命は長くなる。心厚は十分に確
保されているのでドリル部の切損を十分に防止で
きる。 また、ドリル部切刃の向心度を所定の範囲内に
設定することによつて、切刃の径方向のすくい角
も所定の範囲内に抑えられるので、切削抵抗も小
さく抑えられ、切刃の十分な切れ味が確保され
る。 心厚が十分に確保されているので、ドリル部の
切損を防止しうる。 チゼル刃には適切な軸方向すくい角が付与され
ているので、強度を損なわずにその切れ味が確保
される。 先端心残し部が必要に応じた寸法で形成される
ので、チゼル刃先端の必要な強度が確保され、さ
らにはドリル部の食いつき性を高めて先端の歩行
現象をなくし、心のずれをなくす。すなわち、ド
リル部によつて所定の位置で精度よく穴あけが行
なえるため、その後にリーマ部がその下穴の内周
面を切削する際に、リーマ部の各切刃がバランス
良く切削を行なうことができ、リーマ部による仕
上げ精度も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るリーマの一実施例におい
て、そのドリル部の切刃を端面側から直視して示
す平面図である。第2図および第3図は、それぞ
れ本発明に係るリーマの他の一実施例において、
そのドリル部の切刃を端面側から直視して示す平
面図である。第4図は第1図の−線矢視断面
図である。第5図はリーマ部の先端にドリル部を
有するリーマの一般的概略構成を示す正面図であ
る。 1……心厚部、4……切刃、5……ドリル部、
7……チゼル刃、10……リーマ部、C……心厚
部の直径寸法、D……ドリル部直径、Po……切
刃の最外周端の点、O……ドリルの軸心、L……
点Poと軸心Oを通る直線、α……直線Lに対し
て切刃の直線がドリルの回転方向へなす角、θ…
…チゼル刃の軸方向のすくい角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リーマ部10の先端にドリル部5を形成して
    なるリーマにおいて、 前記ドリル部5が、 軸方向端面に形成される切刃の端面直視形状に
    関して、溝部に形成される切刃4と、心厚部1に
    シンニングによつて形成されるチゼル刃7とがそ
    れぞれ直線状に形成され、 前記切刃4の最外周端の点Poと当該ドリル部
    5の軸心Oとを通る直線Lに対して、該切刃4の
    直線がなす角αは該リーマの回転方向へ−5゜以上
    +5゜以下であり、 前記心厚部1の直径寸法Cは、前記ドリル部5
    の直径Dの0.25倍以上0.4倍以下であり、 前記チゼル刃7は、その軸方向すくい角θが−
    5゜以上+5゜以下であり、且つその先端心残し寸法
    は、前記ドリル部直径Dの0倍以上0.1倍以下で
    あることを特徴とするリーマ。
JP24586786A 1986-10-15 1986-10-15 リ−マ Granted JPS6399123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24586786A JPS6399123A (ja) 1986-10-15 1986-10-15 リ−マ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24586786A JPS6399123A (ja) 1986-10-15 1986-10-15 リ−マ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6399123A JPS6399123A (ja) 1988-04-30
JPH0523886B2 true JPH0523886B2 (ja) 1993-04-06

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ID=17139996

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JP24586786A Granted JPS6399123A (ja) 1986-10-15 1986-10-15 リ−マ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9199315B2 (en) 2000-06-02 2015-12-01 Kennametal Inc. Twist drill and method for producing a twist drill which method includes forming a flute of a twist drill
DE10027544A1 (de) * 2000-06-02 2001-12-13 Kennametal Inc Bohrerspitze für einen Spiralbohrer und Verfahren zum Herstellen einer Spannut im Bereich einer Bohrerspitze für einen Spiralbohrer
GB201007032D0 (en) 2010-04-27 2010-06-09 Dormer Tools Ltd Twist drill for advanced materials

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JPS6399123A (ja) 1988-04-30

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