JPH05237858A - 注型金型 - Google Patents
注型金型Info
- Publication number
- JPH05237858A JPH05237858A JP4076395A JP7639592A JPH05237858A JP H05237858 A JPH05237858 A JP H05237858A JP 4076395 A JP4076395 A JP 4076395A JP 7639592 A JP7639592 A JP 7639592A JP H05237858 A JPH05237858 A JP H05237858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- casting mold
- temperature
- thermosetting resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 注型樹脂の成形時、製品に不良が発生するの
を防止する。 【構成】 金型1の外壁に取付けた複数段の熱盤5,
6,7に設けた各蒸気穴に通す蒸気圧を変えることによ
って、均等に温度勾配を付け、熱硬化性樹脂4を硬化さ
せる構成とした。
を防止する。 【構成】 金型1の外壁に取付けた複数段の熱盤5,
6,7に設けた各蒸気穴に通す蒸気圧を変えることによ
って、均等に温度勾配を付け、熱硬化性樹脂4を硬化さ
せる構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱硬化性樹脂を注入
して、樹脂を硬化させる注型金型に関するものである。
して、樹脂を硬化させる注型金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のこの種の注型金型の一例を
示す断面図であり、図において、1は金型、2は金型キ
ャビティ部、3は注入口、4は熱硬化性樹脂、8は注入
口付近を冷却して樹脂の硬化速度を調整するための容
器、9は水である。
示す断面図であり、図において、1は金型、2は金型キ
ャビティ部、3は注入口、4は熱硬化性樹脂、8は注入
口付近を冷却して樹脂の硬化速度を調整するための容
器、9は水である。
【0003】次に動作について説明する。従来の熱硬化
性樹脂4を注型、成形するための注型金型は、図2に示
すように、金型1の上部に設置される注入口3から金型
キャビティ2内に液体状の熱硬化性樹脂4を注入する。
次いで、図3に示す如く、金型1の温度分布を恒温槽内
と同じ環境温度に設定し、金型キャビティ2内の熱硬化
性樹脂4を成形している。例えば、本従来例の場合、注
入口3付近に取付けた容器8に定量の水9を注入してお
くと、水冷却作用により、金型1の上部は105℃に温
度が保持され、金型1の下部に行くにつれて図に示すよ
うに温度が高くなり、熱硬化性樹脂4の硬化条件に適合
するように、下部から上部に硬化させている。
性樹脂4を注型、成形するための注型金型は、図2に示
すように、金型1の上部に設置される注入口3から金型
キャビティ2内に液体状の熱硬化性樹脂4を注入する。
次いで、図3に示す如く、金型1の温度分布を恒温槽内
と同じ環境温度に設定し、金型キャビティ2内の熱硬化
性樹脂4を成形している。例えば、本従来例の場合、注
入口3付近に取付けた容器8に定量の水9を注入してお
くと、水冷却作用により、金型1の上部は105℃に温
度が保持され、金型1の下部に行くにつれて図に示すよ
うに温度が高くなり、熱硬化性樹脂4の硬化条件に適合
するように、下部から上部に硬化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の注型金型は以上
のように構成されているので、水が水蒸気となって気化
するため、随時、水を補給しなければ段階的に温度勾配
をつけることができなくなり、ヒケ等の成形不良が発生
するという問題点があった。
のように構成されているので、水が水蒸気となって気化
するため、随時、水を補給しなければ段階的に温度勾配
をつけることができなくなり、ヒケ等の成形不良が発生
するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、成形を行うための最適な温度制
御を強制的に行い、成形時に不良が発生しない注型金型
を得ることを目的としている。
ためになされたもので、成形を行うための最適な温度制
御を強制的に行い、成形時に不良が発生しない注型金型
を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る注型金型
は、金型に適切な温度勾配をつけるために、各々蒸気穴
を設けた分割式の複数段の熱盤を金型外壁に取付けたも
のである。
は、金型に適切な温度勾配をつけるために、各々蒸気穴
を設けた分割式の複数段の熱盤を金型外壁に取付けたも
のである。
【0007】
【作用】この発明における注型金型は、金型の外壁に配
置した分割式の熱盤により温度制御され、製品の成形が
なされる。
置した分割式の熱盤により温度制御され、製品の成形が
なされる。
【0008】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、1〜4は上記従来例と同様であ
り、5,6,7は金型1の側周外壁に取付けた上部熱盤
と中部熱盤と下部熱盤であり、各々蒸気穴5a,6a,
7aを有している。
する。図1において、1〜4は上記従来例と同様であ
り、5,6,7は金型1の側周外壁に取付けた上部熱盤
と中部熱盤と下部熱盤であり、各々蒸気穴5a,6a,
7aを有している。
【0009】このように構成された注型金型において
は、従来の注型金型と同様に、図3のように金型1の下
部から上部にかけて温度調整を行い、金型キャビティ2
内の熱硬化性樹脂4を良好な状態で成形する必要がある
が、このとき、上部熱盤5の蒸気穴5aに通す蒸気圧を
任意に設定して金型1上部の温度が105℃に保たれる
ようにし、注入口3付近の樹脂の硬化を遅らせ、他方、
中部熱盤6と下部熱盤7の各々の蒸気穴6a,7aに通
す蒸気圧も、上部熱盤5に通した蒸気圧と同様に変化さ
せることで、段階的に温度勾配をつけることができ、金
型1の下部から上部にかけて熱硬化性樹脂4が硬化する
ようにしている。この場合、各熱盤内の蒸気が外部に漏
れることがないので、設定温度の管理が確実にでき、蒸
気の圧入も制御し易いため、金型1の温度変化に即座に
対応でき、ヒケ等の成形不良をなくすことができる。
は、従来の注型金型と同様に、図3のように金型1の下
部から上部にかけて温度調整を行い、金型キャビティ2
内の熱硬化性樹脂4を良好な状態で成形する必要がある
が、このとき、上部熱盤5の蒸気穴5aに通す蒸気圧を
任意に設定して金型1上部の温度が105℃に保たれる
ようにし、注入口3付近の樹脂の硬化を遅らせ、他方、
中部熱盤6と下部熱盤7の各々の蒸気穴6a,7aに通
す蒸気圧も、上部熱盤5に通した蒸気圧と同様に変化さ
せることで、段階的に温度勾配をつけることができ、金
型1の下部から上部にかけて熱硬化性樹脂4が硬化する
ようにしている。この場合、各熱盤内の蒸気が外部に漏
れることがないので、設定温度の管理が確実にでき、蒸
気の圧入も制御し易いため、金型1の温度変化に即座に
対応でき、ヒケ等の成形不良をなくすことができる。
【0010】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、熱盤を
複数段階に分け、各々の蒸気穴の蒸気圧を調整して、金
型各部の温度を部分的に変えることにより、樹脂の硬化
成形を最適条件で行えるようにしたので、不良のない製
品が得られる効果がある。
複数段階に分け、各々の蒸気穴の蒸気圧を調整して、金
型各部の温度を部分的に変えることにより、樹脂の硬化
成形を最適条件で行えるようにしたので、不良のない製
品が得られる効果がある。
【図1】この発明の一実施例による注型金型の断面図で
ある。
ある。
【図2】従来の注型金型を示す断面図である。
【図3】従来の注型金型の作用を示す温度分布図であ
る。
る。
1 注型金型 2 金型キャビティ 3 注入口 4 熱硬化性樹脂 5 上部熱盤 6 中部熱盤 7 下部熱盤 5a,6a,7a 蒸気穴
Claims (1)
- 【請求項1】 金型のキャビティ内に熱硬化性樹脂を注
入して、樹脂を硬化させる注型金型において、上記金型
の側周外壁に、各々内部に蒸気穴を有する、分割構造に
した複数段の熱盤を取付けたことを特徴とする注型金
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4076395A JPH05237858A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 注型金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4076395A JPH05237858A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 注型金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237858A true JPH05237858A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13604119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4076395A Pending JPH05237858A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 注型金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05237858A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008030411A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Mitsuboshi Belting Ltd | ポリアミド樹脂成形体の製造方法 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4076395A patent/JPH05237858A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008030411A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Mitsuboshi Belting Ltd | ポリアミド樹脂成形体の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |