JPH05237570A - 高速プレス機械の材料自動挿入方法 - Google Patents

高速プレス機械の材料自動挿入方法

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JPH05237570A
JPH05237570A JP4382392A JP4382392A JPH05237570A JP H05237570 A JPH05237570 A JP H05237570A JP 4382392 A JP4382392 A JP 4382392A JP 4382392 A JP4382392 A JP 4382392A JP H05237570 A JPH05237570 A JP H05237570A
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茂 三浦
Sadamitsu Kodama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新たな材料を金型内へ自動挿入することがで
きるようにし、挿入作業の労力軽減及び作業時間の短縮
を図る。 【構成】 メカニカルフィーダー(2) と独立駆動の強制
リリース機構(3) とを備えた高速プレス機械において、
独立駆動の単独フィーダー(4) 、単独リリース機構(5)
とストッパー(7) と制御回路(13)とプレスコントローラ
(14)とを備え、1)ストッパー、強制リリース機構、単独
リリース機構を作動、2)材料(18)先端部がストッパー位
置手前まで来たとき、単独リリース機構を解除、ストッ
パーを復帰、3)単独フィーダーを作動及び停止し、材料
先端部を最初の加工位置にセット、4)最初の加工位置で
のプレス加工終了後、単独フィーダーを繰り返し作動及
び停止し、材料先端部を第2番目以降の加工位置にプレ
ス加工を挟んで順送り、5)強制リリース機構を解除、単
独リリース機構を作動、の一連工程からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速プレス機械の材
料自動挿入方法、詳しくは、フィード装置としてメカニ
カルフィーダーを用いる高速プレス機械において、新た
な材料で運転を開始するにあたり、材料の先端部を金型
内の複数加工位置に自動的に挿入する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高速プレス機械において、材料
パスラインに配置され、材料を金型内の加工位置へ間欠
的に送給するフィード装置として、高速送給に適してい
るメカニカルフィーダー、すなわち、プレス機械本体の
クランク軸に連動して送給動作をする、ロールフィーダ
ー又はグリッパーフィーダー等からなるメカニカルフィ
ーダーが用いられている。
【0003】そして、高速プレス機械は、その他、独立
駆動の強制リリース機構を備えており、この強制リリー
ス機構は、新たな材料で運転を開始しようとするときな
どに利用され、メカニカルフィーダーの送給動作を無効
にするものである。すなわち、強制リリース機構は、エ
アシリンダ等を駆動源とし、メカニカルフィーダーが例
えばロールフィーダーの場合におけるその上ロール、下
ロール間の間隔を強制的に広げて開口状態を保持し、た
とえメカニカルフィーダーがクランク軸に連動してもそ
の送給動作を無効にし、開口状態にある上ロール、下ロ
ール間に新たな材料の先端部が挿入され加工位置にセッ
トされることを可能にする。
【0004】従来、上記のようなメカニカルフィーダー
を組込んだ高速プレス機械において、新たな材料を金型
内の複数加工位置に挿入する方法は、通常、下記1)〜8)
の一連の工程からなるものであった。
【0005】1) プレス機械本体のスライドを上死点位
置に保持した状態で、オペレータのスイッチ操作により
強制リリース機構を作動させ、メカニカルフィーダーを
開口状態に保持する工程 2) 上記開口状態にあるメカニカルフィーダー内の材料
パスラインに新たな材料の先端部を通し、金型内の複数
加工位置の手前まで送る工程 なお、この材料送りは、通常、メカニカルフィーダーの
上流側に配置されたレベラーを作動及び停止させること
により行なわれる。
【0006】3) オペレータが加工位置手前にある材料
先端部を手で掴み、複数加工位置のうちの最初の加工位
置にセットする工程 4) 寸動行程又はマイクロインチングにより、最初の加
工位置でプレス加工を行なう工程 5) 上記プレス加工終了後、オペレータが材料先端部を
手で掴み、第2番目の加工位置にセットする工程 6) 寸動行程又はマイクロインチングにより、第2番目
の加工位置でプレス加工を行なう工程 7) 上記5)及び6)を最終の加工位置まで繰り返す工程 8) オペレータのスイッチ操作により強制リリース機構
を解除する工程
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来の材料挿入方法によると、オペレータが材料先端
部を手で掴みながら各加工位置にセットすることから、
作業が煩雑となり、また材料挿入が終了するまでに長時
間かかるなどの問題があった。特に、プレス機械本体が
前面ドアを有するタイプである場合、各加工位置でのプ
レス加工ごとに前面ドアを開閉操作しなければならず、
作業がより一層煩雑になり、また長時間かかっていた。
【0008】この発明は、上記問題点に着目し、材料を
自動挿入することができるようにし、挿入作業の労力軽
減及び作業時間の短縮を図ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係る高速プレス機械の材料自動挿入方法
は、材料パスラインに配置されたメカニカルフィーダー
と、独立駆動の強制リリース機構とを備え、前記メカニ
カルフィーダーはプレス機械本体に連動して材料を金型
内の複数加工位置へ間欠的に送給し、また、前記強制リ
リース機構は前記メカニカルフィーダーの前記送給動作
を無効にするよう構成されてなる高速プレス機械におい
て、独立駆動の単独フィーダーと、前記単独フィーダー
の単独リリース機構と、ストッパーと、制御回路と、プ
レスコントローラとを備え、前記単独フィーダーは前記
材料パスラインに前記メカニカルフィーダーと隣接して
配置され、また、前記単独リリース機構は独立駆動さ
れ、また、前記ストッパーは前記材料パスラインの前記
単独フィーダーよりも下流側に配置され、また、前記制
御回路は前記強制リリース機構、前記単独フィーダー、
前記単独リリース機構及び前記ストッパーのそれぞれを
制御するとともに前記プレスコントローラとの間で送受
信するよう構成され、また、前記プレスコントローラは
プレス機械本体の運転を制御するよう構成され、 1) 前記ストッパーを作動するとともに前記強制リリー
ス機構及び前記単独リリース機構をそれぞれ作動する工
程、 2) 前記材料先端部が前記ストッパー位置手前まで来た
とき、前記単独リリース機構を解除するとともに前記ス
トッパーを復帰させる工程、 3) 前記単独フィーダーを作動及び停止し、前記材料先
端部を最初の加工位置にセットする工程、 4) 前記最初の加工位置でのプレス加工終了後、前記単
独フィーダーを繰り返し作動及び停止し、前記材料先端
部を第2番目以降の加工位置にプレス加工を挟んで順送
りする工程、 5) 前記強制リリース機構を解除するとともに前記単独
リリース機構を作動する工程、 の一連の工程からなることを特徴とする。
【0010】
【作用】上記1)の工程により、メカニカルフィーダー及
び単独フィーダーはそれぞれ開口状態に保持され、その
後、メカニカルフィーダー及び単独フィーダー内へ新た
な材料の先端部を挿入することができるようになる。
【0011】上記2)の工程により、単独フィーダー内で
新たな材料がクランプされ、単独フィーダーによる材料
送給が可能になる。
【0012】上記5)の工程により、メカニカルフィーダ
ーによる材料送給が可能になり、また、単独フィーダー
がメカニカルフィーダーによる材料送給を妨げないよう
になる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】まず、本実施例に係る材料自動挿入方法を
実施するためのシステムを図1に基づいて説明する。
【0015】本システムは、高速プレス機械本体1とメ
カニカルフィーダー2と強制リリース機構3と単独フィ
ーダー4と単独リリース機構5とレベラー6とストッパ
ー7と第1位置センサ8と第2位置センサ9と回転セン
サ10とスタートスイッチ11とパンチ数設定器12と
制御回路13とプレスコントローラ14とを主な構成要
素としている。
【0016】高速プレス機械本体1には、複数の加工位
置を有する金型15がセットされている。
【0017】メカニカルフィーダー2は、材料パスライ
ン16に配置され、プレス機械本体1のクランク軸17
に連動して、金型15の複数加工位置へ材料18を間欠
的に送給する。メカニカルフィーダー2は、例えばロー
ルフィーダー又はグリッパーフィーダーからなる。
【0018】強制リリース機構3は、メカニカルフィー
ダー2に対する通常のリリース機構、すなわち、クラン
ク軸17に連動してリリースを行なうリリース機構、と
は別個のリリース機構であり、エアシリンダ等の独立し
た駆動源19により駆動され、メカニカルフィーダー2
の送給動作を無効にする。例えば、メカニカルフィーダ
ー2がロールフィーダーである場合、強制リリース機構
3は、上ロール2a、下ロール2b間の間隔を強制的に
広げ、たとえメカニカルフィーダー2が作動していて
も、メカニカルフィーダー2が有効な送給動作をするこ
とができないようにする。
【0019】単独フィーダー4は、材料パスライン16
にメカニカルフィーダー2と隣接して配置され、ステッ
ピングモータ等の独立した駆動源20により駆動され
る、例えばNCロールフィーダーからなる。単独フィー
ダー4は、後述するように、新たな材料18で運転を開
始するために金型15内の複数加工位置へ材料18をセ
ットする際、材料18を間欠的に送給する。
【0020】単独リリース機構5は、単独フィーダー4
に対するリリース機構であり、エアシリンダ等の独立し
た駆動源21により駆動される。
【0021】レベラー6は、図示を省略したアンコイラ
の下流に配置された公知のレベラー6であり、モータを
駆動源22としている。
【0022】ストッパー7は、単独フィーダー4の材料
送出側とメカニカルフィーダー2の材料挿入側との間の
材料パスライン16の下方に通常配置され、エアシリン
ダ等を駆動源23として上昇し材料パスライン16を遮
断できるよう構成されている。
【0023】第1位置センサ8は、例えば光電スイッチ
からなり、ストッパー7手前に配置され、材料18の先
端部がストッパー7付近に来たことを検出するためのセ
ンサである。
【0024】第2位置センサ9は、例えば光電スイッチ
からなり、レベラー6と単独フィーダー4との間の材料
パスライン16近傍に配置され、材料18の先端部がレ
ベラー6から単独フィーダー4へ送られる途中であるこ
とを検出するためのセンサである。
【0025】回転センサ10は、例えばエンコーダから
なり、クランク軸17の回転角を検出するためのセンサ
である。
【0026】スタートスイッチ11は、オペレータが材
料自動挿入を指示するために操作されるスイッチであ
る。
【0027】パンチ数設定器12は、金型15の加工位
置数が「N」である場合、オペレータが数値「N+1」
を設定入力するときに操作される設定器である。
【0028】制御回路13は、後述するように、パンチ
数設定器12、スタートスイッチ11、第1位置センサ
8、第2位置センサ9及び回転センサ10からの各信号
を入力し、強制リリース機構3、単独フィーダー4、単
独リリース機構5、レベラー6及びストッパー7を制御
する。また、制御回路13は、プレスコントローラ14
に制御信号を出力する。
【0029】プレスコントローラ14は、プレス機械本
体1の運転を制御し、例えばクラッチ24の接続・遮断
を制御する。
【0030】次に、上記システムを使用した材料自動挿
入方法を図2〜図6に基づいて順に説明する。なお、金
型15の加工位置数は「3」とする。
【0031】(1) スライド25を上死点位置に保持し
た状態で、オペレータは、パンチ数設定器12を操作し
て数値「4」を入力するとともに、新たな材料18の先
端部をレベラー6にセットする。制御回路13は、入力
されてきた数値「4」をソフトカウンタにセットする。
なお、この状態では、メカニカルフィーダー2、単独フ
ィーダー4、レベラー6及びストッパー7は、いずれも
非作動状態にある(図2(1) 参照)。
【0032】(2) その後、オペレータはスタートスイ
ッチ11をオン操作する。制御回路13は、スタートス
イッチ11からオン信号を入力すると、レベラー6のモ
ータ22へ駆動信号を出力する。これにより、モータ2
2が回転し、レベラー6のピンチロール26が回転さ
れ、材料18の先端部が単独フィーダー4へ向かって低
速で送られる。
【0033】(3) 材料18の先端部が第2位置センサ
9例えば光電スイッチ付近を通過するようになると、光
電スイッチ9は検出信号を制御回路13へ出力する。制
御回路13は、この検出信号を受けると、強制リリース
機構3の駆動源19例えばエアシリンダへ駆動信号を出
力し、また、単独リリース機構5の駆動源例えばエアシ
リンダへ駆動信号を出力し、さらに、ストッパー7の駆
動源23例えばエアシリンダへ駆動信号を出力する。こ
れにより、メカニカルフィーダー2は強制的にリリース
状態に保持され、また、単独フィーダー4はリリース状
態に保持され、また、ストッパー7は上昇し、材料パス
ライン16を遮断状態に保つ(図2(2)参照)。
【0034】上記のようにメカニカルフィーダー2及び
単独フィーダー4がいずれもリリース状態に保持される
ことにより、その後、材料18の先端部がメカニカルフ
ィーダー2内及び単独フィーダー4内の材料パスライン
16を通過することが可能になる。
【0035】(4) その後、材料18の先端部がストッ
パー7付近にまで来ると、第1位置センサ8例えば光電
スイッチが検出信号を制御回路13へ出力する。制御回
路13は、この検出信号を受けると、単独リリース機構
5のエアシリンダ21への駆動信号出力を停止する。こ
れにより、単独フィーダー4はリリース状態を解除さ
れ、材料18をクランプする(図2(3) 参照)。
【0036】(5) 上記のように単独フィーダー4が材
料18をクランプした後、制御回路13は、ストッパー
7のエアシリンダ23への駆動信号出力を停止する。こ
れにより、ストッパー7は材料パスライン16の下方位
置へ戻る。一方、材料18は、上記のように単独フィー
ダー4によりクランプされることにより、レベラー6の
送出側と単独フィーダー4の挿入側との間でループを形
成するようになる(図3(4) 参照)。
【0037】(6) 制御回路13は、上記のように単独
リリース機構5のエアシリンダ21への駆動信号出力を
停止した時点から所定時間が経過した時点で、単独フィ
ーダー4の駆動源20例えばステッピングモータへ駆動
信号を出力する。ここで、上記所定時間は、単独フィー
ダー4が材料18をクランプしてから所望の材料ループ
が形成されるまでに要する時間に対応しており、予め設
定された時間である。上記駆動信号を受けたステッピン
グモータ20は、所定角度回転し、これにより上、下ロ
ール2a、2bが所定角度回転して材料18が金型15
内の最初の加工位置まで送られて停止する(図3(5) 参
照)。
【0038】(7) 制御回路13は、プレスコントロー
ラ14へ運転指令信号を送信する。この指令信号を受信
したプレスコントローラ14は、クラッチ24を接続す
る。これにより、スライド25は下降し、最初の加工位
置においてプレス加工をし(図3(6) 参照)、上昇す
る。そして、プレスコントローラ14は、クラッチ24
を遮断するなどしてスライド25を上死点で停止させ
る。プレスコントローラ14は、クラッチ24遮断直後
に、初回のプレス加工終了信号を制御回路13へ送信す
る。
【0039】(8) 初回のプレス加工終了信号を受信し
た制御回路13は、材料送給のため再び単独フィーダー
4のステッピングモータ20へ駆動信号を出力する。ス
テッピングモータ20は、上、下ロール2a、2bを所
定角度回転させ、材料18の先端部は第2番目の加工位
置まで送られて停止する(図4(7) 参照)。一方、カウ
ンタの内容は、「3」にデクリメントされる。
【0040】(9) 制御回路13は、再びプレスコント
ローラ14へ運転指令信号を送信する。この指令信号を
受信したプレスコントローラ14は、クラッチ24を接
続する。これにより、スライド25は下降し、最初の加
工位置及び第2番目の加工位置においてプレス加工をし
(図4(8) 参照)、上昇する。そして、プレスコントロ
ーラ14は、クラッチ24を遮断するなどしてスライド
25を上死点で停止させる。プレスコントローラ14
は、クラッチ24遮断直後に、第2回目のプレス加工終
了信号を制御回路13へ送信する。
【0041】(10) 第2回目のプレス加工終了信号を受
信した制御回路13は、材料送給のため単独フィーダー
4のステッピングモータ20へ第3回目の駆動信号を出
力する。ステッピングモータ20は、上、下ロール2
a、2bを所定角度回転させ、材料18の先端部は最終
の加工位置まで送られて停止する(図4(9) 参照)。一
方、カウンタの内容は、「2」にデクリメントされる。
【0042】(11) 制御回路13は、プレスコントロー
ラ14へ第3回目の運転指令信号を送信する。この指令
信号を受信したプレスコントローラ14は、クラッチ2
4を接続する。これにより、スライド25は下降し、最
初の加工位置、第2番目の加工位置及び最終の加工位置
においてプレス加工をし(図5(10)参照)、上昇する。
そして、プレスコントローラ14は、クラッチ24を遮
断するなどしてスライド25を上死点で停止させる。プ
レスコントローラ14は、クラッチ24遮断直後に、第
3回目のプレス加工終了信号を制御回路13へ送信す
る。
【0043】(12) 第3回目のプレス加工終了信号を受
信した制御回路13は、材料18の送給のため単独フィ
ーダー4のステッピングモータ20へ第4回目の駆動信
号を出力する。ステッピングモータ20は、上、下ロー
ル2a、2bを所定角度回転させ、材料18の先端部は
最終の加工位置の先方まで送られて停止する(図5(11)
参照)。一方、カウンタの内容は、「1」にデクリメン
トされる。
【0044】(13) 制御回路13は、プレスコントロー
ラ14へ第4回目の運転指令信号を送信する。この指令
信号を受信したプレスコントローラ14は、クラッチ2
4を接続、遮断等してスライド25を下死点位置に停止
させる。そしてプレスコントローラ14は、第4回目の
プレス加工終了信号を制御回路13へ送信する。
【0045】(14) 第4回目のプレス加工終了信号を受
信した制御回路13は、単独リリース機構5のエアシリ
ンダ21へ駆動信号を出力するとともに、強制リリース
機構3のエアシリンダ19への駆動信号出力を停止す
る。これにより、単独フィーダー4はリリース状態とさ
れ、また、メカニカルフィーダー2の強制リリース状態
が解除される(図5(12)参照)。一方、カウンタの内容
は、「0」にリセットされる。
【0046】(15) 制御回路13は、プレスコントロー
ラ14へ第5回目の運転指令信号を送信する。この指令
信号を受信したプレスコントローラ14は、スライド2
5を上死点で停止させる。このスライド25が上死点へ
復帰する途中で、メカニカルフィーダー2はクランク軸
17に連動して送給動作を行ない、材料18の先端部は
最終の加工位置の更に先方へ送られて停止する(図6(1
3)参照)。
【0047】以上の説明から明らかなように、本実施例
による材料自動挿入方法は、 1) ストッパー7を作動するとともに強制リリース機構
3及び単独リリース機構5をそれぞれ作動する工程、 2) 材料18の先端部がストッパー7位置手前まで来た
とき、単独リリース機構5を解除するとともにストッパ
ー7を復帰させる工程、 3) 単独フィーダー4を作動及び停止し、材料18の先
端部を最初の加工位置にセットする工程、 4) 最初の加工位置でのプレス加工終了後、単独フィー
ダー4を繰り返し作動及び停止し、材料18の先端部を
第2番目以降の加工位置にプレス加工を挟んで順送りす
る工程、 5) 強制リリース機構3を解除するとともに単独リリー
ス機構5を作動する工程、 の一連の工程からなることを特徴とする。
【0048】従って、本実施例によると、材料を自動挿
入することができるようになり、作業労力の軽減及び作
業時間の短縮化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、新たな材料を金型内の複数加工位置へ挿入す
るための作業労力の軽減及び作業時間の短縮を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る材料自動挿入方法を実施するた
めのシステム図
【図2】同材料自動挿入方法を示す(1) 〜(3) の工程図
【図3】同材料自動挿入方法を示す(4) 〜(6) の工程図
【図4】同材料自動挿入方法を示す(7) 〜(9) の工程図
【図5】同材料自動挿入方法を示す(10)〜(12)の工程図
【図6】同材料自動挿入方法を示す(13)の工程図
【符号の説明】
1 高速プレス機械本体 2 メカニカルフィーダー 3 強制リリース機構 4 単独フィーダー(NCロールフィーダー) 5 単独リリース機構 7 ストッパー 13 制御回路 14 プレスコントローラ 15 金型 16 材料パスライン 18 材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料パスラインに配置されたメカニカル
    フィーダーと、独立駆動の強制リリース機構とを備え、
    前記メカニカルフィーダーはプレス機械本体に連動して
    材料を金型内の複数加工位置へ間欠的に送給し、また、
    前記強制リリース機構は前記メカニカルフィーダーの前
    記送給動作を無効にするよう構成されてなる高速プレス
    機械において、 独立駆動の単独フィーダーと、前記単独フィーダーの単
    独リリース機構と、ストッパーと、制御回路と、プレス
    コントローラとを備え、前記単独フィーダーは前記材料
    パスラインに前記メカニカルフィーダーと隣接して配置
    され、また、前記単独リリース機構は独立駆動され、ま
    た、前記ストッパーは前記材料パスラインの前記単独フ
    ィーダーよりも下流側に配置され、また、前記制御回路
    は前記強制リリース機構、前記単独フィーダー、前記単
    独リリース機構及び前記ストッパーのそれぞれを制御す
    るとともに前記プレスコントローラとの間で送受信する
    よう構成され、また、前記プレスコントローラはプレス
    機械本体の運転を制御するよう構成され、 1) 前記ストッパーを作動するとともに前記強制リリー
    ス機構及び前記単独リリース機構をそれぞれ作動する工
    程、 2) 前記材料先端部が前記ストッパー位置手前まで来た
    とき、前記単独リリース機構を解除するとともに前記ス
    トッパーを復帰させる工程、 3) 前記単独フィーダーを作動及び停止し、前記材料先
    端部を最初の加工位置にセットする工程、 4) 前記最初の加工位置でのプレス加工終了後、前記単
    独フィーダーを繰り返し作動及び停止し、前記材料先端
    部を第2番目以降の加工位置にプレス加工を挟んで順送
    りする工程、 5) 前記強制リリース機構を解除するとともに前記単独
    リリース機構を作動する工程、 の一連の工程からなることを特徴とする高速プレス機械
    の材料自動挿入方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022054503A1 (ja) * 2020-09-10 2022-03-17 昭和アルミニウム缶株式会社 合金板材供給装置および缶成形装置

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WO2022054503A1 (ja) * 2020-09-10 2022-03-17 昭和アルミニウム缶株式会社 合金板材供給装置および缶成形装置
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