JPH05237527A - 熱間圧延の板プロフィル制御方法 - Google Patents
熱間圧延の板プロフィル制御方法Info
- Publication number
- JPH05237527A JPH05237527A JP4044841A JP4484192A JPH05237527A JP H05237527 A JPH05237527 A JP H05237527A JP 4044841 A JP4044841 A JP 4044841A JP 4484192 A JP4484192 A JP 4484192A JP H05237527 A JPH05237527 A JP H05237527A
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- JP
- Japan
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- rolling
- crown
- plate
- schedule
- rolling mill
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 既存の設備で、高精度に板クラウンを制御し
エッジドロップを低減する。 【構成】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列においてエッ
ジドロップを低減させる圧延方法で、仕上圧延機後段に
おけるロールバイト内の圧延材板幅端部近傍の圧延方向
張力を圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲におい
て、より引張側に向かうように仕上圧延機後段のクラウ
ン形状制御装置および／または板クラウンスケジュール
を操作する。また、上記熱間圧延の板プロフィル制御方
法を仕上圧延機最終スタンドのみにおいて行う。
エッジドロップを低減する。 【構成】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列においてエッ
ジドロップを低減させる圧延方法で、仕上圧延機後段に
おけるロールバイト内の圧延材板幅端部近傍の圧延方向
張力を圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲におい
て、より引張側に向かうように仕上圧延機後段のクラウ
ン形状制御装置および／または板クラウンスケジュール
を操作する。また、上記熱間圧延の板プロフィル制御方
法を仕上圧延機最終スタンドのみにおいて行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延における板ク
ラウンの制御に関し、特に、エッジドロップの低減に関
する。
ラウンの制御に関し、特に、エッジドロップの低減に関
する。
【０００２】
【従来技術】熱間連続圧延で圧延材板幅端部近傍におけ
る急激な板厚減少すなわちエッジドロップを減少させる
手段として、たとえば、特開昭５８−２２１６０１号公
報に開示されているように、図７に示すような片台形ロ
ールを上下ワークロールとしこれらをミルセンターを中
心にして点対称にかつロール軸方向に移動可能に配置し
た圧延機において、圧延材板幅端部がロールテーパ部に
かかるように圧延を施し、圧延材板幅端部の板厚を通常
より大きくし（これを以下の説明ではエッジアップと称
する）、ついで最終スタンドで滑らかなロールクラウン
を有する圧延機で圧延を施す方法が知られている。
る急激な板厚減少すなわちエッジドロップを減少させる
手段として、たとえば、特開昭５８−２２１６０１号公
報に開示されているように、図７に示すような片台形ロ
ールを上下ワークロールとしこれらをミルセンターを中
心にして点対称にかつロール軸方向に移動可能に配置し
た圧延機において、圧延材板幅端部がロールテーパ部に
かかるように圧延を施し、圧延材板幅端部の板厚を通常
より大きくし（これを以下の説明ではエッジアップと称
する）、ついで最終スタンドで滑らかなロールクラウン
を有する圧延機で圧延を施す方法が知られている。
【０００３】他方、特開昭６２−４０９０６号公報に
は、図８に示すような仕上最終スタンド直前に設置した
エッジヒータを用いて、圧延材板幅端部を加熱してエッ
ジング圧延を施して圧延材板幅端部をエッジアップさ
せ、ついで最終スタンドで滑らかなロールクラウンを有
する圧延機で圧延を施す方法が提示されている。
は、図８に示すような仕上最終スタンド直前に設置した
エッジヒータを用いて、圧延材板幅端部を加熱してエッ
ジング圧延を施して圧延材板幅端部をエッジアップさ
せ、ついで最終スタンドで滑らかなロールクラウンを有
する圧延機で圧延を施す方法が提示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術によ
る場合、たとえば特開昭５８−２２１６０１号公報に開
示されている技術によるときは、図７に示すような片台
形ロールを上下ワークロールとし、これらをミルセンサ
ーを中心にして点対称に配置し、圧延材板幅端部がロー
ルテーパ部にかかるように圧延を施しエッジアップさせ
ることとなるが、圧延中の蛇行やそれに伴うロールテー
パ部の偏摩耗の影響から、圧延材板幅端部では、エッジ
アップの形状が左右非対称となり、安定したエッジドロ
ップ低減効果を得難いという問題があった。また、この
従来技術を板幅の異なる圧延材に対して適用するとき
は、ロールシフト機構を有する圧延機が必要となること
から、多大な設備投資を必要とする。
る場合、たとえば特開昭５８−２２１６０１号公報に開
示されている技術によるときは、図７に示すような片台
形ロールを上下ワークロールとし、これらをミルセンサ
ーを中心にして点対称に配置し、圧延材板幅端部がロー
ルテーパ部にかかるように圧延を施しエッジアップさせ
ることとなるが、圧延中の蛇行やそれに伴うロールテー
パ部の偏摩耗の影響から、圧延材板幅端部では、エッジ
アップの形状が左右非対称となり、安定したエッジドロ
ップ低減効果を得難いという問題があった。また、この
従来技術を板幅の異なる圧延材に対して適用するとき
は、ロールシフト機構を有する圧延機が必要となること
から、多大な設備投資を必要とする。
【０００５】一方、たとえば特開昭６２−４０９０６号
公報による技術では、図８に示すように最終スタンド直
前に設置したエッジヒータを用いて圧延材板幅端部を加
熱し、ついでエッジング圧延を施し圧延材板幅端部をエ
ッジアップさせることとなるが、エッジング圧延を施す
に際し、圧延材板厚が厚い領域では圧延材板幅端部の材
料は座屈することなくエッジアップ形状を形成する。し
かしながら、圧延材板厚が薄い程、座屈に対して敏感に
なり、さらに、熱間圧延ではこの領域でエッジドロップ
の存在が問題視されている。このことは、エッジング圧
延によるエッジドロップ低減技術が圧延材板厚の薄い領
域において適用し難いということである。また、この従
来技術による場合、エッジヒータおよびエッジング圧延
機等の多大な設備投資を必要とする。
公報による技術では、図８に示すように最終スタンド直
前に設置したエッジヒータを用いて圧延材板幅端部を加
熱し、ついでエッジング圧延を施し圧延材板幅端部をエ
ッジアップさせることとなるが、エッジング圧延を施す
に際し、圧延材板厚が厚い領域では圧延材板幅端部の材
料は座屈することなくエッジアップ形状を形成する。し
かしながら、圧延材板厚が薄い程、座屈に対して敏感に
なり、さらに、熱間圧延ではこの領域でエッジドロップ
の存在が問題視されている。このことは、エッジング圧
延によるエッジドロップ低減技術が圧延材板厚の薄い領
域において適用し難いということである。また、この従
来技術による場合、エッジヒータおよびエッジング圧延
機等の多大な設備投資を必要とする。
【０００６】本発明は、以上の従来技術における問題点
を解決し、かつ既存の設備を利用できるため安価で、か
つ高精度に板クラウンを制御しかつエッジドロップを低
減する圧延方法を提供することを目的とする。
を解決し、かつ既存の設備を利用できるため安価で、か
つ高精度に板クラウンを制御しかつエッジドロップを低
減する圧延方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】仕上圧延機後段における
ロールバイト内の圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力を
圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲において、よ
り引張側に向かうように仕上圧延機後段のクラウン形状
制御装置および／または板クラウンスケジュールを操作
して、連続熱間圧延機の仕上圧延機列による圧延材板幅
端部近傍における急激な板厚減少すなわちエッジドロッ
プを低減する。
ロールバイト内の圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力を
圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲において、よ
り引張側に向かうように仕上圧延機後段のクラウン形状
制御装置および／または板クラウンスケジュールを操作
して、連続熱間圧延機の仕上圧延機列による圧延材板幅
端部近傍における急激な板厚減少すなわちエッジドロッ
プを低減する。
【０００８】本発明の好ましい実施例では、この制御を
仕上圧延機最終スタンドのみにおいて行う。
仕上圧延機最終スタンドのみにおいて行う。
【０００９】
【作用】圧延材の板プロフィルは、図６に示すようにボ
ディクラウン領域とエッジドロップ領域に大別され、ボ
ディクラウンは圧延中におけるロールたわみに影響さ
れ、エッジドロップは圧延材板幅端部近傍でのメタルフ
ローおよびロール偏平の弾性回復に影響される。すなわ
ち圧延材の板クラウンを板幅方向全体にわたって低減す
るためには、ボディクラウンを低減することはもとよ
り、圧延材板幅端部におけるエッジドロップをも低減す
ることが不可欠になる。
ディクラウン領域とエッジドロップ領域に大別され、ボ
ディクラウンは圧延中におけるロールたわみに影響さ
れ、エッジドロップは圧延材板幅端部近傍でのメタルフ
ローおよびロール偏平の弾性回復に影響される。すなわ
ち圧延材の板クラウンを板幅方向全体にわたって低減す
るためには、ボディクラウンを低減することはもとよ
り、圧延材板幅端部におけるエッジドロップをも低減す
ることが不可欠になる。
【００１０】発明者らは、圧延材板幅端部近傍における
ロール偏平の弾性回復に起因する急激な板厚減少、すな
わちエッジドロップ現象を把握するために、まず、たと
えば図５に示すように４段圧延機入側において異なる板
クラウン（ボディクラウン）を、該圧延機出側で同一の
ボディクラウンになるように、クラウン形状制御装置を
操作して圧延を施す実験を行なった。その結果、図５に
示すように該圧延機出側におけるエッジドロップの形態
は、入側の板クラウンが大きい程、エッジドロップ量が
小さいことが判明した。
ロール偏平の弾性回復に起因する急激な板厚減少、すな
わちエッジドロップ現象を把握するために、まず、たと
えば図５に示すように４段圧延機入側において異なる板
クラウン（ボディクラウン）を、該圧延機出側で同一の
ボディクラウンになるように、クラウン形状制御装置を
操作して圧延を施す実験を行なった。その結果、図５に
示すように該圧延機出側におけるエッジドロップの形態
は、入側の板クラウンが大きい程、エッジドロップ量が
小さいことが判明した。
【００１１】そこで、発明者らは上記のエッジドロップ
現象を詳細に分析した結果、図５に示すように、該圧延
機入側の板クラウンが大きい程、圧延材板幅端部近傍の
圧延方向張力は、入側の板クラウンが小さいものに比べ
てより引張側に向かうこと、さらにその影響を受け圧延
荷重が圧延材板幅端部近傍で小さくなり、ロール偏平が
小さくなること、つまり、ロール偏平に起因するエッジ
ドロップが小さくなること、を知った。この実験をクラ
ウン比率変化〔（出側板クラウン／出側板厚）−（入側
板クラウン／入側板厚）〕の観点から見た場合、クラウ
ン比率変化の値が小さくなる方、すなわち、より中伸び
側の圧延を行うことによりエッジドロップが小さくなる
ことが分った。
現象を詳細に分析した結果、図５に示すように、該圧延
機入側の板クラウンが大きい程、圧延材板幅端部近傍の
圧延方向張力は、入側の板クラウンが小さいものに比べ
てより引張側に向かうこと、さらにその影響を受け圧延
荷重が圧延材板幅端部近傍で小さくなり、ロール偏平が
小さくなること、つまり、ロール偏平に起因するエッジ
ドロップが小さくなること、を知った。この実験をクラ
ウン比率変化〔（出側板クラウン／出側板厚）−（入側
板クラウン／入側板厚）〕の観点から見た場合、クラウ
ン比率変化の値が小さくなる方、すなわち、より中伸び
側の圧延を行うことによりエッジドロップが小さくなる
ことが分った。
【００１２】また、熱間圧延でのエッジドロップは従来
の知見から当該スタンドのみに影響され、それよりも上
流側のスタンドの影響を受けにくい、つまりエッジドロ
ップの遺伝性が小さいことが分っている。
の知見から当該スタンドのみに影響され、それよりも上
流側のスタンドの影響を受けにくい、つまりエッジドロ
ップの遺伝性が小さいことが分っている。
【００１３】ところで、熱間仕上圧延機列における板ク
ラウンスケジュールは、図４に示すような粗圧延出側の
板クラウンと最終スタンド出側の目標板クラウンから各
スタンドで圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲内
において設定される。しかしながら、その設定には、上
記許容範囲内において選択の自由度が存在する。
ラウンスケジュールは、図４に示すような粗圧延出側の
板クラウンと最終スタンド出側の目標板クラウンから各
スタンドで圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲内
において設定される。しかしながら、その設定には、上
記許容範囲内において選択の自由度が存在する。
【００１４】たとえば、図４に示すように板クラウンス
ケジュール（ａ）では仕上圧延機前段で端伸び側の圧
延、後段で中伸び側の圧延を行うことになり、（ｃ）で
は前段で中伸び側の圧延、後段で端伸び側の圧延を行う
ことになる。さらに、板クラウンスケジュール（ａ）お
よび（ｃ）の間で様々な選択が考えられる。このときの
一般的な板クラウンスケジュールは、図４に示すように
上記許容範囲内で、かつ安全性を考慮して板クラウンス
ケジュール（ａ）と（ｃ）との中心にあたる（ｂ）が採
用されている。
ケジュール（ａ）では仕上圧延機前段で端伸び側の圧
延、後段で中伸び側の圧延を行うことになり、（ｃ）で
は前段で中伸び側の圧延、後段で端伸び側の圧延を行う
ことになる。さらに、板クラウンスケジュール（ａ）お
よび（ｃ）の間で様々な選択が考えられる。このときの
一般的な板クラウンスケジュールは、図４に示すように
上記許容範囲内で、かつ安全性を考慮して板クラウンス
ケジュール（ａ）と（ｃ）との中心にあたる（ｂ）が採
用されている。
【００１５】そこで本発明では、上記エッジドロップに
対する知見、つまり、より中伸び側の圧延を行うことで
エッジドロップが低減すること、エッジドロップの遺伝
性は小さいことから、仕上圧延機後段で中伸び側の圧延
を施す板クラウンスケジュール（ａ）を採用する。本発
明による場合、上記一般的な板クラウンスケジュールに
比べて、仕上圧延機後段でより中伸び側の圧延を行うこ
とから、圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力をより引張
側に向けることとになり、最終スタンド出側でエッジド
ロップを低減し、かつ目標板クラウンに制御することが
できる。
対する知見、つまり、より中伸び側の圧延を行うことで
エッジドロップが低減すること、エッジドロップの遺伝
性は小さいことから、仕上圧延機後段で中伸び側の圧延
を施す板クラウンスケジュール（ａ）を採用する。本発
明による場合、上記一般的な板クラウンスケジュールに
比べて、仕上圧延機後段でより中伸び側の圧延を行うこ
とから、圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力をより引張
側に向けることとになり、最終スタンド出側でエッジド
ロップを低減し、かつ目標板クラウンに制御することが
できる。
【００１６】また、熱間圧延機列において各スタンドで
のクラウン制御能力上、上記板クラウンスケジュールの
選択に自由度が少ない場合、仕上圧延機最終スタンドの
みで、圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲内で、
より中伸び側の圧延を行うようにクラウン形状制御装置
を操作し圧延を施すことでもエッジドロップを低減する
こともできる。また、本発明による場合、既存の４段圧
延機，６段圧延機、および、ペアクロスミル等のクラウ
ン形状制御装置やワークロールシフト機構等を利用して
容易にエッジドロップを低減できる。
のクラウン制御能力上、上記板クラウンスケジュールの
選択に自由度が少ない場合、仕上圧延機最終スタンドの
みで、圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲内で、
より中伸び側の圧延を行うようにクラウン形状制御装置
を操作し圧延を施すことでもエッジドロップを低減する
こともできる。また、本発明による場合、既存の４段圧
延機，６段圧延機、および、ペアクロスミル等のクラウ
ン形状制御装置やワークロールシフト機構等を利用して
容易にエッジドロップを低減できる。
【００１７】
〔実施例１〕連続熱間圧延機列における板クラウンスケ
ジュールは、粗圧延出側の板クラウン（圧延材板幅端部
から７５ｍｍ点）と最終スタンド出側の目標板クラウン
から、一般的には、図２に示したように各スタンドで圧
延作業に支障が出ない板形状の許容範囲を計算し、つい
で圧延作業の安全性を考慮して、その許容範囲内の中
心、圧延スケジュール（ｂ）、を選択することになる。
本発明による場合、圧延作業に支障が出ない板形状の許
容範囲内で、かつ仕上圧延機後段においてより中伸び側
の圧延を行う板クラウンスケジュール（ａ）を選択し、
ついでその板クラウンスケジュールに従って各スタンド
のクラウン制御装置を操作して圧延を施すことになる。
図１には両者の板クラウンスケジュールによる最終スタ
ンド入側および出側の板プロフィルを示す。この結果か
らも明らかであるように、本発明による板クラウンスケ
ジュールを選択すれば、圧延材を最終スタンド出側で目
標板クラウンに制御し、かつエッジドロップを低減する
ことができる。
ジュールは、粗圧延出側の板クラウン（圧延材板幅端部
から７５ｍｍ点）と最終スタンド出側の目標板クラウン
から、一般的には、図２に示したように各スタンドで圧
延作業に支障が出ない板形状の許容範囲を計算し、つい
で圧延作業の安全性を考慮して、その許容範囲内の中
心、圧延スケジュール（ｂ）、を選択することになる。
本発明による場合、圧延作業に支障が出ない板形状の許
容範囲内で、かつ仕上圧延機後段においてより中伸び側
の圧延を行う板クラウンスケジュール（ａ）を選択し、
ついでその板クラウンスケジュールに従って各スタンド
のクラウン制御装置を操作して圧延を施すことになる。
図１には両者の板クラウンスケジュールによる最終スタ
ンド入側および出側の板プロフィルを示す。この結果か
らも明らかであるように、本発明による板クラウンスケ
ジュールを選択すれば、圧延材を最終スタンド出側で目
標板クラウンに制御し、かつエッジドロップを低減する
ことができる。
【００１８】〔実施例２〕仕上圧延機最終スタンドのみ
で圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲を計算し、
ついでその許容範囲内でより中伸び側の圧延を行うよう
にクラウン形状制御装置を操作し圧延を施した。図３に
は最終スタンドで本発明によるクラウン比率変化の値が
符号も含めて操業上可能な範囲内で最小になるような圧
延条件とそれよりも大きい条件とで比較したときの出側
板プロフィルを示す。
で圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲を計算し、
ついでその許容範囲内でより中伸び側の圧延を行うよう
にクラウン形状制御装置を操作し圧延を施した。図３に
は最終スタンドで本発明によるクラウン比率変化の値が
符号も含めて操業上可能な範囲内で最小になるような圧
延条件とそれよりも大きい条件とで比較したときの出側
板プロフィルを示す。
【００１９】この結果からも明らかであるように、本発
明の圧下条件でエッジドロップを低減することができ
る。
明の圧下条件でエッジドロップを低減することができ
る。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、既存設備を利用できる
ことから、高生産下で、かつ実用的なコストで板クラウ
ンを制御し、かつエッジドロップを低減することができ
る。
ことから、高生産下で、かつ実用的なコストで板クラウ
ンを制御し、かつエッジドロップを低減することができ
る。
【図１】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列の最終スタン
ドの側面図である。
ドの側面図である。
【図２】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列の出側板クラ
ウンを示すグラフである。
ウンを示すグラフである。
【図３】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列の最終スタン
ドの側面図である。
ドの側面図である。
【図４】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列の出側板クラ
ウンを示すグラフである。
ウンを示すグラフである。
【図５】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列の入，出側板
クラウン，入側張力，入側板幅，圧延荷重，出側板幅、
およびエッジドロップを示すグラフである。
クラウン，入側張力，入側板幅，圧延荷重，出側板幅、
およびエッジドロップを示すグラフである。
【図６】 熱延板のボディクラウンとエッジドロップの
領域を示すグラフである。
領域を示すグラフである。
【図７】 圧延スタンドにおける熱延板の圧延断面を示
す正面図である。
す正面図である。
【図８】 連続熱間圧延機の仕上圧延機列の、従来のエ
ッジドロップを低減する手段を示す側面図である。
ッジドロップを低減する手段を示す側面図である。
ＢＵＲ：バックアップロ−ル ＥＲ：ワ−クロ−
ル
ル
Claims (2)
- 【請求項１】連続熱間圧延機の仕上圧延機後段における
ロールバイト内の圧延材板幅端部近傍の圧延方向張力
を、圧延作業に支障が出ない板形状の許容範囲において
より引張側に向かうように仕上圧延機後段のクラウン形
状制御装置および／または板クラウンスケジュールを操
作し圧延材板幅端部近傍における急激な板厚減少すなわ
ちエッジドロップを低減させることを特徴とする、熱間
圧延の板プロフィル制御方法。 - 【請求項２】仕上圧延機最終スタンドにおいてのみ、前
記エッジドロップの低減を行うことを特徴とする請求項
１に記載の、熱間圧延の板プロフィル制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4044841A JPH05237527A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 熱間圧延の板プロフィル制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4044841A JPH05237527A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 熱間圧延の板プロフィル制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05237527A true JPH05237527A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12702702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4044841A Pending JPH05237527A (ja) | 1992-03-02 | 1992-03-02 | 熱間圧延の板プロフィル制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05237527A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4893744A (en) * | 1981-12-25 | 1990-01-16 | Akira Takayasu | Lining method using clad pieces and a clad piece for the method |
| CN102248002A (zh) * | 2011-06-09 | 2011-11-23 | 山西太钢不锈钢股份有限公司 | 热轧薄规格带钢尾部轧烂后的处理方法 |
| EP3251763A1 (en) | 2016-06-02 | 2017-12-06 | Primetals Technologies Japan, Ltd. | Strip profile control method of hot finishing tandem rolling mill and hot finishing tandem rolling mill |
| JP2020151739A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 日本製鉄株式会社 | 熱延コイルの製造方法 |
-
1992
- 1992-03-02 JP JP4044841A patent/JPH05237527A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| EP3251763A1 (en) | 2016-06-02 | 2017-12-06 | Primetals Technologies Japan, Ltd. | Strip profile control method of hot finishing tandem rolling mill and hot finishing tandem rolling mill |
| CN107457273A (zh) * | 2016-06-02 | 2017-12-12 | 普锐特冶金技术日本有限公司 | 热连轧精轧机的板形控制方法及热连轧精轧机 |
| CN107457273B (zh) * | 2016-06-02 | 2019-08-02 | 普锐特冶金技术日本有限公司 | 热连轧精轧机的板形控制方法及热连轧精轧机 |
| US10639688B2 (en) | 2016-06-02 | 2020-05-05 | Primetals Technologies Japan, Ltd. | Strip profile control method of hot finishing tandem rolling mill and hot finishing tandem rolling mill |
| JP2020151739A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | 日本製鉄株式会社 | 熱延コイルの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000418 |