JPH05237521A - オンラインロールグラインダ - Google Patents
オンラインロールグラインダInfo
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- JPH05237521A JPH05237521A JP7531592A JP7531592A JPH05237521A JP H05237521 A JPH05237521 A JP H05237521A JP 7531592 A JP7531592 A JP 7531592A JP 7531592 A JP7531592 A JP 7531592A JP H05237521 A JPH05237521 A JP H05237521A
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 砥石で圧延中のワークロールだけでなくバッ
クアップロールも研削できるオンラインロールグライン
ダを提供すること。 【構成】 ワークロール2及びバックアップロール3の
軸方向に移動する移動フレーム23を設け、この移動フ
レーム23を回動用流体圧シリンダ29で回動して両方
のロール2,3に向けて傾けることができるようにし、
両方のロール表面に接近離反することができる押付けフ
レーム33を取付け、その先端に回転駆動される砥石4
4を取付ける。そして、押付けフレーム33を回動する
ことで、ワークロール2とバックアップロール3のいず
れでも砥石44で研削することができ、砥石44を用い
ることで、破損等による交換頻度を少なくし、安価にす
る。
クアップロールも研削できるオンラインロールグライン
ダを提供すること。 【構成】 ワークロール2及びバックアップロール3の
軸方向に移動する移動フレーム23を設け、この移動フ
レーム23を回動用流体圧シリンダ29で回動して両方
のロール2,3に向けて傾けることができるようにし、
両方のロール表面に接近離反することができる押付けフ
レーム33を取付け、その先端に回転駆動される砥石4
4を取付ける。そして、押付けフレーム33を回動する
ことで、ワークロール2とバックアップロール3のいず
れでも砥石44で研削することができ、砥石44を用い
ることで、破損等による交換頻度を少なくし、安価にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧延中の圧延ロール
を研削するオンラインロールグラインダに関し、ワーク
ロールとバックアップロールのいずれでも砥石で研削で
きるようにしたものである。
を研削するオンラインロールグラインダに関し、ワーク
ロールとバックアップロールのいずれでも砥石で研削で
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延設備において、鋼種や板幅など
の圧延スケジュール上の制約を緩和した、いわゆるスケ
ジュールフリー圧延により生産性の向上や省エネルギを
図ることが行われつつある。このようなスケジュールフ
リー圧延を行うために解決しなければならない課題の一
つに、圧延に伴うワークロールやバックアップロールの
摩耗部分の平滑化があり、従来から圧延中にワークロー
ルの研削を行う装置が開発されている。
の圧延スケジュール上の制約を緩和した、いわゆるスケ
ジュールフリー圧延により生産性の向上や省エネルギを
図ることが行われつつある。このようなスケジュールフ
リー圧延を行うために解決しなければならない課題の一
つに、圧延に伴うワークロールやバックアップロールの
摩耗部分の平滑化があり、従来から圧延中にワークロー
ルの研削を行う装置が開発されている。
【0003】圧延中のワークロールを研削する装置の一
つにリールに巻かれた研削ベルトをロール外周に押し付
けるとともに、ロール軸方向に走行させるようにしたも
のがある。 このような研削ベルトを用いることで、ワ
ークロールの非通板部分は勿論、通板部分も研削するこ
とができ、常時適正なロール条件を保持することができ
る。
つにリールに巻かれた研削ベルトをロール外周に押し付
けるとともに、ロール軸方向に走行させるようにしたも
のがある。 このような研削ベルトを用いることで、ワ
ークロールの非通板部分は勿論、通板部分も研削するこ
とができ、常時適正なロール条件を保持することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、研削ベルト
を用いる装置では、研削ベルトが走行する際に蛇行が生
じたり、押付力によっては研削ベルトが破断し易く、リ
ールに巻かれた研削ベルトを交換するのが繁雑で、しか
も高価であるという問題がある。また、従来の研削ベル
トを用いる装置では、圧延ロールのうちワークロールを
研削するものであり、常時適正なロール条件を保持する
には、バックアップロールを研削することも必要となっ
ている。
を用いる装置では、研削ベルトが走行する際に蛇行が生
じたり、押付力によっては研削ベルトが破断し易く、リ
ールに巻かれた研削ベルトを交換するのが繁雑で、しか
も高価であるという問題がある。また、従来の研削ベル
トを用いる装置では、圧延ロールのうちワークロールを
研削するものであり、常時適正なロール条件を保持する
には、バックアップロールを研削することも必要となっ
ている。
【0005】この発明は、かかる従来技術の問題点を解
消し、研削に砥石を用いるようにして安価で交換を容易
にするとともに、ワークロールだけでなくバックアップ
ロールを研削することができるオンラインロールグライ
ンダを提供しようとするものである。
消し、研削に砥石を用いるようにして安価で交換を容易
にするとともに、ワークロールだけでなくバックアップ
ロールを研削することができるオンラインロールグライ
ンダを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のオンラインロ
ールグラインダは、圧延機に組込んだワークロールまた
はバックアップロールを砥石で研削するオンラインロー
ルグラインダにおいて、前記ワークロールおよびバック
アップロールの軸方向に移動可能な移動フレームを設
け、この移動フレームに前記ワークロールまたはバック
アップロールに向けて回動可能かつロール外周面に向け
て接近離反可能な押付けフレームを設け、この押付けフ
レームの先端部に回転駆動される砥石を設けたことを特
徴とするものである。
ールグラインダは、圧延機に組込んだワークロールまた
はバックアップロールを砥石で研削するオンラインロー
ルグラインダにおいて、前記ワークロールおよびバック
アップロールの軸方向に移動可能な移動フレームを設
け、この移動フレームに前記ワークロールまたはバック
アップロールに向けて回動可能かつロール外周面に向け
て接近離反可能な押付けフレームを設け、この押付けフ
レームの先端部に回転駆動される砥石を設けたことを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明のオンラインロールグラインダによれ
ば、ワークロール及びバックアップロールの軸方向に移
動する移動フレームを設け、この移動フレームを回動し
て両方のロールに向けて傾けることができるとともに、
両方のロール表面に接近離反することができる押付けフ
レームを取付け、その先端に回転駆動される砥石を取付
けるようにしており、押付けフレームを回動させること
で、ワークロールとバックアップロールのいずれでも砥
石で研削することができるようにし、砥石を用いること
で、破損等による交換頻度を少なくするようにし、安価
としている。
ば、ワークロール及びバックアップロールの軸方向に移
動する移動フレームを設け、この移動フレームを回動し
て両方のロールに向けて傾けることができるとともに、
両方のロール表面に接近離反することができる押付けフ
レームを取付け、その先端に回転駆動される砥石を取付
けるようにしており、押付けフレームを回動させること
で、ワークロールとバックアップロールのいずれでも砥
石で研削することができるようにし、砥石を用いること
で、破損等による交換頻度を少なくするようにし、安価
としている。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1〜図5はこの発明のオンラインロー
ルグラインダの一実施例にかかる図面であり、上側の圧
延ロール(上ワークロール及び上バックアップロール)
を研削するためのものである。
細に説明する。図1〜図5はこの発明のオンラインロー
ルグラインダの一実施例にかかる図面であり、上側の圧
延ロール(上ワークロール及び上バックアップロール)
を研削するためのものである。
【0009】このオンライロールグラインダ20は、図
1に全体構成を示すように、圧延機1を構成する上ワー
クロール2と上バックアップロール3のいずれかを必要
に応じて被圧延材4の圧延中、常時、砥石で研削するた
めのものであり、圧延機ハウジング5に設置してある。
1に全体構成を示すように、圧延機1を構成する上ワー
クロール2と上バックアップロール3のいずれかを必要
に応じて被圧延材4の圧延中、常時、砥石で研削するた
めのものであり、圧延機ハウジング5に設置してある。
【0010】圧延機ハウジング5に上ワークロール2と
平行に矩形断面のガイドビーム21が固定支持され、ガ
イドビーム21の上面に沿って上ワークロール2と平行
にラック22が取付けてある。このガイドビーム21に
は、周囲を囲むようにライナを介して上下2分割構造の
移動フレーム23が装着され、圧延ロール2,3の軸方
向に移動できるようになっており、ラック22に対応す
る部分は切り欠いてある。
平行に矩形断面のガイドビーム21が固定支持され、ガ
イドビーム21の上面に沿って上ワークロール2と平行
にラック22が取付けてある。このガイドビーム21に
は、周囲を囲むようにライナを介して上下2分割構造の
移動フレーム23が装着され、圧延ロール2,3の軸方
向に移動できるようになっており、ラック22に対応す
る部分は切り欠いてある。
【0011】また、移動フレーム23には、ブラケット
24を介して移動用モータ25が搭載され、先端部のピ
ニオン26がラック22と噛み合うようになっており、
移動用モータ25を駆動することによってラック22上
をピニオン26が転動し、ガイドビーム21に沿って移
動フレーム23を圧延ロール2,3の軸方向に移動する
ことができる。この移動フレーム23の下方には、2つ
の平行なブラケット27が一体に取付けられており、こ
のブラケット27の内側に取付けた圧延ロール2,3の
軸方向と平行な回動軸27aを介して上板と両側板とで
コ字状に形成されたガイド部材28の中間部が回動可能
に取付けてある。そして、このガイド部材28を回動し
てその先端部を上ワークロール2または上バックアップ
ロール3に向けるため、ブラケット27に回動用流体圧
シリンダ29が下向きに取付けられ、そのロッドがピン
でガイド部材28の後端部に連結してある。
24を介して移動用モータ25が搭載され、先端部のピ
ニオン26がラック22と噛み合うようになっており、
移動用モータ25を駆動することによってラック22上
をピニオン26が転動し、ガイドビーム21に沿って移
動フレーム23を圧延ロール2,3の軸方向に移動する
ことができる。この移動フレーム23の下方には、2つ
の平行なブラケット27が一体に取付けられており、こ
のブラケット27の内側に取付けた圧延ロール2,3の
軸方向と平行な回動軸27aを介して上板と両側板とで
コ字状に形成されたガイド部材28の中間部が回動可能
に取付けてある。そして、このガイド部材28を回動し
てその先端部を上ワークロール2または上バックアップ
ロール3に向けるため、ブラケット27に回動用流体圧
シリンダ29が下向きに取付けられ、そのロッドがピン
でガイド部材28の後端部に連結してある。
【0012】これらガイド部材28の両側板の内側に
は、上下に間隔をあけてガイド棒28aが取付けられ、
これらガイド棒28aに沿って往復移動可能にスライド
フレーム30が装着されており、ガイド部材28上に取
付けられた2段式の流体圧シリンダ31のロッドがピン
を介してスライドフレーム30に連結され、圧延ロール
2,3の外周面に対して接近離反できるようにしてあ
る。
は、上下に間隔をあけてガイド棒28aが取付けられ、
これらガイド棒28aに沿って往復移動可能にスライド
フレーム30が装着されており、ガイド部材28上に取
付けられた2段式の流体圧シリンダ31のロッドがピン
を介してスライドフレーム30に連結され、圧延ロール
2,3の外周面に対して接近離反できるようにしてあ
る。
【0013】このスライドフレーム30の軸方向中心部
には、ガイドフレーム32が取付けてある。このガイド
フレーム32には、先端部に平行な側板が突出し、基端
部が円筒状に形成された押付けフレーム33が往復移動
可能に装着されている。
には、ガイドフレーム32が取付けてある。このガイド
フレーム32には、先端部に平行な側板が突出し、基端
部が円筒状に形成された押付けフレーム33が往復移動
可能に装着されている。
【0014】そして、この押付けフレーム33に所定の
押付力を与えるため、ガイドフレーム32の基端部に押
付力調整シリンダ34が取付けられ、そのロッド先端に
ばね座35が取付けられ、このばね座35と押付けフレ
ーム33の円筒部分のばね座36との間にばね37が介
装してある。また、押付けフレーム33とばね座36と
の間にロードセル38が介装され、押付力を検出できる
ようにしてある。
押付力を与えるため、ガイドフレーム32の基端部に押
付力調整シリンダ34が取付けられ、そのロッド先端に
ばね座35が取付けられ、このばね座35と押付けフレ
ーム33の円筒部分のばね座36との間にばね37が介
装してある。また、押付けフレーム33とばね座36と
の間にロードセル38が介装され、押付力を検出できる
ようにしてある。
【0015】このように押付力が調整できる押付けフレ
ーム33の先端部にはグラインダ機構が支持されるよう
になっている。押付けフレーム33の先端部の平行な側
板部分に圧延ロール2,3の軸方向と平行に砥石軸39
の中間部が回転可能に支持され、砥石軸39の後方の押
付けフレーム33の両側に砥石駆動用モータ40が搭載
されており、3つの歯車41,42,43で砥石軸39
を駆動する。
ーム33の先端部にはグラインダ機構が支持されるよう
になっている。押付けフレーム33の先端部の平行な側
板部分に圧延ロール2,3の軸方向と平行に砥石軸39
の中間部が回転可能に支持され、砥石軸39の後方の押
付けフレーム33の両側に砥石駆動用モータ40が搭載
されており、3つの歯車41,42,43で砥石軸39
を駆動する。
【0016】この砥石軸39には、砥石44が取付けら
れるが、この砥石44には、内周部に弾性体で作られた
ブッシュ45が嵌入され、このブッシュ45と砥石軸3
9との間にキーが介挿されて砥石軸39の両側にそれぞ
れ2個の砥石44が取付けられ、両端部のナットで固定
されている。
れるが、この砥石44には、内周部に弾性体で作られた
ブッシュ45が嵌入され、このブッシュ45と砥石軸3
9との間にキーが介挿されて砥石軸39の両側にそれぞ
れ2個の砥石44が取付けられ、両端部のナットで固定
されている。
【0017】なお、図示省略したが、このオンラインロ
ールグラインダ20には、圧延ロール2,3の研削に伴
う研削くずの影響が被圧延材4に及ばないように洗浄装
置が設けられ、水などを噴射して砥石44及び圧延ロー
ル2,3を清浄に保つようになっている。
ールグラインダ20には、圧延ロール2,3の研削に伴
う研削くずの影響が被圧延材4に及ばないように洗浄装
置が設けられ、水などを噴射して砥石44及び圧延ロー
ル2,3を清浄に保つようになっている。
【0018】次に、このオンラインロールグラインダ2
0によるワークロール2とバックアップロール3の研削
について説明する。まず、ワークロール2を研削する場
合について説明すると、圧延状態のワークロール2の軸
方向一端部に移動用モータ25で移動フレーム23を移
動し、押付けフレーム33先端のグラインダ機構の砥石
44が研削開始位置となるように位置調整するととも
に、回動用流体圧シリンダ29でガイド部材28を回動
してスライドフレーム30の軸方向がワークロール2の
ほぼ中心軸方向を向くようにする。次いで、砥石44を
砥石駆動用モータ40によって回転させた状態とし、2
段式流体圧シリンダ34のロッドを伸長させてガイド部
材28に沿ってスライドフレーム30を移動させて砥石
44が支持された押付けフレーム33をワークロール2
の外周面に向かって前進させ、砥石44をワークロール
2の外周面に押し当てて研削を開始する。そして、移動
フレーム23をガイドビーム21に沿って砥石44を移
動しながらワークロール2の軸方向に往復移動させ、ワ
ークロール2の必要なロールプロフィルに応じて研削す
る。
0によるワークロール2とバックアップロール3の研削
について説明する。まず、ワークロール2を研削する場
合について説明すると、圧延状態のワークロール2の軸
方向一端部に移動用モータ25で移動フレーム23を移
動し、押付けフレーム33先端のグラインダ機構の砥石
44が研削開始位置となるように位置調整するととも
に、回動用流体圧シリンダ29でガイド部材28を回動
してスライドフレーム30の軸方向がワークロール2の
ほぼ中心軸方向を向くようにする。次いで、砥石44を
砥石駆動用モータ40によって回転させた状態とし、2
段式流体圧シリンダ34のロッドを伸長させてガイド部
材28に沿ってスライドフレーム30を移動させて砥石
44が支持された押付けフレーム33をワークロール2
の外周面に向かって前進させ、砥石44をワークロール
2の外周面に押し当てて研削を開始する。そして、移動
フレーム23をガイドビーム21に沿って砥石44を移
動しながらワークロール2の軸方向に往復移動させ、ワ
ークロール2の必要なロールプロフィルに応じて研削す
る。
【0019】一方、砥石44のワークロール2への押付
力の調整は、押付力調整シリンダ34を動作させてロッ
ドを伸長、あるいは収縮させることで行い、たとえば、
ロッドを伸長すると、ばね37が縮められて反発力が強
くなって押付力が増大し、ロッドの収縮では、逆に押付
力が減少する。この場合の押付力はロードセル38によ
って検出され、その検出結果を利用することで、適性な
押付力に調整することができる。
力の調整は、押付力調整シリンダ34を動作させてロッ
ドを伸長、あるいは収縮させることで行い、たとえば、
ロッドを伸長すると、ばね37が縮められて反発力が強
くなって押付力が増大し、ロッドの収縮では、逆に押付
力が減少する。この場合の押付力はロードセル38によ
って検出され、その検出結果を利用することで、適性な
押付力に調整することができる。
【0020】また、このオンラインロールグラインダ2
0では、グラインダ機構において、砥石44が弾性体の
ブッシュ45を介して砥石軸39に取付けられるととも
に、押付けフレーム33もガイドフレーム32とばね3
7を介して伸縮方向に緩衝できるようになっているの
で、研削開始時や停止時などに砥石44に加わる衝撃を
吸収し、破損を極力防止できる。さらに、グラインダ機
構において、砥石44が砥石軸39に4個に分割されて
取付けられるとともに、各砥石44の内周部に弾性体の
ブッシュ45が介装されて取付けてあるので、各砥石4
4が砥石軸39に対して傾けることができ、ワークロー
ル2の凹凸などの形状に倣って効率良く研削することが
できる。これにより、ワークロール2に通板部分Aと非
通板部分Bに段差Dが生じた場合にも、段差部分Dも研
削することができ、ワークロール2を最適な状態に保つ
ことができる。
0では、グラインダ機構において、砥石44が弾性体の
ブッシュ45を介して砥石軸39に取付けられるととも
に、押付けフレーム33もガイドフレーム32とばね3
7を介して伸縮方向に緩衝できるようになっているの
で、研削開始時や停止時などに砥石44に加わる衝撃を
吸収し、破損を極力防止できる。さらに、グラインダ機
構において、砥石44が砥石軸39に4個に分割されて
取付けられるとともに、各砥石44の内周部に弾性体の
ブッシュ45が介装されて取付けてあるので、各砥石4
4が砥石軸39に対して傾けることができ、ワークロー
ル2の凹凸などの形状に倣って効率良く研削することが
できる。これにより、ワークロール2に通板部分Aと非
通板部分Bに段差Dが生じた場合にも、段差部分Dも研
削することができ、ワークロール2を最適な状態に保つ
ことができる。
【0021】なお、このグラインダ機構の砥石44の分
割数は、この実施例の4分割に限らず、2分割とした
り、さらに分割数を増すようにしても良い。また、グラ
インダ機構自体も一台とし、ワークロール2の一方側か
ら研削する場合に限らず、圧延ロール2,3の両側にグ
ラインダ機構を設置し、各グラインダ機構の移動量を圧
延ロール2,3の軸方向長さの半分として研削効率を向
上したり、移動量を圧延ロール2,3の軸方向長さ全体
として同一時間で2倍の研削ができるようにし、研削効
率を向上することもできる。
割数は、この実施例の4分割に限らず、2分割とした
り、さらに分割数を増すようにしても良い。また、グラ
インダ機構自体も一台とし、ワークロール2の一方側か
ら研削する場合に限らず、圧延ロール2,3の両側にグ
ラインダ機構を設置し、各グラインダ機構の移動量を圧
延ロール2,3の軸方向長さの半分として研削効率を向
上したり、移動量を圧延ロール2,3の軸方向長さ全体
として同一時間で2倍の研削ができるようにし、研削効
率を向上することもできる。
【0022】一方、このオンラインロールグライダ20
では、砥石44の破損時や摩耗時など、砥石44を交換
する場合には、砥石軸39の両端部のナットを外して砥
石44を取出し、新たな砥石44を装着した後、ナット
を締め着けるようにすることで簡単に砥石44の交換が
できる。
では、砥石44の破損時や摩耗時など、砥石44を交換
する場合には、砥石軸39の両端部のナットを外して砥
石44を取出し、新たな砥石44を装着した後、ナット
を締め着けるようにすることで簡単に砥石44の交換が
できる。
【0023】次に、バックアップロール3を研削する場
合について説明すると、圧延状態のバックアップロール
3の軸方向一端部に移動用モータ25で移動フレーム2
3を移動し、押付けフレーム33先端のグラインダ機構
の砥石44が研削開始位置となるように位置調整すると
ともに、回動用流体圧シリンダ29でガイド部材28を
回動してスライドフレーム30の軸方向がワークロール
2のほぼ中心軸方向からバックアップロール3のほぼ中
心軸方向を向くように回動する。
合について説明すると、圧延状態のバックアップロール
3の軸方向一端部に移動用モータ25で移動フレーム2
3を移動し、押付けフレーム33先端のグラインダ機構
の砥石44が研削開始位置となるように位置調整すると
ともに、回動用流体圧シリンダ29でガイド部材28を
回動してスライドフレーム30の軸方向がワークロール
2のほぼ中心軸方向からバックアップロール3のほぼ中
心軸方向を向くように回動する。
【0024】このガイド部材28を回動する場合には、
圧延機1の各部との干渉を防止するように、2段式流体
圧シリンダ29のロッドを収縮させてガイドフレーム3
2をスライドフレーム30内に収納した状態にするとと
もに、押付けフレーム33も押付力調整シリンダ34の
ロッドを収縮させて砥石44が引っ込んだ状態にして行
う。
圧延機1の各部との干渉を防止するように、2段式流体
圧シリンダ29のロッドを収縮させてガイドフレーム3
2をスライドフレーム30内に収納した状態にするとと
もに、押付けフレーム33も押付力調整シリンダ34の
ロッドを収縮させて砥石44が引っ込んだ状態にして行
う。
【0025】こうしてガイドフレーム32がバックアッ
プロール3のほぼ中心軸方向を向くように回動された後
は、既に説明したワークロール2の研削の場合と同様の
手順にしたがってバックアップロール3を所定のロール
プロフィルに研削するようにすれば良いので、その説明
は省略する。
プロール3のほぼ中心軸方向を向くように回動された後
は、既に説明したワークロール2の研削の場合と同様の
手順にしたがってバックアップロール3を所定のロール
プロフィルに研削するようにすれば良いので、その説明
は省略する。
【0026】このようにガイド部材28ごと回動するこ
とができるので、砥石44をワークロール2の外周面の
みならず、バックアップロール3の外周面にも押し当て
ることができ、いずれの圧延ロール2,3も研削するこ
とができる。
とができるので、砥石44をワークロール2の外周面の
みならず、バックアップロール3の外周面にも押し当て
ることができ、いずれの圧延ロール2,3も研削するこ
とができる。
【0027】なお、上記実施例では、上ワークロールと
上バックアップロールを研削するオンラインロールグラ
インダについて説明したが、下ワークロールと下バック
アップロールを研削するオンラインロールグラインダに
ついても同様に構成することで対応することができる。
上バックアップロールを研削するオンラインロールグラ
インダについて説明したが、下ワークロールと下バック
アップロールを研削するオンラインロールグラインダに
ついても同様に構成することで対応することができる。
【0028】また、この発明は上記実施例で説明した砥
石の圧延ロールの軸方向への移動機構や圧延ロール表面
への接近離反機構など実施例機構に限らず、他の形式で
あっても良い。さらに、この発明の要旨を変更しない範
囲で各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
石の圧延ロールの軸方向への移動機構や圧延ロール表面
への接近離反機構など実施例機構に限らず、他の形式で
あっても良い。さらに、この発明の要旨を変更しない範
囲で各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たように、この発明のオンラインロールグラインダによ
れば、ワークロール及びバックアップロールの軸方向に
移動する移動フレームを設け、この移動フレームを回動
して両方のロールに向けて傾けることができるととも
に、両方のロール表面に接近離反することができる押付
けフレームを取付け、その先端に回転駆動される砥石を
取付けるようにしたので、押付けフレームを回動させる
ことで、ワークロールとバックアップロールのいずれも
砥石で研削することができ、砥石を用いることで、破損
等による交換頻度を少なくするようにし、安価にでき
る。
たように、この発明のオンラインロールグラインダによ
れば、ワークロール及びバックアップロールの軸方向に
移動する移動フレームを設け、この移動フレームを回動
して両方のロールに向けて傾けることができるととも
に、両方のロール表面に接近離反することができる押付
けフレームを取付け、その先端に回転駆動される砥石を
取付けるようにしたので、押付けフレームを回動させる
ことで、ワークロールとバックアップロールのいずれも
砥石で研削することができ、砥石を用いることで、破損
等による交換頻度を少なくするようにし、安価にでき
る。
【0030】したがって、砥石によって、常にワークロ
ール及びバックアップロールの表面を平滑な状態に研削
することができ、品質の良い圧延製品を得ることができ
る。
ール及びバックアップロールの表面を平滑な状態に研削
することができ、品質の良い圧延製品を得ることができ
る。
【図1】この発明のオンラインロールグラインダの一実
施例の縦断面図である。
施例の縦断面図である。
【図2】この発明のオンラインロールグラインダの一実
施例にかかる図1のA−A矢視図である。
施例にかかる図1のA−A矢視図である。
【図3】この発明のオンラインロールグラインダの一実
施例にかかる図1のB−B矢視図である。
施例にかかる図1のB−B矢視図である。
【図4】この発明のオンラインロールグラインダの一実
施例の砥石部分の平断面図である。
施例の砥石部分の平断面図である。
【図5】この発明のオンラインロールグラインダの一実
施例にかかる図2中のC−C矢視図である。
施例にかかる図2中のC−C矢視図である。
2 ワークロール 3 バックアップロール 4 被圧延材 5 圧延機ハウジング 20 オンラインロールグラインダ 21 ガイドビーム 23 移動フレーム 28 ガイド部材 30 スライドフレーム 33 押付けフレーム 39 砥石軸 44 砥石 45 ブッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽家 幹雄 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 弓手 崇生 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 圧延機に組込んだワークロールまたはバ
ックアップロールを砥石で研削するオンラインロールグ
ラインダにおいて、前記ワークロールおよびバックアッ
プロールの軸方向に移動可能な移動フレームを設け、こ
の移動フレームに前記ワークロールまたはバックアップ
ロールに向けて回動可能かつロール外周面に向けて接近
離反可能な押付けフレームを設け、この押付けフレーム
の先端部に回転駆動される砥石を設けたことを特徴とす
るオンラインロールグラインダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7531592A JPH05237521A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | オンラインロールグラインダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7531592A JPH05237521A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | オンラインロールグラインダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237521A true JPH05237521A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=13572705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7531592A Pending JPH05237521A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | オンラインロールグラインダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05237521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100950943B1 (ko) * | 2007-12-28 | 2010-04-01 | 주식회사 포스코 | 롤 연마 장치 |
JP2010149257A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Nordson Corp | ロール研磨方法 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP7531592A patent/JPH05237521A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100950943B1 (ko) * | 2007-12-28 | 2010-04-01 | 주식회사 포스코 | 롤 연마 장치 |
JP2010149257A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Nordson Corp | ロール研磨方法 |
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