JPH0523692U

JPH0523692U - リモコン送信機用壁掛けケース

Info

Publication number: JPH0523692U
Application number: JP9548191U
Authority: JP
Inventors: 明久佐藤; 政憲石塚; 友照森; 信良油川; 寿秋渡辺
Original assignee: 日立照明株式会社
Priority date: 1991-09-06
Filing date: 1991-09-06
Publication date: 1993-03-26

Abstract

(57)【要約】【構成】壁掛けケース８にリモコン送信機６Ｃを収納
し、壁掛けケース８はケース本体９、取付穴１０Ａ、及
びケース本体９の上部に平板形反射部１１より構成さ
れ、合成樹脂で一体成形する。【効果】赤外線応用のリモコン方式により光源の点滅操
作を行う照明器具で、リモコン送信機を壁掛けケースに
収納し、壁に取付けたままの状態で、照明器具の点滅操
作ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、リモコン機能付天井取付形照明器具における、リモコン送信機の壁掛けケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のリモコン送信機用壁掛けケースは壁面に取付け、リモコン送信機を紛失しないようにすることを目的としており、リモコン送信機を収納するだけの機能しか備えておらず壁掛けケースにリモコン送信機を収納した状態では、その取付位置によりリモコン送信機を操作し、赤外線を発信しても、所定の照明器具の点滅操作が困難なものが殆どである。一方、壁掛けした場合でも操作できる送信機は、送信機内の発信部を複数個設け、発信部の向きをそれぞれ別々の向きに向け、赤外線の発信方向を複数方向に向くように考慮したものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術では、リモコン送信機を壁掛けケースに収納した状態で操作するという点の考慮がされておらず、リモコン送信機より発信される赤外線が照明器具方向へ送信されないため、リモコン操作に対応した照明器具を点滅操作が困難であるという問題がある。また、発信部を複数個備える場合は、リモコン送信機のコストが高くなる問題がある。本考案の目的は、リモコン送信機を壁掛けケースに収納し壁付けした状態でもリモコン送信機より発信された赤外線が、照明器具方向へ送信されるようにすることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は送信機ケース上部に赤外線を反射させる反射部を設けた。

【０００５】

【作用】

送信機ケース上部に赤外線の反射部を設けることにより、リモコン送信機を壁掛けケースに収納し壁付けした状態で操作した場合、送信部より発信された赤外線が、赤外線の反射部により反射され、照明器具方向へ送信され、照明器具の点滅操作ができる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図１ないし図５により説明する。図２に示すように、天井より吊具１により吊り下げられた照明器具は、本体２と透光カバー３により構成され、透光カバー３の内面には、光源及び、リモコン受信機４が内蔵されている。また、リモコン送信機６Ａは、照明器具とは分離され、通常、操作する人の手もとよりＡのように照明器具に向け、赤外線を発信することにより、照明器具の点滅操作を行う。しかし、リモコン送信機を室内に放置した場合、必要なときに見つからなかったり、紛失したりすると照明器具の操作ができなくなる。このため、Ｂのように、部屋の出入口近くの壁に壁掛けケース７を固定し、それに収納するようにすれば紛失を防ぐことができる。この場合、壁掛けケース７に入れたまま送信機６Ｂを操作しても、赤外線は直上に発信されるため、照明器具の受信機４には届きにくいのが一般的である。そこで、壁掛けケースの上端部に、赤外線を反射し照明器具の方向に向くような角度を設けた、反射部を設けた。図１は、壁掛けケース８にリモコン送信機６Ｃを収納した状態の斜視図で、壁掛けケース８はケース本体９、取付穴１０Ａ、及び、ケース本体９上部に、平板形反射部１１より構成され、合成樹脂で一体成形できる。リモコン送信機６Ｃの押しボタン１２，１３等を押して操作することにより送信部１４より発信される赤外線は、平板形反射部１１を介して照明器具方向へ送信され、照明器具が点滅操作できる。なお、反射部が一方向のみの角度では、照明器具からの距離や、壁掛けケースの取付高さにより、角度が変化するため、次の応用例も考案した。図３は、壁掛けケースの部分斜視図で、ケース本体、取付穴１０Ｂ、回動自在なジョイント１５、及び、平板形反射部１６をケース本体上部に取付け、壁掛けケースを構成している。平板形反射部１６が前後自由に動くため、壁掛けケースの取付高さに関係なく反射部１６の角度を調節することによってリモコン送信機より発信される赤外線は、平板形反射部１６を介して、照明器具方向へ送信され、照明器具が点滅操作できる。図４は、壁掛けケースにリモコン送信機を収納した状態の部分斜視図で、ケース本体、取付穴回動自在なジョイント１７、及び、多段形反射部１８より構成される。リモコン送信機より発信される赤外線は、多段形反射部１８を介すことにより、広範囲の角度にわたり反射するので、赤外線の一部が、壁掛けケースの取付位置に関係なく、照明器具方向へ送信され、照明器具の点滅操作ができる。図５は、壁掛けケースの部分斜視図で、ケース本体、取付穴１０Ｃ、及び、ケース本体上部の反射部に赤外線を乱反射させるよう考慮した複数個の凸部１９を一体的に設け、合成樹脂で一体成形される。リモコン送信機より発信される赤外線は、その反射部１９により乱反射し、広範囲の角度にわたり送信されるので、壁掛けケースの取付位置に関係なく、乱反射した赤外線の一部が照明器具方向へ送信され、照明器具の点滅操作ができるものである。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は以上説明したように構成されているので以下に記載されるような効果を奏する。赤外線応用のリモコン方式により光源の点滅操作を行う照明器具で、リモコン送信機を壁掛けケースに収納し、壁に取付けたままの状態で、照明器具の点滅操作ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の斜視図。

【図２】リモコン送信機を使用の説明図。

【図３】本考案の応用例の分解斜視図。

【図４】本考案の他の応用例の分解斜視図。

【図５】本考案の別の応用例の斜視図。

【符号の説明】

５…リモコン点滅方式の照明器具４…受信器６Ａ，６Ｂ，６Ｃ…赤外線リモコン送信機７…壁掛け
ケース９…収納部１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ…取付穴１１…
赤外線反射部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者油川信良茨城県竜ケ崎市若柴町69番地日立照明株式会社竜ケ崎工場内 (72)考案者渡辺寿秋茨城県竜ケ崎市若柴町69番地日立照明株式会社竜ケ崎工場内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】赤外線応用のリモコン方式により光源の
点滅操作を行う照明器具のリモコン送信機用壁掛けケー
スにおいて、壁取付時前記リモコン送信機からの赤外線
が前記照明器具の方向へ反射するような角度を持つ反射
部を送信機収納部の上部に設けたことを特徴とするリモ
コン送信機用壁掛けケース。
【請求項２】請求項１において、反射部を前記送信機
収納部に対し、その角度を自在に変えられるように自動
自在に取付けたリモコン送信機用壁掛けケース。
【請求項３】請求項１において前記リモコン送信機用
壁掛けケースの素材を赤外線の反射効率の良い素材で形
成したもの、又は、反射部表面に金属又は蒸着、メッキ
等により赤外線の反射効率を向上させたリモコン送信機
用壁掛けケース。
【請求項４】請求項１において、前記反射部に、赤外
線を乱反射するような凸部を複数個併設したリモコン送
信機用壁掛けケース。
【請求項５】請求項１において前記反射部を複数個片
に分割し、各々、送信機収納部に対して個別に回動自在
に取付けたリモコン送信機用壁掛けケース。