JPH0816937A - 引掛シーリング式人体検知スイッチ - Google Patents

引掛シーリング式人体検知スイッチ

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Publication number
JPH0816937A
JPH0816937A JP14519194A JP14519194A JPH0816937A JP H0816937 A JPH0816937 A JP H0816937A JP 14519194 A JP14519194 A JP 14519194A JP 14519194 A JP14519194 A JP 14519194A JP H0816937 A JPH0816937 A JP H0816937A
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JP
Japan
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case
load
hook
human body
sensor
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Withdrawn
Application number
JP14519194A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Abe
達也 阿部
Hayao Takeuchi
速雄 竹内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新たな配線施工を必要とせず、電気工事業者で
なくとも容易に取り付けることができる人体検知スイッ
チを提供する。 【構成】検知エリアへの人の侵入を検知するセンサ部4
を備えたケース1の上面に引掛シーリングローゼットに
結合する引掛栓刃2を突設する。ケース1の下面には負
荷側の引掛栓刃に結合可能な引掛形コンセント3を設け
る。引掛栓刃2と引掛形コンセント3との間には引掛栓
刃2に接続された電源から引掛形コンセント3に接続さ
れた負荷への給電を入切するスイッチ要素が挿入され
る。このスイッチ要素はセンサ部4で人が検知されると
オンになる。既設の引掛シーリングローゼットに結合す
るだけで人体検知センサによる負荷制御が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として天井面に配設
され、規定の検知エリア内への人の侵入に応じて負荷を
オン・オフさせるようにした引掛シーリング式人体検知
スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内への人の出入りに応じて
照明負荷や換気扇のような負荷を自動的にオン・オフさ
せるために人体検知スイッチが用いられている。従来の
人体検知スイッチでは、前面側に鍔部を有したケースの
背面側に挟み金具を設け、鍔部を通して挟み金具に螺合
する引締ねじを締め付けることによって、挟み金具を鍔
部に近付けるようにし、鍔部と挟み金具との間で天井パ
ネルを挟持することでケースを天井に固定するものが提
供されていた。また、天井に対して木ねじなどを用いて
直付けする形式のものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の人体検
知スイッチでは、電力線に直接接続することになるもの
であるから、既設の照明負荷などを制御するために人体
検知スイッチを設けようとすれば新たに配線工事が必要
になり、取付施工が面倒であるとともに電気工事の資格
を持つ業者でなければ施工することができないという問
題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、既設の引掛シーリングローゼットを用いた取
付施工を可能とし、もって新たな配線施工を必要とせ
ず、電気工事業者でなくとも容易に取り付けることがで
きるようにした引掛シーリング式人体検知スイッチを提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、規定
の検知エリア内への人の侵入を検知するセンサ部と、電
源と負荷との間に挿入されるスイッチ要素と、センサ部
で人が検知されるとスイッチ要素をオンまたはオフにす
る制御部と、スイッチ要素と制御部とを収納したケース
とを備え、ケースの一面には引掛シーリングローゼット
に係合し引掛シーリングローゼットを介して電力線に電
気的に接続される引掛栓刃が突設され、ケースの他面に
は負荷を接続する負荷接続部が設けられ、上記スイッチ
要素は引掛栓刃と負荷接続部との間に挿入されて成るこ
とを特徴とする。
【0006】請求項2の発明では、上記負荷接続部を負
荷に設けた引掛栓刃が結合可能な引掛形コンセントとし
ている。請求項3の発明では、上記負荷接続部を負荷に
設けたねじ込み式もしくは差込み式の口金を受けるレセ
プタクルとしている。請求項4の発明では、センサ部を
ケースとは異なる場所に配置し接続線を介してケース内
の制御部に接続してある。
【0007】請求項5の発明は、接続線を硬質材でパイ
プ状に形成されたアームに挿通し、アームをケースとセ
ンサ部との距離を可変とする方向に伸縮自在としてあ
る。請求項6の発明では、ケースを、引掛シーリングロ
ーゼットに結合されるボディと、負荷接続部を備え引掛
シーリングローゼットが固定されている面と平行な面内
でボディに対して回転自在なカバーとで構成し、硬質材
でパイプ状に形成したアームに接続線を挿通し、カバー
からアームを引き出している。
【0008】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、引掛シーリン
グローゼットに係合し引掛シーリングローゼットを介し
て電力線に電気的に接続される引掛栓刃をケースの一面
に突設し、かつ負荷を接続する負荷接続部をケースの他
面に設け、人体の検知によってオン・オフされるスイッ
チ要素を引掛栓刃と負荷接続部との間に挿入しているこ
とによって、引掛シーリングローゼットを用いて施工さ
れている既設の照明負荷などであれば、引掛シーリング
ローゼットと照明負荷との接続を一旦外して、引掛シー
リングローゼットにケースの引掛栓刃を結合し、ケース
に設けた負荷接続部に照明負荷などの負荷を接続すれ
ば、負荷を人の出入りに応じて制御することが可能にな
る。このように、単なる器具の着脱のみで人体検知スイ
ッチによる負荷制御が可能になり配線工事を伴わないか
ら、施工が容易であって、しかも電気工事の資格がなく
とも作業を行なうことができ、電気工事業者でなくとも
人体検知スイッチを容易に取り付けることができるので
ある。
【0009】請求項2の発明の構成によれば、負荷接続
部として引掛形コンセントを採用しているから、既設の
負荷が引掛シーリングローゼットを用いているものであ
れば、人体検知スイッチを接続しても引掛シーリングロ
ーゼットと負荷との間に人体検知スイッチが挿入される
点で変更が生じるだけで接続形態には変化が生じないの
である。要するに、従前に使用していた負荷をそのまま
使用することができるのである。
【0010】請求項3の発明の構成によれば、負荷接続
部として負荷に設けたねじ込み式もしくは差込み式の口
金を受けるレセプタクルを採用しているから、ランプの
口金をレセプタクルに挿入することでランプを直付けす
ることができる。たとえば、引掛シーリングローゼット
にレセプタクルを結合してランプを取り付けているよう
な場合において、人体検知スイッチを挿入してレセプタ
クルを取り付けると引掛シーリングローゼットを取り付
けている面からのランプの突出寸法が大きくなって、不
自然な印象を与えたりランプの配光に変化が生じるなど
の不都合が生じるが、ケースにレセプタクルを設けてい
ることで、従前のレセプタクルに代えてケースを取り付
けるようにすれば、これらの不都合をほとんど生じさせ
ることなく人体検知スイッチを設けることができるので
ある。
【0011】請求項4の発明の構成によれば、センサ部
をケースとは異なる場所に配置し接続線を介してケース
に接続しているから、負荷として白熱電球のような照明
負荷を用いる場合に、照明負荷からの熱によるセンサ部
の誤動作を防止することができる。請求項5の発明の構
成では接続線をケースとセンサ部との距離を可変とする
方向に伸縮自在なアームに挿通し、請求項6の発明の構
成では引掛シーリングローゼットに結合されるボディと
負荷接続部を備え引掛シーリングローゼットが固定され
ている面と平行な面内でボディに対して回転自在なカバ
ーとでケースを構成し、接続線を挿通したアームをカバ
ーから引き出しているのであって、いずれの構成もセン
サ部の位置をケースに対して調節可能であるから、ケー
スの取付位置にかかわらずセンサ部の検知エリアの設定
の自由度が高くなる。たとえば、センサ部をケースに設
けている場合には負荷に遮られて検知エリアに死角が生
じるような場合であっても、請求項5ないし請求項6の
発明の構成によれば、所望の検知エリアに負荷による死
角が生じないようにセンサ部を配置することが可能にな
るのである。
【0012】
【実施例】
(実施例1)本実施例では、図1および図2に示すよう
に、ケース1の上面に一対の引掛栓刃2が突設され、ケ
ース1の下面に引掛栓刃を受ける引掛形コンセント3が
形成れた例を示す。また、センサ部4として超音波を利
用して人の存否を検出する形式のものを用いている。
【0013】ケース1は、上面に底を有する有底円筒状
のボディ11と、ボディ11の下面側に被着されるカバ
ー12とにより形成される。カバー12は下面に底を有
する断面円形の有底筒状であって下部には下に向かって
径を縮めるテーパ部が形成される。ボディ11とカバー
12とは、カバー12の下面を通して挿入される一対の
組立ねじ13をボディ11の下面側に突設されたボス1
4に螺合させることによって結合される。ボディ11の
上面には一対の引掛栓刃2が突設される。また、カバー
12の下面には負荷に設けた引掛栓刃が係合する一対の
引掛孔15が開口する。カバー12の内部には引掛孔1
5の周部で引掛栓刃に電気的に接続される接触子(図示
せず)が配設されている。さらに、ボディ11とカバー
12とに跨がる部位でケース1の側面には解除釦16が
進退自在に突出し、天井面に固定された引掛シーリング
ローゼットに結合されているケース1を引掛シーリング
ローゼットから外すときに解除釦16を押すと、引掛シ
ーリングローゼットに対するケース1のロック状態が解
除され、ケース1を天井面と平行な面内で回転させるこ
とができるようにしてある。引掛栓刃2と引掛シーリン
グローゼットとの結合関係および負荷に設けた引掛栓刃
(引掛栓刃2と同形状)と引掛形コンセント3との結合
関係は、従来周知の引掛栓刃と引掛シーリングローゼッ
トとの結合関係と同じである。
【0014】センサ部4は1個の超音波振動子21を備
え、超音波振動子21で送受される超音波はカバー12
のテーパ部に取り付けたホーン22によって指向性を制
御され、またカバー12からの超音波振動子21への雑
音や超音波振動子21の残響を減少させるために、超音
波振動子21の後部を覆うクッション23をカバー12
内に設けてある。ここで、ホーン22はケース1側の端
部に取付突起22aを備え、カバー12に形成された取
付孔12aの周部に取付突起22aを係着することによ
って、ケース1に対して首振り可能となるように取着さ
れている。したがって、超音波振動子21の指向方向を
ホーン22の向きである程度調節できるようになってい
る。超音波振動子21はケース1に納装された回路基板
5に接続される。この回路基板5には、リード線24を
介して引掛栓刃2が接続され、またリード線25を介し
て引掛形コンセント3の接触子(図示せず)が接続され
る。
【0015】回路基板5には、図3に破線で囲んだ部位
の回路が実装される。図3では超音波振動子21を複数
個記載しているが、互いに並列接続されているから1個
の超音波振動子21でも同様の回路構成になる。すなわ
ち、回路基板5に実装されている回路は、超音波のドッ
プラ効果を利用して移動する物体を検知するようにした
回路であって、超音波振動子21を一定の周波数で駆動
して一定周波数の超音波を連続的に送波させる発振部3
1と、物体での反射波が発振部31から出力されている
周波数に対してドップラ効果によって偏移したときに周
波数偏移成分を抽出するドップラ信号処理部32とを備
える。移動物体による反射波は物体の移動に応じて周波
数変調されたとみなすことができるから、ドップラ信号
処理部32では変調信号を検出し、物体の移動の程度に
応じた出力を発生するのである。この出力を増巾部33
で増巾した後に制御部30に入力する。制御部30はマ
イクロコンピュータなどで構成され、ドップラ信号処理
部32からの出力によって物体が所定量移動したときに
駆動部34を介してスイッチ要素7をオンにする。ここ
で、物体の移動の程度を判定するのは風などでカーテン
が揺らいでいるような移動と人の移動とを区別するため
であり、カーテンなどでは一般に往復移動するから同方
向への一定量以上の移動がなく、このことによって人の
移動と区別することが可能である。スイッチ要素7は、
引掛栓刃2と引掛形コンセント3との間に挿入される。
また、スイッチ要素7としてはトライアックのような電
力制御用のスイッチング素子やリレーなどを用いること
ができる。
【0016】制御部30には、タイマ時間設定部35が
接続されており、ドップラ信号処理部32の出力に基づ
いて人が検知されなくなってから一定時間後にスイッチ
ング素子7をオフにすることができるようにしてある。
また、本実施例の人体検知スイッチは照明負荷Lの制御
を対象としているものであって、周囲照度が高いときに
は照明負荷Lの点灯は不要であるから、照度センサ36
によって周囲照度を検出することによって、周囲照度が
高いときには人が検知されてもスイッチ要素7をオフに
保つようにしてある。さらに、発光ダイオードよりなる
動作表示灯37も設けてあり、スイッチ要素7がオンに
なると動作表示灯37も点灯するようにしてある。これ
によって、人が検知されても照明負荷Lが点灯しない場
合に、周囲照度が高いのか照明負荷Lの寿命であるかを
識別できる。また、上述した回路には、引掛栓刃2を通
して給電される商用電源ACを整流、安定化する電源部
38によって電源が供給される。
【0017】上述した構成によって、ホーン22の向き
と感度とによってセンサ部4に設定されている検知エリ
ア内に人が侵入するとスイッチ素子7がオンになり、商
用電源ACから照明負荷Lへの給電がなされ照明負荷L
が点灯するのである。また、人が検知エリアから出ると
タイマ時間設定部35で設定された時間後にスイッチ素
子7がオフになって照明負荷Lが消灯するのである。
【0018】(実施例2)本実施例は、図4および図5
に示すように、2個の超音波振動子21を設けたもので
ある。また、ホーン22は後部にクッションを内蔵して
おり、ホーン22の後面は押さえ板26により閉塞され
る。このホーン22は、カバー12に形成された取付孔
12bを通して内側から挿着され、カバー12に対して
首振りはせず固定的に取り付けられる。このように2個
の超音波振動子21をセンサ部4に用いることによっ
て、検知エリアを広げることが可能になる。なお、3個
以上の超音波振動子21を設けるようにしてもよい。他
の構成および動作は実施例1と同様である。
【0019】(実施例3)本実施例は、図6および図7
に示すように、センサ部4として人体から放射される熱
線を検知する焦電型赤外線センサよりなる熱線センサ4
1を3個用いている。各熱線センサ41の基台は、図7
に示すように、各一対の取付ねじ42を用いてカバー1
2の内側に固定される。また、各熱線センサ41に対応
する部位でカバー12には3個の開口窓43が形成され
ており、各開口窓43にはレンズ44が嵌め込まれる。
レンズ44の両側部にはフック44aが形成されてお
り、開口窓43の周部に形成された凹所43aに凹凸係
合することによってレンズ44がカバー12に取着され
るのである。このレンズ44は熱線センサ41の保護と
ともに熱線センサ41の視野内に感度分布を付与するも
のである。すなわち、焦電型赤外線センサは微分型のセ
ンサであり熱線の変化点しか検出できないから、熱線セ
ンサ41の視野内で人が移動しても人の存在を検出する
のが難しいという問題があり、この点を解消するために
レンズ44を多数レンズの集合体として形成し、視野内
で感度にむらが生じるようにしておくことで、視野内で
人が移動したときに熱線センサ41に入射する熱線量を
変化させるのである。このようなレンズ44を用いるこ
とで、視野内に人がいる間は人を検出し続けることがで
きるのである。
【0020】回路基板5には、図8に破線で示す部分の
回路が実装されている。すなわち、各熱線センサ41の
出力はそれぞれ増巾部51で増巾され、制御部50に入
力される。制御部50ではいずれかの熱線センサ41で
人体からの熱線(熱線の変化)が検出されたとき熱線の
変化量が一定以上であれば駆動部52を通してスイッチ
要素7をオンにする。ここで、熱線の変化は短時間しか
生じないからスイッチ要素7のオンを保つために熱線の
変化時点から一定時間はオン状態を維持し、オン状態を
維持している期間内に再び熱線の変化が検出されるとオ
ン状態を継続するようにしてある。この時間はタイマ時
間設定部53により設定され、人が検知されなくなって
から一定時間後にスイッチ要素7がオフになって照明負
荷Lが消灯するようにしてある。また、実施例1と同様
に周囲照度が高いときにスイッチ要素7をオフに保つた
めに照度センサ54が設けられ、スイッチ要素7をオン
にしたときに点灯する発光ダイオードよりなる動作表示
灯55も設けられる。回路の内部電源は商用電源ACを
電源部56で整流、安定化することで得られる。
【0021】本実施例は、人を検知する方式が異なる点
を除けば基本的な構成は実施例1と同様であって、他の
構成および動作は実施例1と同様である。 (実施例4)本実施例は、熱線センサ41を用いるもの
において、図9および図10に示すように、熱線センサ
41を2個としたものであり、さらにレンズ44として
は熱線センサ41とともに取付ねじ42によってカバー
12に取り付ける形式を採用している。すなわち、実施
例3では開口窓43を矩形状に形成していたが、本実施
例では円形に形成し、かつ開口窓43に対してレンズ4
4を内側から装着してある。このレンズ44は周部に鍔
部44bを備え、この鍔部44bに対して熱線センサ4
1の基台とともに取付ねじ42を挿通し、カバー12に
固定するのである。レンズ44において光が透過する部
位はカバー12に対して外向きに突出する半球状に形成
され、実施例3の構成に比較して視野を広くとることが
できるようにしてある。他の構成は実施例3と同様であ
る。
【0022】(実施例5)本実施例は、図11および図
12に示すように、センサ部4をケース1とは別体に設
けたものであって、このセンサ部4には実施例3と同様
に熱線センサを用いている。センサ部4は、図12に示
すように、センサボディ61とセンサカバー62とで形
成されたケース60に熱線センサ41を納装し、センサ
カバー62にレンズ63を装着した構成を有している。
また、ケース1に納装された回路基板5とセンサ部4と
は接続線8を介して電気的に接続される。接続線8は、
合成樹脂や金属などの硬質材料で中空に形成されたパイ
プ状のアーム64に挿通され、アーム64の長手方向の
各端部はそれぞれ留め金具65と留めねじ66とを用い
てケース1,60に固定される。したがって、本実施例
ではケース1とセンサ部4とはアーム64の長さに規定
された一定距離を保つことになる。
【0023】本実施例の人体検知センサを用いるにあた
っては、図13に示すように、天井面に固定された引掛
シーリングローゼットAに対してケース1の上面に突設
された引掛栓刃2を結合し、ケース1の下面に設けた引
掛型コンセント3に照明負荷Lに設けた引掛プラグBを
結合すればよい。ここで、センサ部4がケース1から離
れて配置されているから、センサ部4をケース1に設け
ている場合に比較すると、照明負荷Lから発生する熱線
の熱線センサ41への入射量を大幅に低減することがで
き、誤動作を低減することができるのである。とくに、
照明負荷Lに白熱電球を用いる場合には発熱量が大きい
から、本実施例の構成が有効である。また、センサ部4
をケース1から離して配置していることによって、熱線
センサ41を1個だけ用いながらも視野内において照明
負荷Lが占める領域を少なくすることができ、実質的に
検知エリアを広げることになる。他の構成および動作は
実施例3と同様である。
【0024】(実施例6)本実施例は、図14および図
15に示すように、ねじ込み式ないし差込み式の円筒状
に形成されたレセプタクル9を実施例1の引掛形コンセ
ント3に代えてケース1の下面に一体に突設したもので
ある。この種のレセプタクル9は、白熱電球やボール形
の蛍光ランプの口金を受けるものであって、この種のラ
ンプを照明負荷Lとしてレセプタクル9に直接接続する
ことで、人体検知スイッチによる照明負荷Lの制御を可
能とするものである。要するに、実施例1では引掛栓刃
を有する負荷を接続するために引掛シーリングローゼッ
トと負荷との間に挿入する形式のものであったが、本実
施例の構成は通常のレセプタクルに代えて引掛シーリン
グローゼットに結合して用いるのである。他の構成およ
び動作は実施例1と同様である。
【0025】(実施例7)本実施例は、図16および図
17に示すように、2個の超音波センサ41を用いると
ともに、ケース1の下面にレセプタクル9を一体に設け
たものである。レセプタクル9は実施例6と同様にラン
プの口金を受けるものであり、他の構成および動作は実
施例2と同様である。
【0026】(実施例8)本実施例は、図18および図
19に示すように、熱線センサ41を3個用いて人を検
知するとともに、ケース1の下面にレセプタクル9を一
体に設けたものである。レセプタクル9は実施例6と同
様にランプの口金を受けるものであり、他の構成および
動作は実施例3と同様である。
【0027】(実施例9)本実施例は、図20および図
21に示すように、熱線センサ41を2個用いて人を検
知するとともに、ケース1の下面にレセプタクル9を一
体に設けたものである。レセプタクル9は実施例6と同
様にランプの口金を受けるものであり、他の構成および
動作は実施例4と同様である。
【0028】(実施例10)本実施例は、図22および
図23に示すように、ケース1から離して設けたセンサ
部4によって人を検知するとともに、ケース1の下面に
レセプタクル9を一体に設けたものである。レセプタク
ル9は実施例6と同様にランプの口金を受けるものであ
り、他の構成および動作は実施例5と同様である。
【0029】本実施例の人体検知センサを用いるには、
図24に示すように、天井面に固定された引掛シーリン
グローゼットAに対してケース1の上面に突設された引
掛栓刃2を結合し、ケース1の下面に設けたレセプタク
ル9に照明負荷Lであるランプをねじ込むか差し込むか
すればよい。センサ部4はケース1から離れて配置され
ているから、センサ部4をケース1に設けている場合に
比較すると、照明負荷Lから発生する熱線の熱線センサ
41への入射量を大幅に低減することができ、誤動作を
低減することができる。また、センサ部4をケース1か
ら離して配置していることによって、熱線センサ41を
1個だけ用いながらも視野内において照明負荷Lが占め
る領域を少なくすることができ、実質的に検知エリアを
広げることになる。
【0030】(実施例11)本実施例では、実施例5に
おけるアーム64に代えて、図25および図26に示す
ように、伸縮自在なアーム67を設けたものであって、
アーム67は径の異なる3種類の中空のパイプ67a〜
67cを順に入れ子状に挿入することによって伸縮でき
るように構成してある。この構成では、ケース1からセ
ンサ部4までの距離を調節することができるから、設定
すべき検知エリアと照明負荷Lとの位置関係に応じてセ
ンサ部4の位置を適宜調節することが可能になる。他の
構成および動作は実施例5と同様である。
【0031】(実施例12)本実施例では、実施例5の
構成について、図27および図28に示すように、ボデ
ィ11に対して水平面内でカバー12を回転可能とした
ものである。カバー12には上方に突出するとともに上
端縁に外鍔17aを有した軸部17を一体に形成してあ
る。また、ボディ11に対して上方から挿通した一対の
保持ねじ18により2枚の回転押さえ板19をそれぞれ
ボディ11に保持してある。回転押さえ板19は、弧状
に形成され軸部17に設けた外鍔17aの下面に当接す
る。すなわち、軸部17を2枚の回転押さえ板19で挟
むことによって、ボディ11に対してカバー12を回転
可能とし、かつ外鍔17aと回転押さえ板19とを互い
に係止することで、ボディ11とカバー12とを結合し
ているのである。アーム64はカバー12に固定され、
カバー12のボディ11に対する回転時にセンサ部4も
ボディ11に対して回転するようにしてある。ここに、
ボディ11は実施例5のボディ11よりも上下方向の寸
法を大きくし、カバー12は実施例5のテーパ部程度の
厚みに形成してある。
【0032】上記構成によれば、アーム64の長さは固
定されているが、カバー12がボディ11に対して回転
可能であって、このカバー12にアーム64を介してセ
ンサ部4が結合されているから、検知エリアと照明負荷
Lとの位置関係に応じてセンサ部4の位置を適宜設定す
ることが可能になるのである。他の構成および動作は実
施例5と同様である。
【0033】(実施例13)本実施例では、図29およ
び図30に示すように、アーム64を用いずに接続線8
を露出させているものであって、この接続線8は可撓性
を有しているから、ケース1の位置にかかわりなく接続
線8の長さの範囲内でセンサ部4を任意の位置に取り付
けることができるのである。他の構成および動作は実施
例5と同様である。
【0034】(実施例14)本実施例は、図31および
図32に示すように、実施例5と同様にアーム64を介
してセンサ部4をケース1とは離れて設ける構成であっ
て、実施例5ではセンサ部4が1個であったのに対し
て、本実施例では3個のセンサ部4を設けてある。各セ
ンサ部4はそれぞれアーム64を介してケース1に接続
され、各アーム64はケース1から互いに異なる方向に
突出している。他の構成および動作は実施例5と同様で
ある。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、引掛シーリングロー
ゼットに係合し引掛シーリングローゼットを介して電力
線に電気的に接続される引掛栓刃をケースの一面に突設
し、かつ負荷を接続する負荷接続部をケースの他面に設
け、人体の検知によってオン・オフされるスイッチ要素
を引掛栓刃と負荷接続部との間に挿入しているので、引
掛シーリングローゼットを用いて施工されている既設の
照明負荷などであれば、引掛シーリングローゼットと照
明負荷との接続を一旦外して、引掛シーリングローゼッ
トにケースの引掛栓刃を結合し、ケースに設けた負荷接
続部に照明負荷などの負荷を接続すれば、負荷を人の出
入りに応じて制御することが可能になるのである。すな
わち、単なる器具の着脱のみで人体検知スイッチによる
負荷制御が可能になり配線工事を伴わないから、施工が
容易であって、しかも電気工事の資格がなくとも作業を
行なうことができ、電気工事業者でなくとも人体検知ス
イッチを容易に取り付けることができるという利点を有
する。
【0036】請求項2の発明は、負荷接続部として引掛
形コンセントを採用しているから、既設の負荷が引掛シ
ーリングローゼットを用いているものであれば、人体検
知スイッチを接続しても引掛シーリングローゼットと負
荷との間に人体検知スイッチが挿入される点で変更が生
じるだけで接続形態には変化が生じないのであり、従前
に使用していた負荷をそのまま使用することができると
いう利点を有する。
【0037】請求項3の発明は、負荷接続部として負荷
に設けたねじ込み式もしくは差込み式の口金を受けるレ
セプタクルを採用しているから、ランプの口金をレセプ
タクルに挿入することでランプを直付けすることができ
るのである。すなわち、ケースにレセプタクルを設けて
いることで、従前のレセプタクルに代えてケースを取り
付けるようにすることで、人体検知スイッチを設けるこ
とができるという利点を有する。
【0038】請求項4の発明は、センサ部をケースとは
異なる場所に配置し接続線を介してケースに接続してい
るから、負荷として白熱電球のような照明負荷を用いる
場合に、照明負荷からの熱によるセンサ部の誤動作を防
止することができるという利点を有する。請求項5およ
び請求項6の発明は、センサ部の位置をケースに対して
調節可能としているから、ケースの取付位置にかかわら
ずセンサ部の検知エリアの設定の自由度が高くなり、所
望の検知エリアと負荷との位置関係に応じて死角が生じ
ないようにセンサ部を配置することが可能になるという
利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図である。
【図2】実施例1を示す分解斜視図である。
【図3】実施例1を示す回路図である。
【図4】実施例2を示す斜視図である。
【図5】実施例2を示す分解斜視図である。
【図6】実施例3を示す斜視図である。
【図7】実施例3を示す分解斜視図である。
【図8】実施例3を示す回路図である。
【図9】実施例4を示す斜視図である。
【図10】実施例4を示す分解斜視図である。
【図11】実施例5を示す斜視図である。
【図12】実施例5を示す分解斜視図である。
【図13】実施例5の使用形態を示す斜視図である。
【図14】実施例6を示す斜視図である。
【図15】実施例6を示す分解斜視図である。
【図16】実施例7を示す斜視図である。
【図17】実施例7を示す分解斜視図である。
【図18】実施例8を示す斜視図である。
【図19】実施例8を示す分解斜視図である。
【図20】実施例9を示す斜視図である。
【図21】実施例9を示す分解斜視図である。
【図22】実施例10を示す斜視図である。
【図23】実施例10を示す分解斜視図である。
【図24】実施例10の使用形態を示す斜視図である。
【図25】実施例11を示す斜視図である。
【図26】実施例11を示す分解斜視図である。
【図27】実施例12を示す斜視図である。
【図28】実施例12を示す分解斜視図である。
【図29】実施例13を示す斜視図である。
【図30】実施例13を示す分解斜視図である。
【図31】実施例14を示す斜視図である。
【図32】実施例14を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 引掛栓刃 3 引掛形コンセント 4 センサ部 7 スイッチ要素 8 接続線 9 レセプタクル 30 制御部 50 制御部 64 アーム 67 アーム A 引掛シーリングローゼット AC 商用電源 B 引掛プラグ L 照明負荷

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規定の検知エリア内への人の侵入を検知
    するセンサ部と、電源と負荷との間に挿入されるスイッ
    チ要素と、センサ部で人が検知されるとスイッチ要素を
    オンまたはオフにする制御部と、スイッチ要素と制御部
    とを収納したケースとを備え、ケースの一面には引掛シ
    ーリングローゼットに係合し引掛シーリングローゼット
    を介して電力線に電気的に接続される引掛栓刃が突設さ
    れ、ケースの他面には負荷を接続する負荷接続部が設け
    られ、上記スイッチ要素は引掛栓刃と負荷接続部との間
    に挿入されて成ることを特徴とする引掛シーリング式人
    体検知スイッチ。
  2. 【請求項2】 上記負荷接続部は負荷に設けた引掛栓刃
    が結合可能な引掛形コンセントであることを特徴とする
    請求項1記載の引掛シーリング式人体検知スイッチ。
  3. 【請求項3】 上記負荷接続部は負荷に設けたねじ込み
    式もしくは差込み式の口金を受けるレセプタクルである
    ことを特徴とする請求項1記載の引掛シーリング式人体
    検知スイッチ。
  4. 【請求項4】 センサ部はケースとは異なる場所に配置
    され接続線を介してケース内の制御部に接続されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の引掛シーリング式人体
    検知スイッチ。
  5. 【請求項5】 上記接続線は硬質材でパイプ状に形成さ
    れたアームに挿通され、アームはケースとセンサ部との
    距離を可変とする方向に伸縮自在であることを特徴とす
    る請求項4記載の引掛シーリング式人体検知スイッチ。
  6. 【請求項6】 ケースは、引掛シーリングローゼットに
    結合されるボディと、負荷接続部を備え引掛シーリング
    ローゼットが固定されている面と平行な面内でボディに
    対して回転自在なカバーとからなり、硬質材でパイプ状
    に形成されたアームに接続線が挿通され、カバーからア
    ームが引き出されて成ることを特徴とする請求項4記載
    の引掛シーリング式人体検知スイッチ。
JP14519194A 1994-06-27 1994-06-27 引掛シーリング式人体検知スイッチ Withdrawn JPH0816937A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006119701A1 (en) * 2005-05-09 2006-11-16 Sze Keun Chan Emergency and alarm lamp with a video camera
JP2010040389A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Panasonic Electric Works Co Ltd 配線器具及び配線器具を用いた給電システム
JP2010060508A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Furukawa Co Ltd 物体測位装置

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